FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 一般的な IOCTL | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 歴史
IOCTL(2)               FreeBSD システムコールマニュアル               IOCTL(2)

名称
     ioctl -- デバイスを制御する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <sys/ioctl.h>

     int
     ioctl(int fd, unsigned long request, ...);

解説
     ioctl() システムコールは、特別なファイルの基本的なデバイスのパラメータを
     操作します。特に、キャラクタ特殊ファイル (例えば、端末) の多くの操作の特
     性は、ioctl() 要求で制御されます。引数 fd は、オープンしているファイル記
     述子でなければなりません。

     ioctl() への 3 番目の引数は、伝統的に char *argp で指定されます。しかしな
     がら、ioctl() のほとんどの使用は、caddr_t または int となる 3 番目の引数
     を要求します。

     ioctl() 要求は、引数が、``in'' 引数であろうと ``out'' 引数であろうと、そ
     してバイト単位の引数 argp のサイズでエンコードされます。ioctl 要求の指定
     で使用されるマクロと定義は、ファイル <sys/ioctl.h> に置かれます。

一般的な IOCTL
     いくつかの一般的な ioctl は、ファイル記述子のすべてのタイプに対して実装さ
     れていません。これらは、次を含んでいます:

     FIONREAD int
             読み込みのために直ちに利用可能なバイトの数を取得します。

     FIONWRITE int
             記述子の送信キューのバイトの数を取得します。これらのバイトは、記
             述子に書き込まれているデータですが、さらなる処理のためにカーネル
             によって保持されています。必要な処理の本質は、基本的なデバイスに
             依存しています。TCP ソケットについて、これらのバイトは、接続の他
             の側によって、まだ承認されていません。

     FIONSPACE int
             記述子の送信キューの空き空間を取得します。この値は、キューに保持
             されているバイトの数を引いた送信キューのサイズです。注: この値
             が、キューに追加されるバイトの数を表していますが、他のリソースの
             制限は、ブロックされている送信キューの空間より大きくない書き込み
             を引き起こします。1 つのそのような制限は、ネットワーク接続への書
             き込みのためのネットワークバッファの不足です。

戻り値
     エラーが起こったなら、-1 の値が返され、errno は、エラーを示す値に設定され
     ます。

エラー
     ioctl() システムコールは、次の場合に失敗します:

     [EBADF]            fd 引数が、有効な記述子ではありません。

     [ENOTTY]           fd 引数が、キャラクタ特殊デバイスに関連していません。

     [ENOTTY]           指定された要求が、記述子 fd が参照するオブジェクトの種
                        類に適用しません。

     [EINVAL]           request または argp 引数が、有効ではありません。

     [EFAULT]           argp 引数が、プロセスの割り付けられたアドレス空間の外
                        側を指しています。

関連項目
     execve(2), fcntl(2), intro(4), tty(4)

歴史
     ioctl() 関数は、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 11.2                  September 11, 2013                  FreeBSD 11.2

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