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GPART(8) FreeBSD システム管理者マニュアル GPART(8) 名称 gpart -- ディスクパーティショニングの GEOM クラスのための制御ユーティリ ティ 書式 gpart add -t type [-a alignment] [-b start] [-s size] [-i index] [-l label] [-f flags] geom gpart backup geom gpart bootcode [-N] [-b bootcode] [-p partcode -i index] [-f flags] geom gpart commit geom gpart create -s scheme [-n entries] [-f flags] provider gpart delete -i index [-f flags] geom gpart destroy [-F] [-f flags] geom gpart modify -i index [-l label] [-t type] [-f flags] geom gpart recover [-f flags] geom gpart resize -i index [-a alignment] [-s size] [-f flags] geom gpart restore [-lF] [-f flags] provider [...] gpart set -a attrib -i index [-f flags] geom gpart show [-l | -r] [-p] [geom ...] gpart undo geom gpart unset -a attrib -i index [-f flags] geom gpart list gpart status gpart load gpart unload 解説 gpart ユーティリティは、通常ディスクの GEOM プロバイダをパーティションで 区切るために使用されます。最初の引数は、次の取られる動作です: add geom によって与えられたパーティショニングスキームに新しいパー ティションを追加します。パーティションタイプは、-t type で指定 されなければなりません。パーティションの位置、サイズ、と他の属 性は、対応しているオプションが指定されないなら、自動的に計算さ れます。 add コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -a alignment 指定されるなら、gpart ユーティリティは、start オ フセットとパーティション size を alignment 値の倍 数に整列するように試みます。 -b start パーティションが始まる論理的なブロックのアドレ ス。SI ユニット接尾辞は、許可されます。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明につい ては、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられた セクションを参照してください。 -i index 新しいパーティションでパーティションテーブルのイ ンデックスは、置かれる場所です。インデックスは、 パーティションを表すために使用されるデバイス特殊 ファイルの名前を決定します。 -l label パーティションにアタッチされたラベル。このオプ ションは、パーティションラベルをサポートするパー ティショニングスキームで使用されるときのみ、有効 です。 -s size サイズ size のパーティションを作成します。SI ユ ニット接尾辞は、許可されます。 -t type タイプ type のパーティションを作成します。パー ティションタイプは、下記の「パーティションタイ プ」という表題が付けられたセクションで議論されま す。 backup restore 動作で使用される特別な形式で標準出力にパーティション テーブルをダンプします。 bootcode (-b bootcode を使用して) geom に関するパーティショニングスキー ムのメタデータにブートストラップコードを組み込むか、または (-p partcode と -i index を使用して) パーティションにブートストラッ プコードを書き込みます。 bootcode コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -N MBR のためのボリュームシリアル番号を保存しません。 MBR bootcode は、デフォルトでボリュームシリアル番号 を含み、gpart は、新しいブートストラップコードをイ ンストールするとき、それを保存することを試みます。 このオプションは、ボリュームシリアル番号をサポート しない boot0(8) のいくつかのバージョンに役く立つた めに保存をスキップします。 -b bootcode ファイル bootcode からブートストラップコードを、 geom のためのパーティショニングスキームのメタデータ に組み込みます。すべてのパーティショニングスキーム に、組み込みのブートストラップコードがあるわけでは ないので、-b bootcode オプションは、本来、スキーム 特有です (下記の「ブートストラップ」のタイトルのセ クションを参照)。bootcode ファイルは、ファイルの内 容とサイズのためにパーティショニングスキームの要件 と一致しなければなりません。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -i index -p partcode のためのターゲットのパーティションを指 定します。 -p partcode ファイル partcode からブートストラップコードを -i index によって指定された geom パーティションに書き 込みます。ファイルのサイズは、パーティションのサイ ズより小さくなければなりません。 commit geom geom のためのあらゆる保留中 (pending) の変更をコミットしま す。すべての動作は、デフォルトでコミットされ、保留中の変更の結 果となりません。それらが、コミットできないように、-f flags オプ ションで動作を変更することができますが、保留中となります。保留 中の変更は、geom と gpart ユーティリティによって反映されます が、それらは、実際にディスクに書き込まれません。commit 動作は、 ディスクにすべての保留中の変更を書き込みます。 create provider によって与えられたプロバイダで新しいパーティショニング スキームを作成します。使用するスキームは、-s scheme オプション で指定されなければなりません。 create コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -n entries パーティションテーブルのエントリの数。すべてのパー ティショニングスキームには、最小の数と最大の数のエ ントリがあります。このオプションによって、制限内の エントリの数でテーブルを作成することができます。い くつかのスキームには、最小と等しい最大があり、いく つかのスキームには、無制限と見なされる十分大きな最 大があります。デフォルトで、パーティションテーブル は、エントリの最小の数で作成されます。 -s scheme 使用するパーティショニングスキームを指定します。 