FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 使用例 | 診断 | 関連項目 | 歴史 | バグ
IFCONFIG(8)            FreeBSD システム管理者マニュアル            IFCONFIG(8)

名称
     ifconfig -- ネットワークインタフェースのパラメータを設定する

書式
     ifconfig [-f type:format[,type:format]] [-L] [-k] [-m] [-n] interface
              [create] address_family [address [dest_address]] [parameters]
     ifconfig interface destroy
     ifconfig -a [-L] [-d] [-m] [-u] [-v] [address_family]
     ifconfig -l [-d] [-u] [address_family]
     ifconfig [-L] [-d] [-k] [-m] [-u] [-v] [-C]
     ifconfig [-g groupname]

解説
     ifconfig ユーティリティは、アドレスをネットワークインタフェースに割り当て
     るため、そして/または、ネットワークインタフェースパラメータを設定するため
     に使用されます。ifconfig ユーティリティは、ブート時に、マシンにある各イン
     タフェースのネットワークアドレスを定義するために使用されなければなりませ
     ん。また、インタフェースのアドレスか、または他の操作パラメータを再定義す
     るためにしばらく経って使用されるかもしれません。

     次のオプションが利用可能です:

     address
             DARPA-Internet ファミリにおいて、アドレスは、ホスト名データベース
             hosts(5) に存在するホスト名か、またはインターネットの標準の
             ``ドット付き 10 進記法'' の DARPA インターネットアドレス表現のい
             ずれかです。

             また、ネットマスクを含むために、(スラッシュ記法としても知られてい
             る) CIDR 記法を使用することも可能です。すなわち、192.168.0.1/16
             のようなアドレスを指定することができます。

             ``inet6'' ファミリに関して、::1/128 のように、スラッシュ記法を使
             用して接頭辞の長さを指定することも可能です。詳しい情報に関して下
             記の prefixlen パラメータを参照してください。

             リンクレベル (``link'') アドレスは、一連のコロンで分離された 16
             進数として指定されます。これは、例えば、イーサネットインタフェー
             スの新しい MAC アドレスを設定するために使用できますが、使用される
             メカニズムは、イーサネット特有ではありません。

             Use the (``random'') keyword to set a randomly generated MAC
             address.  A randomly-generated MAC address might be the same as
             one already in use in the network.  Such duplications are
             extremely unlikely.

             このオプションが使用されているとき、インタフェースが既に作動して
             いるなら、一時的に停止し、次に基本的なイーサネットハードウェアの
             受信フィルタが適切に再プログラムされていることを確実にするため
             に、再び元のように動作させます。

     address_family
             残りのパラメータの解釈に影響するアドレスファミリを指定します。イ
             ンタフェースが、異なった名前付けスキームで異なったプロトコルの転
             送を受信することができるので、アドレスファミリを指定することは、
             お勧めです。現在サポートされているアドレスまたはプロトコルファミ
             リは、``inet'', ``inet6'' と ``link'' です。利用可能であるなら、
             デフォルトは、``inet'' で、そうでなければ、``link'' です。
             ``ether'' と ``lladdr'' は、``link'' の同義語です。-l フラグを使
             用するとき、``ether'' アドレスファミリは、特別の意味があり、
             ``link'' または ``lladdr'' とともに、もはや同義語ではありません。
             -l ``ether'' の指定は、ループバックインタフェースを含む、他のすべ
             てのインタフェースタイプを除いて、イーサネットインタフェースだけ
             をリストします。

     dest_address
             ポイントツーポイントリンクの他端に対応するアドレスを指定します。

     interface
             このパラメータは、形式 ``name unit'' 例えば、``ed0''、の文字列で
             す。

     groupname
             与えられたグループのインタフェースをリストします。

     -f フラグまたは IFCONFIG_FORMAT 環境変数を使用して、ifconfig の出力形式を
     制御することができます。形式は、type:format ペアのコンマで区切られたリス
     トとして指定されます。詳細については、「使用例」セクションを参照してくだ
     さい。types とそれらの関連する format 文字列は、次の通りです:

     addr   inet と inet6 アドレスの表示を調整します。

            default  デフォルト形式 numeric の inet と inet6 アドレスを表示し
                     ます。

            fqdn     完全な形でのドメイン名 (FQDN) として inet と inet6 アドレ
                     スを表示します。

            host     限定されないホスト名として inet と inet6 アドレスを表示し
                     ます。

            numeric  数値形式で inet と inet6 アドレスを表示します。

     ether  リンクレベルイーサネット (Mac) アドレスの表示を調整します。

            colon    コロンで分割された個別のアドレス。

            dash     ダッシュで分割された個別のアドレス。

            default  デフォルト形式 colon でイーサネットアドレスを表示します。

     inet   inet アドレスサブネットマスクの表示を調整します:

            cidr     CIDR 表記法でサブネットマスクを表示します、例えば:
                     10.0.0.0/8 or 203.0.113.224/26

            default  デフォルト形式 hex でサブネットマスクを表示します。

            dotted   ドット付き 4 つ組の表記法でサブネットマスクを表示します、
                     例えば:
                     255.255.0.0 or 255.255.255.192

            hex      16 進数でサブネットマスクを表示します、例えば:
                     0xffff0000 or 0xffffffc0

     inet6  inet6 アドレス接頭辞 (サブネットマスク) の表示を調整します:

            cidr     CIDR 表記法でサブネット接頭辞を表示します、例えば:
                     ::1/128 or fe80::1%lo0/64

            default  デフォルト形式 numeric でサブネット接頭辞を表示します。

            numeric  整数形式でサブネット接頭辞を表示します、例えば:
                     prefixlen 64

     ifconfig で、次のパラメータを設定できます:

     add     alias パラメータの別名です。BSD/OS との互換性のために導入されてい
             ます。

     alias   このインタフェースに追加ネットワークアドレスを構築します。これ
             は、ネットワーク番号を変更し、古いインタフェースにアドレス付けさ
             れたパケットを受け付けたいとき、役に立ちます。アドレスが、このイ
             ンタフェースの最初のネットワークアドレスと同じサブネットにあるな
             ら、衝突しないネットマスクが与えられなければなりません。通常、
             0xffffffff が最も適切です。

     -alias  指定されたネットワークアドレスを取り除きます。これは、利用者が
             alias を不正に指定するか、もう必要でないなら、使用されるでしょ
             う。利用者が、ホスト部分に指定に副作用がある NS アドレスを不正に
             設定したなら、すべての NS アドレスを取り除くことによって、利用者
             は、ホスト部分を再指定することができます。

     anycast
             (Inet6 専用。) 設定されたアドレスが anycast アドレスであると指定
             します。現在の仕様に基づいて、ルータだけが anycast アドレスを設定
             できます。anycast アドレスは、発信 IPv6 パケットのいずれかの発信
             元アドレスとして使用されません。

     arp     ネットワークレベルアドレスとリンクレベルアドレス (デフォルト) の
             間をマッピングすることによって、アドレス解決プロトコル (arp(4))
             の使用を有効にします。これは、現在、DARPA インターネットアドレス
             と IEEE 802 48 ビット MAC アドレス (イーサネット、FDDI と Token
             Ring アドレス) をマップするために実装されています。

     -arp    アドレス解決プロトコル (arp(4)) の使用を無効にします。

     staticarp
             アドレス解決プロトコルが有効にされているなら、ホストは、そのアド
             レスのための要求だけ応答し、どんな要求も決して送信しません。

     -staticarp
             アドレス解決プロトコルが有効にされているなら、ホストは、要求を送
             出し、応答を listen (接続を受け付け) して、通常のように実行しま
             す。

     broadcast
             (Inet 専用。) ネットワークへのブロードキャスト (同報通信) 表すた
             めに使用するアドレスを指定します。デフォルトのブロードキャストア
             ドレスは、すべての 1 のホスト部があるアドレスです。

     debug   ドライバ依存のデバッグコードを有効にします。通常、これは、特殊な
             コンソールエラーログ記録をオンに切り替えます。

     -debug  ドライバ依存のデバッグコードを無効にします。

     promisc
             インタフェースを永続的な無差別モードにします。

     -promisc
             永続的な無差別モードを無効にします。

     delete  -alias パラメータの別名です。

     description value, descr value
             インタフェースの記述を指定します。そうでなければ、それらを区別す
             るのが難しい状況でラベルのインタフェースでこれを使用することがで
             きます。

     -description, -descr
             インタフェースの記述をクリアします。

     down    インタフェースを ``down'' とマークします。インタフェースが
             ``down'' とマークされているとき、システムは、そのインタフェースを
             通してメッセージを転送しようと試みません。できれば、インタフェー
             スは、受信も同様に無効にするためにリセットされます。この動作は、
             インタフェースを使用して自動的に経路を無効にしません。

     group group-name
             インタフェースを ``group'' に割り当てます。複数のグループには、い
             くつかのインタフェースがあり得ます。

             クローンのインタフェースは、デフォルトでそれらのインタフェース
             ファミリグループのメンバです。例えば、ppp0 のような PPP インタ
             フェースは、PPP インタフェースファミリーグループ、ppp のメンバで
             す。

     -group group-name
             与えられた ``group'' からインタフェースを削除します。

     eui64   (Inet6 専用。) インタフェースインデックス (IPv6 アドレスの下位 64
             ビット) を自動的に埋めます。

     fib fib_number
             インタフェース FIB を指定します。FIB fib_number は、そのインタ
             フェースで受信されたすべてのフレームまたはパケットに割り当てられ
             ます。FIB は、継承されません、例えば、vlans または他のサブインタ
             フェースは、親インタフェースの FIB にかかわりなくデフォルトの FIB
             (0) を使用します。カーネルは、ROUTETABLES カーネル設定オプショ
             ン、または net.fibs 調整変数を使用してデフォルトの FIB より多くを
             サポートするために調整される必要があります。

     tunnelfib fib_number
             トンネル FIB を指定します。FIB fib_number は、トンネルインタ
             フェース、例えば、gif(4)gre(4)、によってカプセル化されたすべ
             てのパケットに割り当てられます。

     maclabel label
             Mandatory Access Control サポートがカーネルで有効にされるなら、
             MAC ラベルを label に設定します。

     media type
             ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェース
             のメディアタイプを type に設定します。いくつかのインタフェース
             は、さまざまな異なった物理メディアコネクタの 1 つを互いに排他的に
             使用することをサポートします。例えば、10Mbit/s イーサネットインタ
             フェースは、AUI または、ツイストペアコネクタのいずれかの使用をサ
             ポートするでしょう。メディアタイプを 10base5/AUI に設定すること
             は、現在アクティブなコネクタを AUI ポートに変更します。それを
             10baseT/UTP に設定することは、ツイストペアをアクティブにします。
             利用可能なタイプの完全なリストについては、インタフェースのドライ
             バ特有の文書か、またはマニュアルページを参照してください。

     mediaopt opts
             ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェース
             で指定されたメディアオプションを設定します。opts 引数は、インタ
             フェースに適応されるコンマで区切られたオプションのリストです。利
             用可能なオプションの完全なリストについては、インタフェースのドラ
             イバ特有のマニュアルページを参照してください。

     -mediaopt opts
             ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェース
             で指定されたメディアにオプションを無効にします。

     mode mode
             ドライバがメディア選択システムをサポートするなら、インタフェース
             で指定された操作モードを mode に設定します。複数の操作モードをサ
             ポートする IEEE 802.11 無線インタフェースに関して、この指示は、
             802.11a (11a), 802.11b (11b), と 802.11g (11g) 操作モードを選択す
             るために使用されます。

     inst minst, instance minst
             minst にメディアのインスタンスを設定します。これは、複数の物理的
             なレイヤ (層) のインタフェース (PHYs) があるデバイスの役に立ちま
             す。

     name name
             インタフェース名を name に設定します。

     rxcsum, txcsum, rxcsum6, txcsum6
             ドライバがユーザ設定可能なチェックサムオフロードをサポートするな
             ら、インタフェースで受信 (または送信) チェックサムオフロードを有
             効にします。プロトコルファミリごとに選択して機能を切り替えること
             ができます。ip6(4) のためには、rxcsum6, txcsum6 を使用し、そうで
             なければ、rxcsum, txcsum を使用します。いくつかのドライバは、互い
             と無関係にこれらのフラグを有効にすることができません、したがっ
             て、ひとつを設定することは、また他も設定することになります。ドラ
             イバは、確実にサポートできるのと同じくらい多くのチェックサム作業
             をオフロードします、そして、オフロードの正確なレベルは、ドライバ
             によって異なります。

     -rxcsum, -txcsum, -rxcsum6, -txcsum6
             ドライバがユーザ設定可能なチェックサムオフロードをサポートするな
             ら、プロトコルファミリごとに選択して機能を切り替えることができま
             す。ip6(4) のためには、-rxcsum6, -txcsum6 を使用し、そうでなけれ
             ば、-rxcsum, -txcsum を使用します。インタフェースで受信 (または送
             信) チェックサムオフロードを無効にします。これらの設定は、互いに
             常に独立しているわけではありません。

     tso     ドライバが tcp(4) セグメンテーションオフローディングをサポートす
             るなら、インタフェースで TSO を有効にします。いくつかのドライバ
             は、ip(4)ip6(4) パケットのために TSO をサポートすることができ
             ないので、それらの 1 つだけを有効にできます。

