FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 解説 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史 | 作者 | 警告 | バグ
MAKE.CONF(5)        FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル        MAKE.CONF(5)

名称
     make.conf -- システム構築情報

解説
     ファイル make.conf は、make(1) と標準の sys.mk ファイルを使用してあらゆる
     構築に適用されるシステム全体の設定を含んでいます。これは、次のようにして
     達成されます: make(1) は、デフォルトで他のファイルの前に、システムの
     makefile sys.mk を処理し、sys.mk は、make.conf をインクルードします。

     ファイル make.conf は、標準の makefile 構文を使用します。しかしながら、
     make.conf は、make(1) のための依存関係を指定するべきではありません。代わ
     りに、make.conf は、他の makefile の動作を制御する make(1) 変数を設定しま
     す。

     make(1) の変数 __MAKE_CONF で代わりの位置を指定することができますが、
     make.conf のデフォルト位置は、/etc/make.conf です。システム全体の設定が特
     定の構築に適していないなら、利用者は、make.conf の位置を無効にする必要が
     あります。例えば、__MAKE_CONF/dev/null に設定することは、すべての構築
     の制御をデフォルトにリセットします。

     make.conf の主要な目的は、通常、/usr/src, /usr/doc/usr/ports にある
     FreeBSD ソース、文書 (ドキュメント)、と移植されたアプリケーションのコンパ
     イルを制御することです。一般に、特定の制御変数の値をデフォルトから変更す
     る必要があるとき、システム管理者は、make.conf を作成します。

     システム構築の手続きは、4 つの幅広い領域で生じます: world (訳注: FreeBSD
     の全構築)、カーネル、文書と ports です。make.conf に設定された変数は、こ
     れらの領域の 1 つ、2 つ、または 4 つすべてに適用されます。さらに、制御変
     数は、make(1)-D オプション、または、environ(7) (環境変数) によって特
     定の構築のために指定することができます。world と kernel 構造の場合に、
     make.conf の代わりに、これらの変数を src.conf(5) に置くことが可能です。こ
     のように、文書とポート構築のための環境は、関連のない変数によって汚染され
     ません。

     次のリストは、利用者が指示する構築で使用することができる各変数の名前と短
     い説明を行っています。ブール値 (bool) として表示された変数の値は、無視さ
     れます。とにかく変数を (たとえ ``FALSE'' または ``NO'' でも) 設定すること
     によって、あたかも変数が設定されているかのように取り扱われます。

     次のリストは、すべての構築に使用されるか、または構築以外の makefiles に
     よって使用される変数の名前と短い説明を行っています。

     ALWAYS_CHECK_MAKE
                   (ブール値) 常に make(1) が最新であるかどうかチェックするよ
                   うに、ソースツリー (通常 /usr/src) のトップレベルの make
                   file に指示します。通常これは、FreeBSD の古いバージョンから
                   アップグレードを取り扱うために、world と buildworld ター
                   ゲットのためにのみ行われます。

     CFLAGS        (文字列) C のコードをコンパイルするとき、コンパイラの設定を
                   制御します。-O-O2 以外の最適化レベルは、サポートされま
                   せん。

     CPUTYPE       (文字列) 生成されたコードを対象とするべきプロセッサを制御し
                   ます。cc(1) への適切な最適化指示を含むように CFLAGSCOPTFLAGS の値を変更することと同様に、特定のコード (現在の
                   OpenSSL のみ) でプロセッサ特有の最適化を制御します。CFLAGS
                   の自動設定は、NO_CPU_CFLAGS 変数を使用して上書きすることが
                   できます。認識される CPUTYPE オプションのリストについては
                   /usr/share/examples/etc/make.conf を参照してください。

     CXXFLAGS      (文字列) C++ コードをコンパイルするとき、コンパイラの設定を
                   制御します。CXXFLAGS は、最初に CFLAGS の値に設定されます。
                   CXXFLAGS 値に追加したいなら、``='' の代わりに ``+='' を使用
                   します。