カーネルは、ディスクのパーティションを作成するため に、そのスキームを使用することができる前に、特定の スキームのためのサポートがなければなりません。 delete geom geom からパーティションを削除し、-i index オプションによっ てさらに識別されます。カーネルによってアクティブにパーティショ ンを使用することができません。 delete コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -i index 削除されるパーティションのインデックスを指定しま す。 destroy geom geom によって実装されるようにパーティショニングスキームを 破壊します。 destroy コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -F たとえ空でなくても、強制的にパーティションテーブル を破壊します。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 modify geom geom からパーティションを変更し、-i index オプションによっ てさらに識別されます。パーティションのタイプ、そして/または、ラ ベルのみを変更することができます。すべてのパーティショニングス キームは、ラベルをサポートしません、そのような場合にパーティ ションラベルを変更しようと試みることは無効です。 modify コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -i index 修正されるパーティションのインデックスを指定しま す。 -l label パーティションラベルを label に変更します。 -t type パーティションタイプを type に変更します。 recover geom geom で不正なパーティションのスキームメタデータを復旧しま す。追加情報については、下記の「リカバリング」と表題が付けられ たセクションを参照してください。 recover コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 resize geom geom とさらに -i index よって識別されるパーティションをリ サイズします。新しいサイズが指定されないなら、geom から利用可能 な最大となるように自動的に計算されます。 resize コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -a alignment 指定されるなら、gpart ユーティリティは、パーティ ション size を alignment 値の倍数に整列するように 試みます。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明につい ては、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられた セクションを参照してください。 -i index リサイズされるパーティションのインデックスを指定 します。 -s size 論理的なブロックで、パーティションの新しいサイズ を指定します。SI ユニット接尾辞は、許可されます。 restore 以前に backup 動作によって作成され、標準入力から読み込まれた バックアップからパーティションテーブルを復旧します。パーティ ションテーブルだけが復旧されます。この動作は、パーティションの 内容に影響しません。パーティションテーブルを復旧し、必要である なら、ブートコードを書いた後に、ユーザデータは、バックアップか ら復旧されなければなりません。 restore コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -F 復旧する前に与えられた provider でパーティション テーブルを破壊します。 -f flags 追加の操作上のフラグ。使用に関する議論については、 以下の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセクショ ンを参照してください。 -l それらをサポートするパーティショニングスキームのた めにパーティションラベルを返します。 set パーティションエントリで名前が付けられた属性を設定します。利用 可能な属性のリストにつては、下記のセクションの表題「属性」を参 照してください。 set コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -a attrib 設定する属性を指定します。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -i index 属性が設定されるパーティションのインデックスを指定 します。 show 何も指定されないなら、指定された geom またはすべての geom のた めの現在のパーティション情報に表示します。デフォルトの出力は、 各パーティションの論理的な開始ブロック、ブロック単位のパーティ ションサイズ、パーティションのインデックス数、パーティションタ イプと人間に読み込み可能なパーティションサイズを含んでいます。 ブロックサイズと位置は、gpart list によって表示されるようなデバ イスのセクタサイズに基づいています。 show コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -l パーティションラベルをサポートするパーティショニン グスキームに関して、パーティションタイプの代わりに それらを印刷 (表示) します。 -p パーティションのインデックスの代わりにプロバイダ名 を表示します。 -r シンボリック名の代わりに生のパーティションタイプを 表示します。 undo geom geom のためにあらゆる保留中の変更を元に戻します。この動作 は、commit 動作の反対で、コミットされていない任意の変更を元に戻 すために使用することができます。 unset パーティションエントリで名前が付けられた属性をクリアします。利 用可能な属性のリストにつては、下記のセクションの表題「属性」を 参照してください。 unset コマンドは、これらのオプションを受け付けます: -a attrib クリアする属性を指定します。 -f flags 追加の操作上のフラグ。その使用に関する説明について は、下記の「操作上のフラグ」と表題が付けられたセク ションを参照してください。 -i index 属性がクリアされるパーティションのインデックスを指 定します。 list geom(8) 参照。 status geom(8) 参照。 load geom(8) 参照。 unload geom(8) 参照。 パーティショニングスキーム いくつかのパーティショニングスキームは、gpart ユーティリティによってサ ポートされます: APM PowerPC(R) Macintosh(R) コンピュータによって使用される、Apple Par tition Map。GEOM_PART_APM カーネルオプションを要求します。 BSD MBR パーティションを細分割するために通常使用される、旧来の BSD disklabel。(MBR なしで単一のパーティショニングメソッドとして、この スキームも使用することができます。他のオペレーティングシステムの パーティション編集ツールは、しばしば裸の disklabel パーティション レイアウトを理解しないので、これは、時々、``危険なほどに専念する'' (dangerously dedicated) と呼ばれます) GEOM_PART_BSD カーネルオプ ションを要求します。 