FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 参照 | 環境変数 | 関連ファイル | 新しい機能 (+) | バグ | 制限 | 関連項目 | バージョン | 作者 | 謝辞
TCSH(1)                                                                TCSH(1)



名称
       tcsh  - ファイル名補完とコマンド行編集を追加した C シェル

書式
       tcsh [-bcdefFimnqstvVxX] [-Dname[=value]] [arg ...]
       tcsh -l

解説
       tcsh は、Berkeley UNIX C シェル、csh(1) の機能強化されたものですが、完
       全に互換性があるバージョンです。それは、対話型のログインシェルとシェル
       スクリプトのコマンドプロセッサの両方として使用可能なコマンド言語インタ
       プリタです。それは、コマンド行エディタ (コマンド行エディタを参照)、プロ
       グラム可能な単語の補完 (補完とリストを参照)、スペル訂正 (スペル訂正を参
       照)、ヒストリメカニズム (ヒストリの置換を参照)、ジョブ制御 (ジョブを参
       照) と C に似た構文を含んでいんます。新しい機能セクションは、csh(1) を
       越える tcsh の主要な強化機能を説明しています。このマニュアルを通して、
       ほとんどの csh(1) の実装 (特に 4.4BSD csh) になかった tcsh の機能は、
       `(+)' とラベルが付けられ、csh(1) に存在する機能ですが、通常、文書化され
       ていないものは、`(u)' とラベルが付けられています。

   引数リスト処理
       シェルへの最初の引数 (引数 0) が `-' であるなら、それは、ログインシェル
       です。また、唯一の引数として -l  フラグを付けてシェルを呼び出すことに
       よってログインシェルを指定することができます。

       フラグ引数の残りは、次のように解釈されます:

       -b  これ以上シェル引数がオプションでない引数として扱われる、オプション
           処理を強制的に ``中断'' します。残りの引数は、シェルオプションと解
           釈されません。これは、混乱または可能な言い訳なしでシェルスクリプト
           にオプションを渡すために使用されます。シェルは、このオプションなし
           でセットユーザ ID (set-user-ID) スクリプトを実行しません。

       -c  コマンドは、次の引数 (存在していなければならない、単一の引数でなけ
           ればならない) から読み込まれ、参照のための command シェル変数に格納
           され、実行されます。あらゆる残りの引数は、argv シェル変数に置かれま
           す。

       -d  シェルは、それがログインシェルであるかどうかにかかわらずスタート
           アップとシャットダウンで説明されるように ~/.cshdirs からディレクト
           リスタックをロードします。(+)

       -Dname[=value]
           環境変数 namevalue を設定します。(Domain/OS のみ) (+)

       -e  シェルは、あらゆる呼び出されるコマンドが異常終了するか、または 0 の
           終了ステータスとなるなら、終了します。

       -f  シェルは、あらゆるリソースまたはスタートアップファイルをロードしな
           いか、またはあらゆるコマンドのハッシュを実行し、したがって、より速
           く始まります。

       -F  シェルは、プロセスを spawn する vfork(2) の代わりに fork(2) を使用
           します。

       -i  シェルは、対話型であり、たとえ端末でないと思われても、トップレベル
           の入力のためにプロンプトを出します。シェルは、それらの入力と出力が
           端末であるなら、このオプションなしでも対話型です。

       -l  シェルは、ログインシェルです。-l が、指定された唯一のフラグである場
           合のみ適用可能です。

       -m  シェルは、たとえそれが実効ユーザに属していなくても、~/.tcshrc を
           ロードします。su(1) の新しいバージョンは、-m をシェルに渡すことがで
           きます。(+)

       -n  シェルは、コマンドを解析しますが、それらを実行しません。これは、デ
           バッグのシェルスクリプトで助けとなります。

       -q  シェルは、SIGQUIT (シグナル処理を参照) を受け付け、デバッガのもとで
           使用されるときも動作します。ジョブ制御は、無効にされます。(u)

       -s  コマンド入力は、標準入力から取られます。

       -t  シェルは、入力の 1 行を読み込み、実行します。`\' は、この行の終りで
           改行をエスケープするために使用され、他の行を継続します。

       -v  ヒストリ置換の後にコマンド入力がエコーできるように、verbose シェル
           変数を設定します。

       -x  コマンドが実行の直前にエラーできるように、echo シェル変数を設定しま
           す。

       -V  ~/.tcshrc を実行する前でさえ、verbose シェル変数を設定します。

       -X  -V-v との違いのように、-x との違いです。

       --help
           標準出力にヘルプメッセージを印刷 (表示) して、終了します。(+)

       --version
           標準出力にバージョン/プラットフォーム/コンパイルオプションを印刷
           (表示) して、終了します。また、この情報は、version シェル変数に含ま
           れています。(+)

       フラグ引数の処理の後に、引数が残っていますが、-c, -i, -s または -t オプ
       ションが何も与えられないなら、最初の引数は、コマンドのファイルの名前、
       または実行される ``スクリプト'' として取られます。シェルは、このファイ
       ルをオープンし、`$0' によって予定される再置換のためにその名を保存しま
       す。多くのシステムは、シェルスクリプトがこのシェルとの互換性がない標準
       の version 6 または version 7 のシェルのいずれかを使用するので、シェル
       は、最初の文字が `#' ではないスクリプトを実行するために、そのような `標
       準の' シェルを使用します、すなわち、それは、コメントで始まりません。

       残りの引数は、argv シェル変数に置かれます。

   スタートアップとシャットダウン
       ログインシェルは、システムファイル /etc/csh.cshrc/etc/csh.login か
       らコマンドを実行することによって開始します。次に、ユーザの home ディレ
       クトリの次のファイルからコマンドを実行します: 最初に ~/.tcshrc (+)、ま
       たは、~/.tcshrc が見つからないなら、~/.cshrc、次に ~/.history の内容
       (または histfile シェル変数の値) は、メモリにロードされ、そして
       ~/.login と最後に ~/.cshdirs (または dirsfile シェル変数の値) (+)。シェ
       ルは、そのようにコンパイルされているなら、/etc/csh.cshrc の後でなく前に
       /etc/csh.login を読み込み、~/.tcshrc または ~/.cshrc~/.history の後
       でなく前に ~/.login を読み込むます。version シェル変数を参照してくださ
       い。(+)

       ログインでないシェルは、スタートアップで /etc/csh.cshrc~/.tcshrc ま
       たは ~/.cshrc のみを読み込みます。

       スタートアップファイルの例については、http://tcshrc.sourceforge.net を
       調べてください。

       ログインごとに 1 度だけ実行する必要がある stty(1)tset(1) のようなコ
       マンドは、通常、ユーザの ~/.login に入れます。csh(1)tcsh の両方で同
       じファイルの組みを使用する必要があるユーザは、tcsh 特有のコマンドを使用
       する前に、tcsh シェル変数 (これを参照) の存在をチェックする ~/.cshrc だ
       けを使用することができるか、または ~/.cshrcsource (組み込みコマンド
       を参照) する ~/.cshrc~/.tcshrc の両方を使用することができます。この
       マニュアルの残りは、`~/.tcshrc または ~/.tcshrc が見つからないなら、
       ~/.cshrc' を意味する `~/.tcshrc' を使用します。

       通常の場合に、シェルは、`>' でプロンプトを出し、端末からコマンドを読み
       込み始めます。(引数の処理とコマンドスクリプトを含むファイルを処理する
       シェルの使用は、後で説明されます。) シェルは、入力されたコマンドの行を
       繰り返し読み込み、それを単語に分割し、それをコマンドのヒストリリストに
       置き、それを解析して、行の各コマンドを実行します。

       `logout' または `login' またはシェルの autologout メカニズム
       (autologout シェル変数を参照) によって、空行で `^D' をタイプすることに
       よってログアウトすることができます。ログインシェルが終了するとき、必要
       に応じて、logout シェル変数に `normal' または `automatic' を設定し、次
       にファイル /etc/csh.logout~/.logout からコマンドを実行します。シェ
       ルは、そのようにコンパイルされたなら、ログアウトで DTR を落します。
       version シェル変数を参照してください。

       システムログインとログアウトファイルの名前は、異なった csh(1) の変異型
       との互換性のためにシステムによって代わります。関連ファイルを参照してく
       ださい。

   編集
       最初に、コマンド行エディタを説明します。補完とリストスペル訂正セク
       ションは、エディタコマンドとして実装される 2 組の機能を説明しますが、そ
       れら自身の取り扱いに価値があります。最後に、エディタコマンドは、シェル
       とそれらのデフォルトのバインドに特有のエディタコマンドをリストし、説明
       します。

   コマンド行エディタ (+)
       コマンド行の入力は、emacs(1) または vi(1) で使用されるものに似たキー
       シーケンスを使用して編集することができます。エディタは、対話型のシェル
       のデフォルトである、edit シェル変数が設定されているときのみアクティブで
       す。bindkey 組み込みは、キーバインドを表示して、変更することができま
       す。emacs(1) スタイルのキーバインドは、(シェルがほかにコンパイルされて
       いないなら、version シェル変数を参照) デフォルトで使用されますが、
       bindkey は、キーバインドを vi(1) スタイルのバインディングにまとめて変更
       することができます。

       シェルは、常に (TERMCAP 環境変数で定義される) 矢印キーを、次のようにバ
       インドしています。

           down    (下) down-history
           up      (上) up-history
           left    (左) backward-char
           right   (右) forward-char

       そうしないなら、別の単一文字のバインドを変更します。これらのバインディ
       ングを防止するために、矢印キーのエスケープシーケンスを settc で空の文字
       列に設定することができます。矢印キーのための ANSI/VT100 シーケンスは、
       常にバインドされています。

       他のキーバインドは、大部分、emacs(1)vi(1) のユーザが期待するもので
       あり、bindkey によって容易に表示することができるので、ここでそれらをリ
       ストする必要はありません。同じように、bindkey は、それぞれの短い説明を
       付けてエディタコマンドをリストすることができます。特定のキーバインド
       は、emacs(1) または vi(1)  スタイルのバインディングが使用されているかに
       依存して異なる振る舞いをします。詳細については、vimode を参照してくださ
       い。

       エディタコマンドは、シェルのように ``単語'' と同じ観念がないことに注意
       してください。エディタは、シェル変数 wordchars にないあらゆる非英数字文
       字で単語を区切りますが、一方、シェルが、空白類と字句構造でリストされ
       る、特別な意味がある文字のいくつかだけを認識します。

   補完とリスト (+)
       シェルは、ユニークな省略形が与えられるとき、しばしば単語を補完すること
       ができます。単語の一部 (例えば、`ls /usr/lost') をタイプし、complete-
       word エディタコマンドを実行するためにタブキーに打ちます。シェルは、入力
       バッファの不完全な単語を完全な単語に置き換えて、ファイル名 `/usr/lost'
       を `/usr/lost+found/' に補完します。(端末の `/' と補完は、タイプの入力
       を速くし、成功した補完のビジュアルなインジケータを提供するために、補完
       されたディレクトリの終わりに `/' を追加し、他の補完された単語の終わりに
       空白を追加することに注意してください。addsuffix シェル変数は、これらを
       防ぐために未設定にすることができます。) 一致が見つけられないなら (たぶ
       ん `/usr/lost+found' が存在しません)、端末は、ベルを鳴らします。すでに
       単語が補完されている (たぶん、利用者のシステムに、`/usr/lost' がある
       か、または、たぶん、利用者は、先行きを考えて、全体のものをタイプした)、
       なら、`/' または空白が、まだそこにないなら、終わりに追加されます。

       補完は、単に終わりではなく、行のどこでで動作します。補完されたテキスト
       は、行の残りを右に押し出します。単語の中間の補完は、しばしば、削除され
       る必要があるカーソルの右に文字が残る結果となります。

       コマンドと変数は、ほぼ同じ方法で補完することができます。例えば、emacs
       が、`em' で始まる利用者のシステムの唯一のコマンドであるなら、`em[tab]'
       とタイプすることは、`em' から `emacs' に補完されます。補完は、path のあ
       らゆるディレクトリにコマンドを見つけることができ、またはフルパス名が与
       えられるならば、見つけることができます。`echo $ar[tab]' とタイプするこ
       とは、他の変数が `ar' で始まらないなら、`$ar' から `$argv' に補完されま
       す。

       シェルは、ファイル名、コマンドまたは変数として補完されるべき、利用者が
       補完したい単語かどうか決定するために入力バッファを解析します。バッファ
       と最初の単語と `;', `|', `|&', `&&' または `||' に続く最初の単語は、コ
       マンドであると見なされます。`$' で始まる単語は、変数であると見なされま
       す。他のものは、ファイル名と見なされます。空の行は、ファイル名として
       `補完され' ます。

       利用者は、delete-char-or-list-or-eof エディタコマンドを実行するために、
       `^D' をタイプすることによっていつでも単語の補完の候補をリストすることが
       できます。シェルは、ls-F 組み込みコマンド (これを参照) を使用して補完の
       候補をリストし、プロンプトと終っていないコマンド行を再印刷 (表示) しま
       す、例えば、次の通りです:

           > ls /usr/l[^D]
           lbin/       lib/    local/      lost+found/
           > ls /usr/l

       autolist シェル変数が設定されているなら、シェルは、補完に失敗するときは
       いつでも (もしあるなら) 残りの選択肢をリストします。

           > set autolist
           > nm /usr/lib/libt[tab]
           libtermcap.a@ libtermlib.a@
           > nm /usr/lib/libterm

       autolist が、`ambiguous' に設定されるなら、選択は、補完に失敗したときの
       みリストされ、補完されている単語に新しい文字を追加しません。

       補完されるファイル名は、`~' で短縮された (ファイル名の置換を参照) 利用
       者自身または他人のホームディレクトリと `=' で短縮された (ディレクトリス
       タックの置換を参照) ディレクトリスタックのエントリである、変数を含むこ
       とができます。例えば、次の通りです。

           > ls ~k[^D]
           kahn    kas    kellogg
           > ls ~ke[tab]
           > ls ~kellogg/

       または

           > set local = /usr/local
           > ls $lo[tab]
           > ls $local/[^D]
           bin/ etc/ lib/ man/ src/
           > ls $local/

       また、変数は、expand-variables エディタコマンドで明示的に展開できること
       に注意してください。

       delete-char-or-list-or-eof は、行の終わりだけでリストします。行の中間
       で、カーソルの下の文字を削除し、空行で、ログアウトするか、または
       ignoreeof が設定されるなら、何も行いません。エディタコマンド list-
       choices にバインドされた `M-^D' は、行のどこでも補完の可能性をリスト
       し、list-choices (または、行うか、または削除しない関連するエディタコマ
       ンドのいずれか 1 つは、リストされるか、ログアウトし、delete-char-or-
       list-or-eof の下でリストされます) は、そのように要求されるなら、bindkey
       組み込みコマンドで `^D' にバインドすることができます。

       complete-word-fwdcomplete-word-back エディタコマンド (デフォルトで
       何のキーにもバインドしていない) は、現在の単語をリスト中の次または前の
       単語と置き換えて、可能な補完のリストを通して上下に循環して使用すること
       ができます。

       補完によって無視される接尾辞のリストにシェル変数 fignore を設定すること
       ができます。次を考慮してください:

           > ls
           Makefile    condiments.h~   main.o    side.c
           README    main.c    meal     side.o
           condiments.h    main.c~
           > set fignore = (.o \~)
           > emacs ma[^D]
           main.c   main.c~  main.o
           > emacs ma[tab]
           > emacs main.c

       `main.c~' と `main.o' は、fignore の接尾辞で終わるので、補完によって無
       視されます (が、リストされません)。ファイル名の置換で説明されるように
       home に拡張されることを防ぐために、`\' が、`~' の前に必要であったことに
       注意してください。fignore は、ただ 1 つの補完が可能であるなら、無視され
       ます。

       complete シェル変数が、`enhance' に設定されるなら、補完 1) は、大文字小
       文字の区別を無視し、2) は、ピリオド、ハイフンと下線 (`.', `-' と `_')
       を、単語のセパレータとハイフンと下線と同等であると見なします。次のファ
       イルがあるなら、

           comp.lang.c     comp.lang.perl   comp.std.c++
           comp.lang.c++    comp.std.c

       そして、`mail -f c.l.c[tab]' とタイプすると、`mail -f comp.lang.c' に補
       完され、^D は、`comp.lang.c' と `comp.lang.c++' をリストします。`mail
       -f c..c++[^D]' は、`comp.lang.c++' と `comp.std.c++' をリストします。次
       のディレクトリで、`rm a--file[^D]' をタイプすることは、

           A_silly_file    a-hyphenated-file    another_silly_file

       すべての 3 つのファイルをリストします、なぜなら、大文字小文字は、無視さ
       れ、ハイフンと下線は、同等です。しかしながら、ピリオドは、ハイフンまた
       は下線と同等ではありません。

       complete シェル変数が `Enhance' に設定されるなら、補間は、ユーザが小文
       字またはハイフンをタイプするときのみ、大文字と小文字、ハイフンと下線単
       語のセパレータの間の差を無視します。大文字または下線の入力は、対応する
       小文字またはハイフン単語セパレータと一致しません。前の例のディレクトリ
       で、`rm a--file[^D]' とタイプすることは、まだすべての 3 つのファイルを
       リストしますが、`rm A--file' とタイプすることは、`A_silly_file' のみ一
       致し、`rm a__file[^D]' とタイプすることは、ユーザが大文字または下線文字
       を明示的に使用したので、単に `A_silly_file' と `another_silly_file' に
       一致します。

       補完とリストは、いくつかの他のシェル変数によって影響されます: たとえよ
       り長いタイプがより長い一致の結果となったとしても、最も短いあり得るユ
       ニークな一致で補完するために recexact を設定することができます:

           > ls
           fodder   foo      food     foonly
           > set recexact
           > rm fo[tab]

       単に、ビープ音がなり、`fo' は、`fod' または `foo' に展開できるのです
       が、もう 1 つ `o' をタイプするなら、

           > rm foo[tab]
           > rm foo

       たとえ、`food' と `foonly' も一致しても、補完は、`foo' で完了します。各
       補完を試みる前に、expand-history エディタコマンドを実行するために
       autoexpand を設定することができ、各補完を試みる前に、補完される単語をス
       ペル訂正するために (スペル訂正を参照) autocorrect を設定することがで
       き、`return' (リターン) を打った後に、コマンドを自動的に補完するために
       correct を設定することができます。さまざまな状況でビープ音を鳴らすか、
       鳴らさないかの補完を行うために matchbeep を設定することができ、全くビー
       プ音を鳴らさないようにするために nobeep を設定することができます。それ
       らのディレクトリを stat(2) することから補完メカニズムを防止するために、
       ディレクトリに一致するディレクトリおよびパターンのリストに nostat を設
       定することができます。最初に問い合わせずにリストされる (それぞれ) 項目
       と列の数を制限するために listmaxlistmaxrows を設定することができま
       す。シェルが実行形式だけをリストするために recognize_only_executables
       を設定することができますが、それは、まったく遅くなります。

       最後に、どのようにファイル名、コマンドと変数以外の単語を補完するかを
       シェルに伝えるために、complete 組み込みコマンドを使用することができま
       す。補完とリストは、グロブパターン (ファイル名の置換を参照) で動作しま
       せんが、list-globexpand-glob エディタコマンドは、グロブパターンのた
       めの同等の関数を実行します。

   スペル訂正 (+)
       シェルは、補完してリストするのと同様に、時々ファイル名、コマンドと変数
       名のスペルを訂正することができます。

       個別の単語は、spell-word エディタコマンド (通常、M-s と M-S にバインド
       している) でスペルの修正し、spell-line (通常、M-$ をバインドしている)
       で全体の入力バッファをスペルの修正することができます。correct シェル変
       数は、コマンド名を訂正するために `cmd' に設定することができるか、または
       リターンがタイプされるたびに全体の行を訂正するために `all' に設定するこ
       とができ、各補完が試みられる前に補完された単語を訂正するために
       autocorrect シェル変数を設定することができます。

       スペル訂正が、これらの方法のいずれかで呼び出されるとき、シェルは、コマ
       ンド行のあらゆる部分にミススペルがあると考え、訂正された行でプロンプト
       が出されます:

           > set correct = cmd
           > lz /usr/bin
           CORRECT>ls /usr/bin (y|n|e|a)?

       訂正された行を実行するために `y' または空白を、入力バッファで訂正されて
       いないコマンドを残すために `e' を、あたかも `^C' が打たれたかのようにコ
       マンドをアボートするために `a' を、変更されていないオリジナルの行を実行
       するために、その他を答えることができます。

       スペル訂正は、ユーザ定義の補完を認識します (complete 組み込みコマンドを
       参照)。補完が定義される位置の入力単語が、補完リストの単語と似ているな
       ら、スペル訂正は、ミススペルを登録し、訂正として後の単語を提案します。
       しかしながら、入力された単語がその位置であり得る補完のいずれかとも一致
       しないなら、スペル訂正は、ミススペルを登録しません。

       補完のように、スペル訂正は、行のどこでも動作し、行の残りを右に押し出
       し、カーソルの右に余分の文字を残します。

   エディタコマンド (+)
       `bindkey' は、キーのバインドをリストし、`bindkey -l' は、エディタコマン
       ドをリストし簡単に説明します。新しいか、または特に興味深いエディタコマ
       ンドのみが、ここに説明されます。エディタのキーバインドの説明について
       は、emacs(1)vi(1) を参照してください。

       各コマンドがデフォルトでバインドされる、文字または複数の文字は、括弧内
       に与えられます。`^character' は、制御文字を意味し、`M-character' は、メ
       タキーがない端末で escape-character (エスケープ-文字) とタイプされる、
       メタキャラクタを意味します。大文字小文字は、考慮されますが、デフォルト
       で文字にバインドされるコマンドは、便宜上の小文字と大文字の両方にバイン
       ドされています。

       backward-char (^B, left)
               文字を後ろに戻します。vimode によって修正されたカーソルの振る舞
               い。

       backward-delete-word (M-^H, M-^?)
               現在の単語の始めからカーソルまでカットし - カットバッファに保存
               します。vimode によって修正された単語境界の振る舞い。

       backward-word (M-b, M-B)
               現在の単語の始めに移動します。vimode によって修正された単語境界
               とカーソルの振る舞い。

       beginning-of-line (^A, home)
               行の始めに移動します。vimode によって修正されたカーソルの振る舞
               い。

       capitalize-word (M-c, M-C)
               カーソルから現在の単語の終わりまで文字を大文字にします。vimode
               によって修正された単語境界の振る舞い。

       complete-word (tab)
               補完とリストで説明されるように単語を補完します。

       complete-word-back (バインドなし)
               complete-word-fwd に似ていますが、リストの終わりから上にあがり
               ます。

       complete-word-fwd (バインドなし)
               現在の単語を補完可能なリストの最初の単語と置き換えます。リスト
               を通して、下にさがることを繰り返されます。リストの終わりで、
               ビープ音を鳴らし、補完されない単語に戻ります。

       complete-word-raw (^X-tab)
               complete-word と似ていますが、ユーザ定義の補完を無視します。

       copy-prev-word (M-^_)
               現在の行の前の単語を入力バッファにコピーします。また、insert-
               last-word を参照してください。vimode によって修正された単語境界
               の振る舞い。

       dabbrev-expand (M-/)
               必要であるなら、ヒストリリスト (一度) のまわって、現在の単語が
               先導する部分文字列であるつい最近の先行する単語に現在の単語を展
               開します。あらゆる介在するタイプなしに dabbrev-expand を繰り返
               すことは、history-search-backward に酷似する同一の照合をスキッ
               プして、次の以前の単語などに変更します。

       delete-char (バインドなし)
               カーソルの下の文字を削除します。また、delete-char-or-list-or-
               eof を参照してください。vimode によって修正されたカーソルの振る
               舞い。

       delete-char-or-eof (バインドなし)
               カーソル下に文字があるなら、delete-char を実行し、空行で end-
               of-file を実行します。また、delete-char-or-list-or-eof も参照し
               てください。vimode によって修正されたカーソルの振る舞い。

       delete-char-or-list (バインドなし)
               カーソルの下に文字があるなら、delete-char を行うか、または行の
               終わりで list-choices を行います。また、delete-char-or-list-or-
               eof を参照してください。

       delete-char-or-list-or-eof (^D)
               カーソルの下に文字があるなら、delete-char を行い、行の終わりで
               list-choices を行うか、または空行で end-of-file を行います。ま
               た、それぞれ単一のアクションのみを行い、delete-char-or-eof,
               delete-char-or-listlist-or-eof、それぞれ、3 のうちの異なっ
               た 2 つを出力する、それらの 3 つのコマンドを参照してください。

       delete-word (M-d, M-D)
               カーソルから現在の単語の終わりまでをカットし - カットバッファに
               保存します。vimode によって修正された単語境界の振る舞い。

       down-history (下矢印, ^N)
               up-history に似ていますが、元の入力行で停止して、下降します。

       downcase-word (M-l, M-L)
               カーソルから行の終わりまで小文字にします。vimode によって修正さ
               れた単語境界の振る舞い。

       end-of-file (バインドなし)
               ファイルの終わりのシグナルによって、シェルは、ignoreeof シェル
               変数 (これを参照) が、これを防止するために、設定されないなら、
               終了します。また、delete-char-or-list-or-eof を参照してくださ
               い。

       end-of-line (^E, end)
               カーソルを行の終わりに移動します。vimode によって修正されたカー
               ソルの振る舞い。

       expand-history (M-space)
               現在の単語のヒストリの置換を展開します。ヒストリの置換を参照し
               てください。また、magic-space, toggle-literal-historyautoexpand シェル変数を参照してください。

       expand-glob (^X-*)
               カーソルの左にグロブパターン (glob-pattern) を展開します。ファ
               イル名の置換を参照してください。

       expand-line (バインドなし)
               expand-history に似ていますが、入力バッファの各単語でヒストリの
               置換を展開します。

       expand-variables (^X-$)
               カーソルの左に変数を展開します。変数の置換を参照してください。

       forward-char (^F, right)
               1 文字前方に移動します。vimode によって修正されたカーソルの振る
               舞い。

       forward-word (M-f, M-F)
               現在の単語の終わりから前方に移動します。vimode によって修正され
               た単語境界とカーソルの振る舞い。

       history-search-backward (M-p, M-P)
               カーソルまで入力バッファの現在の内容で始まるコマンドのためにヒ
               ストリリスト通して後方に検索し、入力バッファにそれをコピーしま
               す。検索文字列は、`*', `?', `[]' または `{}' を含んでいるグロブ
               パターン (ファイル名の置換を参照) であるかもしれません。up-
               historydown-history は、ヒストリリストの適切な点から進めま
               す。Emacs モードのみ。また、history-search-forwardi-search-
               back も参照してください。

       history-search-forward (M-n, M-N)
               history-search-backward に似ていますが、前方に検索します。

       i-search-back (バインドなし)
               history-search-backward に似て、後方に検索し、パターンの終わり
               に位置付けられたカーソルとともに最初に一致するものを入力バッ
               ファにコピーし、訳注: 意味不明。追加の文字は、検索を展開するた
               めにタイプされ、i-search-back は、必要であるなら、ヒストリリス
               トを回り込んで、同じパターンで検索し続けるためにタイプされるか
               (i-search-back は、これが動作するために、単一の文字にバインドさ
               れなければなりません)、または次の特殊文字の 1 つが、タイプされ
               ます:

