日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
HIER(7) FreeBSD 多方面の情報マニュアル HIER(7)
名称
hier -- ファイルシステムのレイアウト
書式
ファイルシステムの階層構造の概略
解説
/ ファイルシステムのルートディレクトリ。
/bin/ シングルユーザとマルチユーザ環境の両方のための基本的なユーザ
ユーティリティ。
/boot/ オペレーティングシステムのブートストラップの間に使用されるプロ
グラムと設定ファイル。
defaults/ デフォルトのブートストラップ設定ファイル。
loader.conf(5) 参照。
dtb/ コンパイルされ平らにされたデバイスツリー (FDT) ファ
イル。fdt(4) と dtc(1) を参照してください。
efi/ UEFI システムで、EFI システムパーティション (ESP)
のためのポイントをマウントします。
firmware/ 機能するためにそれにダウンロードされるファームウェ
アを必要とするハードウェアのためのバイナリのファー
ムウェアを含んでいるローダブルカーネルモジュール。
kernel/ (ブート時にメモリにロードされるオペレーティングシス
テムの) 純粋なカーネルの実行形式とカーネルモジュー
ル。
modules/ ports(7) からインストールされたもののように、サード
パーティのロード可能なカーネルモジュール。
overlays/ コンパイルされフラットにされたデバイスツリー (FDT)
のオーバレイ。fdt(4) と dtc(1) を参照してください。
zfs/ zfs(8) zpool キャッシュファイル。
/compat/ 通常、/usr/compat へのリンク。そうでなければ、/usr/compat コメ
ントを適用します。
/dev/ devfs(5) によって管理されるデバイス特殊ファイル。
fd/ ファイル記述子ファイル。fd(4) 参照。
/etc/ システムの設定ファイルとスクリプト。
defaults/ デフォルトのシステム設定ファイル。rc(8) 参照。
bluetooth/
bluetooth 設定ファイル。
localtime ローカルタイムゾーン情報。ctime(3) 参照。
mail/ sendmail 制御ファイル。
mtree/ mtree 設定ファイル。mtree(8) 参照。
pam.d/ プラグ着脱可能な認証モジュール (Pluggable Authenti
cation Modules; PAM) ライブラリのための設定ファイ
ル。
periodic/ cron(8) を通して、毎日、毎週、毎月、実行されるスク
リプト。periodic(8) 参照。
rc.d/ システムとデーモン起動/制御スクリプト。rc(8) 参照。
security/ OpenBSM 監査設定ファイル。audit(8) 参照。
ppp/ ppp 設定ファイル。ppp(8) 参照。
ssh/ OpenSSH 設定ファイル。ssh(1) 参照。
ssl/ OpenSSL 設定ファイル。
/lib/ /bin と /sbin のバイナリのために必要な重要なシステムライブラ
リ。
casper/ サービス特有の libcasper(3) Capsicum サポートライブ
ラリ。
geom/ geom(8) ユーティリティのためのクラス特有のライブラ
リ。
nvmecontrol/
nvmecontrol(8) ユーティリティを拡張するベンダ特有の
ライブラリ。
/libexec/ /bin と /sbin のバイナリのために必要な重要なシステムユーティリ
ティ。
/media/ CD、USB ドライブとフロッピディスクのようなリムーバブルメディア
のためのマウントポイントとして使用されるサブディレクトリを含み
ます。
/mnt/ 一時的なマウントポイントとしてシステム管理者によって共通に使用
される空のディレクトリ。
/net/ オートマウントされた NFS 共有。auto_master(5) 参照。
/nonexistent/
存在しないディレクトリ。慣例によって、ホームディレクトリを必要
としない特別なユーザアカウントのためのホームディレクトリとして
機能します。また、/var/empty/ を参照。
/proc/ プロセスファイルシステム。procfs(5) 参照。
/rescue/ 緊急の復旧のための静的にリンクされたプログラム。rescue(8) 参
照。
/root/ root のホームディレクトリ。
