FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目 | 作者
CLOCKS(7)               FreeBSD 多方面の情報マニュアル               CLOCKS(7)

名称
     clocks -- 種々のシステムタイマ

書式
     #include <time.h>

解説
     HZ は、BSD のアプリケーションのインタフェースの一部ではありません。

     異なる周波数で様々な実際と仮想の (時間管理) クロックがあります:

     •   スケジューリングのクロック。これは、偶然 100 となる周波数がある実際の
         クロックです。それは、アプリケーションに利用可能ではありません。

     •   統計クロック。これは、偶然 128 となる周波数がある実際のクロックです。
         それは、アプリケーションに直接利用可能ではありません。

     •   clock(3) によって報告されるクロック。これは、偶然 128 となる周波数が
         ある仮想のクロックです。その実際の周波数は、マクロ CLOCKS_PER_SEC に
         よって与えられます。CLOCKS_PER_SEC は、浮動小数点であるかもしれないこ
         とに注意してください。FreeBSD の下で新しいプログラムの clock(3) を使
         用しないでください。それは、getrusage(2) と比較して貧弱です。それは、
         ANSI 適合性のために提供されています。それは、getrusage(2) を呼び出
         し、情報と解決を放棄することによって実装されます。

     •   times(3) によって報告されたクロック。これは、偶然 128 となる周波数が
         ある仮想のクロックです。その実際の周波数は、マクロの CLK_TCK (非推奨
         です、使用しないでください)、sysconf(_SC_CLK_TCK)と sysctl(3) によっ
         て与えられます。その周波数は、CLOCKS_PER_SEC とは異なるかもしれないこ
         とに注意してください。FreeBSD の下で新しいプログラムの times(3) を使
         用しないでください。それは、getrusage(2) とともに gettimeofday(2) と
         比較して貧弱です。それは、POSIX 適合性のために提供されています。それ
         は、gettimeofday(2)getrusage(2) を呼び出し、情報と解決を放棄する
         ことによって実装されます。

     •   プロファイリングのクロック。これは、周波数 1024 がある実際のクロック
         です。それは、主として moncontrol(3), kgmon(8)gprof(1) によって使
         用されます。アプリケーションは、sysctl(3) を使用して、または、プロ
         ファイリングのデータファイルのヘッダからそれを読み込むことによって、
         その実際の周波数を決定するべきです。

     •   mc146818a のクロック。これは、32768 の公称の周波数がある実際のクロッ
         クです。それは、統計のクロックとプロファイリングのクロックを与えるた
         めに下方に分割されます。それは、アプリケーションに利用可能ではありま
         せん。

     •   マイクロ秒のクロック。これは、周波数 1000000 がある仮想クロックです。
         それは、BSD でほとんどの時間管理のために使用され、そして、
         getrusage(2), gettimeofday(2), select(2), getitimer(2) などでアプリ
         ケーションにエクスポートされます。これは、BSD アプリケーションによっ
         て通常使用されるべきクロックです。

     •   i8254 のクロック。これは、1193182 の公称の周波数がある実際のクロック/
         タイマです。それには、使用される 3 つの独立した時間カウンタがありま
         す。それは、スケジューリングのクロックを与えるために下方に分割されま
         す。それは、アプリケーションに利用可能ではありません。

     •   第 5 世代以降の x86 システムの TSC クロック (64 ビットレジスタ)。これ
         は、CPU のサイクル / 秒の数と等しい周波数がある実際のクロックです。
         machdep.tsc_freq sysctl を使用して、それが利用可能であるなら、その周
         波数を見つけることができます。それは、スケジューリングのクロックの値
         の間に挿入するために使用されます。それは、perfmon(4) の PMIOTSTAMP 要
         求を使用してアクセスすることができます。

     •   ACPI のクロック。これは、3579545 の公称の周波数がある実際のクロック/
         タイマです。それは、24 または 32 ビットレジスタによってアクセスされま
         す。TSC のクロックと異なり、CPU がスリープするか、またはそのクロック
         速度が変更するときでさえ、それは、一定チック速度を維持します。それ
         は、アプリケーションに利用可能ではありません。

     要約: HZ が 1000000 でないなら、アプリケーションは、恐らく間違ったクロッ
     クを使用します。

関連項目
     gprof(1), clock_gettime(2), getitimer(2), getrusage(2), gettimeofday(2),
     select(2), clock(3), moncontrol(3), times(3)

作者
     このマニュアルページは、Bruce Evans によって投稿された説明の後に J";rg
     Wunsch によって書かれました。

FreeBSD 13.0                   January 18, 2008                   FreeBSD 13.0

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