日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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MAILWRAPPER(8) FreeBSD システム管理者マニュアル MAILWRAPPER(8)
名称
mailwrapper -- 設定ファイルに基づいて適切な MTA ソフトウェアを起動する
書式
特別。以下を参照してください。
解説
昔々、容易に利用可能な唯一のメール転送エージェント (Mail Transfer Agent;
MTA) ソフトウェアは、``sendmail'' でした。この有名な MTA は、Eric Allman
によって書かれて、4.1BSD ではじめて登場しました。この MTA の遺産は、
mail(1) のようなほとんどのメールユーザエージェント (Mail User Agents;
MUAs) に影響しました。``sendmail'' によって期待されるパスと呼び出し規約
は、コンパイルされました。
しかし、時代は変化します。現代の FreeBSD システムで、管理者は、いくつかの
利用可能な MTA の 1 つを使用したいかもしれません。
通常システムで利用可能なすべての MUA ソフトウェアを修正することが難しいの
で、代わりの MTA の作者のほとんどは、/usr/sbin/sendmail の場所で表れる、
それらのフロントエンドのメッセージの提出プログラムを書きましたが、まだ
``sendmail'' と同じ呼び出し規約に従います。
``sendmail'' MTA は、また、通常、それとリンクされた mailq(1) と
newaliases(1) と名前が付けられたエイリアスがあります。その argv[0] が
``mailq'' または ``newaliases'' であり、適切に動作するとき、プログラム
は、違った振る舞いをすることを知っています。通常、代替の MTA は、また、名
前を呼び出すことに基づいた振る舞いを切り換えるプログラムを通して、または
同様な機能を提供するプログラムの集合を通して、同様の機能を提供していま
す。
代わりの MTA をインストールで ``sendmail'' のヘルプをプラグ置き換える置換
のプログラムがありますが、それは、本質的に、/usr に新しいプログラムを手動
でのインストールに依存するシステムの設定を行ないます。それらは、システム
の提供された /usr を変更せずに、新しい MTA をインストールしたいので、これ
は、多くの管理者のために設定の問題を導きます。(例えば、これは、新しいシス
テムのバージョンが古いもの上にインストールされるとき、アップグレード問題
があることを避けることであるかもしれません。) また、それらは、いくつかの
マシンの間で共有された /usr があり、そして、読み込み専用の /usr で暗黙の
設定情報を置くことを避けることを望むかもしれません。
mailwrapper プログラムは、/usr/sbin/sendmail を置き換えするように設計さ
れ、/etc/mail/mailer.conf に頼っている ${LOCALBASE}/etc/mail/mailer.conf
に置かれた設定情報に基づいて、適切な MTA を呼び出すように設計されていま
す。これは、どの MTA が実行時にシステムで起動されるかを設定することを管理
者に許可します。
他の設定ファイルは、sendmail(8) を置き換えるとき、変更される必要があるか
もしれません。例えば、置き換える MTA が mailq(1) で -A オプションをサポー
トしないなら、daily_status_include_submit_mailq は、/etc/periodic.conf で
オフに切り替えられるべきです。
関連ファイル
mailwrapper のための設定は、${LOCALBASE}/etc/mail/mailer.conf または
/etc/mail/mailer.conf に保持されています。/usr/sbin/sendmail は、通常それ
自体で起動されない mailwrapper へのシンボリックリンクとして一般的に設定さ
れます。
終了ステータス
ユーティリティ mailwrapper は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0
で終了します。
診断
mailwrapper は、設定ファイルが不足しているか、不適切であるなら、またはそ
れが呼び出される名前のマッピングが含まれていないなら、診断メッセージを印
刷 (表示) します。
関連項目
dma(8), mail(1), mailq(1), newaliases(1), mailer.conf(5),
periodic.conf(5), sendmail(8)
歴史
mailwrapper ユーティリティは、NetBSD 1.4 ではじめて登場し、次に
FreeBSD 4.0 に登場しました。
作者
Perry E. Metzger <perry@piermont.com>
バグ
このプログラムが存在する全ての理由は、ばかげたことです。代わりに、どのよ
うにメールを提出するかに対してコマンドが標準化されるべきで、mailq(1) のよ
うな物のすべての ``異なった名前で起動されるなら、異なって振る舞う'' 振る
舞いは、解決されるべきです。
FreeBSD 13.2 October 29, 2014 FreeBSD 13.2