FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | 関連項目 | バグ
KVM_GETPROCS(3)        FreeBSD ライブラリ関数マニュアル        KVM_GETPROCS(3)

名称
     kvm_getprocs, kvm_getargv, kvm_getenvv -- ユーザプロセス状態にアクセスす
     る

ライブラリ
     カーネルデータアクセスライブラリ (libkvm, -lkvm)

書式
     #include <kvm.h>
     #include <sys/param.h>
     #include <sys/sysctl.h>
     #include <sys/user.h>

     struct kinfo_proc *
     kvm_getprocs(kvm_t *kd, int op, int arg, int *cnt);

     char **
     kvm_getargv(kvm_t *kd, const struct kinfo_proc *p, int nchr);

     char **
     kvm_getenvv(kvm_t *kd, const struct kinfo_proc *p, int nchr);

解説
     kvm_getprocs() 関数は、kd によって示されるカーネルの (サブ) セットのアク
     ティブなプロセスを返します。oparg 引数は、返された 1 組のプロセスを制
     限する述語を構成します。op の値は、次のようにフィルタリングの述語を記述し
     ています:

           KERN_PROC_ALL         すべてのプロセスとカーネルの可視スレッド
           KERN_PROC_PROC        スレッドを除く、すべてのプロセス
           KERN_PROC_PID         プロセス ID arg があるプロセス
           KERN_PROC_PGRP        プロセスグループ arg があるプロセス
           KERN_PROC_SESSION     セッション arg があるプロセス
           KERN_PROC_TTY         TTY arg があるプロセス
           KERN_PROC_UID         実効ユーザ ID arg があるプロセス
           KERN_PROC_RUID        実ユーザ ID arg があるプロセス
           KERN_PROC_INC_THREAD  プロセス ID、プロセスグループ、TTY、ユーザ
                                 ID、と実ユーザ ID によってフィルタリングされ
                                 るとき、すべてのカーネルの可視スレッドを返す
                                 修飾子。

     見つかったプロセスの数は、参照パラメータ cnt で返されます。プロセスは、
     kinfo_proc 構造体の連続する配列として返されます。このメモリは、ローカルに
     割り付けられ、続く kvm_getprocs() と kvm_close() への呼び出しは、この記憶
     域を上書きします。

     kvm_getargv() 関数は、p が示すプロセスに渡されたコマンドライン引数に対応
     する、NULL で終了する引数ベクタを返します。たぶん、これらの引数は、プロセ
     スの生成で exec(3) に渡された値に対応します。しかしながら、この情報は、意
     図的にプロセス自体の制御の下にあります。kvm_getprocs() によって返されたプ
     ロセス構造体の p_comm フィールドに、変更されない、オリジナルのコマンド名
     を見つけることができることに注意してください。

     nchr 引数は、文字列を構築するために使用する、ヌルバイトを含めて最大の文字
     数を示します。この量を超えるなら、オーバフローを起こした文字列は、切り捨
     てられ、部分的な結果が返されます。これは、コマンドの 1 行要約のみを印刷
     (表示) する ps(1)w(1) のようなプログラムには手軽で、それを無視するた
     めにのみ、大量のテキストをコピーすべきではありません。nchr が 0 であるな
     ら、制限は、課されず、すべての引数の文字列は、それらすべてをそのまま返さ
     れます。

     argv ポインタと文字列記憶域に割り付けられたメモリは、kvm ライブラリによっ
     て所有されます。続く kvm_getprocs() と kvm_close(3) 呼び出しは、この記憶
     域を完全にクリアします。

     kvm_getenvv() 関数は、kvm_getargv() に似ていますが、環境文字列のベクトル
     を返します。また、このデータは、プロセスによって変更可能です。

戻り値
     kvm_getprocs(), kvm_getargv() と kvm_getenvv() 関数は、失敗で、NULL を返
     します。

関連項目
     kvm(3), kvm_close(3), kvm_geterr(3), kvm_nlist(3), kvm_open(3),
     kvm_openfiles(3), kvm_read(3), kvm_write(3)

バグ
     これらのルーチンは、kvm インタフェースに属していません。

FreeBSD 11.2                   November 22, 2011                  FreeBSD 11.2

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