FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | バグ
FINGER(1)               FreeBSD 一般コマンドマニュアル               FINGER(1)

名称
     finger -- ユーザ情報検索プログラム

書式
     finger [-46gklmpsho] [user ...] [user@host ...]

解説
     finger ユーティリティは、システムユーザに関する情報を表示します。

     オプションは、次の通りです:

     -4      finger が、IPv4 アドレスのを使用するように強制します。

     -6      finger が、IPv6 アドレスのを使用するように強制します。

     -s      ユーザのログイン名、実際の名前、端末名と (書き込みパーミッション
             が拒否されるなら、端末名の前に ``*'' として) 書き込み状態、アイド
             ルな時間、ログイン時間とオフィスの所在地とオフィスの電話番号、ま
             たはリモートホストのいずれかを表示します。-o が与えられるなら、オ
             フィスの所在地とオフィスの電話番号が印刷 (表示) されます (デフォ
             ルト)。-h が与えられるなら、代わりに、リモートホストが印刷 (表示)
             されます。

             アイドル時間は、単一の整数であるなら、分単位、``:'' があるなら、
             時間と分単位、``d'' があるならら、日付単位です。それが ``*'' であ
             るなら、ログイン時間は、最後のログインの時間を示します。ログイン
             時間は、6 日未満であるなら、日付の名前、そうでなければ、月と日付
             として表示されます。6 ヶ月以上でないなら、時間と分、この場合に、
             時間と分ではなく、年が、表示されます。

             存在しないアイドル時間とログイン時間と同様に未知のデバイスは、単
             一のアスタリスクとして表示されます。

     -h      -s オプションとともに使用されるとき、リモートのホストの名前が、オ
             フィスの所在地とオフィスの電話番号の代わりに表示されます。

     -o      -s オプションとともに使用されるとき、オフィスの所在地とオフィスの
             電話番号の情報は、リモートのホストの名前の代わりに表示されます。

     -g      このオプションは、gecos 出力をユーザの実際の名前だけに制限しま
             す。また、それは、-h オプションとともに使用されるとき、リモートホ
             ストの出力を限定することの副作用があります。

     -k      ユーザのアカウントのデータベースのすべての使用を無効にします。

     -l      ユーザのホームディレクトリ、自宅の電話番号、ログインシェル、メー
             ルの状態とユーザのホームディレクトリのファイル .forward, .plan,
             .project.pubkey の内容と同様に、-s オプションのために記述され
             た情報のすべてを表示する複数行の形式を生成します。

             アイドル時間が少なくとも 1 分で、1 日未満であるなら、形式
             ``hh:mm'' で表示されます。1 日を越えるアイドル時間は、``d
             day[s]hh:mm'' として表示されます。

             11 桁として指定された電話番号は、``+N-NNN-NNN-NNNN'' として印刷
             (表示) されます。10 桁または 7 桁として指定された番号は、その文字
             列の適切なサブセットとして印刷 (表示) されます。5 桁として指定さ
             れた番号は、``xN-NNNN'' として印刷 (表示) されます。4 桁として指
             定された番号は、``xNNNN'' として印刷 (表示) されます。

             書き込みパーミッションがデバイスに拒否されるなら、語句 ``(mes
             sages off)'' は、デバイス名を含んでいる行に追加されます。ユーザご
             とに 1 つのエントリは、-l オプションで表示されます。ユーザが複数
             回ログインされているなら、端末情報は、ログインごとに 1 回繰り返さ
             れます。

             メール状態は、メールがまったくないなら、``No Mail.'' として表示さ
             れ、ユーザに新しいメール到着したのでユーザのメールボックスを検索
             したなら、``Mail last read DDD MMM ## HH:MM YYYY (TZ)'' として表
             示され、またはユーザに新しいメールがあるなら、``New mail received
             ...'', ``Unread since ...'' として表示されます。

     -p      finger-l オプションは、.forward, .plan, .project.pubkey
             ファイルの内容を表示することを抑制します。

     -m      user の名前の照合を抑制します。user は、通常ログイン名です。しか
             しながら、また、照合は、-m オプションが供給されないなら、ユーザの
             実際の名前で行われます。finger によって実行されるすべての名前の照
             合は、大文字と小文字を区別しません。

     オプションが指定されないなら、finger は、オペランドが提供されるなら、-l
     スタイルの出力をデフォルトとし、そうでなければ、-s スタイルをデフォルトと
     します。いずれか形式で、情報がそれらで利用可能ではないなら、いくつかの
     フィールドが不足しているかもしれないことに注意してください。

     引数が指定されないなら、finger は、現在システムにログインしていユーザごと
     に 1 つのエントリを印刷 (表示) します。

     The ユーティリティは、リモートのマシンのユーザを検索すために使用されま
     す。形式は、``user@host'' または ``@host'' として user を指定することで
     す、ここで、前者のためのデフォルト出力形式は、-l スタイルであり、後者のた
     めのデフォルト出力形式は、-s スタイルです。-l オプションは、リモートのマ
     シンに渡される唯一のオプションです。

     ファイル .nofinger がユーザのホームディレクトリに存在し、プログラムがスー
     パユーザの特権で実行されないなら、finger は、あたかも問題のユーザが存在し
     ないかのように、振る舞います。

     エイリアスを指定するために、オプションの finger.conf(5) 設定ファイルを使
     用することができます。fingerfingerd(8) によって呼び出されるので、エイ
     リアスは、ローカルとネットワークの問い合わせの両方のために動作します。

環境変数
     finger ユーティリティは、それが存在するなら、次の環境変数を利用します:

     FINGER      この変数は、finger への好みのオプションに設定されます。

関連ファイル
     /etc/finger.conf        エイリアス定義データベース
     /var/log/utx.lastlogin  最後のログインのデータベース

関連項目
     chpass(1), w(1), who(1), finger.conf(5), fingerd(8)

     D. Zimmerman, The Finger User Information Protocol, RFC 1288, December,
     1991.

歴史
     finger コマンドは、3.0BSD で登場しました。

バグ
     finger ユーティリティは、マルチバイト文字を認識しません。

FreeBSD 11.2                   January 21, 2010                   FreeBSD 11.2

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