                   ^W      カーソルの下の単語の残りを検索パターンに付け加えま
                           す。
                   delete (または、backward-delete-char にバインドされたあるあ
                   らゆる文字)
                           タイプされた最後の文字の効果を取り消し、適切である
                           なら、文字を検索パターンから削除します。
                   ^G      前の検索が成功していたなら、検索全体をアボートしま
                           す。成功しないなら、最後の成功した検索に戻ります。
                   escape  現在の行を入力バッファに残したまま、検索を終りま
                           す。

               self-insert-command にバインドされていないあらゆる他の文字は、
               現在の行を入力バッファに残したまま、検索を終了して、次に、通常
               の入力として解釈されます。特に、キャリッジリターンによって、現
               在の行が実行されます。また、i-search-fwdhistory-search-
               backward も参照してください。vimode によって修正された単語境界
               の振る舞い。

       i-search-fwd (バインドなし)
               i-search-back に似ていますが、前方に検索します。vimode によって
               修正された単語境界の振る舞い。

       insert-last-word (M-_)
               前の入力行 (`!$') の最後の単語を入力バッファに挿入します。ま
               た、copy-prev-word も参照してください。

       list-choices (M-^D)
               補完とリストで説明されるように補完の可能性をリストします。ま
               た、delete-char-or-list-or-eoflist-choices-raw も参照してく
               ださい。

       list-choices-raw (^X-^D)
               list-choices に似ていますが、ユーザ定義の補完を無視します。

       list-glob (^X-g, ^X-G)
               カーソルの左のグロブパターン (ファイル名の置換を参照) に一致す
               るものを (ls-F 組み込みコマンドによって) リストします。

       list-or-eof (バインドなし)
               空行で list-choices または end-of-file を行います。また、
               delete-char-or-list-or-eof も参照してください。

       magic-space (バインドなし)
               現在の行でヒストリ置換を展開し、expand-history のように、空白を
               挿入します。magic-space は、空白バーにバインドするように設計さ
               れていますが、デフォルトでバインドされていません。

       normalize-command (^X-?)
               PATH の中の現在の単語を検索し、それが見つけられるなら、実行形式
               へのフルパスに置き換えます。特殊文字は、クォートされます。エイ
               リアスは、展開され、クォートされますが、エイリアス内のコマンド
               は、クォートそうではありません。このコマンドは、例えば、dbx' と
               `sh -x' のような引数としてコマンドを取るコマンドで役に立ちま
               す。

       normalize-path (^X-n, ^X-N)
               symlinks シェル変数の設定 `expand' で説明されるように現在の単語
               を展開します。

       overwrite-mode (unbound)
               入力モードと上書きモードの間を切り替えます。

       run-fg-editor (M-^Z)
               現在の入力行を保存し、その最初の単語のファイル名の部分が
               editors シェル変数に見つかる停止しているジョブを検索します。
               editors が設定されていないなら、EDITOR 環境変数 (設定されていな
               いなら、`ed') と VISUAL 環境変数 (設定されていないなら、`vi')
               のファイル名の部分が使用されます。そのようなジョブが見つけられ
               るなら、あたかも `fg %job' がタイプされたかのように、それは、再
               開されます。これは、エディタとシェルの間で交互に容易に切り替え
               るために使用されます。これをいっそう容易にすることができるよう
               に、このコマンドを `^Z' にバインドする人々もいます。

       run-help (M-h, M-H)
               補完ルーチンとして `現在のコマンド' の同じ観念を使用して、現在
               のコマンドで文書を検索し、それを印刷 (表示) します。ページャを
               使用する方法はありません。run-help は、短いヘルプファイルのため
               に設計されています。特別なエイリアス helpcommand が定義されるな
               ら、それは、唯一の引数としてコマンド名で実行されます。ほかに、
               文書は、HPATH 環境変数にリストされたディレクトリの 1 つにあるは
               ずの、command.help, command.1, command.6, command.8 または
               command と名前が付けられたファイルにあるべきです。複数のヘルプ
               ファイルがあるなら、最初のものだけが印刷 (表示) されます。

       self-insert-command (テキスト文字)
               挿入モード (デフォルト) で、カーソルの下の文字の後の入力行にタ
               イプされた文字を挿入します。上書きモードで、カーソルの下の文字
               をタイプされた文字に置き換えます。入力モードは、通常、行の間を
               維持しますが、各行の最初でエディタをそのモードに入れるために、
               `insert' または `overwrite' に inputmode シェル変数を設定するこ
               とができます。また、overwrite-mode も参照してください。

       sequence-lead-in (arrow prefix, meta prefix, ^X)
               次の文字は、multi-key (複数のキー) シーケンスの一部であることを
               示します。コマンドを multi-key シーケンスにバインドすることは、
               次の 2 つのバインドが実際に作成されます: sequence-lead-in への
               最初の文字とコマンドへの全体のシーケンス。sequence-lead-in にバ
               インドされた文字で始まるすべてのシーケンスは、別のコマンドにバ
               インドされていないなら、undefined-key に効果的にバインドされま
               す。

       spell-line (M-$)
               入力バッファの各単語のスペルを訂正を試みます、spell-word に似て
               いますが、最初の文字が `-', `!', `^' または `%' の 1 つ、または
               スイッチ、置換などで問題を避けるために `\', `*' または `?' を含
               んでいる単語を無視します。スペル訂正を参照してください。

       spell-word (M-s, M-S)
               スペル訂正で説明されるように現在の単語のスペル訂正する試みま
               す。パス名に現れる単語の各構成要素をチェックします。

       toggle-literal-history (M-r, M-R)
               入力バッファのヒストリ置換を展開するか `unexpands' (非展開) し
               ます。また、expand-historyautoexpand シェル変数も参照してく
               ださい。

       undefined-key (any unbound key)
               ビープ音。

       up-history (up-arrow, ^P)
               ヒストリリストの前のエントリを入力バッファにコピーします。
               histlit が設定されるなら、エントリのリテラル形式を使用します。
               ヒストリリストを通して上に進めることを繰り返えし、先頭で停止し
               ます。

       upcase-word (M-u, M-U)
               カーソルから現在の単語の終わりまで文字を大文字にします。vimode
               によって修正された単語境界の振る舞い。

       vi-beginning-of-next-word (バインドなし)
               vi は、次の単語の先頭に行きます。vimode によって修正された単語
               境界とカーソルの振る舞い。

       vi-eword (バインドなし)
               vi は、現在の単語の終わりに移動します。vimode によって修正され
               た単語境界の振る舞い。

       vi-search-back (?)
               (history-search-backward のようにグロブパターンである) 検索文字
               列のために `?' をプロンプトに出し、それを検索し、入力バッファに
               それをコピーします。一致が見つからないなら、ベルが、鳴ます。リ
               ターンを打つことは、検索を終了し、入力バッファに最後に一致した
               ものを残します。エスケープを打つことは、検索を終了して、照合を
               実行します。vi モードのみ。

       vi-search-fwd (/)
               vi-search-back に似ていますが、前方に検索します。

       which-command (M-?)
               入力バッファの最初の単語で which (組み込みコマンドの説明を参照)
               を行います。

       yank-pop (M-y)
               yank または別の yank-popの直後に実行するとき、killring (削除リ
               ング) から 1 つ前 (next previous) の文字列で yank された文字列
               を置き換えます。また、これは、killring を回転させる効果があり、
               この文字列は、後の yank コマンドによって、ごく最近 kill (削除)
               されたものと見なされます。yank-pop を繰り返すことは、何回も
               killring (削除リング) を回転します。

   字句構造
       シェルは、空白とタブで入力行を単語に分割します。特殊文字 `&', `|', `;',
       `<', `>', `(' と `)' と二重の文字 `&&', `||', `<<' と `>>' は、常に、そ
       れらが、空白類によって囲まれるかどうかにかかわらず、個別の単語です。

       シェルの入力が端末ではないとき、文字 `#' は、コメントの始まりとされま
       す。各 `#' とそれが現れる入力の残りは、さらなる解析の前に破棄されます。

       特殊文字 (空白またはタブを含む) は、別の単語の一部分にする可能性、バッ
       クスラッシュ (`\') に先行するか、またはシングルクォート (`'')、ダブル
       クォート (`"') またはバッククォート (``') で囲むことによって、その特別
       な意味を抑制します。他にクォートされないとき、`\' に先行する改行は、空
       白と同等ですが、クォートの内側で、このシーケンスは、改行の結果となりま
       す。

       さらに、ヒストリの置換を除いたすべての置換 (下記参照) は、単一のクォー
       トまたは `\' で重大な (複数の) 文字をクォートすることによって、(例え
       ば、それぞれ、変数の置換またはコマンド置換のための `$' または ``') でそ
       れらが現れる、文字列 (または、文字列の部分) を囲むことによって防止する
       ことができます。(エイリアス置換は、例外ではありません: alias が定義され
       た単語のあらゆる文字を何らかの方法でクォートすることは、エイリアスの置
       換を防止します。エイリアスをクォートする通常の方法は、バックスラッシュ
       でそれに先行することです。) ヒストリの置換は、シングルクォートによって
       でななく、バックスラッシュによって防止されます。ダブルクォートまたは
       バッククォートでクォートされた文字列は、変数の置換コマンド置換が行わ
       れますが、他の置換は、防止されます。

       シングルクォートまたはダブルクォートの内側のテキストは、単一の単語 (ま
       たは、それの一部) になります。空白とタブを含む、これらの文字列のメタ
       キャラクタは、個別の単語を形成しません。1 つの特別な場合のみ、(以下の
       マンド置換を参照) ダブルクォートで囲まれる文字列を次の複数の単語の部分
       にすることができます: シングルクォートで囲まれる文字列は、決して行いま
       せん。バッククォートは、特別です: それらは、複数の単語の結果となる、
       マンド置換 (これを参照) を示します。

       複雑な文字列をクォートすることは、特に、それら自体がクォート文字を含ん
       でいる文字列、混乱させるかもしれません。クォートは、人が書き込んだよう
       に使用される必要がないことを覚えていでください!  全体の文字列をクォート
       するのではなく、適切であるなら、そうするために、クォートの異なったタイ
       プを使用して、クォートを必要とする文字列のそれらの部分だけをクォートす
       ることがより容易であるかもしれません。

       backslash_quote シェル変数 (これを参照) は、バックスラッシュで常に `\',
       `'' と `"' をクォートするために設定することができます。(+) これは、複雑
       なクォートの仕事をより容易にしますが、それは、csh(1) スクリプトで構文エ
       ラーを引き起こすかもしれません。

   置換
       今、シェルが、それらが現れる順序の入力で実行する様々変換を説明していま
       す。関係するデータ構造とそれらに影響するコマンドと変数について言及しま
       す。字句構造で説明されるようにクォートすることによって置換を防止するこ
       とができることを覚えておいてください。

   ヒストリの置換
       各コマンド、または端末からの入力、``イベント'' は、ヒストリリストに保存
       されます。前のコマンドは、常に保存され、その多くのコマンドを保存するた
       めの数を history シェル変数を設定することができます。重複するイベントま
       たは連続する重複するイベントを保存しないように histdup シェル変数を設定
       することができます。

       保存されたコマンドは、1 から連続して番号が付けられ、タイムスタンプが付
       けられます。通常、イベント番号を使用する必要はありませんが、現在のイベ
       ント番号は、prompt シェル変数で `!' を置くことによってプロンプトの一部
       にすることができます。

       シェルは、実際に、展開され、リテラル (展開されていない) 形式でヒストリ
       を保存します。histlit シェル変数が設定されるなら、ヒストリを表示して、
       格納するコマンドは、リテラル形式を使用します。

       history 組み込みコマンドは、ファイルを印刷 (表示) して、格納し、いつで
       もヒストリリストを復元して、クリアすることができます、savehisthistfile シェル変数は、ログアウトで自動的にヒストリリストを格納し、ログ
       インでそれを復元するように設定することができます。

       ヒストリ置換は、ヒストリリストから入力ストリームに単語を導入し、コマン
       ドを繰り返すことを容易にし、現在のコマンドの前のコマンドの引数を繰り返
       すか、または少ないタイプと高度の信頼で前のコマンドのスペルの誤りを修正
       します。

       ヒストリ置換は、文字 `!' で始まります。それらは、入力ストリームのどこか
       らでも始めることができますが、それらは、入れ子にしません。`!' は、特別
       な意味を防止するために、`\' を先行することができます。便宜上、`!' は、
       空白、タブ、改行、`=' または `(' が続くとき、変更せずに渡されます。ま
       た、ヒストリ置換は、入力行が `^' で始まるとき、起こります。この特別な短
       縮形は、後で説明されます。ヒストリ置換 (`!' と `^') をシグナルで伝える
       ために使用される文字は、histchars シェル変数を設定することによって変更
       することができます。ヒストリ置換を含んでいるあらゆる入力行は、それが実
       行される前に、印刷 (表示) されます。

       ヒストリ置換は、単語が取られるイベントを示す ``イベント指定''、選択され
       たイベントから特別の単語を選択する ``単語指定子''、および選択された単語
       を操作する ``修飾子'' があります。

       イベント指定は、次のように指定できます。

           n       特定のイベントを参照する、番号。
           -n      現在のイベントの前の n 番目のイベントを参照する、オフセッ
                   ト。
           #       現在のイベント。これは、再帰のチェックがないので、csh(1) で
                   慎重に使用されるべきです。tcsh は、10 レベルの再帰を許可し
                   ています。(+)
           !       前のイベント (`-1' と同等)。
           s       最初の単語が文字列 s で始まるつい最近のイベント。
           ?s?     文字列 s を含んでいるつい最近のイベント。2 番目の `?' は、
                   直後に改行が続いているなら、省略することができます。

       例えば、ちょっとしたあるユーザのヒストリリストを考えます:

            9  8:30    nroff -man wumpus.man
           10  8:31    cp wumpus.man wumpus.man.old
           11  8:36    vi wumpus.man
           12  8:37    diff wumpus.man.old wumpus.man

       コマンドは、それらのイベント番号とタイムスタンプで表示されます。まだタ
       イプしていない現在のイベントは、イベント 13 です。`!11' and `!-2' は、
       イベント 11 を参照します。`!!' は、前のイベント、12 を参照します。`!!'
       は、それに `:' が続いているなら、`!' と短縮することができます (`:' は、
       以下に説明されます)。`!n' は、`n' から始まる、イベント 9 を参照します。
       また、`!?old?' は、`old' を含んでいる、イベント 12 を参照します。単語指
       示子または修飾子なでし、ヒストリ参照は、全体のイベントに単に展開するの
       で、コピーコマンドをやり直すために `!cp' をタイプするか、または `diff'
       の出力が画面の先頭からスクロールして消えるなら、`!!|more' とタイプする
       とよいでしょう。

       ヒストリ参照は、必要であるなら、中括弧でテキストを囲むことで分離するこ
       とができます。例えば、`!vdoc' は、`vdoc' で始まるコマンドを検索し、この
       例で、それを見つけられませんが、`!{v}doc' は、`vi wumpus.mandoc' に明ら
       かに展開します。中括弧の中でさえ、ヒストリ置換は、入れ子になりません。

       (+) csh(1) が展開する間に、例えば、`!3d' は、それに文字 `d' を付けたイ
       ベント 3 ですが、tcsh は、`3d' で始まる最後のイベントにそれを展開しま
       す。完全な数値の引数のみが、イベント番号として扱われます。これは、数値
       で始まるイベントを再呼び出しすることを可能にします。csh(1) のように
       `!3d' を展開するためには、`!{3}d' と記述します。

       イベントから単語を選択するために、`:' によってイベント指定と要求された
       単語のための指定子に従うことができます。入力行の単語は、0 から番号付け
       られ、最初の (通常コマンド) 単語は、0 となり、2 番目の単語 (最初の引数)
       は、1 から、などとなります。基本的な単語の指示子は、次の通りです:

           0       最初の (コマンド) 単語
           n       n 番目の引数
           ^       `1' と同等の最初の引数
           $       最後の引数
           %       ?s? 検索によって一致する単語
           x-y     単語の範囲
           -y      `0-y' と同様
           *       `^-$' と同等ですが、イベントが 1 つの単語のみを含むなら、何
                   も返しません
           x*      `x-$' と同様
           x-      `x*' と同等ですが、最後の単語 (`$') を省略します

       選択された単語は、単一の空白によって区切られたコマンド行に挿入されま
       す。例えば、前の例の `diff' コマンドは、(前のイベントから最初の引数を選
       択するために、`:1' を使用して) `diff !!:1.old !!:1' とタイプするか、ま
       たは `cp' コマンドから引数を選択して、交換するために `diff !-2:2 !-2:1'
       をタイプしています。`diff' の順序を気にしないなら、`diff !-2:1-2' また
       は単に `diff !-2:*' と記述します。`cp' コマンドは、現在のイベントを参照
       するために `#' を使用して、`cp wumpus.man !#:1.old' と書きます。`!n:-
       hurkle.man' は、`nroff -man hurkle.man' を記述する `nroff' コマンドから
       最初の 2 つの単語を再利用します。

       単語識別子からイベント指定を `:' で区切ることは、引数セレクタが `^',
       `$', `*', `%' または `-' で始まるなら、省略することができます。例えば、
       `diff' コマンドは、`diff !!^.old !!^' または同等の `diff !!$.old !!$'
       でした、しかしながら、`!!' が `!' と短縮されるなら、`-' で始める引数セ
       レクタは、イベント指定として解釈されます。

       ヒストリ参照は、単語識別子がありますが、イベント指定はありません。次
       に、それは、前のコマンドを参照します。`diff' 例を続けると、単に、`diff
       !^.old !^' と記述することができるか、またはまさに `diff !*' のように、
       逆の順序で引数を取得することができます。

       ヒストリ参照の (複数の) 単語は、それぞれ `:' が先行する、1 つ以上の修飾
       子でそれに続いて編集するか、または ``修正'' することができます:

           h       先頭を残して、後続するパス名の構成要素を削除します。
           t       末尾を残して、すべての先導するパス名の構成要素を削除しま
                   す。
           r       ルート名を残して、ファイル名の拡張子 `.xxx' を削除します。
           e       拡張子を除いてすべてを削除します。
           u       最初の文字の小文字を大文字にします。
           l       最初の文字の大文字を小文字にします。
           s/l/r/  lr に置換します。l は、有名な ed(1) コマンドの正規表現
                   ではなく、r のような単なる文字列です。あらゆる文字が `/' の
                   代わりにデリミタとして使用できます。lr の内側のデリミタ
                   をクォートするために `\' を使用することができます。r の中の
                   文字 `&' は、l によって置き換えられます。また、`\' は、`&'
                   をクォートできます。l が空 (``'') であるなら、以前の置換の
                   l または以前の検索の s またはイベント指定のイベント番号が使
                   用されます。後続するデリミタは、直ちに改行が続いているな
                   ら、省略されます。
           &       以前の置換を繰り返します。
           g       次の修飾子を各単語に 1 度適用します。
           a (+)   単一の単語にできるだけ何度でも次の修飾子を適用します。修飾
                   子をグローバルに適用するために `a' と `g' をともに使用する
                   ことができます。`s' 修飾子で、あらゆる置換の結果を含んでい
                   るパターンではなく、オリジナルの単語に含まれているパターン
                   だけが置換されます。
           p       新しいコマンド行を印刷 (表示) しまが、それを実行しません。
           q       さらなる置換を防止して、置換された単語をクォートします。
           x       q に似ていますが、単語を空白、タブと改行で分解します。

       修飾子は、(`g' が使用されないなら) 最初の変更可能な単語だけに適用されま
       す。変更可能な単語がなくてもエラーです。

       例えば、`diff' コマンドは、同じ行 (`!#^') の最初の引数から `.old' を削
       除するために `:r' を使用して、`diff wumpus.man.old !#^:r' として書くこ
       とができます。そして `echo hello out there' と記述して、次に、`hello'
       を大文字にするために `echo !*:u' を使用し、大きな声で言うように `echo
       !*:au' を使用し、または実際に叫ぶために `echo !*:agu' を使用します。
       `mail -s "I forgot my password" rot' に続いて、`root' のスペルを修正す
       るために `!:s/rot/root' を行います (しかし、異なったアプローチのために
       スペル訂正を参照してください)。

       置換のために特別な短縮形があります。入力行の最初の文字であるとき、`^'
       は、`!:s^' と同等です。したがって、前の例のスペル訂正を行うために
       `^rot^root' と記述することができます。これは、`!' で明示的に始まらない
       唯一のヒストリ置換です。

       (+) そのような csh で、ただ 1 つの修飾子は、各ヒストリまたは変数の展開
       に適用されます。tcsh で、1 つ以上が使用されます、例えば、次の通りです。

           % mv wumpus.man /usr/man/man1/wumpus.1
           % man !$:t:r
           man wumpus

       csh で、結果は、`wumpus.1:r' となります。コロンに続く置換は、中括弧でそ
       れから分離される必要があります:

           > mv a.out /usr/games/wumpus
           > setenv PATH !$:h:$PATH
           Bad ! modifier: $.
           > setenv PATH !{-2$:h}:$PATH
           setenv PATH /usr/games:/bin:/usr/bin:.

       tcsh が、`$' ではなく 2 番目のコロンの後に、別の修飾子を予期するので、
       csh の最初の試みは、成功しますが、tcsh で失敗します。

       最後に、ちょうど説明された置換によってと同様に、エディタを通してヒスト
       リにアクセスすることができます。up-down-history, history-search-
       backward-forward, i-search-back-fwd, vi-search-back-fwd,
       copy-prev-wordinsert-last-word エディタコマンドは、ヒストリリストの
       イベントを検索し、それらを入力バッファにコピーします。toggle-literal-
       history エディタコマンドは、入力バッファのヒストリ行の展開とリテラル形
       式の間を切り換えます。expand-historyexpand-line は、それぞれ、現在
       の単語と全体の入力バッファでヒストリ置換を展開します。

   エイリアス置換
       シェルは、aliasunalias コマンドによって、設定し、未設定とし、印刷
       (表示) することができる、エイリアスのリスト保守します。コマンド行が、簡
       単なコマンド (コマンドを参照) に解析された後に、各コマンドの最初の単語
       は、それにエイリアスがあるかどうかを確かめるために左から右にチェックさ
       れます。そうであるなら、最初の単語は、エイリアスによって置き換えられま
       す。エイリアスがヒストリの参照を含んでいるなら、あたかもオリジナルのコ
       マンドが前の入力行であったかのようにヒストリの置換 (これを参照) が行わ
       れます。エイリアスがヒストリの参照を含んでいないなら、引数リストは、変
       更されないままとなります。

       したがって、`ls' のためのエイリアスが `ls -l' であったなら、コマンド
       `ls /usr' は、`ls -l /usr' となります、ここで、引数のリストは、影響を受
       けません。`lookup' のためのエイリアスが `grep !^ /etc/passwd' であった
       なら、`lookup bill' は、`grep bill /etc/passwd' となります。エイリアス
       は、パーサ (parser) のメタ構文 (metasyntax) を導入するために使用するこ
       とができます。例えば、`alias print 'pr \!* | lpr'' は、" コマンド "(`
       印刷 ') which その引数をラインプリンタに pr(1) する ``コマンド''
       (`print') を定義しています。

       エイリアス置換は、コマンドの最初の単語がエイリアスがなくなるまで、繰り
       返されます。エイリアス置換が (前の例のように) 最初の単語を変更しないな
       ら、ループを防止するためにフラグを付けられます。他のループは、検出され
       て、エラーを引き起こします。

       いくつかのエイリアスは、シェルによって参照されます。特殊エイリアスを参
       照してください。

   変数の置換
       シェルは、0 個以上の単語のリストを値があるそれぞれの変数のリストを管理
       します。シェル変数の値は、setunset コマンドで表示して、変更すること
       ができます。システムは、``環境'' 変数のそれ自体のリストを保守します。こ
       れらは、printenv, setenvunsetenv で表示して、変更することができま
       す。

       (+) 変数は、`set -r' (これを参照) で読み込み専用にすることができます。
       読み込み専用の変数は、修正できず、未設定にできません。そうすることを試
       みることは、エラーを起こします。いったん読み込み専用にされたら、変数
       は、書き込み可能にすることができないので、`set -r' は、慎重に使用される
       べきです。環境変数は、読み込み専用にすることはできません。

       いくつかの変数は、シェルによって設定されるか、またはそれによって参照さ
       れます。例えば、argv 変数は、シェルの引数リストのイメージであり、この変
       数の値の単語は、特別な方法で参照されます。シェルによって参照される変数
       のいくつかは、トグルで切り替えられます。シェルは、それらが設定されるか
       どうかにかかわらず、それらの値が何であるかを気にしません。例えば、
       verbose 変数は、コマンド入力がエコーされるかをトグルで切り替えられま
       す。-v コマンド行オプションは、この変数を設定します。特別なシェル変数
       は、シェルによって参照されるすべての変数をリストします。

       他の操作は、数値として変数を扱います。`@' コマンドは、実行される数値の
       計算と変数に割り当てられた結果を許可します。しかしながら、変数の値は、
       常に、(0 個以上の) 文字列として表現されます。数値の操作の目的のために、
       空の文字列は、0 であるとみなされ、複数の単語の値の 2 番目とその後の単語
       は、無視されます。

       入力行がエイリアスされ、解析された後に、各コマンドが実行される前に、変
       数の置換は、`$' 文字をキーにして実行されます。この展開は、それが常に起
       こるところで、`"' 内で、それが決して起こらないところで、`'' 内を除い
       て、`\' を付けた `$' に先行することによって防止することができます。``'
       によってクォートされた文字列は、後で解釈される (下記のコマンド置換を参
       照) ので、`$' 置換は、そうであるとしても、後まで、そこで起こりません。
       `$' は、空白、タブまたは行の終りが続くなら、変更されずに渡されます。

       入力/出力リダイレクションは、変数の展開の前に、認識され、別々に展開され
       る変数です。そうでなければ、コマンド名と全体の引数のリストは、ともに展
       開されます。したがって、コマンド名となる最初と引数となる残りの、複数の
       単語を生成するために (この時点に) 最初の (コマンド) 単語のために可能と
       なります。

       `"' で囲まれるか、または `:q' 修飾子が与えられないなら、変数の置換の結
       果は、結局、置換されたコマンドとファイル名となります。`"' 内で、値が複
       数の単語から成る変数は、空白によって区切られた変数の値の単語で、単一の
       単語 (の一部) に展開されます。`:q' 修飾子が置換に適用されるとき、変数
       は、空白によって区切られた各単語で複数の単語に展開し、後のコマンドまた
       はファイル名の置換を防止するためにクォートされます。

       次のメタシーケンスは、変数の値をシェルの入力に導入するために提供されて
       います。特に注がなければ、設定されない変数を参照することは、エラーで
       す。

       $name
       ${name} それぞれ空白によって区切られた、変数 name の値の単語を置換しま
               す。大括弧は、そうでなければその一部である続く文字から name を
               分離します。シェル変数には、文字で始まり文字と数字から成る名前
               があります。下線文字は、文字と見なされます。name がシェル変数で
               はないけれども、環境変数に設定されているなら、その値が返されま
               す (が、以下に与えられた他の形式のいくつかは、この場合に利用可
               能ではありません)。
       $name[selector]
       ${name[selector]}
               name の値から選択された単語のみを置換します。selector は、`$'
               置換にしたがい、`-' によって区切られた単一の数値または 2 つの数
               値から成ります。変数の値の最初の単語は、`1' と番号が付けられま
               す。範囲の最初の数値が省略されるなら、それは、`1' をデフォルト
               とします。範囲の最後のメンバが省略されいるなら、それは、
               `$#name' をデフォルトとします。selector `*' は、すべての単語を
               選択します。2 番目の引数が省略されるか、範囲内であるなら、空と
               なる範囲のためにエラーではありません。
       $0      コマンド入力が読み込まれているファイルの名前を置換します。名前
               が知られていないなら、エラーが起こます。
       $number
       ${number}
               `$argv[number]' と同等です。
       $*      `$argv[*]' と同等である、`$argv' と同等です。

       `:p' を除いて、ヒストリの置換で説明された `:' 修飾子は、上記の置換に適
       用することができます。2 つ以上も使用することができます。(+) 大括弧は、
       ちょうどヒストリの置換 (これを参照) でのように、リテラルコロンから変数
       の置換を分離するために必要とされます。あらゆる修飾子は、大括弧内に現れ
       なければなりません。

