日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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TFTPD(8) FreeBSD システム管理者マニュアル TFTPD(8) 名称 tftpd -- インターネット TFTP (Trivial File Transfer Protocol) サーバ 書式 tftpd [-cdClnow] [-F strftime-format] [-s directory] [-u user] [-U umask] [directory ...] 解説 tftpd ユーティリティは、TFTP (Internet Trivial File Transfer Protocol) (RFC 1350) をサポートするサーバです。TFTP サーバは、`tftp' サービス記述で 指示されたポートで動作します。services(5) を参照してください。通常、サー バは、inetd(8) によって開始されます。 tftp(1) の使用は、リモートシステムでアカウントまたはパスワードを必要とし ません。認証情報の不足のために、tftpd は、公的な読み込み可能なファイルが アクセスされることだけを許可します。文字列 ``/../'' を含むか、または ``../'' で始まるファイルは、許可されていません。ファイルは、既に存在して いて、公的に書き込み可能である場合にだけ、書き込まれます。ネットワークを 通して到達することができるすべてのホストですべてのユーザを含むように ``public'' (パブリック) の概念を拡張していることに注意してください。これ は、すべてのシステムで適切でないかもしれません、そして、その影響は、tftp サービスを有効にする前に、考慮されるべきです。サーバは、可能な限り低い特 権があるユーザ ID であるべきです。 ファイルへのアクセスは、inetd.conf(5) のサーバプログラム引数として最大 20 のパス名を含むことによってディレクトリのリストを付けた tftpd を呼び出すこ とによって、制限されます。この場合、アクセスは、名前が与えられたディレク トリの 1 で前に付けられたファイルに制限されます。また、与えられたディレク トリは、相対的なファイル名の要求に対して検索パスとして扱われます。 -s オプションは、tftpd のルートディレクトリを変更し、それによって、指定さ れた directory の外部へのアクセスを禁止することによって、さらなる安全性を 提供します、chroot(2) は、スーパユーザ特権を必要とするので、tftpd は、 root として実行されなければなりません。しかしながら、chroot(2) 呼び出しを 実行した後に、tftpd は、ユーザ ID を指定された user または -u オプション が指定されないなら、``nobody'' に設定します。 オプションは、次の通りです: -c 接続する IP アドレスに基づいた chroot(2) によって接続しているホス トのデフォルトのルートディレクトリを変更します。これは、複数のク ライアントが同じファイルに同時に書き込むことを防ぎます。ディレク トリが存在しないなら、クライアント接続は、拒否されます。-s オプ ションは、-c のために必要で、指定された directory は、基本として 使用されます。 -C ディレクトリがクライアントの IP に対して存在しないなら、-s によっ て指定された directory に戻ることを除いて、-c と同様に動作しま す。 -F -W が指定されるなら、接尾辞の作成のために strftime(3) 互換の書式 文字列を使用します。デフォルトで、文字列 "%Y%m%d" が、使用されま す。 -d, -d [value] デバッグ出力を有効にします。value が指定されないなら、デバッグレ ベルは、指定された -d の各インスタンス毎に 1 増加します。 value が指定されるなら、デバッグレベルは、value に設定されます。 デバッグレベルは、src/libexec/tftpd/tftp-utils.h で実装されたビッ トマスクです。有効な値は、0 (DEBUG_NONE)、1 (DEBUG_PACKETS)、2 (DEBUG_SIMPLE)、4 (DEBUG_OPTIONS) と 8 (DEBUG_ACCESS) です。ビッ トマスクは、値を論理 OR することによって複数のデバッグ値を組み合 わせることができます。例えば、-d 15 を指定すると、すべてのデバッ グ値が有効にされます。 -l LOG_FTP の機能をつけて syslog(3) を使用して、すべての要求をログ記 録します。注: また、LOG_FTP メッセージのログ記録は、syslog 設定 ファイル syslog.conf(5) で有効にされなければなりません。 -n 存在しない相対的なファイル名に対する要求の否定応答を抑制します。 -o RFC2347 スタイルの TFTP オプションのサポートを無効にします。 -s directory tftpd は、そのルートディレクトリを directory に変更します。それを 行った後に、でもコマンドを受け付ける前に、tftpd は、証明書を特権 がないユーザに切り替えます。 -u user -s オプションが使用されるとき、user (デフォルトは、``nobody'') に 証明書を切り替えます。user は、数値の UID ではなく名前で指定され なければなりません。 -U umask 新しく作成されたファイルのための umask を設定します。デフォルト は、022 (S_IWGRP | S_IWOTH) です。 -w 書き込み要求は、新しいファイルを作成することができます。デフォル トで、tftpd は、書き込み要求で指定されたファイルが存在することを 要求します。これは、-u オプションで指定されたユーザによって書き込 み可能なディレクトリでのみ動作することに注意してください。 -W -w と同様ですが、YYYYMMDD.nn のシーケンス番号をファイル名の終わり に追加します。-F オプションで文字列 YYYYMMDD を変更できることに注 意してください。 関連項目 tftp(1), chroot(2), syslog(3), inetd.conf(5), services(5), syslog.conf(5), inetd(8) 次の RFC がサポートされています: RFC 1350: The TFTP Protocol (Revision 2). RFC 2347: TFTP Option Extension. RFC 2348: TFTP Blocksize Option. RFC 2349: TFTP Timeout Interval and Transfer Size Options. 標準でない rollover と blksize2 TFTP オプションは、次に記載されています: Extending TFTP, http://www.compuphase.com/tftp.htm. 歴史 tftpd ユーティリティは、4.2BSD で登場しました。-s オプションは、 FreeBSD 2.2 で導入され、-u オプションは、FreeBSD 4.2 で導入され、-c オプ ションは、FreeBSD 4.3 で導入され、-F と -W オプションは、FreeBSD 7.4 で導 入されました。 Timeout Interval と Transfer Size Options (RFC2349) のサポートは、 FreeBSD 5.0 で導入され、TFTP Blocksize Option (RFC2348) と blksize2 オプ ションのサポートは、FreeBSD 7.4 で導入されました。 Edwin Groothuis <edwin@FreeBSD.org> は、RFC2348 をサポートするために tftpd と tftp(1) コードの主要な書き直しを実行しました。 注 クライアントとサーバがブロックサイズネゴシエーション (RFC 2347 と 2348) または標準でない TFTP ロールオーバオプションをサポートせずに、33,553,919 オクテット (65535 ブロック、最後の 1 つは 512 オクテット未満) より大きな ファイルを正確に転送することができません。その場しのぎの解決策として、 tftpd は、たとえロールオーバオプションがサポートされなくても、65535 の後 0 に折り畳むブロック番号のシーケンスを受け付けます。 多くの tftp クライアントは、符号なしの 16 ビットの整数でなく符号付きを使 用するブロック番号を間違ってカウントするので、16,776,703 オクテット (32767 ブロック) を越えるファイルを転送しません。 FreeBSD 11.2 June 22, 2011 FreeBSD 11.2