FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | オプション | 環境変数 | 終了ステータス | シグナル | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
GZIP(1)                 FreeBSD 一般コマンドマニュアル                 GZIP(1)

名称
     gzip, gunzip, zcat -- Lempel-Ziv 符号化 (LZ77) を使用する圧縮/復元ツール

書式
     gzip [-cdfhkLlNnqrtVv] [-S suffix] file [file [...]]
     gunzip [-cfhkLNqrtVv] [-S suffix] file [file [...]]
     zcat [-fhV] file [file [...]]

解説
     gzip プログラムは、Lempel-Ziv 符号化 (LZ77) を使用してファイルを圧縮し
     て、復元します。files が指定されないなら、gzip は、標準入力から圧縮する
     か、または標準出力に復元します。圧縮モードのとき、各 file は、できれば、
     -S suffix オプションで設定された接尾辞 (サフィックス) を追加して別のファ
     イルに置換えられます。

     復元モードでは、各 file は、接尾辞が追加されたファイルの元のファイルが存
     在するかチェックされます。各 file 引数は、別々の完全なアーカイブを含まな
     ければなりません。複数の files が指示されるとき、それぞれは、順番に圧縮復
     元されます。

     gzcat の場合では、結果のデータは、cat(1) の方法で連結されます。

     gunzip として呼び出されるなら、-d オプションが有効にされます。zcat または
     gzcat として呼び出されるなら、-c-d オプションの両方が有効にされます。

     また、gzip の、このバージョンは、compress(1), bzip2(1) または xz(1) を使
     用して圧縮されたファイルを復元することができます。

オプション
     次のオプションが利用可能です:

     -1, --fast

     -2, -3, -4, -5, -6, -7, -8

     -9, --best        これらのオプションは、-1 オプションが、最も速く、より少
                       ない圧縮で、-9 オプションが、最も遅く、最適な圧縮を行う
                       ように、使用する圧縮レベルを変更します。デフォルトの圧
                       縮レベルは 6 です。

     -c, --stdout, --to-stdout
                       このオプションは、ファイルをそのままにして、出力が標準
                       出力ストリームに行われることを指定します。

     -d, --decompress, --uncompress
                       このオプションは、圧縮でなく復元を選択します。

     -f, --force       このオプションは、強制的にモードを切り替えます。これ
                       は、複数のリンクがあるファイル、通常のファイルへのシン
                       ボリックリンク、以前に存在するファイルを上書きする、端
                       末からの読み込み、または端末への書き込み、および圧縮さ
                       れないデータを変更せずに渡すことができる、-c オプション
                       と組み合わされるとき、利用可能です。

     -h, --help        このオプションは、使用法の概要を印刷 (表示) して、終了
                       します。

     -k, --keep        このオプションは、gzip が圧縮 (圧縮復元) の後に入力ファ
                       イルを削除することから防止します。

     -L, --license     このオプションは、gzip ライセンスを印刷 (表示) します。

     -l, --list        このオプションは、圧縮されたファイル、復元されたサイ
                       ズ、比率、復元された名前に関する情報を表示します。ま
                       た、-v オプションで、ファイルに埋め込まれている圧縮メ
                       ソッド、CRC、日時を表示します。

     -N, --name        このオプションによって、入力ファイルに保存されたファイ
                       ル名が、出力ファイルとして使用されます。

     -n, --no-name     このオプションは、ファイル名とタイムスタンプが出力ファ
                       イルに保存されることを止めます。

     -q, --quiet       このオプションがあれば、警告もエラーも何も印刷 (表示)
                       されません。

     -r, --recursive   このオプションは、fts(3) ライブラリを使用して、個別に
                       ディレクトリツリー内のファイルを gzip するために使用さ
                       れます。

     -S suffix, --suffix suffix
                       このオプションは、デフォルトの接尾辞を .gz から suffix
                       に変更します。

     -t, --test        このオプションは、整合性のために圧縮されたファイルをテ
                       ストします。

     -V, --version     このオプションは、gzip プログラムのバージョンを印刷 (表
                       示) します。

     -v, --verbose     このオプションは、圧縮された各ファイルに対して圧縮比率
                       を印刷 (表示) する、冗長モードをオンにします。

環境変数
     環境変数 GZIP が設定されるなら、コマンドラインで任意のオプションの前に扱
     われる空白類で区切られたオプションのリストとして解析されます。コマンドラ
     インのオプションは、GZIP の何でも上書きします。

終了ステータス
     gzip ユーティリティは、成功すれば、0 で終了し、エラーで 1 で終了し、そし
     て警告が起こるなら、2 で終了します。

シグナル
     gzip は、次のシグナルに応答します:

     SIGINFO
             標準エラーに進捗を報告します。

関連項目
     bzip2(1), compress(1), xz(1), fts(3), zlib(3)

歴史
     gzip プログラムは、GNU Public Licence の下でライセンスされ、最初に Jean
     loup Gailly よって書かれました。Matthew R. Green は、自由に再配布可能な
     zlib ライブラリに基づいて、NetBSD 1.3 配布メディアのための簡単なフロント
     エンドを書きました。それは、NetBSD 2.0 のためにオリジナルの GNU gzip プロ
     グラムとほとんど機能的に互換性があるように機能強化さられました。

     gzip の、この実装は、NetBSD の gzip バージョン 20170803 に基づいて移植さ
     れ、FreeBSD 7.0 ではじめて登場しました。

作者
     gzip のこの実装は、Xin LI <delphij@FreeBSD.org> によって書かれたアンパッ
     クサポートを付けて Matthew R. Green <mrg@eterna.com.au> によって書かれま
     した。

バグ
     RFC 1952 によると、記録されたファイルサイズは、32 ビットの整数で格納さ
     れ、したがって、4GB より大きいファイルを表すことができません。また、この
     制限は、gzip ユーティリティの -l オプションに適用されます。

FreeBSD 11.2                   November 21, 2017                  FreeBSD 11.2

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