       次の置換は、`:' 修飾子で修正することができません。

       $?name
       ${?name}
               name が設定されているなら、文字列 `1' を置換し、設定されていな
               いなら、`0' を置換します。
       $?0     現在の入力ファイル名が知られているなら、`1' を置換し、知られて
               いないなら、`0' を置換します。常に、対話型のシェルで `0' です。
       $#name
       ${#name}
               name の単語の数を置き換えます。
       $#      `$#argv' と同等です。(+)
       $%name
       ${%name}
               name の文字の数を置き換えます。(+)
       $%number
       ${%number}
               $argv[number] の文字の数を置き換えます。(+)
       $?      `$status' と同等です。(+)
       $$      (親の) シェルの (10 進数の) プロセス番号を置き換えます。
       $!      このシェルによって開始された最後のバックグラウンドプロセスの
               (10 進数の) プロセス番号を置き換えます。(+)
       $_      実行された最後のコマンド行を置き換えます。(+)
       $<      その後のさらなる解釈なしで、標準入力からの行を置き換えます。そ
               れは、シェルスクリプトのキーボードから読み込むために使用するこ
               とができます。(+) あたかも、それが `$<:q' と同等であるかのよう
               に、常に csh は、$< をクォートしますが、tcsh は、行いません。さ
               らに、tcsh が、タイプされる行を待っているとき、ユーザは、置換さ
               れる行へのシーケンスを割り込むために割り込みをタイプしますが、
               csh は、これを許可しません。

       個別の変数を対話型に限界するために、通常 `^X-$' にバインドされる、エ
       ディタコマンド expand-variables を使用することができます。

   コマンド、ファイル名とディレクトリスタックの置換
       残りの置換は、組み込みコマンドの引数に選択的に適用されます。これは、評
       価されない式の部分がこれらの展開を前提にしていないことを意味していま
       す。シェルの内部コマンドではないコマンドに対して、コマンド名は、引数リ
       ストから別々に置換されます。これは、入力と出力のリダイレクションが実行
       された後に、メインのシェルの子プロセスで、かなり遅く生じます。

   コマンド置換
       コマンド置換は、``' で囲まれたコマンドによって示されます。そのようなコ
       マンドからの出力は、空白、タブと改行で個別の単語に分割され、ヌルの単語
       は、破棄されます。出力は、置換された変数とコマンドで、オリジナルの文字
       列の代わりに置かれます。

       ダブルクォート (`"') の内側のコマンド置換は、空白とタブをそのままにしま
       す。改行だけが新しい単語を強制します。単一の最後の改行は、新しい単語を
       ともかく強制しません。したがって、たとえコマンドが完全な行を出力して
       も、コマンド置換が単語の一部だけが生じることが可能です。

       デフォルトで、シェルは、バージョン 6.12 以来、コマンドのすべての改行と
       キャリッジリターン文字を空白に置き換えます。これが csubstnonl を未設定
       にすることによってオフに切り替えられるなら、改行は、いつものようにコマ
       ンドを分離します。

   ファイル名の置換
       単語が文字 `*', `?', `[' または `{' のいずれかを含んでいるか、または文
       字 `~' で始まるなら、それは、また ``グロブ (globbing)'' として知られて
       いるファイル名の置換の候補です。次に、この単語は、(``グロブパターン'')
       とみなされ、パターンと一致するファイル名のアルファベット順にソートされ
       たリストで置き換えられます。

       ファイル名との照合で、ファイル名の最初または文字 `/' と同様に直後に `/'
       が続く文字 `.' は、(globdot または globstar または両方のいずれかが設定
       されていないなら(+)) 明示的に一致しなければなりません。文字 `*' は、空
       列を含む文字のあらゆる文字列と一致します。文字 `?' は、任意の単一文字と
       一致します。シーケンス `[...]' は、囲まれた文字のうちのいずれか 1 つと
       一致します。`[...]' 内で、`-' で区切られた 1 組の文字は、2 つの間の辞書
       順のあらゆる文字と一致します。

       (+) いくつかのグロブパターンを打ち消すことができます: シーケンス
       `[^...]' は、大括弧の文字および文字の範囲によって指定されないあらゆる単
       一文字に一致します。

       また、全体のグロブパターンを `^' で打ち消すことができます:

           > echo *
           bang crash crunch ouch
           > echo ^cr*
           bang ouch

       `?', `*' または `[]' を使用しないグロブパターンまたは (下記の) `{}' ま
       たは `~' を使用するグロブパターンは、正しく否定されません。

       メタ表記 `a{b,c,d}e' は、`abe ace ade' のための省略表現です。左から右の
       順序は、保存されます: `/usr/source/s1/{oldls,ls}.c' は、
       `/usr/source/s1/oldls.c /usr/source/s1/ls.c' に展開します。照合の結果
       は、この順序を保存するために、低レベルで個別にソートされます:
       `../{memo,*box}' は、`../memo ../box ../mbox' に展開されるかもしれませ
       ん。(`memo' が照合された `*box' の結果でソートされなかったことに注意し
       てください。) この構成が、存在しないファイルに展開するとき、エラーでは
       ありませんが、展開されたリストが渡されるコマンドからエラーとなる可能性
       があります。この構成は、入れ子にすることができます。特別な場合として、
       単語 `{', `}' と `{}' は、そのまま渡されます。

       ファイル名の最初の文字 `~' は、ホームディレクトリを参照します、単独て使
       用すると、すなわち `~' は、home シェル変数の値に反映されるように呼び出
       し者のホームディレクトリに展開します。文字、数字と `-' 文字から成る名前
       が続いているとき、シェルは、その名前があるユーザを検索し、それらのホー
       ムディレクトリに置換します。したがって、`~ken' は、`/usr/ken' に、
       `~ken/chmach' は、`/usr/ken/chmach' に展開されます。文字 `~' に文字以外
       の文字または `/' が続いているか、文字 `~' が、単語の最初でなく他の場所
       に現れるなら、それは、そのまま残されます。したがって、`setenv MANPATH
       /usr/man:/usr/local/man:~/lib/man' のようなコマンドは、希望通りにホーム
       ディレクトリの置換を行いません。

       一致するあらゆるファイルがない、`*', `?', `[' または `~' を含んでいるグ
       ロブパターンは、`^' の有無にかかわらず、エラーとなります。しかしなが
       ら、グロブパターンのリストのただ 1 つのパターンは、ファイルと一致しなけ
       ればなりません (したがって、例えば、`rm *.a *.c *.o' は、カレントディレ
       クトリに `.a', `.c' または `.o' で終るファイルない場合のみ失敗します)、
       nonomatch シェル変数が、何も一致しないパターン (または、パターンのリス
       ト) に設定されるなら、エラーを起こすのではなく変更されないままとなりま
       す。

       再帰的にあらゆる既存のサブディレクトリを横断して、`/' 含むあらゆる文字
       列に一致するファイルグロブ (glob) パターンとして `**' または `***' を許
       可するために globstar シェル変数を設定することができます。例えば、`ls
       **.c' は、カレントディレクトリツリーの .c ファイルをすべてリストしま
       す。それ自体によって使用されるなら、0 個以上のサブディレクトリに一致し
       ます (例えば、`ls /usr/include/**/time.h' は、/usr/include ディレクトリ
       ツリーの `time.h' と名前が付けられたあらゆるファイルをリストします。`ls
       /usr/include/**time.h' は、`time.h' で終る /usr/include ディレクトリツ
       リーのあらゆるファイルに一致します。そして、`ls
       /usr/include/**time**.h' は、サブディレクトリ名またはファイル名自体のい
       ずれかに `time' を含むあらゆる .h ファイルと一致します。繰り返し関する
       問題を防ぐために、`**' グロブパターンは、ディレクトリを含んでいるシンボ
       リックリンクを降下しません。これを無視するためには、`***' を使用します
       (+)。

       ファイル名置換を防止するために noglob シェル変数を設定することができ、
       個別のファイル名置換を対話型に展開するために、通常 `^X-*' にバインドさ
       れた、expand-glob エディタコマンドを使用することができます。

   ディレクトリスタックの置換 (+)
       ディレクトリスタックは、pushd, popddirs 組み込みコマンドによって使
       用される、0 から番号付けられたディレクトリのリストです (これを参照)。
       dirs は、いつでも、印刷 (表示) でき、ファイルに格納し、ディレクトリス
       タックを復元し、クリアすることができ、ログアウトで自動的にディレクトリ
       スタックを格納し、ログインでそれを復元するように設定するために savedirsdirsfile を設定することができます。dirstack シェル変数は、ディレクト
       リスタックを見るために調べることができ、ディレクトリスタックに任意の
       ディレクトリを置くように設定することができます。

       1 桁以上の数字が続いている文字 `=' は、ディレクトリスタックのエントリに
       展開されます。特別な場合として `=-' は、スタックの最後のディレクトリに
       展開します。例えば、

           > dirs -v
           0       /usr/bin
           1       /usr/spool/uucp
           2       /usr/accts/sys
           > echo =1
           /usr/spool/uucp
            echo =0/calendar
           /usr/bin/calendar
           > echo =-
           /usr/accts/sys

       noglobnonomatch シェル変数と expand-glob エディタコマンドは、ファイ
       ル名の置換と同様にディレクトリスタックに適用します。

   その他の置換 (+)
       ファイル名を含むさらにいくつかの変換があり、上記と厳密に関連しません
       が、完全性のためにここで言及されます。あらゆるファイル名は、symlinks 変
       数 (これを参照) が `expand' に設定されるとき、フルパスに展開されます。
       クォートすることは、この展開を防止し、normalize-path エディタコマンド
       は、要求に応じて (on demand) 行われます。normalize-command エディタコマ
       ンドは、PATH のコマンドを要求に応じて (on demand) フルパスに展開しま
       す。最後に、cdpushd は、(シェル変数 owd と同等の) 古い作業ディレク
       トリとして `-' を解釈します。これは、まったく置換ではありませんが、省略
       形は、それらのコマンドだけによって認識されます。それにもかかわらず、そ
       れもまた、クォートすることによって防止することができます。

   コマンド
       次の 3 つのセクションは、どのようにシェルがコマンドを実行し、それらの入
       力と出力を扱うかを説明しています。

   単純なコマンド, パイプラインとコマンドシーケンス
       簡単なコマンドは、単語のシーケンスであり、その最初は、実行されるコマン
       ドを指定します。`|' 文字で結び付けられた一連の簡単なコマンドは、パイプ
       ラインを形成します。パイプラインの各コマンドの出力は、次の入力に接続さ
       れます。

       簡単なコマンドとパイプラインは、`;' でシーケンスに結合され、順次実行さ
       れます。また、最初が失敗するか、またはそれぞれ成功する場合のみ 2 番目
       が、実行される、C 言語でのように示される、`||' または `&&' でシーケンス
       にコマンドとパイプラインを結合することができます。

       簡単なコマンド、パイプラインまたはシーケンスは、順々にパイプラインまた
       はシーケンスの構成要素である、簡単なコマンドを形成するために、括弧 `()'
       内に置かれます。コマンド、パイプラインまたはシーケンスに `&' を続けるこ
       とによって、それが、終了するのを待たずに実行することができます。

   組み込みと組み込みでないコマンドの実行
       組み込みコマンドは、シェル内で実行されます。最後を除いてパイプラインの
       あらゆる構成要素が、組み込みコマンドであるなら、パイプラインは、サブ
       シェルで実行されます。

       括弧で囲まれたコマンドは、常に、サブシェルで実行されます。

           (cd; pwd); pwd

       したがって、利用者がいたところを離れて home ディレクトリを印刷 (表示)
       し、(ホームディレクトリの後に、その場所を印刷 (表示) します)、一方、

           cd; pwd

       これは、利用者の home ディレクトリに移動して印刷 (表示) します。括弧で
       囲まれたコマンドは、cd が現在のシェルに影響することを防止するためにほと
       んどの場合に使用されます。

       実行されるコマンドが、組み込みコマンドではないとわかるとき、シェルは、
       execve(2) を通してコマンドを実行することを試みます。変数 path の各単語
       は、シェルがコマンドを検索するディレクトリを指定します。シェルが、-f オ
       プションを与えられないなら、シェルは、コマンドがそこにある可能性がある
       ディレクトリだけ execve(2) を試みることができるように、これらのディレク
       トリの名前を内部のテーブルにハッシュします。これは、多くのディレクトリ
       が検索パスに存在するとき、大いに速めてコマンドを見つけます。このハッ
       シュメカニズムは、使用されません:

       1.  ハッシュが、unhash によって明示的にオフに切り替えられるなら。

       2.  シェルが -f 引数を与えられたなら。

       3.  `/' で始まらない path の各ディレクトリの構成要素ごとに。

       4.  コマンドが `/' を含んでいるなら。

       上記の 4 の場合に、シェルは、ファイルのパス名を形成するために、与えられ
       たコマンド名でパスベクトルの各構成要素に連結し、次に、それを実行するこ
       とを試みます。実行が成功するなら、検索は、停止します。

       ファイルに実行パーミッションはありますが、システムの実行形式ではないな
       ら (すなわち、それは、実行形式のバイナリでもそのインタプリタを指定する
       スクリプトでもありません)、シェルコマンドを含んでいるファイルであると仮
       定され、新しいシェルは、それを読み込むために spawn されます。shell の特
       別のエイリアスは、シェル自体以外のインタプリタを指定するために設定され
       ます。

       `#!' スクリプトインタプリタ規約を理解しないシステムで、シェルは、それを
       エミュレートするようにコンパイルされます。version シェル変数を参照して
       ください。そうであるなら、シェルは、それが、形式 `#!interpreter arg
       ...'  であるかどうか確かめるために、ファイルの最初の行をチェックしま
       す。それであるなら、シェルは、与えられた arg (引数) を付けて
       interpreter (インタプリタ) を開始し、標準入力でファイルをそれにフィード
       (送り込む) します。

   入力/出力
       コマンドの標準入力と標準出力は、次の構文でリダイレクトされます:

       < name  標準入力として (展開された、最初の変数、コマンドとファイル名で
               ある) ファイル name をオープンします。
       << word word と同一である行までシェルの入力を読み込みます。word は、変
               数、ファイル名またはコマンドの置換を受けずに、各入力行は、あら
               ゆる置換がこの入力行で行われる前に、word と比較されます。クォー
               トされる `\', `"', `'' または ``' が word 変数に現れないなら、
               コマンドの置換は、`$', `\' と ``' をクォートするために `\' を使
               用でき、途中の行で実行されます。置換されるコマンドは、落とされ
               る最後の改行を除いて、保存されたすべての空白、タブと改行があり
               ます。その結果のテキストは、標準入力としてコマンドに与えられる
               匿名の一時ファイルに置かれます。
       > name
       >! name
       >& name
       >&! name
               ファイル name は、標準出力として使用されます。ファイルが存在し
               ないなら、それは、作成されます。ファイルが存在するなら、切り詰
               められ、以前の内容は、失われます、

               シェル可変 noclobber が設定されるなら、ファイルは、存在してはい
               けないか、またはキャラクタ特殊ファイル (例えば、端末または
               `/dev/null') であるか、またはエラーの結果となります。これは、
               ファイルの偶然の破壊を防止するために役に立ちます。この場合に、
               このチェックを抑制するために、`!' 形式を使用することができま
               す。notempty が、noclobber で与えられるなら、`>' は、空のファイ
               ルで許可されます。ask が設定されるなら、エラーではなく、対話型
               の確認が提示されます。

               `&' を含んでいる形式は、標準出力と同様に指定されたファイルに診
               断の出力を送ります。name は、`<' 入力ファイル名と同じ方法で展開
               されます。
       >> name
       >>& name
       >>! name
       >>&! name
               `>' に似ていますが、name の終りに出力を追加します。シェル変数
               noclobber が設定されているなら、存在しないファイルに対して、`!'
               形式の 1 つが与えられないなら、エラーとなります。

       コマンドは、シェルがパイプラインのコマンドの入力と出力のパラメータと存
       在によって修正されるように呼び出される環境を受け取ます。したがって、い
       くつかの以前のシェルと違って、シェルコマンドのファイルから実行されるコ
       マンドは、デフォルトでコマンドのテキストにアクセスすることはできませ
       ん。むしろ、それらは、シェルのオリジナルの標準入力を受け取ます。`<<' メ
       カニズムは、インラインデータを表現するために使用されるべきです。これ
       は、パイプラインの構成要素としてシェルコマンドのスクリプトが機能するこ
       とを許可し、シェルは、その入力の読み込みをブロックすることができます。
       デタッチされたコマンドの実行のためのデフォルト標準入力は、空のファイル
       /dev/null ではありませんが、シェルのオリジナルの標準入力は、そうでない
       ことに注意してください。これが端末であり、プロセスが、端末から読み込む
       ことを試みるなら、プロセスは、ブロックし、ユーザは、通知されます (ジョ
       を参照)。

       診断の出力は、標準出力でパイプを通して向けられます。単に、`|' ではな
       く、形式 `|&' を使用します。

       シェルは、また、現在、標準出力をリダイレクトせずに診断の出力をリダイレ
       クトすることができませんが、`(command > output-file) >& error-file'
       は、しばしば、受け付け可能な次善策です。output-file または error-file
       のいずれかは、出力を端末に送るために `/dev/tty' となるかもしれません。

   特徴
       どのようにシェルが、コマンド行を受け付け、解析し、実行するかを説明し、
       今、多様な役に立つ特徴に取り組みます。

   制御フロー
       シェルは、コマンドファイル (シェルスクリプト) と端末入力から (制限され
       ますが、役に立つ方法で) 制御フローを制限するために使用することができ
       る、多くのコマンドを含んでいます。これらのコマンドは、実装して、コマン
       ドのいくつかの配置を制限するためにすべて、シェルにその入力で再読み込み
       またはスキップを強制することによって操作します。

       if 文の if-then-else 形式と同様に、foreach, switchwhile 文は、以下
       に表示されるように入力行で単一の簡単なコマンドに現れる主要なキーワード
       を必要とします。

       シェルの入力がシーク可能でないなら、シェルは、ループがループによって暗
       示されている再読み込みを遂行するために、この内部のバッファで読み込まれ
       て、シークを実行するときはいつでも入力をバッファリングします。(これが許
       可する限りにおいて、後方の goto は、シーク可能でない入力で成功します。)

   
       if, whileexit 組み込みコマンドは、共通の構文がある式を使用します。
       式は、次の 3 つのセクションで説明される演算子のいずれかを含むことができ
       ます。@ 組み込みコマンド (これを参照) には、それ自体の個別の構文がある
       ことに注意してください。

   論理演算子, 算術演算子と比較演算子
       これらの演算子は、C の演算子と同様で、同じ優先順位があります。それは、
       次の通りです:

           ||  &&  |  ^  &  ==  !=  =~  !~  <=  >=
           <  > <<  >>  +  -  *  /  %  !  ~  (  )

       ここで、右のほうが優先順位が高くなっていて、同じ優先順位のレベルでグ
       ループ化され、`==' `!=' `=~' と `!~'、`<=' `>=' `<' と `>'、`<<' と
       `>>'、`-', `*' `/' と `%' の順です。`==' `!=' `=~' と `!~' 演算子は、文
       字列としてそれらの引数を比較します。すべての他の演算子は、数値で操作し
       ます。演算子 `=~' と `!~' は、右側が、左側のオペランドが一致することに
       対してグロブパターン (ファイル名の置換を参照) であることを除いて、`!='
       と `==' に似ています。これは、実際に必要なすべてがパターンと一致してい
       るとき、シェルスクリプトの switch 組み込みコマンドの使用の必要性を減ら
       します。

       空または失われた引数は、`0'と見なされます。すべての式の結果は、10 進数
       を表している、文字列です。式の 2 つの構成要素が同じ単語に現れることがで
       きないことに注意することは、重要です。パーサ (`&' `|' `<' `>' `(' `)')
       のために構文的な重要な式の構成要素に隣接するときを除いて、それらは、空
       白によって囲まれるべきです。

   コマンドの終了ステータス
       中括弧 (`{}') でそれらを囲むことによって返される式とそれらの終了ステー
       タスでコマンドを実行することができます。中括弧は、空白によってコマンド
       の単語から区切られるべきであることを覚えておいてください。コマンドは、
       実行が成功すると真を返し、すなわち、コマンドがステータス 0 で終了するな
       ら、`1' を返し、そうでなければ、それらは、失敗します、すなわち `0' を返
       します。より詳細なステータスの情報が必要であるなら、コマンドは、試験さ
       れた式と status シェル変数の外側で実行されるべきです。

   ファイル問い合わせ演算子
       これらの演算子のいくつかは、ファイルと関連するオブジェクトに関して真/偽
       のテストを実行します。それらは、形式 -op file で、ここで、op は、次の 1
       つです。

           r   読み込みアクセス
           w   書き込みアクセス
           x   実行アクセス
           X   パスの実行形式またはシェル組み込み、例えば、`-X ls' と `-X
               ls-F' は、一般的に真ですが、`-X /bin/ls' は、そうではありません
               (+)
           e   存在
           o   所有者
           z   0 サイズ
           s   0 サイズでない (+)
           f   平板なファイル
           d   ディレクトリ
           l   シンボリックリンク (+) *
           b   ブロック特殊ファイル (+)
           c   キャラクタ特殊ファイル (+)
           p   名前付きパイプ (fifo) (+) *
           S   ソケット特殊ファイル (+) *
           u   セットユーザ ID (set-user-ID) が設定されている (+)
           g   セットグループ ID (set-group-ID) が設定されている (+)
           k   スティッキビットが設定されている (+)
           t   (数字でなければならない) file は、端末デバイスのためのオープン
               しているファイル記述子です (+)
           R   移動 (migrate) されている (Convex のみ) (+)
           L   リンクが指しているファイルではなく、シンボリックリンクへの多重
               演算子のテストのそれに続く演算子を適用します (+) *

       file は、展開されたコマンドとファイル名で、次に実ユーザに指定された関係
       があるかどうか調べるためにテストされます。file が存在しないか、またはア
       クセスできないなら、`*' によって示された演算子について、指定されたファ
       イルのタイプが現在のシステムに存在しないなら、すべての問い合わせは、偽
       (すなわち `0') で返ります。

       これらの演算子は、簡潔のために組み合わされます: `-xy file' は、`-x file
       && -y file' と同等です。(+) 例えば 、`-fx' は、平板な実行形式ファイルに
       対して真を返し (`1' を返し) ますが、ディレクトリに対しては、そうではあ
       りません。

       L は、リンクが指すファイルではなく、シンボリックリンクへのその後の演算
       子を適用するために、複数の演算子のテストで使用されます。例えば、`-lLo'
       は、呼び出すユーザによって所有されているリンクに対して真です。Lr, LwLx は、常にリンクに対して真で、リンクでないものに対して偽です。L は、複
       数の演算子のテストの最後の演算子であるとき、異なる意味があります。以下
       を参照してください。

       演算子がないファイル (例えば、Xt)、演算子があるファイルとなる file
       を期待する演算子を組み合わせることは可能ですが、時々誤りを導き、役に立
       ちません。ファイルでない演算子がある後続する L は、特に意外な結果をもた
       らすかもしれません。

       他の演算子は、他の情報を返します、すなわち、ちょうど `0' または `1' で
       ない。(+) それらは、前と同じ書式があります。op は、次の 1 を指定できま
       す。

           A       基準時点 (エポック) 以来の数秒として、最後のファイルアクセ
                   ス時刻
           A:      A に似ていますが、タイムスタンプの形式、例えば、`Fri May 14
                   16:36:10 1993'
           M       最後のファイル更新時刻
           M:      M に似ていますが、タイムスタンプ形式
           C       最後の inode 更新時刻
           C:      C に似ていますが、タイムスタンプ形式
           D       デバイス番号
           I       inode 番号
           F       形式 device:inode の複合 file 識別子
           L       シンボリックリンクによって指されるファイルの名前
           N       (ハード) リンクの数
           P       先導する 0 なしの 8 進数のパーミッション
           P:      先導する 0 を付けた P に似ています
           Pmode   `-P file & mode' と同等です、例えば、`-P22 file' は、file
                   が、グループと他 (other) によって書き込み可能であるなら、
                   `22' を返し、グループのみであるなら、`20' を返し、どちらで
                   もないなら、`0' を返します。
           Pmode:  先導する 0 がある Pmode に似ています
           U       数値のユーザ ID
           U:      ユーザ名、またはユーザ名が分からないなら、数値のユーザ ID
           G       数値のグループ ID
           G:      グループ名、またはグループ名が分からないなら、数値のグルー
                   プ ID
           Z       バイト単位のサイズ

       これらの演算子の 1 つだけが、複数の演算子のテストに現れ、それは、最後で
       なければなりません。L は、複数の演算子のテストで、終わりと他の場所で異
       なる意味があることに注意してください。`0' は、これらの多くの演算子のた
       めの有効な返り値であるので、それらが失敗するとき、それらは、`0' を返し
       ません: ほとんどは、`-1' を返し、F は、`:' を返します。

       シェルが、POSIX 定義でコンパイルされるなら (version シェル変数を参照)、
       ファイル問い合わせの結果は、access(2) システムコールの結果ではなく、
       ファイルのパーミッションビットに基づいています。例えば、パーミッション
       が通常の書き込みを許可する -w でファイルをテストしますが、読み込み専用
       でマウントされているファイルシステムであるなら、テストは、POSIX シェル
       で成功しますが、POSIX でないシェルで失敗します。

       ファイルの問い合わせ演算子は、また、filetest 組み込みコマンドで評価する
       ことができます (これを参照) (+)。

   ジョブ
       シェルは、job を各パイプラインに関連付けます。それは、現在のジョブの
       テーブルを保持し、jobs コマンドによって印刷 (表示) され、小さな整数番号
       にそれらに割り当てます。ジョブが `&' で非同期的に開始されるとき、シェル
       は、次のように見える行を印刷 (表示) し、

           [1] 1234

       非同期に開始されたジョブがジョブ番号 1 であり、プロセス ID が 1234 で
       あった 1 つの (トップレベルの) プロセスがあることを示します。

       利用者がジョブを実行していて、他に何かをしたいなら、利用者は、STOP シグ
       ナルを現在のジョブに送る、サスペンドキー (通常 `^Z') を打ちます。次に、
       通常、シェルは、ジョブが `サスペンド' されていることを示し、別のプロン
       プトを印刷 (表示) します。listjobs シェル変数が設定されるなら、すべての
       ジョブは、jobs 組み込みコマンドのようにリストされます。それが、`long'
       に設定されるなら、リストは、`jobs -l' のように、長い形式となります。次
       に、利用者は、サスペンドされたジョブの状態を操作することができます。利
       用者は、bg コマンドで ``バックグラウンド'' に入れるか、またはいくつかの
       他のコマンドを実行し、結局、fg でジョブを ``フォアグラウンド'' にするこ
       とができます。(また、run-fg-editor エディタコマンドも参照してくださ
       い。) `^Z' は、その保留中の出力の割り込みのように、直ちに効果を生じ、そ
       れがタイプされるとき、読み込まれていない入力は、破棄されます。wait 組み
       込みコマンドによって、シェルは、すべてのバックグラウンドジョブが完了す
       ることを待ちます。

       `^]' キーは、プログラムが、それを read(2) ことを試みるまで、STOP シグナ
       ルを生成しない延期されたサスペンドシグナルを現在のジョブに送ます。これ
       は、利用者が、停止したい、ジョブのためのいくつかのコマンドを準備すると
       き、それらを読み込んだ後に、便利に先にタイプすることができます。`^Y'
       キーは、csh(1) のこの機能を実行します。tcsh で、`^Y' は、編集コマンドで
       す。(+)

       バックグラウンドで実行されているジョブは、それが端末から読み込むことを
       試みるなら、停止します。バックグラウンドジョブは、通常、出力を生成する
       ことを許可されますが、これは、コマンド `stty tostop' を与えることによっ
       て無効にすることができます。利用者がこの tty オプションを設定するなら、
       バックグラウンドジョブは、それらが入力を読み込もうと試みるとき、それら
       が行うように、それらが出力を生成しようと試みるとき、停止します。

