FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 解説 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | 作者
RC.CONF(5)          FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル          RC.CONF(5)

名称
     rc.conf -- システム設定情報

解説
     ファイル rc.conf は、ローカルホスト名、あらゆる潜在的なネットワークインタ
     フェースのための設定の詳細とどのサービスをシステムの初期ブート時に開始し
     なければならないかに関する記述的な情報を含んでいます。新しいインストール
     では、rc.conf ファイルは、一般的にシステムのインストールユーティリティに
     よって初期化されます。

     rc.conf の目的は、直接コマンドを実行しない、またシステム起動動作を実行し
     ないことです。代わりに、そこに備え付けられた設定にしたがって、それらの内
     部の動作を条件付けする /etc の様々な一般的な起動スクリプトに含まれます。

     /etc/rc.conf ファイルは、すべての利用可能なオプションのためのデフォルト設
     定を指定するファイル /etc/defaults/rc.conf からインクルードされます。オプ
     ションは、システム管理者が、これらのデフォルトを上書きしたいとき、
     /etc/rc.conf でのみ指定される必要があります。ファイル /etc/rc.conf.local
     は、歴史的な理由のために /etc/rc.conf の設定を上書きするために使用されま
     す。

     sysrc(8) コマンドは、システム設定ファイルを修正するために、スクリプト記述
     のインタフェースを提供しています。

     /etc/rc.conf.local に加えて、利用者は、また /etc/rc.conf.d ディレクトリ、
     または load_rc_config 関数によって含まれる local_startup で指定された
     <dir>/rc.conf.d ディレクトリの rc(8) スクリプトごとに小さな設定ファイルを
     置くことができます。jail 設定のために、利用者は、jail 特有の設定オプショ
     ンを格納するために、ファイル /etc/rc.conf.d/jail を使用することができま
     す。local_startup/usr/local/etc/rc.d/opt/conf を含んでいるなら、
     /usr/local/rc.conf.d/jail/opt/conf/rc.conf.d/jail がロードされます。
     <dir>/rc.conf.d/<name> がディレクトリであるなら、ディレクトリのすべての
     ファイルがロードされます。また下記の rc_conf_files 変数を参照してくださ
     い。

     オプションは、sh(1) の構文を使用する ``name=value'' 代入文で設定されま
     す。次のリストは、rc.conf ファイルで設定することができる各変数のための名
     前と短い説明を提供しています:

     rc_debug    (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、rc スクリプトからのデ
                 バッグメッセージの出力を有効にします。新しいスクリプトを編集
                 するか、または統合するとき、誤りを診断することで、この変数を
                 役に立てることができます。これは、端末と syslog(3) に大量の出
                 力を生成することに注意してください。

     rc_info     (ブール値) ``NO'' に設定されるなら、rc スクリプトからの情報
                 メッセージを無効にします。情報メッセージは、警告またはエラー
                 を必要とするほど深刻でない状況が生じるとき、表示されます。

     rc_startmsgs
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、faststart が使用されてい
                 るとき (例えば、ブート時に) ``Starting foo:'' を表示します。

     early_late_divider
                 (文字列) ブートプロセスの ``前期'' と ``後期'' ステージの間の
                 区切りとして使用されるべきであるスクリプトの名前。後期ステー
                 ジが local_startup 変数 (下記参照) にリストされたディレクトリ
                 に含まれるスクリプトをインクルードすることができるように、前
                 期ステージは、ディスク (ローカルまたはリモート) をマウントす
                 ることが必要なすべてのサービスを含むべきです。したがって、こ
                 の値の 2 つの有望な候補は、典型的なシステムでは、
                 mountcritlocal で、システムが local_startup ディレクトリにア
                 クセスするためにマウントされたリモートファイルシステムを必要
                 とするなら、例えば、/usr/local がマウントされた NFS であると
                 き、mountcritremote です。jail(8) 中の rc.conf については、
                 NETWORKING がたぶん適切な値となります。この値を変更するとき、
                 極端な注意が払われるべきです、そして、それを変更する前に、(マ
                 シンの物理的な接触、または、信頼できるリモートコンソールアク
                 セスのような) ブートの失敗から復旧するために適切な準備がある
                 ことを確実にするべきです。

     always_force_depends
                 (ブール値) 様々な rc.d スクリプトは、必要なサービスが既に実行
                 され、必要であるなら、それらを開始するかどうかチェックするた
                 めに force_depend 関数を使用します。ブート時の間にデフォルト
                 によって、必要なサービスが /etc/rc.conf[.local] で有効にされ
                 ているなら、このチェックは、回避されます。このオプションを設
                 定することは、ブート時にそのチェックを回避し、常に、サービス
                 が実際に実行されているかどうかテストします。このオプションを
                 有効にすることは、force_depend チェックを利用するサービスが有
                 効になるなら、利用者のブート時間が増加しそうです。

     <name>_chroot
                 (文字列) サービスを実行する前に、このディレクトリに chroot(8)
                 します。

     <name>_user
                 (文字列) このユーザアカウントの下でサービスを実行します。

     <name>_group
                 (文字列) このシステムグループの下で chroot されたサービスを実
                 行します。_user 設定と異なり、サービスが chroot されないな
                 ら、この設定は、効果がありません。

     <name>_fib  (整数) サービス下で実行する setfib(1) 値。

     <name>_nice
                 (整数) サービス下で実行する nice(1) 値。

     apm_enable  (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、apm(8) コマンドで自動電
                 源管理 (Automatic Power Management) のためのサポートを有効に
                 します。

     apmd_enable
                 (ブール値) ユーザランドから APM イベントを扱うために apmd(8)
                 を実行します。また、これは、APM のためのサポートを有効にしま
                 す。

     apmd_flags  (文字列) apmd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 apmd(8) デーモンに渡すフラグです。

     devd_enable
                 (ブール値) カーネルに追加されたデバイス、削除されたデバイスま
                 たは未知のイベントを扱うために devd(8) を実行します。

     ddb_enable  (ブール値) ブート時に ddb(4) スクリプトをインストールするため
                 に ddb(8) を実行します。

     ddb_config  (文字列) ddb(8) のための設定ファイル。デフォルトは、
                 /etc/ddb.conf です。

     kld_list    (文字列) ローカルディスクがマウントされた直後に、ロードする
                 カーネルモジュールのリスト。ブートのプロセスの時点でモジュー
                 ルをロードすることは、マウントするローカルディスクのため必要
                 でない、それらのモジュールに対して /boot/loader.conf を通し
                 て、ロードを行うよりはるかに速いです。

     kldxref_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。ブート時に
                 kldxref(8)linker.hints ファイルを自動的に再構築するために
                 ``YES'' に設定します。

     kldxref_clobber
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。kldxref_enable
                 が真であるなら、``YES'' に設定することは、ブート時に既存の
                 linker.hints ファイルを上書きします。そうでなければ、失われた
                 linker.hints ファイルのみ生成されます。

     kldxref_module_path
                 (文字列) デフォルトで空です。kld(4) モジュールを含むパスのセ
                 ミコロン (`;') で区切られたリスト。空であるなら、
                 kern.module_path sysctl(8) の内容が使用されます。

     powerd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、powerd(8) デーモンでシス
                 テム電源制御機能を有効にします。

     powerd_flags
                 (文字列) powerd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、powerd(8) デーモンに渡すフラグです。

     tmpmfs      /tmp メモリファイルシステムの作成を制御します。``YES'' を設定
                 するなら、常に起こり、``NO'' を設定するなら、決して起こりませ
                 ん。ほかの値に設定し、/tmp が書き込み可能でないなら、メモリ
                 ファイルシステムが作成されます。

     tmpsize     作成される /tmp メモリファイルシステムのサイズを制御します。

     tmpmfs_flags
                 /tmp のためのメモリファイルシステムが生成されるとき、mdmfs(8)
                 ユーティリティに渡される追加のオプション。ファイルの切り詰め
                 または削除の後にファイルシステム空間を遅延なしに解放できるよ
                 うに、デフォルトは、/tmp でソフトアップデートの使用を抑制する
                 ``-S'' です。tmpmfs_flags で使用することができる他のオプショ
                 ンについては、mdmfs(8) を参照してください。

     varmfs      /var メモリファイルシステムの作成を制御します。``YES'' に設定
                 されるなら、常に作成され、``NO'' に設定されるなら、決して作成
                 されません。他の何かに設定され、/var が書き込み可能でないな
                 ら、メモリファイルシステムは、作成されます。

     varsize     作成された /var メモリファイルシステムのサイズを制御します。

     varmfs_flags
                 /var のためのメモリファイルシステムが作成されるとき、mdmfs(8)
                 ユーティリティに渡される追加のオプション。ファイルの切り詰め
                 または削除の後にファイルシステム空間を遅延なしに解放できるよ
                 うに、デフォルトは、/var でソフトアップデートの使用を抑制する
                 ``-S'' です。varmfs_flags で使用することができる他のオプショ
                 ンについては、mdmfs(8) を参照してください。

     populate_var
                 /var ファイルシステムの自動的なポピュレーション (population)
                 を制御します。``YES'' に設定されるなら、自動的なポピュレー
                 ションが行われ、``NO'' に設定されるなら、決して自動的なポピュ
                 レーションは、行われません。他の何かに設定され、/var が書き込
                 み可能でないなら、メモリファイルシステムは、作成されます。こ
                 のプロセスは、/usr が通常のシステムにマウントされる前に、/usr
                 の特定のコマンドへのアクセスを要求することに注意してくださ
                 い。

     cleanvar_enable
                 (ブール値) /var ディレクトリを不要なものを削除してきれいにし
                 ます。

     local_startup
                 (文字列) スタートアップ時のスクリプトファイルを検索するディレ
                 クトリのリスト。

     script_name_sep
                 (文字列) スタートアップ時のスクリプトファイルのリストを個別の
                 ファイル名に分割するために使用するフィールドのセパレータ。デ
                 フォルトは、空白です。空白を含んでいる名前があるスタートアッ
                 プ時のスクリプトがないなら、これを変更する必要はありません。

     hostapd_enable
                 (ブール値) システムブート時に hostapd(8) を開始するために
                 ``YES'' に設定します。

     hostname    (文字列) ネットワーク上のこのホストの完全な形でのドメイン名
                 (FQDN, fully qualified domain name)。これは、たとえネットワー
                 ク接続がなくても、何か意味のあるものにほぼ確実に設定されるべ
                 きです。dhclient(8) が DHCP を経由してホスト名を設定するため
                 に使用されるなら、この変数は、空の文字列に設定されるべきで
                 す。この値が未設定のままで残っているなら、システムがブートを
                 完了するとき、利用者のコンソールログインには、``Amnesiac'' の
                 デフォルトホスト名を表示します。

     nisdomainname
                 (文字列) このホストの NIS ドメイン名、または NIS が使用されな
                 いなら、``NO''。

     dhclient_program
                 (文字列) DHCP クライアントプログラムへのパス (/sbin/dhclient,
                 OpenBSD DHCP クライアントが、デフォルトです)。

     dhclient_flags
                 (文字列) DHCP クライアントプログラムに渡す追加のフラグ。
                 OpenBSD DHCP クライアントに関して、利用可能なコマンド行オプ
                 ションの説明については、dhclient(8) マニュアルページを参照し
                 てください。

     dhclient_flags_<iface>
                 iface だけで実行される DHCP クライアントプログラムに渡される
                 追加フラグ。指定されるとき、この変数は、dhclient_flags を上書
                 きします。

     background_dhclient
                 (ブール値) バックグラウンドで DHCP クライアントを開始するため
                 に ``YES'' に設定します。これは、動作しているネットワークに依
                 存するアプリケーションでトラブルを引き起こすかもしれません
                 が、多くの場合に、より速い起動を提供します。

     background_dhclient_<iface>
                 指定されるとき、この変数は、インタフェース iface だけのための
                 background_dhclient 変数を上書きします。

     synchronous_dhclient
                 (ブール値) 起動時に同時 dhclient(8) を開始するために ``YES''
                 に設定します。ifconfig_<interface> 変数の ``DHCP'' キーワード
                 を ``SYNCDHCP'' または ``NOSYNCDHCP'' に置き換えることによっ
                 てインタフェースのベースごとに、この振る舞いを上書きすること
                 ができます。

     defaultroute_delay
                 (整数) 正の数に設定されるとき、リース (lease) を受信する時間
                 をインタフェースに与えために起動時に DHCP インタフェースを設
                 定するずっと後に、これを待ちます。

     firewall_enable
                 (ブール値) 起動時にファイアウォール規則をロードするためには、
                 ``YES'' に設定します。カーネルが options IPFIREWALL で構築さ
                 れていないなら、ipfw.ko カーネルモジュールが、ロードされま
                 す。また、ipfilter_enable を参照してください。

     firewall_script
                 (文字列) この変数は、実行するファイアウォールスクリプトへのフ
                 ルパスを指定します。デフォルトは、/etc/rc.firewall です。

     firewall_type
                 (文字列) /etc/rc.firewall の選択からファイアウォールタイプ
                 を、またはローカルのファイアウォールルールセットを含んでいる
                 ファイルを指定します。/etc/rc.firewall の有効な選択は、次の通
                 りです:

                 open    無制限の IP アクセス
                 closed  ``lo0'' を経由を除いて、すべての IP サービスを無効に
                         します
                 client  ワークステーションのための基本的な保護
                 simple  LAN のための基本的な保護

                 ファイル名が指定されるなら、フルパスが与えられなければなりま
                 せん。

     firewall_quiet
                 (ブール値) ブートの間にコンソールのファイアウォールの規則の表
                 示を無効にするために ``YES'' に設定します。

     firewall_logging
                 (ブール値) ファイアウォールのイベントのログ記録を有効にするた
                 めに ``YES'' に設定します。これは、IPFIREWALL_VERBOSE カーネ
                 ルオプションと同等です。

     firewall_logif
                 (ブール値) ログ記録のための疑似インタフェース ipfw0 を作成す
                 るために ``YES'' に設定します。より詳しい情報については、
                 ipfw(8) マニュアルページを参照してください。

     firewall_flags
                 (文字列) firewall_type がファイル名を指定するなら、フラグは、
                 ipfw(8) に渡されます。

     firewall_coscripts
                 (文字列) ファイアウォールの開始/停止の後に実行する実行形式
                 ファイルおよび/または rc スクリプトのリスト。デフォルトは、空
                 です。

     firewall_nat_enable
                 (ブール値) natd_enableipfw(8) 同等物。これを ``YES'' に設
                 定することは、カーネル NAT を有効にします。また、
                 firewall_enable は、``YES'' に設定されなければなりません。

     firewall_nat_interface
                 (文字列) natd_interfaceipfw(8) 同等物。これは、カーネル
                 NAT を実行するべきである、パブリックインタフェースまたは IP
                 アドレスの名前です。

     firewall_nat_flags
                 (文字列) カーネル NAT のための追加設定パラメータは、ここに置
                 かれるべきです。

     dummynet_enable
                 (ブール値) これを ``YES'' に設定することは、firewall_enable
                 も ``YES'' に設定されているなら、dummynet(4) モジュールを自動
                 的にロードします。

     ipfw_netflow_enable
                 (ブール値) これを ``YES'' に設定することは、ng_netflow(4) を
                 通してネットフローログ記録を有効にします。

