日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
MAIL.LOCAL(8) MAIL.LOCAL(8)
名称
mail.local - メールボックスにメールを格納する
書式
mail.local [-7] [-B] [-b] [-d] [-D mbdb] [-l] [-s] [-f from|-r from]
[-h filename ] user ...
解説
mail.local は、ファイルの終りまで標準入力を読み込み、各 user の mail
ファイルに、それを追加します。user は、有効なユーザ名でなければなりませ
ん。
オプションは、次の通りです:
-7 LMTP モードの 8BITMIME サポートを通知しません。
-B ``biff'' サービスに通知する試みをオフにします。
-b メールボックスがクォータ (quota) を超過するなら、一時的エラー
の代わりに永続的なエラーを返します。
-d (後方互換性のために) これが配信であることを指定します。このオ
プションは、効果がありません。
-D mbdb ローカルの受信者の名前を検索するために使用される、メールボッ
クスのデータベースの名前を指定します。このオプションは、
getpwnam() を使用することを意味する、デフォルトで "pw" です。
-f from 送信者の名前を指定します。
-l LMTP モードをオンにします。
-s "success" 状態を返す前に、メールボックスを強制的にディスクに
コミットする、fsync(2) の呼び出しをオフにします。
-r from (後方互換性のために) 送信者の名前を指定します。-f と同じで
す。
-h filename
システムのメールスプールディレクトリの代わりにユーザのホーム
ディレクトリの filename に着信メールを格納します。
mail.local が -DHASHSPOOL を付けてコンパイルされているなら、次のオプ
ションのみが利用可能です。
-H hashtypehashdepth
ハッシュされたメールディレクトリを選択します。有効なハッシュタイ
プは、ユーザ名のための u、と (-DHASHSPOOLMD5 を付けてコンパイル
されることを要求する) MD5 のための m です。例: -H u2 は、2 の
ハッシュの深さでユーザ名のハッシュを選択します。注: ハッシュタイ
プと深さの間に空白があってはなりません。
-p path
代わりのメールのスプールのパスを指定します。
-n LMTP モードの受信者アドレスのドメイン部分が取り除かれるべきでな
いことを指定します。
メールボックスの個別のメールのメッセージは、文字列 ``From '' で始まる行
が後続する空行によって区切られます。文字列 ``From '' を含んでいる行、送
信者の名前とタイムスタンプは、各配信されたメールのメッセージの前に追加
されます。空行が、各メッセージに追加されます。``From '' の区切り文字の
行に対して誤解される (すなわち、空行に続く、``From '' の 5 文字で始まる
行) メッセージのあらゆる行に大なり文字 (``>'') が先頭に追加されます。
メールファイルは、メールが追加されている間に、flock(2) で排他的にロック
され、また、user.lock ファイルは、メールボックスが古い MUA との互換性の
ためにロックされている間に作成されます。
``biff'' サービスが getservbyname(3) によって返されるなら、biff サーバ
は、配信さられたメールについて通知されます。
mail.local ユーティリティは、成功すれば、0 で終了し、エラーが生じるな
ら、>0 で終了します。
環境変数
TZ タイムスタンプで適切なタイムゾーンを設定するために使用されます。
関連ファイル
/tmp/local.XXXXXX 一時ファイル
/var/mail/user ユーザのデフォルトのメールボックスのディレクトリ
/var/mail/user.lock ユーザのデフォルトのメールボックスのためのロック
ファイル
関連項目
mail(1), flock(2), getservbyname(3), comsat(8), sendmail(8)
警告
mail.local は、空行に続く "^From " 行のみエスケープします。"From " で始
まるすべての行は、sendmail.cf ファイルのローカルメーラのための 'E' フラ
グを使用して、エスケープされるべきです。
歴史
(メールの配信と同様にメールボックスを読むことも扱う) mail.local のスー
パセットは、プログラム mail として Version 7 AT&T UNIX で登場しました。
$Date: 2013-11-22 20:51:51 $ MAIL.LOCAL(8)