       シェルのジョブを参照するいくつかの方法があります。文字 `%' は、ジョブ名
       を導入します。利用者が、ジョブ番号 1 を参照したいなら、利用者は、`%1'
       としてそれを名前を付けることができます。まさにジョブの名前を付けること
       は、それをフォアグラウンドにします。したがって、`%1' は、`fg %1' と同義
       語であり、ジョブ 1 をフォアグラウンドに戻します。同様に、`%1 &' と記述
       することは、ちょうど `bg %1' のようにバックグラウンドのジョブ 1 を再開
       します。また、ジョブは、それを始めるためにタイプされた文字列の明白な接
       頭辞によって名前を付けることができます: `%ex' は、名前が文字列 `ex' で
       始まる名前のサスペンドされたジョブのみあるなら、通常、サスペンドされた
       ex(1) ジョブを再開します。また、1 つのそのようなジョブのみがあるなら、
       テキストが string を含んでいるジョブを指定するために `%?string' と記述
       することが可能です。

       シェルは、現在と前のジョブの観念を維持しています。ジョブに関連する出力
       で、現在のジョブは、`+' でマークされ、`-' で前のジョブをマークします。
       省略形 `%+', `%' と (history メカニズムの構文との類似で) `%%' は、すべ
       て現在のジョブを参照し、`%-' は、前のジョブを参照します。

       ジョブ制御メカニズムは、いくつかのシステムで設定される stty(1) のオプ
       ション `new' を必要とします。それは、停止するジョブに伝えるためにキー
       ボードから割り込み文字の生成を許可する tty ドライバの `新しい' 実装から
       の副作用です。新しい tty ドライバのオプションの設定に関する詳細について
       は、stty(1)setty 組み込みコマンドを参照してください。

   状態の報告
       シェルは、プロセスが状態を変更するときはいつでも、直ちに分かります。通
       常、それがプロンプトを印刷 (表示) する前のみ、さらなる進行が可能となら
       ないように、ジョブが、ブロックされるようになるときはいつでも、利用者に
       通知します。これは、そうでなければ、利用者の作業を妨害しないように行わ
       れます。しかしながら、利用者がシェル変数 notify を設定するなら、シェル
       は、バックグラウンドのジョブの状態の変更を直ちに利用者に通知します。ま
       た、その状態の変化が直ちに報告されるように、単一のプロセスをマークする
       シェルコマンド notify があります。デフォルトで、notify は、現在のプロセ
       スにマークされます。単に、それをマークするバックグラウンドジョブを開始
       した後に、`notify' を記述します。

       利用者が、ジョブが停止されている間にシェルを出ようと試みるとき、利用者
       は、`There are suspended jobs.' と警告されます。利用者は、それらを調べ
       るために jobs コマンドを使用します。利用者が、これを行うか、または直ち
       に再び終了しようと試みるなら、シェルは、利用者に 2 度目の警告せず、サス
       ペンドされたジョブは、終了されます。

   自動的, 定期的と指定時刻イベント (+)
       シェルの ``ライフサイクル'' でさまざまな時間に自動的にコマンドを実行
       し、他のアクションを取るさまざまな方法があります。それらは、ここで要約
       され、適切な組み込みコマンド特別なシェル変数特別なエイリアスで詳細
       に説明されます。

       sched 組み込みコマンドは、与えられた時間にシェルによって実行される、コ
       マンドをスケジュールイベントリストに入れます。

       beepcmd, cwdcmd, periodic, precmd, postcmd, と jobcmd 特別なエイリアス
       は、それぞれ、シェルがベルを鳴らしたいとき、作業ディレクトリを変更する
       とき、tperiod 分ごとに、各プロンプトの前に、各コマンドが実行される前
       に、各コマンドが実行された後に、そしてジョブが開始されるか、またはフォ
       アグラウンドにするとき、コマンドを実行するために設定することができま
       す。

       ログアウトするか、不活発な与えられた分数の後にシェルをロックするため
       に、autologout シェル変数を設定することができます。

       新しいメールを定期的にチェックするために、mail シェル変数を設定すること
       ができます。

       0 以外の状態で終了するコマンドの終了ステータスを印刷 (表示) するため
       に、printexitvalue シェル変数を設定することができます。

       `rm *' がタイプされたとき、本当に、意味されていたものであるか、ユーザに
       問い合わせるために、rmstar シェル変数を設定することができます。

       与えられた CPU 秒の数以上かかる、あらゆるプロセスの終了の後に、time 組
       み込みコマンドを実行するために、time シェル変数を設定することができま
       す。

       選択されたユーザがログインまたはログアウトするとき報告するために、そし
       て log 組み込みコマンドがいつでもそれらのユーザを報告するために watchwho シェル変数を設定することができます。

   自国の (native) 言語システムのサポート (+)
       シェルは、8 ビットクリーン (そのようにコンパイルされているなら; version
       シェル変数を参照) で、したがって、この機能が必要な文字集合をサポートし
       ます。NLS のサポートは、シェルがシステムの NLS を使用するためにコンパイ
       ルされたかどうかに依存して異なります (再び、version を参照)。いずれにし
       ても、7 ビット ASCII は、デフォルト文字コード (例えば、文字の分類が印刷
       可能) であり、ソートして、LANG または LC_CTYPE 環境変数を変更すること
       は、これらの点に関して、あり得る変更のためのチェックを行います。

       システムの NLS を使用するとき、setlocale(3) 関数は、適切な文字コード/分
       類とソートを決定するために呼び出されます (例えば、'en_CA.UTF-8' は、文
       字コードとして "UTF-8" を与えます)。この関数は、通常、LANGLC_CTYPE
       環境変数を調べます。さらなる詳細については、システム文書を参照します。
       システムの NLS を使用しないとき、シェルは、それらの値にかかわらず、LANGLC_CTYPE 変数のいずれかが設定されるときはいつでも ISO 8859-1 文字
       セットが使用されることを仮定することによってシミュレートします。ソート
       は、シミュレーションされた NLS に影響されません。

       さらに、実際とシミュレーションされた NLS で、範囲 \200-\377 ですべての
       印刷可能な文字、すなわち、M-char のバインドがあるもの、は、自動的に、
       self-insert-command に再バインドされます。escape-char シーケンスのため
       の対応するバインドは、もしあるなら、そのままにされます。これらの文字
       は、NOREBIND 環境変数が設定されているなら、再バインドされません。これ
       は、シミュレーションされた NLS、または完全な ISO 8859-1 を仮定する基本
       的な実際の NLS に役に立つかもしれません。そうでなければ、範囲 \240-\377
       のすべての  M-char バインドは、効果的に取り消されます。bindkey で関連す
       るキーを明示的に再バインドすることは、もちろんまだ可能です。

       未知の文字 (すなわち、印刷可能でも制御文字でもない文字) は、形式 \nnn
       で印刷 (表示) されます。tty が 8 ビットモードでないなら、他の 8 ビット
       文字は、それらを ASCII に変換して、スタンドアウト (standout) モードを使
       用して、印刷 (表示) されます。シェルは、決して tty の 7/8 ビットモード
       を変更せず、7/8 ビットモードのユーザが起動した変更を追跡します。NLS
       ユーザ (またはそのことについては、メタキーを使用したいユーザ) は、例え
       ば、~/.login ファイルで、適切な stty(1) コマンドを通して 8 ビットモード
       に tty を明示的に設定する必要があります。

   OS 変異型のサポート (+)
       多くの新しい組み込みコマンドが、特定のオペレーティングシステムの機能を
       サポートするために提供されています。すべては、組み込みコマンドセクショ
       ンで詳細に説明されています。

       TCF (aix-ibm370, aix-ps2) をサポートするシステムで、getspathsetspath は、システム実行パスを取得して設定し、getxverssetxvers
       は、実験的なバージョンの接頭辞を取得して、設定し、migrate は、サイトの
       間のプロセスを移動します。jobs 組み込みコマンドは、各ジョブが実行されて
       いるサイトを印刷 (表示) します。

       BS2000 の下で、bs2cmd は、基本的な BS2000/OSD オペレーティングシステム
       のコマンドを実行します。

       Domain/OS の下で、inlib は、共有ライブラリを現在の環境変数に追加し、
       rootnode は、rootnode を変更し、ver は、systype を変更します。

       Mach の下で、setpath は、Mach の setpath(1) と同等です。

       Masscomp/RTU と Harris CX/UX の下で、universe は、universe を設定しま
       す。

       Harris CX/UX の下で、ucb または att は、指定された universe の下でコマ
       ンドを実行します。

       Convex/OS の下で、warp は、universe を印刷 (表示) するか、または設定し
       ます。

       VENDOROSTYPEMACHTYPE 環境変数は、シェルが実行していると考えるシス
       テムの、それぞれ、ベンダ、オペレーティングシステムとマシンタイプ (マイ
       クロプロセッサのクラスまたはマシンモデル) を示します。これらは、特に、
       いくつかのタイプのマシンの間でホームディレクトリを共有するとき役に立ち
       ます。例えば、次を

           set path = (~/bin.$MACHTYPE /usr/ucb /bin /usr/bin .)

       ユーザの ~/.login に入れ、適切なディレクトリのマシンごとにコンパイルさ
       れた実行形式を置くことができます。

       version シェル変数は、シェルがコンパイルされたとき、どんなオプションが
       選択されたかを示します。

       newgrp 組み込みコマンド、afsuserecho_style シェル変数は、シェルの入
       力されるファイル (関連ファイルを参照) のシステム依存の位置であることに
       注意してください。

   シグナル処理
       ログインシェルは、ファイル ~/.logout を読み込むとき、割り込みを無視しま
       す。シェルは、-q で開始されないなら、quit シグナルを無視します。ログイ
       ンシェルは、終了シグナルを捕獲しますが、ログインでないシェルは、それら
       の両プロセスから終了の振る舞いを継承します。他のシグナルには、シェルが
       その親プロセスから継承した値があります。

       シェルスクリプトで、割り込みと終了シグナルのシェルの処理は、onintr で制
       御することができ、そのハングアップの処理は、hupnohup で制御すること
       ができます。

       シェルは、ハングアップで終了します (logout シェル変数も参照)。デフォル
       トで、シェルの子プロセスもまた行いますが、シェルは、それが終了すると
       き、子プロセスにハングアップシグナルを送りません。hup は、シェルが終了
       するとき、ハングアップを子プロセスに送るためにシェルを準備します、nohup
       は、ハングアップを無視するように子プロセスを設定します。

   端末管理 (+)
       シェルは、端末 (``tty'') モードの 3 つの異なった集合を使用します。編集
       のとき使用される `edit'、リテラル文字をクォートするとき使用される
       `quote' とコマンドを実行すると使用される `execute' です。シェルは、各
       モードの定数でいくつかの設定を保持するので、tty を混乱された状態にした
       ままにするコマンドは、シェルに干渉しません。また、シェルは、tty のス
       ピードとパディングで変更に対応します。定数を保持する tty モードのリスト
       は、setty 組み込みコマンドで調査され、修正することができます。エディタ
       は、CBREAK モード (または、その同等のもの) を使用しますが、とにかく、タ
       イプの先行入力することに注意してください。

       echotc, settctelltc コマンドは、コマンド行から端末のケーパビリティ
       を処理し、デバッグするために使用することができます。

       SIGWINCH または SIGWINDOW をサポートするシステムで、シェルは、設定され
       るなら、自動的にリサイズしているウィンドウに適応し、環境変数 LINESCOLUMNS を調整します。環境変数 TERMCAP が li# と co# フィールドを含んで
       いるなら、シェルは、新しいウィンドウサイズを反映するように、それらを調
       整します。

参照
       このマニュアルの次のセクションは、利用可能な組み込みコマンド特別なエ
       イリアス特別なシェル変数のすべてを説明しています。

   組み込みコマンド
       %job    fg 組み込みコマンドと同義語。

       %job &  bg 組み込みコマンドと同義語。

       :       何も行いません、成功します。

       @
       @ name = expr
       @ name[index] = expr
       @ name++|--
       @ name[index]++|--
               最初の形式は、すべてのシェル変数の値を印刷 (表示) します。

               2 番目の形式は、expr の値を name に代入します。3 番目の形式は、
               expr の値を name index 番目の構成要素に代入します。name とその
               index 番目の構成要素の両方は、すでに存在しなければなりません。

               expr は、C のように、演算子 `*', `+' などを含みます。expr が、
               `<', `>', `&' または `' を含んでいるなら、少なくとも expr の部
               分は、`()' 内に置かれなければなりません。expr の構文には、で
               説明されたものとは無関係であることに注意してください。

               4 番目と 5 番目の形式は、name またはその index 番目の構成要素を
               増加 (`++') するか減少 (`--') します。

               `@' と name の間の空白は、必要です。name と `=' の間の空白と
               `=' と expr の間の空白は、オプションです。expr の構成要素は、空
               白によって区切られなければなりません。

       alias [name [wordlist]]
               引数なしで、すべてのエイリアスを印刷 (表示) します。name を付け
               ると、name のためのエイリアスを印刷 (表示) します。namewordlist を付けると、name のエイリアスとして wordlist を代入し
               ます。wordlist は、置換されるコマンドとファイル名です。name
               は、`alias' または `unalias' ではありません。また、unalias 組み
               込みコマンドも参照してください。

       alloc   使用され、空きメモリに分解される、取得される動的なメモリの量を
               表示します。引数を付けると、各サイズカテゴリの空きブロックと使
               用されるブロックの数を表示します。カテゴリは、サイズ 8 で始ま
               り、各ステップで倍になます。このコマンドの出力は、VAX 以外のシ
               ステムが、異なるメモリアロケータを使用するので、システムタイプ
               に渡って変わります。

       bg [%job ...]
               指定されたジョブ (または引数なしで、現在のジョブ) をバックグラ
               ウンドにして、それが停止されるなら、それぞれ継続します。job
               は、ジョブで説明されるように数値、文字列、`', `%', `+' または
               `-' を指定できます。

       bindkey [-l|-d|-e|-v|-u] (+)
       bindkey [-a] [-b] [-k] [-r] [--] key (+)
       bindkey [-a] [-b] [-k] [-c|-s]
               [--] key command (+) オプションなしで、最初の形式は、すべてのバ
               インドされるキーとそれぞれがバインドされたエディタコマンドをリ
               ストし、2 番目の形式は、key がバインドされているエディタコマン
               ドをリストし、3 番目の形式は、エディタコマンド commandkey
               にバインドします。オプションは、次を含みます:

               -l  すべてのエディタコマンドとそれぞれの短い説明をリストしま
                   す。
               -d  下記の -e-v のように、デフォルトエディタに対してすべて
                   のキーを標準のバインディングにバインドします。
               -e  すべてのキーを emacs(1) スタイルのバインディングにバインド
                   します。vimode の設定を解除します。
               -v  すべてのキーを vi(1) バインディングにバインドします。vimode
                   に設定します。
               -a  代替のキーマップのキーバインドをリストするか、または変更し
                   ます。これは、vimode コマンドモードで使用されるキーマップで
                   す。
               -b  key は、制御文字の書き込み ^character (例えば、`^A') または
                   C-character (例えば、`C-A')、メタキャラクタの書き込み M
                   character (例えば、`M-A')、ファンクションキーの書き込み F
                   string (例えば、`F-string')、または展開された接頭辞キーの書
                   き込み X-character (例えば、`X-A') として解釈されます。
               -k  key は、`down', `up', `left' または `right' の 1 つである、
                   シンボリックな矢印キーの名前として解釈されます。
               -r  key のバインドを取り除きます。気を付けてください: `bindkey
                   -r' は、keyself-insert-command (これを参照) にバインド
                   せず、それは、key のバインドを完全に解除します。
               -c  command は、エディタコマンドの代わりに組み込みコマンドまた
                   は外部コマンドとして解釈されます。
               -s  command は、リテラル文字列として取られ、key がタイプされる
                   とき、端末入力として扱われます。command でバインドされた
                   キーは、それら自体、再解釈され、これは、解釈の 10 のレベル
                   まで続きます。
               --  オプション処理から強制的にブレークするので、次の単語は、た
                   とえそれが '-' で始まっても、key として取られます。
               -u (または、あらゆる無効のオプション)
                   使用法のメッセージを印刷 (表示) します。

               key、単一の文字または文字列を指定できます。コマンドが文字列にバ
               インドされているなら、文字列の最初の文字は、sequence-lead-in に
               バインドされ、全体の文字列は、コマンドにバインドされます。

               key の制御文字は、リテラル (それらは、通常 `^V' にバインドされ
               る、エディタコマンド quoted-insert でそれらに先行することによっ
               てタイプすることができます) を指定するか、またはキャレット文字
               のスタイル、例えば `^A'、で書くことができます。削除は、`^?'
               (キャレット疑問符) と書かれます。keycommand は、次のように
               (System V の echo(1) のスタイルで) バックスラッシュでエスケープ
               されたシーケンスを含むことができます。

                   \a      ベル
                   \b      バックスペース
                   \e      エスケープ
                   \f      フォームフィード (改ページ)
                   \n      改行
                   \r      キャリッジリターン
                   \t      水平タブ
                   \v      垂直タブ
                   \nnn    8 進数 nnn に対応している ASCII 文字

               `\' は、次の文字の特別な意味を無効にします、特に、`\' と `^' の
               いずれかがある場合です。

       bs2cmd bs2000-command (+)
               実行のために bs2000-command を BS2000 コマンドインタプリタに渡
               します。対話型ではないコマンドだけが実行することができ、
               /EXECUTE または /CALL-PROCEDURE のように、現在のプロセスのイ
               メージにオーバレイするあらゆるコマンドを実行することはできませ
               ん。(BS2000 のみ)

       break   実行は、最も近い foreach または while を囲む end の後に、再開し
               ます。現在の行の残りのコマンドは、実行されます。したがって、複
               数のベルの break は、1 つの行にそれらをすべて書くことによって可
               能です。

       breaksw endsw の後に再開する、switch から break を引き起こします。

       builtins (+)
               すべての組み込みコマンドの名前を印刷 (表示) します。

       bye (+) logout 組み込みコマンドのための同義語。シェルがそのようにコンパ
               イルされた場合のみ利用可能です。version シェル変数を参照してく
               ださい。

       case label:
               以下で議論されるような switch 文のラベル。

       cd [-p] [-l] [-n|-v] [I--] [name]
               ディレクトリ name が与えられるなら、シェルの作業ディレクトリを
               name に変更します。与えられないなら、cdtohome 変数が設定されな
               いなら、home に変更し、その場合に、name が要求されます。name が
               `-' であるなら、それは、前回の作業ディレクトリと解釈されます
               (その他の置換を参照)。(+) name が、カレントディレクトリのサブ
               ディレクトリ (で、`/', `./' または `../' で始まらない) でないな
               ら、変数 cdpath の各構成要素は、それがサブディレクトリ name が
               あるかどうか調べるためにチェックされます。最後に、それでもだめ
               なら、しかし name が、`/' または '.' で始まる値のシェル変数であ
               るなら、これは、それがディレクトリであるかどうか確かめることを
               試み、-p オプションの意味を含みます。

               -p で、ちょうど dirs のように最終的なディレクトリスタックを印刷
               (表示) します。-l, -n-v フラグには、dirscd と同じ効果が
               あり、それらは、-p の意味を含みます。(+) -- を使用することは、
               オプション処理を強制的に中断するので、次の単語は、たとえそれが
               '-' で始まっていても、ディレクトリ name として取られます。(+)

               また、implicitcdcdtohome シェル変数も参照してください。

       chdir   cd 組み込みコマンドのための同義語。

       complete [command [word/pattern/list[:select]/[[suffix]/] ...]] (+)
               引数なしで、すべての補完をリストします。command を付けると、
               command のための補完をリストします。commandword などを付け
               ると、補完を定義します。

               command は、完全なコマンド名またはグロブパターンを指定できます
               (ファイル名の置換を参照)。command があいまいなきだけ、補完が使
               用されるべきであることを示すために `-' で始まるかもしれません。

               word は、現在の単語と関係する単語が補完されるかを指定し、次の 1
               つであるかもしれません:

                   c   現在の単語の補完。pattern は、コマンド行の現在の単語の
                       最初と一致しなければならないグロブパターンです。pattern
                       は、現在の単語を補完するとき、無視されます。
                   C   c に似ていますが、現在の単語を補完するとき、pattern を
                       含みます。
                   n   次の単語の補完。pattern は、コマンド行の前の単語の最初
                       と一致していなければならないグロブパターンです。
                   N   n に似ていますが、現在の単語の 2 つ前の単語の最初と一致
                       しなければなりません。
                   p   位置依存の補完。pattern は、現在の単語を含まなければな
                       らない、シェル変数をインデックス付けするために使用され
                       る同じ構文がある数値の範囲です。

               実行できる補完のリストである、list は、次の 1 つを指定できま
               す:

                   a       エイリアス
                   b       バインディング (エディタコマンド)
                   c       コマンド (組み込み、または外部コマンド)
                   C       供給されたパス接頭辞で始まる外部コマンド
                   d       ディレクトリ
                   D       供給されたパス接頭辞で始まるディレクトリ
                   e       環境変数
                   f       ファイル名
                   F       供給されたパス接頭辞で始まるファイル名
                   g       グループ名
                   j       ジョブ
                   l       制限
                   n       何も行いません
                   s       シェル変数
                   S       シグナル
                   t       平板な (``テキスト'') ファイル
                   T       供給されたパス接頭辞で始まる平板な (``テキスト'')
                           ファイル
                   v       あらゆる変数
                   u       ユーザネーム
                   x       n に似ていますが、list-choices が使用されるとき、
                           select を印刷 (表示) します。
                   X       補完
                   $var    変数 var の単語
                   (...)   与えられたリストの単語
                   `...`   コマンドの出力の単語

               select は、オプションのグロブパターンです。与えられるなら、
               select に一致する list のみの単語が考慮され、fignore シェル変数
               は、無視されます。補完の最後の 3 つのタイプは、select パターン
               がなく、x は、list-choices エディタコマンドが使用されるとき、説
               明的なメッセージとして select を使用します。

               suffix (接尾辞) は、成功した補完に追加される単一の文字です。空
               であるなら、文字は、追加されません。省略されるなら (その場合
               に、4 番目のデリミタも省略することができ)、スラッシュが、ディレ
               クトリに追加され、他の単語に空白が追加されます。

               `...` バージョンから呼び出される command は、追加の環境変数の設
               定があり、変数名は、COMMAND_LINE であり、現在の (すでにタイプ入
               力されている) コマンド行の (その名前が示すように) 内容を含んで
               います。より洗練された補完 (このパッケージに含められている
               svn(1) のための補完を参照) を構築するために、カスタムスクリプト
               で COMMAND_LINE 変数の内容を調査して使用することができます。

               今、いくつかの例について。いくつかのコマンドは、引数としてディ
               レクトリだけを取るので、平板なファイルを補完することは意味があ
               りません。

                   > complete cd 'p/1/d/'

               最初の単語に続く `cd' (`p/1') のみ、ディレクトリで補完します。
               また、コマンドの補完を絞り込むために、p タイプの補完を使用する
               ことができます。

                   > co[^D]
                   complete compress
                   > complete -co* 'p/0/(compress)/'
                   > co[^D]
                   > compress

               これは、`compress' (リスト中の唯一の単語) に `co' で始まる (し
               たがって、`co*' に一致する) 補完コマンド (位置 0 の単語、`p/0')
               を補完します。先導する `-' は、この補完が、あいまいなコマンドだ
               けで使用されることを示します。

                   > complete find 'n/-user/u/'

               は、n タイプの補完の例です。`find' に続き、`-user' の直後に続く
               あらゆる単語は、ユーザのリストから補完されます。

                   > complete cc 'c/-I/d/'

               c タイプの補完の例示です。`cc' に続き、`-I' で始まるあらゆる単
               語は、ディレクトリとして補完されます。小文字の c を使用するの
               で、`-I' は、ディレクトリの一部となりません。

               異なった list は、異なったコマンドで役に立ちます。

                   > complete alias 'p/1/a/'
                   > complete man 'p/*/c/'
                   > complete set 'p/1/s/'
                   > complete true 'p/1/x:Truth has no options./'

               これらは、`alias' に続く単語をエイリアスで、`man' に続く単語を
               コマンドで、`set' に続く単語をシェル変数で補完します。`true'
               は、何もオプションがないので、x は、補完が試みられるとき、何も
               行いません、補完の選択がリストされるとき、`Truth has no
               options.' と印刷 (表示) します。

               man の例と以下のいくつかの他の例は、'p/*' として 'c/*' または
               'n/*' をちょうど同様に使用することに注意してください。

               補完時に評価される変数から単語を補完することができます。

                   > complete ftp 'p/1/$hostnames/'
                   > set hostnames = (rtfm.mit.edu tesla.ee.cornell.edu)
                   > ftp [^D]
                   rtfm.mit.edu tesla.ee.cornell.edu
                   > ftp [^C]
                   > set hostnames = (rtfm.mit.edu tesla.ee.cornell.edu
                   uunet.uu.net)
                   > ftp [^D]
                   rtfm.mit.edu tesla.ee.cornell.edu uunet.uu.net

               または補完時にコマンドを実行することから補完することができま
               す。

                   > complete kill 'p/*/`ps | awk \{print\ \$1\}`/'
                   > kill -9 [^D]
                   23113 23377 23380 23406 23429 23529 23530 PID

               complete (補完) コマンドがそれ自体でその引数をクォートしないの
               で、`{print $1}' の括弧、空白と `$' は、明示的にクォートされな
               ければなりません。

               1 つのコマンドは、複数の補完を行うことができます:

                   > complete dbx 'p/2/(core)/' 'p/*/c/'

               `dbx' への 2 番目の引数を単語 `core' で補完し、他のすべての引数
               をコマンドで補完します。位置指定の補完は、次の単語の補完の前に
               指定されることに注意してください。補完は、左から右に評価される
               ので、次の単語の補完が、最初に指定されたなら、それは、常に一致
               し、位置指定の補完は、決して実行されません。これは、補完を定義
               するとき、よくある間違いです。

               select パターンは、コマンドが引数として特定の形式だけでファイル
               を取るとき、役に立ちます。例えば、

                   > complete cc 'p/*/f:*.[cao]/'

               は、`.c', `.a' または `.o' で終るファイルだけに `cc' 引数を補完
               します。また、select は、ファイル名の置換で説明されるようなグロ
               ブパターン (glob-pattern) の否定を使用して、ファイルを除外する
               ことができます。重要なソースコードを `rm' の補完から除外するた
               めに、

                   > complete rm 'p/*/f:^*.{c,h,cc,C,tex,1,man,l,y}/'

               を使用することができます。もちろん、まだ、排除された名前を手動
               でタイプするか、または complete-word-raw または list-choices-
               raw エディタコマンドを使用して補完のメカニズムを上書きすること
               ができます (これを参照)。

               `C', `D', `F' と `T' list は、それぞれ、`c', `d', `f' と `t' に
               似ていますが、それらは、特有のパス接頭辞で始まるファイルに補完
               を制限するために異なった方法で select 引数を使用します。例え
               ば、Elm メールプログラムは、ユーザのメールディレクトリのための
               省略形として `=' を使用します。あたかも、それが `elm -f
               ~/Mail/' であったかのように、`elm -f =' を補完するために次を使
               用します。

                   > complete elm c@=@F:$HOME/Mail/@

               select 引数での混乱を避けるために `/' の代わりに、`@' を使用
               し、ホームディレクトリの置換が単語の始まりだけで動作するので、
               `~' の代わりに `$HOME' を使用することに注意してください。

               suffix は、補完さえた単語に (空白またはディレクトリのための `/'
               でない) 標準ではない接尾辞を追加するために使用されます。

                   > complete finger 'c/*@/$hostnames/' 'p/1/u/@'

