FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | ハードウェア | ローダ調整変数 | SYSCTL 変数 | 関連項目 | 歴史
ALE(4)             FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル             ALE(4)

名称
     ale -- Atheros AR8121/AR8113/AR8114 Gigabit/Fast イーサネットドライバ

書式
     このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
     設定ファイルに置きます:

           device miibus
           device ale

     もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため
     には、次の行を loader.conf(5) に置きます:

           if_ale_load="YES"

解説
     ale デバイスドライバは、Atheros AR8121 PCI Express Gigabit イーサネットコ
     ントローラと Atheros AR8113/AR8114 PCI Express ファーストイーサネットコン
     トローラのサポートを行います。

     ale ドライバによってサポートされたすべての LOM には、受信と送信の両方のた
     めの TCP/UDP/IP チェックサムオフロード、TCP セグメンテーションオフロード
     (TSO)、ハードウェア VLAN タグストリップ/挿入機能、Wake On Lan (WOL) と 64
     ビットマルチキャストハッシュフィルタと同様に割り込み合体/モデレイションメ
     カニズムがあります。

     また、AR8121 は、インタフェース MTU 設定によって設定できる、ジャンボフ
     レーム (Jumbo Frame) (最大 8132 バイト) をサポートします。ifconfig(8)
     ユーティリティで 1500 バイトより大きな MTU を選択すると、ジャンボフレーム
     を受信して送信するアダプタを設定します。

     ale ドライバは、次のメディアタイプをサポートします:

     autoselect   メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。ユーザ
                  は、rc.conf(5) にメディアオプションを加えることによって、手
                  動で自動選択モードを無効にできます。

     10baseT/UTP  10Mbps オペレーションを設定します。

     100baseTX    100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設定しま
                  す。

     1000baseTX   ツイストペア上の 1000baseTX オペレーションを設定します。

     ale ドライバは、次のメディアオプションをサポートします:

     full-duplex  全二重オペレーションを強制的に設定します。

     half-duplex  半二重オペレーションを強制的に設定します。

     このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、ifconfig(8) を参照
     してください。

ハードウェア
     ale デバイスドライバは、次のイーサネットコントローラのサポートを行います:

     •   Atheros AR8113 PCI Express ファーストイーサネットコントローラ
     •   Atheros AR8114 PCI Express ファーストイーサネットコントローラ
     •   Atheros AR8121 PCI Express ギガビットイーサネットコントローラ

ローダ調整変数
     カーネルをブートする前の loader(8) プロンプトで、または loader.conf(5) に
     格納して、次の調整変数を設定することができます。

     hw.ale.msi_disable
             この調整変数は、イーサネットハードウェア上の MSI のサポートを無効
             にします。デフォルト値は、0 です。

     hw.ale.msix_disable
             この調整変数は、イーサネットハードウェア上の MSI-X のサポートを無
             効にします。デフォルト値は、0 です。

SYSCTL 変数
     次の変数は、sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方で利用可能です:

     dev.ale.%d.int_rx_mod
             1us 単位の受信割込み処理を遅延する最大の時間。受け付けられる範囲
             は、0 から 130000 で、デフォルトは、30 (300us) です。値 0 は、割
             り込みモデレーションを完全に無効にします。

     dev.ale.%d.int_tx_mod
             1us 単位の送信割込み処理を遅延する最大の時間。受け付けられる範囲
             は、0 から 130000 で、デフォルトは、1000 (1ms) です。値 0 は、割
             り込みモデレーションを完全に無効にします。

     dev.ale.%d.process_limit
             タスクキューの再スケジュールの前に、イベントループで処理される Rx
             イベントの最大値。受け付けられる範囲は、32 から 255 で、デフォル
             ト値は、128 イベントです。変更の効果が効く前に、インタフェースを
             落して、再び上げる必要はありません。

関連項目
     altq(4), arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), vlan(4),
     ifconfig(8)

歴史
     ale ドライバは、Pyun YongHyeon <yongari@FreeBSD.org> によって書かれまし
     た。それは、FreeBSD 7.1 ではじめて登場しました。

FreeBSD 12.2                   November 12, 2008                  FreeBSD 12.2

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索