     -tso    ドライバが tcp(4) セグメンテーションオフローディングをサポートす
             るなら、インタフェースで TSO を無効にします。それは、ip(4)ip6(4) のために常に TSO を無効にします。

     -tso6, -tso4
             ドライバが tcp(4) をサポートするなら、ip6(4) または ip(4) のため
             のセグメンテーションオフローディングは、1 つのプロトコルファミリ
             のためにのみ、選択的に無効にするために、これらのうちの 1 つを使用
             します。

     lro     ドライバが tcp(4) 大きな受信オフローディングをサポートするなら、
             インタフェースで LRO を有効にします。

     -lro    ドライバが tcp(4) 大きな受信オフローディングをサポートするなら、
             インタフェースで LRO を無効にします。

     wol, wol_ucast, wol_mcast, wol_magic
             利用可能であるなら、Wake On Lan (WOL) サポートを有効にします。WOL
             は、低電力状態のマシンが受信されたパケットに対応して起こされる機
             能です。システムを起こす 3 つのタイプのパケットがあります: ucast
             (単にマシンの mac アドレスに向けられる)、mcast (ブロードキャスト
             (同報通信) またhマルチキャストアドレスに向けられる)、または magic
             (``magic contents'' (魔法の内容) があるユニキャストまたはマルチ
             キャストフレーム)。それらがそれらの能力をサポートするメカニズムを
             示す、すべてのデバイスが WOL をサポートするというわけではありませ
             ん。wol は、すべての利用可能な WOL メカニズムを有効にするための同
             義語です。WOL を無効にするために、-wol を使用します。

     vlanmtu, vlanhwtag, vlanhwfilter, vlanhwcsum, vlanhwtso
             ドライバがユーザ設定可能な VLAN サポートを提供するなら、それぞ
             れ、拡張フレームの受信、ハードウェアのタグ処理、ハードウェアのフ
             レームフィルタリング、チェックサムオフロード、または VLAN 上の
             TSO を有効にします。これは、vlan(4) インタフェース自体で発行する
             のではなく、vlan(4) に関連している物理インタフェースで発行しなけ
             ればならないことに注意してください。

     -vlanmtu, -vlanhwtag, -vlanhwfilter, -vlanhwtso
             ドライバがユーザ設定可能な VLAN サポートを提供するなら、それぞ
             れ、拡張フレームの受信、ハードウェアのタグ処理、ハードウェアのフ
             レームフィルタリングまたは VLAN 上の TSO を無効にします。

     vnet jail
             名前または JID によって指定された、jail(8) からのインタフェースを
             移動します。jail に仮想ネットワークスタックがあるなら、インタ
             フェースは、現在の環境から見えなくなり、jail に目に見えるようにな
             ります。

     -vnet jail
             名前または JID によって指定された、jail(8) からのインタフェースを
             再要求 (reclaim) します。jail に仮想ネットワークスタックがあるな
             ら、インタフェースは、jail から見えなくなり、現在のネットワーク環
             境に目に見えるようになります。

     polling
             ドライバがこのモードをサポートしているなら、polling(4) 機能をオン
             にし、インタフェースでの割り込みを無効にします。

     -polling
             polling(4) 機能をオフにし、インタフェースでの割り込みモードを有効
             にします。

     create  指定されたネットワーク疑似デバイスを作成します。インタフェースが
             ユニット番号なしで与えられるなら、任意のユニット番号で新しいデバ
             イスを作成しようと試みます。任意のデバイスの作成が成功するなら、
             新しい装置名は、インタフェースが、おなじ ifconfig の呼び出しで名
             前を変更されるか、または破壊されない限り、標準出力に印刷 (表示)
             されます。

     destroy
             指定されたネットワーク疑似デバイスを破壊します。

     plumb   create パラメータの別名です。Solaris の互換性のために含まれていま
             す。

     unplumb
             destroy パラメータの別名です。Solaris の互換性のために含まれてい
             ます。

     metric n
             インタフェースの経路制御メトリックを n に設定します。デフォルト
             は、0 です。経路制御メトリックは、経路制御プロトコル (routed(8))
             によって使用されます。より高いメトリックは、好ましくない経路を作
             る効果があります。メトリックは、宛先ネットワークか、またはホスト
             への追加中継点とみなされます。

     mtu n   インタフェースの最大転送単位を n に設定します。デフォルトは、イン
             タフェース特有です。MTU は、インタフェースで転送されるパケットの
             サイズを制限するために使用されます。すべてのインタフェースが、MTU
             の設定をサポートしません、そして、いくつかのインタフェースには、
             範囲制限があります。

     netmask mask
             (Inet 専用。) ネットワークをサブネットワークに細分するためにどの
             くらいのアドレスを予約するかを指定します。mask は、アドレスのホス
             トフィールドから取られる、ローカルアドレスのネットワーク部とサブ
             ネット部を含んでいます。mask は、先導する `0x' を付けた単一の 16
             進数、ドット記法のインターネットアドレス、または、ネットワーク
             テーブル networks(5) にリストされた疑似ネットワーク名で指定するこ
             とができます。mask は、ネットワークとサブネット部に使用される 32
             ビットアドレスのビット位置に 1 を含んでいて、ホスト部に 0 を含ん
             でいます。mask は、少なくとも標準のネットワーク部を含むべきで、サ
             ブネットフィールドは、ネットワーク部と連続しているべきです。

             また、netmask は、アドレスの後の CIDR 記法で指定することができま
             す。詳しい情報については、前述の address オプションを参照してくだ
             さい。

     prefixlen len
             (Inet6 専用。) len ビットがネットワークからサブネットワークに細分
             するために予約されると指定します。len は、整数でなければなりませ
             ん、そして、構文上の理由で、0 から 128 の間でなければなりません。
             現在の IPv6 割り当て規則の下では、ほぼ常に 64 です。パラメータが
             省略されるなら、64 が使用されます。

             また、アドレスの後にスラッシュ記法を使用して接頭辞を指定すること
             ができます。詳しい情報については、前述の address オプションを参照
             してください。

     remove  -alias パラメータのための別名です。BSD/OS との互換性のために導入
             されています。

     link[0-2]
             インタフェースのリンクレベルでの特殊な処理を有効にします。これら
             の 3 つのオプションは、実際の効果でインタフェース特有です、しかし
             ながら、それらは、一般的に操作の特殊なモードを選択するために使用
             されます。この例は、SLIP 圧縮を有効にするか、またはいくつかのイー
             サネットカードのためのコネクタタイプを選択することです。詳しい情
             報に関しての特有のドライバについては、マニュアルページを参照して
             ください。

     -link[0-2]
             指定されたインタフェースでリンクレベルでの特殊な処理を無効にしま
             す。

     monitor
             インタフェースをモニタモードにします。パケットは、転送されず、受
             信されたパケットは、bpf(4) 処理の後に捨てられます。

     -monitor
             インタフェースをモニタモードから抜けます。

     up      インタフェースを ``up'' とマークします。これは、``ifconfig down''
             の後にインタフェースを有効にするために使用されます。インタフェー
             スに最初のアドレスを設定するとき、それは、自動的に起こります。以
             前に down とマークされたときにインタフェースがリセットされたな
             ら、ハードウェアは、再初期化されます。

     次のパラメータは、ICMPv6 Neighbor Discovery プロトコルのためのものです。
     アドレスファミリのキーワード ``inet6'' がそれらに必要であることに注意して
     ください:

     accept_rtadv
             フィラグを ICMPv6 Router Advertisement メッセージを受け付けできる
             ように設定します。sysctl(8) 変数 net.inet6.ip6.accept_rtadv は、
             このフラグがデフォルトで設定されるかどうかを制御します。

     -accept_rtadv
             フラグ accept_rtadv をクリアします。

     autoconf
             インタフェースのルータ通知を受け付けるためのフラグを設定します。

     -autoconf
             自動設定を無効にします。

     no_radr
             Router Advertisement メッセージを受け付けるシステムのルータがデ
             フォルトのルータリストに追加されるかどうかを制御するためのフラグ
             を設定します。accept_rtadv フラグが無効にされるとき、このフラグ
             は、効果がありません。sysctl(8) 変数 net.inet6.ip6.no_radr は、こ
             のフラグがデフォルトで設定されるかどうかを制御します。

     -no_radr
             フラグ no_radr をクリアします。

     auto_linklocal
             インタフェースが利用可能となるとき、フラグに自動リンクローカルア
             ドレス設定を実行するように設定します。sysctl(8) 変数
             net.inet6.ip6.auto_linklocal は、このフラグがデフォルトで設定され
             るかどうかを制御します。

     -auto_linklocal
             フラグ auto_linklocal をクリアします。

     defaultif
             デフォルトルータがないとき、デフォルトルートとして指定されたイン
             タフェースを設定します。

     -defaultif
             フラグ defaultif をクリアします。

     ifdisabled
             フラグを指定されたインタフェースで IPv6 ネットワーク通信のすべて
             を無効にするように設定します。そのインタフェースに設定された IPv6
             アドレスが既にあるなら、それらのすべてが ``tentative'' であるとし
             てマークされ、DAD は、このフラグがクリアされるとき、実行されるこ
             とに注意してください。

     -ifdisabled
             フラグ ifdisabled をクリアします。このフラグがクリアされ、
             auto_linklocal フラグが有効にされるとき、リンクローカルアドレスの
             自動設定が実行されます。

     nud     フラグを Neighbor Unreachability Detection を有効にするように設定
             します。

     -nud    フラグ nud をクリアします。

     no_prefer_iface
             RFC 3484 ソースアドレス選択の規則 5 を支持しないようにフラグを設
             定します。実際に、これは、ip6addrctl(8) で設定可能な、アドレス選
             択ポリシテーブルに決定を効率的に産出して、発信インタフェースのア
             ドレスが優先されないことを意味します。

     -no_prefer_iface
             フラグ no_prefer_iface をクリアします。

     no_dad  複製アドレス検出 (Duplicate Address Detection) を無効にするように
             フラグを設定します。

     -no_dad
             フラグ no_dad をクリアします。

     次のパラメータは、IPv6 アドレスに特有です。アドレスファミリのキーワード
     ``inet6'' は、それらのために必要とされることに注意してください:

     deprecated
             IPv6 の非推奨のアドレスビットを設定します。

     -deprecated
             IPv6 の非推奨のアドレスビットをクリアします。

     pltime n
             アドレスのための好ましい存続期間を設定します。

     prefer_source
             発信パケットのための発信元アドレスの候補としてアドレスの方を選ぶ
             ようにフラグを設定します。

     -prefer_source
             フラグ prefer_source をクリアします。

     vltime n
             アドレスのための有効な存続期間を設定します。

     次のパラメータは、create 要求で IEEE 802.11 無線インタフェースのクローニ
     ングに特有です:

     wlandev device
             クローン化されたデバイスの親として device を使用します。

     wlanmode mode
             このクローン化されたデバイスの操作モードを指定します。mode は、
             sta, ahdemo (または adhoc-demo), ibss, (または adhoc), ap, (また
             は hostap), wds, tdma, meshmonitor の 1 つです。クローン化さ
             れたインタフェースの操作モードを変更することはできません。tdma
             モードは、実際に特有のプロパティで adhoc-demo インタフェースとし
             て実装されます。

     wlanbssid bssid
             bssid に使用する 802.11 mac アドレス。レガシ (古い) wds デバイス
             の作成時間として、これを指定しなければなりません。

     wlanaddr address
             ローカル mac アドレス。これが指定されないなら、mac アドレスは、自
             動的にクローン化されたデバイスに割り当てらます。通常、このアドレ
             スは、親デバイスのアドレスと同じですが、bssid パラメータが指定さ
             れるなら、ドライバは、(サポートされるなら) デバイスのためのユニー
             クなアドレスを作ります。

     wdslegacy
             ``legacy mode'' (レガシモード) で動作すると wds デバイスをマーク
             します。レガシ (古い) wds デバイスには、固定のピア関連がありま
             す、そして、ないなら、例えば、それらのピア (通信相手) が、通信を
             停止するなら、ロームです。完全性のために、Dynamic WDS (DWDS) イン
             タフェースは、-wdslegacy としてマークされます。

     bssid   クローン化されたデバイスのためのユニークなローカル mac アドレスを
             要求します。デバイスが、複数の mac アドレスをサポートする場合にだ
             け、これは、可能です。親の mac アドレスの使用を強制するには、
             -bssid を使用します。

     beacons
             受信されたビーコン (標識) を追跡するためにハードウェアサポートに
             応じてクローン化されたインタフェースをマークします。ソフトウェア
             で追跡されたビーコンを持つためには、-beacons を使用します。また、
             hostap モードについて、ビーコンが転送するべきでないことを示すため
             に -beacons を使用することができます。WDS 設定を作成するとき、こ
             れを役に立てることができますが、アクセスポイントの通信相手として
             wds インタフェースのみを作成することができます。