BSD64 BSD disklabel の 64 ビットの実装は、MBR または GPT パーティション を細分化するために DragonFlyBSD で使用されます。GEOM_PART_BSD64 カーネルオプションを要求します。 LDM Logical Disk Manager は、Microsoft Windows NT のためのボリュームマ ネージャの実装です。GEOM_PART_LDM カーネルオプションを必要としま す。 GPT GUID パーティションテーブルは、Intel ベースの Macintosh コンピュー タとほとんどの PC と他のシステムで徐々に置き換えられる MBR で使用 されます。GEOM_PART_GPT カーネルオプションを要求します。 MBR マスタブートレコード (Master Boot Record) は、PC とリムーバブルメ ディアで使用されます。GEOM_PART_MBR カーネルオプションを要求しま す。GEOM_PART_EBR オプションは、論理パーティションを定義するために 使用される、拡張ブートレコード (EBR) のためのサポートを追加しま す。GEOM_PART_EBR_COMPAT オプションは、EBR スキームのパーティショ ン名のための後方互換性を有効にします。また、そのようなパーティショ ンで任意のタイプの動作を妨げます。 VTOC8 SPARC64 と UltraSPARC コンピュータによって使用される、Sun の SMI Volume Table Of Contents。GEOM_PART_VTOC8 カーネルオプションを要求 します。 デバイスとパーティションのラベル付けに関する追加情報については、glabel(8) を参照してください。 パーティションタイプ パーティションタイプは、特定の文字列か、またはマジック値によってディスク 上で識別されます。gpart ユーティリティは、共通のパーティションタイプのた めのシンボリック名を使用するので、ユーザは、問題のパーティショニングス キームの、これらの値または他の詳細を知る必要はありません。また、gpart ユーティリティによって、ユーザは、シンボリック名がないパーティションタイ プにスキーム特有のパーティションタイプを指定できます。現在理解され、 FreeBSD で使用されているシンボリック名は、次の通りです: apple-boot いくつかの Apple システムでブートローダを格納する 専用のシステムパーティション。スキーム特有のタイプ は、MBR に対して "!171"、APM に対して "!Apple_Bootstrap"、GPT に対して "!426f6f74-0000-11aa-aa11-00306543ecac" です。 bios-boot ブートローダプログラムの 2 番目のステージのための システムパーティション。通常、GPT パーティショニン グスキームのために GRUB 2 ローダによって使用されま す。スキーム特有のタイプは、 "!21686148-6449-6E6F-744E-656564454649" です。 efi Extensible Firmware Interface (EFI) を使用するコン ピュータのためのシステムパーティション。スキーム特 有のタイプは、MBR に対して "!239" と GPT に対して "!c12a7328-f81f-11d2-ba4b-00a0c93ec93b" です。 freebsd FreeBSD パーティションは、BSD disklabel でファイル システムに再分割します。これは、古いパーティション タイプであり、APM または GPT スキームに対して使用 するべきではありません。スキーム特有のタイプは、 MBR に対して "!165"、APM に対して "!FreeBSD" と GPT に対して "!516e7cb4-6ecf-11d6-8ff8-00022d09712b" です。 freebsd-boot ブートストラップコード専用の FreeBSD パーティショ ン。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!83bd6b9d-7f41-11dc-be0b-001560b84f0f" です。 freebsd-swap スワップ空間専用の FreeBSD パーティション。スキー ム特有のタイプは、APM に対して "!FreeBSD-swap"、 GPT に対して "!516e7cb5-6ecf-11d6-8ff8-00022d09712b" と VTOC8 に対してタグ 0x0901 です。 freebsd-ufs UFS または UFS2 ファイルシステムを含む FreeBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、APM に対し て "!FreeBSD-UFS"、GPT に対して "!516e7cb6-6ecf-11d6-8ff8-00022d09712b" と VTOC8 に対してタグ 0x0902 です。 freebsd-vinum Vinum ボリュームを含む FreeBSD パーティション。ス キーム特有のタイプは、APM に対して "!FreeBSD-Vinum"、GPT に対して "!516e7cb8-6ecf-11d6-8ff8-00022d09712b" と VTOC8 に対してタグ 0x0903 です。 freebsd-zfs ZFS ボリュームを含む FreeBSD パーティション。ス キーム特有のタイプは、APM に対して "!FreeBSD-ZFS"、GPT に対して "!516e7cba-6ecf-11d6-8ff8-00022d09712b" と VTOC8 に対してタグ 0x0904 です。 gpart ユーティリティで使用することができる他のシンボリック名は、次の通り です: apple-apfs Apple macOS パーティションは、Apple ファイルシステ ム、APFS のために使用されました。 apple-core-storage コアストレージ (Core Storage) として知られている論 理的なボリュームマネージャによって使用される AppleMac OS X パーティション。スキーム特有のタイプ は、GPT に対して "!53746f72-6167-11aa aa11-00306543ecac" です。 apple-hfs HFS または HFS+ ファイルシステムを含んでいる Apple Mac OS X パーティション。スキーム特有のタイプは、 MBR に対して、"!175"、APM に対して、"!Apple_HFS"、 GPT に対して "!48465300-0000-11aa aa11-00306543ecac" です。 apple-label ディスクデバイスを記述する Apple Mac OS X パーティ ション専用のパーティションメタデータ。スキーム特有 のタイプは、GPT に対して "!4c616265-6c00-11aa aa11-00306543ecac" です。 apple-raid ソフトウェア RAID 設定で使用される Apple Mac OS X パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!52414944-0000-11aa-aa11-00306543ecac" です。 