FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 終了ステータス | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者
GEOM(8)                FreeBSD システム管理者マニュアル                GEOM(8)

名称
     geom -- GEOM クラスのための総合制御ユーティリティ

書式
     geom class help
     geom class list [-a] [name ...]
     geom class status [-ags] [name ...]
     geom class load [-v]
     geom class unload [-v]
     geom -p provider-name
     geom -t

解説
     geom ユーティリティは、様々な GEOM クラスを制御するために使用されます。ク
     ラスは、geom 通信方式を知っていなければなりませんが、既存の geom unaware
     クラスに使用することができる、いくつかの標準コマンドもあります。ここに、
     標準コマンドのリストがあります:

     help    与えられたクラスで利用可能なすべてのコマンドをリストします。

     list    (なにも追加引数が指定されなかったなら) すべての geom または、与え
             られた geom に関する (与えられたクラスの) 詳細な情報を印刷 (表示)
             します。与えられたクラスがカーネルに存在する場合にだけ、このコマ
             ンドは利用可能です。追加オプションには次が含まれます:

             -a  プロバイダなしで geoms のための情報を印刷します。

     status  (なにも追加引数が指定されなかったなら) すべての geom または、与え
             られた geom に関する (与えられたクラスの) 一般的な情報を印刷 (表
             示) します。与えられたクラスがカーネルに存在する場合にだけ、この
             コマンドは利用可能です。

             追加オプションには次が含まれます:

             -a  -g と共に使用されたとき、プロバイダなしで geom のために状態を
                 印刷します。

             -g  プロバイダの代わりに geom のために状態を報告します。

             -s  スクリプトに優しい出力を生成します。

     load    与えられたクラスを実装するカーネルモジュールをロードします。この
             コマンドは、クラスがカーネルにまだ存在していない場合にだけ利用可
             能です、そして、ファイル geom_<class>.ko は、kern.module_path
             sysctl で指定されたディレクトリの 1 つで見つけることができます。

     unload  与えられたクラスを実装するカーネルモジュールをアンロードします。
             このコマンドは、与えられたクラスがカーネルモジュールとしてロード
             されれる場合にだけ利用可能です。

     追加のオプションは、次の通りです:

     -p provider-name
             provider-name を提供する geom に関する詳細情報を印刷 (表示) しま
             す。

     -t      ツリーとして geom  の階層構造を表示します。

     クラス特有のコマンドは、/lib/geom/ ディレクトリに格納され、クラス名が知ら
     れているとき dlopen(3) 関数を通してロードされる共有ライブラリとして実装さ
     れます。また、クラス特有の共有ライブラリが存在するとき、直接ユーティリ
     ティは、gclass の名前で利用可能であるべきです。

     geom を知っている現在利用可能なクラスは、次の通りです:

           •   CACHE
           •   CONCAT
           •   ELI
           •   JOURNAL
           •   LABEL
           •   MIRROR
           •   MOUNTVER
           •   MULTIPATH
           •   NOP
           •   PART
           •   RAID
           •   RAID3
           •   SCHED
           •   SHSEC
           •   STRIPE
           •   VINUM (非推奨)
           •   VIRSTOR

環境変数
     次の環境変数は、geom の実行に影響を与えます:

     GEOM_LIBRARY_PATH  共有ライブラリが /lib/geom/ の代わりに格納されるパスを
                        指定します。パスのコロンで区切られたリストで複数のパス
                        を指定することができます。

終了ステータス
     終了ステータスは、成功すれば 0、コマンドが失敗するなら 1 です。

使用例
     次の例は、自動設定のために 3 つのディスク上にどのようにストライプをセット
     アップするかを示します:

           geom stripe label -v -s 65536 data /dev/da0 /dev/da1 /dev/da2
           または:
           gstripe label -v -s 65536 data /dev/da0 /dev/da1 /dev/da2

     次は、DISK クラスからすべてのプロバイダのリストを印刷 (表示) します:

           geom disk list

     次は、MD クラスを実装するカーネルモジュールをアンロードします:

           geom md unload

関連項目
     libgeom(3), geom(4), gcache(8), gconcat(8), geli(8), gjournal(8),
     glabel(8), gmirror(8), gmountver(8), gmultipath(8), gnop(8), gpart(8),
     graid3(8), gsched(8), gshsec(8), gstripe(8), gvinum(8), gvirstor(8)

歴史
     geom ユーティリティは、FreeBSD 5.3 で登場しました。

作者
     Pawel Jakub Dawidek <pjd@FreeBSD.org>

FreeBSD 13.2                   December 12, 2022                  FreeBSD 13.2

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