/sbin/ シングルユーザとマルチユーザ環境の両方に必須のシステムプログラ
ムと管理ユーティリティ。
/tmp/ システムリブートに渡って存続することが保証されない一時的なファ
イル。
/usr/ ユーザのユーティリティとアプリケーションの大部分を含んでいる。
bin/ 共通のユーティリティ、プログラミングツール、と
アプリケーション。
compat/ 他のオペレーティングシステムでバイナリ互換性を
サポートするために必要なファイル。linux(4) 参
照。
freebsd-dist/ 配布ファイル (base.txz のような)。release(7) と
bsdinstall(8) を参照してください。
include/ 標準 C のインクルードファイル。
arpa/ インターネットサービスプロトコルの
ための C のインクルードファイル。
bsnmp/ SNMP デーモンのための C のインク
ルードファイル。
c++/ C++ のインクルードファイル。
cam/ Common Access Methods Layer のため
の C のインクルードファイル。
scsi/ CAM の先頭の SCSI デバ
イス。
dev/ 様々な FreeBSD デバイスをプログラミ
ングするための C のインクルードファ
イル。
ic/ ドライバ独立でバス独立
であるハードウェア回路
を記述する様々なヘッダ
ファイル。
ofw/ Open Firmware のサポー
ト。
pbio/ 8255 PPI のカード。
pbio(4) 参照。
ppbus/ パラレルポートバス。
ppbus(4) 参照。
usb/ USB サブシステム。
fs/
fdescfs/ プロセスごとのファイル
記述子ファイルシステ
ム。
msdosfs/ MS-DOS ファイルシステ
ム。
nfs/ NFS (Network File Sys
tem) バージョン 2, 3 と
4 のための C のインク
ルードファイル。
nullfs/ ループバックファイルシ
ステム。
procfs/ プロセスファイルシステ
ム。
smbfs/ SMB/CIFS ファイルシステ
ム。
udf/ UDF ファイルシステム。
unionfs ユニオン (union) ファイ
ルシステム。
geom/ GEOM フレームワーク。
concat/ CONCAT GEOM クラス。
gate/ GATE GEOM クラス。
mirror/ MIRROR GEOM クラス。
nop/ NOP GEOM クラス。
raid3/ RAID3 GEOM クラス。
stripe/ STRIPE GEOM クラス。
libmilter/ libmilter のための C のインクルード
ファイル、sendmail(8) メールフィル
タの API。
machine/ マシン特有の C のインクルードファイ
ル。
net/ その他のネットワークの C のインク
ルードファイル。
altq/ 代替のパケットキューの
ための C のインクルード
ファイル。altq(4) を参
照。
net80211/ 802.11 無線ネットワークのための C
のインクルードファイル。net80211(4)
参照。
netinet/ インターネット標準プロトコルのため
の C のインクルードファイル。
inet(4) 参照。
netinet6/ インターネットプロトコルバージョン
6 のための C のインクルードファイ
ル。inet6(4) 参照。
netipsec/ カーネルの主要な管理サービス。
ipsec(4) 参照。
netsmb/ SMB/CIFS リクエスタ (requester)。
nfs/ (古い) NFS (Network File System)
バージョン 2 と 3 のための C のイン
クルードファイル。
openssl/ OpenSSL (Cryptography/SSL ツール
キット) のヘッダ。
protocols/ Berkeley サービスプロトコルのための
C のインクルードファイル。
rpc/ リモート手続き呼び出し。rpc(3) 参
照。
rpcsvc/ RPC サービス構造の定義。rpc(3) 参
照。
security/ PAM。pam(3) 参照。
sys/ システムの C のインクルードファイル
(カーネルデータ構造)。
ufs/ UFS (U-word File System) のための C
のインクルードファイル。
ffs/ Fast ファイルシステム。
ufs/ UFS ファイルシステム。
vm/ 仮想記憶。vmstat(8) 参照。
lib/ 共有され、アーカイブされた ar(1) タイプのライブ
