FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格 | 歴史
CLOSE(2)               FreeBSD システムコールマニュアル               CLOSE(2)

名称
     close -- 記述子を削除する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <unistd.h>

     int
     close(int fd);

解説
     close() システムコールは、プロセスごとのオブジェクト参照テーブルから記述
     子を削除します。これが、基本的なオブジェクトへの最後の参照であるなら、オ
     ブジェクトは、非アクティブにされます。例えば、ファイルの最後のクローズ
     で、ファイルに関連付けられている現在の seek ポインタは、失われます。
     socket(2) の最後のクローズで、関連した名前情報とキューに入れられたデータ
     は、廃棄されます。アドバイザリ (advisory) ロックを保持しているファイルの
     最後のクローズで、ロックは、解放されます (さらに、flock(2) を参照)。しか
     しながら、System V と IEEE Std 1003.1-1988 (``POSIX.1'') のセマンティクス
     は、与えられたプロセスのためのファイルに関連付けられたすべての fcntl(2)
     アドバイザリ (advisory) レコードロックが、そのファイルのためのあらゆる
     ファイル記述子がそのプロセスによってクローズされるとき、削除されることを
     指示しています。

     プロセスが終了するとき、すべての関連するファイル記述子は、解放されます
     が、プロセスごとのアクティブな記述子に制限があるので、close() システム
     コールは、大量のファイル記述子が操作されているとき、役に立ちます。

     プロセスがフォークするとき (fork(2) を参照)、新しい子プロセスのためのすべ
     ての記述子は、フォークの前に親プロセスにあったそれらと同じオブジェクトを
     参照します。次に、新しいプロセスが execve(2) を使用して実行されるなら、プ
     ロセスは、通常これらの記述子を継承します。dup2(2) で再構成するか、または
     execve(2) が試みられる前に、ほとんどの記述子を close() で削除することがで
     きますが、execve が失敗する場合、これらの記述子のいくつかが、まだ必要であ
     るなら、execve が成功する場合、クローズされるそれらを構成する必要がありま
     す。そういうわけでで、呼び出し ``fcntl(d, F_SETFD, FD_CLOEXEC)'' は、記述
     子が execve に成功した後に、クローズされることを準備するように提供されて
     います。呼び出し ``fcntl(d, F_SETFD, 0)'' は、記述子をクローズしない、デ
     フォルトに戻します。

戻り値
     関数 close() は、処理が成功すると値 0 を返します。そうでない場合、値 -1
     が返され、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。

エラー
     close() システムコールは、次の場合に失敗します:

     [EBADF]            fd 引数がアクティブな記述子ではありません。

     [EINTR]            割り込みが受け付けられました。

     [ENOSPC]           基本的なオブジェクトが適合せず、キャッシュされたデータ
                        が失われました。

     [ECONNRESET]       基本的なオブジェクトが、すべての保留中 (pending) の
                        データが配信される前にピア (相手側) によってシャットダ
                        ウンされたストリームソケットでした。

     EBADF 以外の何らかのエラーの場合に、供給されたファイル記述子は、割り付け
     解放され、したがって、もはや有効ではありません。

関連項目
     accept(2), closefrom(2), execve(2), fcntl(2), flock(2), open(2), pipe(2),
     socket(2), socketpair(2)

規格
     close() システムコールは、ISO/IEC 9945-1:1990 (``POSIX.1'') に適合するは
     ずです。

歴史
     close() 関数は、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 11.2                  September 11, 2013                  FreeBSD 11.2

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