日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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BOOT(8) FreeBSD/i386 システム管理者マニュアル BOOT(8) 名称 boot -- システム立上げ時の手続き 解説 電源障害とクラッシュの復旧。通常、システムは、電源を入れるか、またはク ラッシュの後に、それ自体をリブートします。ファイルシステムの自動的な整合 性のチェックが行なわれ、これが失敗しないなら、システムは、マルチユーザ動 作を再開します。 コールドスタート。ほとんどの i386 PC は、フロッピディスクドライブ 0 (時々 ドライブ A: として知られている) から最初にブートすることを試み、それに失 敗すると、ハードディスクドライブ 0 (時々ドライブ C: として、または BIOS へのドライブ 0x80 として知られている) からブートすることを試みます。いく つかの BIOS によって、利用者は、このデフォルトのシーケンスを変更すること ができ、ブートデバイスとして CD-ROM ドライブも含めることができます。 いくつかの新しい PC は、BIOS ではなく UEFI ファームウェアを使用してブート します。そのプロセスは、uefi(8) に記述されています。 デフォルトで、3 段階のブートストラップが、使用され、制御は、ブートブロッ ク (ブートストラップの段階 1 と 2) から個別の 3 番目の段階のブートスト ラッププログラム loader(8) に自動的に渡されます。この 3 番目の段階は、与 えられたディスクまたはスライスの制限された固定空間を占領することによって 抑制される、ブートブロックで達成することができることよりブートプロセスを 越える洗練された制御を提供します。 しかしながら、ブートブロックのパラメータファイル /boot.config のカーネル 名を指定することによって、または loader(8) が起動される前に (文字 -, \, |, または / の 1 つが表示されている間に) 短い一時停止の間にキーを打つこと によって、オプション -n が設定されないなら、3 番目の段階をすべて省略する ことができます。また、ブートは、3 番目の段階をロードすることができないな ら、段階 2 で試みられます。 このサブセクションの残りは、ブートブロックでのみ処理されます。loader(8) プログラムは、別々に文書化されています。 ブートブロックがロードされた後に、プロンプトが次のように見るべきです: >> FreeBSD/i386 BOOT Default: 0:ad(0,a)/boot/loader boot: 自動的なブートは、フロッピまたはハードディスクのいずれかのパーティション `a' から /boot/loader をロードすることを試みます。このブートは、`boot:' プロンプトで、キーボードからあらゆる文字をタイプすることによって、異常終 了されます。この時、次の入力が受け付けられます: ? 利用可能なブートファイルに関するヒントとして、デフォルトのブート デバイスのルートディレクトリのファイルの短いリストを与えます。(ま た ? は、パスの最後のセグメントとして指定されます、その場合に、リ ストは、適切なサブディレクトリとなります。) bios_drive:interface(unit,[slice,]part)filename [-aCcDdghmnPprsv] [-Sspeed] ブートファイルとフラグを指定します。 bios_drive BIOS によって認識されるようなドライブ番号。最初のドライブ のための 0、2 番目のドライブのための 1、など。 interface ブートするコントローラのタイプ。コントローラは、BIOS サー ビスがブートファイルのイメージをロードするために使用され るので、BIOS サポートが要求されることに注意してください。 サポートされるインタフェースは、次の通りです: ad WD100[2367] または類似のコントローラの T506、IDE、 ESDI、RLL fd 5 1/4" または 3 1/2" 高密度フロッピ da あらゆるサポートされた SCSI コントローラの SCSI ディスク unit 使用されているインタフェースのドライブのユニット数。最初 のドライブのための 0、2 番目のトライブのための 1、など。 [slice,]part ディスクの BSD 部分の内部のパーティション文字。 bsdlabel(8) を参照してください。慣例によって、パーティ ション `a' のみブート可能なイメージを含んでいます。スライ ス化されたディスクを (``fdisk パーティション'') が使用す るなら、アクティブなスライスである (もし指定されなければ) デフォルトで、またはそうでなければ、最初の FreeBSD スライ スで、(最初のスライスのための 1、2 番目のスライスのための 1、など) あらゆる slice (スライス) をブートすることができ ます。slice (スライス) が 0 として指定されるなら、最初の FreeBSD スライス (また、``互換性'' スライスとして知られて いる) からブートされます。 filename (指定されたパーティションのルートディレクトリと相対的な) ブートするファイルのパス名。デフォルトは、 /boot/kernel/kernel です。シンボリックリンクは、サポート されません (ハードリンクは、サポートされます)。 [-aCcDdghmnPpqrsv] [-Sspeed] ブートフラグは、次の通りです: -a カーネルの初期化の間に、ルートファイルシステムとし てマウントするデバイスを問い合わせます。 -C CD-ROM からルートファイルシステムをマウントしようと 試みます。 -c このフラグは、現在、無操作 (no-op) です。 -D 2 重のコンソール設定でブートします。単一の設定で、 コンソールは、下記の -h オプションの状態に依存して 内部ディスプレイまたはシリアルポートのいずれかで す。2 重のコンソール設定で、内部ディスプレイとシリ アルポートの両方は、-h オプションの状態にかかわら ず、同時にコンソールとなります。 -d カーネル初期化のできるだけ早期に DDB カーネルデバッ ガ (ddb(4) を参照) に入ります。 -g GDB リモートデバッグのプロトコルを使用します。 -h シリアルコンソールを強制しまます。例えば、内部コン ソールからブートするなら、そのコンソールデバイスと してシリアルポートを使用することをカーネルに強制す るために -h オプションを使用することができます。シ リアルポートドライバ sio(4) (しかし、uart(4)) では ない) は、このオプションを上書きするためのフラグ (0x20) があります。そのフラグが設定されているなら、 シリアルポートは、ここに記述された -h オプションに かかわらずコンソールとして常に使用されます。 -m ブートの間に、すべてのコンソール入力と出力を抑制す るために、コンソールの音を消します。 -n loader(8) が起動される前に、ブートを割り込むために キーを押すことを無視します。 -P キーボードをプローブします。キーボードが見つからな いなら、-D と -h オプションが自動的に設定されます。 -p デバイスのプローブのフェーズの間に、各アタッチされ るデバイスの後に停止します。 -q 静かにします。自動ブートが失敗するか、または無効に されていないなら、コンソールに何も書き込みません。 次の段階から -m オプションと組み合わせて使用するコ ンソールへの書き込みを防ぐために、このオプション は、第 2 段階のブートストラップのみに影響します。 -r ルートファイルシステム (config(8) を参照) を含んで いるデバイスのために静的に設定されたデフォルトを使 用します。通常、ルートファイルシステムは、カーネル がロードされるデバイスにあります。 -s シングルユーザモードでブートします。コンソールが ``insecure'' (ttys(5) を参照) としてマークされるな ら、ルートのパスワードを入力しなければなりません。 -Sspeed シリアルコンソールの速度を speed に設定します。ブー トブロックを再コンパイルし、再インストールして、 make.conf(5) の設定 BOOT_COMCONSOLE_SPEED によって 上書きされないなら、デフォルトは、9600 です。 -v デバイスをプローブする間 (とその後) 冗長にします。 ブートブロックコードのためのデフォルト設定オプションを設定するためには、 /boot.config を使用します。/boot.config ファイルに関する詳細については、 boot.config(5) を参照してください。 関連ファイル /boot.config ブートブロックのためのパラメータ (オプション) /boot/boot1 第 1 段階のブートストラップ /boot/boot2 第 2 段階のブートストラップ /boot/loader 第 3 段階のブートストラップ /boot/kernel/kernel デフォルトのカーネル /boot/kernel.old/kernel 典型的なデフォルトでないカーネル (オプション) 診断 ディスク関連のエラーが生じるとき、これらは、BIOS によって返された同じエ ラーコードを使用して、例えば、``Disk error 0x1 (lba=0x12345678)'' 第 2 段 階ブートストラップによって報告されます。ここに、これらのエラーコードの部 分的なリストを示します: 0x1 無効の引数 0x2 アドレスマークが見つかりません 0x4 セクタが見つかりません 0x8 DMA オーバラン 0x9 64K の境界を横切った DMA の試み 0xc 無効のメディア 0x10 修復不可能な CRC/ECC エラー 0x20 コントローラの失敗 0x40 失敗したシーク 0x80 タイムアウト 注: より古いマシンで、またはそうでなければ、EDD サポート (ディスクのパ ケットインタフェースのサポート) が利用可能でないところで、すべてのブート 関連のファイルとブートフェーズの間にアクセスされる必要のある (カーネルを 含む) 構造は、ディスクに存在するか、(BIOS が理解するジオメトリのように) シリンダ 1023 以下に存在しなければなりません。``Disk error 0x1'' が第 2 段階ブートストラップによって報告されるとき、一般的に、この要求が固執され ていないことを意味します。 関連項目 ddb(4), boot.config(5), make.conf(5), ttys(5), boot0cfg(8), btxld(8), config(8), gpart(8), gptboot(8), halt(8), loader(8), nextboot(8), reboot(8), shutdown(8), uefi(8) バグ BSD のこのバージョンによって使用される bsdlabel 形式は、他のアーキテク チャとは全く異なります。 空間の制約のために、-P オプションによって始められたキーボードのプローブ は、BIOS が ``拡張'' キーボードを検出したかを単にテストします。(F11 と F12 キー、などがない) ``XT/AT'' キーボードがアタッチされるなら、プローブ は、失敗します。 FreeBSD 11.2 November 14, 2014 FreeBSD 11.2