     次のパラメータは、create 操作でクーロン化された IEEE 802.11 無線インタ
     フェースに特有です:

     ampdu   802.11n (デフォルト) を使用するとき、AMPDU フレームの送信と受信を
             有効にします。802.11n 仕様は、準拠したステーションが AMPDU フレー
             ムを受信することができなければならないと記載していますが、転送
             は、オプションです。802.11n で AMPDU のすべての使用を無効にするた
             めに、-ampdu を使用します。テストに関して、および/または相互運用
             性の問題の次善策のために、一方向の AMPDU の使用を制御するために
             ampdutxampdurx を使用することができます。

     ampdudensity density
             802.11n で動作するとき、使用される AMPDU 密度パラメータを設定しま
             す。このパラメータは、AMPDU フレームのための相互パケットギャップ
             を制御します。送信デバイスは、通常この設定を制御しますが、受信ス
             テーションは、より広いギャップを要求します。density (密度) のため
             の正当な値は、0, .25, .5, 1, 2, 4, 8 と 16 (マイクロ秒) です。-
             の値は、0 と同じように扱われます。

     ampdulimit limit
             802.11n で動作するとき、AMPDU フレームを受信するためにパケットサ
             イズの制限を設定します。limit のための正当な値は、8192, 16384,
             32768 と 65536 ですが、まさにユニークな接頭辞を指定することもでき
             ます: 8, 16, 32, 64 です。送信側は、AMPDU フレームのサイズを受信
             ステーションによって指定された最大未満となるように制限するかもし
             れないことに注意してください。

     amsdu   802.11n を使用するとき、AMSDU フレームの送信と受信を有効にしま
             す。デフォルトで、AMSDU は、受信しますが、転送されません。802.11n
             で AMSDU のすべての使用を無効にするためには、-amsdu を使用しま
             す。テストに関して、および/または相互運用性の問題の次善策のため
             に、一方向の AMPDU の使用を制御するために amsdutxamsdurx を使
             用することができます。

     amsdulimit limit
             802.11n で動作するとき、AMSDU フレームの送信と受信のためのパケッ
             トサイズの制限を設定します。limit のための正当な値は、7935 と
             3839 (バイト) です。送信側は、AMPDU フレームのサイズを受信ステー
             ションによって指定された最大未満となるように制限するかもしれない
             ことに注意してください。また、デバイスは、7935 の制限をサポートす
             るために必要でなく、唯一の 3839 は、仕様によって要求され、より大
             きい値は、めったに使用されない機能性をサポートするために専念され
             るより多くのメモリを必要とするかもしれないことに注意してくださ
             い。

     apbridge
             アクセスポイントとして動作するとき、パケットを直接無線クライアン
             トの間に渡します (デフォルト)。それらをシステムに手渡し、代わりに
             ある他のメカニズムを使用して転送されるためには、-apbridge を使用
             します。トラフィックがパケットフィルタリングで処理されるときに、
             内部のブリッジを無効にすることは、役に立ちます。

     authmode mode
             インフラストラクチャモードで希望する認証モードを設定します。すべ
             てのアダプタがすべてのモードをサポートしているわけではありませ
             ん。有効なモードの組み合わせは、(共有キー), none, open, shared
             8021x (IEEE 802.1x) と wpa (IEEE WPA/WPA2/802.11i) です。8021xwpa モードは、認証サービス (アクセスポイントとして動作するとき、
             クライアント操作かユーザ識別 (authenticator) のためのサプリカント
             (supplicant)) を利用するときだけ役に立ちますモードは、大文字と小
             文字を区別しません。

     bgscan  ステーションとして動作するとき、バックグラウンドスキャンを有効に
             します。バックグラウンドスキャンは、アクセスポイントに関連づけら
             れたステーションが隣接しているステーションをスキャンするために一
             時的にチャネルを退く技術です。これによって、ステーションは、長い
             スキャン操作なしでアクセスポイントの間をローミングできるように、
             近いアクセスポイントのキャッシュを保持できます。バックグラウンド
             スキャンは、ステーションがビジーでないときにだけ、行われ、任意の
             外向きのトラフィックは、スキャン操作を中止します。外向きのトラ
             フィックがスキャン操作を割り込みするなら、いくつかの小さな待ち時
             間があるかもしれませんが、バックグラウンドスキャンは、パケットを
             決して失うべきではありません。デフォルトで、バックグラウンドス
             キャンは、デバイスが利用できるなら、有効にされます。バックグラウ
             ンドスキャンを無効にするには、-bgscan を使用します。バックグラウ
             ンドスキャンは、bgscanidlebgscanintvl パラメータによって制御
             されます。バックグラウンドスキャンは、ローミングのために有効にさ
             れなければなりません。これは、現在の実装の副作用であり、将来、必
             要でないかもしれません。

     bgscanidle idletime
             バックグラウンドスキャンが開始される前に、(フレームを転送しない
             か、または受信しない) アイドルでなければならないステーションの最
             小の時間を設定します。idletime パラメータは、ミリ秒単位で指定され
             ます。デフォルトで、バックグラウンドスキャンが開始される前に、ス
             テーションは、少なくとも 250 ミリ秒間アイドルでなければなりませ
             ん。アイドル時間は、100 ミリ秒未満に設定することはできません。

     bgscanintvl interval
             バックグラウンドスキャンが試みられるインターバル (間隔) を設定し
             ます。interval パラメータは、秒単位で指定されます。デフォルトで、
             バックグラウンドスキャンは、300 秒 (5 分) 毎であると見なされま
             す。interval は、15 秒未満に設定できません。

     bintval interval
             アドホックモードまたは AP モードで動作しているとき、ビーコンフ
             レームが送信される間隔を設定します。interval パラメータは、TU の
             (1024 usecs (マイクロ秒?)) 単位で指定されます。デフォルトでは、
             ビーコンフレームは、100 TU ごとに転送されます。

     bmissthreshold count
             ステーションがローミングを試みる (すなわち、新しいアクセスポイン
             トを検索する) ときに連続して失われるビーコンの数を設定します。デ
             バイスの能力に従って、上限値は、減少されるかもしれませんが、count
             パラメータは、1 から 255 の範囲でなければなりません。デフォルトの
             閾値は、7 つの連続して失われるビーコンですが、デバイスドライバに
             よって上書きされるかもしれません。bmissthreshold パラメータのため
             の別名は、bmiss です。

     bssid address
             BSS ネットワークのステーションとして動作するとき使用するアクセス
             ポイントの MAC アドレスを指定します。これは、システムによって行わ
             れた任意の自動選択を上書きします。以前に選択されたアクセスポイン
             トを無効にするためには、アドレスに any, none または - を供給しま
             す。このオプションは、2 つ以上のアクセスポイントが同じ SSID を使
             用するとき、役に立ちます。bssid パラメータのための別名は、ap で
             す。

     burst   パケットバーストを有効にします。パケットバーストは、複数のフレー
             ムを送信するために一旦、無線メディアを取得することによって、フ
             レーム間スペースを減少させる転送技術です。この技術は、転送オーバ
             ヘッドを減少することによって、スループットをかなり増加することが
             できます。パケットバーストは、802.11e QoS 仕様でサポートされ、QoS
             をサポートしないいくつかのデバイスでも機能するかもしれません。パ
             ケットバーストは、デバイスが機能するなら、デフォルトで有効にされ
             ます。パケットバーストを無効にするためには、-burst を使用します。

     chanlist channels
             アクセスポイントにスキャンするとき使用し、IBSS ネットワークに隣接
             するか、またはアクセスポイントとして動作するとき未使用のチャネル
             を検索するために必要なチャネルを設定します。チャネルの組は、単一
             のチャネル番号、または形式 ``a-b'' の範囲のいずれかで表現されるリ
             スト中の各要素がコンマで区切られたリストとして指定されます。チャ
             ネル番号は、範囲 1 から 255 であり、デバイスの動作特性に従って許
             容されなければなりません。

     channel number
             単一の必要なチャネルを設定します。チャネルは、1 から 255 までの範
             囲ですが、利用可能な正確な選択は、利用者のアダプタが製造された領
             域によって決まります。チャネルを any または - に設定することは、
             任意の必要なチャネルをクリアし、デバイスがマークされるなら、チャ
             ネルのスキャンが、動作するように強制されます。もう一つの方法とし
             て周波数が、メガヘルツ単位で、チャネル番号の代わりに指定されま
             す。

             チャネルを使用するいくつかの方法があるとき、チャネル番号/周波数
             を、はっきりさせるために属性が追加されます。例えば、デバイスが
             802.11n と 802.11g でチャネル 6 で動作することができるなら、g だ
             けの使用を指定することができるものは、``6:g'' を指定することに
             よって使用されるべきです。同様に、``/'' をつけてそれを追加するこ
             とによって、チャネル幅を指定することができます。例えば、``6/40''
             は、40MHz 幅のチャネルを指定し、次のようにそれらの属性を結合する
             ことができます: ``6:ht/40''。フラグの完全なセットは、次の通り
             ``:'' に続けて指定します: a (802.11a), b (802.11b), d (Atheros
             Dynamic Turbo モード), g (802.11g), h または n (802.11n 別名 HT),
             s (Atheros Static Turbo モード), と t (Atheros Dynamic Turbo モー
             ド、または ``st'' と  ``dt'' に追加します)。`/' に続くチャネル幅
             の完全なセットは、次の通りです: 5 (5MHz 別名クォータレートチャネ
             ル), 10 (10MHz 別名ハーフレートチャネル), 20 (20MHz 普通 ht20 と
             指定して使用される) と 40 (40MHz 普通 ht40 と指定して使用され
             る)。さらに、40MHz HT チャネル仕様は、それぞれ上と下に ``+'' また
             は ``-'' を追加することによって、拡張チャネルの位置を含むことがで
             きます。例えば、``2437:ht/40+'' は、周波数 2437 のセンタチャネル
             と上記の拡張チャネルで 40MHz 幅 HT の操作を指定します。

     country name
             操作の規制設定で使用するカントリ (国) コードを設定します。特に、
             無線デバイスがチャネルでどのように操作されるか、利用可能なチャネ
             ルのセット、とチャネルで使用することができる最大転送電源は、この
             設定によって定義されます。カントリ/リージョンコードは、ISO 3166
             によって定義される 2 文字の略語、または長いもの使用するように指定
             されますが、たぶんあいまいなスペルです。例えば、"ES" と "Spain"。
             カントリコードのセットは、/etc/regdomain.xml から取って、また、
             ``list countries'' 要求で見ることができます。すべてのデバイスが、
             デフォルトの設定からカントリコードの変更をサポートしているわけで
             はないことに注意してください。通常、EEPROM に格納されます。また、
             regdomain, indoor, outdooranywhere を参照してください。

     dfs     802.11h の指定として Dynamic Frequency Selection (動的周波数選択)
             (DFS) を有効にします。DFS は、オーバラップしているレーダシグナル
             の検出、動的な転送電力制御、最少の混雑している基準に従ってチャネ
             ル選択を含むいくつかの機能を具体化しています。DFS サポートは、特
             定のロケール (例えば、ETSI) のおよそ 5GHz の周波数を強制します。
             デフォルトで、DFS は、/etc/regdomain.xml で指定された規制の定義と
             現在のカントリコード、regdomain とチャネルに従って有効にされま
             す。基本的なデバイス (そして、ドライバ) は、完全な DFS サポートが
             動作するレーダ検出をサポートしなければならないことに注意してくだ
             さい。要求されるローカル規制エージェンシ周波数で完全に準拠するた
             めに、DFS は、それが完全にサポートされないなら、使用されるべきで
             はありません。テストのためのこの機能性を無効にするためには、-dfs
             を使用します。

     dotd    802.11d 仕様 (デフォルト) のサポートを有効にします。このサポート
             がステーションモードで有効にされるとき、現在設定されているカント
             リコードと異なるカントリコードを通知するビーコンフレームは、ユー
             ザアプリケーションにイベントをディスパッチさせます。そのカントリ
             コードを採用して、関連する規制の制約に従って動作する、ステーショ
             ンによってこのイベントを使用できます。有効にされた 802.11d でアク
             セスポイントとして動作するとき、転送されたフレームを要求するビー
             コンとプローブは、現在の規制のドメインの設定を通知します。802.11d
             を無効にするためには、-dotd を使用します。

     doth    スペクトル管理を含む 802.11h サポートを有効にします。802.11h が有
             効にされるなら、ビーコンとプローブの応答フレームは、ケーパビリ
             ティフィールドに設定された SpectrumMgt ビットがあり、カントリ
             (国) と電源抑制情報要素は、存在します。また、802.11h サポートは、
             アクセスポイントによってチャネル変更を調整するためにメカニズムで
             ある、Channel Switch Announcements (CSA) の操作を含みます。デフォ
             ルトで、802.11h は、デバイスが可能であるなら、有効にされます。
             802.11h を無効にするには、-doth を使用します。

     deftxkey index
             転送に使用するためのデフォルトキーを設定します。通常、これは、WEP
             暗号化を使用するときだけ設定されます。利用者は、外向きのトラ
             フィックの暗号化で使用するためのキーを知るシステムのためのデフォ
             ルトの転送キーを設定しなければならないことに注意してください。
             weptxkey は、この要求 (リクエスト) の別名です。後方互換性のために
             提供されています。

     dtimperiod period
             ap モードで動作するときバッファリングされたマルチキャストデータフ
             レームを転送するための DTIM 期間を設定します。period は、DTIM の
             間のビーコンの間隔の数を指定して、1 から 15 の範囲でなければなり
             ません。デフォルトでは、DTIM は、1 (すなわち、DTIM は、各ビーコン
             で起こる) です。

     quiet   静かな (quiet) IE の使用を有効にします。hostap は、5GHz 周波数で
             動作するとき、レーダ探知のための干渉を縮小するために、静かな他の
             ステーションに、これを使用し、doth サポートは、有効にされます。こ
             の機能を無効にするためには、-quiet を使用します。