     DTC           (文字列) DTS (Device Tree Syntax; デバイスツリーの構文)
                   ファイルのためのコンパイラを選択します。DTC は、最初に dtc
                   の値に設定されます。

     INSTALL       (文字列) デフォルトのインストールコマンドです。ターゲットが
                   異なるか、または存在しないファイルだけをインストールするた
                   めには、次を使用します。

                         INSTALL+= -C
                   (/usr/share/mk にそれらを含んでいる) いくつかの makefile
                   は、供給されたインストールコマンドのための決め打ちされたオ
                   プションであることに注意してください。

     LOCAL_DIRS    (文字列) この変数には、/usr/src で make するとき入るべきで
                   あるすべてのディレクトリをリストします。

     MAKE_SHELL    (文字列) makefile でコマンドスクリプトを処理するために
                   make(1) によって内部的に使用されるシェルを制御します。
                   sh(1), ksh(1)csh(1) すべてが現在サポートされています。

                         MAKE_SHELL?=sh

     MTREE_FOLLOWS_SYMLINKS
                   (文字列) mtree(8) がシンボリックリンクをたどるようにするた
                   めに、これを ``-L'' に設定します。

     NO_CPU_CFLAGS
                   (文字列) この変数を設定することは、コンパイル時に CPU 特有
                   のコンパイラフラグが自動的に CFLAGS に追加されることを防ぎ
                   ます。

     NO_DOCUPDATE  (ブール値) これは、``make update'' で doc ツリーを更新しな
                   いようにするために、これを設定します。

     NO_PORTSUPDATE
                   (ブール値) これは、``make update'' で ports ツリーを更新し
                   ないようにするために、これを設定します。

     SVN_UPDATE    (ブール値) ``make update'' で利用者の src ツリーを更新する
                   ために、svn(1) または svnlite(1) を使用するように、これを設
                   定します。利用者は、svn(1) バイナリの完全なパスに SVN 設定
                   できるに注意してください。

   カーネルの構築
     次のリストは、カーネルの構築でのみ使用される変数の名前と簡単な説明です:

     BOOTWAIT      (整数) デフォルトのカーネルをブートする前に、カーネルがコン
                   ソールのキーが押されるのを待つ時間を制御します。値は、おお
                   よそのミリ秒です。キー入力は、ディスクからのブートの前に
                   BIOS で受け付けられ、これが 0 に設定されているときでも、カ
                   スタムブートパラメータを与えることは可能です。

     COPTFLAGS     (文字列) カーネルを構築するとき、コンパイラの設定を制御しま
                   す。[-O (-O2, ...)] を超える最適化レベルは、動作が保証され
                   ていません。

     KERNCONF      (文字列) ``${MAKE} buildkernel'' によって構築され、るられる
                   かを制御し ``${MAKE} installkernel'' によってインストールさ
                   れるカーネル設定を制御します。例えば、

                         KERNCONF=MINE DEBUG GENERIC OTHERMACHINE

                   は、設定ファイル MINE, DEBUG, GENERICOTHERMACHINE に
                   よって指定されたカーネルを構築し、設定ファイル MINE によっ
                   て指定されたカーネルをインストールします。そのデフォルト
                   は、GENERIC です。

     MODULES_OVERRIDE
                   (文字列) モジュールすべてではなく構築するモジュールのリスト
                   を設定します。

     NO_KERNELCLEAN
                   (ブール値) ``${MAKE} buildkernel'' の間に ``${MAKE} clean''
                   の実行をスキップするように、これを設定します。

     NO_KERNELCONFIG
                   (ブール値) ``${MAKE} buildkernel'' に間に config(8) の実行
                   をスキップするように、これを設定します。

     NO_KERNELOBJ  (ブール値) ``${MAKE} buildkernel'' に間に ``${MAKE} obj''
                   の実行をスキップするように、これを設定します。

     NO_MODULES    (ブール値) カーネルとともにモジュールを構築しないように設定
                   します。

     PORTS_MODULES
                   毎回カーネルを構築するたびに利用者が再構築したい ports のリ
                   ストをこれに設定します。