apple-raid-offline ソフトウェア RAID 設定で使用される Apple Mac OS X パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!52414944-5f4f-11aa-aa11-00306543ecac" です。 apple-tv-recovery Apple テレビによって使用される Apple Mac OS X パー ティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!5265636f-7665-11aa-aa11-00306543ecac" です。 apple-ufs UFS ファイルシステムを含んでいる Apple Mac OS X パーティション。スキーム特有のタイプは、MBR に対し て、"!168"、APM に対して、"!Apple_UNIX_SVR2"、GPT に対して "!55465300-0000-11aa-aa11-00306543ecac" です。 apple-zfs ZFS ボリュームを含んでいる Apple Mac OS X パーティ ション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a898cc3-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。同じ GUID は、また illumos/Solaris /usr パーティション のために使用されています。後述の「警告」セクション を参照してください。 dragonfly-label32 BSD disklabel でファイルシステムに分割された Drag onFlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、 GPT に対して "!9d087404-1ca5-11dc-8817-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-label64 disklabel64 でファイルシステムに分割された Dragon FlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!3d48ce54-1d16-11dc-8696-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-legacy DragonFlyBSD で使用される古いパーティションタイ プ。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!bd215ab2-1d16-11dc-8696-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-ccd 連結されたディスクドライバで使用される DragonFly BSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に 対して "!dbd5211b-1ca5-11dc-8817-01301bb8a9f5" で す。 dragonfly-hammer Hammer ファイルシステムを含んでいる DragonFlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!61dc63ac-6e38-11dc-8513-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-hammer2 Hammer2 ファイルシステムを含んでいる DragonFlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!5cbb9ad1-862d-11dc-a94d-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-swap DragonFlyBSD パーティション専用のスワップ空間。ス キーム特有のタイプは、GPT に対して "!9d58fdbd-1ca5-11dc-8817-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-ufs UFS1 ファイルシステムを含んでいる DragonFlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!9d94ce7c-1ca5-11dc-8817-01301bb8a9f5" です。 dragonfly-vinum 論理的なボリュームマネージャで使用される Dragon FlyBSD パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!9dd4478f-1ca5-11dc-8817-01301bb8a9f5" です。 ebr EBR でファイルシステムに分割されたパーティション。 スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!5" です。 fat16 FAT16 ファイルシステムを含んでいるパーティション。 スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!6" です。 fat32 FAT32 ファイルシステムを含んでいるパーティション。 スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!11" です。 fat32lba FAT32 (LBA) ファイルシステムを含んでいるパーティ ション。スキーム特有のタイプは、MBR のための "!12" です。 hifive-fsbl HiFive のファーストステージのブートローダを含む生 の (raw) パーティション。スキーム特有のタイプは、 GPT に対して "!5b193300-fc78-40cd-8002-e86c45580b47" です。 hifive-bbl HiFive セカンドステージのブートローダを含む生の (raw) ローパーティション。スキーム特有のタイプは、 GPT に対して "!2e54b353-1271-4842-806f e436d6af6985" です。 linux-data データでいくつかのファイルシステムを含んでいる Linux パーティション。スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!131"、GPT に対して "!0fc63daf-8483-4772-8e79-3d69d8477de4" です。 linux-lvm 論理的なボリュームマネージャ専用の Linux パーティ ション。スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!142"、GPT に対して "!e6d6d379-f507-44c2-a23c-238f2a3df928" です。 linux-raid ソフトウェア RAID 設定で使用される Linux パーティ ション。スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!253"、GPT に対して "!a19d880f-05fc-4d3b a006-743f0f84911e" です。 linux-swap Linux パーティション専用のスワップ空間。スキーム特 有のタイプは、MBR に対して "!130"、GPT に対して "!0657fd6d-a4ab-43c4-84e5-0933c84b4f4f" です。 