                 デフォルトで、ipfw ルールが挿入され、すべてのパケットは、
                 ngtee コマンドで複製され、netflow パケットは、プロトコルバー
                 ジョン 5 を使用して netflow ポートで 127.0.0.1 に送信されま
                 す。

     ipfw_netflow_hook
                 (整数) netflow フック名は、数値でなければなりません (デフォル
                 トは、9995)。

     ipfw_netflow_rule
                 (整数) ipfw ルール番号 (デフォルトは、1000)。

     ipfw_netflow_ip
                 (文字列) netflow データを受信するための宛先サーバ IP (デフォ
                 ルトは、127.0.0.1)。

     ipfw_netflow_port
                 (整数) netflow データを受信するための宛先サーバポート (デフォ
                 ルトは、9995)。

     ipfw_netflow_version
                 (整数) netflow のプロトコルのバージョン 5 を使用するように設
                 定しません、バージョン 9 を使用するために 9 に設定します。

     ipfw_netflow_fib
                 (整数) FIB ipfw_netflow_fib の一致するパケットのみ (デフォル
                 トは、すべての FIB を意味する未定義です)。

     natd_program
                 (文字列) natd(8) へのパス。

     natd_enable
                 (ブール値) natd(8) を有効にするために ``YES'' に設定します。
                 また、firewall_enable は、``YES'' に設定されなければなりませ
                 ん、divert(4) ソケットが、カーネルで有効にされていなければな
                 りません。カーネルが options IPDIVERT で構築されていなかった
                 なら、ipdivert.ko カーネルモジュールがロードされます。

     natd_interface
                 (文字列) これは、natd(8) が実行するべきパブリックインタフェー
                 スの名前です。インタフェースは、インタフェース名、または IP
                 アドレスとして与えられます。

     natd_flags  (文字列) 追加の natd(8) フラグは、ここに置かれるべきです。-n
                 または -a フラグは、引数として上記の natd_interface で自動的
                 に追加されます。

     ipfilter_enable
                 (ブール値) デフォルトで、``NO'' に設定します。これを ``YES''
                 に設定することは、ipf(8) パケットフィルタリングを有効にしま
                 す。

                 典型的な使用方は、

                 ipfilter_enable="YES"
                 ipnat_enable="YES"
                 ipmon_enable="YES"
                 ipfs_enable="YES"

                 を /etc/rc.conf に置き、/etc/ipf.rules/etc/ipnat.rules を
                 適切に編集する必要があります。

                 ipfilter_enableipnat_enable を独立して有効にできることに
                 注意してください。ipmon_enableipfs_enable の両方は、有効
                 にするために ipfilter_enableipnat_enable の少なくとも 1
                 つを要求します。

                 カーネル設定ファイルに次のオプションを指定することは、

                 options IPFILTER
                 options IPFILTER_LOG
                 options IPFILTER_DEFAULT_BLOCK

                 また、よい考えです。

     ipfilter_program
                 (文字列) ipf(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/ipf)。

     ipfilter_rules
                 (文字列) デフォルトで /etc/ipf.rules に設定します。この変数
                 は、フィルタルール定義ファイルの名前を含んでいます。このファ
                 イルは、実行する ipf(8) コマンドのために、読み込み可能である
                 ことが要求されます。

     ipv6_ipfilter_rules
                 (文字列) デフォルトで /etc/ipf6.rules に設定します。この変数
                 は、IPv6 フィルタルール定義ファイルの名前を含んでいます。この
                 ファイルは、実行する ipf(8) コマンドのために、読み込み可能で
                 あることが要求されます。

     ipfilter_flags
                 (文字列) デフォルトで、空です。この変数は、ipf(8) プログラム
                 に渡されるフラグを含んでいます。

     ipnat_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。ipnat(8) ネット
                 ワークアドレス変換を有効にするために ``YES'' に、それを設定し
                 ます。詳細な議論については、ipfilter_enable を参照してくださ
                 い。

     ipnat_program
                 (文字列) ipnat(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/ipnat)。

     ipnat_rules
                 (文字列) デフォルトで /etc/ipnat.rules に設定します。この変数
                 は、ネットワークアドレス変換を定義を保持しているファイルの名
                 前を含んでいます。このファイルは、実行する ipnat(8) コマンド
                 のために、読み込み可能であることが要求されます。

     ipnat_flags
                 (文字列) デフォルトで、空です。この変数は、ipnat(8) プログラ
                 ムに渡されるフラグを含んでいます。

     ipmon_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。(ipf(8)ipnat(8) のイベントをログ記録する) ipmon(8) モニタリングを有
                 効にするために ``YES'' に設定します。この変数を設定すること
                 は、また ipfilter_enable または ipnat_enable の設定を必要とし
                 ます。詳細な解説については、ipfilter_enable を参照してくださ
                 い。

     ipmon_program
                 (文字列) ipmon(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/ipmon)。

     ipmon_flags
                 (文字列) デフォルトで ``-Ds'' に設定します。この変数は、
                 ipmon(8) プログラムに渡されるフラグを含んでいます。別の典型的
                 な例は、syslogd(8) をバイパスするファイルに ipmon(8) ログを直
                 接記録する ``-D /var/log/ipflog'' になります。必ず、次のよう
                 な場合に /etc/newsyslog.conf を調節してください:

                 /var/log/ipflog  640  10  100  *  Z  /var/run/ipmon.pid

     ipfs_enable
                 (ブール値) デフォルトで、``NO'' に設定します。シャットダウン
                 の間にフィルタと NAT 状態テーブルを保存し、再びスタートアップ
                 の間にそれらを再びロードする ipfs(8) を有効にするために、それ
                 を ``YES'' に設定します。この変数を設定することは、
                 ipfilter_enable または ipnat_enable を ``YES'' に設定すること
                 も必要とします。詳細な論議については、ipfilter_enable を参照
                 してください。kern_securelevel が 3 に設定されるなら、引き上
                 げられたセキュアレベルは、ipfs(8) がシャットダウン時に状態
                 テーブルを保存することを防ぐために、ipfs_enable を使用するこ
                 とがでないことに注意してください。

     ipfs_program
                 (文字列) ipfs(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/ipfs)。

     ipfs_flags  (文字列) デフォルトは、空です。この変数は、ipfs(8) プログラム
                 に渡されるフラグを含んでいます。

     pf_enable   (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。これを ``YES''
                 に設定することは、pf(4) パケットフィルタリングを有効にしま
                 す。

                 典型的な使用法は、

                       pf_enable="YES"

                 を /etc/rc.conf に置き、適切に /etc/pf.conf を編集することを
                 要求します。次を加えることは、

                       device pf

                 カーネルに pf(4) のサポートを組み込みます、そうでなければ、
                 カーネルモジュールがロードされます。

     pf_rules    (文字列) pf(4) ルールセット設定ファイルへのパス (デフォルト
                 は、/etc/pf.conf)。

     pf_program  (文字列) pfctl(8) のパス (デフォルトは、/sbin/pfctl)。

     pf_flags    (文字列) pf_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらのフラ
                 グは、ルールセットをロードするとき、pfctl(8) プログラムに渡さ
                 れます。

     pflog_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。これを ``YES''
                 に設定することは、pf(4) パケットフィルタからのパケットをログ
                 記録する pflogd(8) を有効にします。

     pflog_logfile
                 (文字列) pflog_enable が ``YES'' に設定されるなら、これは、
                 pflogd(8) がログファイル (デフォルトで /var/log/pflog) をどこ
                 に格納するかを制御します。このためのログファイルのローテー
                 ションを調節するために /etc/newsyslog.conf をチェックします。

     pflog_program
                 (文字列) pflogd(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/pflogd)。

     pflog_flags
                 (文字列) デフォルトは、空です。この変数は、pflogd(8) プログラ
                 ムに渡す追加のフラグを含んでいます。

     pflog_instances
                 (文字列) 2 つ以上の pflog(4) インタフェースのログ記録が要求さ
                 れるなら、pflog_instances は、システムのブート時に開始される
                 べきである pflogd(8) インスタンスのリストに設定されます。
                 pflog_instances がリスト中の空白類で区切られた element ごとに
                 設定されるなら、<element>_dev と <element>_logfile 要素は、存
                 在すると仮定されます。<element>_dev は、指定された pflogd(8)
                 インスタンスによって監視される、pflog(4) インタフェースを含ん
                 でいなければなりません。<element>_logfile は、pflogd(8) イン
                 スタンスによって使用されるログファイルの名前を含んでいなけれ
                 ばなりません。

     ftpproxy_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。これを ``YES''
                 に設定することは、ftp 接続を変換する pf(4) パケットフィルタを
                 サポートする、ftp-proxy(8) を有効にします。

     ftpproxy_flags
                 (文字列) デフォルトで、空です。この変数は、ftp-proxy(8) プロ
                 グラムに渡される追加フラグを含んでいます。

     ftpproxy_instances
                 (文字列) デフォルトで、空です。複数の ftp-proxy(8) のインスタ
                 ンスが、ブート時に要求されるなら、ftpproxy_instances は、イン
                 スタンス名の空白類で区切られたリストを含んでいるべきです。リ
                 スト中の element ごとに、<element>_flags で指定される変数は、
                 ftp-proxy(8) インスタンスに渡されるコマンド行のフラグを含んで
                 定義されるべきです。

     pfsync_enable
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。``YES'' に設定す
                 ると、pf(4) の状態の変更を pfsync(4) を用いてネットワーク越し
                 に他のホストに公開されることを有効にします。また、
                 pfsync_syncdev 変数も設定しなければなりません。

     pfsync_syncdev
                 (文字列) デフォルトで空です。この変数は、pfsync(4) がネット
                 ワークインタフェースを通して操作するべきであるネットワークイ
                 ンタフェースの名前を指定します。pfsync_enable が ``YES'' に設
                 定されるなら、それに応じて、設定しなければなりません。

     pfsync_syncpeer
                 (文字列) デフォルトで空です。この変数は、省略可能です。デフォ
                 ルトで、状態変更メッセージは、IP マルチキャストパケットを使用
                 して同期インタフェースで送信されます。プロトコルは、IP プロト
                 コル 240、PFSYNC で、使用されるマルチキャストグループは、
                 224.0.0.240 です。ピア (相手側) アドレスが pfsync_syncpeer オ
                 プションを使用して指定されるとき、ピアアドレスは、pfsync トラ
                 フィックの宛先 (終点) として使用され、ipsec(4) を使用してトラ
                 フィックを保護することができます。pfsync(4) インタフェースで
                 ipsec(4) を使用することに関するより詳しい情報については、
                 pfsync(4) マニュアルページを参照してください。

     pfsync_ifconfig
                 (文字列) デフォルトでは、空です。この変数は、pfsync(4) をセッ
                 トアップするために使用される ifconfig(8) コマンドに渡される追
                 加オプションを含むことができます。

     tcp_extensions
                 (ブール値) デフォルトで ``YES'' に設定します。``NO'' に設定す
                 ることは、RFC 1323 によって記述される特定の TCP オプションを
                 無効にします。これを ``NO'' に設定することは、不規則にハング
                 アップするか、または他の奇妙な振る舞いの接続に関する問題を改
                 善することを助けるかもしれません。いくつかのネットワークデバ
                 イスは、これらのオプションに関して壊れていことが知られていま
                 す。

     log_in_vain
                 (整数) デフォルトで 0 に設定します。tcp(4)udp(4) に記述さ
                 れているように sysctl(8) 変数 net.inet.tcp.log_in_vainnet.inet.udp.log_in_vain は、与えられた値に設定されます。

     tcp_keepalive
                 (ブール値) デフォルトで ``YES'' に設定します。``NO'' に設定す
                 ることは、通信相手がまだ動作していて到達可能であることを検証
                 するためにアイドルの TCP 接続をプローブすることを無効にしま
                 す。

     tcp_drop_synfin
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。``YES'' に設定す
                 ることによって、カーネルは、SYN と FIN の両方のフラグの設定が
                 ある TCP フレームを無視します。これは、OS 指紋法を防ぎます
                 が、いくつかの正当なアプリケーションを壊すかもしれません。

     icmp_drop_redirect
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。``YES'' に設定す
                 ることによって、カーネルは、ICMP REDIRECT パケットを無視しま
                 す。詳細については、icmp(4) を参照してください。

     icmp_log_redirect
                 (ブール値) デフォルトで ``NO'' に設定します。``YES'' に設定す
                 ることによって、カーネルは、ICMP REDIRECT パケットをログ記録
                 します。ログメッセージは、速度制限されていないので、このオプ
                 ションは、単にネットワークのトラブルを解決するために使用され
                 るべきであることに注意してください。詳細については、icmp(4)
                 を参照してください。

     icmp_bmcastecho
                 (ブール値) ICMP ping パケットをブロードキャスト (同報通信) ま
                 たはマルチキャストに応答するために ``YES'' に設定します。詳細
                 については、icmp(4) を参照してください。

     ip_portrange_first
                 (整数) ``NO'' に設定しないなら、これは、デフォルトのポート範
                 囲の最初のポートです。詳細については、ip(4) を参照してくださ
                 い。

     ip_portrange_last
                 (整数) ``NO'' に設定しないなら、これは、デフォルトのポート範
                 囲の最後のポートです。詳細については、ip(4) を参照してくださ
                 い。

     network_interfaces
                 (文字列) ネットワークインタフェースのリストをこのホストの設
                 定、またはすべての現在のインタフェースのために ``AUTO'' (デ
                 フォルト) に設定します。デフォルト以外のあらゆるものに
                 network_interfaces 変数を設定することは、推奨されません。管理
                 者が設定を格納しますが、ブートを開始したくないインタフェース
                 は、下記で説明されるようにそれらの ifconfig_<interface> 変数
                 の ``NOAUTO'' キーワードに設定されるべきです。