     WITHOUT_MODULES
                   (文字列) 構築から除くモジュールのリストを設定します。これ
                   は、MODULES_OVERRIDE を指定する必要がなく、確実にモジュール
                   を除くためのいくらか簡単な方法を提供します。これは、
                   MODULES_OVERRIDE の後に適用されます。

   WORLD の構築
     次のリストは、world の構築の間に使用される変数のため名前と短い説明を行っ
     ています:

     BOOT_COMCONSOLE_PORT
                   (文字列) ブートブロックがキーボード/ビデオカードの代わりに
                   シリアルコンソールを使用するように設定されているなら、コン
                   ソールに使用されるポートアドレスです。

     BOOT_COMCONSOLE_SPEED
                   (整数) ブートブロックがキーボード/ビデオカードの代わりにシ
                   リアルコンソールを使用するように設定されているなら、コン
                   ソールに使用されるボーレートです。

     BOOT_PXELDR_ALWAYS_SERIAL
                   (ブール値) シリアルコンソールの使用を強制するコードを
                   pxeboot(8) にコンパイルします。これは、boot(8) ブロックの
                   -h オプションに類似しています。

     BOOT_PXELDR_PROBE_KEYBOARD
                   (ブール値) キーボードをプローブ (探査) するコードを
                   pxeboot(8) にコンパイルします。キーボードが見つけられないな
                   ら、デュアルコンソール設定としてブートします。これは、
                   boot(8) ブロックの -D オプションに類似しています。

     ENABLE_SUID_K5SU
                   (ブール値) ksu ユーティリティを使用したいなら、これを設定し
                   ます。そうでなければ、セットユーザ ID (set-user-ID) ビット
                   を設定せずにインストールされます。

     ENABLE_SUID_NEWGRP
                   (ブール値) セットユーザ ID (set-user-ID) ビットを設定して
                   newgrp(1) をインストールするように、これを設定します。そう
                   でなければ、newgrp(1) は、ユーザのグループを変更することが
                   できません。

     LOADER_TFTP_SUPPORT
                   (ブール値) デフォルトで、pxeboot(8) ローダは、NFS を通して
                   カーネルを検索して取得します。これを定義して、
                   /usr/src/stand を再コンパイルすることによって、それは、TFTP
                   を通してカーネルを検索して取得します。これによって、サーバ
                   のカーネルをロードするよりむしろ依然としてサーバの / をマウ
                   ントし、pxeboot(8) は、カスタム BOOTP ディスクレスカーネル
                   をロードできます。

     LOADER_FIREWIRE_SUPPORT
                   (ブール値) これを定義して、/usr/src/stand/i386 を再コンパイ
                   ルすることは、dcons(4) コンソールドライバを loader(8) に追
                   加し、dconschat(8) を使用して FireWire (IEEE1394) 上でアク
                   セス可能となります。現在、i386 と amd64 だけがサポートされ
                   ています。

     MAN_ARCH      (文字列) セクション 4 のマニュアルページがインストールされ
                   るのための 1 つ以上の MACHINE および/または MACHINE_ARCH 値
                   の空白で区切られたリスト。特別な値 `all' は、すべての利用可
                   能なアーキテクチャをインストールします。デフォルトは、構築
                   されている MACHINE と MACHINE_ARCH です。

     MODULES_WITH_WORLD
                   (ブール値) カーネルの代わりにシステムでモジュールを構築する
                   ように設定します。

     NO_CLEAN      (ブール値) ``make buildworld'' の間に clean を無効にするよ
                   うに、これを設定します。何をやっているかわからないなら設定
                   すべきではありません。

     NO_CLEANDIR   (ブール値) ``${MAKE} cleandir'' の代わりに ``${MAKE}
                   clean'' を実行するように、これを設定します。

     WITH_MANCOMPRESS
                   (定義される) 圧縮されているマニュアルページをインストールす
                   るように設定します。

     WITHOUT_MANCOMPRESS
                   (定義される) 圧縮されていないマニュアルページをインストール
                   するように設定します。

