FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 関連項目 | 規格 | 関数一覧 | バグ
STDIO(3)               FreeBSD ライブラリ関数マニュアル               STDIO(3)

名称
     stdio -- 標準入力/出力ライブラリ関数

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <stdio.h>

     FILE *stdin;
     FILE *stdout;
     FILE *stderr;

解説
     標準 I/O ライブラリは、簡単で、効率的なバッファリングされたストリームの
     I/O インタフェースを提供しています。入力と出力は、論理的なデータストリー
     ムにマップされ、物理的な I/O 特性は、隠されます。関数とマクロは、以下にリ
     ストされています。より多くの情報は、個別のマニュアルページで利用可能で
     す。

     ストリームは、新しいファイルを作成することを含んで、ファイルをオープンす
     ることによって (物理的なデバイスであるかもしれない) 外部のファイルと関連
     付けられます。既存のファイルを作成することによって、その以前の内容は、破
     棄されます。ファイルが、(端末と反対のディスクファイルのように) 位置づけ要
     求をサポートできるなら、ストリームに関連付けられたファイル位置指示子は、
     ファイルが追加モードでオープンされていないなら、ファイルの先頭 (バイト 0)
     に位置付けられます。追加モードが使用されるなら、位置指示子は、ファイルの
     終りに置かれます。位置指定子は、その後の読み込み、書き込みと位置付け要求
     によって維持されます。すべての入力は、あたかも文字が、fgetc(3) 関数への次
     に続く呼び出しによって読み込まれたかのように起こります。すべての出力は、
     あたかもすべての文字が、fputc(3) 関数への次に続く呼び出しによって書き込ま
     れたかのように起こります。

     ファイルは、ファイルをクローズすることによってストリームから分離されま
     す。出力ストリームは、ストリームがファイルから分離される前に、(少しも書き
     込まれなかったバッファ内容がホスト環境に転送され) フラッシュされます。
     FILE オブジェクトへのポインタの値は、ファイルがクローズされた後に、確定さ
     れない (ごみ) です。

     ファイルは、同じか、または別のプログラムの実行によって、その後に再オープ
     ンされ、(最初に再位置付けすることができるなら) その内容は、再要求される
     か、または修正されます。main 関数がそのオリジナルの呼び出し側に返るか、ま
     たは exit(3) 関数が呼び出されるなら、すべてのオープンしているファイルは、
     プログラム終了の前に、クローズされます (従って、すべての出力ストリーム
     は、フラッシュされます)。プログラム終了の他の方法は、ファイルを適切にク
     ローズせず、そのために、バッファリングされた出力は、失われるかもしれませ
     ん。特に、_exit(2) は、stdio ファイルをフラッシュしません。どちらもシグナ
     ルのために終了しません。バッファは、POSIX によって要求されるように
     abort(3) によってフラッシュされますが、以前の実装は、行いませんでした。

     この実装は、``text'' と ``binary'' ストリームを区別しません。実際に、すべ
     てのストリームは、バイナリです。あらゆるストリームで、変換は、実行され
     ず、特別なパディングは、現れません。

     プログラムのスタートアップで、3 つのストリームが、あらかじめ定義され、明
     示的にオープンされる必要は、ありません:
           •   標準入力 (標準となった入力を読み込むために)、
           •   標準出力 (標準となった出力を書き込むために) と
           •   標準エラー (診断の出力を書き込むために)。
     これらのストリームは、stdin, stdout と stderr と短縮されます。始めに、標
     準エラーストリームは、バッファリングされていません。標準入力と出力スト
     リームは、ストリームが isatty(3) 関数によって決定されるように対話型または
     ``terminal'' デバイスを参照しない時かつその時に限り、完全にバッファリング
     されます。実際に、端末デバイスを参照するすべての新しくオープンされるスト
     リームは、行単位のバッファリングをデフォルトとし、そのようなストリームへ
     の保留中の出力は、そのような入力ストリームが読み込まれるときはいつでも、
     自動的に書き込まれます。これは、``true reads'' (本当の読み込み) のためだ
     け適用することに注意してください。既存のバッファリングされたデータによっ
     て、読み込み要求を、満たすことができるなら、自動的なフラッシュは、起こり
     ません。これらの場合に、または出力端末の行の印刷部分の後で大量の計算が行
     われるとき、それは、終了する前に、出力が現れることができるように計算し
     て、標準出力を fflush(3) (フラッシュ) する必要があります。代わりに、これ
     らのデフォルトは、setvbuf(3) 関数によって修正されます。

     stdio ライブラリは、ライブラリ libc の一部であり、ルーチンは、C コンパイ
     ラによって必要に応じて自動的にロードされます。次のマニュアルページの「書
     式」セクションは、どのインクルードファイルが使用されるか、関数のためのコ
     ンパイラ宣言がどのように見えるか、そして、どの外部変数が関係しているかを
     示しています。

