FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 制限/条件 | 戻り値 | 使用例 | エラー | 関連項目 | 作者
G_EVENT(9)             FreeBSD カーネル開発者マニュアル             G_EVENT(9)

名称
     g_post_event, g_waitfor_event, g_cancel_event -- GEOM イベント管理

書式
     #include <geom/geom.h>

     int
     g_post_event(g_event_t *func, void *arg, int flag, ...);

     int
     g_waitfor_event(g_event_t *func, void *arg, int flag, ...);

     void
     g_cancel_event(void *ref);

解説
     GEOM フレームワークは、重要なイベントに関してクラスに知らせるためのそれ自
     体のイベントキューがあります。また、イベントキューは、例えば I/O パスでの
     いくつかの制限を対処するために、GEOM のクラス自体によって使用することがで
     きます。そこでは、スリープ、ヘビーウェイトタスクなどが許されません。

     g_post_event() 関数は、イベントキューから引数 arg で関数 func を呼び出す
     ために GEOM フレームワークに伝えます。flag 引数は、g_post_event() のメモ
     リ割り付け内部で malloc(9) に渡されます。唯一の許されたフラグは、M_WAITOK
     と M_NOWAIT です。引数の残りは、イベントを識別するための参照として使用さ
     れます。1 つのイベントは、g_cancel_event() への引数として与えられた参照の
     いずれかを使用することによって、キャンセルすることができます。参考のリス
     トは、NULL 値で終わらなければなりません。

     g_waitfor_event() 関数は、g_post_event() 関数のブロックバージョンです。そ
     れは、イベントが終了するか、またはキャンセルされるまでウェート (待つ) し
     て、そして、返ります。

     g_cancel_event() 関数は、ref によって識別されたすべてのイベントをキャンセ
     ルします。キャンセルは、要求された引数で要求された関数を呼び出すことと同
     等です、そして、引数 flag は、EV_CANCEL に設定します。

制限/条件
     g_post_event():

           引数 flag は、M_WAITOK または M_NOWAIT でなければなりません。

           参考のリストは、NULL 値で終わらなければなりません。

     g_waitfor_event():

           引数 flag は、M_WAITOK または M_NOWAIT でなければなりません。

           参考のリストは、NULL 値で終わらなければなりません。

           g_waitfor_event() 関数は、デッドロックの結果をもたらすので、イベン
           トから呼び出されることはできません。

戻り値
     成功すれば g_post_event() と g_waitfor_event() 関数は、0 を返し、そうでな
     ければ、エラーコードが返されます。

使用例
     関数の例は、イベントキューから呼び出します。

           void
           example_event(void *arg, int flag)
           {

                   if (flag == EV_CANCEL) {
                           printf("Event with argument %p canceled.\n", arg);
                           return;
                   }

                   printf("Event with argument %p called.\n", arg);
           }

エラー
     g_post_event() 関数のあり得るエラーは、次の通りです:

     [ENOMEM]           flag 引数は、M_NOWAIT に設定され、メモリが不足していま
                        す。

     g_waitfor_event() 関数のあり得るエラーは、次の通りです:

     [EAGAIN]           イベントは、キャンセルされました。

     [ENOMEM]           flag 引数は、M_NOWAIT に設定され、メモリが不足していま
                        す。

関連項目
     geom(4), DECLARE_GEOM_CLASS(9), g_access(9), g_attach(9), g_bio(9),
     g_consumer(9), g_data(9), g_geom(9), g_provider(9),
     g_provider_by_name(9), g_wither_geom(9)

作者
     このマニュアルページは、Pawel Jakub Dawidek <pjd@FreeBSD.org> によって書
     かれました。

FreeBSD 11.2                   January 16, 2004                   FreeBSD 11.2

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