                 また、ifconfig_<interface> 変数は、interface の各値のために存
                 在すると仮定されます。インタフェース名に文字 ``.-/+'' のいず
                 れかを含んでいるとき、それらは、検索の前に ``_'' に変換されま
                 す。変数は、下記で説明される特別の大文字と小文字を区別しなを
                 キーワードと同様に、ifconfig(8) への引数を含むことができま
                 す。そのようなキーワードは、値を ifconfig(8) に渡す前に削除さ
                 れ、一方、他の引数の順序は、保存されます。

                 inet のようなアドレスファミリのキーワードがある ifconfig(8)
                 構文を使用して、IP の別名エントリを追加することができます。問
                 題となっているインタフェースが ed0 であったと仮定して、次のよ
                 うに見えるかもしれません:

                 ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff"
                 ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff"

                 また、inet 192.0.2.5-23/24 または inet6 2001:db8:1-f::1/64 よ
                 うな範囲に、それぞれのアドレス構成要素を指定することができ
                 る、Classless Inter-Domain Routing (CIDR) アドレス記法で複数
                 の IP アドレスを設定することができます。この記法は、他のアド
                 レス修飾子ではなく、アドレスと接頭辞の長さ部分のみを許可しま
                 す。つまらないタイポ (typo) が予想外に多くのアドレスを生成す
                 ることができるので、範囲指定からの生成されたアドレスの最大数
                 は、rc.confnetif_ipexpand_max で指定された整数値に制限さ
                 れていることに注意してください。デフォルト値は、2048 です。
                 rc.conf に次の行を追加することによって増加することができます:

                 netif_ipexpand_max="4096"

                 192.0.2.5-23/24 の場合に、アドレス 192.0.2.5 は、ネットマスク
                 /24 と ifconfig(8) 別名セクションで説明されるような矛盾しない
                 ネットマスク /32 でアドレス 192.0.2.6 から 192.0.2.23 で設定
                 されます。この特別のネットマスクの取り扱いは、inet6 のような
                 他のアドレスファミリのためでなく inet のためだけであることに
                 注意してください。

                 問題となっているインタフェースが ed0 なら、例は、次のようにな
                 るかもしれません:

                 ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff"
                 ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff"

                 など。

                 ipv4_addrs_<interface> 変数は、IPv4 CIDR アドレス記法のために
                 サポートされたことに注意してください。機能性が
                 ifconfig_<interface>_alias<n> に統合されたので、今は、推奨さ
                 れませんが、ipv4_addrs_<interface> は、後方互換性のためにまだ
                 サポートされています。

                 アドレスファミリのキーワードがある
                 ifconfig_<interface>_alias<n> エントリごとに、その内容は、
                 ifconfig(8) に渡されます。最初にアクセスに失敗した時点で実行
                 は、中止されるので

                 ifconfig_ed0_alias0="inet 127.0.0.251 netmask 0xffffffff"
                 ifconfig_ed0_alias1="inet 127.0.0.252 netmask 0xffffffff"
                 ifconfig_ed0_alias2="inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff"
                 ifconfig_ed0_alias4="inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff"

                 のようにすると、alias4 は、追加されないことに注意してくださ
                 い。これは、``alias3'' エントリが存在しないことにより、そこで
                 検索が中止されるからです。振る舞いを管理するのが難しいので、
                 ifconfig_<interface>_alias<n> と同じ機能性があり、次のよう
                 な、変数のすべてのエントリがある、
                 ifconfig_<interface>_aliases 変数があります:

                 ifconfig_ed0_aliases="\
                         inet 127.0.0.251 netmask 0xffffffff \
                         inet 127.0.0.252 netmask 0xffffffff \
                         inet 127.0.0.253 netmask 0xffffffff \
                         inet 127.0.0.254 netmask 0xffffffff"

                 また、CIDR 記法をサポートします。

                 /etc/start_if.<interface> ファイルが存在するなら、
                 ifconfig_<interface> と ifconfig_<interface>_alias<n> 変数で
                 指定されるようなインタフェースを設定する前に sh(1) インタプリ
                 タによって読み込まれ、実行されます。

                 vlans_<interface> 変数が設定されているなる、vlan(4) インタ
                 フェースは、interface に設定される vlandev 引数でリスト中の各
                 項目毎に作成されます。vlan インタフェースの名前が数値であるな
                 ら、その数値は、vlan タグとして使用され、新しい vlan インタ
                 フェースは、interface.tag と名前が付けられます。そうでなけれ
                 ば、vlan タグは、create_args_<interface> 変数の vlan パラメー
                 タによって指定されなければなりません。

                 vlan タグ 101 とオプションの IPv4 アドレス 192.0.2.1/24 で
                 em0 の em0.101 と名前が付けられた vlan デバイスを作成するため
                 には:

                 vlans_em0="101"
                 ifconfig_em0_101="inet 192.0.2.1/24"

                 vlan タグ 102 で em0 の myvlan と名前が付けられた vlan デバイ
                 スを作成するためには:

                 vlans_em0="myvlan"
                 create_args_myvlan="vlan 102"

                 wlans_<interface> 変数が設定されるなら、wlan(4) インタフェー
                 スは、interface に設定された wlandev 引数のリスト中の各項目毎
                 に作成されます。さらに、wlan クローニング引数は、
                 create_args_<interface> 変数を設定することによって
                 ifconfig(8) create コマンドに渡されます。1 つ以上の wlan(4)
                 デバイスは、FreeBSD 8.0 以降は、各無線デバイスのために作成さ
                 れなければなりません。wlandebug(8) によって設定されるような、
                 wlan(4) デバイスのためのデバッグフラグは、
                 wlandebug_<interface> 変数で指定されます。この変数の内容は、
                 直接 wlandebug(8) に渡されます。

                 ifconfig_<interface> がキーワード ``NOAUTO'' を含んでいるな
                 ら、インタフェースは、ブート時に、または、network_interfaces
                 が ``AUTO'' に設定されるとき、/etc/pccard_ether によって設定
                 されません。

                 ifconfig_<interface> 変数に ``DHCP'' を追加することによって、
                 DHCP でインタフェースを立ち上げることが可能です。例えば、DHCP
                 によって ed0 デバイスを初期化するためには、次のように使用する
                 ことができます:

                 ifconfig_ed0="DHCP"

                 WPA、EAP/LEAP または WEP で使用するために wpa_supplicant(8)
                 と利用者の無線インタフェースを設定したいなら、利用者は、
                 ``WPA'' を ifconfig_<interface> 変数に追加する必要がありま
                 す。

                 他方では、hostapd(8) との無線インタフェースを設定したいなら、
                 ``HOSTAP'' を ifconfig_<interface> 変数に追加する必要がありま
                 す。hostapd(8) は、/etc/hostapd-<interface>.conf からの設定を
                 使用します。

                 最後に、利用者は、/etc/start_if.<interface> ファイルに加え
                 て、この変数に ifconfig(8) オプションを追加することができま
                 す。例えば、DHCP を通して得られるアドレスでステーションモード
                 の ath(4) 無線デバイスを設定するためには、次のようなものを使
                 用することができる、WPA 認証と 802.11b モードを使用します:

                 wlans_ath0="wlan0"
                 ifconfig_wlan0="DHCP WPA mode 11b"

                 ifconfig_<interface> 形式に加えて、フォールバック変数
                 ifconfig_DEFAULT を設定することができます。
                 ifconfig_<interface> 変数がない、すべてのインタフェースで使用
                 されます。これは、もはやサポートされない pccard_ifconfig 変数
                 を置き換えることを目的としています。

                 また、次を行うことによってインタフェースの名前を変更すること
                 ができます:

                 ifconfig_ed0_name="net0"
                 ifconfig_net0="inet 192.0.2.1 netmask 0xffffff00"

     ipv6_enable
                 (ブール値) この変数は、推奨されません。必要なら、
                 ifconfig_<interface>_ipv6 と ipv6_activate_all_interfaces を
                 使用します。

                 変数が ``YES'' であるなら、``inet6 accept_rtadv'' は、
                 ifconfig_<interface>_ipv6 のすべてに追加され、
                 ipv6_activate_all_interfaces は、``YES'' と定義されます。

     ipv6_prefer
                 (ブール値) この変数は、推奨されません。代わりに
                 ip6addrctl_policy を使用してください。

                 変数が ``YES'' であるなら、ip6addrctl(8) によって設定されるデ
                 フォルトのアドレス選択ポリシテーブルは、IPv6-preferred となり
                 ます。

                 変数が ``NO'' であるなら、ip6addrctl(8) によって設定されるデ
                 フォルトのアドレス選択ポリシテーブルは、IPv4-preferred となり
                 ます。

     ipv6_activate_all_interfaces
                 (ブール値) これは、対応しない ifconfig_<interface>_ipv6 変数
                 がある IPv6 対応のインタフェースで初期設定を制御します。
                 FreeBSD で IPv6 機能を使用するために、この変数を ``YES'' に設
                 定することが必ずしも必要だとは限らないことに注意してくださ
                 い。ほとんどの場合、ifconfig_<interface>_ipv6 変数を単に設定
                 すると動作します。

                 変数が ``NO'' であるなら、対応する ifconfig_<interface>_ipv6
                 変数がないすべてのインタフェースは、作成時に ``IFDISABLED''
                 としてマークされます。これは、セキュリティポリシを強化するた
                 めに、そのインタフェースで IPv6 機能のすべてが、完全に無効に
                 されることを意味します。変数が ``YES'' に設定されるなら、フラ
                 グは、すべてのインタフェースでクリアされます。

                 ほとんどの場合、IPv6 対応のインタフェースのために
                 ifconfig_<interface>_ipv6 を単に定義すれば、十分であるはずで
                 す。しかしながら、インタフェースが (例えば、PPP のようないく
                 つかのトンネリングプロトコルによって) 動的に追加されるなら、
                 前もって変数を定義することはしばしば困難です。そのような場
                 合、この変数を ``YES'' に設定することによって、``IFDISABLED''
                 フラグの設定を無効にすることができます。

                 ``IFDISABLED'' フラグとキーワード ``inet6 ifdisabled'' のより
                 詳しい情報については、ifconfig(8) を参照してください。

                 デフォルトは、``NO'' です。

     ipv6_privacy
                 (ブール値) 変数が ``YES'' であるなら、プライバシアドレスは、
                 RFC 4941 で説明されるように、それぞれの IPv6 インタフェースの
                 ために生成されます。

     ipv6_network_interfaces
                 (文字列) これは、network_interfaces の IPv6 同等物です。通
                 常、この変数の手動の設定は、必要ではありません。

     ipv6_cpe_wanif
                 (文字列) 変数がインタフェース名に設定されるなら、ifconfig(8)
                 オプション ``inet6 -no_radr accept_rtadv'' は、
                 ifconfig_<interface>_ipv6 を評価する前に、指定されたインタ
                 フェースに自動的に追加され、2 つの sysctl(8) 変数
                 net.inet6.ip6.rfc6204w3net.inet6.ip6.no_radr は、1 に設定
                 されます。

                 これは、指定されたインタフェースがそのリンクで ICMPv6 Router
                 Advertisement メッセージを受け付け、発見されたルータをデフォ
                 ルトルータリスト (Default Router List) に追加することを意味し
                 ます。他のインタフェースは、``inet6 accept_rtadv'' オプション
                 が指定されるなら、今までどおり RA メッセージを受け付けること
                 ができますが、デフォルトルータリストにルート (経路) を追加す
                 ることは、デフォルトで ``inet6 no_radr'' オプションによって無
                 効にされます。より詳細については、ifconfig(8) を参照してくだ
                 さい。

                 ICMPv6 Router Advertisement メッセージは、
                 net.inet6.ip6.rfc6204w3 が 1 に設定されるとき、(パケットフォ
                 ワーディングが有効にされる) net.inet6.ip6.forwarding が 1 の
                 ときでさえ、受け付けされることに注意してください。

                 デフォルトは、``NO'' です。

     ifconfig_<interface>_descr
                 (文字列) これは、インタフェースに任意の説明を割り当てます。
                 sysctl(8) 変数 net.ifdescr_maxlen は、その長さを制限します。
                 この静的な設定は、dhclient(8) フックのような動的なインタ
                 フェース設定ユーティリティで開始されるコマンドによって上書き
                 されます。ifconfig(8) コマンドで説明を見ることができ、その
                 MIB-2 モジュールを使用して bsnmpd(1) デーモンでエクスポートさ
                 れます。

     ifconfig_<interface>_ipv6
                 (文字列) インタフェースの IPv6 の機能は、ifconfig_<interface>
                 の ifconfig パラメータを設定する代わりに
                 ifconfig_<interface>_ipv6 によって設定されるべきです。この変
                 数が空であるなら、ipv6_prefix_<interface> のような他の変数に
                 よって指定されたインタフェースの IPv6 設定のすべては、無視さ
                 れます。

                 別名は、``inet6'' キーワードで ifconfig_<interface>_alias<n>
                 によって設定されるべきです。例えば:

                 ifconfig_ed0_ipv6="inet6 2001:db8:1::1 prefixlen 64"
                 ifconfig_ed0_alias0="inet6 2001:db8:2::1 prefixlen 64"

                 ifconfig_<interface>_ipv6 設定の ``inet6 accept_rtadv'' キー
                 ワードがあるインタフェースは、RFC 4862 に記述されている SLAAC
                 (StateLess Address AutoConfiguration) によって自動的に設定さ
                 れます。

                 リンクローカルアドレスは、各リンクで IPv6 仕様が要求するの
                 で、設定されたグローバルスコープアドレスに追加されて自動的に
                 設定されることに注意してください。アドレスは、次で定義された
                 アルゴリズムを使用することによって MAC アドレスから計算されま
                 す。RFC 4862, セクション 5.3.