     次は、マクロとして定義されます。これらの名前は、最初に #undef で、それら
     の現在の定義を削除せずに再使用できません: BUFSIZ, EOF, FILENAME_MAX,
     FOPEN_MAX, L_ctermid, L_cuserid, L_tmpnam, NULL, P_tmpdir, SEEK_CUR,
     SEEK_END, SEEK_SET, TMP_MAX, clearerr, clearerr_unlocked, feof,
     feof_unlocked, ferror, ferror_unlocked, fileno, fileno_unlocked, fropen,
     fwopen, getc, getc_unlocked, getchar, getchar_unlocked, putc,
     putc_unlocked, putchar, putchar_unlocked, stderr, stdin と stdout。マクロ
     関数 clearerr, clearerr_unlocked, feof, feof_unlocked, ferror,
     ferror_unlocked, fileno, fileno_unlocked, getc, getc_unlocked, getchar,
     getchar_unlocked, putc, putc_unlocked, putchar と putchar_unlocked の関数
     バージョンは、存在し、マクロの定義が明示的に削除されるなら、使用されま
     す。

関連項目
     close(2), open(2), read(2), write(2)

規格
     stdio ライブラリは、ISO/IEC 9899:1999 (``ISO C99'') に適合しています。

関数一覧
     関数           説明
     asprintf       書式付き出力変換
     clearerr       ストリーム状態をチェックして、リセットする
     dprintf        書式付き出力変換
     fclose         ストリームをクローズする
     fdopen         ストリームをオープンする関数
     feof           ストリーム状態をチェックして、リセットする
     ferror         ストリーム状態をチェックして、リセットする
     fflush         ストリームをフラッシュする
     fgetc          入力ストリームから次の文字またはワードを取得する
     fgetln         ストリームから 1 行を取得する
     fgetpos        ストリームの再位置付け
     fgets          ストリームから 1 行を取得する
     fgetwc         入力ストリームから次のワイド文字を取得する
     fgetws         ストリームからワイド文字の 1 行を取得する
     fileno         ストリーム状態をチェックして、リセットする
     fopen          ストリームをオープンする関数
     fprintf        書式付き出力変換
     fpurge         ストリームをフラッシュする
     fputc          1 文字または 1 ワードをストリームに出力する
     fputs          1 行をストリームに出力する
     fputwc         ワイド文字をストリームに出力する
     fputws         ワイド文字の 1 行をストリームに出力する
     fread          バイナリストリームの入力/出力
     freopen        ストリームをオープン関数
     fropen         ストリームをオープンする
     fscanf         書式付き入力変換する
     fseek          ストリームを再位置付ける
     fsetpos        ストリームを再位置付ける
     ftell          ストリームを再位置付ける
     funopen        ストリームをオープンする
     fwide          ストリームのオリエンテーションを設定/取得する
     fwopen         ストリームをオープンする
     fwprintf       書式付きワイド文字出力変換
     fwrite         バイナリストリームの入力/出力
     getc           入力ストリームから次の文字またはワードを取得する
     getchar        入力ストリームから次の文字またはワードを取得する
     getdelim       ストリームから 1 行を取得する
     getline        ストリームから 1 行を取得する
     gets           ストリームから 1 行を取得する
     getw           入力ストリームから次の文字またはワードを取得する
     getwc          入力ストリームから次のワイド文字を取得する
     getwchar       入力ストリームから次のワイド文字を取得する
     mkdtemp        ユニークなテンポラリディレクトリを作成する
     mkstemp        ユニークなテンポラリファイルを作成する
     mktemp         ユニークなテンポラリファイルを作成する
     perror         システムエラーメッセージ
     printf         書式付き出力変換
     putc           1 文字またはワードをストリームに出力する
     putchar        1 文字またはワードをストリームに出力する
     puts           1 行をストリームに出力する
     putw           1 文字またはワードをストリームに出力する
     putwc          1 つのワイド文字をストリームに出力する
     putwchar       1 つのワイド文字をストリームに出力する
     remove         ディレクトリエントリを削除する
     rewind         ストリームの再位置付ける
     scanf          書式付き入力変換
     setbuf         ストリームのバッファリング操作
     setbuffer      ストリームのバッファリング操作
     setlinebuf     ストリームのバッファリング操作
     setvbuf        ストリームのバッファリング操作
     snprintf       書式付き出力変換
     sprintf        書式付き出力変換
     sscanf         入力書式変換
     strerror       システムエラーメッセージ
     swprintf       書式付きワイド文字出力変換
     sys_errlist    システムエラーメッセージ
     sys_nerr       システムエラーメッセージ
     tempnam        テンポラリファイルルーチン
     tmpfile        テンポラリファイルルーチン
     tmpnam         テンポラリファイルルーチン
     ungetc         入力ストリームに文字を戻す
     ungetwc        入力ストリームにワイド文字を戻す
     vasprintf      書式付き出力変換
     vdprintf       書式付き出力変換
     vfprintf       書式付き出力変換
     vfscanf        入力書式変換
     vfwprintf      書式付きワイド文字出力変換
     vprintf        書式付き出力変換
     vscanf         書式変換の入力
     vsnprintf      書式付き出力変換
     vsprintf       書式付き出力変換
     vsscanf        入力書式変換
     vswprintf      書式付きワイド文字出力変換
     vwprintf       書式付きワイド文字出力変換
     wprintf        書式付きワイド文字出力変換

バグ
     標準のバッファリングされた関数は、特定の他のライブラリとシステム関数、特
     に vfork(2) とうまく交信されません。

FreeBSD 11.2                     March 3, 2009                    FreeBSD 11.2

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