mbr マスタブートレコード (MBR) によって細分化された パーティション。このタイプは、GPT によって "!024dee41-33e7-11d3-9d69-0008c781f39f" として知ら れています。 ms-basic-data Microsoft オペレーティングシステムのための基本的な データパーティション (BDP)。GPT で、このタイプは、 MBR のパーティションタイプ fat16, fat32 と ntfs と 同等です。このタイプは、GPT exFAT パーティションの ために使用されます。スキーム特有のタイプは、GPT に 対して "!ebd0a0a2-b9e5-4433-87c0-68b6b72699c7" で す。 ms-ldm-data Logical Disk Manager (LDM) ボリュームを含んでいる パーティション。スキーム特有のタイプは、MBR に対し て "!66" で、GPT に対して "!af9b60a0-1431-4f62-bc68-3311714a69ad" です。 ms-ldm-metadata Logical Disk Manager (LDM) データベースを含んでい るパーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対 して "!5808c8aa-7e8f-42e0-85d2-e1e90434cfb3" で す。 netbsd-ccd 連結されたディスクドライバで使用される NetBSD パー ティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!2db519c4-b10f-11dc-b99b-0019d1879648" です。 netbsd-cgd 暗号化された NetBSD パーティション。スキーム特有の タイプは、GPT に対して "!2db519ec-b10f-11dc b99b-0019d1879648" です。 netbsd-ffs UFS ファイルシステムを含んでいる NetBSD パーティ ション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!49f48d5a-b10e-11dc-b99b-0019d1879648" です。 netbsd-lfs LFS ファイルシステムを含んでいる NetBSD パーティ ション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!49f48d82-b10e-11dc-b99b-0019d1879648" です。 netbsd-raid ソフトウェア RAID 設定使用される NetBSD パーティ ション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!49f48daa-b10e-11dc-b99b-0019d1879648" です。 netbsd-swap NetBSD パーティション専用のスワップ空間。スキーム 特有のタイプは、GPT に対して "!49f48d32-b10e-11dc b99b-0019d1879648" です。 ntfs NTFS または exFAT のファイルシステムを含んでいる パーティション。スキーム特有のタイプは、MBR に対し て "!7" です。 prep-boot いくつかの PowerPC システムで、特に IBM によって作 られたもの、ブートローダを格納する専用のシステム パーティション。スキーム特有のタイプは、MBR の対し て "!65"、GPT に対して "!9e1a2d38-c612-4316-aa26-8b49521e5a8b" です。 solaris-boot ブートローダ専用の illumos/Solaris パーティショ ン。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a82cb45-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-root ルートファイルシステム専用の illumos/Solaris パー ティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a85cf4d-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-swap スワップ専用の illumos/Solaris パーティション。ス キーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a87c46f-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-backup バックアップ専用の illumos/Solaris パーティショ ン。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a8b642b-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-var /var ファイルシステム専用の illumos/Solaris パー ティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a8ef2e9-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-home /home ファイルシステム専用の illumos/Solaris の パーティション。スキーム特有のタイプは、GPT に対し て "!6a90ba39-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-altsec 代替セクタ専用の illumos/Solaris パーティション。 スキーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a9283a5-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 solaris-reserved 予約空間専用の illumos/Solaris パーティション。ス キーム特有のタイプは、GPT に対して "!6a945a3b-1dd2-11b2-99a6-080020736631" です。 vmware-vmfs VMware ファイルシステム (VMFS) を含んでいるパー ティション。スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!251" で、GPT に対して "!aa31e02a-400f-11db-9590-000c2911d1b8" です。 vmware-vmkdiag VMware 診断ファイルシステムを含んでいるパーティ ション。スキーム特有のタイプは、MBR に対して "!252" で、GPT に対して "!9d275380-40ad-11db bf97-000c2911d1b8" です。 vmware-reserved VMware 予約パーティション。スキーム特有のタイプ は、GPT に対して "!9198effc-31c0-11db-8f-78-000c2911d1b8" です。 vmware-vsanhdr VMware VSAN によって要求されるパーティション。ス キーム特有のタイプは、GPT に対して "!381cfccc-7288-11e0-92ee-000c2911d0b2" です。 