                 リンクローカルアドレスがインタフェースで必要であるなら、次の
                 設定を使用することができます:

                 ifconfig_ed0_ipv6="inet6 auto_linklocal"

                 リンクローカルアドレスを手動で設定するすることもできます。こ
                 れは、ネットワークインタフェースカードが置き換えられるとき、
                 変更できないように、IPv6 ルータのデフォルトのルータアドレスに
                 役立ちます。例えば:

                 ifconfig_ed0_ipv6="inet6 fe80::1 prefixlen 64"

     ipv6_prefix_<interface>
                 (文字列) 1 つ以上の接頭辞が ipv6_prefix_<interface> で定義さ
                 れるなら、各接頭辞と EUI-64 インタフェースインデックスに基づ
                 くアドレスは、そのインタフェースで設定されます。この変数は、
                 ifconfig_<interface>_ipv6 が空であるなら、無視されることに注
                 意してください。

                 例えば、次の設定

                 ipv6_prefix_ed0="2001:db8:1:0 2001:db8:2:0"

                 は、次と等価です:

                 ifconfig_ed0_alias0="inet6 2001:db8:1:: eui64 prefixlen 64"
                 ifconfig_ed0_alias1="inet6 2001:db8:1:: prefixlen 64 anycast"
                 ifconfig_ed0_alias2="inet6 2001:db8:2:: eui64 prefixlen 64"
                 ifconfig_ed0_alias3="inet6 2001:db8:2:: prefixlen 64 anycast"

                 これらのサブネットルータ (Subnet-Router) anycast アドレスは、
                 ipv6_gateway_enable が YES のときのみ、追加されます。

     ipv6_default_interface
                 (文字列) ``NO'' に設定されないなら、これは、範囲アドレスのた
                 めのデフォルト出力インタフェースです。これは、ipv6_gate
                 way_enable="NO" でのみ動作します。

     ip6addrctl_enable
                 (ブール値) この変数は、デフォルトのアドレス選択ポリシテーブル
                 (RFC 3484) の設定を有効にするためです。別の変数
                 ip6addrctl_policy でテーブルを指定することができます。
                 ip6addrctl_policy について、次のキーワードを指定することがで
                 きます: ``ipv4_prefer'', ``ipv6_prefer'' または ``AUTO'' で
                 す。

                 ``ipv4_prefer'' または ``ipv6_prefer'' が指定されるなら、
                 ip6addrctl(8) は、RFC 3484 のセクション 2.1 (IPv6-preferred)
                 または 10.3 (IPv4-preferred) に記述された前もって定義されたポ
                 リシテーブルをインストールします。

                 ``AUTO'' が指定されるなら、最初にファイル
                 /etc/ip6addrctl.conf を読み込むことを試みます。このファイルが
                 見つけられるなら、ip6addrctl(8) は、それを読み込んで、インス
                 トールします。見つけられないなら、ポリシは、
                 ipv6_activate_all_interfaces 変数にしたがって自動的に設定され
                 ます。変数が ``YES'' に設定されるなら、IPv6-preferred のもの
                 が使用されます。そうでなければ、IPv4-preferred です。

                 ip6addrctl_enableip6addrctl_policy のデフォルト値は、それ
                 ぞれ ``YES'' と ``AUTO'' です。

     cloned_interfaces
                 (文字列) このホストで作成する、クローン可能なネットワークイン
                 タフェースのリストを設定します。さらに、クローニング引数は、
                 create_args_<interface> 変数を設定することによって各インタ
                 フェース毎に ifconfig(8) create コマンドに渡されます。インタ
                 フェース名が ``:sticky'' キーワードで指定されるなら、インタ
                 フェースは、rc.d/netif スクリプトが ``stop'' 引数を付けて呼び
                 出されるときでさえ、破壊されません。これは、それを破壊せず
                 に、インタフェースを再設定するとき、役に立ちます。
                 cloned_interfaces のエントリは、設定のために
                 network_interfaces に自動的に追加されます。

     cloned_interfaces_sticky
                 (ブール値) この変数は、すべてのインタフェースに対して
                 cloned_interfaces の ``:sticky'' キーワードの機能性を全体的に
                 有効にすることです。デフォルト値は、``NO'' です。たとえ、この
                 変数が ``YES'' に指定されたとしても、インタフェースの基礎ごと
                 に、それを上書きするために、``:nosticky'' キーワードを使用す
                 ることができます。

     gif_interfaces
                 (文字列) この変数は、cloned_interfaces を支持して推奨されませ
                 ん。このホストで設定する、gif(4) トンネルインタフェースのリス
                 トを設定します。gif トンネルインタフェースごとに、tunnel オプ
                 ションで interface のためのリンクレベルを設定するために
                 ifconfig(8) コマンドのためのパラメータで指定された
                 ifconfig_<interface> 変数を設定します。この変数の値は、
                 ifconfig への tunnel オプションを使用してトンネルのリンク層を
                 設定するために使用されます。例えば、次の 2 つの gif インタ
                 フェースを設定します:

                       gif_interfaces="gif0 gif1"
                       ifconfig_gif0="tunnel src_addr0 dst_addr0"
                       ifconfig_gif1="tunnel src_addr1 dst_addr1"

                 さらに、このオプションは、各リストされたインタフェースが、
                 ifconfig への create オプションを通して作成されることを保証し
                 ます。この例は、また、gif_interfaces の代わりに
                 cloned_interfaces で動作します。

     sppp_interfaces
                 (文字列) このホストで設定する sppp(4) インタフェースのリスト
                 に設定します。spppconfig_<interface> 変数は、interface の値ご
                 とに存在すると仮定されます。また、各インタフェースは、一般的
                 な ifconfig_<interface> 設定によって設定されるべきです。利用
                 可能なオプションに関する詳細については、spppcontrol(8) を参照
                 してください。

     ppp_enable  (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ppp(8) デーモンを実行しま
                 す。

     ppp_profile
                 (文字列) /etc/ppp/ppp.conf から使用するプロファイルの名前。ま
                 た、ppp_modeppp_nat および ppp_<profile>_unit を上書きす
                 る、プロファイル毎に使用されます。プロファイル名が、文字
                 ``.-/+'' のいずれかを含むとき、それらは、変数名の上書きを提示
                 するために ``_'' に変換されます。

     ppp_mode    (文字列) ppp(8) デーモンを実行するモード。

     ppp_<profile>_mode
                 (文字列) profile のためにグローバルな ppp_mode を上書きしま
                 す。受け付けられるモードは、``auto'', ``ddial'', ``direct'',
                 と ``dedicated'' です。詳細な解説については、マニュアルを参照
                 してください。

     ppp_nat     (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ネットワークアドレス変換を
                 有効にします。gateway_enable とともに使用することによって、プ
                 ライベートネットワークアドレスのホストは、ネットワークアドレ
                 ス変換ルータとして、このホストを使用して、インターネットにア
                 クセスできます。

     ppp_<profile>_nat
                 (文字列) profile のためにグローバルな ppp_nat を上書きしま
                 す。

     ppp_<profile>_unit
                 (整数) このプロファイルに使用されるユニット番号を設定します。
                 詳細については、-unitN のマニュアルの説明を参照してください。

     ppp_user    (文字列) ppp(8) が開始されるべきユーザの名前。デフォルトで、
                 ppp(8) は、``root'' として開始されます。

     rc_conf_files
                 (文字列) このオプションは、/etc/defaults/rc.conf の設定を上書
                 きするファイルのリストを指定するために使用されます。ファイル
                 は、それらが指定される順序で読み込まれ、ファイルへのフルパス
                 を含んでいるべきです。デフォルトで、指定されるファイルは、
                 /etc/rc.conf/etc/rc.conf.local です。

     zfs_enable  (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、/etc/rc.d/zfs は、自動的
                 に ZFS ファイルシステムをマウントし、ZFS ボリューム (ZVOL) を
                 初期化することを試みます。

     gptboot_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、/etc/rc.d/gptboot は、シ
                 ステムが、gpart(8) ユーティリティを使用して設定された
                 bootonce 属性がある、GPT パーティションからブートされる (また
                 は、されない) かをログ記録します。

     gbde_autoattach_all
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、/etc/rc.d/gbde は、
                 /etc/fstab の利用者の .bde デバイスを自動的に初期化することを
                 試みます。

     gbde_devices
                 (文字列) スクリプトがアタッチしようと試みるデバイスのリスト、
                 または ``AUTO''。

     gbde_lockdir
                 (文字列) gbde(4) ロックファイルが置かれるディレクトリ。デフォ
                 ルトのロックファイルのディレクトリは、/etc です。

                 個別の gbde(4) デバイスごとのロックファイルは、変数
                 gbde_lock_<device> を設定することによって書きすることができま
                 す、ここで device は、``/dev/'' と ``.bde'' 部分を除いて暗号
                 化されたデバイスです。

     gbde_attach_attempts
                 (整数) gbde(4) デバイスにアタッチすることを試みる回数、すなわ
                 ち、ユーザがパスフレーズを問い合わせる回数。デフォルトは、3
                 です。

     geli_devices
                 (文字列) ブート時に自動的にアタッチされるデバイスのリストで
                 す。/etc/fstab からの .eli デバイスは、自動的にこのリストに追
                 加されることに注意してください。

     geli_tries  (整数) ユーザにパスフレーズを要求する回数です。空であるなら、
                 kern.geom.eli.tries sysctl 変数から取られます。

     geli_default_flags
                 (文字列) ディスク暗号化を設定するとき、geli(8) によって使用さ
                 れるデフォルトフラグです。geli_<device>_flags 変数を定義する
                 ことによって、フラグは、別々のデバイスごとに設定することがで
                 きます。

     geli_autodetach
                 (文字列) ファイルシステムがマウントされた後、最後のクローズ
                 で、GELI デバイスがデタッチされたとマークするべきであるかどう
                 かを指定します。デフォルトは、``YES'' です。これは、
                 geli_<device>_autodetach 変数を定義することによって、別々のデ
                 バイスごとに変更することができます。

     root_rw_mount
                 (ブール値) デフォルトで ``YES'' に設定します。ファイルシステ
                 ムがブート時にチェックされた後に、これが ``YES'' に設定されて
                 いるなら、ルートファイルシステムは、読み込み書き込みとして再
                 びマウントされます。読み込み専用のリモートの NFS 共有から、そ
                 れらのルートファイルシステムをマウントするディスクレスシステ
                 ムは、それらの rc.conf で、これを ``NO'' に設定するべきです。

     fsck_y_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、そしてファイルシステムの
                 初期設定が失敗するなら、fsck(8) は、-y フラグを付けて実行され
                 ます。

     background_fsck
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムは、可能であるな
                 ら、バックグラウンドで fsck(8) を実行することを試みます。

     background_fsck_delay
                 (整数) バックグラウンドの fsck(8) を開始する前に、スリープす
                 る秒単位の時間の量。ディスク I/O の帯域幅が fsck(8) によって
                 独占される前に、X サーバのような、大きなアプリケーションを開
                 始することを可能とする 60 秒をデフォルトとします。負の数に設
                 定されるなら、管理者が、より都合のよいときにそれを実行するこ
                 とができるようにバックグラウンドファイルシステムチェックを、
                 無期限に遅らせます。例えば、/etc/crontab に、

                       0 4 * * * root /etc/rc.d/bgfsck forcestart

                 上のような行を追加することによって cron(8) から実行されます。

     netfs_types
                 (文字列) ネットワークベースのファイルシステムのタイプのリス
                 ト。このリストは、一般的にエンドユーザによって修正されるべき
                 ではありません。代わりに、extra_netfs_types を使用します。

     extra_netfs_types
                 (文字列) ``NO'' (デフォルト) 以外の何かに設定されるなら、この
                 変数は、ネットワークが初期化されるまで、rc(8) によるスタート
                 アップでの自動的なマウントが、遅延されるべきであるファイルシ
                 ステムのタイプのリストを拡張します。それは、人間に読み込み可
                 能で、1 単語の記述で、コロン (`:') で結合された、それぞれ、
                 mount(8) の渡されるようなファイルシステムのタイプから成る、
                 ネットワークのファイルシステムの記述子ペアの空白で区切られた
                 リストを含むべきです。このような方法でのデフォルトのリストを
                 拡張することは、サードパーティのファイルシステムタイプが使用
                 されるときのみ、必要です。

     syslogd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、syslogd(8) デーモンを実行
                 します。

     syslogd_program
                 (文字列) syslogd(8) へのパス (デフォルトは、
                 /usr/sbin/syslogd)。

     syslogd_flags
                 (文字列) syslogd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、syslogd(8) に渡すフラグです。

     inetd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、inetd(8) デーモンを実行し
                 ます。

     inetd_program
                 (文字列) inetd(8) へのパス (デフォルトは、/usr/sbin/inetd)。

     inetd_flags
                 (文字列) inetd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 inetd(8) へ渡すフラグです。

     hastd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、hastd(8) デーモンを実行
                 します。

     hastd_program
                 (文字列) hastd(8) へのパス (デフォルトは、/sbin/hastd)。

     hastd_flags
                 (文字列) hastd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 hastd(8) に渡すフラグです。

     local_unbound_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ローカルなキャッシングの
                 リゾルバ (resolver) として unbound(8) デーモンを実行します。

     kdc_enable  (ブール値) ブート時に Kerberos 5 認証サーバを開始するために
                 ``YES'' に設定します。

     kdc_program
                 (文字列) kdc_enable が ``YES'' に設定されているなら、これは、
                 Kerberos 5 認証サーバへのパスです。

     kdc_flags   (文字列) デフォルトで空です。この変数は、Kerberos 5 認証サー
                 バに渡される追加フラグを含んでいます。

     kadmind_enable
                 (ブール値) kadmind(8) Kerberos 5 管理デーモンを開始するために
                 ``YES'' に設定します。スレーブサーバで ``NO'' に設定します。

     kadmind_program
                 (文字列) kadmind_enable が ``YES'' に設定されているなら、これ
                 は、Kerberos 5 管理デーモンへのパスです。

     kpasswdd_enable
                 (ブール値) Kerberos 5 パスワード変更デーモン kpasswdd(8) を開
                 始するために ``YES'' に設定します。スレーブサーバで ``NO'' に
                 設定します。

     kpasswdd_program
                 (文字列) kpasswdd_enable が ``YES'' に設定されているなら、こ
                 れは、Kerberos 5 パスワード変更デーモンへのパスです。

     kfd_enable  (ブール値) ブート時に、Kerberos 5 チケット転送デーモン、
                 kfd(8) を開始するために、``YES'' に設定します。

     kfd_program
                 (文字列) kfd(8) (デフォルトは、/usr/libexec/kfd) へのパス。

     rwhod_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されているなら、ブート時に rwhod(8)
                 デーモンを実行します。

     rwhod_flags
                 (文字列) rwhod_enable が ``YES'' に設定されているなら、これら
                 は、それに渡すフラグです。

     amd_enable  (ブール値) ``YES'' に設定されているなら、ブート時に amd(8)
                 デーモンを実行します。

     amd_flags   (文字列) amd_enable が ``YES'' に設定されているなら、これら
                 は、それに渡すフラグです。詳細については、amd(8) マニュアル
                 ページを参照してください。

     amd_map_program
                 (文字列) 設定されるなら、指定されたプログラムは、amd(8) マッ
                 プのリストを取得するために実行されます。例えば、amd(8) マップ
                 が NIS に格納されているなら、amd.master NIS マップから amd(8)
                 マップのリストを取得するために ypcat(1) を実行するように、こ
                 れを設定することができます。

