FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | バグ
ROUTED(8)              FreeBSD システム管理者マニュアル              ROUTED(8)

名称
     routed, rdisc -- ネットワークの RIP とルータ発見 (router discovery) の経
     路制御デーモン

書式
     routed [-isqdghmpAtv] [-T tracefile] [-F net[/mask[,metric]]] [-P parms]

解説
     routed ユーティリティは、ネットワークの経路表を管理するためにブート時に起
     動されるデーモンです。それは、カーネルの経路表を管理するために経路制御情
     報プロトコル (Routing Information Protocol)、RIPv1 (RFC 1058)、RIPv2
     (RFC 1723)、とインターネットルータ発見プロトコル (Internet Router Discov
     ery Protocol) (RFC 1256) を使用します。RIPv1 プロトコルは、4.3BSD デーモ
     ンの参照に基づいています。

     それは、経路制御情報プロトコルのパケットに対して route(8) サービス
     (services(5) を参照) のための udp(4) ソケットで listen (接続を受け付け)
     します。また、それは、マルチキャストのルータ発見 (Router Discovery) ICMP
     メッセージを送信して、受信します。ホストがルータであるなら、routed は、あ
     らゆる直接接続しているホストとネットワークにその経路表のコピーを周期的に
     供給します。また、それは、ルータ発見 ICMP メッセージを使用して、デフォル
     トの経路を通知するか、または求めます。

     開始される (か、またはネットワークインタフェースが後でオンにされるとき)、
     routed は、システムに設定されていて、"up" とマークされている、それらの直
     接接続しているインタフェースを見つけるために AF_ROUTE アドレスファミリ機
     能を使用します。それは、インタフェースのために必要な経路をカーネルの経路
     表に追加します。最初に開始された後の間もなく、RIP が無効になっていない少
     なくとも 1 つのインタフェースがあるという条件で、routed は、カーネルの
     テーブル内の既に存在する静的でない経路をすべて削除します。カーネルのテー
     ブル内の静的な経路は、保存され、それらに有効な RIP -hopcount (中継点カウ
     ント) (route(8) を参照) があるなら、RIP 要求に含まれます。

     (ループバックインタフェースをカウントせずに) 2 つ以上のインタフェースが存
     在するなら、ホストが、接続されているネットワーク間のパケットを転送するべ
     きであることが仮定されています、RIP 要求とルータ発見通知 (Router Discov
     ery Advertisements) または新しいインタフェースでの要請 (Solicitations) を
     送信した後に、デーモンは、他のホストからの RIP 要求と応答とルータ発見パ
     ケットのために listen (接続を受け付ける) して、ループに入ります。

     要求パケットが受信されるとき、routed は、その内部テーブルで保守される情報
     に基づいた応答を作成します。生成された応答パケットは、それぞれ "中継点カ
     ウント" (hop count) メトリックでマークされた、既知の経路のリストを含んで
     います (16 以上のカウントは、"無限" であるとみなされます)。経路のための通
     知されたメトリックは、インタフェース (ifconfig(8) を参照) に関連したメト
     リックを反映しますが、それは、受信され、送信されるのでインタフェースでメ
     トリックを設定することは、トラフィックを操縦する効果的な方法です。また、
     下記の adj_inmetricadj_outmetric パラメータを参照してください。

     応答は、部分的に split-horizon を実装する要求するネットワークで最初の中継
     点がある経路を含んでいません。rtquery(8) のような問い合わせプログラムから
     の要求は、完全なテーブルで応答されます。

     デーモンによって維持される経路表は、欠陥のルータからの復旧を加速するする
     ために、各々の宛先のためのいくつかのゲートウェイのための空間を含んでいま
     す。受信された RIP 応答パケットは、いくつかの現在認識されたゲートウェイの
     1 つからか、または既存のゲートウェイの少なくとも 1 つよりより良いメトリッ
     クを通知する、提供された経路表を更新するために使用されます。

     更新が適用されるとき、routed は、それ自体のテーブルの変更を記録し、宛先へ
     の最良の経路が変更されるなら、カーネルの経路表を更新します。カーネルの経
     路表の変更は、送信された応答パケットの次のバッチに反映されます。訳注:
     バッチの意味不明、パケットのことかもしれません。次の応答がしばらくの間ス
     ケジュールされないなら、最近変更された経路のみを含んでいる flash update
     応答が送信されます。

