FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)

日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索がコンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。

検索コマンド： man apropos whatis
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | エラー | 関連項目 | 規格

SETJMP(3)              FreeBSD ライブラリ関数マニュアル              SETJMP(3)

名称
     sigsetjmp, siglongjmp, setjmp, longjmp, _setjmp, _longjmp, longjmperror
     -- 局所的でないジャンプ

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <setjmp.h>

     int
     sigsetjmp(sigjmp_buf env, int savemask);

     void
     siglongjmp(sigjmp_buf env, int val);

     int
     setjmp(jmp_buf env);

     void
     longjmp(jmp_buf env, int val);

     int
     _setjmp(jmp_buf env);

     void
     _longjmp(jmp_buf env, int val);

     void
     longjmperror(void);

解説
     sigsetjmp(), setjmp() と _setjmp() 関数は、それらの呼び出し環境を env に
     保存します。これらの関数のそれぞれは、0 を返します。

     対応する longjmp() 関数は、setjmp() 関数のそれらの最も最近の個別の呼出し
     によって保存された環境を復元します。次に、それらは、あたかも対応する
     setjmp() 呼び出しが、0 の代わりに、val によって指定された値がちょうど返さ
     れたかのように、プログラムの実行が続くように返ります。

     呼び出しのペアは、混合されます、すなわち、sigsetjmp() と siglongjmp() と
     setjmp() と longjmp() の組み合わせは、同じプログラムで使用されますが、し
     かしながら、個別の呼び出しは、混合されません、例えば、setjmp() への env
     引数は、siglongjmp() に渡されません。

     longjmp() ルーチンは、呼び出された setjmp() ルーチンが返ったルーチンの後
     に呼び出すことができません。

     volatile タイプではなく、setjmp() 呼び出しと longjmp() 呼び出しが予測でき
     ない間に変更されていた、自動的な記憶域の呼び出しの存続期間のオブジェクト
     の値を除いて、すべてのアクセス可能なオブジェクトは、longjmp() ルーチンが
     呼び出された時点の値があります。

     setjmp()/longjmp() ペアは、シグナルマスクを保存し、復元します、一方、
     _setjmp()/_longjmp() ペアは、レジスタセットとスタックだけを保存し、復元し
     ます。(sigprocmask(2) を参照してください。)

     sigsetjmp()/siglongjmp() 関数ペアは、引数 savemask が 0 でないなら、シグ
     ナルのマスクを保存し、復元します、そうでなければ、レジスタセットとスタッ
     クだけが保存されます。

エラー
     env の内容が破損されているか、または既に返された環境に対応しているなら、
     longjmp() ルーチンは、ルーチン longjmperror(3) を呼び出します。
     longjmperror() が返るなら、プログラムは、アボートされます (abort(3) を参
     照)。longjmperror() のデフォルトのバージョンは、標準エラーにメッセージ
     ``longjmp botch'' を印刷 (表示) して、返ります。より優雅に終了することを
     望んでいるユーザプログラムは、longjmperror() のそれら自体のバージョンを書
     くべきです。

関連項目
     sigaction(2), sigaltstack(2), signal(3)

規格
     setjmp() と longjmp() 関数は、ISO/IEC 9899:1990 (``ISO C90'') に適合して
     います。sigsetjmp() と siglongjmp() 関数は、IEEE Std 1003.1-1988
     (``POSIX.1'') に適合しています。

FreeBSD 11.2                     June 4, 1993                     FreeBSD 11.2

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