     update_motd
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるならば、/etc/motd は、実行され
                 ているカーネルのリリースを反映するようにブート時に更新されま
                 す。``NO'' に設定されるなら、/etc/motd は、更新されません。

     nfs_client_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に NFS クライア
                 ントデーモンを実行します。

     nfs_access_cache
                 (整数) nfs_client_enable が、``YES'' に設定されるなら、NFS
                 ACCESS RPC キャッシュを無効にするために、これを ``0'' に設定
                 するか、または NFS ACCESS の結果がキャッシュされるべきである
                 秒数に、これを、設定することができます。2-10 秒の値は、多くの
                 NFS 操作のためのネットワークのトラフィックを大幅に減らしま
                 す。

     nfs_server_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に NFS サーバ
                 デーモンを実行します。

     nfs_server_flags
                 (文字列) nfs_server_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、nfsd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     nfsv4_server_enable
                 (ブール値) nfs_server_enable が ``YES'' に設定され、
                 nfsv4_server_enable が ``YES'' に設定されているなら、NFSv2 と
                 NFSv3 と同様に NFSv4 のためのサーバを有効にします。

     nfsuserd_enable
                 (ブール値) nfsuserd_enable が ``YES'' に設定されているなら、
                 user/group 名と uid/gid 番号の間をマップするために NFSv4 のた
                 めに必要である、nfsuserd デーモンを実行します。
                 nfsv4_server_enable が ``YES'' に設定されているなら、これは、
                 強制的に有効にされます。

     nfsuserd_flags
                 (文字列) nfsuserd_enable が ``YES'' に設定されているなら、こ
                 れらは、nfsuserd(8) デーモンに渡すフラグです。

     nfscbd_enable
                 (ブール値) nfscbd_enable が ``YES'' に設定されているなら、
                 NFSv4 クライアントのためのコールバック/委譲 (callback/delega
                 tion) を有効にする、nfscbd デーモンを実行します。

     nfscbd_flags
                 (文字列) nfscbd_enable が ``YES'' に設定されているなら、これ
                 らは、nfscbd(8) デーモンに渡すフラグです。

     mountd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定し nfs_server_enable が設定されない
                 なら、mountd(8) を開始しますが nfsd(8) デーモンを開始しませ
                 ん。それは、使用されている実際の NFS のない CFS を実行するた
                 めに一般的に必要です。

     mountd_flags
                 (文字列) mountd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、mountd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     weak_mountd_authentication
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、PCNFSD のようなサービス
                 は、特権を与えられないマウント要求を行うことができます。

     nfs_reserved_port_only
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、安全なポートでのみ NFS
                 サービスを提供します。

     nfs_bufpackets
                 (整数) 数値に設定されるなら、NFS クライアントで予約するため
                 に、ソケットバッファの空間のパケットの量の数を示します。カー
                 ネルは、デフォルトで、一般的に 4 です。より大きな数値を使用す
                 ることは、性能を改善するために、ギガビットネットワークで役に
                 立ちます。最小の値は、2 であり、最大値は、64 です。

     rpc_lockd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定され、また、NFS サーバまたはクライア
                 ントであるなら、ブート時に rpc.lockd(8) を実行します。

     rpc_lockd_flags
                 (文字列) rpc_lockd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、rpc.lockd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     rpc_statd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定され、また NFS サーバまたはクライア
                 ントであるなら、ブート時に rpc.statd(8) を実行します。

     rpc_statd_flags
                 (文字列) rpc_statd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、rpc.statd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     rpcbind_program
                 (文字列) rpcbind(8) へのパス (デフォルトは、
                 /usr/sbin/rpcbind)。

     rpcbind_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ブート時に rpcbind(8) サー
                 ビスを実行します。

     rpcbind_flags
                 (文字列) rpcbind_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、rpcbind(8) デーモンに渡すフラグです。

     keyserv_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、Secure RPC を実行するため
                 ブートで keyserv(8) デーモンを実行します。

     keyserv_flags
                 (文字列) keyserv_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、keyserv(8) デーモンに渡すフラグです。

     pppoed_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、PPP over Ethernet サービス
                 を提供するために、ブート時に pppoed(8) デーモンを実行します。

     pppoed_<provider>
                 (文字列) pppoed(8) は、この provider への要求を listen (接続
                 を受け付け) し、最終的に、同じ名前の system 引数で ppp(8) を
                 実行します。

     pppoed_flags
                 (文字列) pppoed(8) に渡す追加のフラグ。

     pppoed_interface
                 (文字列) pppoed(8) を実行するネットワークインタフェース。
                 pppoed_enable が ``YES'' に設定されるとき、これは、強制的で
                 す。

     timed_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ブート時に timed(8) サービ
                 スを実行します。このコマンドは、すべてのホストのための一貫し
                 た ``ネットワーク時間'' を確立しなければならないマシンのネッ
                 トワークを対照としています。これは、ファイルのタイムスタンプ
                 がネットワーク全体で一貫していると期待される大きな NFS 環境で
                 しばしば役に立ちます。

     timed_flags
                 (文字列) timed_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 timed(8) サービスに渡すフラグです。

     ntpdate_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムの起動時に
                 ntpdate(8) を実行します。このコマンドは、いくつかの標準のリ
                 ファレンスから、1 度だけシステムクロックを同期することを目的
                 としています。

     ntpdate_config
                 (文字列) ntpdate(8) のための設定ファイル。デフォルトは、
                 /etc/ntp.conf です。

     ntpdate_hosts
                 (文字列) 起動時に同期する NTP サーバの空白類で区切られたリス
                 ト。デフォルトは、ntpdate_config ファイルが存在するなら、その
                 ファイルにリストされたサーバを使用することです。

     ntpdate_program
                 (文字列) ntpdate(8) へのパス (デフォルトは、
                 /usr/sbin/ntpdate)。

     ntpdate_flags
                 (文字列) ntpdate_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、ntpdate(8) コマンドに渡すフラグです (通常は、ホスト名)。

     ntpd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ブート時に ntpd(8) コマン
                 ドを実行します。

     ntpd_program
                 (文字列) ntpd(8) へのパス (デフォルトは、/usr/sbin/ntpd)。

     ntpd_config
                 (文字列) ntpd(8) 設定ファイルへのパス。デフォルトは、
                 /etc/ntp.confntpd_flags  (文字列) ntpd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 ntpd(8) デーモンに渡すフラグです。

     ntpd_sync_on_start
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、ntpd(8) は、起動時にシステ
                 ムのクロックを同期する、-g フラグを付けて実行されます。-g オ
                 プションに関する詳細については、ntpd(8) を参照してください。
                 これは、ntpdate(8) を使用するか、または ntpdate_enable 変数を
                 指定する好ましい代替です。

     nis_client_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 ypbind(8) サービスを実行します。

     nis_client_flags
                 (文字列) nis_client_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、ypbind(8) サービスに渡すフラグです。

     nis_ypldap_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムブート時に
                 ypldap(8) デーモンを実行します。

     nis_ypldap_flags
                 (文字列) nis.ypldap_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、ypldap(8) デーモンに渡されるフラグです。

     nis_ypset_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 ypset(8) デーモンを実行します。

     nis_ypset_flags
                 (文字列) nis_ypset_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、ypset(8) デーモンに渡すフラグです。

     nis_server_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 ypserv(8) デーモンを実行します。

     nis_server_flags
                 (文字列) nis_server_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、ypserv(8) デーモンに渡すフラグです。

     nis_ypxfrd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 rpc.ypxfrd(8) デーモンを実行します。

     nis_ypxfrd_flags
                 (文字列) nis_ypxfrd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、rpc.ypxfrd(8) デーモンに渡すフラグです。

     nis_yppasswdd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 rpc.yppasswdd(8) デーモンを実行します。

     nis_yppasswdd_flags
                 (文字列) nis_yppasswdd_enable が ``YES'' に設定されるなら、こ
                 れらは、rpc.yppasswdd(8) デーモンに渡すフラグです。

     rpc_ypupdated_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 rpc.ypupdated デーモンを実行します。

     bsnmpd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムのブート時に
                 bsnmpd(1) デーモンを実行します。利用者のホスト上で実行してい
                 る SNMP デーモンのセキュリティの予想結果を必ず理解してくださ
                 い。

     bsnmpd_flags
                 (文字列) bsnmpd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、bsnmpd(1) デーモンに渡すフラグです。

     defaultrouter
                 (文字列) ``NO'' に設定しないなら、このホスト名または IP アド
                 レスへのデフォルトのルートを作成します (また、このルータが
                 ネームサーバに到達する必要があるなら、IP アドレスを使用しま
                 す!)。

     ipv6_defaultrouter
                 (文字列) defaultrouter の IPv6 同等物。

     static_arp_pairs
                 (文字列) システムブート時に追加されることになっている静的な
                 ARP 組のリストに設定します。値中の空白類で区切られた element
                 毎に、static_arp_<element> 変数は、後で ``arp -S'' 操作に渡さ
                 れる内容が存在すると仮定します。例えば、

                 static_arp_pairs="gw"
                 static_arp_gw="192.168.1.1 00:01:02:03:04:05"

     static_ndp_pairs
                 (文字列) システムブート時に追加される静的な NDP ペアのリスト
                 を設定します。値中の空白類で分離された element 毎に、
                 static_ndp_<element> 変数は、存在すると仮定され、その内容は、
                 後で ``ndp -s'' 操作に渡されます。例えば、

                 static_ndp_pairs="gw"
                 static_ndp_gw="2001:db8:3::1 00:01:02:03:04:05"

     static_routes
                 (文字列) システムのブート時に追加される静的なルートのリストを
                 設定します。``NO'' に設定されないなら、値の空白類で区切られた
                 element それぞれは、内容が後で、``route add'' 操作に渡され
                 る、route_<element> 変数が存在すると仮定されます。例えば、次
                 の通りです:

                 static_routes="ext mcast:gif0 gif0local:gif0"
                 route_ext="-net 10.0.0.0/24 -gateway 192.168.0.1"
                 route_mcast="-net 224.0.0.0/4 -iface gif0"
                 route_gif0local="-host 169.254.1.1 -iface lo0"

                 element が name:ifname の形式をしているとき、ルートは、インタ
                 フェース ifname に特有です。

     ipv6_static_routes
                 (文字列) static_routes の IPv6 同等物。``NO'' に設定されない
                 なら、値の空白類で区切られた element ごとに、
                 ipv6_route_<element> 変数は、存在すると仮定され、後で、内容
                 は、``route add -inet6'' 操作に渡されます。

     natm_static_routes
                 (文字列) static_routesnatmip(4) と同等です。空でないな
                 ら、値の空白類で区切られた element ごとに、route_<element> 変
                 数は、内容が、後で ``atmconfig natm add'' 操作に渡されるもの
                 が存在すると仮定されます。

     gateway_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、例えば、インタフェース間
                 のパケットを転送するために、IP ルータとして、動作するホストを
                 設定します、

     ipv6_gateway_enable
                 (ブール値) gateway_enable の IPv6 同等物。

     routed_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、routed_programrouted_flags の設定に基づいて、ある種の経路制御デーモンを実行
                 します。

     route6d_enable
                 (ブール値) routed_enable の IPv6 同等物。``YES'', に設定され
                 るなら、route6d_programroute6d_flags の設定に基づいて、あ
                 る種の経路制御デーモンを実行します。

     routed_program
                 (文字列) routed_enable が ``YES'' に設定されなら、これは、使
                 用する経路制御デーモンの名前です。

     route6d_program
                 (文字列) routed_program の IPv6 同等物。

     routed_flags
                 (文字列) routed_enable が ``YES'' に設定されなら、これらは、
                 経路制御デーモンに渡されるフラグです。

     route6d_flags
                 (文字列) routed_flags の IPv6 同等物。

     mroute6d_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、IPv6 マルチキャスト経路
                 制御デーモンを実行します。

                 マルチキャスト経路制御デーモンは、もはや FreeBSD ベースのシス
                 テムに含まれていませんが、mrouted(8)pim6dd(8) の両方は、
                 FreeBSD Ports Collection からインストールされることに注意して
                 ください。

     mroute6d_flags
                 (文字列) mroute6d_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、IPv6 マルチキャスト経路制御デーモンに渡されるフラグです。

     mroute6d_program
                 (文字列) mroute6d_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 は、IPv6 マルチキャスト経路制御デーモンへのパスです。

     rtadvd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に rtadvd(8)
                 デーモンを実行します。rtadvd(8) ユーティリティは、ICMPv6
                 Router Advertisement (ルータ通知) メッセージを
                 rtadvd_interfaces で指定されたインタフェースに送信します。こ
                 れは、細心の注意を払って有効にされるべきです。rtadvd.conf(5)
                 を微調整したいと思うかもしれません。

     rtadvd_interfaces
                 (文字列) rtadvd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これは、
                 使用するインタフェースのリストです。

     arpproxy_all
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、グローバルなプロキシ ARP
                 を有効にします。

     forward_sourceroute
                 (ブール値) ``YES'' に設定され、また gateway_enable が ``YES''
                 に設定されるなら、発信元の経路制御パケットが転送されます。

     accept_sourceroute
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムは、それに向けら
                 れた発信元の経路制御パケットを受け付けます。

     rarpd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムのブート時に
                 rarpd(8) デーモンを実行します。

     rarpd_flags
                 (文字列) rarpd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 rarpd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     bootparamd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムのブート時に
                 bootparamd(8) デーモンを実行します。

     bootparamd_flags
                 (文字列) bootparamd_enable が ``YES'' に設定されるなら、これ
                 らは、bootparamd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     stf_interface_ipv4addr
                 (文字列) ``NO'' に設定されないなら、これは、6to4 (IPv4 のトン
                 ネル化されたインタフェースを使用して接続される IPv6) のための
                 ローカルな IPv4 アドレスです。6to4 インタフェースを有効にする
                 ために、このエントリを指定します。

     stf_interface_ipv4plen
                 (整数) ピア (通信相手) アドレス範囲を制限するための、6to4
                 IPv4 アドレスのための接頭辞の長さ。有効的な値は、0-31 です。

     stf_interface_ipv6_ifid
                 (文字列) stf(4) のための IPv6 インタフェース ID。これは、
                 ``AUTO'' に設定することができます。

     stf_interface_ipv6_slaid
                 (文字列) stf(4) のための IPv6 サイトレベルのアグリゲータ
                 (Site Level Aggregator)。

     ipv6_ipv4mapping
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、これは、(::ffff:a.b.c.d
                 のような) IPv4 にマップされた IPv6 アドレス通信を有効にします