属性 EBR のためのスキーム特有の属性は、次の通りです: active GPT のためのスキーム特有の属性は、次の通りです: bootme 設定されると、gptboot ステージ 1 のブートローダは、このパー ティションからシステムをブートしようとします。bootme 属性で複 数のパーティションをマークすることができます。より詳しい情報 については、gptboot(8) を参照してください。 bootonce この属性を自動的に設定すると、bootme 属性を設定します。設定さ れると、gptboot ステージ 1 のブートローダは、このパーティショ ンからシステムを一度だけブートしようとします。bootonce と bootme 属性のペアで複数のパーティションをマークすることができ ます。より詳しい情報については、gptboot(8) を参照してくださ い。 bootfailed この属性は、手動で管理するべきではありません。それは、gptboot ステージ 1 のブートローダと /etc/rc.d/gptboot スタートアップ スクリプトによって管理されます。より詳しい情報については、 gptboot(8) を参照してください。 lenovofix この属性を設定することは、最初のレコードではなく、0xee パー ティションが 2 番目であるところの新しいもので保護 MBR を上書 きします。これは、EFI を使用せずに、それらが、GPT パーティ ション化されたディスクからブートすることを可能にして、X220、 T420 と T520 を含むいくつかの Lenovo モデルでの BIOS 互換性の 問題を解決します。 MBR のためのスキーム特有の属性は、次の通りです: active ブートストラップ FreeBSD は、いくつかのパーティショニングスキームをサポートし、各スキーム は、異なったブートストラップコードを使用します。ブートストラップコード は、各パーティショニングスキームための特定のディスク領域に位置し、異なる スキームに対してサイズの点で異なります。 2 つのタイプにブートストラップコードを分割することができます。最初のタイ プは、パーティショニングスキームののメタデータに組み込まれますが、2 番目 のタイプは、特定のパーティションに位置付けられます。組み込みのブートスト ラップコードは、-b bootcode オプションがある gpart bootcode コマンドでの み行われるべきです。GEOM PART クラスは、どんなダメージを引き起こさずに、 特定のパーティショニングスキームのメタデータにブートストラップコードを安 全に組み込む方法を知っています。 Master Boot Record (MBR) は、パーティションテーブルのメタデータ領域に組み 込まれた 512 バイトのブートストラップコードイメージを使用します。このブー トストラップコードには、2 つの変異型があります。/boot/mbr と /boot/boot0 です。/boot/mbr は、パーティションテーブルの active 属性 (「属性」セク ションを参照) でパーティションを検索します。次に、次のブートストラップス テージを実行します。/boot/boot0 イメージは、ユーザに選択されたパーティ ションからマルチブートするためにいくつかの追加の対話型の関数をあるブート 管理を含んでいます。 通常、BSD disklabel は、タイプ freebsd (「パーティションタイプ」セクショ ンを参照) がある MBR パーティション (スライス) の先頭に作成されます。それ は、パーティションテーブルのメタデータ領域に組み込まれた、8KB のサイズの ブートストラップコードイメージ /boot/boot を使用します。 ブートストラップコードの両方のタイプは、GUID パーティションテーブルから ブートするために使用されます。最初に、保護された MBR は、/boot/pmbr イ メージからの最初のディスクセクタに組み込まれます。freebsd-boot パーティ ション (「パーティションタイプ」セクションを参照) のための GPT を検索し、 それからの次のブートストラップステージをを実行します。freebsd-boot パー ティションは、545KB より小さくするべきです。それは、ディスクの他の FreeBSD パーティションの前または後に置くことができます。このパーティショ ンに書き込むために、次の 2 つのブートストラップコードの変異型があります: /boot/gptboot と /boot/gptzfsboot です。 /boot/gptboot は、UFS パーティションからブートするために使用されます。 gptboot は、GPT の freebsd-ufs パーティションを検索し、bootonce と bootme 属性に基づいてブートするために 1 つを選択します。いずれの属性も見つからな いなら、/boot/gptboot は、最初の freebsd-ufs パーティションからブートしま す。/boot/loader (3 番目のブートストラップステージ) は、これらの条件と一 致する最初のパーティションからロードされます。より詳しい情報については、 gptboot(8) を参照してください。 /boot/gptzfsboot は、ZFS からブートするために使用されます。ZFS プールを検 出しようと試み、freebsd-zfs パーティションのための GPT を検索します。すべ てのプールが検出された後、/boot/loader は、ブート可能なものとして設定され る見つかった最初のものから開始されます。 VTOC8 スキームは、組み込まれたブートストラップコードをサポートしません。 代わりに、8KBytes のブートストラップコードイメージ /boot/boot1 は、すべて の十分大きな VTOC8 パーティションのために -p bootcode オプションがある gpart bootcode コマンドで書き込まれるべきです。これを行うために、-i index オプションは、省略されるかもしれません。 また、APM スキームは、組み込みブートストラップコードをサポートしません。 代わりに、800KBytes のブートストラップコードイメージ /boot/boot1.hfs は、 また、800KB のサイズであるべき、タイプ apple-boot のパーティションに gpart bootcode コマンドで書き込まれるべきです。 操作上のフラグ commit と undo 動作以外の動作は、省略可能な -f flags オプションを取りま す。このオプションは、動作特有の操作上のフラグを指定するために使用されま す。デフォルトで、gpart ユーティリティは、動作を直ちに、コミットできるよ うに、`C' フラグを定義します。ユーザは、commit 動作で単一の複合の変更とし てコミットされるか、または undo 動作で元に戻る、他の保留中の変更で、後で そうすることができる保留中の変更で動作結果を持つために ``-f x'' を指定す ることができます。 リカバリング GEOM PART クラスは、GPT のためだけにパーティションテーブルの復旧をサポー トします。GPT プライマリメタデータは、デバイスの初めに格納されます。冗長 性のために、メタデータの 2 番目の (backup) (バックアップ) コピーは、装置 の終りに格納されます。2 つのコピーがあることの結果として、メタデータのい くつかの破損は、GPT の操作に致命的ではありません。