     quiet_period period
             Quiet 要素によって定義された、定期的にスケジュールされた quiet 間
             隔の開始の間のビーコン間隔の数に QUIET period を設定します。

     quiet_count count
             次の quiet 間隔の間のビーコン間隔が開始するまで、TBTT の数に
             QUIET count を設定します。1 の値は、quiet 間隔が、次の TBTT で開
             始されるビーコン間隔の間に開始されることを示します。値 0 は、予約
             されています。

     quiet_offset offset
             TU で表現される、Quiet カウントよって指定される TBTT の quiet 間
             隔の開始のオフセットに QUIET offset を設定します。offset の値は、
             1 未満ビーコン間隔であるものとします。

     quiet_duration dur
             TU で表現される、Quiet 間隔の持続時間に QUIET dur を設定します。
             値は、ビーコン間隔未満であるべきです。

     dturbo  別の Dynamic Turbo 可能なステーションと通信とき、Atheros Dynamic
             Turbo モードの使用を有効にします。Dynamic Turbo モードは、ステー
             ションが通常の 802.11 操作と 40MHz 幅のチャンルが通信のために使用
             される ``boosted'' モードを切り換えることによる Atheros 特有のメ
             カニズムです。チャンルが非 dturbo ステーションがないときだけ、
             Dynamic Turbo モードを使用するステーションは、boosted で動作しま
             す。非 dturbo ステーションがチャネル上で識別されるとき、すべての
             ステーションは、自動的に通常の操作に戻ります。デフォルトで、たと
             えデバイスが可能であっても、Dynamic Turbo モードは、有効にされま
             せん。(動的または静的な) turbo モードは、規定面の制約によって、い
             つくかのチャネルでのみ許可されることに注意してください。turbo
             モードが使用されるチャネルを識別するためには、list chan コマンド
             を使用します。Dynamic Turbo モードを無効にするためには、-dturbo
             を使用します。

     dwds    Dynamic WDS (DWDS) サポートを有効にします。DWDS は、インフラスト
             ラクチャモードで動作するステーションの間で通信することができる 4
             アドレスのトラフィックの機能です。ステーションは、最初に、アクセ
             スポイントと通常の手続きを使用する認証 (例えば、WPA) と関連させま
             す。次に、4 アドレスのフレームは、無線リンクのどちらの側でも動作
             するステーションのためのトラフィックを伝えるために渡されます。
             DWDS は、既存のセキュリティがプロトコルを活用し、静的な結合を排除
             することによって、通常の WDS メカニズムを拡張します。

             DWDS がアクセスポイントで有効にされるとき、認可されたステーション
             から受信された 4 アドレスフレームは、``DWDS discovery'' イベント
             をユーザアプリケーションに生成します。このイベントは、リモートス
             テーション (と、通常、ブリッジと垂直である) にバインドされる WDS
             インタフェースを作成するために使用されるべきです。いったん、WDS
             インタフェースが、動作し、4 アドレスのトラフィックを実行すると、
             論理的なフローが、そのインタフェースに通ります。

             DWDS がステーションで有効にされるとき、ピアステーションと異なった
             宛先アドレスがあるトラフィックは、4 アドレスのフレームでカプセル
             化され、ピアに転送されます。すべての 4 アドレスのトラフィックは、
             ステーションのセキュリティ情報を使用します (例えば、暗号化キー)。
             802.11n 機能を使用することで関連しているステーションは、これらと
             同じメカニズムを使用して、4 アドレスのトラフィックを運びます。こ
             れは、利用可能なリソースとデバイスのケーパビリティに依存します。
             DWDS 実装は、マルチキャストトラフィックの層 2 のルーティングルー
             プに対して保護します。

     ff      別の Fast Frames 可能なステーションでの通信のとき、Atheros Fast
             Frames の使用を有効にします。Fast Frames は、2 つの 802.3 フレー
             ムが、単一の 802.11 フレームで転送されるカプセル化のテクニックで
             す。これは、スループットを著しく改良することができますが、受信ス
             テーションがフレームのカプセル化を解除する方法を理解していること
             が必要です。Fast frame の使用は、非 Atheros デバイスと通信すると
             き、有効にされた使用が安全であるので、Atheros 802.11 業者特有のプ
             ロトコル拡張を使用してネゴシエートされます。デフォルトで、デバイ
             スが利用可能であるなら、fast frame (速いフレーム) の使用は、有効
             にされます。明白に fast frame (速いフレーム) を無能にするために
             は、-ff を使用します。

     fragthreshold length
             転送されたフレームが断片に分解されるスレッシュホールド (閾値) を
             設定します。length 引数は、バイト単位のフレームサイズであり、範囲
             256 から 2346 でなければなりません。length を 2346, any, または -
             に設定することは、転送の断片化を無効にします。すべてのアダプタが
             断片化の敷居を支持するとは限りません。

     hidessid
             アクセスポイントとして動作するとき、ビーコンフレームで SSID をブ
             ロードキャストしません、または、それらが ap に向けられないなら
             (すなわち、それらは、ap の SSID を含んでいます) 要求フレームをプ
             ローブするために応答します。デフォルトでは、SSID は、ビーコンフ
             レームに含まれています、そして、向けられていないプローブ要求フ
             レームに答えます。SSID 等のブロードキャストを再び有効にするために
             は、-hidessid を使用します。

     ht      802.11n (デフォルト) を使用するとき、High Throughput (HT) の使用
             を有効にします。802.11n 仕様は、802.11b, 802.11g と 802.11a で指
             定されるより、異なったシグナルメカニズムを使用する 20MHz と 40MHz
             のワイドチャネルでの操作のためのメカニズムを含んでいます。それら
             が関連するとき、ステーションは、HT20 と HT40 と呼ばれる、これらの
             機能の使用を交渉します。802.11n のすべての使用を無効にするには、
             -ht を使用します。HT20 (例えば HT40 だけの使用を強制するためには)
             の使用を無効にするには、-ht20 を使用します。HT40 の使用を無効にす
             るには、-ht40 を使用します。

             HT 設定は、いくつかの選択が利用可能であるとき、``auto promote''
             操作に使用されます。例えば、ステーションが、11n 対応のアクセスポ
             イントと関連するなら、それは、ステーションがレガシ操作、HT20 また
             は HT40 を使用するかどうかを制御します。11n 対応デバイスがアクセ
             スポイントとしてセットアップされるとき、Auto Channel Selection
             は、操作されるチャネルの位置を見つけるために使用され、HT 設定は、
             レガシ、HT20 または HT40 操作が選択されたチャネルでセットアップさ
             れるかどうかを制御します。固定のチャネルがステーションのために指
             定されるなら、チャネル仕様の一部として HT 設定を与えることができ
             ます。例えば、6:ht/20 は、チャネル 6 で HT20 操作をセットアップし
             ます。

     htcompat
             pre-802.11n デバイス (デフォルト) の互換性のサポートの使用を有効
             にします。802.11n プロトコル仕様は、いくつかの互換性のない繰り返
             しを検討しています。いくつかのベンダは、純粋に 11n 準拠のステー
             ションと同時に使用しない古い仕様の 11n サポートを実装しています。
             特に、古いデバイスのための管理フレームに含まれている情報要素は、
             異なっています。互換性サポートが両方の標準で有効にされるとき、コ
             ンパチブルデータが提供されます。互換性のあるメカニズムを使用する
             関連するステーションは、``list sta'' で表示されます。互換性のサ
             ポートを無効にするには、-htcompat を使用します。

     htprotmode technique
             802.11n で動作するインタフェースに関して、ミックスされたレガシ/HT
             ネットワークで HT フレームを保護するために指定された technique
             (テクニック) を使用します。有効なテクニックのセットは、offrts
             (デフォルトは、RTS/CTS) です。テクニック名は、大文字と小文字を区
             別しません。

     inact   アクセスポイント (デフォルト) に関連づけられたステーションに対し
             て不活発な処理を有効にします。アクセスポイントとして動作すると
             き、802.11 層は、それぞれの関連ステーションの活動をモニタします。
             ステーションが 5 分間不活発であるとき、ステーションが、まだ存在し
             ているかどうか確認するためにいくつかの ``probe frames'' (プローブ
             フレーム) を送信します。応答が受信されないなら、ステーションは、
             認証されません。この仕事を扱うのを好むアプリケーションは、-inact
             を使用することによって、この機能を無効にすることができます。

     indoor  規制の制約を計算で使用する位置を設定します。また、位置は、dotd で
             802.11d が有効にされるとき、フレームを要求するビーコンとプローブ
             で通知されます。また、outdoor, anywhere, countryregdomain を
             参照してください。

     list active
             chanlist 指示で設定された任意の制限も考慮に入れて利用可能なチャネ
             ルのリストを表示します。詳しい情報に関しては、list chan の説明を
             参照してください。

     list caps
             サポートされている操作モードを含んでアダプタのケーパビリティ (機
             能) を表示します。

     list chan
             利用可能なチャネルのリストを表示します。チャネルは、それらの IEEE
             チャネル番号、相当周波数と使用モードとともに表示されます。`11g'
             として識別されたチャネルも `11b' モードで利用可能です。`11a
             Turbo' として識別されたチャネルは、(mediaopt turbo で指定される)
             Atheros' Static Turbo モードのためだけに使用されます。`*' でマー
             クされたチャネルは、受動的にスキャンされるという規定上の制約があ
             ります。通常、チャネルで操作するアクセスポイントからビーコンフ
             レームを受け付けることによって、802.11 通信に使用されるチャネルを
             識別するまで、ステーションがチャネルで転送を許可されていないこと
             を意味します。list freq は、この情報を要求 (リクエスト) する別の
             方法です。デフォルトで、チャネルの圧縮されたリストを表示します。
             -v オプションが指定されるなら、すべてのチャネルを表示します。

     list countries
             規制設定で使用することができる、カントリ (国) コードと規制ドメイ
             ンのセットを表示します。

     list mac
             現在の MAC Access Control List の状態を表示します。各アドレスに
             は、適応された現在のポリシを示す文字が前に付けれられます: `+'
             は、アドレスがアクセスが許されていることを示し、`-' は、アドレス
             がアクセスを拒否されていること示し、`*' は、アドレスが存在してい
             ますが、現在のポリシがオープンであること (したがって、ACL は、調
             べられません) を示します。

     list mesh
             メッシュネットワークで転送されるパケットに使用される、メッシュ経
             路制御テーブルを表示します。

     list regdomain
             利用可能なチャネルと転送電源キャップを含む現在の規制の設定を表示
             します。

     list roam
             ローミング操作を管理するパラメータを表示します。

     list txparam
             転送操作を管理するパラメータを表示します。

     list txpower
             各チャネルのために転送電源キャップを表示します。

     list scan
             アクセスポイント、および/または、その付近に位置する特別な隣りのも
             のを表示します。この情報は、scan 要求でアダプタによって、または
             バックグラウンドスキャンを通して自動的に更新されます。ステーショ
             ンのケーパビリティによって、出力に次のフラグを含むことができます:

             A    認定します。ステーションがデータフレームを送信/受信すること
                  が許可されていることを示します。

             E    Extended Rate Phy (拡張レート Phy) (ERP)。ステーションが、拡
                  張転送レートを使用する 802.11g ネットワークで動作することを
                  示します。

             H    High Throughput (高スループット) (HT)。ステーションが、HT 転
                  送レートを使用することを示します。直後に `+' が続くなら、ス
                  テーションは、htcompat が有効にされるときだけ、サポートされ
                  た推奨されないメカニズムを使用して関連付けられます。

             P    電力節約。ステーションが、電力節約モードで動作することを示し
                  ます。

             Q    Quality of Service (サービスの質) (QoS)。ステーションが、
                  データフレームに QoS カプセル化を使用していることを示しま
                  す。QoS カプセル化は、WME モードが有効にされるときだけ、有効
                  にされます。

             S    短い序文。ステーションが 802.11g と 802.11b でのスループット
                  性能を改良するためにオプションで短い序文を行うことを示しま
                  す。

             T    Transitional Security Network (過渡的なセキュリティネット
                  ワーク) (TSN)。ステーションが TSN を使用して結び付けられてい
                  ることを示します。また、下記の tsn を参照してください。

             W    Wi-Fi Protected Setup (Wi-Fi 保護されたセットアップ) (WPS)。
                  ステーションが WPS を使用して結び付けられていることを示しま
                  す。

             デフォルトで、隣接しているステーションから獲得された興味ある情報
             要素は、それぞれの行の終わりに表示されます。指定できるな要素は、
             次の通りです: WME (ステーションは、WME をサポート)、WPA (ステー
             ションは、WPA をサポート)、WPS (ステーションは、WPS をサポート)、
             RSN (ステーションは、802.11i/RSN をサポート)、HTCAP (ステーション
             は、802.11n/HT 通信をサポート)、ATH (ステーションは、Atheros プロ
             トコル拡張をサポート)、VEN (ステーションは、未知のベンダ特有の拡
             張をサポート) です。-v フラグが使用されるなら、すべての情報要素と
             それらの内容が表示されます。また、-v フラグを指定すると、長い
             SSID の表示が有効にされます。list ap コマンドは、この情報を要求す
             る別の方法です。

     list sta
             アクセスポイントとして動作するとき、現在関連しているステーション
             を表示します。アドホック (特別) モードで動作するとき、IBSS の隣り
             のものとして確認されたステーションを表示します。メッシュモードで
             動作するとき、MBSS の隣りのものとして確認されたステーションを表示
             します。ステーションモードで動作するとき、アクセスポイントを表示
             します。ステーションによって通知されたケーパビリティ (能力) は、
             scan 要求 (リクエスト) で説明されます。ステーションのケーパビリ
             ティによって、次のフラグを出力に含むことができます:

             A    認可されている。ステーションがデータフレームを送信/受信する
                  ことが許可されていることを示します。

             E    拡張された Rate Phy (ERP)。ステーションが拡張された転送レー
                  トを使用して 802.11g ネットワークで動作していることを示しま
                  す。

             H    高いスループット (HT)。ステーションが、HT 転送レートを使用す
                  ることを示します。`+' が直後に続くなら、ステーションは、
                  htcompat が有効にされるときだけ、サポートされた推奨されない
                  メカニズムを使用して関連付けられます。

             P    電源節約。ステーションが省電力モードで動作していることを示し
                  ます。

             Q    サービスの質 (Quality of Service) (QoS)。ステーションがデー
                  タフレームのために QoS カプセル化を使用していることを示しま
                  す。QoS カプセル化は、WME モードが有効にされているときのみ、
                  有効にされます。

             S    短い序文。ステーションが 802.11g と 802.11b でのスループット
                  性能を改良するためにオプションで短い序文を行うことを示しま
                  す。

             T    Transitional Security Network (過渡的なセキュリティネット
                  ワーク) (TSN)。ステーションが TSN を使用して結び付けられてい
                  ることを示します。また、下記の tsn を参照してください。

             W    Wi-Fi Protected Setup (Wi-Fi 保護されたセットアップ) (WPS)。
                  ステーションが WPS を使用して結び付けられていることを示しま
                  す。

             デフォルトで、関連ステーションから受信された情報要素は、短い形式
             で表示されます。-v フラグによって、この情報は、シンボルで表示され
             ます。

     list wme
             WME モードで動作するとき使用する現在のチャネルパラメータを表示し
             ます。-v オプションが指定されるなら、チャネルと BSS パラメータの
             両方は、各 AC (最初は、チャネル、次は、BSS) のために表示されま
             す。アダプタのために WME モードが有効にされるとき、この情報は、通
             常の状態と共に表示されます。このコマンドは、WME モードが無効にさ
             れるとき、パラメータを調べるために主に役に立ちます。様々なパラ
             メータに関する情報については、wme 指示の記述を参照してください。

     maxretry count
             送信ユニキャストフレームで使用するトライ (試み) の最大数を設定し
             ます。デフォルトの設定は、6 ですが、ドライバは、それらを選択した
             値で、これを上書きします。

     mcastrate rate
             マルチキャスト/ブロードキャストフレームを転送する速度を設定しま
             す。速度は、メガビット/秒の 10 進数として指定されます。例えば、
             5.5Mb/s のためには、5.5 です。この速度は、現在の操作状況に対して
             有効であるべきです。無効の速度が指定されるなら、ドライバは、適切
             な速度を自由に選択できます。

     mgtrate rate
             管理、および/または、制御フレームを転送するためのレートを設定しま
             す。レートは、メガビット/秒として 10 進数単位で指定されます。例え
             ば、5.5 Mb/s に対して 5.5。

     outdoor
             計算の規制された制約で使用する位置を設定します。また、位置は、
             802.11d が dotd で有効にされるとき、ビーコンとプローブの応答フ
             レームで通知されます。また、anywhere, country, indoorregdomain を参照してください。

     powersave
             省電力操作を有効にします。クライアントとして動作するとき、ステー
             ションは、定期的に無線をオフにして、ウェートしているパケットがあ
             ることを告げるアクセスポイントからのメッセージを listen (接続を受
             け付け) することによって電源を節約します。そして、ステーション
             は、パケットを検索しなければなりません。すべてのデバイスは、クラ
             イアントとして省電力操作をサポートしません。802.11 仕様は、すべて
             のアクセスポイントが省電力をサポートすることを要求していますが、
             いくつかのドライバは、そうではありません。クライアントとして動作
             するとき、省電力操作を無効にするためには、-powersave を使用しま
             す。

     powersavesleep sleep
             TU 単位で (1024 usec) 必要な最大省電力スリープ時間を設定します。
             デフォルトで、最大の省電力スリープ時間は、100 TU です。

     protmode technique
             802.11g で動作するインタフェースに関して、混合された 11b/11g ネッ
             トワークで OFDM フレームを保護するために指定された technique (テ
             クニック) を使用します。有効なテクニックの組は、off, cts (自体へ
             の CTS) と rtscts (RTS/CTS) です。テクニック名は、大文字と小文字
             を区別しません。すべてのデバイスが、保護のテクニックとして cts を
             サポートしているわけではありません。

     pureg   802.11g モードでアクセスポイントとして動作するとき、11g の機能が
             あるステーションのみが結合することを許可されます (11b のみのス
             テーションが結合することは、許可されていません)。11g と 11b のみ
             のステーションの両方を結合できるようにするためには、-pureg を使用
             します。

     puren   802.11n モードでアクセスポイントとして動作するとき、(レガシステー
             ションが関連することが許可されていない) HT 対応ステーションのみ、
             関連付けることができます。HT とレガシステーションの両方を関連付け
             ることができるためには、-puren を使用します。

     regdomain sku
             操作のための規制の制約を計算するために使用する規制のドメインを設
             定します。特に、利用可能なチャネルのセットで、無線デバイスは、
             チャネルでどのように操作されるか、そして、チャネルで使用できる最
             大の転送電力は、この設定によって定義されます。regdomain コード
             (SKU の) は、/etc/regdomain.xml から取られ、また、``list coun
             tries'' 要求で見ることができます。すべてのデバイスが、デフォルト
             の設定から regdomain を変更することをサポートするわけではないこと
             に注意してください。通常、EEPROM に格納されます。また、country,
             indoor, outdooranywhere を参照してください。

     rifs    HT チャネルで 802.11n で動作するとき、Reduced InterFrame Spacing
             (RIFS) の使用を有効にします。それを使用するためには、ステーション
             とアクセスポイントの両方で RIFS をサポートしなければならないこと
             に注意してください。RIFS を無効にするためには、-rifs を使用しま
             す。

     roam:rate rate
             BSS で動作するとき、ローミングを制御するための閾値を設定します。
             rate パラメータは、ローミングが考慮されるべきであるメガビット単位
             で転送レートを指定します。現在の転送レートがこの設定より下に下が
             り、バックグラウンドスキャンが有効にされているなら、システムは、
             より望ましいアクセスポイントが利用可能であるかをチェックし、それ
             に切り替えます。現在のスキャンキャッシュの内容は、それらが
             scanvalid パラメータにしたがって、有効であると見なされますなら、
             使用されます。そうでなければ、任意の選択が起こる前に、バックグラ
             ウンドスキャン操作が、トリガされます。各チャネルタイプには、個別
             のレート閾値があります。デフォルト値は、次の通りです: 12 Mb/s
             (11a), 2 Mb/s (11b), 2 Mb/s (11g), MCS 1 (11na, 11ng)。

     roam:rssi rssi
             BSS で動作するとき、ローミングを制御するための閾値を設定します。
             rssi パラメータは、ローミングが考慮されるべきである dBm 単位で受
             信シグナルの強度を指定します。現在の rssi が、この設定の下に下が
             り、バックグラウンドスキャンが有効にされているなら、システムは、
             より望ましいアクセスポイントが利用可能であるかをチェックし、それ
             に切り替えます。現在のスキャンキャッシュの内容は、それらが
             scanvalid パラメータにしたがって、有効であると見なされますなら、
             使用されます。そうでなければ、任意の選択が起こる前に、バックグラ
             ウンドスキャン操作が、トリガされます。各チャネルタイプには、別々
             の rssi 閾値があります。デフォルト値は、すべて 7dBm です。

     roaming mode
             ステーションとして動作するとき、現在のアクセスポイントとの通信が
             壊れているとき、システムがどのように振る舞うかを制御します。mode
             引数は、device (ハードウェアデバイスが決定するように残す)、auto
             (デバイスまたはオペレーティングシステムのいずれかを適切に取り扱
             う)、manual (明らかに指示されるまで何もしない) のうちの 1 つで
             す。デフォルトでは、デバイスは、可能であるなら、これを取り扱うた
             めに残されます。そうでなければ、オペレーティングシステムは、通信
             を復旧することを自動的に試みます。手動モードは、アクセスポイント
             の選択を制御したい wpa_supplicant(8) のようなアプリケーションで使
             用されます。

     rtsthreshold length
             送信されたフレームが RTS 制御フレームの送信によって先行されるス
             レッシュホールド (閾値) を設定します。length 引数は、バイト単位の
             フレームサイズであり、範囲 1 から 2346 でなければなりません。
             length を 2346, any または - に設定することは、RTS フレームの送信
             を無効にします。すべてのアダプタが、RTS 閾値の設定をサポートして
             いるわけではありません。

     scan    隣接しているステーションのスキャンを開始し、それが終了するまで待
             ち、見つかったすべてのステーションを表示します。スーパユーザだけ
             がスキャンを開始することができます。表示の情報については、list
             scan を参照してください。デフォルトで、バックグラウンドスキャン
             は、完了しています。そうでなければ、フォアグランドスキャンは、終
             了され、ステーションは、異なったアクセスポイントに移動します。
             list scan 要求は、新しいスキャンを開始しないで最近のスキャン結果
             を表示するために使用することができます。

     scanvalid threshold
             スキャンキャッシュ内容が有効であると考えられる最大の時間を設定し
             ます。すなわち、データをリフレッシュするために最初にトリガされる
             スキャン操作なしに使用されます。threshold パラメータは、秒単位に
             指定され、デフォルトは、60 秒です。threshold のための最小の設定
             は、10 秒です。この閾値は、注意して設定されるべきです。それがあま
             りに低く設定されるなら、別のアクセスポイントに移動する試みは、不
             要なバックグラウンドスキャン操作のトリガとなります。

     shortgi
             HT チャネルで 802.11n で動作するとき、Short Guard Interval の使用
             を有効にします。注: これは、現在、HT40 と HT20 チャネルの両方で
             Short GI を有効にします。Short GI を無効にするには、-shortgi を使
             用します。

     smps    802.11n で動作するとき、Static Spatial Multiplexing Power Save
             (SMPS) の使用を有効にします。Static SMPS で動作するステーション
             は、単一受信チェーンアクティブでのみ持続します (これは、電力消費
             量をかなり抑えることができます)。SMPS を無効にするためには、-smps
             を使用します。

     smpsdyn
             802.11n で動作するとき、Dynamic Spatial Multiplexing Power Save
             (SMPS) の使用を有効にします。Dynamic SMPS で動作するステーション
             は、単一受信チェーンアクティブでのみ持続しますが、RTS フレームを
             受信するとき、複数の受信チェーンに切り替えます (これは、電力消費
             量をかなり抑えることができます)。ステーションは、複数の受信チェー
             ンを有効にするための  RTS/CTS と他の目的に使用されるものと区別す
             ることができないことに注意してください。SMPS を無効にするために
             は、-smps を使用します。

     ssid ssid
             必要な Service Set Identifier (サービスセット識別子) (別名ネット
             ワーク名) を設定します。SSID は、32 文字までの文字列であり、通常
             の文字列か、または `0x' によって先行されているとき、16 進数で指定
             されます。さらに、SSID は、それを `-' に設定することによって、ク
             リアされます。

     tdmaslot slot
             TDMA と共に動作するとき、指定された slot 設定を使用します。slot
             は、0 と BSS のスロットの最大数の間の数です。スロット 0 として設
             定されたステーションは、マスタであり、BSS の通知をビーコンフレー
             ムでブロードキャスト (同報通信) することに注意してください。他の
             スロットを使用するために設定されたステーションは、常にそれらが転
             送される前に、マスタの場所を見つけるためにスキャンされます。デ
             フォルトで、tdmaslot は、1 に設定されます。

     tdmaslotcnt cnt
             TDMA と共に動作するとき、cnt スロットで BSS を設定します。スロッ
             トカウントは、多くても 8 となります。現在の実装は、2 つのステー
             ションでのみテストされています (すなわち、ポイントツーポイント
             (point to point) アプリケーション)。この設定は、ステーションがス
             ロット 0 として設定されるときだけ、意味があります。他のステーショ
             ンは、それらが接合する BSS から、この設定を採用します。デフォルト
             で、tdmaslotcnt は、2 に設定されます。

     tdmaslotlen len
             TDMA と共に動作するとき、各ステーションは、len マイクロ秒の長さの
             スロットを持つように、BSS を設定します。スロットの長さは、少なく
             とも 150 マイクロ秒 (1/8 TU) で、65 ミリ秒未満でなければなりませ
             ん。すくな過ぎるスロットの長さの設定は、タイマの精度と保護時間の
             ような要素のために不十分なチャネル帯域幅利用の結果となるかもしれ
             ないことに注意してください。この設定は、ステーションがスロット 0
             として設定されるときだけ、意味があります。他のステーションは、そ
             れらが接合する BSS から、この設定を採用します。デフォルトで、
             tdmaslotlen は、10 ミリ秒に設定されます。