               ユーザのリストから `finger' の引数を補完し、`@' を追加し、次
               に、`hostnames' 変数から `@' の後に補完します。さらに、補完が指
               定される順序に注意してください。

               最後に、ここで、インスピレーションのための複雑な例を示します:

                   > complete find \
                   'n/-name/f/' 'n/-newer/f/' 'n/-{,n}cpio/f/' \
                   'n/-exec/c/' 'n/-ok/c/' 'n/-user/u/' \
                   'n/-group/g/' 'n/-fstype/(nfs 4.2)/' \
                   'n/-type/(b c d f l p s)/' \
                   'c/-/(name newer cpio ncpio exec ok user \
                   group fstype type atime ctime depth inum \
                   ls mtime nogroup nouser perm print prune \
                   size xdev)/' \
                   'p/*/d/'

               これは、`-name', `-newer', `-cpio' または `ncpio' に続く単語を
               ファイルに補完し (両方に一致しているパターンに注意)、`-exec' ま
               たは `-ok' に続く単語をコマンドに補完し、`user' と `group' に続
               く単語をそれぞれユーザとグループに補完し、`-fstype' または
               `-type' に続く単語を与えらたリストのメンバに補完します。また、
               与えられたリストからスイッチそれ自体を補完し (c タイプの補完の
               使用に注意)、ディレクトリへのほかの補完されなかった何でも補完し
               ます。フー。

               プログラムの補完は、補完されている単語が、チルダ置換 (`~' で始
               まる)、または変数 (`$' で始まる) であるなら、無視されることを忘
               れないでください。また、uncomplete 組み込みコマンドを参照してく
               ださい。

       continue
               最も近い while または foreach を取り囲む実行を継続します。現在
               の行のコマンドの残りは、実行されます。

       default:
               switch 文のデフォルトの場合のラベル。それは、すべての case ラベ
               ルの後に生じるべきです。

       dirs [-l] [-n|-v]
       dirs -S|-L [filename] (+)
       dirs -c (+)
               最初の形式は、ディレクトリスタックを印刷 (表示) します。スタッ
               クの先頭は、左となり、スタックの最初のディレクトリは、カレント
               ディレクトリです。-l を付けると、出力の `~' または `~name' は、
               明示的に home またはユーザ name のホームディレクトリに展開され
               ます。(+) -n を付けると、エントリは、それらが、画面の端に到着す
               る前に折り畳まれます。(+) -v を付けると、エントリは、それらのス
               タックの位置に先行して行ごとに 1 つ印刷 (表示) されます。(+) 1
               つ以上の -n または -v が与えられるなら、-v が優先します。-p
               は、受け付けられますが、何もしません。

               -S を付けると、2 番目の形式は、cdpushd コマンドのシリーズと
               してディレクトリスタックを filename に保存します。-L を付ける
               と、シェルは、-S オプションまたは savedirs メカニズムによってた
               ぶん保存されたディレクトリスタックのファイルである filename を
               ソースし (読み込み) ます。いずれにしても、filename が与えられな
               いなら、dirsfile が使用され、dirsfile が未設定であるなら、
               ~/.cshdirs が使用されます。

               ログインシェルは、スタートアップで `dirs -L' と同様のことを行
               い、savedirs が設定されているなら、終了の前に `dirs -S' を行う
               ことに注意してください。通常、~/.tcshrc だけが、~/.cshdirs の前
               にソースされる (読み込まれる) ので、dirsfile は、~/.login では
               なく、~/.tcshrc で設定されるべきです。

               最後の形式は、ディレクトリスタックをクリアします。

       echo [-n] word ...
               空白によって区切られ、改行で終わる、各 word をシェルの標準出力
               に書き込みます。echo_style シェル変数は、echo の BSD および
               System V バージョンのフラグとエスケープシーケンスをエミュレート
               する (またはそうしない) ために設定されます。echo(1) を参照して
               ください。

       echotc [-sv] arg ... (+)
               args の端末のケーパビリティ (termcap(5) を参照) を実行します。
               例えば、'echotc home' は、カーソルをホームポジションに移動し、
               'echotc cm 3 10' は、カーソルをカラム 3 と行 10 に移動し、
               'echotc ts 0; echo "This is a test."; echotc fs' は、"This is a
               test." をステータス行に印刷 (表示) します。

               arg が 'baud', 'cols', 'lines', 'meta' または 'tabs' であるな
               ら、そのケーパビリティの値を印刷 (表示) します ("yes" または
               "no" は、端末がそのケーパビリティがあるか、ないかを示していま
               す)。遅い端末で冗長ではないシェルスクリプトから出力を行うか、ま
               たは画面の行の数のためにコマンドの出力を制限するために、これを
               使用してもよいでしょう:

                   > set history=`echotc lines`
                   > @ history--

               termcap 文字列は、正しく echo しないワイルドカードを含むことが
               できます。ステータス行に日付を置く次の例でのように、端末機能文
               字列にシェル変数を設定するとき、ダブルクォートを使用するべきで
               す:

                   > set tosl="`echotc ts 0`"
                   > set frsl="`echotc fs`"
                   > echo -n "$tosl";date; echo -n "$frsl"

               -s で、存在しない機能は、エラーを起こすのではなく、空を返しま
               す。-v で、メッセージは、冗長です。

       else
       end
       endif
       endsw   下記の foreach, if, switchwhile 文の説明を参照してくださ
               い。

       eval arg ...
               シェルへの入力として引数を扱い、現在のシェルのコンテキストで結
               果の (複数の) コマンドを実行します。これらの置換の前に解析が起
               こるので、これは、コマンドまたは変数の置換の結果として生成され
               たコマンドを実行するために通常使用されます。eval のサンプルの使
               用については、tset(1) を参照してください。

       exec command
               現在のシェルの代わりに指定されたコマンドを実行します。

       exit [expr]
               シェルは、指定された expr (で説明されるような式) の値で、また
               は expr なしでは、値 0 のいずれかで終了します。

       fg [%job ...]
               指定されたジョブ (または引数なしで、現在のジョブ) をフォアグラ
               ウンドにして、それが停止されるなら、それぞれ継続します。job
               は、ジョブで説明されるように数値、文字列、`', `%', `+' または
               `-' を指定できます。また、run-fg-editor エディタコマンドも参照
               してください。

       filetest -op file ... (+)
               各 file に (ファイル問合わせ演算子で説明されるようにファイル問
               い合わせ演算子) op を適用し、空白で区切られたリストとして結果を
               返します。

       foreach name (wordlist)
       ...
       end     wordlist の各メンバに変数 name を連続して設定し、このコマンドと
               一致する end の間のコマンドのシーケンスを実行します。(foreachend の両方は、個別の行に単独で現れなければなりません。) 組み
               込みコマンド continue は、ループを時期を早めて続けるために使用
               され、組み込みコマンド break は、ループを時期を早めて終了するた
               めに使用されます。このコマンドが、端末から読み込まれるとき、
               ループは、ループ中のあらゆる文を実行する前に、いったん
               `foreach? ' (または prompt2) のプロンプトを出して、読み込まれま
               す。利用者が、端末のループでタイプの誤りをしたなら、利用者は、
               それを消すことができます。

       getspath (+)
               システム実行パスを印刷 (表示) します。(TCF のみ)

       getxvers (+)
               実験的なバージョンの接頭辞印刷 (表示) します。(TCF のみ)

       glob wordlist
               echo に似ていますが、`-n' パラメータは、認識されず、単語は、出
               力のヌル文字によって区切られます。ファイル名に単語のリストを展
               開するシェルを使用したいプログラムに役に立ちます。

       goto word
               word は、ファイル名で、形式 `label' の文字列を与えるコマンド置
               換です。シェルは、その入力をできるだけ巻き戻し、場合により空白
               またはタブが先行する、形式 `label:' の行を検索し、その行の後か
               ら実行を継続します。

       hashstat
               内部のハッシュテーブルが (exec を回避して) どのくらい効率的にコ
               マンドを見つけたかを示す統計値の行を印刷 (表示) します。ハッ
               シュ関数がヒットの可能性を示す path の構成要素ごとに、そして、
               `/' で始まらない各構成要素で exec が試みられます。

               vfork(2) がないマシンで、ハッシュバケットの数とサイズのみを印刷
               (表示) します。

       history [-hTr] [n]
       history -S|-L|-M [filename] (+)
       history -c (+)
               最初の形式は、ヒストリイベントのリストを印刷 (表示) します。n
               だけが与えられるなら、n 個の最も最近のイベントが、印刷 (表示)
               されるか、または保存されます。-h を付けると、ヒストリリストは、
               先導する数値なしで印刷 (表示) されます。-T が指定されるなら、ま
               た、タイムスタンプは、コメントの形式で印刷 (表示) されます。(こ
               れは、'history -L' または 'source -h' でロードするために適切な
               ファイルを生成するために使用されます。) -r を付けると、印刷 (表
               示) の順序は、古いものを最初ではなく、最も最近のものを最初にし
               ます。

               -S を付けると、2 番目の形式は、ヒストリリストを filename に保存
               します。savehist シェル変数の最初の単語が数値に設定されているな
               ら、多くてもその数の行が保存されます。savehist の 2 番目の単語
               が、`merge' に設定されるなら、ヒストリリストは、(それがあるな
               ら) それを置き換える代わりに既存のヒストリファイルとマージさ
               れ、タイムスタンプによってソートされます。(+) マージは、同時の
               使用のいくつかのシェルで X Window System のような環境を対象とし
               ています。savehist の 2 番目の単語が、`merge' であり、3 番目の
               単語が `lock' に設定されるなら、ヒストリファイルの更新は、正確
               に同じ時間にヒストリをマージするためにたぶん似ている他のシェル
               のセッションによってシリアル化されます。

               -L を付けると、シェルは、たぶん -S オプション、または savehist
               メカニズムによってヒストリリストに保存されたヒストリリストであ
               る filename に付け加えられます。-M は、-L に似ていますが、
               filename の内容は、ヒストリリストにマージされ、タイムスタンプに
               よってソートされます。いずれにしても、filename が与えられないな
               ら、histfile が使用され、histfile が設定されていないなら、
               ~/.history が使用されます。`history -L' は、ファイル名を必要と
               しないことを除いて、'source -h' と同様です。

               ログインシェルがスタートアップで `history -L' と同様のことを行
               い、savehist が設定されているなら、終了する前に `history -S' を
               行うことに注意してください。~/.tcshrc が、通常、~/.history の前
               に、source (読み込む) されるので、histfile は、~/.login ではな
               く、~/.tcshrc に設定されるべきです。

               histlit が設定されるなら、最初と 2 番目の形式は、ヒストリリスト
               のリテラルの (展開されていない) 形式を印刷 (表示) し、保存しま
               す。

               最後の形式は、ヒストリリストをクリアします。

       hup [command] (+)
               command を付けると、ハングアップ (hangup) シグナルで終了し、
               シェルが終了するとき、ハングアップ (hangup) シグナルを、送るた
               めにシェルのための手配するように、command を実行します。コマン
               ドは、hup を上書きし、ハングアップ (hangup) のために、それた自
               体の応答を設定することに注意してください。引数なしで、スクリプ
               トの残りのためのハングアップ (hangup) で、非対話型のシェルのみ
               終了します。また、シグナル処理nohup 組み込みコマンドを参照し
               てください。

       if (expr) command
               expr (で説明されるような式) が、真と評価するなら、command
               が、実行されます。command での変数の置換は、早期に起こり、同時
               に、if コマンドの残りのために行われます。command は、エイリア
               ス、パイプライン、コマンドリストまたは括弧で囲まれたコマンドリ
               ストではなく、簡単なコマンドでなければなりませんが、引数を付け
               られます。入出力のリダイレクションは、たとえ expr が偽であり、
               したがって、command が、実行されなくても、起こります。これは、
               バグです。

       if (expr) then
       ...
       else if (expr2) then
       ...
       else
       ...
       endif   指定された expr が真であるなら、最初の else までの (複数の) コ
               マンドが、実行されます。そうでなければ、expr2 が真であるなら、2
               番目の else までの (複数の) コマンドが、実行されます、など続き
               ます。いくつでも else-if ペアが指定できます。1 つの endif だけ
               必要です。else 部分は、同じように省略可能です。(単語 elseendif は、入力行の最初に現れなければなりません。if は、その入力
               行に 1 つか、または else の後に現れなければなりません。)

       inlib shared-library ... (+)
               それぞれの shared-library を現在の環境変数に追加します。共有ラ
               イブラリを削除する方法はありません。(Domain/OS のみ)

       jobs [-l]
               アクティブなジョブをリストします。-l を付けると、通常の情報に加
               えてプロセス ID をリストします。TCF システムで、各ジョブが実行
               しているサイトを印刷 (表示) します。

       kill [-s signal] %job|pid ...
       kill -l 最初と 2 番目の形式は、指定された signal (または、何も与えられ
               ないなら、TERM (終了) シグナル) を、指定されたジョブまたはプロ
               セスに送ります。job は、ジョブで説明されるように、数値、文字
               列、`', `%', `+' または `-' を指定することができます。シグナル
               は、数値によって与えられるか、または (接頭辞 `SIG' を取り除い
               て、/usr/include/signal.h で与えられるような) 名前によって与え
               られます。デフォルトの job はありません。単に `kill' とすること
               は、現在のジョブにシグナルは送られません。送られているシグナル
               が TERM (終了) または HUP (ハングアップ) であるなら、ジョブまた
               はプロセスは、同様に CONT (継続) シグナルが送られます。3 番目の
               形式は、シグナルの名前をリストします。

       limit [-h] [resource [maximum-use]]
               指定された resourcemaximum-use を個別に越えないように作成さ
               れる現在のプロセスと各プロセスによる消費の制限。maximum-use が
               与えられないなら、現在の制限が印刷 (表示) されます。resource が
               与えられないなら、すべての制限が与えられます。-h フラグが与えら
               れるなら、ハードな制限 (hard limit) は、現在の制限 (current
               limit) の代わりに使用されます。ハードな制限は、現在の制限の値の
               上限を定めます。スーパユーザだけが、ハードな制限を上げることが
               できますが、ユーザは、正当な範囲内で現在の制限を下げるか、また
               は上げることができます。

               現在、制御可能なリソースは、(OS によってサポートされるなら) 次
               の通りです:

               cputime
                      各プロセスによって使用される cpu 秒 (cpu-second) の最大
                      の数

               filesize
                      作成することができる最も大きな単一のファイル

               datasize
                      プログラムテキストの終わりを越える sbrk(2) によって
                      data+stack 領域の最大の増加量

               stacksize
                      自動的に拡張されるスタック領域の最大サイズ

               coredumpsize
                      作成される最も大きなコアダンプのサイズ

               memoryuse
                      プロセスが一度に与えられる割り付けた物理メモリの最大の量

               vmemoryuse
                      プロセスが与えれた時間で割り付けられる仮想メモリの最高の
                      量 (アドレス空間)

               vmemoryuse
                      プロセスが与えれた時間で割り付けられる仮想メモリの最高の
                      量訳注: vmemoryuse が 2 つあるのは、原文の誤りと思われ
                      る。

               heapsize
                      プロセスが brk() システムコールごとに割り付けるメモリの
                      最大の量

               descriptors または openfiles
                      このプロセスのためにオープンするファイルの最大数

               pseudoterminals
                      このユーザのための疑似端末の最大の数

               kqueues
                      このプロセスに割り付けられた kqueues の最大の数

               concurrency
                      このプロセスのためのスレッドの最大の数

               memorylocked
                      プロセスが、mlock(2) を使用してメモリにロックする最大の
                      サイズ

               maxproc
                      このユーザ ID のための同時に存在するプロセスの最大の数

               maxthread
                      このユーザ id のための同時に存在するのスレッド (軽量プロ
                      セス) の最大の数

               threads
                      このプロセスのためのスレッドの最大の数

               sbsize このユーザのためのソケットバッファの使用量の最大のサイズ

               swapsize
                      このユーザのために予約するか、または使用するスワップ空間
                      の最大の量

               maxlocks
                      このユーザのためのロックの最大の数

               posixlocks
                      このユーザのための POSIX アドバイザリロックの最大の数

               maxsignal
                      このユーザのための保留中のシグナルの最大の数

               maxmessage
                      このユーザのための POSIX mqueue のバイトの最大の数

               maxnice
                      ユーザが、このユーザのためのマップされた [19...-20] から
                      [0...39] までの上げることを許された最大の nice 優先順
                      位。

               maxrtprio
                      このユーザのための最大のリアルタイム優先順位

               maxrttime
                      このユーザのためのマイクロ秒単位の RT タスクのためのタイ
                      ムアウト

               maximum-use は、(浮動小数点数または整数) として与えられ、スケー
               ル係数 (scale factor) が続きます。cputime を以外のすべての制限
               のために、デフォルトのスケールは、`k' または `kilobytes' (1024
               バイト) です。`m' または `megabytes' または `g' または
               `gigabytes' のスケール係数 (scale factor) も指定されます。
               cputime のために、デフォルトのスケーリングは、`seconds' です、
               一方、分のための `m' または時間のための `h'、または分と秒を与え
               る形式 `mm:ss' の時間が使用されます。

               maximum-use が `unlimited' であるなら、指定された resource に対
               する制限は、取り除かれます (これは、unlimit 組み込みコマンドと
               同等です)。

               resource 名とスケール係数 (scale factor) の両方に対して、名前の
               明白な接頭辞で十分となります。

       log (+) watch シェル変数を印刷 (表示) し、ユーザが最後にログインしたと
               きにかかわらず、誰がログインされたかを watch (監視) して示され
               る各ユーザを報告します。また、watchlog を参照してください。

       login   /bin/login のインスタンスでそれを置き換え、ログインシェルを終了
               します。訳注: FreeBSD では、/usr/bin/login です。これは、sh(1)
               との互換性のためにインクルードされる、ログオフする 1 つの方法で
               す。

       logout  ログインシェルを終了します。ignoreeof が設定されるなら、特に役
               に立ちます。

       ls-F [-switch ...] [file ...] (+)
               `ls -F' に似てファイルをリストしますが、より高速です。特殊文字
               でリストされる特別なファイルの各タイプのを識別します:

               /   ディレクトリ
               *   実行形式
               #   ブロックデバイス
               %   キャラクタデバイス
               |   名前付きパイプ (名前付きパイプがあるシステムのみ)
               =   ソケット (ソケットがあるシステムのみ)
               @   シンボリックリンク (シンボリックリンクがあるシステムのみ)
               +   隠しディレクトリ (AIX のみ) またはコンテキスト依存 (HP/UX
                   のみ)
               :   ネットワーク特殊 (HP/UX のみ)

               listlinks シェル変数が設定されているなら、シンボリックリンク
               は、(もちろん、それらがあるシステムのみで) 詳細に識別されます:

               @   ディレクトリ以外へのシンボリックリンク
               >   ディレクトリへのシンボリックリンク
               &   どこにもないシンボリックリンク

               また、listlinks は、ls-F を遅くし、シンボリックリンクによって指
               されたファイルを保持しているパーティションをマウントします。

               listflags シェル変数は、`x'、`a' または `A' に設定されるか、ま
               たはなんらかの組み合わせ、それに関して (例えば `xA') に設定され
               るなら、それらは、`ls -xF', `ls -Fa', `ls -FA' または組み合わせ
               (例えば、`ls -FxA') のように動作して、ls-F へのフラグのように使
               用されます。`ls -C' がデフォルトではないマシンで、ls-F は、
               listflags が `x' を含んでいないなら、`ls -CF' のように動作し、
               含む場合に、`ls -xF' のように動作します。ls-F は、何らかのス
               イッチが与えられるなら、ls(1) にその引数を渡すので、`alias ls
               ls-F' は、一般的に正しいことを行います。

               ls-F 組み込みコマンドは、ファイルタイプまたは拡張子に依存して異
               なった色を使用してファイルをリストすることができます。color
               シェル変数と LS_COLORS 環境変数を参照してください。

       migrate [-site] pid|%jobid ... (+)
       migrate -site (+)
               最初の形式は、指定されたサイトまたはシステムパスによって決定さ
               れたデフォルトのサイトにプロセスまたはジョブを移動します。2 番
               目の形式は、`migrate -site $$' と同等です: それは、指定されたサ
               イトに現在のプロセスを移動します。シェル自体を移動することは、
               シェルがその tty を失いたくないので、予期しない振る舞いを引き起
               こすかもしれません。(TCF のみ)

       newgrp [-] [group] (+)
               `exec newgrp' と同等です。newgrp(1) を参照してください。シェル
               がそのようにコンパイルされた場合のみ利用可能です。version シェ
               ル変数を参照してください。

       nice [+number] [command]
               シェルのためのスケジュールの優先度を number に設定するか、また
               は number なしで、4 に設定します。command を付けると、適切な優
               先度で command を実行します。より大きな number は、プロセスが得
               る cpu を少なくします。スーパユーザは、`nice -number ...' を使
               用することによって負の優先度を指定することができます。コマンド
               は、常にサブシェルで実行され、適用する単純な if 文をコマンドに
               置かれる制限があります。

       nohup [command]
               command を付けると、ハングアップシグナルを無視する command を実
               行します。コマンドは、nohup を上書きして、それら自体の応答をハ
               ングアップに設定することに注意してください。引数なしで、対話型
               でないシェルだけ、スクリプトの残りのためのハングアップを無視し
               ます。また、シグナル処理hup 組み込みコマンドも参照してくださ
               い。

       notify [%job ...]
               シェルは、次のプロンプトがいつものようになるまで、待つ代わり
               に、指定されたジョブのうちのいずれかの状態 (または %job なし
               で、現在のジョブ) が変更されるとき、非同期的にユーザに通知しま
               す。job は、ジョブので説明されているように、数値、文字列、`',
               `%', `+' または `-' を設定できます。また、notify シェル変数も参
               照してください。

       onintr [-|label]
               割り込みでシェルの動作を制御します。引数なしで、シェルスクリプ
               トを終了するか、または端末コマンドの入力レベルに戻る、割り込み
               でシェルのデフォルトの動作を復元します。`-' を付けることによっ
               て、すべての割り込みは、無視されます。label を付けることによっ
               て、シェルは、割り込みが受け付けられるとき、またはそれが割り込
               まれたので、子プロセスが終了するとき、`goto label' を実行しま
               す。

               onintr は、とにかく割り込みが無効にされるところで、シェルが、シ
               ステムのスタートアップファイル (関連ファイルを参照) で、デタッ
               チされて実行しているなら、無視されます。

       popd [-p] [-l] [-n|-v] [+n]
               引数なしで、ディレクトリスタックをポップアップして、新しい先頭
               のディレクトリに返ります。数値 `+n' を付けると、スタックの n 番
               目のエントリを破棄します。

               最後に、popd のすべての形式は、ちょうど dirs のように最後のディ
               レクトリスタックを印刷 (表示) します。pushdsilent シェル変数
               は、これを防止するために設定することができ、pushdsilent を上書
               きするために、-p フラグを与えることができます。-l, -n-v フ
               ラグには、dirs でのように popd と同じ効果があります。(+)

       printenv [name] (+)
               すべての環境変数の名前と値を印刷 (表示) するか、または name を
               付けると、環境変数 name の値を印刷 (表示) します。

       pushd [-p] [-l] [-n|-v] [name|+n]
               引数なしで、ディレクトリスタックの先頭の 2 つの要素を交換しま
               す。pushdtohome が設定されるなら、引数なしの pushd は、cd のよ
               うに `pushd ~' を行います。(+) name を付けると、現在の作業ディ
               レクトリをディレクトリスタックにプッシュし、name に移します。
               (+) name が `-' であるなら、それは、前の作業ディレクトリと解釈
               されます (ファイル名の置換を参照)。(+) dunique が設定されるな
               ら、pushd は、スタックにそれをプッシュする前にスタックから name
               のあらゆるインスタンスを削除します。(+) 数値 `+n' を付けると、
               先頭の要素となるように、ディレクトリスタックまわりの n 番目に要
               素を回転させて、それに移動します。しかしながら、dextract が設定
               されるなら、`pushd +n' は、n 番目のディレクトリスタックを抽出
               し、スタックの先頭にそれをプッシュし、それに移動します。(+)

               最後に、pushd のすべての形式は、ちょうど dirs のように最後の
               ディレクトリスタックを印刷 (表示) します。これを防止するため
               に、pushdsilent シェル変数を設定することができ、pushdsilent を
               上書きするために -p フラグを与えることができます。-l, -n-v
               フラグには、dirs でのように、pushd と同じ効果があります。(+)

       rehash  path 変数のディレクトリの内容の内部のハッシュテーブルを再計算し
               ます。これは、autorehash シェル変数が設定されていなくて、利用者
               がログインしている間に新しいコマンドが path のディレクトリに追
               加されるなら、必要です。autorehash を設定すると、新しいコマンド
               が、ハッシュテーブルで異なるディレクトリに既に存在するのと同じ
               名前の別のコマンドがあるような特殊な場合を除いて、自動的に見つ
               かります。また、チルダ拡張によって構築されたホームディレクトリ
               のキャッシュをフラッシュします。

       repeat count command
               上記の 1 行の if 文の command として同じ制限に従う指定された
               command は、count 回数実行されます。I/O リダイレクションは、た
               とえ count が 0 であっても、正確に 1 度起こります。

       rootnode //nodename (+)
               `/' が `//nodename' と解釈されるように、ルートノードを
               //nodename に変更します。(Domain/OS のみ)

       sched (+)
       sched [+]hh:mm command (+)
       sched -n (+)
               最初の形式は、スケジュールされているイベントリストを印刷 (表示)
               します。sched シェル変数は、スケジュールされたイベントリストが
               印刷 (表示) される形式を定義するために設定されます。2 番目の形
               式は、スケジュールされたイベントリストに command を追加します。
               例えば、

                   > sched 11:00 echo It\'s eleven o\'clock.

