FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目 | 歴史 | 作者
SFTP-SERVER(8)         FreeBSD システム管理者マニュアル         SFTP-SERVER(8)

名称
     sftp-server -- SFTP サーバサブシステム

書式
     sftp-server [-ehR] [-d start_directory] [-f log_facility] [-l log_level]
                 [-P blacklisted_requests] [-p whitelisted_requests]
                 [-u umask]
     sftp-server -Q protocol_feature

解説
     sftp-server は、stdout に SFTP プロトコルのサーバ側に話しかけ (出力し)、
     stdin からクライアントの要求を待つプログラムです。sftp-server は、直接呼
     び出されることを目的としていませんが、Subsystem オプションを使用して
     sshd(8) から呼び出されます。

     sftp-server へのコマンド行のフラグは、Subsystem 宣言で指定されるべきで
     す。詳細については、sshd_config(5) を参照してください。

     有効なオプションは、次の通りです:

     -d start_directory
             ユーザのための代替の開始ディレクトリを指定します。パス名は、実行
             時に拡張される次のトークンを含みま: %% は、定数の '%' によって置
             き換えられ、%d は、確証されているユーザのホームディレクトリに置き
             換えられ、そして %u は、そのユーザのユーザ名に置き換えられます。
             デフォルトは、ユーザのホームディレクトリを使用することです。この
             オプションは、sshd_config(5)ChrootDirectory オプションととも
             に役に立ちます。

     -e      sftp-server は、デバッグのためのシスログの代わりに stderr にログ
             記録された情報を印刷します。

     -f log_facility
             sftp-server からのメッセージをログ記録するときに使用される機能
             コードを指定します。指定可能な値は、次の通りです: DAEMON, USER,
             AUTH, LOCAL0, LOCAL1, LOCAL2, LOCAL3, LOCAL4, LOCAL5, LOCAL6,
             LOCAL7 です。デフォルトは、AUTH です。

     -h      sftp-server の使用法の情報を表示します。

     -l log_level
             sftp-server によってログ記録されるメッセージを指定します。指定可
             能な値は、次の通りです: QUIET, FATAL, ERROR, INFO, VERBOSE,
             DEBUG, DEBUG1, DEBUG2 と DEBUG3 です。INFO と VERBOSE は、sftp-
             server がクライアントのために実行するトランザクションをログ記録し
             ます。DEBUG と DEBUG1 は、同等です。DEBUG2 と DEBUG3 は、それぞ
             れ、より高いレベルのデバッグ出力を指定します。デフォルトは、ERROR
             です。

     -P blacklisted_requests
             サーバによって禁止されている SFTP プロトコル要求のコンマで区切ら
             れたリストを指定します。sftp-server は、失敗で、あらゆるブラック
             リスト化された要求に応答します。サポートされた要求タイプを決定す
             るために -Q フラグを使用することができます。ブラックリストとホワ
             イトリストの両方が指定されるなら、ブラックリストは、ホワイトリス
             トの前に適用されます。

     -p whitelisted_requests
             サーバによって許可された SFTP プロトコル要求のコンマで区切られた
             リストを指定します。ホワイトリストでないすべて要求タイプは、ログ
             記録され、失敗メッセージで返答されます。

             要求が SFTP クライアントによって暗黙に行われることを保証するため
             に、この機能を使用するとき、注意しなければなりません。

     -Q protocol_feature
             sftp-server によってサポートされたプロトコルの機能を問い合わせま
             す。現在のところ、問い合わせされるただ 1 つの機能は、ブラックリス
             トまたはホワイトリスト (それぞれ、フラグ -P-p) のために使用さ
             れる、``request'' (要求) です。

     -R      sftp-server のこのインスタンスを読み込み専用モードにします。ファ
             イルシステムの状態を変更する他の操作と同様に、書き込みのための
             ファイルをオープンする試みは、否定されます。

     -u umask
             ユーザのデフォルトマスクの代わりに新たに作成されたファイルとディ
             レクトリに適用される明白な umask(2) を設定します。

     いくつかのシステムで、sftp-server は、動作するためにログ記録のための
     /dev/log にアクセスすることができなければなりません、そして chroot の設定
     で sftp-server の使用は、syslogd(8) が、chroot ディレクトリの内側のログ記
     録ソケットを確立することを必要とします。

関連項目
     sftp(1), ssh(1), sshd_config(5), sshd(8)

     T. Ylonen and S. Lehtinen, SSH File Transfer Protocol, draft-ietf-secsh
     filexfer-02.txt, October 2001, work in progress material.

歴史
     sftp-server は、OpenBSD 2.8 ではじめて登場しました。

作者
     Markus Friedl <markus@openbsd.org>

FreeBSD 11.2                   December 11, 2014                  FreeBSD 11.2

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