FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 制限/条件 | 使用例 | 関連項目 | 作者
DECLARE_GEOM_CLASS(9)  FreeBSD カーネル開発者マニュアル  DECLARE_GEOM_CLASS(9)

名称
     DECLARE_GEOM_CLASS -- GEOM クラス宣言マクロ

書式
     #include <geom/geom.h>

     DECLARE_GEOM_CLASS(class, mod_name);

解説
     DECLARE_GEOM_CLASS() マクロは GEOM に GEOM クラスを登録します。GEOM のク
     ラス自体は 1 つの特定の種類の変換を実装します。典型的な例は次の通りです:
     MBR ディスクパーティション、BSD disklabel と RAID5 クラスです。
     DECLARE_GEOM_CLASS() はコンパイルされて、kld(4) モジュール GEOM クラスと
     してロードするために使用することができます、そして、それはクラス登録のた
     めの唯一の公式な方法です。

     DECLARE_GEOM_CLASS() への引数は、次の通りです:

           class         GEOM のクラスを説明する g_class 構造体。

           mod_name      カーネルモジュール名 (クラス名でない!)。

     構造体 g_class はクラスを説明するデータを含みます。それらは次の通りです:

           const char * name
                   クラス名。

           g_taste_t * taste
                   テイスト (taste) イベント操作のために使用される関数へのポイ
                   ンタ。それが NULL でないなら、それは 3 つの状況で呼び出され
                   ます:

                   -   クラスの活性化のときに、すべての既存のプロバイダはテイ
                       スト (taste) を提供します。
                   -   新しいプロバイダを作成するとき、テイスト (taste) を提供
                       します。
                   -   プロバイダへの最後の書き込みアクセスがクローズされた後
                       に、再テイスト (retaste) を提供します (最初に、書き込み
                       オープンイベント ``spoil'' が送信されます)。

           g_config_t * config
                   それ以上このフィールドを使用しないでください、機能的に
                   ctlreq フィールドに取り替えられました。

           g_ctl_req_t * ctlreq
                   ユーザランドアプリケーションから操作イベントのために使用さ
                   れる関数へのポインタ。

           g_init_t * init
                   クラス登録直後に呼び出される関数へのポインタ。

           g_fini_t * fini
                   クラスの登録取り消しの直前に呼び出される関数へのポインタ。

           g_ctl_destroy_geom_t * destroy_geom
                   クラスのアンロードのときにあらゆる geom のために呼び出され
                   る関数へのポインタ。このフィールドが設定されていないなら、
                   クラスをアンロードすることはできません。

     name フィールドだけが必要です。残りはオプションです。

制限/条件
     g_class のフィールドは、C99 スタイルフィールド指定 (下記の example_class
     の初期化を参照) を使用して常に初期化されるべきです。

使用例
     クラス宣言の例。

           static struct g_geom *
           g_example_taste(struct g_class *mp, struct g_provider *pp,
               int flags __unused)
           {
                   g_topology_assert();

                   [...]
           }

           static void
           g_example_ctlreq(struct gctl_req *req, struct g_class *cp,
               char const *verb)
           {

                   [...]
           }

           static int
           g_example_destroy_geom(struct gctl_req *req, struct g_class *cp,
               struct g_geom *gp)
           {

                   g_topology_assert();

                   [...]
           }

           static void
           g_example_init(struct g_class *mp)
           {

                   [...]
           }

           static void
           g_example_fini(struct g_class *mp)
           {

                   [...]
           }

           struct g_class example_class = {
                   .name = "EXAMPLE",
                   .taste = g_example_taste,
                   .ctlreq = g_example_ctlreq,
                   .init = g_example_init,
                   .fini = g_example_fini,
                   .destroy_geom = g_example_destroy_geom
           };

           DECLARE_GEOM_CLASS(example_class, g_example);

関連項目
     geom(4), g_attach(9), g_bio(9), g_consumer(9), g_data(9), g_event(9),
     g_geom(9), g_provider(9), g_provider_by_name(9), g_wither_geom(9)

作者
     このマニュアルページは、Pawel Jakub Dawidek <pjd@FreeBSD.org> によって書
     かれました。

FreeBSD 11.2                    August 13, 2007                   FreeBSD 11.2

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