日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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MSYNC(2) FreeBSD システムコールマニュアル MSYNC(2)
名称
msync -- マップされたリージョンを同期化する
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, -lc)
書式
#include <sys/mman.h>
int
msync(void *addr, size_t len, int flags);
解説
msync() システムコールは、あらゆる修正されたページをファイルシステムに書
き込み、ファイルの更新時刻を更新します。len が 0 であるなら、addr を含ん
でいるリージョン (region) 内の修正されたすべてのページは、フラッシュされ
ます。len が 0 でないなら、addr と続く len-1 の位置を含んでいるページだけ
が検査されます。flags 引数は、次のように指定されます:
MS_ASYNC 直ちに返ります。
MS_SYNC 同期の書き込みを実行します。
MS_INVALIDATE すべてのキャッシュされたデータを無効にします。
戻り値
関数 msync() は、処理が成功すると値 0 を返します。そうでない場合、値 -1
が返され、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。
エラー
msync() システムコールは、次の場合に失敗します:
[EBUSY] 指定された領域のページのいくつかまたはすべてが、ロック
されていて、MS_INVALIDATE が指定されています。
[EINVAL] addr 引数が、ハードウェアのページサイズの倍数ではあり
ません。
[ENOMEM] addr から開始し、len バイトが継続する範囲のアドレス
が、プロセスのアドレス空間のために許可された範囲の外側
であるか、またはマップされない 1 つ以上のページを指定
しています。
[EINVAL] flags 引数が MS_ASYNC と MS_INVALIDATE の両方でした。
これらのフラグのうちの 1 つだけが許可されています。
[EIO] 指定された領域で少なくとも 1 つのページを書き込んでい
る間にエラーが生じました。
関連項目
madvise(2), mincore(2), mlock(2), mprotect(2), munmap(2)
歴史
msync() システムコールは、4.4BSD ではじめて登場しました。
バグ
BSD は、一貫性のあるファイルシステムバッファキャッシュを実装しているの
で、msync() システムコールは、通常必要ではありません。しかしながら、ダー
ティ (汚い) VM ページとファイルシステムバッファを関連付けるために使用さ
れ、したがって、後ではなくすぐに物理的なメディアにそれらをフラッシュしま
す。
FreeBSD 11.2 March 18, 2012 FreeBSD 11.2