     rtsold_enable
                 (ブール値) ICMPv6 Router Solicitation メッセージを送信する
                 rtsold(8) デーモンを有効にするために ``YES'' に設定します。

     rtsold_flags
                 (文字列) rtsold_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、rtsold(8) へ渡すフラグです。

     rtsol_flags
                 (文字列) ``inet6 accept_rtadv'' キーワードで設定されたインタ
                 フェースについて、これらは、rtsol(8) へ渡すフラグです。

                 rtsold_enable は、rtsol_flags とは相互に排他的であることに注
                 意してください。rtsold_enable が優先します。

     atm_enable  (ブール値) システムのブート時に ATM インタフェースの設定を有
                 効にするためには、``YES'' に設定します。下記に説明される ATM
                 変数のすべてについては、利用可能なコマンドパラメータのさらな
                 る詳細については、atm(8) マニュアルページを参照してください。
                 また、より詳細な設定情報については、/usr/share/examples/atm
                 のファイルを参照してください。

     atm_load    (文字列) これは、ロードする物理 ATM インタフェースのドライバ
                 のリストです。通常の値は、``hfa_pci'' および ``hea_pci'' で
                 す。

     atm_netif_<intf>
                 (文字列) ATM 物理インタフェース intf について、この変数は、作
                 成される ATM ネットワークインタフェースのための名前の接頭辞と
                 カウントを定義します。値は、``atm set netif intf'' コマンドの
                 パラメータとして渡されます。

     atm_sigmgr_<intf>
                 (文字列) ATM 物理インタフェース intf について、この変数は、使
                 用される ATM シグナリングマネージャを定義します。値は、``atm
                 attach intf'' コマンドのパラメータとして渡されます。

     atm_prefix_<intf>
                 (文字列) ATM 物理インタフェース intf について、この変数は、
                 UNI シグナリングマネージャを使用してインタフェースのための
                 NSAP 接頭辞を定義します。``ILMI'' に設定されるなら、接頭辞
                 は、ilmid(8) デーモンによって自動的に設定されます。そうでなけ
                 れば、値は、``atm set prefix intf'' コマンドのパラメータとし
                 て渡されます。

     atm_macaddr_<intf>
                 (文字列) ATM 物理インタフェース intf について、この変数は、
                 UNI シグナリングマネージャを使用してインタフェースのための
                 MAC アドレスを定義します。``NO'' に設定されるなら、ATM インタ
                 フェースカードに含まれているハードウェア MAC アドレスが、使用
                 されます。そうでなければ、値は、``atm set mac intf'' コマンド
                 のパラメータとして渡されます。

     atm_arpserver_<netif>
                 (文字列) ATM 物理インタフェース netif について、この変数は、
                 ATMARP サービスを提供するホストのための ATM アドレスを定義し
                 ます。この変数は、UNI シグナリングマネージャを使用してインタ
                 フェースするためにのみ適応可能です。``local'' に設定されるな
                 ら、このホストは、ATMARP サーバとなります。値は、``atm set
                 arpserver netif'' コマンドのパラメータとして渡されます。

     atm_scsparp_<netif>
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ネットワークインタフェー
                 ス netif のための SCSP/ATMARP サービスは、scspd(8)atmarpd(8) デーモンを使用して開始されます。この変数は、
                 atm_arpserver_<netif> が ``local'' に設定される場合のみ、適応
                 可能です。

     atm_pvcs    (文字列) システムのブート時に追加される ATM PVC のリストに設
                 定します。値の空白類で区切られた element ごとに、
                 atm_pvc_<element> 変数が、存在すると仮定されます。これらの変
                 数のそれぞれの値は、``atm add pvc'' コマンドのパラメータとし
                 て渡されます。

     atm_arps    (文字列) システムのブート時に追加される永続的な ATM ARP エン
                 トリのリストを設定します。値の空白類で区切られた element ごと
                 に、atm_arp_<element> 変数が、存在すると仮定されます。これら
                 の変数のそれぞれの値は、``atm add arp'' コマンドのパラメータ
                 として渡されます。

     natm_interfaces
                 (文字列) また、harp(4) を通して HARP のために使用される
                 natm(4) インタフェースのリストを設定します。このリストが空で
                 ないなら、リストのすべてのインタフェースは、ifconfig(8) で立
                 ち上げられ、harp(4) が、ロードされます。これが動作するため
                 に、インタフェースドライバは、カーネルにコンパイルされなけれ
                 ばならないか、またはルートパーティションに置かなければなりま
                 せん。

     keybell     (文字列) キーボードのベルの音。``normal'', ``visual'',
                 ``off'' またはデフォルト振る舞いが要求されるなら、``NO'' に設
                 定します。詳細については、kbdcontrol(1) マニュアルページを参
                 照してください。

     keyboard    (文字列) 空でない文字列に設定されるなら、仮想コンソールのキー
                 ボード入力は、このデバイスに設定されます。

     keymap      (文字列) ``NO'' に設定されるなら、キーマップは、インストール
                 されず、そうでなければ、(syscons(4) を使用するなら)
                 /usr/share/syscons/keymaps/<value>.kbd または (vt(4) を使用す
                 るなら) /usr/share/vt/keymaps/<value>.kbd にあるキーマップ
                 ファイルをインストールするために使用されます。

     keyrate     (文字列) キーボードの繰り返し速度。``slow'', ``normal'',
                 ``fast'' またはデフォルトの振る舞いが要求されるなら、``NO''
                 に設定します。

     keychange   (文字列) ``NO'' に設定されないなら、その値でファンクション
                 キーをプログラムすることを試みます。値は、次の形式の単一の文
                 字列であるべきです: ``funkey_number new_value [funkey_number
                 new_value ...]''。

     cursor      (文字列) カーソルの振る舞いを明示的に設定するために、
                 ``normal'', ``blink'', ``destructive'' の値に、またはデフォル
                 トの振る舞いを選択するために ``NO'' に設定することができま
                 す。

     scrnmap     (文字列) ``NO'' に設定されるなら、画面マップがインストールさ
                 れず、そうでなければ、値は、画面マップファイル
                 /usr/share/syscons/scrnmaps/<value> をインストールするために
                 使用されます。このパラメータは、コンソールドライバとして
                 vt(4) を使用するとき、無視されます。

     font8x16    (文字列) ``NO'' に設定されるなら、デフォルトの 8x16 フォント
                 値は、要求された画面サイズのために使用され、そうでなければ
                 /usr/share/syscons/fonts/<value> または
                 /usr/share/vt/fonts/<value> の値が (使用されているコンソール
                 ドライバに依存して) 使用されます。

     font8x14    (文字列) ``NO'' に設定されるなら、デフォルトの 8x14 フォント
                 値は、要求された画面サイズのために使用され、そうでなければ、
                 /usr/share/syscons/fonts/<value> または
                 /usr/share/vt/fonts/<value> の値が (使用されているコンソール
                 ドライバに依存して) 使用されます。

     font8x8     (文字列) ``NO'' に設定されるなら、デフォルトの 8x8 フォント値
                 は、要求された画面サイズのために使用され、そうでなければ、
                 /usr/share/syscons/fonts/<value> または
                 /usr/share/vt/fonts/<value> の値が (使用されているコンソール
                 ドライバに依存して) 使用されます。

     blanktime   (整数) ``NO'' に設定されるなら、デフォルトの画面のブリンクの
                 間隔が、使用され、そうでなければ、それは、value 秒に設定され
                 ます。

     saver       (文字列) ``NO'' に設定されないなら、これは、使用する実際のス
                 クリーンセーバです (blank, snake, daemon, など)。

     moused_nondefault_enable
                 (文字列) ``NO'' に設定されるなら、コマンド行で指定されるマウ
                 スデバイスは、/etc/rc.d/moused スクリプトによって有効にされる
                 ように自動的に扱われません。この変数を ``YES'' に設定すること
                 によって、例えば、usb(4) マウスは、それが差し込まれるとすぐに
                 有効にされます。

     moused_enable
                 (文字列) ``YES'' に設定されるなら、moused(8) デーモンは、コン
                 ソールでカット/ペーストの選択を行うために開始されます。

     moused_type
                 (文字列) これは、このホストに接続されたマウスのプロトコルのタ
                 イプです。この変数は、moused_enable が ``YES'' に設定される場
                 合に、設定されなければなりません。moused(8) デーモンは、多く
                 の場合に、適切なマウスタイプを自動的に検出することができま
                 す。デーモンにそれを検出させるために、この変数を ``auto'' に
                 設定するか、または自動的な検出が失敗するなら、次のリストから
                 1 つを選択します。

                 マウスが PS/2 マウスポートにアタッチされるなら、マウスのブラ
                 ンドとモデルに関わらず、``auto'' または ``ps/2'' を選択しま
                 す。同様に、マウスがバスマウスポートにアタッチされるなら、
                 ``auto'' または ``busmouse'' を選択します。すべての他のプロト
                 コルは、シリアルマウス用で、PS/2 とバスマウスで動作しません。
                 これが USB マウスであるなら、``auto'' は、動作する唯一のプロ
                 トコルのタイプです。

                 microsoft       Microsoft のマウス (シリアル)
                 intellimouse    Microsoft IntelliMouse (シリアル)
                 mousesystems    Mouse system Corp. のマウス (シリアル)
                 mmseries        MM Series のマウス (シリアル)
                 logitech        Logitech のマウス (シリアル)
                 busmouse        バスマウス
                 mouseman        Logitech MouseMan と TrackMan (シリアル)
                 glidepoint      ALPS GlidePoint (シリアル)
                 thinkingmouse   Kensington ThinkingMouse (シリアル)
                 ps/2            PS/2 マウス
                 mmhittab        MM HitTablet (シリアル)
                 x10mouseremote  X10 MouseRemote (シリアル)
                 versapad        Interlink VersaPad (シリアル)

                 たとえマウスが上記のリストにいなくても、リストのものと互換性
                 があります。互換性の情報については、moused(8) のマニュアル
                 ページを参照してください。

                 また、これが有効にされる間に、(X サーバのような) マウスの他の
                 あらゆるクライアントは、仮想マウスデバイス /dev/sysmouse を通
                 して、マウスにアクセスすべきで、moused(8) を使用するとき、す
                 べてのマウスデータが、この単一の正規の形式に変換されるので、
                 ``sysmouse'' タイプのマウスとしてそれを設定するべきであること
                 に注意するべきです。クライアントプログラムが ``sysmouse'' タ
                 イプをサポートしないなら、``mousesystems'' タイプを指定しま
                 す。それは、2 番目に好まれるタイプです。

     moused_port
                 (文字列) moused_enable が ``YES'' に設定されるなら、これは、
                 マウスが接続されている実際のポートです。それは、例えば、COM1
                 シリアルマウスに対して /dev/cuau0、PS/2 マウスに対して
                 /dev/psm0 またはバスマウスに対して /dev/mse0 となります。

     moused_flags
                 (文字列) moused_flags が設定されるなら、その値は、moused(8)
                 デーモンに渡される一組の追加フラグとして使用されます。

     moused_XXX_flags
                 moused_nondefault_enable が有効にされ、moused(8) デーモンがデ
                 フォルトでないポートで開始されるとき、オプションの
                 moused_XXX_flags セットは、優位となり、デフォルトの
                 moused_flags を置き換えます (ここで XXX は、デフォルトでない
                 ポートの名前、すなわち、ums0 です)。moused_XXX_flags を設定す
                 ることによって、各 moused(8) インスタンスのデフォルトフラグの
                 異なったセットをセットアップすることは可能です。例えば、ラッ
                 プトップのタッチパッドをより快適に使用することができるよう
                 に、デフォルトの moused_flags に ``-3'' を使用することができ
                 ますが、usb(4) マウスに 3 つ以上のボタンがあるとき、
                 moused_ums0_flags のオプションには、空を設定します。

     mousechar_start
                 (整数) ``NO'' に設定されるなら、デフォルトのマウスのカーソル
                 文字範囲 0xd0-0xd3 が使用され、そうでなければ、範囲の開始は、
                 value 文字に設定されます、vidcontrol(1) 参照。デフォルト範囲
                 が、言語コードテーブルで占有されるなら、使用します。

     allscreens_flags
                 (文字列) 設定されるなら、vidcontrol(1) は、仮想端末
                 (/dev/ttyv*) ごとに、これらのオプションを付けて実行されます。
                 例えば、``-m on'' は、moused_enable が ``YES'' に設定されるな
                 ら、すべての仮想端末のマウスポインタを有効にします。

     allscreens_kbdflags
                 (文字列) 設定されるなら、kbdcontrol(1) は、仮想端末
                 (/dev/ttyv*) ごとに、これらのオプションを付けて実行されます。
                 例えば、``-h 200'' は、syscons(4) または vt(4) のスクロール
                 バック (ヒストリ) バッファを 200 行に設定します。

     cron_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、システムブート時に cron(8)
                 デーモンを実行します。

     cron_program
                 (文字列) cron(8) へのパス (デフォルトは、/usr/sbin/cron)。

     cron_flags  (文字列) cron_enable が ``YES'' に設定されていなら、これら
                 は、cron(8) に渡すフラグです。

     cron_dst    (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、(フラグ -s の使用と同等
                 である) cron(8) の夏時間間の移行の特別な扱いを有効にします。

     lpd_program
                 (文字列) lpd(8) へのパス (デフォルトは、/usr/sbin/lpd)。

     lpd_enable  (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、システムのブート時に
                 lpd(8) デーモンを実行します。

     lpd_flags   (文字列) lpd_enable が ``YES'' に設定されているなら、これら
                 は、lpd(8) デーモンに渡すフラグです。

     chkprintcap_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定するなら、lpd(8) デーモンを開始する
                 前に、chkprintcap(8) コマンドを実行します。

     chkprintcap_flags
                 (文字列) lpd_enablechkprintcap_enable が ``YES'' に設定さ
                 れるなら、これらは、chkprintcap(8) プログラムに渡すフラグで
                 す。デフォルトは、不足していいるディレクトリが作成される
                 ``-d'' です。

     mta_start_script
                 (文字列) この変数は、メール転送エージェントを開始するために実
                 行するスクリプトへのフルパスを指定します。デフォルトは、
                 /etc/rc.sendmail です。/etc/rc.sendmail が使用する sendmail_*
                 変数は、rc.sendmail(8) マニュアルページに文書化されています。