     着信パケットの処理に加えて、routed は、経路表エントリも周期的にチェックし
     ます。エントリが 3 分間更新されていないなら、エントリのメトリックは、無限
     に設定され、削除のためにマークされます。無効化がローカルのインターネット
     の全域にわたって伝搬されることを保証するために無限のメトリックで経路が通
     知されるまで、削除は、遅延されます。これは、poison reverse の形式です。

     ICMP Redirect メッセージの結果として追加されるか、または変更される、カー
     ネルのテーブル中の経路は、black-holes を最小化するためにしばらくしてから
     削除されます。TCP 接続がタイムアウトとなるとき、カーネルは、含まれていた
     ゲートウェイを通してリダイレクトされたすべての経路を削除し、代替物が選ば
     れることを可能にするゲートウェイを通してすべての RIP 経路のの年齢 (age)
     を進め、そしてあらゆる関連するルータ発見プロトコルのデフォルトの経路の年
     齢 (age) を進めると routed に伝えます。

     インターネット相互のルータとして動作するホストは、すべての直接接続してい
     るホストとネットワークに 30 秒ごとに経路表を根拠もなく供給します。これら
     の RIP 応答は、ポイントツーポイントのリンクの宛先アドレスに、そしてとルー
     タ自体の他のネットワークのアドレスに、ブロードキャスト (同報通信) をサ
     ポートするネットで、ブロードキャストアドレスに送信されます。RIPv2 が有効
     にされるなら、マルチキャストパケットは、マルチキャスティングをサポートす
     るインタフェースで送信されます。

     応答がリモートのインタフェースで受信されないなら、そして、応答を送信する
     間にエラーがあるなら、または入力または出力 netstat(1)) を参照) より多くの
     エラーがあるなら、ケーブルまたはインタフェースの他のある部分は、切断され
     ているか、または壊れていると仮定され、経路は、適切に調整されます。

     インターネットルータ発見プロトコル (Internet Router Discovery Protocol)
     は、同様に扱われます。デーモンが供給している RIP 経路であるとき、さらに、
     それは、ルータ発見要請 (Router Discovery Solicitations) のために listen
     (接続を受け付け) され、通知 (Advertisements) を送信します。静かで、他の
     RIP ルータを listen (接続を受け付け) しているとき、それは、要請 (Solici
     tations) を送信し、通知 (Advertisements) のために listen (接続を受け付け)
     します。それがよい通知を受信し、それがマルチホーム (multi-homed) でないな
     ら、それは、ブロードキャスト (同報通信) またはマルチキャストの RIP 応答の
     ための listen (接続を受け付け) を停止します。それは、現在、選択されたルー
     タが死ぬとき、復旧を促進するいくつかの通知しているルータを追跡します。す
     べての発見されたルータが見えなくなるなr、デーモンは、RIP 応答を listen
     (接続を受け付け) することを再開します。それは、すべてのインタフェースを保
     証するマルチホームが使用されるなら、ルータ発見 (Router Discovery) を使用
     している間に RIP を listen (接続を受け付け) し続けます。

     ルータ発見 (Router Discovery) 標準は、通知が 30 分のデフォルトの "有効期
     間" があることを必要とします。それは、クライアントに 30 分間よい経路がな
     いかもしれない、何かが起こったことを意味します。コマンド行で -P
     rdisc_interval=45 を使用するか、または /etc/gateways ファイルの
     rdisc_interval=45 を使用して 45 秒にデフォルトを減らすことはよい考えで
     す。

     (システムに単一のネットワークインタフェースがあり、ルータ発見通知 (Router
     Discover Advertisement) が受信されるとき、それは、デフォルトで起こりる)
     ルータ発見 (Router Discovery) を使用している間に、単一のデフォルト経路
     と、カーネルのテーブルのリダイレクトされたホストの経路の可変数がありま
     す。2 つ以上のネットワークインタフェースがあるホストにおいて、このデフォ
     ルトの経路は、インタフェースのただ 1 つを経由します。したがって、-q で実
     行しているマルチホームのホストは、下記に記述されている no_rdisc を必要と
     するかもしれません。

     RIPv2 でもなくルータ発見でもない扱うことができない "古い" システムをサ
     ポートする下記に記述された pm_rdisc 機能を参照してください。

     デフォルトで、ルータ発見通知または、要請は、ポイントツーポイントのリンク
     (例えば、PPP) を越えて送信されません。(IFF_POINTOPOINT フラグがある、SLIP
     または PPP のような) ポイントツーポイントのリンクに関連したネットマスク
     は、RIPv1 が使用されるとき、リモートシステムによって使用されるネットマス
     クを推測するために routed によって使用されます。