     NO_SHARE      (ブール値) share サブディレクトリを構築しないように設定しま
                   す。

     NO_SHARED     (ブール値) 静的にリンクされた /bin/sbin を構築するよう
                   に設定します。これは、悪いことになります。設定されるなら、
                   bsd.prog.mk を使用するあらゆるユーティリティは、静的にリン
                   クされます。

     PPP_NO_NAT    (ブール値) ネットワークアドレス変換 (NAT) のサポートなしで
                   ppp(8) を構築します。

     PPP_NO_NETGRAPH
                   (ブール値) Netgraph のサポートなしで ppp(8) を構築するよう
                   に設定します。

     PPP_NO_RADIUS
                   (ブール値) RADIUS のサポートなしで ppp(8) を構築するように
                   設定します。

     PPP_NO_SUID   (ブール値) セットユーザ ID (set-user-ID) の root プログラム
                   として ppp(8) のインストールを無効に設定します。

     SENDMAIL_ADDITIONAL_MC
                   (文字列) 構築時に .cf ファイルに構築されるべきである追加の
                   .mc ファイル。値は、(複数の) .mc ファイル、例えば、
                   /etc/mail/foo.mc, /etc/mail/bar.mc へのフルパスを含むべきで
                   す。

     SENDMAIL_ALIASES
                   (文字列) /etc/mail/Makefile を使用するとき、再構築するため
                   の aliases(5) ファイルのリスト。デフォルト値は、
                   /etc/mail/aliases です。

     SENDMAIL_CFLAGS
                   (文字列) sendmail(8) を構築するときにコンパイルコマンドへ渡
                   すフラグ。SENDMAIL_* フラグは、次のような設定で SASL サポー
                   トを提供するために使用できます:

                         SENDMAIL_CFLAGS=-I/usr/local/include -DSASL
                         SENDMAIL_LDFLAGS=-L/usr/local/lib
                         SENDMAIL_LDADD=-lsasl

     SENDMAIL_CF_DIR
                   (文字列) .mc ファイルから .cf ファイルを構築するために使用
                   される m4(1) 設定ファイルのためのデフォルト位置を変更しま
                   す。

     SENDMAIL_DPADD
                   (文字列) sendmail(8) を構築するときに追加する特別の依存関
                   係。

     SENDMAIL_LDADD
                   (文字列) sendmail(8) を構築するときに ld(1) コマンドの終り
                   に追加するフラグ。

     SENDMAIL_LDFLAGS
                   (文字列) sendmail(8) を構築するときに ld(1) コマンドへ渡さ
                   れるフラグ。

     SENDMAIL_M4_FLAGS
                   (文字列) .mc ファイルから .cf ファイルを構築するときに
                   m4(1) へ渡されるフラグ。

     SENDMAIL_MAP_PERMS
                   (文字列) /etc/mail/Makefile を使用してエイリアスとマップ
                   データベースを生成するときに使用するモード。デフォルト値
                   は、0640 です。

     SENDMAIL_MAP_SRC
                   (文字列) /etc/mail/Makefile を使用するとき、再構築する追加
                   マップ。access, bitdomain, domaintable, genericstable,
                   mailertable, uucpdomainvirtusertable マップは、存在して
                   いるなら、常に再構築されます。

     SENDMAIL_MAP_TYPE
                   (文字列) /etc/mail/Makefile を使用してマップデータベースを
                   生成するとき、使用するデータベースマップタイプ。デフォルト
                   値は、ハッシュです。代替は、btree です。

     SENDMAIL_MC   (文字列) インストール時に使用するデフォルトの m4(1) 設定
                   ファイルです。値は、.mc ファイル、例えば、
                   /etc/mail/myconfig.mc、へのフルパスを含むべきです。make
                   install を行うと、既存の /etc/mail/sendmail.cf を上書きする
                   ことに注意して使用してください。SENDMAIL_CF は、今、推奨さ
                   れないことに注意してください。

