FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 解説 | 移植性 | 関連ファイル | 関連項目
term(7)                                                                term(7)



名称
       term - 端末タイプの命名規則

解説
       環境変数 TERM は、通常、利用者が使用している端末、コンソール、または表
       示デバイスタイプのタイプ名を含んでいるはずです。この情報は、利用者のエ
       ディタとメーラを含んで、すべての画面指向のプログラムに対して重要です。

       デフォルトの TERM の値は、/etc/inittab (例えば、System-V 類似の UNIX)、
       /etc/ttys (BSD UNIX) のいずれかによって、行毎の基準で設定されます。これ
       は、ほとんどワークステーションとマイクロコンピュータのコンソールに対し
       て十分です。

       利用者がダイアルアップ回線を使用するなら、それにアタッチされたデバイス
       のタイプは、変わります。古い UNIX システムは、ダイアルアップ回線の
       `dumb' または `dialup' のようなまさにダム端末タイプをあらかじめ設定しま
       す。新しいものは、DEC VT100 互換の端末とパーソナルコンピュータのエミュ
       レータの普及を反映して、`vt100' にあらかじめ設定します。

       最近の telnet は、ローカル側からリモート側に利用者の TERM 環境変数を渡
       します。利用者のタイプのためのリモートの terminfo または termcap エント
       リが、利用者のものと互換性がないなら、問題があるかもしれませんが、この
       状況は、まれであり、ほとんどの場合、`vt100' を明示的にエクスポートする
       ことによって避けることができます (実際のところ、利用者が、VT100 のスー
       パセットのコンソール、端末、または端末エミュレータを使用していることを
       仮定しています)。

       ともかく、利用者は、利用者のシェルプロファイルで利用者の好みにシステム
       の TERM 設定を上書きすることは自由です。tset(1) ユーティリティが、助け
       となるかもしれません。利用者は、tty デバイスと通信速度 (ボーレート) に
       基づいて、端末タイプを推定するか、または要求するための規則の集合を与え
       ることができます。

       また、利用者自身の TERM 値を設定することは、利用者の行のためのシステム
       のデフォルトのタイプを上書きしたい、(ビジュアルベルまたは反転表示のよう
       な) オプションを組み込んでいるカスタムのエントリを作成したなら、役に立
       ちます。

       端末タイプの記述は、/usr/share/misc/terminfo の下のケーパビリティデータ
       のファイルとして格納されます。システムによって認識されるすべての端末の
       名前のリストを閲覧するするためには、利用者のシェルから、次のように行い
       ます。

            @TOE@ | more

       これらのケーパビリティファイルは、(置き換えられた、古いテキストベースの
       termcap 形式と違って) 検索して取り出す速度で最適化されたバイナリ形式で
       す。エントリを調査するために、利用者は、infocmp(1M) コマンドを使用しな
       ければなりません。次のように呼び出します:

            infocmp entry_name

       ここで、entry_name は、利用者が、調査することを望んでいるタイプの名前、
       (そして、その最初の文字に対して指定された /usr/share/misc/terminfo のサ
       ブディレクトリがある、そのケーパビリティファイルの名前) です。このコマ
       ンドは、terminfo(5) によって記述されたテキスト形式でケーパビリティファ
       イルをダンプします。

       terminfo(5) 記述の最初の行は、terminfo が、コンマによって終了する最後の
       名前フィールドで `|' (パイプバー) 文字によって区切られた端末を識別する
       名前を与えます。最初の名前フィールドは、タイプの主要な名前であり、TERM
       を設定するとき、使用するものです。(最初と異なるなら) 最後の名前フィール
       ドは、実際に、端末タイプの記述です (それは空白を含んでいるかもしれませ
       ん。他は、単一の単語でなければなりません)。最初と最後の間の名前フィール
       ドは、(存在するなら) 通常、互換性のために保持される歴史的な名前である、
       端末のための別名 (エイリアス) です。

       それらの情報とユニークにしておくために役に立つ、端末の主要な名前をどの
       ように選択するかのいくつかの規約があります。ここで、どのようにそれらを
       解析するかを説明する端末を指定するステップバイステップのガイドを示しま
       す:

