日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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UFTDI(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル UFTDI(4) 名称 uftdi -- USB シリアルアダプタチップの FTDI ファミリに基づいたシリアルアダ プタのための USB サポート 書式 このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル 設定ファイルに置きます: device usb device ucom device uftdi もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため には、次の行を loader.conf(5) に置きます: uftdi_load="YES" 解説 uftdi ドライバは、次の FTDI チップに基づいた様々なシリアルアダプタのサ ポートを行ないます: • FT8U100AX • FT8U232AM • FT8U232BM • FT232R • FT2232C • FT2232D • FT2232H • FT4232H • FT230X デバイスは、それを tty(4) のように動作させる ucom(4) ドライバによってアク セスされます。 サポートされたチップの多くは、bitbang モードとシリアルバスのエミュレー ションのための MPSSE エンジンのような追加機能を提供しています。uftdi ドラ イバは、<dev/usb/uftdiio.h> で定義されて、次の ioctl(2) 呼び出しで、その 機能へのアクセスを提供しています: UFTDIIOC_RESET_IO (int) そのデフォルトの設定へのチャネルをリセットし、RX と TX FIFO をフ ラッシュします。 UFTDIIOC_RESET_RX (int) RX FIFO をフラッシュします。 UFTDIIOC_RESET_TX (int) TX FIFO をフラッシュします。 UFTDIIOC_SET_BITMODE (struct uftdi_bitmode) チャネルを mode で指定された操作モードにし、出力モードへの iomask のものによって示されたピンを設定します。mode は、uftdi_bitmodes 値の 1 つでなければなりません。mode を UFTDI_BITMODE_NONE に設定 することは、標準の UART モードへのチャネルを返します。 enum uftdi_bitmodes { UFTDI_BITMODE_ASYNC = 0, UFTDI_BITMODE_MPSSE = 1, UFTDI_BITMODE_SYNC = 2, UFTDI_BITMODE_CPU_EMUL = 3, UFTDI_BITMODE_FAST_SERIAL = 4, UFTDI_BITMODE_CBUS = 5, UFTDI_BITMODE_NONE = 0xff, }; struct uftdi_bitmode { uint8_t mode; uint8_t iomask; }; FTDI によって公表されたマニュアルとアプリケーションノートは、詳細 に、これらのモードについて記述しています。ほとんどのこれらのモー ドを使用するために、最初にチャネルを要求されたモードにし、次に、 モードに依存して、ピン状態を反映するか、または MPSSE コマンドとパ ラメータとして解釈されるデータを read(2) と write(2) します。 UFTDIIOC_GET_BITMODE (struct uftdi_bitmode) iomask メンバの呼び出しの時点で、mode メンバの現在の bitbang モー ドと DBUS0..DBUS7 ピンの状態を返します。UFTDI_BITMODE_NONE (UART) モードを含んで、チップが、あらゆるモードである間に、ピン状態を読 み込むことができます。 UFTDIIOC_SET_ERROR_CHAR (int) FIFO オーバフローのようなエラーのポイントをマークするためにバッ ファに挿入される文字を設定します。 UFTDIIOC_SET_EVENT_CHAR (int) たとえ FIFO が満杯でなくても直ちに返すためにデータの部分的に FIFO の満杯を生じる文字を設定します。 UFTDIIOC_SET_LATENCY (int) ミリ秒単位で、満杯の FIFO を待つ時間の量を設定します。新しい文字 を受信せずに、この多くの時間の経過が越えるなら、FIFO のあらゆる文 字が、返されます。 UFTDIIOC_GET_LATENCY (int) 待ち時間 (latency) タイマの現在値を取得します。 UFTDIIOC_GET_HWREV (int) ハードウェアリビジョン番号を取得します。これは、 usb_device_descriptor からの bcdDevice 値です。 UFTDIIOC_READ_EEPROM (struct uftdi_eeio) 設定 eeprom から 1 ワード以上を読み込みます。FTDI チップは、16 ビットのワード単位で eeprom I/O を実行します。呼び出しの前に均一 に 2 で割り切れる値に offset と length を設定し、data 配列は、呼 び出しの後に、eeprom から要求された値を含みます。 struct uftdi_eeio { uint16_t offset; uint16_t length; uint16_t data[64]; }; FT232R チップには、内部に eeprom があります。外部のシリアル eep rom は、他の FTDI チップでオプションです。eeprom は、使用された部 分に依存して 64、128 または 256 のワードを含んでいます。複数の呼 び出しは、大きな部分を読み込むか、または書き込むために必要とされ ます。eeprom が存在しないとき、返されたデータのすべてのワードは、 0xffff です。また、消去された eeprom は、すべての 0xffff として読 み込むます。 UFTDIIOC_WRITE_EEPROM (struct uftdi_eeio) 1 ワード以上を設定 eeprom に書き込みます。uftdi_eeio 値は、 UFTDIIOC_READ_EEPROM 対して説明した通りです。 FTDI チップは、eeprom にブラインド書き込みをし、eeprom が存在しな いときでさえ、成功するように思われます。良い書き込みを確実にする ために、利用者は、読み戻して、データを確認しなければなりません。 書き込みの前に消去することは、必要ではありません。いつでも eeprom 内のあらゆる位置に上書きすることができます。 UFTDIIOC_ERASE_EEPROM (int) eeprom 全体を消去します。これは、書き込みの前に消去する必要がない ので、主に、テストとデバッグのために役に立ちます。間違った ioctl の呼び出しによって引き起こされた偶然の消去を防止することを助ける ために、利用者は、この ioctl への引数として特別の値 UFTDI_CONFIRM_ERASE を渡さなければなりません。 ハードウェア uftdi ドライバは、次のアダプタをサポートしています: • B&B Electronics USB->RS422/485 アダプタ • Elexol USB MOD1 と USB MOD3 • いくつかの HP ラップトップとともに出荷された HP USB シリアルアダプタ • Inland UAS111 • QVS USC-1000 • Buffalo PC-OP-RS / Kurouto-shikou KURO-RS universal remote • Prologix GPIB-USB Controller 関連ファイル /dev/ttyU* 着呼ポートに使用 /dev/ttyU*.init /dev/ttyU*.lock 対応している着呼の初期状態とロック状態のデバイス /dev/cuaU* 発呼ポートに使用 /dev/cuaU*.init /dev/cuaU*.lock 対応している発呼の初期状態とロック状態のデバイス 関連項目 tty(4), ucom(4), usb(4) 歴史 uftdi ドライバは、NetBSD 1.5 から FreeBSD 4.8 で登場しました。 FreeBSD 11.3 April 26, 2017 FreeBSD 11.3