               これによって、シェルは、午前 11 時に `It's eleven o'clock.' と
               エコーします。時間は、12 時間の AM/PM 形式で指定できます。

                   > sched 5pm set prompt='[%h] It\'s after 5; go home: >'

               または、現在の時間に相対的に指定することができます。

                   > sched +2:15 /usr/lib/uucp/uucico -r1 -sother

               相対的な時間の指定は、AM/PM 形式を使用しません。3 番目の形式
               は、イベントをリストから項目 n を削除します。

                   > sched
                        1  Wed Apr  4 15:42  /usr/lib/uucp/uucico -r1 -sother
                        2  Wed Apr  4 17:00  set prompt=[%h] It's after 5; go
                   home: >
                   > sched -2
                   > sched
                        1  Wed Apr  4 15:42  /usr/lib/uucp/uucico -r1 -sother

               スケジュールされたイベントリストのコマンドは、コマンドがスケ
               ジュールされる時間の後に最初のプロンプトが印刷 (表示) される直
               前に、実行されます。コマンドが実行されるとき、正確な時間を見逃
               す可能性がありますが、期限を過ぎたコマンドは、次のプロンプトで
               実行します。シェルがユーザの入力を待っている間に期限が来たコマ
               ンドは、直ちに実行されます。しかしながら、すでに実行しているコ
               マンドの通常の操作は、スケジュールされたイベントリストの要素が
               実行できるように、割り込まれません。

               このメカニズムは、似ていますが、いくつかの Unix システムの
               at(1) と同じではありません。その主要な不利な点は、指定された時
               間に正確にコマンドを実行できないことです。その主要な利点は、
               sched が直接シェルから実行されるので、シェル変数と他の構造にア
               クセスできることです。これは、時刻に基づいてユーザの作業環境を
               変更するためのメカニズムを提供しています。

       set
       set name ...
       set name=word ...
       set [-r] [-f|-l] name=(wordlist) ... (+)
       set name[index]=word ...
       set -r (+)
       set -r name ... (+)
       set -r name=word ... (+)
               コマンドの最初の形式は、すべてのシェル変数の値を印刷 (表示) し
               ます。複数の単一の単語を含んでいる変数は、括弧で囲まれた単語リ
               ストとして印刷 (表示) します。2 番目の形式は、name を空の文字列
               に設定します。3 番目の形式は、name を単一の word に設定します。
               4 番目の形式は、namewordlist の単語のリストに設定します。す
               べての場合に、値は、展開されたコマンドとファイル名です。-r が指
               定されるなら、値は、読み込み専用で設定されます。-f または -l が
               指定されるなら、ユニークな単語だけを、それらの順序を保持するよ
               うに設定します。-f は、単語の最初の発生を選び、-l は、最後の発
               生を選びます。5 番目の形式は、nameindex 番目の構成要素を
               word に設定します。この構成要素は、すでに存在していなければなり
               ません。6 番目の形式は、読み込み専用であるすべてのシェル変数の
               名前だけをリストします。7 番目の形式は、それに値があるかどうか
               にかかわらず name を読み込み専用とします。8 番目の形式は、3 番
               目の形式と同じですが、同時に name を読み込み専用とします。

               これらの引数は、設定することを繰り返し、および単一の set コマン
               ドで読み込み専用の複数の変数にすることができます。しかしなが
               ら、あらゆる設定が起こる前に、すべての引数のために変数の展開が
               起こることに注意してください。また、`=' は、nameword の両方
               に隣接することができるか、または空白類によって両方から区切られ
               ますが、どれか一方に隣接することはできないことにも注意してくだ
               さい。また、unset 組み込みコマンドも参照してください。

       setenv [name [value]]
               引数なしで、すべての環境変数の名前と値を印刷 (表示) します。
               name が与えられ、環境変数 namevalue に設定するか、または
               value がないなら、空文字列に設定します。

       setpath path (+)
               setpath(1) と同様です。(Mach のみ)

       setspath LOCAL|site|cpu ... (+)
               システムの実行パスを設定します。(TCF のみ)

       settc cap value (+)
               (termcap(5) で定義されるような) 端末のケーパビリティ cap に値
               value があることを信じるようにシェルに伝えます。健全性のチェッ
               クは、行われません、Concept 端末のユーザは、一番右のカラムで適
               切な折り返しを得るために `settc xn no' を行わなければなりませ
               ん。

       setty [-d|-q|-x] [-a] [[+|-]mode] (+)
               シェルが変更することを許可されない tty モード (端末管理を参照)
               を制御します。-d, -q または -x は、それぞれ、tty モードの
               `edit', `quote' または `execute' の設定で動作するように setty
               に伝えます。-d, -q または -x なしでは、`execute' が使用されま
               す。

               他の引数なしで、setty は、オン (`+mode') またはオフ (`-mode')
               で固定される選択された集合のモードをリストします。したがって、
               利用可能なモードと表示は、システムによって代わります。-a を付け
               ると、それらが固定されるかどうか選択された集合ですべての tty
               モードをリストします。+mode, -mode または mode を付けると、オン
               またはオフの mode を固定するか、または選択された集合で mode か
               らの制御を取り除きます。例えば、`setty +echok echoe' は、
               `echok' モードをオンに固定し、シェルがコマンドを実行していると
               き、`echoe' モードのオンまたはオフをコマンドが切り替えることを
               許可します。

       setxvers [string] (+)
               実験的なバージョンの接頭辞を string に設定するか、または string
               が省略されるなら、それを削除します。(TCF のみ)

       shift [variable]
               引数なしで、argv[1] を破棄して、argv のメンバを左にシフトしま
               す。それは、設定されていない argv のエラーか、または値として 1
               つの単語もないエラーです。variable を付けると、variable で同じ
               機能を実行します。

       source [-h] name [args ...]
               シェルは、name からコマンドを読み込んで実行します。コマンドは、
               ヒストリリストに置かれません。なんらかの args が与えられるな
               ら、それらは、argv に置かれます。(+) source ソースコマンドは、
               入れ子にすることができます。それらがあまりに深く入れ子にされた
               なら、シェルは、ファイル記述子を使い果たすでしょう。あらゆるレ
               ベルの source のエラーは、すべての入れ子にされた source コマン
               ドを終了します。-h を付けると、コマンドは、`history -L' にそっ
               くりに実行される代わりにヒストリリストに置かれます。

       stop %job|pid ...
               バックグラウンドで実行している指定されたジョブまたはプロセスを
               停止します。job は、ジョブで説明されているように、数値、文字
               列、`', `%', `+' または `-' を指定できます。デフォルトのjob は
               ありません。単に `stop' と記述することは、現在のジョブを停止し
               ません。

       suspend シェルは、あたかも ^Z で停止シグナルを送られたかのように、直ち
               に停止します。これは、ほとんどの場合、su(1) によって開始された
               シェルを停止するために使用されます。

       switch (string)
       case str1:
           ...
           breaksw
       ...
       default:
           ...
           breaksw
       endsw   各 case ラベルは、展開された最初のコマンドとファイル名である指
               定された string に対して連続して照合されます。ファイルのメタ
               キャラクタ `*', `?' と `[...]' は、展開された変数である、case
               ラベルで使用されます。`default' ラベルが見つけられる前にラベル
               のどれも一致しないなら、実行は、default ラベルの後で開始しま
               す。各 case ラベルと default ラベルは、行の最初に現れなければな
               りません。コマンド breaksw によって、実行は、endsw の後に続きま
               す。そうでなければ、制御は、C のように、case ラベルと default
               ラベルを通り抜けて下に落ちます。ラベルが一致せず、デフォルトが
               ないなら、実行は、endsw の後に続きます。

       telltc (+)
               すべての端末のケーパビリティの値をリストします (termcap(5) を参
               照)。

       termname [terminal type] (+)
               terminal type (または、terminal type が与えられないなら、TERM
               の現在の値) にホストの termcap(5) または terminfo(5) データベー
               スのエントリがあるかどうか調べます。標準出力に端末タイプを印刷
               (表示) し、エントリが存在するなら、0 を返し、そうでなければ、1
               を返します。

       time [command]
               (エイリアス、パイプライン、コマンドリストまたは括弧で囲まれたコ
               マンドリストではなく、簡単なコマンドでなければならない) command
               を実行し、time 変数で説明されるように時間の要約を印刷 (表示) し
               ます。必要であるなら、特別なシェルは、コマンドが補完するとき、
               時間の統計を印刷 (表示) するために作成されます。command なし
               で、現在のシェルとその子プロセスのための時間の要約を印刷 (表示)
               します。

       umask [value]
               ファイル作成マスクを 8 進数で与えられた value に設定します。マ
               スクのための共通の値は、グループへのすべてのアクセスとその他へ
               の読み込みと実行アクセスを与える 002 であり、グループとその他へ
               の読み込みと実行アクセスを与える 022 です。value を付けないな
               ら、現在のファイル作成マスクを印刷 (表示) します。

       unalias pattern
               名前が pattern と一致するすべてのエイリアスを削除します。した
               がって、`unalias *' は、すべてのエイリアスを削除します。unalias
               されるものが何もなくても、エラーではありません。

       uncomplete pattern (+)
               名前が pattern と一致しているすべての補完を削除します。したがっ
               て、`uncomplete *' は、すべての補完を削除します。uncomplete さ
               れるものが何もなくても、エラーではありません。何も未補完ではな
               いことがエラーではありません。

       unhash  実行されるプログラムをすばやく見つける内部のハッシュテーブルの
               使用を無効にします。

       universe universe (+)
               universe を universe に設定します。(Masscomp/RTU のみ)

       unlimit [-hf] [resource]
               resource 制限を取り除くか、または resource が指定されないなら、
               すべての resource の制限を取り除きます。-h を付けると、対応する
               ハードな制限が取り除かれます。スーパユーザだけが、これを行うこ
               とができます。ほとんどのシステムで descriptors を制限なしにする
               ことができないので、unlimit は、成功して終了しないことに注意し
               てください。-f を付けると、エラーは、無視されます。

       unset pattern
               名前が pattern と一致しているすべての変数が、読み込み専用でない
               なら、削除します。したがって、`unset *' は、それらが読み込み専
               用でないなら、すべての変数を削除します。これは、良い考えではあ
               りません。unset するものが何もなくても、エラーではありません。

       unsetenv pattern
               名前が pattern と一致しているすべての環境変数を削除します。した
               がって、`unsetenv *' は、すべての環境変数を削除します。これは、
               良い考えではありません。それは、unsetenv されるものが何もなくて
               も、エラーではありません。

       ver [systype [command]] (+)
               引数なしで、SYSTYPE を印刷 (表示) します。systype を付けると、
               SYSTYPEsystype に設定します。systypecommand を付ける
               と、systype の下で command を実行します。systype は、`bsd4.3'
               または `sys5.3' を指定できます。(Domain/OS のみ)

       wait    シェルは、すべてのバックグラウンドジョブを待ちます。シェルが対
               話型であるなら、割り込みは、wait を中断して、シェルは、すべての
               未解決のジョブの名前と番号を印刷 (表示) します、

       warp universe (+)
               universe を universe に設定します。(Convex/OS のみ)

       watchlog (+)
               log 組み込みコマンドのための代替の名前 (これを参照)。シェルがそ
               のようにコンパイルされた場合のみ利用可能です。version シェル変
               数を参照してください。

       where command (+)
               エイリアス、組み込みコマンドと path の実行形式を含めて、command
               のすべての既知のインスタンスを報告します。

       which command (+)
               置換、path 検索などの後に、シェルによって実行されるコマンドを表
               示します。組み込みコマンドは、ちょうど which(1) に似ています
               が、それは、tcsh のエイリアスと組み込みを正確に報告し、10 から
               100 倍高速です。また、which-command エディタコマンドもを参照し
               てください。

       while (expr)
       ...
       end     expr (で説明されるような式) が 0 でないと評価される間、while
               と対応する end の間のコマンドを実行します。whileend は、そ
               れらの入力行に単独で現れなければなりません。breakcontinue
               は、ループを時期尚早に終わらせるか、または継続するために使用さ
               れます。入力が端末であるなら、ユーザは、foreach と同様にループ
               を通してはじめてプロンプトが出されます。

   特別なエイリアス (+)
       設定されるなら、これらのエイリアスのそれぞれは、指示された時間に、自動
       的に実行します。それらは、すべて最初には未定義です。

       beepcmd シェルが端末ベルを鳴らしたいとき、実行します。

       cwdcmd  作業ディレクトリを変更した後ごとに実行します。例えば、ユーザ
               が、twm(1) のようなタイトルバーをサポートする xterm(1) とリペア
               レンティング (re-parenting) ウィンドウマネジャを使用する X
               window system で動作しているなら、次を行い、

                   > alias cwdcmd  'echo -n "^[]2;${HOST}:$cwd ^G"'

               次に、シェルは、ホスト、コロンと完全な現在の作業ディレクトリの
               名前となるように実行している xterm(1) のタイトルを変更します。
               それを行うための風変わりな方法は、次の通りです。

                   > alias cwdcmd 'echo -n
                   "^[]2;${HOST}:$cwd^G^[]1;${HOST}^G"'

               これは、ホスト名と作業ディレクトリをタイトルバーに入れますが、
               アイコンマネージャのメニューにホスト名だけ入れます。

               cwdcmdcd, pushd または popd を置くことは、無限ループを起こ
               すかもしれないことに注意してください。そうしている人は誰でも、
               人は、価値があるものを取得するというのは、作者の見解です。

       jobcmd  各コマンドが実行される前、またはコマンドが状態を変更するとき、
               実行します。これは、postcmd に似ていますが、組み込みコマンドで
               印刷 (表示) しません。

                   > alias jobcmd  'echo -n "^[]2\;\!#:q^G"'

               次に、vi foo.c を実行することは、コマンド文字列を xterm タイト
               ルバーに入れます。

       helpcommand
               run-help エディタコマンドによって呼び出されます。ヘルプが捜し出
               すコマンド名は、唯一の引数として渡されます。例えば、ユーザが次
               を行うと、

                   > alias helpcommand '\!:1 --help'

               コマンド自体のヘルプの表示は、GNU ヘルプ呼び出し規約を使用し
               て、呼び出されます。現在、多くのコマンドのテーブルを使用するこ
               とを除いて、様々な呼び出し規約 (例えば、通例の Unix`-h') から成
               る簡単な方法はありません。

       periodic
               tperiod 分ごとに実行します。これは、新しいメールのような共通で
               すが、めったに起こらない変更をチェックするための便利な手段を提
               供します。例えば、ユーザが次を行うと、

                   > set tperiod = 30
                   > alias periodic checknews

               checknews(1) プログラムは、30 分ごとに実行します。periodic が設
               定されているが、tperiod が設定されていないか、または 0 に設定さ
               れているなら、periodic は、precmd のように振る舞います。

       precmd  各プロンプトが印刷 (表示) される直前に実行します。例えば、ユー
               ザが次を行うと、

                   > alias precmd date

               date(1) は、各コマンドのためのシェルプロンプトの直前に実行しま
               す。行うために precmd に何を設定できるかに関して制限はありませ
               んが、慎重に使用されるべきです。

       postcmd 各コマンドが実行される前に実行します。

                   > alias postcmd  'echo -n "^[]2\;\!#:q^G"'

               次に、vi foo.c を実行することは、コマンド文字列を xterm タイト
               ルバーに入れます。

       shell   スクリプト自体でインタプリタを指定しない、実行可能なスクリプト
               のためのインタプリタを指定します。最初の単語は、望ましいインタ
               プリタへの完全なパス名であるべきです (例えば、`/bin/csh' または
               `/usr/local/bin/tcsh')。

   特別なシェル変数
       このセクションで説明された変数は、シェルに特別の意味があります。

       シェルは、スタートアップで addsuffix, argv, autologout, csubstnonl,
       command, echo_style, edit, gid, group, home, loginsh, oid, path,
       prompt, prompt2, prompt3, shell, shlvl, tcsh, term, tty, uid, userversion を設定します。それらは、ユーザによって変更されない限り、その後
       変更されません。シェルは、必要なときに、cwd, dirstack, owdstatus を
       更新し、ログアウト時に logout を設定します。

       シェルは、同じ名前の環境変数で group, home, path, shlvl, termuser
       と同期します: 環境変数が、変更されるときはいつでも、シェルは、(シェル変
       数が読み込み専用でないなら) 対応するシェル変数を一致するように変更しま
       す、逆もまた同様です。cwdPWD は、同一の意味がありますが、それらがこ
       の方法で同期せず、シェルは、pathPATH の異なった形式の間で自動的に変
       換することに注意してください。

       addsuffix (+)
               設定されるなら、ファイル名の補完は、それらと正確に一致している
               とき、ディレクトリの終わりに `/' を追加し、通常のファイルの終わ
               りに空白に追加します。デフォルトで設定します。

       afsuser (+)
               設定されるなら、autologout のオートロック機能は、Kerberos 認証
               のためのローカルのユーザ名の代わりに、その値を使用します。

       ampm (+)
               設定されるなら、すべての時間は、12 時間単位の AM/PM 形式で表示
               されます。

       anyerror (+)
               この変数は、status 変数の値で伝搬されるものを選択します。詳細に
               ついては、以下の status 変数の説明を参照してください。

       argv    シェルへの引数。位置パラメータは、argv から取られます、すなわ
               ち、`$1' は、`$argv[1]' で置き換えられます、等々。デフォルトで
               設定されますが、通常、対話型のシェルで空です。

       autocorrect (+)
               設定されるなら、spell-word エディタコマンドは、各補完を試みる前
               に、自動的に呼び出されます。

       autoexpand (+)
               設定されるなら、expand-history エディタコマンドは、各補完を試み
               る前、自動的に呼び出されます。これが onlyhistory に設定されるな
               ら、ヒストリだけが展開され、2 番目の補完は、ファイル名を展開し
               ます。

       autolist (+)
               設定されるなら、あいまいな補完の後で、可能性がリストされます。
               `ambiguous' に設定されるなら、新しい文字が補完によって追加され
               ないときのみ、可能性がリストされます。

       autologout (+)
               最初の単語は、自動的なログアウトの前のアクティブでない分数で
               す。オプションの 2 番目の単語は、自動的なロックの前のアクティブ
               でない分数です。シェルが、自動的にログアウトするとき、それは、
               `auto-logout' を印刷 (表示) し、変数 logout を `automatic' に設
               定して、終了します。シェルが自動的にロックするとき、ユーザは、
               動作し続けるためにユーザのパスワードを入力することが要求されま
               す。5 回の間違った試みは、自動的なログアウトの結果となります。
               ログインとスーパユーザのシェルで、デフォルトで (60 分後に自動的
               なログアウトとロックなしで) `60' に設定されますが、シェルが、
               (すなわち、DISPLAY 環境変数が設定され) ウィンドウシステムの下で
               それが実行されていると思うなら、設定されず、tty が、疑似 tty
               (pty) であるか、または、シェルが、そのようにコンパイルされな
               かったなら、(version シェル変数を参照) 設定されません。また、
               afsuserlogout も参照してください。

       autorehash (+)
               設定されるなら、path 変数のディレクトリの内容の内部ハッシュテー
               ブルは、コマンドがハッシュテーブルに見つからないなら、再計算さ
               れます。さらに、利用可能なコマンドのリストは、各コマンドの完了
               のために再構築されるか、または、それぞれ、`complete' または
               `correct' に設定されているなら、スペルの修正を試みます。
               `always' に設定されているなら、これは、両方の場合のために行われ
               ます。

       backslash_quote (+)
               設定されるなら、バックスラッシュ (`\') は、常に `\', `'' と `"'
               をクォートします。これは、複雑なクォートをしているタスクをより
               容易にしますが、それは、csh(1) スクリプトの文法エラーを引き起こ
               すかもしれません。

       catalog メッセージカタログのファイル名。設定されるなら、tcsh は、デフォ
               ルトの `tcsh' の代わりに、メッセージカタログとして
               `tcsh.${catalog}' を使用します。

       cdpath  カレントディレクトリに見つからないなら、cd がサブディレクトリを
               検索するべきディレクトリのリスト。

       cdtohome (+)
               設定されないなら、cd は、ディレクトリname を必要とし、それが省
               略されているなら、home ホームディレクトリに行きません。これは、
               デフォルトで設定されます。

       color   設定されるなら、組み込みの ls-F のためのカラー表示を有効にし、
               --color=autols に渡します。代わりに、ただ 1 つのコマンドに
               カラーを有効にするために ls-F だけ、または ls だれに設定するこ
               とができます。それを何にも設定しないことは、(ls-F ls) にそれを
               設定することと同様です。

       colorcat
               設定されるなら、それは、NLS メッセージファイルのためのカラーの
               エスケープシーケンスを有効にします。そして、カラフルな NLS メッ
               セージを表示します。

       command (+)
               設定されるなら、-c フラグでシェルに渡されたコマンド (これを参
               照)。

       compat_expr (+)
               設定されるなら、シェルは、オリジナルの csh のように右から左に式
               を評価します。

       complete (+)
               `igncase' に設定されるなら、補完は、大文字と小文字を区別しない
               ようになります。`enhance' に設定されるなら、補完は、大文字小文
               字を無視し、ハイフンと下線を同等と見なします。また、単語のセパ
               レータとしてピリオド、ハイフンと下線 (`.', `-' と `_') を処理し
               ます。`Enhance' に設定されるなら、補完は、大文字と下線文字に明
               示的に一致し、大文字と小文字を区別する方法で小文字とハイフンに
               一致します。単語セパレータとしてピリオド、ハイフンと下線を処理
               します。

       continue (+)
               コマンドのリストに設定されるなら、シェルは、新しいものを始める
               代わりに、リストされたコマンドを継続します。

       continue_args (+)
               continue と同じですが、シェルは、次を実行します:

                   echo `pwd` $argv > ~/.<cmd>_pause; %<cmd>

       correct (+)
               `cmd' に設定されるなら、コマンドは、自動的にスペル訂正されま
               す。`complete' に設定されるなら、コマンドは、自動的に補完されま
               す。`all' に設定されるなら、全体のコマンド行が訂正されます。

       csubstnonl (+)
               設定されるなら、コマンド置換の改行とキャリッジリターンは、空白
               によって置き換えられます。デフォルトで設定します。

       cwd     カレントディレクトリのフルパス名。また、dirstackowd シェル
               変数も参照してください。

       dextract (+)
               設定されるなら、`pushd +n' は、先頭にそれを回転させるのではな
               く、ディレクトリスタックからの n 番目にディレクトリを抽出しま
               す。

       dirsfile (+)
               `dirs -S' と `dirs -L' がヒストリファイルを検索するデフォルトの
               位置。設定されていないなら、~/.cshdirs が使用されます。通常、
               ~/.tcshrc だけが ~/.cshdirs の前にソースされる (読み込まれる)
               ので、dirsfile は、~/.login ではなく、~/.tcshrc に設定されるべ
               きです。

       dirstack (+)
               ディレクトリスタックのすべてのディレクトリの配列。
               `$dirstack[1]' は、現在の作業ディレクトリで、`$dirstack[2]'
               は、スタックの最初のディレクトリです、等。現在の作業ディレクト
               リは、`$dirstack[1]' ですが、ディレクトリスタック置換などで
               `=0' であることに注意してください。dirstack を設定することに
               よってスタックを独断的に変更することができますが、最初の要素
               (現在の作業ディレクトリ) は、常に正しくなります。また、cwdowd シェル変数も参照してください。

       dspmbyte (+)
               'dspm' が version シェル変数の一部としてリストされるときかつそ
               のときに限り、効果があります。`euc' に設定されるなら、EUC-kanji
               (日本語) コードの表示と編集を有効にします。`sjis' に設定される
               なら、Shift-JIS (日本語) コードの表示と編集を有効にします。
               `big5' に設定されるなら、Big5 (中国語) コードの表示と編集を有効
               にします。`utf8' に設定されるなら、Utf8 (Unicode) コードの表示
               と編集を有効にします。次の形式に設定されるなら、オリジナルのマ
               ルチバイトコードの形式の表示と編集を有効にします:

                   > set dspmbyte = 0000....(256 bytes)....0000

               テーブルは、ちょうど 256 バイトを必要とします。256 文字の各文字
               は、ASCII コード 0x00, 0x01, ... 0xff (左から右) に対応していま
               す。各文字は、数値 0、1、2 と 3 に設定されます。各数値には、次
               の意味があります:
                 0 ... マルチバイト文字に対して使用されません。
                 1 ... マルチバイト文字の最初のバイトに対して使用されます。
                 2 ... マルチバイト文字の 2 番目のバイトに対して使用されます。
                 3 ... マルチバイト文字の最初のバイトと 2 番目のバイトに対して
               使用されます。

                 使用例:
               `001322' に設定されるなら、最初の文字 (ASCII コードの 0x00 を意
               味します) と 2 番目の文字 (ASCII コードの 0x01 を意味します)
               は、`0' に設定されます。そして、それは、マルチバイト文字に対し
               て使用されません。3 番目の文字 (0x02) は、マルチバイト文字の最
               初のバイトに対して使用されることを示して、`1' に設定されます。4
               番目の文字 (0x03) は、`3' に設定されます。それは、マルチバイト
               文字の最初のバイトと 2 番目のバイトの両方で使用されます。5 番目
               と 6 番目の文字 (0x04、0x05) は、マルチバイト文字の 2 番目のバ
               イトに対して使用されることを示して、`2' に設定されます。

               ls の GNU fileutils のバージョンは、-N ( --literal ) オプション
               なしでマルチバイトのファイル名を表示することはできません。利用
               者がこのバージョンを使用しているなら、dspmbyte の 2 番目の単語
               を "ls" に設定します。そうでなければ、例えば、"ls-F -l" は、マ
               ルチバイトのファイル名を表示することはできません。

                 注:
               この変数は、KANJI と DSPMBYTE がコンパイル時に定義された場合の
               み使用することができます。

       dunique (+)
               設定されるなら、pushd は、スタック上にそれをプッシュする前に、
               スタックから name のあらゆるインスタンスを削除します。

       echo    設定されるなら、引数がある各コマンドは、それを実行する前に、エ
               コーされます。組み込みでないコマンドについて、エコーする前に、
               すべての展開が起こます。組み込みコマンドは、これらの置換が選択
               的に行われるので、コマンドとファイル名の置換の前にエコーされま
               す。-x コマンド行オプションによって設定されます。

       echo_style (+)
               echo 組み込みのスタイル。次のように設定できます。

               bsd     最初の引数が `-n' であるなら、改行をエコーしません。csh
                       のデフォルトです。
               sysv    エコー文字列のバックシュラッシュされたエスケープシーケ
                       ンスを認識します。
               both    `-n' フラグとバックスラッシュのエスケープシーケンスの両
                       方を認識します。tcsh のデフォルトです。
               none    どちらも認識しません。

               デフォルトで、ローカルシステムのデフォルトに設定します。BSD と
               System V オプションは、適切なシステムの echo(1) マニュアルペー
               ジで説明されています。

       edit (+)
               設定されるなら、コマンド行エディタが、使用されます。デフォルト
               で、対話型のシェルで設定されます。

       editors (+)
               一致する run-fg-editor エディタコマンドのためのコマンドのリス
               ト。設定されないなら、EDITOR (設定されていないなら、`ed') と
               VISUAL (設定されていないなら、`vi') 環境変数が代わりに使用され
               ます。

       ellipsis (+)
               設定されているなら、`%c'/`%.' と `%C' プロンプトのシーケンス
               (prompt シェル変数を参照) は、`/<skipped>' の代わりに、省略記号
               (`...') でスキップされたディレクトリを示します。

       euid (+)
               ユーザの実効ユーザ ID。

       euser (+)
               実効ユーザ ID に対応する最初に一致する passwd エントリ名。

       fignore (+)
               補完によって無視されるファイル名の接尾辞をリストします。

       filec   tcsh で、補完は、常に使用され、この変数は、デフォルトで無視され
               ます。edit が設定されていないなら、伝統的な csh の補完が使用さ
               れます。csh に設定されるなら、ファイル名の補完が、使用されま
               す。

       gid (+) ユーザの実グループ ID。

       globdot (+)
               設定されるなら、ワイルドカードのグロブ (glob) パターンは、`.'
               と `..' を除いて、`.' で始まるファイルとディレクトリに一致しま
               す。

       globstar (+)
               設定されるなら、`**' と `***' のファイルグロブパターンは、あら
               ゆる既存のサブディレクトリを横断する `/' を含む文字のあらゆる文
               字列と一致します。(例えば、`ls **.c' は、カレントディレクトリツ
               リーの .c ファイルをすべてリストします)。それ自体によって使用さ
               れるなら、0 個以上のサブディレクトリに一致します (例えば、`ls
               /usr/include/**/time.h' は、/usr/include ディレクトリツリーの
               `time.h' と名前が付けられたあらゆるファイルをリストします。一
               方、`ls /usr/include/**time.h' は、`time.h' で終る、
               /usr/include ディレクトリツリーのあらゆるファイルに一致しま
               す)。繰り返しに関する問題を防ぐために、`**' グロブパターンは、
               ディレクトリを含んでいるシンボリックリンクに降下しません。これ
               を無視するためには、`***' を使用します。

       group (+)
               ユーザのグループ名。

       highlight
               設定されるなら、インクリメンタルサーチ (incremental search)
               は、(i-search-backi-search-fwd で) 一致しマークとカーソルの
               間の領域は、反転表示されます。