カーネルが破損してメタ データを検出するとき、破損してているとして、このテーブルをマークし、その 問題を報告します。destroy と recover は、破損しているテーブルで許可された ただ一つの操作です。 1 つの GPT ヘッダが、不正であるように思えるが、もう片方のコピーが損なわれ ていない状態のままであるなら、カーネルは、次をログ記録します: GEOM: provider: the primary GPT table is corrupt or invalid. 翻訳: プライマリ GPT テーブルは、不正であるか、または無効です。 GEOM: provider: using the secondary instead -- recovery strongly advised. 翻訳: 代わりにセカンダリを使用します -- 強く勧告された復旧。 または GEOM: provider: the secondary GPT table is corrupt or invalid. 翻訳: セカンダリ GPT テーブルは、不正であるか、または無効です。 GEOM: provider: using the primary only -- recovery suggested. 翻訳: プライマリのみを使用します -- 推奨された復旧。 また、show, status と list のような gpart コマンドは、不正なテーブルに関 して報告します。 デバイスのサイズが (例えば、ボリューム拡張) を変更したなら、セカンダリ GPT ヘッダは、もはや最後のセクタに位置づけられません。これは、メタデータ の不正ではありませんが、プライマリ GPT の任意の不正が、パーティションテー ブルを失うことになるので、危険です。この問題は、次のメッセージでカーネル によって報告されます: GEOM: provider: the secondary GPT header is not in the last LBA. 翻訳: セカダリ GPT ヘッダが最後の LBA にありません。 recover コマンドで、この状況を復旧することができます。このコマンドは、知 られている有効なメタデータを使用して不正なメタデータを再構築して、セカン ダリ GPT をデバイスの終りに移動させます。 注意: GEOM PART クラスは、異なった GEOM プロバイダを通して目に見える同じ パーティションテーブルを検出でき、それらのいくつかは、不正であるとマーク されます。復旧のためのプロバイダを選択するときに、注意してください。正し くない選択を行ったなら、別の GEOM クラスのメタデータを破壊することができ ます、例えば、GEOM MIRROR または GEOM LABEL。 SYSCTL 変数 PART GEOM のクラスの振る舞いを制御するために次の sysctl(8) 変数を使用する ことできます。デフォルト値は、各変数の隣に表示されています。 kern.geom.part.allow_nesting: 0 デフォルトで、いくつかのスキーム (現在、BSD、BSD64 と VTOC8) は、 さらなるネストされたパーティションを許可しません。この変数は、こ の制限を上書きし、(オフセット 0 で作成されたパーティション内を除 いて) 任意のネストを許可します。いくつかのスキームには、それら自 体の個別のチェックがあります、これに対しては、以下を参照してくだ さい。 kern.geom.part.auto_resize: 1 この変数は、PART GEOM クラスの自動的なリサイズの振る舞いを制御し ます。この変数が有効にされ、プロバイダの新しいサイズが検出される とき、スキーマのメタデータは、リサイズされますが、すべての変更 は、変更を確認するために、gpart commit が実行されるまで、ディスク に保存されません。この振る舞いは、また、診断メッセージで報告され ます: GEOM_PART: (provider) was automatically resized. Use `gpart commit (provider)` to save changes or `gpart undo (provider)` to revert them. 翻訳: (プロバイダ) は、自動的にリサイズされました。変更を保存する ために `gpart commit (provider)` またはそれらを前の状態にするため に `gpart undo (provider)` を使用します。 kern.geom.part.check_integrity: 1 この変数は、メタデータの整合性チェックの振る舞いを制御します。整 合性チェックが有効にされるとき、PART GEOM のクラスは、ディスクメ タデータから得られるすべての一般的なパーティションのパラメータに ついて検証します。何らかの矛盾が検出されるなら、パーティション テーブルは、次の診断メッセージをつけて拒否されます: GEOM_PART: Integrity check failed (provider, scheme)。翻訳: 整合性チェックに 失敗しました (プロバイダ、スキーム)。 kern.geom.part.gpt.allow_nesting: 0 デフォルトで、GPT スキームは、最も外側のネストレベルでのみ許可さ れます。この変数によって、この制限は、削除することができます。 kern.geom.part.ldm.debug: 0 Logical Disk Manager (LDM) モジュールのデバッグレベル。0 と 2 を 含めた間の数にこれを設定することができます。0 に設定されるなら、 最小のデバッグ情報が印刷 (表示) され、2 に設定されるなら、最高の デバッグ情報が印刷 (表示) されます。 kern.geom.part.ldm.show_mirrors: 0 この変数は、Logical Disk Manager (LDM) モジュールがミラーリングさ れたボリュームを扱う方法を制御します。デフォルトで、ミラーリング されたボリュームは、タイプ ms-ldm-data (「パーティションタイプ」 セクションを参照) があるパーティションとして表示されます。この変 数が 1 に設定されるなら、ミラーリングされたボリュームのそれぞれの 構成要素は、独立したパーティションとして存在します。注: これは、 ミラーリングされたボリュームを破壊し、データ損傷をもたらすかもし れません。 kern.geom.part.mbr.enforce_chs: 0 マスタブートレコード (MBR) モジュールがどのように整列を行うかを指 定します。この変数が 0 でない値に設定されるなら、モジュールは、 CHS ジオメトリで整列のためのユーザ指定のオフセットとサイズを自動 的に再計算します。そうでなければ、値は、変更されないままです。 kern.geom.part.separator: GEOM 名とパーティション名の間に挿入されるオプションのセパレータを 指定します。この変数は、loader(8) 調整変数です。この変数を設定す ることは、特定の名前スキームを仮定するソフトウェアをブレーク (break) することに注意してください。 終了ステータス 終了ステータスは、成功すれば 0、コマンドが失敗するなら、1 です。 使用例 以下の例は、ディスクの論理的なブロックサイズが、その物理的なブロックサイ ズに問わず、512 バイトであることを想定します。 GPT この例において、GPT スキームで ada0 をフォーマットし、ブート、スワップと ルートパーティションを作成します。