FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | バグ
LOCATE(1)               FreeBSD 一般コマンドマニュアル               LOCATE(1)

名称
     locate -- すばやくファイル名を見つける

書式
     locate [-0Scims] [-l limit] [-d database] pattern ...

解説
     locate プログラムは、指定された pattern と一致するすべてのパス名に対して
     データベースを検索します。データベースは、定期的に (通常、毎週または毎日)
     再計算され、公的にアクセス可能なすべてのファイルのパス名を含んでいます。

     シェルのグロブ (ファイル名置換) と文字 (``*'', ``?'', ``\'', ``['' と
     ``]'') の引用は、pattern で使用されますが、それらは、シェルからエスケープ
     されなければなりません。バックスラッシュが先行する (``\'') あらゆる文字
     は、それが持っているあらゆる特別な意味を取り除きます。照合は、スラッシュ
     (``/'') を含んで、文字が明示的に一致してはならない点において、異なりま
     す。

     特別な場合として、グロブ (ファイル名置換) 文字 (``foo'') を含まないパター
     ンは、あたかもそれが ``*foo*'' であったかのように、照合されます。

     歴史的に、32 から 127 までの格納された文字だけを見つけます。現在の実装
     は、改行 (`\n') と NUL (`\0') を除いて、あらゆる文字を格納します。8 ビッ
     ト文字のサポートは、平板な ASCII ファイル名のために特別な空間を浪費しませ
     ん。32 未満または 127 を越える文字は、2 バイトに格納されます。

     次のオプションが利用可能です:

     -0          デフォルトの NL (改行、文字コード 10) の代わりに、ASCII NUL
                 文字 (文字コード 0) によって区切られたパス名を印刷 (表示) し
                 ます。

     -S          データベースに関するいくつかの統計を印刷 (表示) して、終了し
                 ます。

     -c          通常の出力を抑制します。代わりに、一致しているファイル名のカ
                 ウントをを印刷 (表示) します。

     -d database
                 デフォルトのファイル名のデータベースの代わりに database で検
                 索します。複数の -d オプションが許可されます。それぞれの追加
                 の -d オプションは、指定されたデータベースを、検索されるデー
                 タベースのリストに追加します。

                 オプションの database は、データベースのコロンで区切られたリ
                 ストとなります。単一のコロンは、デフォルトのデータベースへの
                 参照です。

                 $ locate -d $HOME/lib/mydb: foo

                 は、最初に $HOME/lib/mydb で文字列 ``foo'' を検索し、次に
                 /var/db/locate.database を検索します。

                 $ locate -d $HOME/lib/mydb::/cdrom/locate.database foo

                 は、最初に $HOME/lib/mydb で文字列 ``foo'' を検索し、次に
                 /var/db/locate.database を検索し、次に /cdrom/locate.database
                 を検索します。

                       $ locate -d db1 -d db2 -d db3 pattern

                 は、

                       $ locate -d db1:db2:db3 pattern

                 または

                       $ locate -d db1:db2 -d db3 pattern
                 と同じです。

                 - がデータベース名として与えられるなら、標準入力が代わりに読
                 み込まれます。例えば、利用者は、データベースを圧縮し、次のよ
                 うに使用することがきます:

                 $ zcat database.gz | locate -d - pattern

                 これは、速い CPU と少しの RAM と遅い I/O があるマシンで役に立
                 つかもしれません。注: 利用者は、stdin (標準入力) に対して 1
                 つのパターンのみを使用することができます。

     -i          パターンとデータベースの両方で大文字と小文字の区別を無視しま
                 す。

     -l number   出力をファイル名の number に制限し、終了します。

     -m          stdio(3) ライブラリの代わりに mmap(2) を使用します。これは、
                 デフォルトの振る舞いであり、ほとんどの場合により高速です。

     -s          mmap(2) の代わりに stdio(3) ライブラリを使用します。

環境変数
     LOCATE_PATH  設定され、空でないなら、locate データベースへのパス、-d オプ
                  ションが指定されたなら、無視されます。

関連ファイル
     /var/db/locate.database          locate データベース
     /usr/libexec/locate.updatedb     locate データベースを更新するスクリプト
     /etc/periodic/weekly/310.locate  再構築されたデータベースを開始するスクリ
                                      プト

関連項目
     find(1), whereis(1), which(1), fnmatch(3), locate.updatedb(8)

     Woods, James A., "Finding Files Fast", ;login, 8:1, pp. 8-10, 1983.

歴史
     locate コマンドは 4.4BSD ではじめて登場しました。多くの新しい機能は、
     FreeBSD 2.2 で追加されました。

バグ
     locate プログラムは、存在するいくつかのファイルをリストすることに失敗する
     か、またはシステムから削除されたファイルをリストするかもしれません。これ
     は、通常、/etc/periodic/weekly/310.locate スクリプトによって 1 週に 1 度
     再生成されるだけであるデータベースに存在する報告ファイルだけを見つけるか
     らです。より一時的な性質のファイルを見つけるためには、find(1) を使用しま
     す。

     locate データベースは、ユーザ ``nobody'' によって通常構築され、
     locate.updatedb(8) ユーティリティは、ユーザ ``nobody''、グループ
     ``nobody''、または全てのユーザに対して読み込み可能でないディレクトリをス
     キップします。例えば、利用者の HOME (ホーム) ディレクトリが全てのユーザに
     読み込み可能でないなら、利用者のファイルのすべてはデータベースにありませ
     ん。

     locate データベースは、自由なバイト順序ではありません。異なるバイト順序が
     あるマシンの間のデータベースを共有することはできません。現在 locate の実
     装は、両方のアーキテクチャが同じ整数サイズを使用するなら、ホストのバイト
     順序またはネットワークバイト順序のデータベースを理解します。それで、
     FreeBSD/i386 マシン (リトルエンディアン) で、利用者は、SunOS/sparc マシン
     (ビッグエンディアン、ネット) で構築された locate データベースを読み込むこ
     とができます

     locate ユーティリティは、マルチバイト文字を認識しません。

FreeBSD 11.2                    August 17, 2006                   FreeBSD 11.2

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