FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目
TZFILE(5)           FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル           TZFILE(5)

名称
     tzfile -- タイムゾーンの情報

書式
     #include "/usr/src/contrib/tzcode/stdtime/tzfile.h"

解説
     tzset(3) によって使用されるタイムゾーン情報ファイルは、タイムゾーン情報
     ファイルを識別するためのマジック文字列 ``TZif'' で始まり、(2005 年現在、
     ASCII NUL または '2' のいずれかの) ファイルの形式のバージョンを識別する文
     字が続き、今後の使用のために予約された 0 を含む 15 バイトが続き、(値の上
     位バイトが最初に書き込まれる) ``標準'' バイト順序で書き込まれた 4 つの 4
     バイトが続きます。これらの値は、次の順序です:

     tzh_ttisgmtcnt  ファイルに格納された、UTC/ローカル指示子の数。
     tzh_ttisstdcnt  ファイルに格納された、標準/ウォール指示子の数。
     tzh_leapcnt     データがファイルに格納されている閏秒の数。
     tzh_timecnt     データがファイルに格納されている ``遷移時刻'' の数。
     tzh_typecnt     データがファイルに格納されている ``ローカル時刻タイプ''
                     の数 (0 であってはなりません)。
     tzh_charcnt     ファイルに格納された ``タイムゾーン省略形文字列'' の文字
                     数。

     昇順にソートされたタイプ longtzh_timecnt の 4 バイトの値が上記のヘッ
     ダに続きます。これらの値は、``標準'' のバイト順で書き込まれます。それぞれ
     は、ローカル時間を計算するための規則で (time(3) で返されるような) 遷移時
     間として使用されます。次に、タイプ unsigned chartzh_timecnt の 1 バイ
     トの値が来ます。それぞれは、ファイルに記述されている ``ローカル時間'' の
     タイプの異なるタイプのものが同じインデックスが付けられた遷移時間に関係し
     ていることを伝えます。これらの値は、ファイルの次に現れる (tzh_typecnt エ
     ントリがある) ttinfo 構造体の配列のインデックスとして役に立ちます。これら
     の構造体は、次のように定義されています:

           struct ttinfo {
                   long    tt_gmtoff;
                   int     tt_isdst;
                   unsigned int    tt_abbrind;
           };

     各構造体は、標準バイト順のタイプ longtt_gmtoff のための 4 バイトの値
     に続いて、tt_isdst のための 1 バイトの値と tt_abbrind のための 1 バイトの
     値が書き込まれます。各構造で、tt_gmtoff は、UTC に追加される秒数を与え、
     tt_isdst は、ファイル中の (複数の) ttinfo 構造体が続くタイムゾーンの省略
     文字の配列へのインデックスとして役に立つ tm_isdst が localtime(3)tt_abbrind によって設定されるべきかどうか伝えます。

     次に、標準のバイト順で書き込まれる、4 バイトの値の tzh_leapcnt ペアがあり
     ます。各ペアの最初の値は、閏秒が生じる時 (time(3) によって返されるような)
     時間を与えます。2 番目は、与えられた時間の後に適用される閏秒の合計数を与
     えます。値のペアは、時間による昇順でソートされます。

     次に、各々 1 バイトの値として格納される、tzh_ttisstdcnt 標準/ウォールの指
     示子があります。それらは、ローカル時間のタイプに関連する遷移時間が標準時
     間またはウォールクロック時間として指定されたかどうかを伝え、タイムゾーン
     のファイルが POSIX スタイルのタイムゾーン環境変数を扱うために使用されると
     き、使用されます。

     最後に、各々 1 バイトの値として格納される tzh_ttisgmtcnt UTC/ローカルの指
     示子があります。それらは、ローカル時間のタイプに関連する遷移時間が UTC ま
     たはローカル時間として指定されたかどうかを伝え、タイムゾーンのファイルが
     POSIX スタイルのタイムゾーン環境変数を扱うために使用されるとき、使用され
     ます。

     localtime は、tzh_timecnt が 0 か、または時間の引数がファイルに記録された
     最初の遷移時間未満のいずれかであるなら、ファイル (または単に標準時間の構
     造体がない最初の ttinfo 構造体) の最初の標準時間 ttinfo 構造体を使用しま
     す。

     バージョン 2 形式のタイムゾーンファイルに関して、上記のヘッダとデータは、
     2 番目のヘッダとデータが続き、各遷移時間、または閏秒時間毎に使用される 8
     バイトを除いて、形式は、同じです。2 番目のヘッダとデータの後に、囲まれた
     改行 (newline-enclosed)、(そのような瞬間のための POSIX 表現がないなら、改
     行の間に何もなしで) ファイル中に格納された最後の遷移時間の後に瞬間の取り
     扱いで使用される POSIX-TZ-environment-variable-style 文字列が来ます。

関連項目
     ctime(3), time2posix(3), zic(8)

FreeBSD 12.1                  September 13, 1994                  FreeBSD 12.1

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