FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連項目 | 歴史
ENVIRON(7)              FreeBSD 多方面の情報マニュアル              ENVIRON(7)

名称
     environ -- ユーザ環境

書式
     extern char **environ;

解説
     environment (環境) を呼び出す文字列の配列は、プロセスが開始するとき、
     execve(2) によって各プロセスに利用可能とします。慣例により、これらの文字
     列は、形式 name=value となり、``environment variables'' (環境変数) として
     参照されます。プロセスは、それぞれ getenv(3), setenv(3), と unsetenv(3)
     関数を使用してこれらの文字列を問い合わせたり、更新したり、削除したりする
     ことができます。また、シェルは、環境を操作するためのコマンドを提供してい
     ます。これらは、それぞれのシェルのマニュアルページで説明されています。

     以下は、UNIX システムで通常見られる環境変数のリストです。それは、ユーザが
     システムの毎日の使用の間に見ることを期待することができる、それらの変数の
     みを含んでいて、決して完全なものではありません。特定のプログラムまたはラ
     イブラリ関数に特有の環境変数は、適切なマニュアルページの「環境変数」セク
     ションに文書化されています。

環境変数
     BLOCKSIZE    いくつかのディスクに関連するコマンド、中でも注目すべきは
                  df(1), du(1)ls(1)、によって使用されるブロック単位のサイ
                  ズ。BLOCKSIZE は、数値を指定することによってバイト単位で指定
                  し、`K' または `k' が続いている数値を指定することによってキ
                  ロバイト単位を指定し、`M' または `m' が続いている数値を指定
                  することによってメガバイト単位を指定し、`G' または `g' が続
                  いている数値を指定することによってギガバイト単位を指定しま
                  す。512 バイト以下またはギガバイト以上のサイズは、無視されま
                  す。この変数は、getbsize(3) 関数によって処理されます。

     COLUMNS      端末のためのカラム位置でのユーザの好みの幅。ls(1)who(1)
                  のようなユーティリティは、このカラムに出力を書式化するため
                  に、これを使用します。設定されていないか、または空であるな
                  ら、ユーティリティは、端末ドライバに幅を問い合わせるために
                  ioctl(2) 呼び出しを使用します。

     EDITOR       デフォルトのエディタ名。

     EXINIT       ex(1)vi(1) によって読み込まれるコマンドのスタートアップ
                  リスト。

     HOME         パスワードファイル passwd(5) から login(1) によって設定され
                  る、ユーザのログインディレクトリ。

     LANG         この変数は、LC_* 変数が設定されないなら、指定されたロケール
                  を使用するために setlocale(3) を使用するすべてのプログラムを
                  設定します。

     LC_ALL       LC_COLLATE, LC_CTYPE, LC_MESSAGES, LC_MONETARY, LC_NUMERIC,
                  LC_TIME と LANG の値を上書きします。

     LC_COLLATE   文字列の順序のために使用されるロケール。

     LC_CTYPE     文字の分類 (文字、空白、数字など) とマルチバイト文字として解
                  釈するバイトシーケンスのために使用されるロケール。

     LC_MESSAGES  診断メッセージのために使用されるロケール。

     LC_MONETARY  通貨の入力の解釈して出力を書式化するために使用されるロケー
                  ル。

     LC_NUMERIC   数値の入力を解釈して出力を書式化するために使用されるロケー
                  ル。

     LC_TIME      日付の入力を解釈して出力を書式化するために使用されるロケー
                  ル。

     MAIL         mail(1), sh(1) と多くの他のメールクライアントによって使用さ
                  れる /var/mail のデフォルトの代わりのユーザのメールボックス
                  の位置。

     MANPATH      マニュアルページを検索するとき、man(1) によって検索される、
                  コロンで区切られたディレクトリのシーケンス。

     NLSPATH      LC_MESSAGES によって参照されるメッセージカタログを検索する
                  ディレクトリのリスト。catopen(3) を参照してください。

     PAGER        デフォルトのページャ (paginator) プログラム。この変数によっ
                  て指定されたプログラムは、現在のディスプレイより長い情報を表
                  示するために、mail(1), man(1), ftp(1) などによって使用されま
                  す。

     PATH         コロンによって区切られたディレクトリのシーケンスは、実行形式
                  のファイルを検索するとき、csh(1), sh(1), system(3),
                  execvp(3) などによって検索されます。PATH は、login(1) によっ
                  て最初に ``/usr/bin:/bin'' に設定されます。

     POSIXLY_CORRECT
                  任意の値に設定するとき、この環境変数は、(ほとんどの場合) 厳
                  密に POSIX に準拠した方法で実行する、特定のコマンドの振る舞
                  いを変更します。

     PRINTER      lpr(1), lpq(1), と lprm(1) によって使用されるデフォルトのプ
                  リンタの名前。

     PWD          カレントのディレクトリのパス名。

     SHELL        ユーザのログインシェルのフルパス名。

     TERM         出力が準備される端末の種類。この情報は、特別な端末のケイパビ
                  リティを利用する nroff(1) または plot(1) のようなコマンドに
                  よって使用されます。端末タイプのリストについては、
                  /usr/share/misc/termcap (termcap(5)) を参照してください。

     TERMCAP      TERM の端末を記述している文字列か、またはそれが、'/' で始ま
                  るなら、termcap ファイルの名前。下記の TERMPATH と
                  termcap(5) を参照してください。

     TERMPATH     リストされた順序で端末の記述のために検索される、コロンまたは
                  空白によって区切られた、termcap ファイルのパス名のシーケン
                  ス。TERMPATH がないことは、$HOME/.termcap:/etc/termcap の
                  TERMPATH と同等です。TERMPATH は、TERMCAP がフルパス名を含ん
                  でいるなら、無視されます。

     TMPDIR       テンポラリファイルを格納するディレクトリ。ほとんどのアプリ
                  ケーションは、/tmp または /var/tmp を使用します。この変数を
                  設定することは、それらに別のディレクトリを使用するようにしま
                  す。

     TZ           日付を表示するとき、使用するタイムゾーン。通常の形式は、
                  /usr/share/zoneinfo に相対的なパス名です。例えば、コマンド

                        env TZ=America/Los_Angeles date

                  は、California (カリフォルニア) の現在の時刻を表示します。詳
                  細については、tzset(3) を参照してください。

     USER         ユーザのログイン名。移植性のあるアプリケーションは、代わりに
                  LOGNAME を使用することが推奨されています。

     さらなる名前は、sh(1)export コマンドと name=value 引数によって、また
     は利用者が csh(1) を使用しているなら、setenv コマンドによって、環境に置か
     れます。利用者が、何を行っているか知っていない限り、MAIL, PS1, PS2 と IFS
     のような、.profile ファイルによって頻繁にエクスポートされる特定の sh(1)
     変数を変更するとは、愚かなことです。

     現在の環境変数は、sh(1)env(1), set(1) または printenv(1) で、または
     csh(1)env(1), printenv(1) または printenv 組み込みコマンドで印刷 (表
     示) できます。

関連項目
     cd(1), csh(1), env(1), ex(1), login(1), printenv(1), sh(1), execve(2),
     execle(3), getbsize(3), getenv(3), setenv(3), setlocale(3), system(3),
     termcap(3), termcap(5)

歴史
     environ マニュアルページは、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 13.0                    August 5, 2020                    FreeBSD 13.0

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