日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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MKUZIP(8) FreeBSD システム管理者マニュアル MKUZIP(8)
名称
mkuzip -- geom_uzip(4) クラスで使用するための圧縮ディスクイメージ
書式
mkuzip [-v] [-o outfile] [-s cluster_size] [-j compression_jobs] infile
解説
mkuzip ユーティリティは、geom_uzip(4) クラスが実行時に結果のイメージを圧
縮復元することができるように、ディスクイメージファイルを圧縮します。これ
は、それが読み込まれるたびにデータを圧縮復元するために必要であるいくらか
の CPU 時間を犠牲にしてディスクイメージのサイズを大幅に減少させるという効
果があります。mkuzip ユーティリティは、次の 2 つのフェーズで動作します:
1. infile イメージは、クラスタに分割され、各クラスタは、zlib(3) または
lzma(3) を使用して圧縮されます。
2. それぞれの個々のクラスタの位置付けができるヘッダとともに圧縮されたク
ラスタの組の結果は、出力ファイルに書き込まれます。
オプションは、次の通りです:
-o outfile
出力ファイル outfile の名前。デフォルトは、zlib(3) 圧縮のための接
尾辞 .uzip または lzma(3) のための接尾辞 .ulzma が付いた入力名を
使用することです。
-L デフォルト zlib(3) の代わりに lzma(3) 圧縮アルゴリズムを使用しま
す。lzma(3) は、より遅い圧縮スピード (10-20x) といくらか遅い圧縮
復元 (2-3x) の費用で、同じデータセットの顕著なよりよい圧縮レベル
を提供しています。
-s cluster_size
イメージを、cluster_size バイト、デフォルトで 16384 バイト、のク
ラスタに分離します。cluster_size は 512 バイトの倍数であるべきで
す。
-v 冗長なメッセージを表示します。
-Z 0 ブロックの検出と除去を無効にします。このオプションが設定される
とき、mkuzip は、ちょうどあらゆる他のブロックのように、空のブロッ
ク (すなわち、ほんの 0 バイトから成るクラスタ) を圧縮します。オプ
ションが設定されないとき、mkuzip は、そのようなブロックを検出し、
出力からそれらをスキップします。-Z の結果を設定することは、圧縮さ
れたイメージの最終的なサイズの通常の 0.1% 未満の圧縮されたイメー
ジサイズのわずかな増加です。
-d 非重複を有効にします。オプションが有効にされるとき、mkuzip は、入
力の同一のブロックを検出し、出力の本当に最初のものへのポインタで
そのようなブロックのその後の発生たびに置き換えます。このオプショ
ンの結果を設定することは、圧縮されたイメージサイズの適度な減少、
通常、圧縮されたイメージの最終的なサイズの約 3-5% です。
-S ファイルが処理された後に、出力ファイルサイズと同様に圧縮比に関し
て要約を印刷 (表示) します。
-j compression_jobs
mkuzip が、圧縮をスピードアップする並行して実行する圧縮ジョブの数
を指定します。オプションが指定されないとき、ジョブの数は、hw.ncpu
sysctl(8) 変数の値と等しくなるように設定します。
注
圧縮率は、使用したクラスタサイズに大きく左右されます。大きいクラスタサイ
ズ (16K 以上) のための、典型的な圧縮比は、gzip(1) で達成されるものより
1-2% 少ないだけです。しかしながら、たとえそのクラスタから少しのバイトだけ
が読み込まれても、クラスが全体のクラスタを圧縮展開しなければならないよう
に、geom_uzip(4) クラスで、より高いオーバヘッドの原因となるより大きいクラ
スタサイズを留意するべきです。
mkuzip ユーティリティは、イメージがちょうど他のシェルスクリプトのように
``実行'' することができるように、生成されたイメージの始めに短いシェルスク
リプトを挿入します。スクリプトは、それがロードされていないなら
geom_uzip(4) クラスのロードを試み、mdconfig(8) を使用して md(4) ディスク
デバイスとしてイメージを設定し、スクリプトへの最初の引数として提供された
マウントポイントに mount_cd9660(8) を使用して自動的にそれをマウントしま
す。
非重複は、FreeBSD 特有の機能であり、一方ディスク上の圧縮イメージ形式への
あらゆる変更を必要としません、しかしながら、結果のイメージを正しく扱うた
めに geom_uzip(4) にいくつかの照合の変更を要求しました。
終了ステータス
ユーティリティ mkuzip は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了
します。
関連項目
gzip(1), xz(1), lzma(3), zlib(3), geom(4), geom_uzip(4), md(4),
mdconfig(8), mount_cd9660(8)
作者
Maxim Sobolev <sobomax@FreeBSD.org>
FreeBSD 11.2 March 17, 2006 FreeBSD 11.2