FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 実装に関する注 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格 | 歴史 | 作者 | 警告
BASENAME(3)            FreeBSD ライブラリ関数マニュアル            BASENAME(3)

名称
     basename -- パス名の基底部分を抽出する

書式
     #include <libgen.h>

     char *
     basename(const char *path);

     char *
     basename_r(const char *path, char *bname);

解説
     basename() 関数は、最後尾の `/' 文字を削除して、path で指されるパス名から
     最後の要素を返します。path の全体が `/' 文字で成るなら、文字列 "/" へのポ
     インタが返されます。path が NULL ポインタまたは空文字列なら、文字列 "."
     へのポインタが返されます。

     basename_r() 変異は、結果の構成要素を格納する少なくとも MAXPATHLEN バイト
     のバッファを受け付けます。

実装に関する注
     basename() 関数は、後に続く呼び出しによって上書きされる、最初の呼び出しで
     割り付けられた内部の記憶域空間へのポインタを返します。

     basename() の他のベンダの実装は、それらの結果を入力バッファに格納し、マル
     チスレッドのアプリケーションで安全に使用するようにします。FreeBSD の将来
     のバージョンは、同様にこのアプローチに従います。それで、basename_r() は、
     時時代遅れになっています。

戻り値
     成功して完了すると、basename() と basename_r() は、path の最後の要素への
     ポインタを返します。

     失敗するなら、NULL ポインタが返され、グローバル変数 errno にエラーを示す
     値が設定されます。

エラー
     errno には、次のエラーコードが設定されます。

     [ENAMETOOLONG]     返される path 要素が MAXPATHLEN より大きかった。

関連項目
     basename(1), dirname(1), dirname(3)

規格
     basename() 関数は、X/Open Portability Guide Issue 4, Version 2
     (``XPG4.2'') に準拠しています。

歴史
     basename() 関数は、OpenBSD 2.2 と FreeBSD 4.2 で登場しました。

作者
     Todd C. Miller

警告
     basename() は、その後の呼び出しによって上書きされる内部の静的な記憶空間へ
     のポインタをを返します。

     basename() の他のベンダの実装は、basename() に渡された文字列の内容を変更
     します。これは、移植性が望まれているなら、この関数を呼び出すコードを書く
     とき、考慮に入れられるべきです。

FreeBSD 11.3                     July 29, 2016                    FreeBSD 11.3

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