     dumpdev     (文字列) クラッシュダンプがシステムクラッシュの場合に書き込ま
                 れるべきデバイス (通常、スワップパーティション) を示します。
                 この変数の値が ``AUTO'' であるなら、/etc/fstab にリストされた
                 最初の適切なスワップデバイスは、ダンプデバイスとして使用され
                 ます。そうでなければ、この変数の値は、引数として dumpon(8) に
                 渡されます。クラッシュダンプを無効にするためには、この変数を
                 ``NO'' に設定します。

     dumpdir     (文字列) システムがクラッシュの後にリブートし、クラッシュダン
                 プが dumpdev 変数によって指定されたデバイスで見つけられると
                 き、savecore(8) は、そのクラッシュダンプとカーネルのコピー
                 を、dumpdir 変数によって指定されたディレクトリに保存します。
                 デフォルト値は、/var/crash です。dumpdir が設定されるとき、
                 ブート時に savecore(8) を実行しないように ``NO'' に設定しま
                 す。

     savecore_enable
                 (ブール値) ``NO'' に設定されるなら、dumpdev からのクラッシュ
                 ダンプの自動的な抽出を無効にします。

     savecore_flags
                 (文字列) クラッシュダンプが有効にされているなら、これらは、
                 savecore(8) ユーティリティに渡すフラグです。

     quota_enable
                 (ブール値) /etc/fstab でクォータ (割り当て) を有効にするよう
                 にマークされたすべてのファイルシステムのための quotaon(8) コ
                 マンドによってシステム起動時に、ユーザとグループのディスクの
                 クォータをオンに切り替えるためには、``YES'' に設定します。
                 ディスククォータを機能するようするためには、options QUOTA で
                 カーネルを構築しなければなりません。

     check_quotas
                 (ブール値) quotacheck(8) コマンドによってユーザとグループの
                 ディスクのクォータチェックを有効にするためには、``YES'' に設
                 定します。

     quotacheck_flags
                 (文字列) quota_enable が ``YES'' に設定され、check_quotas が
                 ``YES'' に設定されるなら、これらは、quotacheck(8) ユーティリ
                 ティに渡されるフラグです。デフォルトは、/etc/fstab で有効にさ
                 れたクォータですべてのファイルシステムのクォータをチェックす
                 る ``-a'' です。

     quotaon_flags
                 (文字列) quota_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 quotaon(8) ユーティリティに渡されるフラグです。デフォルトは、
                 /etc/fstab で有効にされたクォータですべてのファイルシステムの
                 クォータを有効にする ``-a'' です。

     quotaoff_flags
                 (文字列) quota_enable が ``YES'' に設定されるなら、これらは、
                 クォータシステムをシャットダウンするとき quotaoff(8) ユーティ
                 リティに渡されるフラグです。デフォルトは、/etc/fstab で有効に
                 されたクォータですべてのファイルシステムのクォータを無効にす
                 る ``-a'' です。

     accounting_enable
                 (ブール値) accton(8) 機能を通してシステムのアカウンティングを
                 有効にするために ``YES'' に設定します。

     ibcs2_enable
                 (ブール値) システムの初期ブート時に iBCS2 (SCO) バイナリエ
                 ミュレーションを有効にするために ``YES'' に設定します。

     ibcs2_loaders
                 (文字列) ``NO'' に設定されず、ibcs2_enable が ``YES'' に設定
                 されるなら、これは、有効にする追加の iBCS2 ローダのリストを指
                 定します。

     firstboot_sentinel
                 (文字列) この変数は、``first boot'' 監視ファイルへのフルパス
                 を指定します。ファイルがこのパスに存在するなら、``firstboot''
                 キーワードがある rc.d スクリプトは、スタートアップで実行さ
                 れ、監視ファイルは、ブート処理が完了した後に、削除されます。
                 監視ファイルは、適切な関数に early_late_divider よりも遅れる
                 ことなくマウントされる書き込み可能なファイルシステムに置かれ
                 なければなりません。デフォルトは、/firstboot です。

     linux_enable
                 (ブール値) システムの初期ブート時に Linux/ELF バイナリエミュ
                 レーションを有効にするために ``YES'' に設定します。

     svr4_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に SysVR4 エミュ
                 レーションを有効にします。

     sysvipc_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に System V IPC
                 プリミティブをロードします。

     clear_tmp_enable
                 (ブール値) 起動時に /tmp をクリアするために ``YES'' に設定し
                 ます。

     clear_tmp_X
                 (ブール値) ``NO'' に設定すると、X11 ロックファイルの削除を無
                 効にし、X11 関連プログラムのための様々なソケットディレクトリ
                 の削除と (安全な) 再作成を無効にします。

     ldconfig_paths
                 (文字列) ldconfig(8) で使用する共有ライブラリのパスのリストを
                 設定します。注: /usr/lib は、常に最初に追加されるので、このリ
                 ストに現れる必要はありません。

     ldconfig32_paths
                 (文字列) ldconfig(8) で使用する 32 ビット互換の共有ライブラリ
                 のパスのリストを設定します。

     ldconfig_paths_aout
                 (文字列) 古い a.out(5) をサポートする ldconfig(8) で使用する
                 共有ライブラリのパスのリストを設定します。

     ldconfig_insecure
                 (ブール値) ldconfig(8) ユーティリティは、通常、ルートを除いて
                 あらゆる人によって書き込み可能なディレクトリの使用を拒否しま
                 す。システムの起動の間に、セキュリティチェックを無効にするた
                 めに、この変数を ``YES'' に設定します。

     ldconfig_local_dirs
                 (文字列) ローカルの ldconfig(8) ディレクトリのリストを設定し
                 ます。リストされたディレクトリのすべてのファイルの名前は、
                 ldconfig(8) への引数として渡されます。

     ldconfig_local32_dirs
                 (文字列) ローカルの 32 ビット互換の ldconfig(8) ディレクトリ
                 のリストを設定します。リストされたディレクトリのすべてのファ
                 イルの名前は、``ldconfig -32'' への引数として渡されます。

     kern_securelevel_enable
                 (ブール値) システム起動時にカーネルのセキュリティレベルを設定
                 するために ``YES'' に設定します。

     kern_securelevel
                 (整数) 起動時に設定するカーネルのセキュリティレベル。value の
                 許可された範囲は、-1 (コンパイル時間のデフォルト) から 3 (最
                 も安全) までの範囲です。指定できるセキュリティレベルのリスト
                 とシステム操作でのそれらの影響については、security(7) を参照
                 してください。

     sshd_program
                 (文字列) SSH サーバプログラムへのパス (/usr/sbin/sshd がデ
                 フォルトです)。

     sshd_enable
                 (ブール値) システムのブート時に sshd(8) を開始するために、
                 ``YES'' に設定します。

     sshd_flags  (文字列) sshd_enable が ``YES'' に設定されなら、これらは、
                 sshd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     ftpd_program
                 (文字列) FTP サーバプログラムへのパス (/usr/libexec/ftpd がデ
                 フォルトです)。

     ftpd_enable
                 (ブール値) システムのブート時にスタンドアロンのデーモンとして
                 ftpd(8) を開始するために、``YES'' に設定します。

     ftpd_flags  (文字列) ftpd_enable が ``YES'' に設定されなら、これらは、
                 ftpd(8) デーモンに渡される追加のフラグです。

     watchdogd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に watchdogd(8)
                 デーモンを開始します。これは、カーネルが watchdog(4) 互換のデ
                 バイスでコンパイルされることを必要とします。

     watchdogd_flags
                 (文字列) watchdogd_enable が ``YES'' に設定されなら、これら
                 は、watchdogd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     devfs_rulesets
                 (文字列) devfs(8) のための規則のセットを含んでいるファイルの
                 リスト。

     devfs_system_ruleset
                 (文字列) システム /dev 自体に適用する (複数の) 規則名。

     devfs_set_rulesets
                 (文字列) それらに適用されるべき既にマウントされた dev ディレ
                 クトリとルールセットの組。例えば: /mount/dev=ruleset_name

     devfs_load_rulesets
                 (ブール値) 設定されるなら、devfs_rulesets にリストされたデ
                 フォルトのルールセットを常にロードします。

     performance_cx_lowest
                 (文字列) AC 電源がオンの間に使用する CPU アイドル状態。文字列
                 ``LOW'' は、acpi(4) が、利用可能な最小電源状態を使用するべき
                 であることを示し、一方、``HIGH'' は、最小待ち時間の状態 (省電
                 力を低下させる) が使用されるべきであることを示します。

     performance_cpu_freq
                 (文字列) AC 電源がオンの間に使用する CPU クロック周波数。文字
                 列 ``LOW'' は、cpufreq(4) が利用可能な最小の周波数を使用する
                 べきであることを示し、一方、``HIGH'' は、最大の周波数 (省電力
                 を低下させる) が使用されるべきであることを示します。

     economy_cx_lowest
                 (文字列) AC 電源がオフのとき使用する CPU アイドル状態。文字列
                 ``LOW'' は、acpi(4) が、利用可能な最小の電源状態を使用するべ
                 きであることを示し、一方、``HIGH'' は、最小の待ち時間の状態
                 (省電力を低下させる) が使用されるべきであることを示します。

     economy_cpu_freq
                 (文字列) AC 電源がオフのとき使用する CPU クロック周波数。文字
                 列 ``LOW'' は、cpufreq(4) が、利用可能な最小の周波数を使用す
                 るべきであることを示し、一方、``HIGH'' は、最大の周波数 (省電
                 力を低下させる) が使用されるべきであることを示します。

     jail_enable
                 (ブール値) ``NO'' に設定されるなら、あらゆる設定された jail
                 は、開始されません。

     jail_conf   (文字列) jail(8) ユーティリティによって使用される設定ファイル
                 名。デフォルト値は、/etc/jail.conf です。

     jail_parallel_start
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、すべての設定された jail
                 は、バックグラウンド (平行に) で開始されます。

     jail_flags  (文字列) デフォルトで未設定です。設定されるとき、jail_list の
                 すべての jail に対して jail_<jname>_flags のためのデフォルト
                 値として使用します。

     jail_list   (文字列) jail 名の、空白で区切られたリスト。空のままであると
                 き、設定ファイルで定義された jail(8) インスタンスのすべてが開
                 始されます。このリストで指定された名前は、jail のスタートアッ
                 プの順序を制御します。jail_list から失われた jail(8) インスタ
                 ンスは、手動で開始されなければなりません。設定ファイルの jail
                 の depend パラメータは、このリストを上書きすることに注意して
                 ください。

     jail_reverse_stop
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるとき、jail_list のすべての設定
                 された jail は、逆の順序で停止されます。

     jail_* variables
                 rc.conf 変数によって jail ごとの設定でサポートされるより古い
                 リリースに注意してください。例えば、vjail と名前が付けられた
                 jail のホスト名を jail_vjail_hostname によって設定されること
                 ができました。これらの jail ごとの設定変数は、jail(8) 設定
                 ファイルを支持して現在時代遅れです。後方互換性のために、jail
                 ごとの設定変数が定義されるとき、jail(8) 設定ファイルは、
                 /var/run/jail.<jname>.conf として作成され、使用されます。

                 次の jail ごとのパラメータは、それらの対応する rc.conf 変数の
                 ための rc.d/jail スクリプトによって扱われます。それらに加え
                 て、jail_<jname>_parameters のパラメータが、設定ファイルに追
                 加されます。それらは、``key=value'' のセミコロン (`;') で区切
                 られたリストでなければなりません。より詳しい情報については、
                 jail(8) マニュアルページを参照してください。

                       path           jail_<jname>_rootdir から設定します。

                       host.hostname  jail_<jname>_hostname から設定します。

                       exec.consolelog
                                      jail_<jname>_consolelog から設定します。
                                      デフィルト値は、/var/log/jail_ <jname>
                                      _console.log です。

                       interface      jail_<jname>_interface から設定します。

                       vnet.interface
                                      jail_<jname>_vnet_interface から設定しま
                                      す。これは、vnet パラメータが有効にな
                                      り、同時に jail_<jname>_interface,
                                      jail_<jname>_ip および
                                      jail_<jname>_ip_multi<n> で同時に指定す
                                      ることができないということを意味します。

                       fstab          jail_<jname>_fstab から設定します。

                       mount          jail_<jname>_procfs_enable から設定しま
                                      す。

                       exec.fib       jail_<jname>_fib から設定します。

                       exec.start     jail_<jname>_exec_start から設定します。
                                      パラメータ名は、いくつかのより古いリリー
                                      スの command でした。

                       exec.prestart  jail_<jname>_exec_prestart から設定しま
                                      す。

                       exec.poststart
                                      jail_<jname>_exec_poststart から設定しま
                                      す。

                       exec.stop      jail_<jname>_exec_stop から設定します。

                       exec.prestop   jail_<jname>_exec_prestop から設定しま
                                      す。

                       exec.poststop  jail_<jname>_exec_poststop から設定しま
                                      す。

                       ip4.addr       jail_<jname>_ip または
                                      jail_<jname>_ip_multi<n> が IPv4 アドレ
                                      スを含んでいるなら、設定されます。

                       ip6.addr       jail_<jname>_ip または
                                      jail_<jname>_ip_multi<n> が IPv6 アドレ
                                      スを含んでいるなら、設定します。

                       allow.mount    jail_<jname>_mount_enable から設定しま
                                      す。

                       mount.devfs    jail_<jname>_devfs_enable から設定しま
                                      す。

                       devfs_ruleset  jail_<jname>_devfs_ruleset から設定しま
                                      す。これは、文字列ではなく整数でなければ
                                      なりません。

                       mount.fdescfs  jail_<jname>_fdescfs_enable から設定しま
                                      す。

                       allow.set_hostname
                                      jail_<jname>_set_hostname_allow から設定
                                      します。

                       allow.rawsocket
                                      jail_<jname>_socket_unixiproute_only か
                                      ら設定します。

                       allow.sysvipc  jail_<jname>_sysvipc_allow から設定しま
                                      す。

     harvest_mask
                 (整数) 利用者が収穫したいエントロピのソースを表しているビット
                 マスクを設定します。詳細については、random(4) を参照してくだ
                 さい。

     entropy_dir
                 (文字列) cron(8) によるエントロピのキャッシュを無効するため
                 に、``NO'' に設定します。そうでなければ、エントロピのファイル
                 が格納されるディレクトリに設定します。役に立つために、ここで
                 ファイルを規則的に書き込み、ローテートさせるシステムのクーロ
                 ンジョブでなければなりません。見つけられたすべてのファイル
                 は、ブート時に使用されます。デフォルトは、/var/db/entropy で
                 す。