     tdmabintval intval
             TDMA と共に動作するとき、ビーコンが、TDMA スロットタイミングと同
             期させるために、すべての intval スーパフレームを転送されるような
             BSS を設定します。スーパフレームは、スロットの長さ掛けるスロット
             の数として定義されます。例えば、10 ミリ秒の 2 つのスロットがある
             BSS には、20 ミリ秒のスーパフレームがあります。ビーコン間隔は、0
             でないかもしれません。tdmabintval の下側の設定によって、タイマ
             は、頻繁に再同期されます。重大なタイマドリフトが観察されるなら、
             これは、助けとなるかもしれません。デフォルトで、tdmabintval は、5
             に設定されます。

     tsn     WPA/802.11i でアクセスポイントとして動作するとき、レガシステー
             ションは、静的なキー WEP とオープンしている認証を使用して関連付け
             ることができます。WEP のレガシステーションの使用を許可しないため
             には、-tsn を使用します。

     txpower power
             転送フレームに使用される電力を設定します。power 引数は、.5 dBm 単
             位で指定されます。範囲外の値は、切り詰められます。一般的に、ほん
             のすこしの低めの電力設定のみが利用可能で、ドライバは、指定された
             値に最も近い設定を使用します。すべてのアダプタが、転送電力の変更
             をサポートしているわけではありません。

     ucastrate rate
             ユニキャウトフレームを転送する固定のレート (速度) を設定します。
             レートは、メガビット/秒の 10 進数として指定されます。例えば、
             5.5Mb/s のためには、5.5 です。このレートは、現在の操作状況に対し
             て有効であるべきです。無効のレートが指定されるなら、ドライバは、
             適切なレートを自由に選択できます。

     wepmode mode
             必要な WEP モードを設定します。すべてのアダプタがすべてのモードを
             サポートするわけではありません。有効なモードの組は、off, onmixed です。mixed モードは、暗号化と非暗号化トラフィックの両方を
             許すアクセスポイントとの関連を許すためにアダプタに明白に伝えま
             す。これらのアダプタでは、on は、アクセスポイントが暗号化された接
             続のみ許可しなければならないことを意味します。他のアダプタでは、
             一般的に、on は、mixed のための別の名前です。モードは、大文字と小
             文字を区別しません。

     weptxkey index
             転送に使用する WEP キーを設定します。これは、deftxkey によってデ
             フォルトの転送キーを設定することと同じです。

     wepkey key|index:key
             選択された WEP キーを設定します。index が与えられないなら、キー 1
             が設定されます。WEP キーは、ローカルネットワークとアダプタのケー
             パビリティ (機能) にもよりますが、5 または 13 文字 (40 ビットまた
             は 104 ビット) のいずれかです。それは、単純な文字列か、または、
             `0x' が前に付けられた一連の 16 進数として指定されます。最大の可搬
             性のためには、16 進数キーがお勧めです。通常、テキストキーから WEP
             暗号化へのマッピングは、ドライバ特有です。特に、Windows ドライバ
             は、この FreeBSD のマッピングとは異なっています。キーは、`-' を設
             定することによって、クリアされます。WEP がサポートされるなら、少
             なくとも 4 個のキーがあります。いくつかのアダプタは、4 個以上の
             キーをサポートします。そうであるなら、最初の 4 個のキー (1-4)
             は、標準の一時的なキーとなり、他のものは、NVRAM に格納された永続
             的なキーのようなアダプタ特有のキーとなります。

             利用者は、外向きのトラフィックの暗号化で使用するためのキーを知る
             システムのための deftxkey で転送キーを設定しなければならないこと
             に注意してください。

     wme     指定されたインタフェースで利用可能であるなら、Wireless Multimedia
             Extensions (WME) サポートを有効にします。WME は、リアルタイムとマ
             ルチメディアデータの効率的な通信をサポートする IEEE 802.11e 規格
             のサブセットです。WME サポートを無効にするためには、-wme を使用し
             ます。このパラメータの別名前は、wmm です。

             次のパラメータは、WME サポートが使用されてるときにだけ、意味があ
             ります。パラメータは、AC (Access Category) ごとに指定され、アクセ
             スポイントとして機能するとき、ステーションによって使用されるもの
             と、BSS のクライアントステーションのためのものに分割されます。後
             者は、アクセスポイントから受信され、(ステーションでは) 変更されま
             せん。次のアクセスカテゴリが認識されます:

             AC_BE  (または BE) ベストエフォート配信。
             AC_BK  (または BK) バックグラウンドトラフィック。
             AC_VI  (または VI) ビデオトラフィック。
             AC_VO  (または VO) 音声トラフィック。

             AC パラメータは、大文字と小文字を区別しません。トラフィックは、
             データフレームに関連している vlan 優先度か、IP カプセル化フレーム
             の ToS (Type of Service) 指示を使用してオペレーティングシステムで
             分類されます。どちらの情報も存在していないなら、トラフィックは、
             ベストエフォート (BE) カテゴリに割り当てられます。

             ack ac  ローカルステーションによって QoS 転送のための ACK ポリシ
                     を設定します。これは、ステーションによって転送されたデー
                     タフレームが受信ステーションからの ACK 応答を必要とするか
                     どうかを制御します。ACK のためのウェートを無効にするため
                     には、-ack を使用します。このパラメータは、ローカルステー
                     ションだけに適用されます。

             acm ac  ローカルステーションによって転送のための Admission Con
                     trol Mandatory (ACM) メカニズムを有効にします。ACM を無効
                     にするためには、-acm を使用します。BSS のステーションにお
                     いて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセスポイ
                     ントから受信された設定を示します。注意: ACM は、今のとこ
                     ろサポートされていません。

             aifs ac count
                     ローカルステーションによる転送のために使用する Arbitra
                     tion Inter Frame Spacing (AIFS) チャネルアクセスパラメー
                     タを設定します。BSS のステーションにおいて、このパラメー
                     タは、読み込み専用であり、アクセスポイントから受信された
                     設定を示します。

             cwmin ac count
                     ローカルステーションによる転送のために使用される CWmin
                     チャネルアクセスパラメータを設定します。BSS のステーショ
                     ンにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセ
                     スポイントから受信された設定を示します。

             cwmax ac count
                     ローカルステーションによる転送のために使用される CWmax
                     チャネルアクセスパラメータを設定します。BSS のステーショ
                     ンにおいて、このパラメータは、読み込み専用であり、アクセ
                     スポイントから受信された設定を示します。

             txoplimit ac limit
                     ローカルステーションによる転送のために使用される Trans
                     mission Opportunity Limit チャネルアクセスパラメータを設
                     定します。このパラメータは、WME ステーションが無線メディ
                     アへの転送を開始する権利があるとき、時間の間隔を定義しま
                     す。BSS のステーションにおいて、このパラメータは、読み込
                     み専用であり、アクセスポイントから受信された設定を示しま
                     す。

             bss:aifs ac count
                     BSS のステーションに送信する AIFS チャネルアクセスパラ
                     メータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作する
                     ときだけ、意味があります。

             bss:cwmin ac count
                     BSS のステーションに送信する CWmin チャネルアクセスパラ
                     メータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作する
                     ときだけ、意味があります。

             bss:cwmax ac count
                     BSS のステーションに送信する CWmax チャネルアクセスパラ
                     メータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作する
                     ときだけ、意味があります。

             bss:txoplimit ac limit
                     BSS のステーションに送信する TxOpLimit チャネルアクセスパ
                     ラメータを設定します。このパラメータは、ap モードで動作す
                     るときだけ、意味があります。

     wps     Wireless Privacy Subscriber (無線プライバシ加入者) サポートを有効
             にします。WPS サポートが、WPS 対応サプリカント (嘆願者) を必要と
             することに注意してください。この機能を無効にするには、-wps を使用
             します。

     次のパラメータは、ap モードで動作するとき、いくつかのアダプタで利用可能な
     オプションのアクセス制御リスト機能をサポートします。wlan_acl(4) を参照し
     てください。この機能によって、アクセスポイントは、ステーションの MAC アド
     レスに基づく接続要求を、受け付け/拒否できます。MAC アドレスのなりすまし
     は、容易であるので、この機能は、セキュリティを著しく高めないことに注意し
     てください。

     mac:add address
             指定された MAC アドレスをデータベースに追加します。ポリシ設定によ
             り、指定されたステーションからの接続要求は、許可されか、または拒
             否されます。

     mac:allow
             ACL ポリシをデータベースに登録されたステーションだけ接続できるよ
             うに設定します。

     mac:del address
             データベースから指定された MAC アドレスを削除します。

     mac:deny
             ACL ポリシをデータベースに登録されたステーションだけ接続でないよ
             うに設定します。

     mac:kick address
             強制的に指定されたステーションが認証されないようにします。通常こ
             れは、アドレスデータベースを更新した後にステーションをブロックし
             ます。

     mac:open
             ACL ポリシをすべてのステーションが接続できるように設定します。

     mac:flush
             データベースのすべてのエントリを削除します。

     mac:radius
             ACL ポリシを RADIUS サーバによって承認されたステーションによって
             のみ関連付けを許可するするように設定します。この機能は、RADIUS 処
             理 (そして、ステーションを認可するようにマークします) を扱うの
             で、正しいことを行うために設定される、hostapd(8) プログラムを必要
             とすることに注意してください。

     次のパラメータは、メッシュモードで動作する無線インタフェースに関連付けら
     れます:

     meshid meshid
             要求されたメッシュ識別子 (Mesh Identifier) を設定します。メッシュ
             ID は、最大 32 文字までの文字列です。メッシュインタフェースには、
             動作状態に到達するために指定されたメッシュ識別子 (Mesh Identi
             fier) がなければなりません。

     meshttl ttl
             メッシュ転送パケットのための要求された ``有効期限'' を設定しま
             す。これは、パケットが捨てられる前に、転送されるパケットの中継点
             (hop) の数です。meshttl のためのデフォルトの設定は、31 です。

     meshpeering
             隣接しているメッシュステーションがある相互接続を有効にするか、ま
             たは無効にする。ステーションは、任意のデータパケットを交換できる
             前に、通信相手でなければなりません。デフォルトで、meshpeering
             は、有効にされます。

     meshforward
             メッシュインタフェースによって転送されるパケットを有効とするか、
             または無効にする。デフォルトで、meshforward は、有効にされます。

     meshgate
             この属性は、メッシュ STA がメッシュゲート (mesh gate) 通知を活性
             化するかどうかを指定します。デフォルトで meshgate は、無効にされ
             ています。

     meshmetric protocol
             メッシュネットワークで使用されるリンクメトリックプロトコルとして
             指定された protocol を設定します。デフォルトのプロトコルは、
             AIRTIME と呼ばれます。メッシュインタフェースは、この設定を変更し
             た後に、再開します。

     meshpath protocol
             メッシュネットワークで使用されるパス選択プロトコルとして指定され
             た protocol を設定します。現在のところ、唯一の利用可能なプロトコ
             ルは、HWMP (ハイブリッド無線メッシュプロトコル (Hybrid Wireless
             Mesh Protocol)) と呼ばれます。メッシュインタフェースは、この設定
             を変更した後に、再開します。

     hwmprootmode mode
             メッシュネットワークのステーションは、``ルートノード'' として動作
             できます。ルートノードは、すべてのメッシュノードへのパスを見つけ
             ようと試み、定期的にそれら自体を通知します。ネットワークにルート
             メッシュノードがあるとき、それらが宛先を見つけるためにルートノー
             ドを使用できるので、他のメッシュノードは、より速くそれら自体の間
             のパスをセットアップできます。このパスは、最良でないかもしれませ
             んが、オンデマンド経路制御 (routing) は、結局、最良のパスを見つけ
             ます。次のモードが、認識されます:

             DISABLED   ルートモードを無効にします。
             NORMAL     2 秒毎にブロードキャスト (同報通信) パス要求を送信しま
                        す。このルートメッシュステーションへのパスのないメッ
                        シュのノードは、私たちへのパスを発見しようと試みます。
             PROACTIVE  2 秒毎にブロードキャスト (同報通信) パス要求を送信し、
                        あらゆるノードは、たとえ、このルートメッシュステーショ
                        ンへのパスが既にあったとしても、パス応答で応答しなけれ
                        ばなりません。
             RANN       ブロードキャスト (同報通信) ルート告知 (root announce
                        ment (RANN)) フレームを送信します。このルートメッシュ
                        ステーションへのパスのないメッシュのノードは、私たちへ
                        のパスを発見しようと試みます。
             デフォルトで、hwmprootmode は、DISABLED (無効) に設定されていま
             す。

     hwmpmaxhops cnt
             HMWP パスで許可された中継点 (hop) ホップの最大数を cnt に設定しま
             す。hwmpmaxhops のためのデフォルトの設定は、31 です。

     次のパラメータは、他のシステムとの互換性のためのものです:

     nwid ssid
             ssid パラメータのための別名です。NetBSD との互換性のために含まれ
             ています。

     stationname name
             このステーションの名前を設定します。ステーション名は、IEEE 802.11
             プロトコルの一部ではありませんが、いくつかのインタフェースがそれ
             をサポートします。そのようなものとして、それは、同じであるかまた
             は実際に同じ機器にのみ意味があるように思えます。ステーション名を
             設定することは、SSID を設定することと構文的に同じです。また、
             BSD/OS 互換性のために station を使用できます。

     wep     wepmode on の意味がある別の方法です。BSD/OS との互換性のために含
             まれています。

     -wep    wepmode off の意味がある別の方法です。BSD/OS との互換性のために含
             まれています。

     nwkey key
             次の意味がある別の方法です: ``wepmode on weptxkey 1 wepkey 1:key
             wepkey 2:- wepkey 3:- wepkey 4:-。'' NetBSD との互換性のために含
             まれています。

     nwkey n:k1,k2,k3,k4
             ``wepmode on weptxkey n wepkey 1:k1 wepkey 2:k2 wepkey 3:k3
             wepkey 4:k4'' の意味がある別の方法です。NetBSD との互換性のために
             含まれています。