       最初に、ルート名を選択します。ルートは、1 つの小文字に続く最大 7 文字の
       小文字または数字から成ります。利用者は、それらがファイル名として使用さ
       れ、解釈され、それらに組み込まれた (!, $, *, ?, などのような) シェルの
       メタ文字が、奇妙で、役に立たない振る舞い起こすかもしれないので、ルート
       の名前に句読点文字を使用することを避ける必要があります。スラッシュ
       (/)、または誰かのファイルシステム (\, $, [, ]) によって解釈されるあらゆ
       る他の文字は、特に危険です (terminfo は、プラットフォームに依存せず、特
       殊文字がある名前を選択することは、いつか、ユーザの将来の移植を難しくす
       るかもしれません)。ドット (.) 文字は、ルート名ごとに多くても 1 がある限
       り相対的に安全です。いくつかの歴史的の terminfo 名が、それを使用しま
       す。

       端末またはワークステーションのコンソールタイプのためのルート名は、ほと
       んどの場合、(Hewlett-Packard のための hp、Wyse のための wy、AT&T 端末の
       ための att のような) ベンダの接頭辞で始まるべきでか、または端末回線の共
       通の名前 (DEC の端末の VT シリーズのための vt、または Sun Microsystems
       ワークステーションのコンソールのための sun、または ADDS Regent シリーズ
       のための regent)。利用者は、どんな接頭辞が既に共通に使用されているかを
       調べるために、terminfo ツリーをリストすることができます。ルート名の接頭
       辞は、モデル番号によって適切なとき、続いているはずです。したがって、
       vt100, hp2621, wy50。

       PC Unix のコンソールタイプのためのルート名は、OS 名、すなわち、linux,
       bsdos, freebsd, netbsd であるべきです。それは、console、または、マルチ
       プラットフォームの環境での混乱を起こすかもしれない、一般的なその他であ
       るべきでありません!  モデル番号が続いているなら、それは、OS リリースレ
       ベルまたはコンソールドライバのリリースレベルのいずれかを示すべきです。

       (それを仮定することは、標準の ANSI または vt100 タイプの 1 つに適合して
       いません) 端末エミュレータのためのルート名は、プログラム名またはそれの
       すぐにただちに認識可能な短縮形であるべきです (すなわち、versaterm,
       ctrm)。

       ルート名に続いて、利用者は、ハイフンで区切られた機能の接尾辞のあらゆる
       適当な数を追加します。

       2p   2 つのページのメモリがあります。同様に、4p、8p など。

       mc   マジッククッキー。いくつかの端末 (特に古い Wyses) は、マジッククッ
            キーの lossage なしで 1 つの属性だけをサポートすることができます。
            訳注) lossage は、バグまたは誤動作の結果。詳細は、Jargon を参照。
            それらの基本のエントリは、通常、この接尾辞があり、複数の属性をサ
            ポートするためにマジッククッキーを使用する別のものとペアにされま
            す。

       -am  自動マージンを有効にします (折りたたまれた右マージン)。

       -m   mono モード - カラーサポートを抑制します。

       -na  矢印キーなし - termcap は、実際に端末にある矢印キーを無視するの
            で、ユーザは、矢印キーをローカルに使用することができます。

       -nam 自動マージンない - am ケーパビリティを抑制します。

       -nl  ラベルない - ソフトラベルを抑制します。

       -nsl 状態行なし - 状態行を抑制します。

       -pp  使用されるプリンタポートがあります。

       -rv  反転映像モードの端末 (白に黒)。

       -s   状態行を有効にします。

       -vb  ビープ音ではなく可視ベル (フラッシュ) を使用します。

       -w   幅広。端末は、132 カラムモードです。

       従来通りに、利用者の端末タイプが、行の高さを指定することを目的とする変
       異型であるなら、その接尾辞は、最初に行くべきです。したがって、反転映像
       がある 30 行モードの仮定の FuBarCo モデル 2317 端末に対して、最もよい形
       式は、(`fubar-rv-30' と記述するのではなく) fubar-30-rv となります。

       スタンドアロンのエントリとしてではなくむしろ use ケーパビリティによって
       他のエントリに差し込まれる構成要素である書き込まれる端末タイプは、ダッ
       シュではなく組み込まれたプラスの記号を使用して区別されます。

       表示を制御するために端末タイプを使用するコマンドは、しばしば、端末名の
       引数を取る -T オプションを受け付けます。そのようなプログラムは、-T オプ
       ションが指定しないとき、TERM 環境変数を当てにするべきです。

移植性
       古い System V UNIX との最大の互換性のために、名前とエイリアスは、最初の
       14 文字内でユニークであるべきです。

関連ファイル
       /usr/share/misc/terminfo/?/*
            コンパイルされた端末ケーパビリティデータベース

       /etc/inittab
            tty 回線初期化 (AT&T 類似の UNIX)

       /etc/ttys
            tty 回線初期化 (BSD 類似の UNIX)

関連項目
       curses(3X), terminfo(5), term(5)



                                                                       term(7)

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