     次のオプションを使用可能です:

     -i      routed は、ルータでないノードから RIP 要求を受け付けることができ
             ます。一度指定されるとき、routed は、隣のノードから経路情報の問い
             合わせに応答します。2 度指定されるとき、それは、さらに、リモート
             ノードからの問い合わせに応答します。rtquery(8) ユーティリティは、
             要求を送信するために使用することができます。

             この機能は、デバッグ目的のために役に立ちますが、反射攻撃 (reflec
             tion attack) のリスクのためにデフォルトで無効にされています。

     -s      経路制御情報を供給することを routed に強制します。これは、複数の
             ネットワークインタフェースが、RIP またはルータ発見が無効になって
             いないかに関して存在するなら、そして、カーネルが ipforwarding=1
             にスイッチするなら、デフォルトです。

     -q      これは、-s オプションの反対です。これは、1 つのインタフェースだけ
             が存在するとき、デフォルトです。この明示的なオプションで、デーモ
             ンは、常に RIP のための "quiet-mode" (静かなモード) であり、他の
             コンピュータへの経路制御を供給しません。

     -d      バックグラウンドで実行しません。このオプションは、対話型の使用の
             ために向いています。

     -g      "デフォルト" の宛先への経路を提供するためにインターネット相互の
             ルータで使用されます。それは、-F 0/0,1 と同等で、ほとんど歴史的な
             理由のために存在します。よりよい選択は、潜在的に危険なデフォルト
             の経路の広がりを縮小して、より大きなメトリックが使用されるので、
             コマンド行の pm_rdisc か、または /etc/gateways ファイルの -P
             pm_rdisc です。これは、一般的にインターネットへのゲートウェイ、ま
             たは経路が他のローカルルータに報告されない別の経路制御のプロトコ
             ルを使用するゲートウェイで使用されます。1 つのメトリックが使用さ
             れるので、この特徴は、危険であることに注意してください。それは、
             問題を解決するより経路制御のループで混乱を引き起こすために通常に
             誤って使用されます。

     -h      同じ方向に行くネットワーク経路であるという条件で、ホストまたはポ
             イントツーポイントの経路は、通知されません。それは、集合の制限さ
             れた種類です。このオプションは、SLIP のようなポイントツーポイント
             のリンクで接続された他のゲートウェイのマシンがある、イーサネット
             へのゲートウェイで役に立ちます。

     -m      マシンは、その主要なインタフェースへのホストまたはポイントツーポ
             イントの経路を通知します。それは、NFS サーバのようなマルチホーム
             のマシンで役に立ちます。このオプションは、それが生成するホストの
             経路のコストがサーバの優先度によって正当化されるときを除いて、使
             用されるべきではありません。それは、2 つ以上のインタフェースがあ
             るので、マシンが経路制御情報を供給しているときのみ有効です。-m オ
             プションは、ホストの経路を通知する制限の及ぶ限り -q オプションを
             上書きします。

     -A      RIPv2 認証に関して気にしないなら、RIPv2 認証を無視しません。この
             オプションは、RFC 1723 の適合のために必要です。しかしながら、それ
             は、意味がなく、このマシンが認証に関して気にしないとき、認証を運
             ぶすべての RIPv2 パケットを無視するための発見プロトコルとして RIP
             を使用して中断します。

     -t      より多くの情報が、-T で指定されたトレースファイルまたは標準出力
             で、ログ記録されるデバッグレベルを増加させます、デバッグレベル
             は、SIGUSR1 または SIGUSR2 シグナル、または rtquery(8) コマンドで
             増加、または減少することができます。

     -T tracefile
             デバッグレベルを少なくとも 1 に増加させて、トレースファイルにデ
             バッグ情報を追加します。セキュリティ上の問題のために、ファイルに
             リダイレクトされたトレースでいつものように routed を実行しないな
             いのは賢明であることに注意してください。

     -v      デーモンのバージョンを表示してログ記録します。

     -F net[/mask][,metric]
             net/mask に一致するアドレスがあるインタフェースを通した転送で経路
             を最小化し、metric でこのマシンへのデフォルトの経路を合成します。
             目的は、単一の RIP 情報の多くの大きな UDP パケットを置き換えるこ
             とによって PPP リンクのようなポイントツーポイントのリンク、"偽の"
             デフォルトの経路を含んでいる小さなパケットを、遅く RIP トラフィッ
             クを縮小することです。metric がないなら、14 の値は、"偽の" デフォ
             ルトの経路の広がりを制限すると仮定されます。経路制御のループを引
             き起こすかもしれない不注意で使用されたとき、これは、危険な機能で
             す。また、2 つ以上のインタフェースが指定されたネットワーク番号と
             マスクと一致するかもしれないことに注意してください。また、-g を参
             照してください。