     -nwkey  wepmode off の意味がある別の方法です。NetBSD との互換性のために含
             まれています。

     次のパラメータは、ブリッジインタフェースに特有です:

     addm interface
             ブリッジのメンバとして interface によって指定されたインタフェース
             を追加します。ネットワークで送信されたすべてのパケットを受信でき
             るように、インタフェースを無差モードにします。

     deletem interface
             interface によって指定されたインタフェースをブリッジから削除しま
             す。ブリッジからそれを削除するとき、インタフェースの無差別モード
             は、無効にされます。

     maxaddr size
             ブリッジアドレスキャッシュのサイズを size に設定します。デフォル
             トは、2000 エントリです。

     timeout seconds
             アドレスキャッシュエントリのタイムアウトを seconds 秒に設定しま
             す。seconds が 0 であるなら、アドレスキャッシュエントリは、期限切
             れとなりません。デフォルトは、1200 秒です。

     addr    ブリッジによって学習されているアドレスを表示します。

     static interface-name address
             interface-name を指すアドレスキャッシュに静的なエントリを追加しま
             す。静的なエントリは、決してキャッシュの期限切れにならず、たとえ
             アドレスが異なったインタフェースで見られても、置き換えられませ
             ん。

     deladdr address
             アドレスキャッシュから address を削除します。

     flush   アドレスキャッシュから動的に学習されたすべてのアドレスを削除しま
             す。

     flushall
             アドレスキャッシュから静的なアドレスも含めてすべてのアドレスを削
             除します。

     discover interface
             ``discovering'' インタフェースとしてインタフェースをマークしま
             す。ブリッジがパケットの宛先アドレスのための (動的か静的のいずれ
             かの) アドレスキャッシュエントリを持っていないとき、ブリッジは、
             パケットを ``discovering'' としてマークされたすべてのメンバインタ
             フェースに転送します。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタ
             フェースのデフォルトです。

     -discover interface
             メンバインタフェースの ``discovering'' 属性をクリアします。
             ``discovering'' 属性のないパケットに関して、そのインタフェースで
             転送される唯一のパケットは、ブロードキャストまたはマルチキャスト
             パケットで、宛先アドレスがインタフェースのセグメントにあるのが知
             られているパケットです。

     learn interface
             ``learning'' インタフェースとしてインタフェースをマークします。パ
             ケットがそのようなインタフェースに到着するとき、パケットの発信元
             アドレスは、インタフェースのセグメントの宛先アドレスとしてアドレ
             スキャッシュに入れられます。これは、ブリッジに追加されたすべての
             インタフェースのデフォルトです。

     -learn interface
             メンバインタフェースの ``learning'' 属性をクリアします。

     sticky interface
             ``sticky'' インタフェースとしてインタフェースをマークします。動的
             に学習されたアドレスエントリは、一度キャッシュに入れられた静的な
             もとにして扱われます。スティッキ (sticky) エントリは、決して
             キャッシュの効果がなくならず、たとえアドレスが異なったインタ
             フェースで見られても、決して置き換えられません。

     -sticky interface
             メンバインタフェースで ``sticky'' 属性をクリアします。

     private interface
             ``private'' インタフェースとしてインタフェースをマークします。プ
             ライベートインタフェースは、任意のトラフィックをプライベートイン
             タフェースである他のポートに転送しません。

     -private interface
             メンバインタフェースで ``private'' 属性をクリアします。

     span interface
             ブリッジ上のスパン (span) ポートとして interface によって指定され
             たインタフェースを追加します。スパンポートは、ブリッジによって受
             信されたあらゆるフレームのコピーを転送します。これは、ブリッジの
             スパンポートの 1 つに接続された別のホスト上でブリッジしているネッ
             トワークを受動的に詮索することに最も役に立ちます。

     -span interface
             ブリッジのスパンポートのリストから interface によって指定されたイ
             ンタフェースを削除します。

     stp interface
             interface でスパニングツリー (Spanning Tree) プロトコルを有効にし
             ます。if_bridge(4) ドライバは、IEEE 802.1D スパニングツリープロト
             コル (STP) をサポートしています。スパニングツリーは、ネットワーク
             トポロジでループを検出して削除するために使用されます。

     -stp interface
             interface でスパニングツリー (Spanning Tree) プロトコルを無効にし
             ます。これは、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースのデフォ
             ルトです。

     edge interface
             エッジポートとして interface を設定します。エッジポートは、ネット
             ワークでブリッジしているループを作成することができない終点のス
             テーションと直接接続します、これによって、転送するためにそのまま
             遷移することができます。

     -edge interface
             interface でエッジ状態を無効にします。

     autoedge interface
             interface は、自動的にエッジ状態を検出できるようにします。これ
             は、ブリッジに追加されたすべてのインタフェースに対するデフォルト
             です。

     -autoedge interface
             interface で自動的なエッジの状態を無効にします。

     ptp interface
             ポイントツーポイントのリンクとして interface を設定します。これ
             は、転送するためにそのまま遷移する必要があり、別の RSTP 能力ス
             イッチへの直接リンクを有効にするべきです。

     -ptp interface
             interface でポイントツーポイントリンクの状態を無効にします。これ
             は、ハブまたはネットワークのような、半二重リンクと共用ネットワー
             クセグメントに接続されたインタフェースで無効にされるべきです。

     autoptp interface
             全二重リンク状態をチェックすることによって、interface でポイント
             ツーポイントの状態を自動的に検出します。これは、ブリッジに追加さ
             れたインタフェースのデフォルトです。

     -autoptp interface
             interface で自動的なポイントツーポイントのリンクの検出を無効にし
             ます。

     maxage seconds
             スパニングツリープロトコルの設定が有効である時間を設定します。デ
             フォルトは、20 秒です。最小値は、6 秒で、最大値は、40 秒です。

     fwddelay seconds
             スパニングツリーが有効にされるとき、インタフェースがパケットを転
             送する前に渡さなければならない時間を設定します。デフォルトは、15
             秒です。最小値は、4 秒で、最大値は、30 秒です。

     hellotime seconds
             スパニングツリープロトコル設定メッセージをブロードキャストする間
             隔を設定します。古い stp モードで動作するときだけ、hello 時間を変
             更することができます。デフォルトは、2 秒です。最小値は、1 秒で、
             最大値は、2 秒です。

     priority value
             スパニングツリーのためのブリッジ優先度を設定します。デフォルト
             は、32768 です。最小値は、0 で、最大値は、61440 です。

     proto value
             スパニングツリープロトコルを設定します。デフォルトは、rstp です。
             利用可能なオプションは、stp と rstp です。

     holdcnt value
             スパニングツリーのための転送保持カウントを設定します。これは、制
             限されたレート (速度) となる前に転送されたパケットの数です。デ
             フォルトは、6 です。最小値は、1 で、最大値は、10 です。

     ifpriority interface value
             interface のスパニングツリーの優先度を value に設定します。デフォ
             ルトは、128 です。最小値は、0 で、最大値は、240 です。

     ifpathcost interface value
             interface のスパニングツリーのパスコストを value に設定します。デ
             フォルトは、リンク速度から計算されます。以前に選択されたパスのコ
             ストを自動的に元の状態に変更するためには、コストは、0 に設定しま
             す。最小値は、1 で、最大値は、200000000 です。

     ifmaxaddr interface size
             インタフェースから可能にされたホストの最大数を設定し、未知の発信
             元アドレスがあるパケットは、既存のホストキャッシュエントリの期限
             が切れるか、または削除されるまで、落されます。無効にするために
             は、0 に設定します。

     次のパラメータは、lagg インタフェースに特有です:

     laggport interface
             集合インタフェースのポートとして interface によって指定されたイン
             タフェースを追加します。

     -laggport interface
             集合インタフェースから interface によって指定されたインタフェース
             を削除します。

     laggproto proto
             集合プロトコルを設定します。デフォルトは、failover です。利用可能
             なオプションは、failover, lacp, loadbalance, roundrobin,
             broadcast と none です。

     lagghash option[,option]
             ロードバランスである集合プロトコルをハッシュためのパケットレイヤ
             (層) を設定します。デフォルトは、``l2,l3,l4'' です。コンマを使用
             してオプションを組み合わせることができます。

             l2  src/dst mac アドレスとオプションの vlan 番号。
             l3  IPv4 または IPv6 のための src/dst アドレス。
             l4  TCP/UDP/SCTP のための src/dst ポート。

     use_flowid
             インタフェースの RSS ハッシュのためのローカルのハッシュ計算を有効
             にします。loadbalance と lacp モードは、計算することを回避するこ
             とが利用可能であるなら、ネットワークカードからの RSS ハッシュを使
             用し、ハッシュが無効であるか、またはプロトコルヘッダ情報なしで使
             用するなら、これは、悪いトラヒック分配を与えます。use_flowid は、
             ネットワークカードから RSS ハッシュの使用を無効にします。デフォル
             ト値は、net.link.lagg.default_use_flowid sysctl(8) 変数を通して設
             定することができます。0 は、``無効'' を意味し、1 は、``有効'' を
             意味します。

     -use_flowid
             インタフェースの RSS ハッシュのためのローカルのハッシュ計算を無効
             にします。

     flowid_shift number
             RSS のローカルのハッシュ計算のためにシフトパラメータを設定しま
             す。ハッシュは、このパラメータの数によってシフトされる、パケット
             ヘッダ mbuf の flowid ビットの使用によって計算されます。

     lacp_fast_timeout
             インタフェースの lacp fast-timeout を有効にします。

     -lacp_fast_timeout
             インタフェースの lacp fast-timeout を無効にします。

     lacp_strict
             インタフェースの lacp の厳密な順守を有効にします。デフォルト値
             は、net.link.lagg.lacp.default_strict_mode sysctl(8) 変数を通して
             設定することができます。0 は、``disabled'' (無効にされる) を意味
             し、1 は、``enabled'' (有効にされる) を意味します。

     -lacp_strict
             インタフェースの lacp の厳密な順守を無効にします。

     次のパラメータは、IP トンネルインタフェース gif(4) に特有です:

     tunnel src_addr dest_addr
             IP トンネルインタフェースの物理的な発信元と宛先アドレスを設定しま
             す。引数 src_addrdest_addr は、カプセル化された IPv4/IPv6
             ヘッダのための外側の発信元/宛先として解釈されます。

     -tunnel
             以前に tunnel で設定された IP トンネルインタフェースのための物理
             的な発信元と宛先アドレスの設定を解除します。

     deletetunnel
             -tunnel パラメータのための別名です。

     accept_rev_ethip_ver
             正しい EtherIP パケットと逆にされたバージョンフィールドがあるもの
             の両方を受け付けるためのフラグを設定します。デフォルトで有効にし
             ます。これは、FreeBSD 6.1, 6.2, 6.3, 7.0 と 7.1 との後方の互換性
             のためのものです。

     -accept_rev_ethip_ver
             フラグ accept_rev_ethip_ver をクリアします。

     ignore_source
             送信元アドレスから独立してこのホストに行くカプセル化されたパケッ
             トを受け付けるために、フラグを設定します。これは、ロードバランス
             からカプセル化されたパケットを受信するホストのために役に立ちま
             す。

     -ignore_source
             フラグ ignore_source をクリアします。

     send_rev_ethip_ver
             故意に逆にされたバージョンフィールドがある EtherIP パケットを送信
             するためのフラグを設定します。デフォルトで無効にします。これは、
             FreeBSD 6.1, 6.2, 6.3, 7.0 と 7.1 との後方の互換性のためのもので
             す。

     -send_rev_ethip_ver
             フラグ send_rev_ethip_ver をクリアします。

     次のパラメータは、GRE トンネルインタフェース、gre(4) に特有です:

     grekey key
             発信パケットのために使用される GRE キーを設定します。gre(4) は、
             常に無効、または、欠けているキーで GRE パケットを受け付けることに
             注意してください。このコマンドは、インタフェースにおいて 4 バイト
             の MTU 減少をもたらします。

     次のパラメータは、pfsync(4) インタフェースに特有です:

     syncdev iface
             pfsync 状態同期メッセージを送信して受信するために指定されたインタ
             フェースを使用します。

     -syncdev
             ネットワークを越えて pfsync 状態同期メッセージを送信することを停
             止します。

     syncpeer peer_address
             状態同期メッセージをブロードキャスト (同報通信) するためにマルチ
             キャストを使用するのではなく、pfsync リンクポイントツーポイント
             (point-to-point) を行います。peer_address は、pfsync クラスタに参
             加する別のホストの IP アドレスです。

