FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目
FFS(7)                  FreeBSD 多方面の情報マニュアル                  FFS(7)

名称
     ffs -- Berkeley ファーストファイルシステム

書式
     カーネル設定ファイルで:
     options FFS
     options QUOTA
     options SOFTUPDATES
     options SUIDDIR
     options UFS_ACL
     options UFS_DIRHASH
     options UFS_EXTATTR
     options UFS_EXTATTR_AUTOSTART

     fstab(5) で:
     /dev/disk0a     /mnt ufs rw 1 1

解説
     Berkeley (バークレイ) ファーストファイルシステムは、ディスクデバイスに
     ファイルシステムデータを格納する機能を提供します。ffs は速度と信頼性のた
     めに長年にわたって最適化されている、デフォルトの FreeBSD ファイルシステム
     です。

   クォータ (割当量制限)
     options QUOTA
         このオプションで、システム管理者は 1 ユーザごとにディスク使用量の制限
         を設定できます。クォータ (quota) は quota オプションでマウントされた
         ファイルシステムだけで使用することができます。quota(1)edquota(8)
         を参照してください。

   ソフトアップデート
     options SOFTUPDATES
         ソフトアップデート機能はディスクへの書き込みを追跡し、ファイルシステ
         ムが一貫した状態であることを保証するためにメタデータアップデートの依
         存 (例えば、空きブロックマップのアップデート) を実行します。

         マウントされていないファイルシステムでソフトアップデートを有効にする
         ためには、次のコマンドを使用します:

               tunefs -n enable fs

         fsfstab(5) でリストされたマウントポイント (例えば、/usr) か、ディ
         スクデバイス (例えば、/dev/da0a) のいずれかを指定できます。

   ファイル所有権継承
     options SUIDDIR
         Microsoft Windows と Apple Macintosh コンピュータを含むネットワークで
         ファイル共有環境を使用のために、suiddir オプションでマウントされた
         ファイルシステムのファイルはこのオプションでディレクトリの所有権を引
         き継げます、すなわち、``私のディレクトリであるなら、それは私のファイ
         ルでなければなりません''。

   アクセス制御リスト
     options UFS_ACL
         アクセスコントロールリストはファイルとディレクトリできめの細かい任意
         のアクセス制御情報の関連付けが行えます。このオプションは UFS_EXTATTR
         オプションの存在を要求し、またファイルシステムをマウントするとき ACL
         が不可分に有効にされるように、UFS_EXTATTR_AUTOSTART が含まれているこ
         とを勧めます。

     ACL のサポートを有効にするためには、2 つの拡張属性が
     EXTATTR_NAMESPACE_SYSTEM 名前空間で利用可能でなければなりません: アクセス
     ACL を保持する posix1e.acl_access とディレクトリのためのデフォルト ACL を
     保持する posix1e.acl_default です。利用者がファイル拡張属性を使用している
     なら、次のコマンドは、それぞれのファイルシステムのルートで ACL のために空
     間を割り付け、ファイルに裏打ちされた必要な EA を作成するために使用される
     かもしれません。これらの例では、ルートファイルシステムが使用されます。そ
     の他の詳細に関しては、拡張属性を参照してください。

           mkdir -p /.attribute/system
           cd /.attribute/system
           extattrctl initattr -p / 388 posix1e.acl_access
           extattrctl initattr -p / 388 posix1e.acl_default

     ルートファイルシステムの次のマウントに関して、(UFS_EXTATTR_AUTOSTART が
     カーネル設定に含まれているなら) 属性は自動的に開始され、ACL は有効にされ
     ます。

   ディレクトリハッシュ
     options UFS_DIRHASH
         非常に大きいディレクトリへのアクセスを早くするためにディレクトリの
         ハッシュベースの検索スキームを実装します。

   拡張属性
     options UFS_EXTATTR
         拡張属性は、カーネル内からと同様にユーザランドから割り当てと検索でき
         る、ファイルとディレクトリで追加された任意のメタデータの関連付けを行
         えます。extattrctl(8) を参照。

     options UFS_EXTATTR_AUTOSTART
         このオプションが定義されるなら、ffs はマウント操作の間に、ファイルシ
         ステムルートに関する .attribute サブディレクトリを検索します。見つけ
         られるなら、拡張属性サポートはそのファイルシステムのために自動的に開
         始されます。

     次の sysctl(8) MIB は、ffs での使用のために定義されます:

     vfs.ffs.doasyncfree   非同期書き込みは、連続するファイルシステムブロック
                           を再割り付けするとき、変更された i-ノードと間接ブ
                           ロックを出力します。(デフォルト: 1)。

     vfs.ffs.doreallocblks連続するブロックの再構成のサポートを有効にします。
                           (デフォルト: 1)。

関連項目
     quota(1), acl(3), extattr(3), edquota(8), extattrctl(8), sysctl(8)

     M. McKusick, W. Joy, S. Leffler, and R. Fabry, "A Fast File System for
     UNIX", ACM Transactions on Computer Systems, 2, 3, 181-197, August 1984.

     M. McKusick, "Soft Updates: A Technique for Eliminating Most Synchronous
     Writes in the Fast Filesystem", Proceedings of the Freenix Track at the
     1999 Usenix Annual Technical Conference, 71-84, June 2000.

FreeBSD 11.2                   December 26, 2001                  FreeBSD 11.2

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