FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 非推奨の注意 | 解説 | ハードウェア | SYSCTL 変数 | 診断 | 関連項目 | 歴史 | 作者
SF(4)              FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル              SF(4)

名称
     sf -- Adaptec AIC-6915 "Starfire" PCI ファーストイーサネットアダプタドラ
     イバ

書式
     このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
     設定ファイルに置きます:

           device miibus
           device sf

     もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため
     には、次の行を loader.conf(5) に置きます:

           if_sf_load="YES"

非推奨の注意
     sf ドライバは、FreeBSD 13.0 以降に存在しません。詳細については、
     https://github.com/freebsd/fcp/blob/master/fcp-0101.md を参照してくださ
     い。

解説
     sf ドライバは、Adaptec AIC-6915 "Starfire" チップセットに基づく Adaptec
     Duralink ファーストイーサネットアダプタのサポートを行ないます。

     AIC-6915 は、MII インタフェースをもつバスマスタコントローラです。それは、
     高い優先度と低い優先度の送信と受信キュー、TCP/IP チェックサムオフロード、
     複数の DMA 記述子形式、ポーリングとプロデューサ/コンシューマ DMA モデルの
     両方をサポートします。AIC-6915 受信フィルタリングオプションは、16 エント
     リの完全なフィルタ、マルチキャストアドレスのための 512 ビットのハッシュ
     テーブル、優先権アドレスマッチングための 512 ビットのハッシュテーブル、
     VLAN フィルタリングを含みます。外部 MII 規格トランシーバは、メディアイン
     タフェースのために必要です。

     マルチポートアダプタは、PCI から PCI ブリッジを介して接続されたいくつかの
     AIC-6915 コントローラから成ります。各コントローラは、sf ドライバによって
     別々のインタフェースとして扱われます。

     sf ドライバは、次のメディアタイプをサポートします:

     autoselect            メディアタイプとオプションの自動選択を有効にしま
                           す。ユーザは、/etc/rc.conf ファイルにメディアオプ
                           ションを加えることによって、手動で自動選択モードを
                           無効にできます。

     10baseT/UTP           10Mbps オペレーションを設定します。また、mediaopt
                           オプションは、全二重か半二重モードのどちらかを選択
                           するために使用することができます。

     100baseTX             100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設
                           定します。また、mediaopt オプションは、全二重か半二
                           重モードのどちらかを選択するために使用することがで
                           きます。

     sf ドライバは、次のメディアオプションをサポートします:

     full-duplex           全二重オペレーションを強制的に設定します。

     half-duplex           半二重オペレーションを強制的に設定します。

     このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、ifconfig(8) を参照
     してください。

ハードウェア
     sf ドライバによってサポートさられたアダプタは、次のものを含んでいます:

     •   ANA-62011 64-bit シングルポート 10/100baseTX アダプタ
     •   ANA-62022 64-bit デュアルポート 10/100baseTX アダプタ
     •   ANA-62044 64-bit クワッドポート 10/100baseTX アダプタ
     •   ANA-69011 32-bit シングルポート 10/100baseTX アダプタ
     •   ANA-62020 64-bit シングルポート 100baseFX アダプタ

SYSCTL 変数
     次の変数は、sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方に利用可能です:

     dev.sf.%d.int_mod
             102.4us 単位で割り込み処理を遅らせる最大の量。受け付けられる範囲
             は、0 から 31 で、デフォルト値は、1 (102.4us) です。値 0 は、割り
             込み緩和を完全に無効にします。インタフェースは、変更の効果が効く
             前に、停止させて、再び上げる必要はありません。

     dev.sf.%d.stats
             ドライバで維持される多くの役に立つ MAC カウンタを表示します。

診断
     sf%d: couldn't map memory  致命的な初期化エラーが発生しました。BIOS が "
     プラグアンドプレイ" オペレーティングシステムのために設定にされているの
     で、PCI BIOS がそのようなデバイスを設定しなかったなら、これは、起こるかも
     しれません。BIOS の "プラグアンドプレイ" 設定は、PCI デバイスが FreeBSD
     で適切に動作するためには、"no" または "off" に設定されるべきです。

     sf%d: couldn't map ports  致命的な初期化エラーが発生しました。BIOS が "プ
     ラグアンドプレイ" オペレーティングシステムのために設定にされているので、
     PCI BIOS がそのようなデバイスを設定しなかったなら、これは、起こるかもしれ
     ません。BIOS の "プラグアンドプレイ" 設定は、PCI デバイスが FreeBSD で適
     切に動作するためには、"no" または "off" に設定されるべきです。

     sf%d: couldn't map interrupt  致命的な初期化エラーが発生しました。

     sf%d: no memory for softc struct!  ドライバは、初期化の間、デバイス毎のイ
     ンスタンス情報のためのメモリの割り付けに失敗しました。

     sf%d: failed to enable I/O ports/memory mapping!  ドライバは、PCI I/O
     ポートか共有メモリアクセスの初期化に失敗しました。カードがバスマスタース
     ロットにないなら、これは、起こるかもしれません。

     sf%d: watchdog timeout  デバイスがネットワークに応答を止めたか、または
     ネットワーク接続 (ケーブル) に関する問題があります。

関連項目
     altq(4), arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), polling(4),
     vlan(4), ifconfig(8)

     The Adaptec AIC-6915 Programmer's Manual,
     http://download.adaptec.com/pdfs/user_guides/aic6915_pg.pdf.

歴史
     sf デバイスドライバは、FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。

作者
     sf ドライバは、Bill Paul <wpaul@ctr.columbia.edu> によって書かれました。

FreeBSD 12.2                   October 24, 2018                   FreeBSD 12.2

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