               ハイライト表示は、余分なオーバヘッドを導く、より頻繁な端末の書
               き込みを必要とします。利用者が端末の性能を気を付けるなら、利用
               者は、これを設定しないままにしたかもしれません。

       histchars
               ヒストリの置換 (q.v. これを参照) で使用される文字を決定する文字
               列の値。その値の最初の文字は、デフォルト文字 `!' を置き換えて、
               ヒストリ置換文字として使用されます.  その値の 2 番目の文字は、
               クイック置換の文字 `^' に置き換えます。

       histdup (+)
               ヒストリリストの重複するエントリの処理を制御します。`all' に設
               定されるなら、唯一のユニークなヒストリイベントは、ヒストリリス
               トに入れられます。`prev' に設定され、最後のヒストリイベントが現
               在のコマンドと同じであるなら、現在のコマンドは、ヒストリに入れ
               られません。`erase' に設定され、同じイベントがヒストリリストに
               見るかるなら、その古いイベントは、消去され、現在のものが、挿入
               されます。`prev' と `all' オプションは、ヒストリイベントに番号
               を付けるので、ギャップ (すき間) がないことに注意してください。

       histfile (+)
               `history -S' と `history -L' がヒストリファイルを検索するデフォ
               ルト位置。設定されていないなら、~/.history が使用されます。
               histfile は、異なったマシンの間の同じホームディレクトリを共有す
               るとき、または異なった端末に個別のヒストリを保存するとき、役に
               立ちます。通常、~/.tcshrc だけが ~/.history の前に source (読み
               込まれる) されるので、histfile は、~/.login ではなく、~/.tcshrc
               に設定されるべきです。

       histlit (+)
               設定されるなら、組み込みコマンドとエディタコマンドと savehist
               メカニズムは、ヒストリリストの行のリテラル (展開されていない)
               形式を使用します。また、toggle-literal-history エディタコマンド
               も参照してください。

       history 最初の単語は、保存するヒストリイベントの番号を示します。オプ
               ションの 2 番目の単語 (+) は、ヒストリが印刷 (表示) される形式
               を示します。与えられないなら、`%h\t%T\t%R\n' が使用されます。書
               式シーケンスは、prompt で以下に説明されます。`%R' の意味が変化
               することに注意してください。デフォルトで `100' に設定されます。

       home    呼び出すプログラムのホームディレクトリに初期化されます。`~' の
               ファイル名の展開は、この変数を参照します。

       ignoreeof
               端末が、空の文字列または `0' に設定され、入力デバイスが端末であ
               るなら、end-of-file コマンド (通常、空の行で `^D' をタイプする
               ことでユーザによって生成されます) によって、シェルは、終了する
               代わりに、`Use "exit" to leave tcsh.' をを印刷 (表示) します。
               これは、偶然シェルが kill されることを防止します。歴史的に、こ
               の設定は、無限ループを避けるために、26 の連続した EOF の後に終
               了します。数値 n に設定されるなら、シェルは、n - 1 の連続した
               end-of-file を無視して、n 番目に終了します。(+) 設定されないな
               ら、`1' が使用されます、すなわち、シェルは、単一の `^D' で終了
               します。

       implicitcd (+)
               設定されるなら、シェルは、まるでそのディレクトリに変更する要求
               であるかのように、コマンドとしてタイプされたディレクトリ名を扱
               います。verbose に設定されるなら、ディレクトリの変更は、標準出
               力にエコーされます。この振る舞いは、対話型ではないシェルスクリ
               プトで、または複数の単語でコマンド文字列に対して抑制されます。
               ディレクトリを変更することは、指定されたコマンドのように実行す
               ることに優先しますが、それは、エイリアス置換の後に行われます。
               チルダと変数の展開は、予想されるように動作します。

       inputmode (+)
               `insert' または `overwrite' に設定されるなら、各行の最初でその
               入力モードにエディタを入れます。

       killdup (+)
               killring (削除されたリング) で重複したエントリの処理を制御しま
               す。`all' に設定されるなら、ユニークな文字列だけ、killring に入
               れられます。`prev' に設定され、最後に kill された文字列が、現在
               の kill された文字列と同じであるなら、現在の文字列は、リングに
               入れられません。`erase' に設定され、同じ文字列が killring に見
               つかるなら、古い文字列は、削除され、現在のものが挿入されます。

       killring (+)
               メモリを保持するために、kill された文字列の数を示します。設定さ
               れないか、`2' 未満に設定されるなら、シェルは、最も最近 kill さ
               れた文字列のみを保持します。文字列は、テキストの文字列を削除
               (kill) する、例えば、copy-region-as-kill コマンドと同様に
               backward-delete-word, kill-line、その他、エディタコマンドによっ
               て killring に入れられます。デフォルトで `30' に設定されます。
               yank エディタコマンドは、コマンド行に、最も最近 kill された文字
               列を yank しますが、一方、以前に kill された文字列を yank する
               ために yank-pop  (エディタコマンドを参照) を使用することができ
               ます。

       listflags (+)
               `x', `a' または `A' に設定されるか、またはそれらのあらゆる組み
               合わせ (例えば、`xA') であるなら、それを、`ls -xF', `ls -Fa',
               `ls -FA'、または組み合わせ (例えば、`ls -FxA') のように動作する
               ようにして、それらは、ls-F へのフラグとして使用されます。`a'
               は、すべてのファイル (たとえ、それらが `.' で始まっても) を表示
               し、`A' は、すべてのファイルですが、`.' と `..' を除いて表示
               し、`x' は、下の方向の代わりに横切ってソートします。listflags
               の 2 番目の単語が設定されるなら、それは、`ls(1)' へのパスとして
               使用されます。

       listjobs (+)
               設定されるなら、ジョブがサスペンドされるとき、すべてのジョブ
               は、リストされます。`long' に設定されるなら、リストは、長い形式
               です。

       listlinks (+)
               設定されるなら、ls-F 組み込みコマンドは、各シンボリックリンクが
               指すファイルのタイプを表示します。

       listmax (+)
               list-choices エディタコマンドが、最初に問い合わせずにリストされ
               る項目の最大数。

       listmaxrows (+)
               list-choices エディタコマンドが、最初に問い合わせずにリストされ
               る項目の列の最大数。

       loginsh (+)
               それがログインシェルであるなら、シェルによって設定されます。
               シェル内でそれを設定するかまたは設定しないことは、効果がありま
               せん。また、shlvl も参照してください。

       logout (+)
               通常の logout の前に、シェルによって `normal' に設定され、自動
               的な logout の前に `automatic' に設定され、シェルがハングアップ
               シグナルによって kill されたなら、`hangup' に設定されます (シグ
               ナル処理を参照)。また、autologout シェル変数も参照してくださ
               い。

       mail    オプションで、数値の単語によって先導される、着信メールをチェッ
               クするファイルとディレクトリのリスト。各プロンプトの前に、最後
               のチェックから 10 分経っているなら、シェルは、各ファイルを
               チェックして、ファイルサイズが 0 より大きくて、そのアクセス時刻
               より大きな更新時刻があるなら、`You have new mail.' (または、
               mail に複数のファイルを含んでいるなら、`You have new mail in
               name.') と表示します。


               利用者がログインシェルにいるなら、不必要な通知書を防止するため
               に、シェルが起動した時間の後に、それが修正されないなら、メール
               ファイルは、報告されません。ほとんどのログインプログラムは、利
               用者がログインするとき、利用者にメールがあるかどうかを通知しま
               す。

               mail で指定されたファイルがディレクトリであるなら、シェルは、個
               別のメッセージとしてそのディレクトリ内の各ファイルをカウント
               し、適切に、`You have n mails.' または `You have n mails in
               name.' を報告します。この機能は、Andrew Mail System のような、
               この方法でメールを格納するシステムのために主に提供されていま
               す。

               mail の最初の単語が数値であるなら、それは、秒単位の異なるメール
               チェックの間隔として取られます。

               ごくまれな状況の下で、シェルは、`You have new mail.' の代わりに
               `You have mail.' と報告します。

       matchbeep (+)
               `never' に設定されるなら、補完は、決してビープ音を鳴らしませ
               ん。`nomatch' に設定されるなら、それは、一致がないときだけビー
               プ音を鳴らします。`ambiguous' に設定されるなら、それは、複数の
               一致があるとき、ビープ音を鳴らします。`notunique' に設定される
               なら、それは、1 つの正確な一致があり、他のより長い一致があると
               き、ビープ音を鳴らします。設定されていないなら、`ambiguous' が
               使用されます。

       nobeep (+)
               設定されるなら、ビープ音は、完全に無効にされます。また、
               visiblebell も参照してください。

       noclobber
               設定されるなら、ファイルが誤って破壊されないこと、入力/出力セク
               ションで説明されるように、`>>' リダイレクションが、既存のファイ
               ルを参照することを保証するために出力のリダイレクションで制限が
               課せられます。

       noding  設定されるなら、時間の変更時に prompt 時間指定子で ``DING!' の
               印刷 (表示) を無効にします。

       noglob  設定されるなら、ファイル名の置換ディレクトリスタックの置換
               (これを参照) が抑制されます。これは、ファイル名を扱わない、また
               はファイル名のリストが取得された後、さらなる展開が、望ましくな
               いシェルスクリプトで最も役に立ちます。

       nokanji (+)
               設定され、シェルが漢字をサポートするなら (version シェル変数を
               参照)、それは、メタキーを使用することができるように無効にされま
               す。

       nonomatch
               設定されるなら、あらゆる既存のファイルに一致しない、ファイル名
               の置換またはディレクトリスタックの置換 (これを参照) は、エラー
               を起こすのではなく、変更しないままとします。それは、まだ、不正
               な形式の置換のためのエラーで、例えば、`echo [' は、まだエラーが
               与えられます。

       nostat (+)
               補完操作の間に、stat(2) されるべきでない (または、ディレクトリ
               と一致しているグロブパターン、ファイル名の置換を参照) ディレク
               トリのリスト。これは、例えば、/afs のような、stat(2) に時間がか
               かり過ぎるディレクトリを排除するために通常、使用されます。

       notify  設定されるなら、シェルは、非同期に完了したジョブを通知します。
               デフォルトは、プロンプトを表示する直前にジョブの完了を提示する
               ことです。

       oid (+) ユーザの実際の組織の ID。(Domain/OS のみ)

       owd (+) cdpushd によって使用される `-' と同等の古い作業ディレクト
               リ。また、cwddirstack シェル変数も参照してください。

       padhour 設定されるなら、24 時間と 12 時間の形式で、時間に対して '0' の
               パディングで印刷 (表示) することを有効にします。例えば、
               07:45:42 対 7:45:42。

       parseoctal
               より古いバージョンとの互換性を保持するために、0 で始まる数値変
               数は、8 進数として解釈されません。この変数を設定することは、適
               切な 8 進数の解析を有効にします。

       path    実行形式のコマンドを検索するディレクトリのリスト。空の単語は、
               カレントディレクトリを指定します。path 変数がないなら、フルパス
               名だけが実行されます。path は、PATH 環境変数から、または PATH
               が存在しないなら、`(/usr/local/bin /usr/bsd /bin /usr/bin .)'
               のようなシステム依存のデフォルトに、スタートアップでシェルに
               よって設定されます。シェルは、path の最初か最後に `.' を入れる
               か、またはどのようにそれがコンパイルされたかに依存して、完全に
               省略することができます。version シェル変数を参照してください。
               -c-t オプションも与えられないシェルは、~/.tcshrc を読み込ん
               だ後と path がリセットされるたびに、path のディレクトリの内容を
               ハッシュします。シェルがアクティブな間に path のディレクトリに
               新しいコマンドを追加するなら、シェルがそれを見つけられるよう
               に、rehash する必要があります。

       printexitvalue (+)
               設定され、対話型のプログラムが 0 以外のステータスで終了するな
               ら、シェルは、`Exit status' を印刷 (表示) します。

       prompt  端末から各コマンドを読み込む前に印刷 (表示) される文字列。
               prompt は、与えられた情報によって置き換えられる、次の書式シーケ
               ンス (+) のいずれかを含むかもしれません:

               %/  現在の作業ディレクトリ。
               %~  現在の作業ディレクトリですが、`~' によって表されているユー
                   ザのホームディレクトリとファイル名の置換のように `~user' に
                   よって表されている他のユーザのホームディレクトリ。`~user'
                   置換は、シェルが、既に現在のセッションのパス名の `~user' を
                   使用している場合のみ起こります。
               %c[[0]n], %.[[0]n]
                   現在の作業ディレクトリの後続する構成要素後、または数値 n が
                   与えられるなら、n 個の後続する構成要素。n が `0' で始まるな
                   ら、スキップされた構成要素の数は、形式 `/<スキップされた>後
                   続する' の後続する構成要素を先行します。ellipsis シェル変数
                   が設定されているなら、スキップされた構成要素は、省略記号
                   (ellipsis) によって表されるので、全体は、`...trailing' とな
                   ります。`~' 置換は、上記の `%~' のように行われますが、`~'
                   構成要素は、後続する構成要素をカウントするとき、無視されま
                   す。
               %C  %c に似ていますが、`~' 置換なしです。
               %h, %!, !
                   現在のヒストリイベント番号。
               %M  完全なホスト名。
               %m  最初の `.' までのホスト名。
               %S (%s)
                   強調表示モードを開始 (停止) します。
               %B (%b)
                   ボールドフェイスモードを開始 (停止) します。
               %U (%u)
                   下線モードを開始 (停止) します。
               %t, %@
                   12 時間 AM/PM 形式の時刻。
               %T  `%t' に似ていますが、24 時間形式です (ただし、ampm シェル変
                   数を参照)。
               %p  秒単位で 12 時間 AM/PM 形式の `正確な' 時刻。
               %P  `%p' に似ていますが、24 時間形式です (ただし、ampm シェル変
                   数を参照)。
               \c  c は、bindkey として解析されます。
               ^c  c は、bindkey として解析されます。
               %%  単一の `%'。
               %n  ユーザ名。
               %N  実効ユーザ名。
               %j  ジョブの数。
               %d  `Day' 形式の週日。
               %D  `dd' 形式の日。
               %w  `Mon' 形式の月。
               %W  `mm' 形式の月。
               %y  `yy' 形式の年。
               %Y  `yyyy' 形式の年。
               %l  シェルの tty。
               %L  プロンプトの終わりから表示の終わり、または行の終わりまでク
                   リアします。
               %$  `$' 直後に、シェルまたは環境変数名を展開します。
               %#  通常のユーザのための `>' (または promptchars シェル変数の最
                   初の文字)、スーパユーザのための `#' (または promptchars の
                   2 番目の文字)。
               %{string%}
                   リテラルのエスケープシーケンスとして string をインクルード
                   します。それは、端末属性を変更するだけに使用されるべきで、
                   カーソル位置を移動するできはありません。これは、prompt の最
                   後のシーケンスであることはできません。
               %?  プロンプトの直前に実行されたコマンドの返りコード。
               %R  prompt2 のパーサの状態。prompt3 の訂正された文字列。history
                   のヒストリ文字列。

               `%B', `%S', `%U' と `%{string%}' は、8 ビットクリーンのシェルだ
               けで利用可能です。version シェル変数を参照してください。

               ボールド、強調表示と下線のシーケンスは、スーパユーザのシェルを
               区別するためにしばしば使用されます。例えば、

                   > set prompt = "%m [%h] %B[%@]%b [%/] you rang? "
                   tut [37] [2:54pm] [/usr/accts/sys] you rang? _

               `%t', `%@', `%T', `%p' または `%P' が使用され、noding が設定さ
               れていないなら、実際の時間の代わりに、時間の変更時 (すなわち、
               `:00' 分) に、`DING!' を印刷 (表示) します。

               対話型のシェルのデフォルトで `%# ' に設定されます。

       prompt2 (+)
               whileforeach のループと `\' で終る行の後でプロンプトを出す
               文字列。同じ書式シーケンスは、prompt (これを参照) でのように使
               用されます。`%R' の意味が代わることに注意してください。対話型の
               シェルでデフォルトの `%R? ' に設定されます。

       prompt3 (+)
               自動的なスペル訂正を確認するときのプロンプトに出す文字列。同じ
               書式シーケンスは、prompt (これを参照) でのように使用されます。
               `%R' の意味が代わることに注意してください。対話型のシェルでデ
               フォルトの `CORRECT>%R (y|n|e|a)? ' に設定されます。

       promptchars (+)
               (2 つの文字列に) 設されているなら、prompt シェル変数の `%#' 書
               式シーケンスは、通常のユーザのための最初の文字とスーパユーザの
               ための 2 番目の文字で置き換えられます。

       pushdtohome (+)
               設定されるなら、引数なしの pushd は、cd のように `pushd ~' を行
               います。

       pushdsilent (+)
               設定されるなら、pushdpopd は、ディレクトリスタックを印刷
               (表示) しません。

       recexact (+)
               設定されるなら、補完は、たとえより長い照合が可能でも、正確な一
               致で補完します。

       recognize_only_executables (+)
               設定されるなら、コマンドリストは、実行形式であるパスのファイル
               だけを表示します。遅い。

       rmstar (+)
               設定されるなら、`rm *'  が実行される前に、ユーザにプロンプトを
               出して確認します。

       rprompt (+)
               プロンプトが左に表示されているとき、(コマンド入力の後の) 画面の
               右側で印刷 (表示) する文字列。それは、prompt と同じ書式の文字を
               認識します。それは、コマンド入力が覆い隠されないことを確実にす
               るために必要であるなら、自動的に見えなくなったり再び現れたり
               し、プロンプト、コマンド入力とそれ自体が最初の行にともに納まる
               場合のみ現れます。edit が設定されていないなら、rprompt は、プロ
               ンプトの後とコマンド入力の前に印刷 (表示) されます。

       savedirs (+)
               設定されるなら、シェルは、終了の前に `dirs -S' を行います。最初
               の単語が数値に設定されるなら、多くても、その多くのディレクトリ
               スタックのエントリが保存されます。

       savehist
               設定されるなら、シェルは、終了の前に `history -S' を行います。
               最初の単語が数値に設定されるなら、多くてもその多くの行が保存さ
               れます。(数は、history エントリの数以下であるべきです。それが、
               history 設定の数より大きく設定されるなら、history エントリだけ
               が保存されます)。2 番目の単語が、`merge' に設定されるなら、ヒス
               トリリストは、(それがあるなら) それを置き換える代わりに既存のヒ
               ストリファイルとマージされ、タイムスタンプによってソートされ、
               最近のイベントは、保持されます。savehist の 2 番目の単語が、
               `merge' であり、3 番目の単語が `lock' に設定されるなら、ヒスト
               リファイルの更新は、正確に同じ時間にヒストリをマージするために
               たぶん似ている他のシェルのセッションによってシリアル化されま
               す。

       sched (+)
               sched 組み込みコマンドが、スケジュールされたイベントを印刷 (表
               示) する書式。与えられないなら、`%h\t%T\t%R\n' が使用されます。
               書式シーケンスは、上記の prompt で説明されています。`%R' の可変
               の意味に注意してください。

       shell   シェルが存在するファイル。これは、実行ビットの設定があるが、シ
               ステムによって実行可能ではないファイルを解釈するために、fork さ
               れたシェルで使用されます。(組み込みと組み込みでないコマンドの実
               の説明を参照してください。) (システム依存の) シェルのホームに
               初期化されます。

       shlvl (+)
               入れ子にされたシェルの数。ログインシェルで 1 にリセットします。
               また、loginsh を参照してください。

       status  最後のコマンドまたはバッククォート拡張からの終了ステータス、ま
               たはパイプラインのあらゆるコマンドは、status に伝搬されます。
               (また、これは、デフォルトの csh の振る舞いです。) このデフォル
               トが、(最後のコマンドの状態だけが返されるために) POSIX が委任す
               るものと一致していません。POSIX の振る舞いと一致するように、利
               用者は、anyerror を未設定にする必要があります。

               anyerror 変数が未設定であるなら、パイプラインの終了ステータス
               は、パイプラインの最後のコマンドだけから決定されて、バック
               クォート拡張の終了ステータスは、status に伝搬されません。

               コマンドが異常に終了するなら、0200 が、状態に追加されます。失敗
               した組み込みコマンドは、終了ステータス `1' を返し、すべての他の
               組み込みコマンドは、ステータス `0' を返します。

       symlinks (+)
               シンボリックリンク (`symlink') の解決を制御するためにいくつかの
               異なった値に設定することができます:

               `chase' に設定されているなら、カレントディレクトリは、シンボ
               リックリンクを含んでいるディレクトリに変更するときはいつでも、
               リンクが指すディレクトリの実際の名前に展開します。これは、ユー
               ザのホームディレクトリに対して動作しません。これは、バグです。

               `ignore' に設定されるなら、シェルは、リンクが、横断する前に、カ
               レントディレクトリに相対的なカレントディレクトリを構成しようと
               試みます。これは、シンボリックリンクを通して cd して、次に `cd
               ..' し、オリジナルのディレクトリに返ることを意味します。これ
               は、組み込みコマンドとファイル名補完にだけ影響します。

               `expand' に設定されるなら、シェルは、パス名のように見える引数を
               実際に展開することによってシンボリックリンクを元に戻すことを試
               みます。これは、単に組み込みコマンドではなく、あらゆるコマンド
               に影響します。残念なことに、これは、コマンドオプションに埋め込
               まれたもののような、認識しにくいファイル名に対して動作しませ
               ん。展開は、クォートすることによって防止されます。通常、この設
               定が最も便利ですが、それは、時々誤り導き、展開されるべき引数を
               認識することに失敗するとき、時々混乱させられます。妥協案は、必
               要なときに、`ignore' を使用し、(デフォルトで ^X-n にバインドさ
               れる) エディタコマンド normalize-path を使用することです。

               いくつか例を順番に示します。最初にいくつかの作業ディレクトリを
               セットアップします:

                   > cd /tmp
                   > mkdir from from/src to
                   > ln -s from/src to/dst

               ここで、symlinks が未設定である振る舞いを示します。

                   > cd /tmp/to/dst; echo $cwd
                   /tmp/to/dst
                   > cd ..; echo $cwd
                   /tmp/from

               ここで、symlinks が `chase' に設定された振る舞いを示します。

                   > cd /tmp/to/dst; echo $cwd
                   /tmp/from/src
                   > cd ..; echo $cwd
                   /tmp/from

               ここで、symlinks が `ignore' に設定された振る舞いを示します。

                   > cd /tmp/to/dst; echo $cwd
                   /tmp/to/dst
                   > cd ..; echo $cwd
                   /tmp/to

               そして、ここで、symlinks が `expand' に設定された振る舞いを示し
               ます。

                   > cd /tmp/to/dst; echo $cwd
                   /tmp/to/dst
                   > cd ..; echo $cwd
                   /tmp/to
                   > cd /tmp/to/dst; echo $cwd
                   /tmp/to/dst
                   > cd ".."; echo $cwd
                   /tmp/from
                   > /bin/echo ..
                   /tmp/to
                   > /bin/echo ".."
                   ..

               `expand' 展開は、1) cd のような組み込みコマンドに対してちょうど
               `ignore' のように動作します、2) クォートによって防止されます、
               そして 3) ファイル名が組み込みでないコマンドに渡される前に起こ
               ることに注意してください。

       tcsh (+)
               形式 `R.VV.PP' のシェルのバージョン番号、ここで `R' は、主要な
               リリース番号、`VV' は、現在のバージョンと `PP' は、パッチレベル
               です。

       term    端末のタイプ。通常、スタートアップとシャットダウンで説明されて
               いるように ~/.login に設定します。

       time    数値に設定されるなら、time 組み込みコマンド (これを参照) は、そ
               の多くの CPU の秒より多く取る各コマンドの後に、自動的に実行しま
               す。2 番目の単語があるなら、それは、time 組み込みコマンドの出力
               のための書式文字列として使用されます。(u) 次のシーケンスは、書
               式文字列で使用されます:

               %U  cpu の秒単位のユーザモードでプロセスが費した時間。
               %S  cpu の秒単位のカーネルモードでプロセスが費した時間。
               %E  秒単位の (掛け時計の) 経過時間。
               %P  (%U + %S) / %E として計算される CPU 割合。
               %W  プロセスがスワップされた回数。
               %X  Kbyte 単位の (共有された) テキスト空間の平均値。
               %D  Kbyte 単位の (共有されない) データ/スタック空間の平均値。
               %K  Kbyte 単位の使用される (%X + %D) の合計の空間。
               %M  プロセスが今の時点で使用中の Kbyte 単位の最大メモリ。
               %F  (ディスクから持って来られた必要とされるページ) メジャーペー
                   ジフォルトの数。
               %R  マイナページフォルトの数。
               %I  入力操作の数。
               %O  出力操作の数。
               %r  受信されたソケットメッセージの数。
               %s  送信されたソケットメッセージの数。
               %k  受け取ったシグナルの数。
               %w  自発的なコンテキストスイッチの数 (wait)。
               %c  自発的でないコンテキストスイッチの数。

               BSD リソース制限関数なしのシステムで、最初の 4 つのシーケンスだ
               けがサポートされます。デフォルトの時間の形式は、リソース使用量
               報告をサポートするシステムに対して `%Uu %Ss %E %P %X+%Dk
               %I+%Oio %Fpf+%Ww' で、サポートしないシステムに対して `%Uu %Ss
               %E %P' です。

               Sequent の DYNIX/ptx の下で、%X, %D, %K, %r と %s は、利用可能
               ではありませんが、次の追加のシーケンスは、次の通りです:

               %Y  実行されたシステムコールの数。
               %Z  オンデマンドで 0 で満たされたページの数。
               %i  プロセスの常駐の設定サイズがカーネルによって増加された回
                   数。
               %d  プロセスの常駐の設定サイズがカーネルによって減少された回
                   数。
               %l  実行された読み込みシステムコールの数。
               %m  実行された書き込みシステムコールの数。
               %p  raw ディスクデバイスから読み込まれた数。
               %q  raw ディスクデバイスに書き込まれた数。

               そして、デフォルトの時間の形式は、`%Uu %Ss %E %P %I+%Oio
               %Fpf+%Ww' です。マルチプロセッサで CPU の割合が 100% より大きく
               なるかもしれないことに注意してください。

       tperiod (+)
               特別なエイリアス periodic の実行される分単位の期間。

       tty (+) tty の名前または tty にアタッチされないなら、空。

       uid (+) ユーザの実ユーザ ID。

       user    ユーザのログイン名。

       verbose 設定されるなら、各コマンドの単語が、(もしあるなら) ヒストリの置
               換の後に、印刷 (表示) されます。-v コマンド行オプションによって
               設定されます。

       version (+)
               バージョン ID スタンプ。シェルのバージョン番号 (tcsh を参照)、
               起源、リリース日付、ベンダ、オペレーティングシステムとマシン
               (VENDOR, OSTYPEMACHTYPE を参照) とコンパイル時に設定された
               オプションをコンマで区切られたリストを含んでいます。配布のデ
               フォルトによって設定されたオプションが注記されます。

               8b    シェルは、8 ビットクリーンです。デフォルト。
               7b    シェルは、8 ビットクリーンではありません。
               wide  シェルは、(UTF-8 のような) マルチバイトのエンコーディング
                     クリーンです。
               nls   システムの NLS が使用されます。NLS のあるシステムでデフォ
                     ルトです。
               lf    ログインシェルは、/etc/csh.cshrc の後でなく前に
                     /etc/csh.login を実行し、~/.tcshrc~/.history の後でな
                     く前に ~/.login を実行します。
               dl    `.' は、セキュリティのために path の最後に置きます。デ
                     フォルト。
               nd    `.' は、セキュリティのために path から省略されます。
               vi    vi(1) スタイルの編集は、emacs(1) スタイルではなく、デフォ
                     ルトです。
               dtr   ログインシェルは、終了するとき、DTR を落とします。
               bye   bye は、logout の同義語で、log は、watchlog のための代替
                     の名前です。
               al    autologout が有効にされます。デフォルト。
               kan   漢字は、nokanji シェル変数が設定されないなら、ロケール設
                     定にしたがって適切であるなら、使用されます。
               sm    システムの malloc(3) が、使用されます。
               hb    `#!<program> <args>' 規約が、シェルスクリプトを実行すると
                     き、エミュレートされます。
               ng    newgrp 組み込みコマンドが、利用可能です。
               rh    シェルは、REMOTEHOST 環境変数を設定することを試みます。
               afs   シェルは、ローカルな認証が失敗するなら、Kerberos サーバで
                     利用者のパスワードを確認します。afsuser シェル変数または
                     AFSUSER 環境変数は、設定されるなら、利用者のローカルな
                     ユーザ名を上書きします。