     -P parms
             パラメータ行 parms/etc/gateways ファイルに追加することと同等
             です。

     供給された他の引数は、routed のアクションがログ記録されるべきファイルの名
     前として解釈されます。トレースファイルの名前をコマンドに追加する代わり
     に、-T を使用するほうが良いでしょう。

     また、routed ユーティリティは、"離れた" passive または active なゲート
     ウェイついての概念をサポートします。routed が開始されるとき、それは、ロー
     カルのゲートウェイのいくつかが passive であるなら、発見するために、そし
     て、他のパラメータを取得するために、経路制御のソケットからの情報のみを使
     用して位置付けられない離れたゲートウェイを見つけるためにファイル
     /etc/gateways を読み込みます。このように指定されたゲートウェイは、active
     とマークされたゲートウェイが、RIP パケットを進んで交換するべきである間
     に、それらが経路制御情報を交換することが予想されないなら、passive とマー
     クされるべきです。passive ゲートウェイを通る経路は、起動時にいったんカー
     ネルの経路表にインストールされ、送信される RIP 応答に含まれていません。

     離れた active ゲートウェイは、ネットワークインタフェースのように扱われま
     す。RIP 応答は、離れた active ゲートウェイに送信されます。応答が受信され
     ないなら、関連する経路は、他のインタフェース経由で通知されたカーネルの
     テーブルと RIP 応答から削除されます。離れたゲートウェイが RIP 応答の送信
     送を再開するなら、関連する経路は、元に戻されます。

     そのようなゲートウェイは、ブロードキャスト (同報通信) またはマルチキャス
     トをサポートしないが、そのほかの点では、いくつかの ATM ネットワークのよう
     なイーサネットに似た古典的な共有されるメディアのように動作するメディアで
     役に立てることができます。一連の "host" 行がある /etc/gateways の  HIPPI
     または ATM ネットワークで到達可能なすべての RIP ルータをリストすることが
     できます。推測されるホストの経路のリストを生成しないようにするために、そ
     のような状況で RIPv2 を使用することが通常望ましいことに注意してください。

     また、external とマークされたゲートウェイは、passive ですが、カーネルの経
     路表に置かれもせず、それらが経路制御の更新にも含まれません。external エン
     トリの関数は、必要ならば、別の経路制御のプロセスが、そのような経路をイン
     ストールし、その宛先への他の経路が routed によってインストールされるべき
     でないということを示すことです。そのようなエントリは、両方のルータが同じ
     宛先への経路を学習するときのみ、必要とされます。

     /etc/gateways ファイルは、次の 2 つの形式の 1 つか、または後に記述された
     パラメータから成る、一連の行から成ります。空行と '#' で始まる行は、コメン
     トです。

     net Nname[/mask] gateway Gname metric value <passive | active | extern>

     host Hname gateway Gname metric value <passive | active | extern>

     Nname または Hname は、宛先のネットワークまたはホストの名前です。それは、
     "ドット" 記法 (inet(3) を参照) で指定されたシンボリックのネットワーク名ま
     たはインターネットのアドレスを指定できます。(それが名前であるなら、
     /etc/networks または /etc/hosts のいずれかで定義されなければならないか、
     または routed の前に開始されなければならない、named(8) でなければなりませ
     ん)。

     mask は、Nname に関連しているネットマスクを示す 1 と 32 の間の省略可能な
     数です。

     Gname は、RIP 応答が転送されるべきゲートウェイの名前またはアドレスです。

     value は、宛先のホストまたはネットワークへの中継点のカウントです。

     host hname は、net nname/32 と同等です。

     キーワード passive, active または external の 1 つは、ゲートウェイが (上
     記に記述されているように) passive または active として扱われるべきかどう
     か、またはゲートウェイが RIP プロトコルのスコープの external であるかどう
     かを示すために存在しなければなりません。

     以上のように、デバッグが、-t でオンに切り替えられるとき、そのような行は、
     偽インタフェースを作成します。リモートまたは外部インタフェースのためにパ
     ラメータを設定するために、if=alias(Hname), if=remote(Hname), その他で始ま
     る行が、使用されるべきです。

