日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
ACCT(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル ACCT(5)
名称
acct -- 実行アカウンティングファイル
書式
#include <sys/types.h>
#include <sys/acct.h>
解説
カーネルは、すべてのプロセスのために次の acct 情報構造体を維持していま
す。プロセスが終了し、アカウンティングが有効であるなら、カーネルは、準備
して、アカウンティングファイルにレコードを追加するために、acct(2) 関数を
呼び出します。
#define AC_COMM_LEN 16
/*
* アカウンティング構造体バージョン 3 (current).
* 最初のバイトは, 常に 0 です.
* 時間の単位は, マイクロ秒です.
*/
struct acctv3 {
uint8_t ac_zero; /* 0 は, 新しいバージョンを識別
する */
uint8_t ac_version; /* レコードバージョン番号 */
uint16_t ac_len; /* レコード長 */
char ac_comm[AC_COMM_LEN]; /* コマンド名 */
float ac_utime; /* ユーザ時間 */
float ac_stime; /* システム時間 */
float ac_etime; /* 経過時間 */
time_t ac_btime; /* 開始時刻 */
uid_t ac_uid; /* ユーザ ID */
gid_t ac_gid; /* グループ ID */
float ac_mem; /* 平均メモリ使用量 */
float ac_io; /* IO ブロックの数 */
__dev_t ac_tty; /* 制御 tty */
uint16_t ac_len2; /* レコード長 */
union {
uint32_t ac_align; /* 強制 v1 互換整列 */
#define AFORK 0x01 /* fork したが, exec していない */
/* ASU は, もはやサポートされません */
#define ASU 0x02 /* 使用されたスーパユーザの
パーミッション */
#define ACOMPAT 0x04 /* 使用された互換モード */
#define ACORE 0x08 /* ダンプされたコア */
#define AXSIG 0x10 /* シグナルによって kill された */
#define ANVER 0x20 /* 新しいレコードバージョン */
uint8_t ac_flag; /* アカウンティングフラグ */
} ac_trailer;
#define ac_flagx ac_trailer.ac_flag
};
終了したプロセスが execve(2) によって作成されていたなら、実行されたファイ
ルのファイルの名前 (その最大 10 文字) は、フィールド ac_comm に保存され、
その状態は、ac_flag に次のフラグの 1 つ以上を設定することによって保存され
ます: AFORK, ACOMPAT, ACORE と ASIG。ASU は、もはやサポートされていませ
ん。ANVER は、上記の構造体で常に設定されます。
関連項目
lastcomm(1), acct(2), execve(2), sa(8)
歴史
acct ファイル形式は、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。現在のレコード形
式は、2007 年 5 月に導入されました。それは、<sys/acct.h> にまだ文書化され
ている以前の形式と後方互換性があり、lastcomm(1) と sa(8) によってサポート
されています。
FreeBSD 13.2 February 13, 2017 FreeBSD 13.2