               管理者は、ローカルなバージョンの違いを示すために、追加の文字列
               を入力できます。

       vimode (+)
               設定されていないなら、様々なキーバインドは、emacs(1) スタイルを
               振る舞いをより変更します: 単語境界は、wordchars と対比する他の
               文字によって決定されます。

               設定されるなら、様々なキーバインドは、vi(1) スタイルを振る舞い
               をより変更します: 単語境界は、wordchars と対比する空白類と対比
               する他の文字によって決定されます。カーソルの振る舞いは、現在の
               vi モード (コマンド、削除、挿入、置換) に依存します。

               この変数は、bindkey -e によって未設定にされ、bindkey -v によっ
               て設定されます。vimode は、明示的に設定されるか、または必要であ
               るなら、それらの bindkey 操作の後にユーザによって未設定とされま
               す。

       visiblebell (+)
               設定されるなら、音を立てるベルではなく、画面フラッシュを使用し
               ます。nobeep も参照してください。

       watch (+)
               ログインとログアウトを監視するユーザ/端末ペアのリスト。ユーザが
               `any' であるなら、与えられたユーザのためにすべての端末を監視
               し、逆もまた同様です。watch を `(any any)' に設定することは、す
               べてのユーザと端末を監視します。例えば、

                   set watch = (george ttyd1 any console $user any)

               これは、ttyd1 のユーザ `george'、コンソールのあらゆるユーザとあ
               らゆる端末の自分自身 (または侵入者) のアクティビティを報告しま
               す。

               ログインとログアウトは、デフォルトで 10 分ごとにチェックされま
               すが、限られた分ごとにチェックする数値を watch の最初の単語に設
               定することができます。例えば、

                   set watch = (1 any any)

               は、1 分ごとに 1 度あらゆるログイン/ログアウトを方向します。我
               慢できないために、log 組み込みコマンドは、いつでも watch 報告を
               引き起こします。すべての現在のログインは、watch が最初の設定で
               あるとき、(log 組み込みコマンドのように) 報告されます。

               who シェル変数は、watch 報告の形式を制御します。

       who (+) watch メッセージのための書式文字列。次のシーケンスは、与えられ
               た情報によって置き換えられます:

               %n  ログイン/ログアウトしたユーザの名前。
               %a  観察されたアクション、すなわち、`logged on', `logged off'
                   または `replaced olduser on'。
               %l  ユーザがログイン/ログアウトした端末 (tty)。
               %M  リモートのホストの完全なホスト名、またはローカルホストから
                   のログイン/ログアウトであったなら、`local'。
               %m  最初の `.' までのリモートホストのホスト名。それが IP アドレ
                   スまたは X Window System の表示であるなら、フルネームが、印
                   刷 (表示) されます。

               %M と %m は、/etc/utmp のリモートのホスト名を格納するシステムで
               のみ利用可能です。設定されないなら、`%n has %a %l from %m.' が
               使用され、リモートのホスト名を格納しないシステムで `%n has %a
               %l.' が使用されます。

       wordchars (+)
               forward-word, backward-word 等、エディタコマンドによって単語の
               一部とみなされる英数字でない文字のリスト。設定されていないな
               ら、デフォルト値は、vimode の状態に基づいて決定されます: vimode
               が設定されていないなら、`*?_-.[]~=' は、デフォルトとして使用さ
               れます。vimode が設定されているなら、`_' は、デフォルトとして使
               用されます。

環境変数
       AFSUSER (+)
               afsuser シェル変数と同等です。

       COLUMNS 端末のカラムの数。端末管理を参照してください。

       DISPLAY X Window System によって使用されます (X(1) を参照)。設定される
               なら、シェルは、autologout を設定しません (これを参照)。

       EDITOR  デフォルトのエディタへのパス名。editors シェル変数が設定されて
               いないなら、run-fg-editor エディタコマンドによって使用されま
               す。また、VISUAL 環境変数を参照してください。

       GROUP (+)
               group シェル変数と同等です。

       HOME    home シェル変数と同等です。

       HOST (+)
               gethostname(2) システムコールによって決定されるように、シェルが
               実行しているマシンの名前に初期化されます。

       HOSTTYPE (+)
               コンパイル時に決定されるように、シェルが実行しているマシンのタ
               イプに初期化されます。この変数は、時代遅れとなり、将来のバー
               ジョンで削除されるでしょう。

       HPATH (+)
               run-help エディタコマンドがコマンドの文書を検索するディレクトリ
               のコロンで区切られたリスト。

       LANG    優先される文字環境を与えます。自国の (native) 言語システムのサ
               ポートを参照してください。

       LC_CTYPE
               設定されるなら、ctype 文字の処理だけが変更されます。自国の
               (native)  言語システムのサポートを参照してください。

       LINES   端末の行数。端末管理を参照してください。

       LS_COLORS
               この変数の形式は、termcap(5) ファイルの形式に似ています。形式
               "xx=string" の式のコロンで区切られたリスト、ここで、"xx" は、2
               文字の変数名です。それらの関連するデフォルトがある変数は、次の
               通りです:

                   no   0      通常の (ファイル名ではない) テキスト
                   fi   0      通常のファイル
                   di   01;34  ディレクトリ
                   ln   01;36  シンボリックリンク
                   pi   33     名前付きパイプ (FIFO)
                   so   01;35  ソケット
                   do   01;35  ドア (door)
                   bd   01;33  ブロックデバイス
                   cd   01;32  キャラクタデバイス
                   ex   01;32  実行形式ファイル
                   mi   (none) 失われているファイル (デフォルトは、fi)
                   or   (none) 孤立したシンボリックリンク (デフォルトは、ln)
                   lc   ^[[    左のコード
                   rc   m      右のコード
                   ec   (none) 終わりのコード (lc+no+rc を置き換える)

               利用者は、デフォルトから変更したい変数だけを含む必要がありま
               す。

               また、ファイル名は、ファイル名展開に基づいて色づけすることがで
               きます。これは、構文 "*ext=string" を使用して LS_COLORS 変数で
               指定されます。例えば、ISO 6429 コードを使用して、すべての C 言
               語のソースファイルを青色に色づけするために、利用者は、"*.c=34"
               を指定します。これは、.c で終わるすべてのファイルを青 (34) 色に
               色づけします。

               制御文字は、C スタイルのエスケープされた表記、または stty に似
               た ^-表記のいずれかで書くことができます。C スタイルの表記は、エ
               スケープのための ^[、通常の空白文字のための _ と削除のための ?
               を追加しています。さらに、^[, ^, := のデフォルトの解釈を上
               書きするために ^[ エスケープ文字を使用することができます。

               各ファイルは、<lc> <color-code> <rc> <filename> <ec> のように書
               かれます。<ec> コードが未定義であるなら、シーケンス <lc> <no>
               <rc> が代わりに使用されます。これは、一般の使用のためにより便利
               ですが、一般的ではありません。左、右と終わりのコードが、提供さ
               れるので、利用者は、変わった端末をサポートするために何度も繰り
               返して共通の部分をタイプする必要がありません。利用者の端末が、
               異なったシステムでなく、ISO 6429 カラーシーケンスを使用しないな
               ら、利用者は、一般的にそれらを変更する必要はありません。

               利用者の端末が ISO 6429 カラーコードを使用するなら、利用者は、
               セミコロンによって区切られた数値コマンドから (すなわち、lc, rcec コードを除いたすべて) タイプコードを構成することができま
               す。最も共通のコマンドは、次の通りです:

                       0   デフォルトの色に戻すために
                       1   より明るい色のために
                       4   下線を付けたテキストのために
                       5   フラッシュするテキストのために
                       30  黒のフォアグラウンドのために
                       31  赤のフォアグラウンドのために
                       32  緑色のフォアグラウンドのために
                       33  黄色 (またはブラウン) のフォアグラウンドのために
                       34  青色のフォアグラウンドのために
                       35  紫色のフォアグラウンドのために
                       36  シアンのフォアグラウンドのために
                       37  白 (または灰色) のフォアグラウンドのために
                       40  黒のバックグラウンドのために
                       41  赤のバックグラウンドのために
                       42  緑色のバックグラウンドのために
                       43  黄色の (またはブラウン) のバックグラウンドのために
                       44  青色のバックグラウンドのために
                       45  紫色のバックグラウンドのために
                       46  シアンのバックグラウンドのために
                       47  白 (または灰色) のバックグラウンドのために

               すべてのコマンドは、すべてのシステムまたは表示デバイスで動作す
               るわけではありません。

               少しの端末プログラムは、デフォルトの終わりのコードを適切に認識
               しません。利用者がディレクトリのリストを行った後に、すべてのテ
               キストがカラー化されるなら、0 から標準のフォアグラウンドとバッ
               クグラウンド色のための数字コードまで、nofi コードを変更する
               ことを試みます。

       MACHTYPE (+)
               コンパイル時に決定されるようなマシンタイプ (マイクロプロセッサ
               クラスまたはマシンモデル)。

       NOREBIND (+)
               設定されるなら、印刷可能な文字は、self-insert-command に再バイ
               ンドされません。自国の (native) 言語システムのサポートを参照し
               てください。

       OSTYPE (+)
               コンパイル時に決定されるようなオペレーティングシステム。

       PATH    実行形式を検索するディレクトリのコロンで区切られたリスト。path
               シェル変数と同等ですが、異なる形式があります。

       PWD (+) cwd シェル変数と同等ですが、それに同期していません。実際のディ
               レクトリの変更の後だけ更新されます。

       REMOTEHOST (+)
               この場合に、シェルがそれを決定することができるなら、リモートで
               ユーザがログインしたホスト。シェルがそのようにコンパイルされた
               場合のみ設定します。version シェル変数を参照してください。

       SHLVL (+)
               shlvl シェル変数と同等です。

       SYSTYPE (+)
               現在のシステムタイプ。(Domain/OS のみ)

       TERM    term シェル変数と同等です。

       TERMCAP 端末ケーパビリティ文字列。端末管理を参照してください。

       USER    user シェル変数と同等です。

       VENDOR (+)
               コンパイル時に決定されるベンダ。

       VISUAL  デフォルトのフルスクリーンエディタへのパス名。editors シェル変
               数が設定されていないなら、run-fg-editor エディタコマンドによっ
               て使用されます。また、EDITOR 環境変数を参照してください。

関連ファイル
       /etc/csh.cshrc  すべてのシェルによって最初に読み込まれます。ConvexOS,
                       Stellix と Intel は、/etc/cshrc を使用し、NeXTs は、
                       /etc/cshrc.std を使用します。A/UX, AMIX, Cray と IRIX
                       は、csh(1) と同様ではありませんが、とにかく、tcsh でこ
                       のファイルを読み込みます。Solaris 2.x には、どちらの
                       ファイルもありませんが、tcsh は、/etc/.cshrc を読み込み
                       ます。(+)
       /etc/csh.login  /etc/csh.cshrc の後にログインシェルによって読み込まれま
                       す。ConvexOS, Stellix と Intel は、/etc/login を使用
                       し、NeXTs は、/etc/login.std を使用し、Solaris 2.x は、
                       /etc/.login を使用し、そして A/UX, AMIX, Cray と IRIX
                       は、/etc/cshrc を使用します。
       ~/.tcshrc (+)   /etc/csh.cshrc またはその同等のものの後に、すべてのシェ
                       ルによって読み込まれます。
       ~/.cshrc        ~/.tcshrc が存在しないなら、/etc/csh.cshrc またはその同
                       等のものの後に、すべてのシェルによって読み込まれます。
                       このマニュアルは、`~/.tcshrc を意味する `~/.tcshrc' を
                       使用するか、または ~/.tcshrc が見つからいなら、
                       ~/.cshrc' を使用します。
       ~/.history      savehist が設定されているなら、~/.tcshrc の後に、ログイ
                       ンシェルによって読み込まれますが、また、histfile も参照
                       してください。
       ~/.login        ~/.tcshrc または ~/.history の後にログインシェルによっ
                       て読み込まれます。シェルは、~/.tcshrc~/.history の
                       後ではなく前に ~/.login を読み込むようにコンパイルされ
                       ているかもしれません。version シェル変数を参照してくだ
                       さい。
       ~/.cshdirs (+)  savedirs が設定されるなら、~/.login の後にログインシェ
                       ルによって読み込まれますが、また dirsfile も参照してく
                       ださい。
       /etc/csh.logout ログアウト時にログインシェルによって読み込まれます。
                       ConvexOS, Stellix と Intel は、/etc/logout を使用し、
                       NeXTs は、/etc/logout.std を使用します。A/UX, AMIX,
                       Cray と IRIX は、csh(1) と同様ではありませんが、とにか
                       く、tcsh でこのファイルを読み込みます。Solaris 2.x に
                       は、どちらのファイルもありませんが、tcsh は、
                       /etc/.logout を読み込みます。(+)
       ~/.logout       /etc/csh.cshrc またはその同等のものの後に、ログアウト時
                       にログインシェルによって読み込まれます。
       /bin/sh         `#' で始まらないシェルスクリプトを解釈するために使用さ
                       れます。
       /tmp/sh*        `<<' のための一時ファイル。
       /etc/passwd     `~name' 置換のためのホームディレクトリの情報源です。

       スタートアップファイルが読み込まれる順序は、シェルがそのようにコンパイ
       ルされているなら、異なるかもしれません。スタートアップとシャットダウンversion シェル変数を参照してください。

新しい機能 (+)
       このマニュアルは、単一の実体として tcsh を説明していますが、経験豊かな
       csh(1) ユーザは、tcsh の新しい機能に特別に注意を払いたいでしょう。

       emacs(1) スタイルまたは vi(1) スタイルのキーバインドをサポーするコマン
       ド行エディタ。コマンド行エディタエディタコマンドを参照してください。

       プログラム可能で、対話型な単語の補完とリスト。補完とリストcompleteuncomplete 組み込みコマンドを参照してください。

       ファイル名、コマンドと変数のスペル訂正 (これを参照)。

       文書の検索 (run-help)、迅速なエディタの再スタート (run-fg-editor) とコ
       マンドの解決 (which-command) を含んで、タイプされたコマンドの中間で他の
       役に立つ機能を実行するエディタコマンド (これを参照)。

       機能強化されたヒストリメカニズム。ヒストリリストのイベントは、タイムス
       タンプが付けられます。また、history コマンドとその関連するシェル変数、
       ヒストリの置換で以前に文書化されていない `#' イベント指定子と新しい修飾
       子、*-history, history-search-*, i-search-*, vi-search-*toggle-
       literal-history エディタコマンドと histlit シェル変数も参照してくださ
       い。

       機能強化されたディレクトリの解析とディレクトリスタックの処理。cd,
       pushd, popddirs コマンドとそれらに関連するシェル変数、ディレクトリ
       スタックの置換の説明、dirstack, owdsymlinks シェル変数と normalize-
       commandnormalize-path エディタコマンド。

       グロブパターンの否定。ファイル名の置換を参照してください。

       新しいファイル問い合わせ演算子 (これを参照) とそれらを使用する filetest
       組み込みコマンド。

       スケジュールされたイベント、特別なエイリアス、自動的なログアウトと端末
       ロック、コマンドのタイミングとログインとログアウトの監視を含む、自動的,
       定期的と指定時刻イベント (これを参照) の変種。

       自国の (native) 言語システムのサポート (自国の (native) 言語システムの
       サポートを参照)、OS 変異型の機能 (OS 変異型のサポートecho_style シェ
       ル変数を参照)、とシステム依存のファイル位置 (関連ファイルを参照) のため
       のサポート。

       広範囲の端末管理ケーパビリティ。端末管理を参照してください。

       builtins, hup, ls-F, newgrp, printenv, whichwhere (これを参照) を含
       む新しい組み込みコマンド。

       役に立つ情報を容易にシェルに利用可能とする新しい変数。gid, loginsh,
       oid, shlvl, tcsh, tty, uidversion シェル変数と HOST, REMOTEHOST,
       VENDOR, OSTYPEMACHTYPE 環境変数を参照してください。

       プロンプト文字列 (prompt を参照) の役に立つ情報を含めるための新しい構
       文、ととループとスペル訂正のための特別のプロンプト (prompt2prompt3
       を参照)。

       読み込み専用の変数。変数の置換を参照してください。

バグ
       サスペンドされたコマンドが再開されるき、シェルは、これがカレントディレ
       クトリと異なるなら、それが開始されたディレクトリを印刷 (表示) します。
       これは、ジョブがディレクトリの内部を変換されるように誤りを導く (すなわ
       ち、間違い) かもしれません。

       シェル組み込み関数は、停止可能/再開可能ではありません。また、形式 `a ;
       b ; c' のコマンドシーケンスは、停止が試みられるとき、上品に処理されませ
       ん。利用者が `b' をサスペンドするなら、シェルは、直ちに `c' を実行しま
       す。これは、この展開が alias の結果であるなら、特に顕著です。それは、サ
       ブシェル、すなわち、`( a ; b ; c )' に、それを強制するためにコマンドの
       シーケンスを () 内に置くために十分です。

       プロセスが開始された後に、tty 出力の制御は、基本的です。たぶん、これ
       は、誰かが、よい仮想端末インタフェースで動作することを引き起こします。
       仮想端末インタフェースで、さらに興味深いものは、出力制御で行われます。

       エイリアス置換は、シェル手続をぎこちなくシミュレーションするためにほと
       んどの場合使用されます。シェル手続は、エイリアスではなく提供されるべき
       です。

       制御構造は、組み込みコマンドとして認識されずに解析されるべきです。制御
       コマンドは、`|' と組み合わせ、`&' と `;' メタシンタックスと共に使用する
       ために、どこにでも置くことができます。

       foreach は、その end を検索するとき、ヒアドキュメント (here document)
       を無視しません。

       コマンド置換の出力で `:' 修飾子を使用することができるべきです。

       画面幅より長い行のための画面更新は、端末がカーソルを上に動かすことがで
       きないなら (すなわち、端末タイプ `dumb')、たいへん貧弱です。

       HPATHNOREBIND は、環境変数である必要はありません。

       `?', `*' または `[]' を使用しないグロブパターン、または `{}' または `~'
       を使用するグロブパターンは、正しく打ち消されません。

       if の単一コマンド形式は、たとえ式が偽であり、コマンドが実行されなくて
       も、リダイレクションを出力します。

       ls-F は、ファイル名をソートしているとき、ファイル識別文字を含み、ファイ
       ル名の制御文字をうまく扱えません。それを割り込むことはできません。

       コマンド置換は、複数のコマンドと条件をサポートしますが、サイクルまたは
       後方の goto をサポートしません。

       http://bugs.gw.com/ にバグを報告してください、できれば、修正を付けて。
       利用者が、tcsh を保守して、テストすることを手伝いたいなら、本体のそれ自
       体の行にテキスト `subscribe tcsh' を付けて、tcsh-request@mx.gw.com に
       メールを送ってください。

tcsh  T の由来
       1964 年に、DEC は、PDP-6 を製造しました、PDP-10 は、後に再実装されまし
       た。それは、DEC が 2 番目のモデル KI10 を売り出したとき、1970 年ごろに
       DECsystem-10 と再び名付けられました。

       TENEX は、デマンドページの仮想記憶オペレーティングシステムの実験とし
       て、1972 年に (Massachusetts 州の Cambridge のシンクタンク) Bolt,
       Beranek & Newman で作成されました。彼らは、DEC PDP-10 のために新しい
       ページャを構築し、それに伴う OS を作成しました。それは、学術的に極めて
       成功しました。

       1975 年に、DEC は、PDP-10 の新しいモデル KL10 を売り出しました。DEC
       は、新しいボックスのために、BBN からライセンスされた TENEX のバージョン
       だけがあることを目的としていました。それらのバージョンを TOPS-20 と呼び
       ました (それらの大文字は、商標登録です)。多くの TOPS-10 のユーザ (`The
       OPerating System for PDP-10'; PDP-10 のためのオペレーティングシステム)
       が反対しました。したがって、DEC は、同じハードウェアで 2 つの互換性がな
       いシステムをそれら自体でサポートすることに気付きました -- しかし一方、
       PDP-11 で 6 つ OS がありました!

       TENEX とバージョン 3 までの TOPS-20 は、ULTCMD と呼ばれるユーザコードレ
       ベル (user-code-level) のサブルーチンライブラリによるコマンド補完があり
       ました。バージョン 3 で、DEC は、すべてのケーパビリティとそれ以上をモニ
       タ (利用者の Unix タイプのための `kernel') に移動して、COMND% JSYS
       (`Jump to SYStem' 命令、スーパバイザ呼び出しメカニズム [は、IBM がルー
       トであることも明らかしますか?]) によってアクセスされます。

       tcsh の作成者は、この機能と TENEX と TOPS-20 の他のいくつかによって感銘
       を受け、それらを模倣した csh のバージョンを作成しました。

制限
       システムは、引数のリストを ARG_MAX 文字に制限します。

       ファイル名展開を含むコマンドへの引数の数は、引数リストで許可された文字
       数の 1/6 に制限されます。

       コマンド置換は、引数リストで許可されるより多くの文字を置換できません。

       ループを検出するために、シェルは、単一の行での alias 置換の数を 20 に制
       限します。

関連項目
       csh(1), emacs(1), ls(1), newgrp(1), sh(1), setpath(1), stty(1), su(1),
       tset(1), vi(1), x(1), access(2), execve(2), fork(2), killpg(2),
       pipe(2), setrlimit(2), sigvec(2), stat(2), umask(2), vfork(2), wait(2),
       malloc(3), setlocale(3), tty(4), a.out(5), termcap(5), environ(7),
       termio(7), C シェルの入門

バージョン
       このマニュアルは、tcsh 6.20.00 (Astron) 2016-11-24 を文書化しています。

作者
       William Joy
         csh(1) のオリジナルの作者
       J.E. Kulp, IIASA, Laxenburg, Austria
         ジョブ制御とディレクトリスタック機能
       Ken Greer, HP Labs, 1981
         ファイル名の補完
       Mike Ellis, Fairchild, 1983
         コマンド名の認識/補完
       Paul Placeway, Ohio State CIS Dept., 1983-1993
         コマンド行エディタ、プロンプトルーチン、新しいグロブ構文と多数の修正
         とスピードアップ
       Karl Kleinpaste, CCI 1983-4
         特別なエイリアス、ディレクトリスタック抽出 stuff、ログイン/ログアウト
         監視、スケジュールされたイベント、と新しいプロンプト形式のアイデア
       Rayan Zachariassen, University of Toronto, 1984
         ls-Fwhich 組み込みコマンドと多数のバグ修正、改良とスピードアップ
       Chris Kingsley, Caltech
         速い記憶域アロケータルーチン
       Chris Grevstad, TRW, 1987
         4.3BSD cshtcsh に合体
       Christos S. Zoulas, Cornell U. EE Dept., 1987-94
         HPUX, SVR2 と SVR3 に移植、getwd.c の SysV バージョン、SHORT_STRINGS
         のサポートと sh.glob.c 新しいバージョン
       James J Dempsey, BBN, and Paul Placeway, OSU, 1988
         A/UX に移植
       Daniel Long, NNSC, 1988
         wordchars
       Patrick Wolfe, Kuck and Associates, Inc., 1988
         vi モードのクリーンアップ
       David C Lawrence, Rensselaer Polytechnic Institute, 1989
         autolist とあいまいな補完のリスト
       Alec Wolman, DEC, 1989
         プロンプトの改行
       Matt Landau, BBN, 1989
         ~/.tcshrc
       Ray Moody, Purdue Physics, 1989
         マジック空白バーのヒストリ展開
       Mordechai ????, Intel, 1989
         printprompt() の修正と追加
       Kazuhiro Honda, Dept. of Computer Science, Keio University, 1989
         自動的なスペル訂正と prompt3
       Per Hedeland, Ellemtel, Sweden, 1990
         様々なバグの修正、改良とマニュアルの更新
       Hans J. Albertsson (Sun Sweden)
         ampm, settctelltc
       Michael Bloom
         割り込み処理の修正
       Michael Fine, Digital Equipment Corp
         拡張キーのサポート
       Eric Schnoebelen, Convex, 1990
         Convex のサポート、たくさんの csh のバグ修正、ディレクトリスタックの
         保存と復旧
       Ron Flax, Apple, 1990
         A/UX 2.0 に (再) 移植
       Dan Oscarsson, LTH Sweden, 1990
         NLS のサポートと非 NLS サイトのシミュレートされた NLS のサポート、修
         正
       Johan Widen, SICS Sweden, 1990
         shlvl、Mach のサポート、correct-line、8 ビット印刷 (表示)
       Matt Day, Sanyo Icon, 1990
         POSIX termio のサポート、SysV 制限の修正
       Jaap Vermeulen, Sequent, 1990-91
         vi モードの修正、展開行、ウィンドウ変更の修正、Symmetry に移植
       Martin Boyer, Institut de recherche d'Hydro-Quebec, 1991
         autolist ビープ音のオプション、行の最初からカーソルまでの全体の文字列
         を検索するためのヒストリ検索の修正
       Scott Krotz, Motorola, 1991
         Minix に移植
       David Dawes, Sydney U. Australia, Physics Dept., 1991
         SVR4 ジョブ制御の修正
       Jose Sousa, Interactive Systems Corp., 1991
         拡張された vi の修正と vi 削除コマンド
       Marc Horowitz, MIT, 1991
         ANSIfication の修正、新しい exec のハッシュコード、imake の修正、
         where
       Bruce Sterling Woodcock, sterling@netcom.com, 1991-1995
         ETA と Pyramid に移植、Makefile と lint の修正、ignoreeof=n の追加、
         と様々な他の移植性の変更とバグ修正
       Jeff Fink, 1992
         complete-word-fwdcomplete-word-back
       Harry C. Pulley, 1992
         Coherent に移植
       Andy Phillips, Mullard Space Science Lab U.K., 1992
         VMS-POSIX に移植
       Beto Appleton, IBM Corp., 1992
         移動 (walking) プロセスグループの修正、csh バグ修正、POSIX ファイルテ
         スト、POSIX SIGHUP
       Scott Bolte, Cray Computer Corp., 1992
         CSOS に移動
       Kaveh R. Ghazi, Rutgers University, 1992
         Tek, m88k, Titan と Masscomp に移植と修正.  追加された autoconf のサ
         ポート.
       Mark Linderman, Cornell University, 1992
         OS/2 に移動
       Mika Liljeberg, liljeber@kruuna.Helsinki.FI, 1992
         Linux に移動
       Tim P. Starrin, NASA Langley Research Center Operations, 1993
         読み込み専用の変数
       Dave Schweisguth, Yale University, 1993-4
         新しいマニュアルページと tcsh.man2html
       Larry Schwimmer, Stanford University, 1993
         AFS と HESIOD のパッチ
       Luke Mewburn, RMIT University, 1994-6
         プロンプトの機能強化されたディレクトリの印刷 (表示)、追加された
         ellipsisrprompt.
       Edward Hutchins, Silicon Graphics Inc., 1996
         追加された暗黙の cd.
       Martin Kraemer, 1997
         Siemens Nixdorf EBCDIC マシンへの移植
       Amol Deshpande, Microsoft, 1997
         Win32 への移植 (Windows/95 と Windows/NT); Windows のインタフェースの
         すべての不足しているライブラリとメッセージカタログコードを書いた.
       Taga Nayuta, 1998
         色つきの ls の追加


謝辞
       Bryan Dunlap, Clayton Elwell, Karl Kleinpaste, Bob Manson, Steve Romig,
       Diana Smetters, Bob Sutterfield, Mark Verber, Elizabeth Zwicky と提案と
       励ましに対して Ohio 州のすべての他の人々

       ありとあらゆるバージョンに我慢して、バグを報告して、新しく追加された提
       案をくれたネット上のすべての人々

       `tcsh の T' セクションを執筆した Richard M. Alderson III



Astron 6.20.00                 24 November 2016                        TCSH(1)

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索