最初に、パーティションテーブルを作成す る必要があります: /sbin/gpart create -s GPT ada0 次に、最初のステージのブートストラップコードで保護する MBR をインストール します。保護する MBR は、単一で、ブート可能なパーティションのスパニングす る全体のディスクをリストし、したがって、ディスクからブートする GPT に気付 かない BIOS を許可して、フォーマットされないディスクを考慮していることか ら GPT スキームを理解しないツールを防止します。 /sbin/gpart bootcode -b /boot/pmbr ada0 次に、UFS または ZFS ファイルシステムから FreeBSD カーネルとモジュールを ロードする 2 番目のステージのブートローダを保持するために、専用に freebsd-boot パーティションを作成します。このパーティションは、ブートスト ラップコード (UFS のための /boot/gptboot または ZFS のための /boot/gptzfsboot のいずれか) より大きくなければなりませんが、実際にどれだ けのデータを含んでいるかにかかわらず、最初のステージのローダが、ブートの 間にすべてのパーティションをメモリにロードするので、545 kB より小さくなり ます。最も近い 4 kB 境界まで丸められたパーティションテーブル (34 ブロック または 17 kB) のサイズである、オフセット 40 で 472 ブロック (236 kB) の ブートパーティションを作成します。 /sbin/gpart add -b 40 -s 472 -t freebsd-boot ada0 /sbin/gpart bootcode -p /boot/gptboot -i 1 ada0 今、40 + 472 = 512 ブロック (256 kB) である、最初の利用可能なオフセットで 4GB のスワップパーティションを作成します。 /sbin/gpart add -s 4G -t freebsd-swap ada0 256 kB 境界のスワップパーティションとすべてのその後のパーティションを整列 することは、最高 256 kB のストライプサイズがある RAID ボリュームに 4096 バイト物理的ブロックがある、現代の ``advanced format'' (高度な形式) ディ スクを通して、512 バイトブロックがある平易な古いディスクから、広範囲のメ ディアで最適な性能を保証します。 最後に、追加のファイルシステムのためにスライスの残りを解放したままにし て、ルートファイルシステムのための 8 GB の freebsd-ufs パーティションを作 成して、フォーマットします: /sbin/gpart add -s 8G -t freebsd-ufs ada0 /sbin/newfs -Uj /dev/ada0p3 MBR この例において、MBR スキームで ada0 をフォーマットし、伝統的な BSD の disklabel を使用して再分割する単一のパーティションを作成します。 最初に、パーティションテーブルと単一の 64 GB のパーティションを作成し、次 に、そのパーティションをアクティブ (ブート可能) とマークし、最初のステー ジのブートローダをインストールします: /sbin/gpart create -s MBR ada0 /sbin/gpart add -t freebsd -s 64G ada0 /sbin/gpart set -a active -i 1 ada0 /sbin/gpart bootcode -b /boot/boot0 ada0 次に、最高 20 のパーティションのための空間がある、そのパーティション (disklabel 専門用語で ``slice'' (スライス)) で disklabel を作成します: /sbin/gpart create -s BSD -n 20 ada0s1 次に、8 GB のルートパーティションと 4 GB スワップパーティションを作成しま す: /sbin/gpart add -t freebsd-ufs -s 8G ada0s1 /sbin/gpart add -t freebsd-swap -s 4G ada0s1 最後に、BSD ラベルのための適切なブートローダをインストールします: /sbin/gpart bootcode -b /boot/boot ada0s1 VTOC8 da0 に VTOC8 スキームを作成します: /sbin/gpart create -s VTOC8 da0 システムがブートすることができる UFS ファイルシステムを含む 512MB のサイ ズの freebsd-ufs パーティションを作成します。 /sbin/gpart add -s 512M -t freebsd-ufs da0 UFS ファイルシステムを含み、4KB の境界で整列された 15GB のサイズの freebsd-ufs パーティションを作成します: /sbin/gpart add -s 15G -t freebsd-ufs -a 4k da0 すべての要求されたパーティションを作成した後に、それらにブートストラップ コードを組み込みます: /sbin/gpart bootcode -p /boot/boot1 da0 パーティションを削除し、スキームを削除してパーティション分割する パーティションテーブルを破壊しようとするとき、Device busy エラーが表示さ れるなら、すべてのパーティションは、delete (削除) アクションで最初に削除 しなければならないことを覚えておいてください。この使用例で、da0 には、3 つのパーティションがあります: /sbin/gpart delete -i 3 da0 /sbin/gpart delete -i 2 da0 /sbin/gpart delete -i 1 da0 /sbin/gpart destroy da0 各パーティションを削除し、次に、スキームを削除してパーティションを分割す るのではなく、スキームを破壊してパーティションを分割する前にパーティショ ンのすべてを削除するために、destroy (破壊) で -F オプションを与えることが できます。これは、前の使用例と同等です: /sbin/gpart destroy -F da0 バックアップと復旧 da0 からパーティションテーブルのバックアップを作成します: /sbin/gpart backup da0 > da0.backup バックアップから da0 にパーティションテーブルを復旧します: /sbin/gpart restore -l da0 < /mnt/da0.backup ada0 から ada1 と ada2 にパーティションテーブルのクローンを作成します: /sbin/gpart backup ada0 | /sbin/gpart restore -F ada1 ada2 関連項目 geom(4), boot0cfg(8), geom(8), glabel(8), gptboot(8) 歴史 gpart ユーティリティは、FreeBSD 7.0 で登場しました。 作者 Marcel Moolenaar <marcel@FreeBSD.org> 警告 パーティションタイプ apple-zfs (6a898cc3-1dd2-11b2-99a6-080020736631) は、また ZFS ボリュームのための illumos/Solaris プラットフォームで使用さ れています。 FreeBSD 13.2 January 26, 2022 FreeBSD 13.2