FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 使用例 | 関連項目 | 歴史
TRUSS(1)                FreeBSD 一般コマンドマニュアル                TRUSS(1)

名称
     truss -- システムコールをトレースする

書式
     truss [-facedDHS] [-o file] [-s strsize] -p pid
     truss [-facedDHS] [-o file] [-s strsize] command [args]

解説
     truss ユーティリティは、指定されたプロセスまたはプログラムによって呼び出
     されるシステムコールをトレースします。出力は、指定された出力ファイルか、
     またはデフォルトで標準エラーとなります。ptrace(2) によってモニタされてい
     るプロセスを停止して、再開することによってこれを行います。

     オプションは、次の通りです:

     -f      fork(2), vfork(2) などによって作成された、オリジナルのトレースさ
             れたプロセスの子孫をトレースします。プロセスの間のイベントを区別
             するために、プロセスのプロセス ID (PID) は、各イベントの出力に含
             められます。

     -aexecve(2) システムコールで渡される引数の文字列を表示します。

     -c      個別のシステムコールまたはシグナルを表示しません。代わりに、終了
             する前に、次の各システムコールに含まれる概要を印刷 (表示) します:
             使用された合計システム時間、システムコールが呼び出された回数、と
             システムコールがエラーで返った回数。

     -eexecve(2) システムコールで渡される環境文字列を表示します。

     -d      トレースが開始して以来の経過時間を表示する出力にタイムスタンプを
             含めます。

     -D      最後に記録されたイベント以来の経過時間を表示する出力にタイムスタ
             ンプを含めます。

     -H      各イベントの出力にスレッド ID を含めます。

     -S      プロセスによって受信されたシグナルに関する情報を表示しません。(通
             常、truss は、システムコールのイベントと同様にシグナルも表示しま
             す。)

     -o file
             標準エラーの代わりに指定された file に出力を印刷 (表示) します。

     -s strsize
             多くても strsize 文字までの文字列を表示します。バッファが、より大
             きいなら、``...'' が、文字列の終りに表示されます。デフォルトの
             strsize は、32 です。

     -p pid  新しいコマンドの代わりに pid によって指定されたプロセスをたどりま
             す。

     command [args]
             command を実行して、そのシステムコールをトレースします。(-pcommand オプションは、相互に排他的です。)

使用例
     "hello" を echo するのに使用されるシステムコールをたどります:
           $ truss /bin/echo hello

     同じことを行いますが、出力をファイルに置きます:
           $ truss -o /tmp/truss.out /bin/echo hello

     すでに実行しているプロセスをたどります:
           $ truss -p 34

関連項目
     dtrace(1), kdump(1), ktrace(1), ptrace(2), utrace(2)

歴史
     truss コマンドは、FreeBSD のために Sean Eric Fagan によって書かれました。
     それは、System V Release 4 と SunOS で利用可能な同様のコマンドを手本にし
     ています。

FreeBSD 11.2                     July 24, 2017                    FreeBSD 11.2

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