     SENDMAIL_SET_USER_ID
                   (ブール値) 設定されるなら、セットグループ ID (set-user-ID)
                   のバイナリの代わりにセットユーザ ID (set-user-ID) の root
                   のバイナリとして sendmail(8) をインストールし、
                   /etc/mail/submit.{cf,mc} をインストールしません。このフラグ
                   の使用は、推薦されません、そして、可能なら、
                   /etc/mail/README の代わりの助言に従うべきです。

     SENDMAIL_START_SCRIPT
                   (文字列) sendmail(8) を開始し、停止し、再開するために
                   /etc/mail/Makefile によって使用されるスクリプト。デフォルト
                   値は、/etc/rc.sendmail です。この値は、rc.conf(5) の
                   ``mta_start_script'' 設定に適合するべきです。

     SENDMAIL_SUBMIT_MC
                   (文字列) インストール時に使用するメール提出のためのデフォル
                   トの m4(1) 設定ファイル。値は、.mc ファイル、例えば、
                   /etc/mail/mysubmit.mc、へのフルパスを含むべきです。make
                   install を行うと、既存の /etc/mail/submit.cf を上書きするこ
                   とに注意して使用してください。

     TOP_TABLE_SIZE
                   (整数) top(1) は、ユーザ名のためにハッシュテーブルを使用し
                   ます。このハッシュのサイズは、ローカルユーザの数に合うよう
                   に調整できます。テーブルのサイズは、/etc/passwd の行数のお
                   よそ 2 倍の素数であるべきです。デフォルト数は、20011 です。

     WANT_FORCE_OPTIMIZATION_DOWNGRADE
                   (整数) システムのコンパイラは、高い最適化レベルを強制的に低
                   くするように構築します。cc(1) -O2 以上の最適化は、いろいろ
                   な時にオプティマイザのバグの引き金となることが知られていま
                   す。割り当てられた値は、使用される最も高い最適化の値です。

   文書の構築
     次のリストは、文書を構築するとき使用される変数のための名前と短い説明を
     行っています。

     DISTDIR        (文字列) distfiles が保存されている場所。通常これは、
                    PORTSDIRdistfiles です。

     DOC_LANG       (文字列) 構築してインストールする言語とエンコーディングの
                    リスト。

     PRINTERDEVICE  (文字列) システム文書のデフォルトの形式 (フォーマット)
                    で、利用者のプリンタに依存します。簡単なプリンタのために
                    は、``ascii'' に設定でき、postscript または ghostscript
                    フィルタ付きのグラフィックスプリンタのため、または両方のた
                    めには、``ps'' に設定できます。

   PORTS の構築
     ports の構築に影響するいくつかの make 変数を設定するができます。これらの
     変数とそれらの結果は、ports(7), ${PORTSDIR}/Mk/* と FreeBSD ポータ (移植
     者) のハンドブックで文書化されています。

関連ファイル
     /etc/make.conf
     /usr/doc/Makefile
     /usr/ports/Makefile
     /usr/share/examples/etc/make.conf
     /usr/share/mk/sys.mk
     /usr/src/Makefile
     /usr/src/Makefile.inc1

関連項目
     cc(1), install(1), make(1), src.conf(5), style.Makefile(5), environ(7),
     ports(7), sendmail(8)

歴史
     make.conf ファイルは、FreeBSD 4.0 の前のいつかに登場しました。

作者
     このマニュアルページは、Mike W. Meyer <mwm@mired.org> によって書かれまし
     た。

警告
     MAKEOBJDIRPREFIX と MAKEOBJDIR は、環境変数であり、make.conf で、または
     make(1) のコマンド行の引数として設定されるべきではありませんが、make の環
     境で設定されなければならないことに注意してください。

バグ
     このマニュアルページは、現在 make.conf で利用可能なオプションに関して時々
     古くなっているかもしれません。利用可能な最新のオプションについては、
     /usr/share/examples/etc/make.conf ファイルをチェックしてください。

FreeBSD 12.2                  September 27, 2018                  FreeBSD 12.2

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