FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | ハードウェア | SYSCTL 変数 | 関連項目 | 歴史 | 作者
STGE(4)            FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル            STGE(4)

名称
     stge -- Sundance/Tamarack TC9021 ギガビットイーサネットアダプタドライバ

書式
     このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
     設定ファイルに置きます:

           device miibus
           device stge

     もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため
     には、次の行を loader.conf(5) に置きます:

           if_stge_load="YES"

解説
     stge デバイスドライバは Sundance/Tamarack TC9021 ギガビットイーサネットコ
     ントローラチップに基づく様々な NIC のサポートを行います。

     Sundance/Tamarack TC9021 は D-Link DGE-550T と Antares Microsystems ギガ
     ビットイーサネットボードで見つけられます。それは外部の PHY か外部の 10
     ビットのインタフェースを使用しています。

     stge ドライバによってサポートされたすべての NIC には、受信と送信両方のた
     めの TCP/UDP/IP チェックサムオフロード、ハードウェア VLAN タグのストリッ
     プ/挿入機能、と 64 ビットのマルチキャストハッシュフィルタと同様に受信割り
     込み緩和メカニズムがあります。Sundance/Tamarack TC9021 は、銅線または
     1000baseX ファイバアプリケーションのいずれかをを使用することができること
     を意味する、TBI (10 ビットインタフェース) と GMII トランシーバをサポート
     します。

     また、Sundance/Tamarack TC9021 は、インタフェース MTU 設定によって設定す
     ることができる、ジャンボフレームもサポートします。ifconfig(8) ユーティリ
     ティで 1500 バイトより大きい MTU を設定することは、ジャンボフレームを受信
     して送信するようにアダプタを設定します。

     stge ドライバは次のメディアタイプをサポートします:

     autoselect   メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。ユーザ
                  は、rc.conf(5) にメディアオプションを加えることによって、手
                  動で自動選択モードを無効にできます。

     10baseT/UTP  10Mbps オペレーションを設定します。ifconfig(8)mediaopt
                  オプションも全二重または半二重モードのいずれかを選択するため
                  に使用することができます。

     100baseTX    100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設定しま
                  す。ifconfig(8)mediaopt オプションも全二重または半二重
                  モードのいずれかを選択するために使用できます。

     1000baseTX   ツイストペア上の 1000baseTX オペレーションを設定します。Sun
                  dance/Tamarack は 1000Mbps の autoselect モードのみをサポー
                  トします。

     stge ドライバは次のメディアオプションをサポートします:

     full-duplex  全二重オペレーションを強制的に設定します。

     half-duplex  半二重オペレーションを強制的に設定します。

     このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、ifconfig(8) を参照
     してください。

ハードウェア
     stge ドライバは、次を含んで Sundance/Tamarack TC9021 ベースのギガビット
     イーサネットコントローラチップ基づく様々な NIC のサポートを行います:

     •   Antares Microsystems ギガビットイーサネット
     •   ASUS NX1101 ギガビットイーサネット
     •   D-Link DL-4000 ギガビットイーサネット
     •   IC Plus IP1000A ギガビットイーサネット
     •   Sundance ST-2021 ギガビットイーサネット
     •   Sundance ST-2023 ギガビットイーサネット
     •   Sundance TC9021 ギガビットイーサネット
     •   Tamarack TC9021 ギガビットイーサネット

SYSCTL 変数
     次の変数は sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方で利用可能です:

     dev.stge.%d.rxint_nframe
             RxDMAComplete 割り込みの間のフレームの数。受け付けられる範囲は 1
             から 255 で、デフォルト値は 8 フレームです。インタフェースは、変
             更の効果がある前に、落されて再び上げられていなければなりません。

     dev.stge.%d.rxint_dmawait
             受信されたフレームの数が rxint_nframe より少ないなら、Rx 割り込み
             を発行する前に 1 us 単位の増分でウェート (待つ) する最大の時間。
             受け付けられる範囲は 0 から 4194 で、デフォルト値は 30 マイクロ秒
             です。インタフェースは、変更の効果がある前に、落されて再び上げら
             れていなければなりません。

関連項目
     altq(4), arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), polling(4),
     vlan(4), ifconfig(8)

歴史
     stge ドライバは、NetBSD から移植され、FreeBSD 6.2 ではじめて登場しまし
     た。NetBSD のバージョンは、Jason R. Thorpe <thorpej@NetBSD.org> によって
     書かれました。

作者
     stge ドライバは、Pyun YongHyeon <yongari@FreeBSD.org> によって移植されま
     した。

FreeBSD 12.2                   November 23, 2010                  FreeBSD 12.2

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