     -syncpeer
             マルチキャストを使用してパケットをブロードキャスト (同報通信) し
             ます。

     maxupd n
             1 つに折りたたむことができる単一の状態を更新する最大の数を設定し
             ます。これは、8 ビットの数値です。デフォルト値は、128 です。

     defer   ピア (通信相手) が関連する状態が挿入されたと、肯定応答するまで、
             状態の最初のパケットの送信を延期します。

     -defer  状態の最初のパケットを延期しません。これは、デフォルトです。

     次のパラメータは、vlan(4) インタフェースに特有です:

     vlan vlan_tag
             VLAN タグ値を vlan_tag に設定します。この値は、vlan(4) インタ
             フェースから送信されたパケットのための 802.1Q VLAN ヘッダを作成す
             るために使用される 12 ビットの VLAN 識別子 (VID) です。vlanvlandev は、同時に設定されなければならないことに注意してくださ
             い。

     vlanpcp priority_code_point
             優先度コードポイント (PCP) は、サービスの IEEE802.1p クラスを参照
             する 3 ビットフィールドで、フレームの優先度レベルにマップします。

             優先順位の値は、次の通りです: 1 (バックグラウンド(最も低)), 0 最
             良の努力 (デフォルト) , 2 (優秀な努力), 3 (危機的なアプリケーショ
             ン), 4 (ビデオ < 100ms 待ち時間), 5 (ビデオ < 10ms 待ち時間), 6
             (インターネットワークの制御), 7 (ネットワークの制御 (最高))。

     vlandev iface
             物理的なインタフェース ifacevlan(4) インタフェースに関連付け
             ます。vlan(4) インタフェースを通して転送されたパケットは、802.1Q
             VLAN カプセル化で指定された物理的なインタフェース iface に向けら
             れます。正しい VLAN 識別子で親のインタフェースによって受信された
             802.1Q カプセル化されたパケットは、関連付けられた vlan(4) 疑似イ
             ンタフェースに向けられます。vlan(4) インタフェースは、親のインタ
             フェースのフラグと親のイーサネットアドレスのコピーが割り当てられ
             ます。vlandevvlan は、同時に設定されなければなりません。
             vlan(4) インタフェースに、それに関連付けられている物理的なインタ
             フェースが既にあるなら、このコマンドは、失敗します。別の物理的な
             インタフェースへの関連付けを変更するためには、既存の関連付けを最
             初にクリアしなければなりません。

             注: ハードウェアタグ付けケーパビリティ (機能) が親のインタフェー
             スで設定されているなら、vlan(4) 疑似インタフェースの振る舞いは、
             次のように変わります: 親のインタフェースが (通常ファームウェア内
             の) それ自身で VLAN タグの挿入と抽出をサポートし、パケットを変更
             せずに親とやりとりするべきであることを vlan(4) インタフェースは、
             認識します。

     -vlandev [iface]
             ドライバが vlan(4) 疑似デバイスであるなら、それから親インタフェー
             スとの関連付けを解除します。これは、vlan(4) インタフェースとその
             親の間のリンクを破壊して、VLAN 識別子、フラグとそのリンクアドレス
             をクリアして、インタフェースをシャットダウンします。iface 引数
             は、無用のもので、廃止予定です。

     次のパラメータは、vxlan(4) インタフェースを設定するために使用されます:

     vxlanid identifier
             この値は、インタフェースの仮想ネットワークセグメントのメンバシッ
             プを識別する 24 ビットの VXLAN ネットワーク識別子 (VNI) です。

     vxlanlocal address
             カプセル化された IPv4/IPv6 ヘッダで使用される発信元アドレス。アド
             レスは、既存のインタフェースに既に割り当てられているべきです。イ
             ンタフェースがユニキャスト (unicast) モードで設定されるとき、lis
             ten (接続を受け付け) しているソケットは、このアドレスにバインドさ
             れます。

     vxlanremote address
             ユニキャスト、またはポイントツーポイント、2 つのホストの間のトン
             ネルを作成するためのモードで、インタフェースを設定することができ
             ます。これは、トンネルのリモートの終りの IP アドレスです。

     vxlangroup address
             ホストの仮想ネットワークを作成するためのマルチキャストモードで、
             インタフェースを設定することができます。これは、インタフェースが
             結びつけられる IP マルチキャストグループのアドレスです。

     vxlanlocalport port
             インタフェースが listen (接続を受け付け) するポート番号。デフォル
             トのポート番号は、4789 です。

     vxlanremoteport port
             カプセル化された IPv4/IPv6 ヘッダで使用される宛先のポート番号。リ
             モートホストは、このポートで listen (接続を受け付け) されるべきで
             す。デフォルトのポート番号は、4789 です。Linux のような他のいくつ
             かの実装は、IANA の割り当てられたポートのデフォルトになりません
             が、代わりに、ポート 8472 で listen (接続を受け付け) することに注
             意してください。

     vxlanportrange low high
             カプセル化された IPv4/IPv6 ヘッダで使用される発信元のポートの範
             囲。範囲内で選択されたポートは、内部のフレームのハッシュに基づい
             ています。範囲は、より多くの有効なロードバランスのために外部の IP
             ヘッダ内のエントロピを提供するために役に立ちます。デフォルト範囲
             は、sysctl(8) 変数 net.inet.ip.portrange.firstnet.inet.ip.portrange.last の間です。

     vxlantimeout timeout
             転送テーブルのエントリが取り除かれる前の、秒単位の最大の時間。デ
             フォルトは、1200 秒 (20 分) です。

     vxlanmaxaddr max
             転送テーブルのエントリの最大数。デフォルトは、2000 です。

     vxlandev dev
             インタフェースがマルチキャストモードで設定されるとき、dev インタ
             フェースは、IP マルチキャストパケットを送信するために使用されま
             す。

     vxlanttl ttl
             カプセル化された IPv4/IPv6 ヘッダで使用される TTL。デフォルトは、
             64 です。

     vxlanlearn
             受信パケットの発信元 IP アドレスと内部の発信元イーサネット MAC ア
             ドレスは、動的に転送テーブルに追加するために使用されます。マルチ
             キャストモードのとき、転送テーブルのエントリによって、インタ
             フェースは、マルチキャストグループへのフレームをブロードキャスト
             (同報通信) する代わりにリモートホストに直接フレーム送信することが
             できます。これは、デフォルトです。

     -vxlanlearn
             転送テーブルは、受信されたパケットによって追加されません。

     vxlanflush
             転送テーブルからすべての動的に学習したアドレスを削除します。

     vxlanflushall
             転送テーブルから、静的なアドレスを含むすべてのアドレスを削除しま
             す。

     次のパラメータは、インタフェースで carp(4) プロトコルを設定するために使用
     されます:

     vhid n  バーチャルホスト ID を設定します。これは、carp(4) を起動するため
             に要求される設定です。バーチャルホスト ID がまだ存在しないなら、
             それが、作成され、インタフェースにアタッチされます、そうでなけれ
             ば、既存の vhid の設定が、調節されます。vhid キーワードが
             ``inet6'' または ``inet'' アドレスと共に供給されるなら、このアド
             レスは、指定された vhid の制御の下で実行されるように設定されま
             す。特別の vhid を参照する最後のアドレスが、インタフェースから削
             除されるときはいつでも、vhid は、インタフェースから自動的に削除さ
             れ、破壊されます。carp(4) プロトコルのための他の設定パラメータ
             は、vhid キーワードと共に供給されるべきです。vhid のための受け付
             け可能な値は、1 から 255 です。

     advbase seconds
             通知間隔のベースを秒単位で指定します。受け付け可能な値は、1 から
             255 です。デフォルト値は、1 です。

     advskew interval
             1 つのホストの通知を他のホストより遅くするためにベース通知間隔に
             追加する値 (skew) を指定します。それは、1/256 秒単位で指定されま
             す。受け付け可能な値は、1 から 254 です。デフォルト値は、0 です。

     pass phrase
             認証キーを phrase に設定します。

     state MASTER|BACKUP
             与えられた vhid の強制的に変更される状態。

     ifconfig ユーティリティは、省略可能なパラメータが提供されないとき、ネット
     ワークインタフェースの現在の設定を表示します。プロトコルファミリが指定さ
     れるなら、ifconfig は、そのプロトコルファミリに特有の詳細だけを報告しま
     す。

     -m フラグがインタフェース名の前に渡されるなら、ifconfig は、ケーパビリ
     ティリストと指定されたインタフェースでサポートしているすべてのメディアを
     表示します。-L フラグが供給されるなら、時間オフセット文字列として、IPv6
     アドレスのアドレス存続時間が表示されます。

     オプションで、-a フラグは、インタフェース名の代わりに使用されます。このフ
     ラグによって、ifconfig は、システムのすべてのインタフェースに関する情報を
     表示します。-d フラグは、これを down しているインタフェースに限定し、-u
     は、これを up しているインタフェースに限定します。引数が与えられないと
     き、-a の意味が含まれています。

     -l フラグは、他の追加情報なしでシステムのすべての利用可能なインタフェース
     をリストするために使用されます。address_family が指定されるなら、そのタイ
     プのインタフェースだけががリストされます。-l ``ether'' は、ループバックイ
     ンタフェースを除いて、イーサネットアダプタだけをリストします。このフラグ
     の使用は、-d (down しているインタフェースのみをリスト) と -u (up している
     インタフェースのみをリスト) を除いて、他のすべてのフラグとコマンドとは、
     互いに排他的です。

     -v フラグは、インタフェースのためのより詳細な状態を取得するために使用され
     ます。

     -C フラグは、追加情報なしで、システムで利用可能なすべてのインタフェース複
     製者をリストするために使用されます。このフラグの使用は、他のすべてのフラ
     グとコマンドとは互いに排他的です。

     -k フラグによって、利用可能であるなら、インタフェースのためのキーの情報が
     印刷 (表示) されます。例えば、802.11 WEP キーと carp(4) の値は、現在の
     ユーザにアクセス可能であるなら、印刷 (表示) されます。この情報は、微妙な
     内容と考えられるということで、デフォルトで印刷 (表示) されません。

     ネットワークインタフェースドライバがカーネルに存在しないなら、ifconfig
     は、それをロードすることを試みます。-n フラグは、この振る舞いを無効にしま
     す。

     スーパユーザだけがネットワークインタフェースの設定を変更できます。

使用例
     IPv4 アドレス 192.0.2.10 を 255.255.255.0 のネットワークマスクでインタ
     フェース fxp0 に割り当てます:
           # ifconfig fxp0 inet 192.0.2.10 netmask 255.255.255.0

     オプション alias の標準形の同義語として add を使用してインタフェース ed0
     に CIDR ネットワーク接頭辞 /28 で、IPv4 アドレス 192.0.2.45 を追加します:
           # ifconfig ed0 inet 192.0.2.45/28 add

     インタフェース ed0 から IPv4 アドレス 192.0.2.45 を削除します:
           # ifconfig ed0 inet 192.0.2.45 -alias

     インタフェースの IPv6 の機能を有効にします:
           # ifconfig em0 inet6 -ifdisabled

     IPv6 アドレス 2001:DB8:DBDB::123/48 をインタフェース em0 に追加します:
           # ifconfig em0 inet6 2001:db8:bdbd::123 prefixlen 48 alias
     小文字の 16 進数 IPv6 アドレスが受け付け可能であることに注意してくださ
     い。

     ネットワーク接頭辞のための省略表現として / 文字を使用し、オプション
     -alias の標準形の同義語として delete を使用して、上の例で追加された IPv6
     アドレスを削除します:
           # ifconfig em0 inet6 2001:db8:bdbd::123/48 delete

     igb0 の 1 つの CARP の冗長なアドレスを設定して、次に、マスタとするように
     切り替えます:
           # ifconfig igb0 vhid 1 10.0.0.1/24 pass foobar up
           # ifconfig igb0 vhid 1 state master

     100baseTX、全二重イーサネットメディアオプションを使用するためにインタ
     フェース xl0 を設定します:
           # ifconfig xl0 media 100baseTX mediaopt full-duplex

     アップリンクとして em0 インタフェースをラベル付けます:
           # ifconfig em0 description "Uplink to Gigabit Switch 2"

     ソフトウェアネットワークインタフェース gif1 を作成します:
           # ifconfig gif1 create

     ソフトウェアネットワークインタフェース gif1 を破壊します:
           # ifconfig gif1 destroy

     wlan0 を使用して、無線ネットワークを表示します:
           # ifconfig wlan0 list scan

     CIDR 表記法で inet と inet6 アドレスのサブネットマスクを表示します。
           # ifconfig -f inet:cidr,inet6:cidr

診断
     指定されたインタフェースが存在しない、要求されたアドレスが未知であるか、
     または、ユーザは、特権がなくて、インタフェースの設定を変更しようとした、
     というメッセージを示します。

関連項目
     netstat(1), carp(4), gif(4), netintro(4), pfsync(4), polling(4), vlan(4),
     vxlan(4), devd.conf(5), devd(8), jail(8), rc(8), routed(8), sysctl(8)

歴史
     ifconfig ユーティリティは、4.2BSD で登場しました。

バグ
     基本的な IPv6 ノード操作は、IPv6 のために設定された各インタフェースでリン
     クローカルアドレスを必要とします。通常、そのようなアドレスは、システムに
     追加された各インタフェースでカーネルによって自動的に設定されるか、または
     有効にされます。この振る舞いは、インタフェース毎のフラグ -auto_linklocal
     を設定することによって無効にさます。このフラグのデフォルト値は、1 であ
     り、sysctl MIB 変数 net.inet6.ip6.auto_linklocal を使用することによって、
     無効にすることができます。

     ifconfig を使用することによって、リンクローカルアドレスなしで IPv6 アドレ
     スを設定していません。それは、カーネルの予期しない振る舞いをもたらすかも
     しれません。

FreeBSD 11.2                  September 17, 2016                  FreeBSD 11.2

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