日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
CLOCK_GETTIME(2) FreeBSD システムコールマニュアル CLOCK_GETTIME(2)
名称
clock_gettime, clock_settime, clock_getres -- 日付と時刻の取得/設定/測定
する
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, -lc)
書式
#include <time.h>
int
clock_gettime(clockid_t clock_id, struct timespec *tp);
int
clock_settime(clockid_t clock_id, const struct timespec *tp);
int
clock_getres(clockid_t clock_id, struct timespec *tp);
解説
clock_gettime() と clock_settime() システムコールによって、呼び出している
プロセスは、clock_id によって指定されるクロックによって使用される値を取り
出すか、または設定することができます。
clock_id 引数は、次の値と同様に、clock_getcpuclockid(3) または
pthread_getcpuclockid(3) から得られた値を指定できます:
CLOCK_REALTIME
CLOCK_REALTIME_PRECISE
CLOCK_REALTIME_FAST
壁掛け時計としての増加するべきです。
CLOCK_MONOTONIC
CLOCK_MONOTONIC_PRECISE
CLOCK_MONOTONIC_FAST
SI 秒単位で増加します。
CLOCK_UPTIME
CLOCK_UPTIME_PRECISE
CLOCK_UPTIME_FAST
カーネルがブートし、マシンが実行している間に、SI 単位で単調に増加
するとき、0 で開始します。
CLOCK_VIRTUAL
呼び出しているプロセスの代わりに、CPU がにユーザモードで実行して
いるときだけ増加します。
CLOCK_PROF
CPU がユーザまたはカーネルモードで実行しているとき増加します。
CLOCK_SECOND
現在の秒のカーネル内のキャッシュ値を使用して、フルタイムのカウン
タの問い合わせを実行せずに現在の秒を返します。
CLOCK_PROCESS_CPUTIME_ID
呼び出しているプロセスの実行時間を返します。
CLOCK_THREAD_CPUTIME_ID
呼び出しているスレッドの実行時間を返します。
クロック ID CLOCK_REALTIME_FAST, CLOCK_MONOTONIC_FAST, CLOCK_UPTIME_FAST
は、_FAST 接尾辞なしで対応する ID の類似物ですが、フルタイムのカウンタの
問い合わせを実行しないので、それらの精度は、1 タイマのチック (tick) で
す。同様に、CLOCK_REALTIME_PRECISE, CLOCK_MONOTONIC_PRECISE,
CLOCK_UPTIME_PRECISE は、実行時間を犠牲にした、できるだけ最も正確な値を得
るために使用されます。
tp によって指される構造体は、次のように <sys/timespec.h> で定義されます:
struct timespec {
time_t tv_sec; /* 秒 */
long tv_nsec; /* とナノ秒 */
};
スーパユーザだけが、CLOCK_REALTIME だけを使用して、時刻を設定することがで
きます。システムのセキュリティレベル (securelevel) が、1 より大きい
(init(8) を参照) なら、時間は、進められるだけです。悪意あるスーパユーザが
ファイルの任意のタイムスタンプを設定することを防止するために、この制限を
課しています。システム時間は、システムが安全なときでさえ、adjtime(2) シス
テムコールを使用して遅れるように調整することができます。
クロックの精度 (細かさ) は、clock_getres() システムコールによって返されま
す。この値は、(NULL でない) *tp に置かれます。
戻り値
成功して終了したときには値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、
グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。
エラー
次のエラーコードが errno に設定されます:
[EINVAL] clock_id または timespec 引数が有効な値ではありません
でした。
[EPERM] スーパユーザ以外のユーザが時刻を設定しようと試みまし
た。
関連項目
date(1), adjtime(2), clock_getcpuclockid(3), ctime(3),
pthread_getcpuclockid(3), timed(8)
規格
clock_gettime(), clock_settime() と clock_getres() システムコールは、IEEE
Std 1003.1b-1993 (``POSIX.1'') に適合しています。クロック ID
CLOCK_REALTIME_FAST, CLOCK_REALTIME_PRECISE, CLOCK_MONOTONIC_FAST,
CLOCK_MONOTONIC_PRECISE, CLOCK_UPTIME, CLOCK_UPTIME_FAST,
CLOCK_UPTIME_PRECISE, CLOCK_SECOND は、POSIX インタフェースへの FreeBSD
の拡張です。
歴史
clock_gettime(), clock_settime() と clock_getres() システムコールは、
FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。
FreeBSD 13.0 December 7, 2019 FreeBSD 13.0