     entropy_file
                 (文字列) リブートを通してエントロピのキャッシュを無効にするた
                 めに、``NO'' に設定します。そうでなければ、キャッシュされたエ
                 ントロピを格納するために使用されるファイルの名前を設定しま
                 す。このファイルは、fstab(5) で指定されたすべてのボリュームが
                 マウントされる前に、読み込み可能なファイルシステムに置かれる
                 べきですデフォルトで、/entropy が使用されますが、
                 /var/db/entropy-file が、見つかるなら、それもまた使用されま
                 す。これは、bsdinstall(8) の何かの役に立ちます。

     entropy_boot_file
                 (文字列) リブートを通してかなり早くキャッシュのエントロピを無
                 効にするために、``NO'' に設定します。そうでなければ、かなり早
                 くリブートのキャッシュのエントロピを読み込むために使用される
                 ファイル名を設定します。このファイルは、loader(8) がそれを読
                 み込むことができる位置であるべきです。また、loader.conf(5) も
                 参照してください。デフォルトの位置は、/boot/entropy です。

     entropy_save_sz
                 (整数) 周期的に save-entropy によって保存されるエントロピ
                 キャッシュファイルのサイズ。

     entropy_save_num
                 (整数) 周期的に save-entropy によって保存するエントロピキャッ
                 シュファイルの数。

     ipsec_enable
                 (ブール値) ブート時に ipsec_filesetkey(8) を実行するため
                 に、``YES'' に設定します。

     ipsec_file  (文字列) setkey(8) のための設定ファイル。

     dmesg_enable
                 (ブール値) ブート時に dmesg(8)/var/run/dmesg.boot に保存
                 するために、``YES'' に設定します。

     rcshutdown_timeout
                 (整数) 設定されるなら、shutdown(8) が、(秒単位の) 指定された
                 時間以内に完成しなかったなら、rc.shutdown を終了するするバッ
                 クグラウンドのウォッチドッグタイマを開始します。このソフトの
                 タイムアウトに加えて、init(8) は、rc.shutdown の実行のために
                 ハードのタイムアウトにも適用することに気付いてください。これ
                 は、sysctl(8) 変数 kern.init_shutdown_timeout を通して設定さ
                 れ、デフォルトは、120 秒です。120 秒を越える
                 rcshutdown_timeout の値を設定することは、sysctl(8) 変数
                 kern.init_shutdown_timeout も増加されるまで、効果はありませ
                 ん。

     virecover_enable
                 (ブール値) 完了する前に終了した vi(1) セッションを復旧しよう
                 とするシステムの試みを防ぐために ``NO'' に設定します。

     ugidfw_enable
                 (ブール値) システム初期化で mac_bsdextended(4) モジュールを
                 ロードし、デフォルトのルールセットファイルをロードするために
                 ``YES'' に設定します。

     bsdextended_script
                 (文字列) ロードするデフィルトの mac_bsdextended(4) ルールセッ
                 トファイル。この変数のデフォルト値は、/etc/rc.bsdextended で
                 す。

     newsyslog_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、スタートアップで
                 newsyslog(8) コマンドを実行します。

     newsyslog_flags
                 (文字列) newsyslog_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、newsyslog(8) プログラムに渡すフラグです。デフォルトは、C
                 でフラグが付けられたログファイルが作成される ``-CN'' です。

     mdconfig_md<X>
                 (文字列) md(4) デバイス X のための mdconfig(8) への引数。最低
                 でも、-t type は、指定されなければなりません、そして、malloc
                 またはスワップに裏付けられた md(4) デバイスのための -s size、
                 または vnode に裏付けられた md(4) デバイスのための -f file の
                 いずれかです。mdconfig_md<X> 変数は、1 つの変数が未設定になる
                 か空 (ヌル) になるまで評価されることに注意してください。

     mdconfig_md<X>_newfs
                 (文字列) md(4) デバイス X を初期化するために newfs(8) に渡さ
                 れるオプションの引数。

     mdconfig_md<X>_owner
                 (文字列) 指定された md(4) デバイス X がマウントされた後に
                 chown(8) に渡される所有権の指定。md(4) デバイスとマウントポイ
                 ントの両方が変更されます。

     mdconfig_md<X>_perms
                 (文字列) 指定された md(4) デバイス X がマウントされた後に
                 chmod(1) に渡されるモードの文字列。md(4) デバイスとマウントポ
                 イントの両方が変更されます。

     mdconfig_md<X>_files
                 (文字列) マウントされた後に md(4) デバイスの X のマウントポイ
                 ントにコピーされるファイル。

     mdconfig_md<X>_cmd
                 (文字列) 指定された md(4) デバイス X がマウントされた後に実行
                 するコマンド。コマンドは、eval に渡され、それぞれ md(4) デバ
                 イスとマウントポイントを参照するために _dev_mp 変数の両方
                 を使用することができることに注意してください。md(4) デバイス
                 が md0 であると仮定して、次のように設定するかもしれません:

                 mdconfig_md0_cmd="tar xfzC /var/file.tgz \${_mp}"

     autobridge_interfaces
                 (文字列) 自動的に追加されることをチェックする新たに到着するイ
                 ンタフェースがあるブリッジインタフェースのリストを設定しま
                 す。``NO'' に設定されないなら、値の中のそれぞれの空白類で区切
                 られた element に対して、autobridge_<element> 変数は、これら
                 の名前にワイルドカードを使用することができる、適合するインタ
                 フェース名の空白類で区切られたリストがあると仮定されます。例
                 えば:

                 autobridge_interfaces="bridge0"
                 autobridge_bridge0="tap* dc0 vlan[345]"

     mixer_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、サウンドミキサのサポート
                 を有効にします。

     hcsecd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、Bluetooth セキュリティ
                 デーモンを有効にします。

     hcsecd_config
                 (文字列) hcsecd(8) のための設定ファイル。デフォルトは、
                 /etc/bluetooth/hcsecd.conf です。

     sdpd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、Bluetooth Discovery Pro
                 tocol デーモンを有効にします。

     sdpd_control
                 (文字列) sdpd(8) 制御ソケットへのパス。デフォルトは、
                 /var/run/sdp です。

     sdpd_groupname
                 (文字列) それを初期化した後に、実行するために sdpd(8) グルー
                 プを設定します。デフォルトは、``nobody'' です。

     sdpd_username
                 (文字列) それを初期化した後に、実行するために sdpd(8) ユーザ
                 を設定します。デフォルトは、``nobody'' です。

     bthidd_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、Bluetooth Human Inter
                 face Device デーモンを有効にします。

     bthidd_config
                 (文字列) bthidd(8) のための設定ファイル。デフォルトは、
                 /etc/bluetooth/bthidd.conf です。

     bthidd_hids
                 (文字列) bthidd(8) が、HID として知られているデバイスに関する
                 情報を格納する場所へのファイルへのパス。デフォルトは、
                 /var/db/bthidd.hids です。

     rfcomm_pppd_server_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、Bluetooth RFCOMM PPP
                 ラッパデーモンを有効にします。

     rfcomm_pppd_server_profile
                 (文字列) /etc/ppp/ppp.conf から使用するプロファイルの名前。こ
                 こで複数のプロファイルを指定できます。また、上書きされたプロ
                 ファイル毎に指定するために使用されます。プロファイル名が、文
                 字 ``.-/+'' のいずれかを含むとき、それらは、変数名の上書きを
                 提示するために ``_'' に変換されます。

     rfcomm_pppd_server_<profile>_bdaddr
                 (文字列) listen (接続を受け付け) するためのローカルアドレスを
                 上書きします。デフォルトで、rfcomm_pppd(8) は、``ANY'' アドレ
                 スで listen (接続を受け付け) します。BD_ADDR または名前として
                 アドレスを指定することができます。

     rfcomm_pppd_server_<profile>_channel
                 (文字列) listen (接続を受け付け) するためのローカル RFCOMM
                 チャネルを上書きします。デフォルトで、rfcomm_pppd(8) は、
                 RFCOMM チャネル 1 で listen (接続を受け付け) します。複数のプ
                 ロファイルが同時に使用されるなら、適切に設定しなければなりま
                 せん。

     rfcomm_pppd_server_<profile>_register_sp
                 (ブール値) 指定された RFCOMM チャネルで Serial Port サービス
                 を登録するべきであるなら、rfcomm_pppd(8) に伝えます。デフォル
                 トは、``NO'' です。

     rfcomm_pppd_server_<profile>_register_dun
                 (ブール値) 指定された RFCOMM チャネルで Dial-Up Networking
                 サービスを登録するべきであるなら、rfcomm_pppd(8) に伝えます。
                 デフォルトは、``NO'' です。

     ubthidhci_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、USB Bluetooth コントロー
                 ラを HID モードから HCI モードに変更します。また、利用者は、
                 ubthidhci_busnumubthidhci_addr 変数で USB Bluetooth コン
                 トローラの位置を指定する必要があります。

     ubthidhci_busnum
                 USB Bluetooth コントローラが位置するバス番号。この情報を見つ
                 けるためには、利用者のシステムで usbconfig(8) の出力をチェッ
                 クします。

     ubthidhci_addr
                 USB Bluetooth コントローラのバスアドレス。この情報を見つける
                 ためには、利用者のシステムで usbconfig(8) の出力をチェックし
                 ます。

     netwait_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、netwait_if がアップされ
                 るまで network-reliant サービスの始まりを遅延し、netwait_ip
                 で定義される宛先への ICMP パケットが続きます。リンク状態が、
                 最初に調べられ、ネットワークの有用性を確かめるために IP アド
                 レスを ``ping'' することが続きます。宛先に到達することができ
                 ないか、またはタイムアウトを超えるなら、ネットワークサービス
                 は、ネットワークが使用可能であるという保証なしでとにかく開始
                 されます。この変数の使用は、netwait_ipnetwait_if の両方が
                 設定されていることを必要とします。

     netwait_ip  (文字列) デフォルトで空です。この変数は、ping(8) への IP アド
                 レスの空白で区切られたリストを含んでいます。DNS ホスト名は、
                 解決が、この点で機能的となるように保証されないように使用され
                 るべきではありません。複数の IP アドレスが指定されるなら、そ
                 れぞれのアドレスは、1 つが成功するか、またはリストが空になる
                 まで、試みられます。

     netwait_timeout
                 (整数) 1 秒毎に 1 つの ping の速度で、netwait_ip のそれぞれの
                 IP アドレスに対して ``ping'' を実行する合計の秒数を示します。
                 ping のどれかが成功するなら、すべてのネットワークの接続性は、
                 信頼できると見なされます。デフォルトは、60 です。

     netwait_if  (文字列) デフォルトで空です。リングを監視するネットワークイン
                 タフェースの名前を定義します。ifconfig(8) は、``status: no
                 carrier'' を検索して、インタフェースをモニタするために使用さ
                 れます。いったん過ぎ去って、リンクは、アップすると考えられま
                 す。これは、要求するなら、vlan(4) インタフェースであるかもし
                 れません。

     netwait_if_timeout
                 (整数) 1 秒の間隔でポーリングして使用可能となるリンクを待つ合
                 計秒数を定義します。デフォルトは、30 です。

     rctl_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、定義されたルールセットか
                 ら rctl(8) 規則をロードします。カーネルは、options RACCToptions RCTL で構築されなければなりません。

     rctl_rules  (文字列) デフォルトで /etc/rctl.conf に設定します。この変数
                 は、rctl(8) のためにロードする rctl.conf(5) ルールセットを含
                 んでいます。

     iovctl_files
                 (文字列) iovctl(8) によって使用されたる設定ファイルの空白で区
                 切られたリスト。デフォルト値は、空の文字列です。

     autofs_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に automount(8)
                 ユーティリティと automountd(8)autounmountd(8) デーモンを
                 開始します。

     automount_flags
                 (文字列) autofs_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、automount(8) プログラムに渡されるフラグです。デフォルト
                 で、フラグは、渡されません。

     automountd_flags
                 (文字列) autofs_enable が ``YES'' に設定されるなら、
                 automountd(8) デーモンに渡されるフラグです。

     autounmountd_flags
                 (文字列) autofs_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、autounmountd(8) デーモンに渡されるフラグです。デフォルト
                 で、フラグは、渡されません。

     ctld_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に ctld(8) デー
                 モンを開始します。

     iscsid_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に iscsid(8)
                 デーモンを開始します。

     iscsictl_enable
                 (ブール値) ``YES'' に設定されるなら、ブート時に iscsictl(8)
                 ユーティリティを開始します。

     iscsictl_flags
                 (文字列) iscsictl_enable が ``YES'' に設定されるなら、これら
                 は、iscsictl(8) プログラムに渡されるフラグです。デフォルト
                 は、/etc/iscsi.conf 設定ファイルに基づき、セッションを設定す
                 る ``-Aa'' です。

関連ファイル
     /etc/defaults/rc.conf
     /etc/rc.conf
     /etc/rc.conf.local

関連項目
     catman(1), chmod(1), gdb(1), info(1), kbdcontrol(1), makewhatis(1),
     sh(1), vi(1), vidcontrol(1), bridge(4), dummynet(4), ip(4), ipf(4),
     ipfw(4), ipnat(4), kld(4), pf(4), pflog(4), pfsync(4), tcp(4), udp(4),
     exports(5), fstab(5), ipf(5), ipnat(5), jail.conf(5), loader.conf(5),
     motd(5), newsyslog.conf(5), pf.conf(5), security(7), accton(8), amd(8),
     apm(8), atm(8), bsdinstall(8), bthidd(8), chkprintcap(8), chown(8),
     cron(8), devfs(8), dhclient(8), ftpd(8), geli(8), hcsecd(8), ifconfig(8),
     inetd(8), iovctl(8), ipf(8), ipfw(8), ipnat(8), jail(8), kldxref(8),
     loader(8), lpd(8), mdconfig(8), mdmfs(8), mixer(8), mountd(8), moused(8),
     newfs(8), newsyslog(8), nfsd(8), ntpd(8), ntpdate(8), pfctl(8),
     pflogd(8), ping(8), powerd(8), quotacheck(8), quotaon(8), rc(8),
     rc.sendmail(8), rfcomm_pppd(8), route(8), routed(8), rpc.lockd(8),
     rpc.statd(8), rpcbind(8), rwhod(8), savecore(8), sdpd(8), sshd(8),
     swapon(8), sysctl(8), syslogd(8), sysrc(8), timed(8), unbound(8),
     usbconfig(8), wlandebug(8), yp(8), ypbind(8), ypserv(8), ypset(8)

歴史
     rc.conf ファイルは、FreeBSD 2.2.2 で登場しました。

作者
     Jordan K. Hubbard.

FreeBSD 11.2                   December 17, 2017                  FreeBSD 11.2

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