FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格 | 歴史 | バグ
GETENV(3)              FreeBSD ライブラリ関数マニュアル              GETENV(3)

名称
     getenv, putenv, setenv, unsetenv -- 環境変数の関数群

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <stdlib.h>

     char *
     getenv(const char *name);

     int
     setenv(const char *name, const char *value, int overwrite);

     int
     putenv(char *string);

     int
     unsetenv(const char *name);

解説
     これらの関数は、ホストの環境変数のリストに環境変数を設定する、未設定とす
     る、取り出します。

     getenv() 関数は、環境変数 name の現在の値を取得します。アプリケーション
     は、getenv() 関数によって指された文字列を修正するべきではありません。

     setenv() 関数は、現在の環境変数リストに環境変数 name を挿入するか、または
     リセットします。変数 name に存在しないなら、与えられた value で挿入されま
     す。変数が存在するなら、引数の overwrite がテストされます。overwrite が 0
     であるなら、変数は、リセットされず、そうでなければ、与えられた value にリ
     セットされます。

     putenv() 関数は、形式 ``name=value'' の引数を取り、それを現在の環境変数に
     直接入れるので、引数を変更することは、環境変数を変更します。変数 name が
     リストに存在しないなら、それは、与えられた value で挿入されます。変数
     name が存在するなら、それは、与えられた value にリセットされます。

     unsetenv() 関数は、リストの name によって指される変数名のすべてのインスタ
     ンスを削除します。

     内部の使用法のための環境のコピーを行う間に、破壊 (例えば、値のない名前)
     が検出されるなら、setenv(), unsetenv() と putenv() は、問題に関して
     stderr (標準エラー) に警告を出力し、破壊されたエントリを落とし、エラーな
     しでタスクを完了します。

戻り値
     getenv() 関数は、ヌル文字で終了する文字列として環境変数の値を返します。変
     数 name が現在の環境変数にないなら、NULL が返されます。

     関数 setenv(), putenv(), および unsetenv() は、処理が成功すると値 0 を返
     します。そうでない場合、値 -1 が返され、グローバル変数 errno にエラーを示
     す値が設定されます。

エラー
     [EINVAL]           関数 getenv(), setenv() または unsetenv() は、name が
                        NULL ポインタ、空の文字列を指している、または ``='' 文
                        字を含んでいる文字列を指しているので、失敗しました。

                        関数 putenv() は、string が NULL ポインタ、string に
                        ``='' 文字がないか、または ``='' が string の最初の文
                        字であるので、失敗しました。これは、POSIX 仕様に従って
                        いません。

     [ENOMEM]           関数 setenv(), unsetenv() または putenv() は、環境変数
                        のためのメモリを割り付けることができなかったので、失敗
                        しました。

関連項目
     csh(1), sh(1), execve(2), environ(7)

規格
     getenv() 関数は、ISO/IEC 9899:1990 (``ISO C90'') に適合しています。
     setenv(), putenv() と unsetenv() 関数は、IEEE Std 1003.1-2001
     (``POSIX.1'') に適合しています。

歴史
     関数 setenv() と unsetenv() は、Version 7 AT&T UNIX で登場しました。
     putenv() 関数は、4.3BSD-Reno で登場しました。

     FreeBSD 7.0 まで、putenv() は、string のコピーを行い、setenv() を使用し
     て、それを環境変数に挿入していました。これは、POSIX 仕様に従うために
     ``name=value'' のペアのメモリの位置として、string を使用するように、変更
     されました。

バグ
     name へのあらゆる以前の値より大きなサイズの value を割り当てる setenv()
     への連続した呼び出しは、メモリリークの結果となります。この関数のための
     FreeBSD セマンティクス (すなわち、value の内容は、コピーされ、古い値は、
     無制限にアクセス可能であり続ける) は、このバグを回避不可能にします。将来
     のバージョンは、バグを修正するために、1 つまたはこれらのセマンティックな
     保証の両方を削除します。

FreeBSD 11.2                     June 20, 2007                    FreeBSD 11.2

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