   パラメータ
     "net" でもなく "host" でも始まらない行は、コンマまたは空白によって区切ら
     れて、次のパラメータの設定の 1 つ以上から成らなければなりません:

     if=ifname
             行の他のパラメータは、インタフェース名 ifname に適用することを示
             します。

     subnet=nname[/mask][,metric]
             マスク mask とメトリック (デファルトは、1) でネットワーク nname
             への経路を通知します。これは、CIDR 割り付けの "穴" を充てんするた
             めに役に立ちます。このパラメータは、行に単独で現われなければなり
             ません。ネットワーク番号は、192.0.2 の代わりに 192.0.2.0 でのよう
             に、完全な 32 ビット値を指定しなければなりません。

             必要でないなら、この機能を使用しないでください。それは、危険で
             す。

     ripv1_mask=nname/mask1,mask2
             nname/mask1 がサブネットであるネットワークのネットマスクが mask2
             となるべきであることを指定します。例えば、
             ``ripv1_mask=192.0.2.16/28,27'' は、192.0.2.0/24 の代わりに
             192.0.2.0/27 のサブネットとして 192.0.2.16/28 をマークします。例
             えば、ripv2_out とともに、この機能を使用する代わりに、RIPv2 をオ
             ンに切り替えるのがより良いでしょう。

     passwd=XXX[|KeyID[start|stop]]
             送信されたすべての RIPv2 応答に含まれ、受信されたすべての RIPv2
             応答をチェックする RIPv2 の平文 (cleartext) のパスワードを指定し
             ます。パスワード中のあらゆる空白、タブ文字、コンマまたは '#'、
             '|'、またはヌル文字は、バックスラッシュ (\) でエスケープされなけ
             ればなりません。共通のエスケープシーケンス \n, \r, \t, \b と \xxx
             には、それらの通常の意味があります。KeyID は、ユニークでなければ
             なりませんが、平文 (cleartext) のパスワードのために無視されます。
             存在するなら、startstop は、形式 year/month/day@hour:minute
             (年/月/日@時間:分) のタイムスタンプです。それらは、パスワードが有
             効であるとき、指定します。最も未来の有効なパスワードは、すべての
             パスワードが期限が切れでないなら、出力パケットで使用され、その場
             合に、最も最近期限が切れたパスワードが、使用されるか、またはパス
             ワードがまだ有効でないなら、その場合には、パスワードは、出力され
             ません。着信パケットは、有効であり、次の 24 時間内に有効である
             か、または前の 24 時間内に有効だった、あらゆるパスワードを運ぶこ
             とができます。秘密を保護するため、passwd の設定は、/etc/gateways
             ファイルでのみ有効で、そして、そのファイルが UID 0 によってのみ読
             み込み可能であるときのみ有効です。

     md5_passwd=XXX|KeyID[start|stop]
             RIPv2 MD5 パスワードを指定します。KeyID が要求されることを除い
             て、このキーワードは、passwd に似ています。

     no_ag   RIPv1 と RIPv2 の応答でサブネットの凝集をオフに切り替えます。

     no_super_ag
             RIPv2 応答のスーパネットにネットワークへの凝集をオフに切り替えま
             す。

     passive
             他のインタフェース経由で送信された更新で通知されないインタフェー
             スをマークし、インタフェースを通すすべての RIP とルータ発見をオフ
             に切り替えます。

     no_rip  指定されたインタフェースですべての RIP 処理を無効にします。インタ
             フェースが RIP パケットを処理することが許可されないなら、routed
             は、単にルータ発見デーモンとして動作します。

             rdisc_adv または -s でルータ発見通知を明示的にオンに切り替えずに
             RIP をオフに切り替えることによって、routed は、通知するのではな
             く、クライアントのルータ発見デーモンとして、動作することに注意し
             てください。

     no_rip_mcast
             RIPv2 パケットは、マルチキャストの代わりにブロードキャスト (同報
             通信) します。

     no_rip_out
             RIP の更新は、送信さません。

     no_ripv1_in
             受信された RIPv1 応答は、無視されます。

     no_ripv2_in
             受信された RIPv2 応答は、無視されます。

     ripv2_out
             RIPv2 出力をオンに切り替えて、RIPv2 通知は、可能であれば、マルチ
             キャストされます。

     ripv2   no_ripv1_inno_ripv1_out と同等です。これは、RIPv2 を有効にし
             ます。

     no_rdisc
             インターネットルータ発見プロトコル (Internet Router Discovery
             Protocol) を無効にします。