ラリ。
compat/ 互換性のための共有ライブラリ。
debug/ カーネルと基本システムのライブラリ
とバイナリのためのスタンドアロンの
デバッグデータ。
dtrace/ DTrace ライブラリのスクリプト。
engines/ OpenSSL (Cryptography/SSL ツール
キット) の動的にロード可能なエンジ
ン。
libdata/ 雑多なユーティリティのデータファイル。
gcc/ GCC 設定データ。
ldscripts/ リンカ (linker) のスクリプト。ld(1)
参照。
libexec/ (他のプログラムによって実行される) システムデー
モンとシステムユーティリティ。
aout/ a.out 実行形式を操作するユーティリ
ティ。
elf/ ELF 実行形式を操作するユーティリ
ティ。
lpr/ LP プリントシステムのためのユーティ
リティとフィルタ。lpr(1) 参照。
sendmail/ sendmail(8) のバイナリ。
mailwrapper(8) 参照。
sm.bin/ sendmail(8) のための制限されたシェ
ル。smrsh(8) 参照。
local/ ローカルの実行形式、ライブラリ、等。ports(7) フ
レームワークのためのデフォルトの配布としても使
用されます。local/ 内に、/usr のために hier に
よって概略を記述された一般的なレイアウトが使用
されるべきです。例外は、(share/doc/<port>/ の)
ポート文書と /usr/local/etc (模倣 /etc) です。
obj/ ソースから FreeBSD を構築することによって生成さ
れるアーキテクチャ特有のターゲットツリー。
build(7) を参照。
ports/ FreeBSD の ports コレクション。ports(7) を参
照。
sbin/ (ユーザによって実行される) システムデーモンとシ
ステムユーティリティ。
share/ アーキテクチャに依存しないファイル。
calendar/ さまざまな前もって組み立てられた
calendar ファイル。calendar(1) 参
照。
dict/ 単語リスト。look(1) 参照。
freebsd FreeBSD 特有の言葉、特
有の名前、ジャーゴン
(専門用語)。
web2 Webster's Second Inter
national の単語。
doc/ その他の文書。ほとんどの印刷された
BSD マニュアルのソース (USENIX アソ
シエーションから利用可能)。
FAQ/ よくある質問とその答え
(Frequently Asked Ques
tions)。
IPv6/ IPv6 のための実装の覚
書。
es/ /usr/share/doc 中の文書
のスペイン語の翻訳。
handbook/ FreeBSD ハンドブック。
ja/ /usr/share/doc 中の文書
の日本語の翻訳。
legal/ ベンダによって供給され
たファームウェアファイ
ルのためのライセンス
ファイル
ncurses/ ncurses に関連する HTML
文書。ncurses(3) を参
照。
ntp/ ネットワークタイムプロ
トコル (Network Time
Protocol) に関連する
HTML 文書。
ru/ /usr/share/doc 中の文書
のロシア語の翻訳。
tutorials/ FreeBSD 指導書。
zh/ /usr/share/doc 中の文書
の中国語の翻訳。
examples/ ユーザとプログラマのための様々な使
用例。
firmware/ ユーザランドのプログラムによって
ロードされるファームウェアイメー
ジ。
games/ 様々なゲームによって使用される
ASCII テキストファイル。
keys/ 既知の信頼され、破棄されたたキー。
pkg/ pkg(7) と pkg(8) のため
の指紋。
locale/ ローカル化ファイル。setlocale(3) 参
照。
man/ マニュアルページ。
misc/ その他のシステム全体の ASCII テキス
トファイル。
fonts/ ???
termcap 端末の特性のデータベー
ス。termcap(5) 参照。
mk/ make のためのテンプレート。make(1)
参照。
nls/ 各国語サポートのファイル。
security/ mac_lomac(4) のようなセキュリティポ
リシのためのデータファイル。
sendmail/ sendmail(8) の設定ファイル。
skel/ 新しいアカウントのための使用例の .