     no_solicit
             ルータ発見要請 (Router Discovery Solicitation) の送信を無効にしま
             す。

     send_solicit
             デフォルトでルータ発見メッセージのみを listen (接続を受け付け) す
             る、ポイントツーポイントのリンクでさえ、ルータ発見要請 (Router
             Discovery solicitation) が送信されるべきであることを指定します。

     no_rdisc_adv
             ルータ発見通知 (Router Discovery Advertisement) の送信を無効にし
             ます。

     rdisc_adv
             デフォルトでルータ発見メッセージのみを listen (接続を受け付け) す
             る、ポイントツーポイントのリンクでさえ、ルータ発見通知 (Router
             Discovery Advertisement) が送信されるべきであることを指定します。

     bcast_rdisc
             ルータ発見 (Router Discovery) パケットがマルチキャストの代わりに
             ブロードキャスト (同報通信) されるべきであることを指定します。

     rdisc_pref=N
             ルータ発見通知 (Router Discovery Advertisements) の優先度をオプ
             ションで符号付き整数 N に設定します。デフォルトの優先度は、0 で
             す。より小さいか、または負の優先度のデフォルトの経路は、クライア
             ントによって望まれます。

     rdisc_interval=N
             ルータ発見通知 (Router Discovery Advertisement) が転送される名目
             のインターバルを N 秒に設定し、それらの有効期間を 3*N に設定しま
             す。

     fake_default=metric
             指定されたインタフェースに由来するネットワークとマスクで、-F
             net[/mask][=metric] と同一の効果があります。

     pm_rdisc
             fake_default.  に似ています。RIPv2 の経路がマルチキャストであると
             き、RIPv1 リスナは、それらを受信することができないので、この機能
             によって、 RIPv1 デフォルトの経路は、RIPv1 リスナにブロードキャス
             ト (同報通信) されます。fake_default で修正されないなら、デフォル
             トの経路は、14 のメトリックでブロードキャスト (同報通信) されま
             す。それは、"廉価版のルータ発見" プロトコルとして役に立ちます。

     adj_inmetric=delta
             delta によって受信された RIP 経路の中継点カウントまたはメトリック
             を調整します。すべての受信 RIP 経路のメトリックは、インタフェース
             に関連した 2 つの値の合計によって増加されます。1 つは、
             adj_inmetric 値で、他は、ifconfig(8) で設定されるインタフェースの
             メトリックです。

     adj_outmetric=delta
             delta によって通知された RIP 経路の中継点カウントまたはメトリック
             を調整します。すべての受信 RIP 経路のメトリックは、それが受信され
             たインタフェースに関連したメトリックで増加されるか、またはインタ
             フェースに 0 でないメトリックがないなら、1 で増加されます。次に、
             受信された経路のメトリックは、インタフェースに関連した adj_out
             metric で増加されます。すべての通知される経路は、ifconfig(8) で受
             信されたインタフェースに対して設定されたメトリック、受信インタ
             フェースの adj_inmetric deltaifconfig(8) で送信されるインタ
             フェースに対して設定されたメトリック、と送信インタフェースの
             adj_outmetric delta の 4 つの値の合計で増加されます。

     trust_gateway=rname[|net1/mask1|net2/mask2|...]
             ルータ rname からの RIP パケットと他の trust_gateway キーワードで
             指定された他のルータは、受け付けられ、他のルータからのパケット
             は、無視されます。ネットワークが指定されるなら、他のネットワーク
             への経路は、そのルータから無視されます。

     redirect_ok
             カーネルは、システムがルータと転送パケットとして動作していると
             き、ICMP リダイレクト (ICMP Redirect) メッセージをlisten (接続を
             受け付け) することができます。そうでなければ、ICMP リダイレクト
             (ICMP Redirect) メッセージは、システムがルータとして動作している
             とき、上書きされ、削除されます。

関連ファイル
     /etc/gateways  遠隔ゲートウェイについて

関連項目
     icmp(4), udp(4), rtquery(8)

     Internet Transport Protocols, XSIS 028112, Xerox System Integration
     Standard.

歴史
     routed ユーティリティは 4.2BSD で登場しました。

バグ
     それは、例えば、出力側が失敗するとき、常にネットワークインタフェースの一
     方向の失敗を検出するとは限りません。

FreeBSD 11.2                    August 26, 2014                   FreeBSD 11.2

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