(ドット) ファイル。
snmp/ SNMP デーモンのための MIB、使用例の
ファイルとツリー定義。
defs/ gensnmptree(1) とともに
使用されるツリー定義
ファイル。
mibs/ MIB ファイル。
syscons/ syscons によって使用されるファイ
ル。syscons(4) 参照。
fonts/ コンソールのフォント。
vidcontrol(1) と
vidfont(1) 参照。
keymaps/ コンソールのキーボード
のマップ。kbdcontrol(1)
と kbdmap(1) 参照。
scrnmaps/ コンソール画面のマッ
プ。
tabset/ termcap ファイルで使用される、いろ
いろな端末のためのタブ記述ファイ
ル。termcap(5) 参照。
vi/ vi(1) のためのローカル化のサポート
とユーティリティ。
vt/ vt によって使用されるファイル。
vt(4) を参照。
fonts/ コンソールフォント。
vidcontrol(1) と
vidfont(1) を参照してく
ださい。
keymaps/ コンソールキーボード
マップ。kbdcontrol(1)
と kbdmap(1) を参照して
ください。
zoneinfo/ タイムゾーン設定情報。tzfile(5) 参
照。
src/ FreeBSD ソースコード。development(7) を参照して
ください。ソースツリーのレイアウトは、トップレ
ベルの README.md ファイルに説明されています。
tests/ FreeBSD テストスイート。tests(7) 参照。
/var/ 他目的なログファイル、一時ファイル、一過性ファイルとスプール
ファイル。
account/ システムアカウントファイル。
acct 実行アカウントファイル。acct(5) 参照。
at/ timed コマンドのスケジュールファイル。at(1) 参照。
jobs/ ジョブファイルを含むディレクトリ。
spool/ 出力スプールファイルを含むディレクト
リ。
backups/ 種々雑多なバックアップファイル。
cache/ 種々雑多なキャッシュされたファイル
pkg/ pkg(8) のためにキャッシュされたパッケー
ジ。
crash/ カーネルクラッシュダンプを格納するデフォルトのディ
レクトリ。crash(8) と savecore(8) 参照。
cron/ cron によって使用されるファイル。cron(8) 参照。
tabs/ crontab ファイル。crontab(5) 参照。
db/ 種々雑多な自動的に生成されるシステム特有のデータ
ベースファイル。
empty/ 特に空のディレクトリを必要とするプログラムによって
使用される空のディレクトリ。例えば、特権を分離する
ために sshd(8) によって使用されます。
games/ 種々雑多なゲームのステータスとスコアファイル。
heimdal/ Kerberos サーバデータベース。kdc(8) 参照。
log/ 種々雑多なシステムのログファイル。
utx.lastlogin
最後のログインのログ記録。getutxent(3)
参照。
utx.log ログイン/ログアウトのログ記録。
getutxent(3) 参照。
mail/ ユーザのメールボックスファイル。
msgs/ システムメッセージのデータベース。msgs(1) 参照。
preserve/ エディタの不慮の死の後に保存されるファイルの一時的
なホーム。ex(1) 参照。
quotas/ ファイルシステムのクォータ情報のファイル。
run/ ブートされた時からのシステムに関する各種の情報を記
述しているシステム情報ファイル。
bhyve/ bhyve vm unix ドメインソケット。
ppp/ コマンドの接続ソケットのための
``network'' グループによって書き込み可
能です。ppp(8) 参照。
utx.active 現在のユーザのデータベース。
getutxent(3) 参照。
rwho/ rwho データファイル。rwhod(8), rwho(1) と
ruptime(1) 参照。
spool/ 種々雑多プリンタとメールシステムのスプールディレク
トリ。
clientmqueue/
配信されていない提出されたメールの
キュー。sendmail(8) 参照。
ftp/ ftp のルートディレクトリ。ftpd(8) を参
照。
mqueue/ 配信されていないメールのキュー。
sendmail(8) 参照。
output/ ラインプリンタのスプールディレクトリ。
tmp/ システムのリブートの間も保持される一時ファイル。
vi.recover/
リカバリファイルが格納されるディレクト
リ。
yp/ NIS マップ。yp(8) を参照。
注
このマニュアルページは、デフォルトの FreeBSD ファイルシステムのレイアウト
を文書化していますが、与えられたシステムの実際の階層構造は、システム管理
者の裁量で定義されます。よく維持されたインストールは、この文書のカスタマ
イズされたバージョンを含んでいます。
関連項目
apropos(1), find(1), grep(1), ls(1), whereis(1), which(1)
歴史
hier マニュアルページは、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。
FreeBSD 13.2 November 23, 2022 FreeBSD 13.2