FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 歴史
STATFS(2)              FreeBSD システムコールマニュアル              STATFS(2)

名称
     statfs -- ファイルシステムの統計値を取得する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <sys/param.h>
     #include <sys/mount.h>

     int
     statfs(const char *path, struct statfs *buf);

     int
     fstatfs(int fd, struct statfs *buf);

解説
     statfs() システムコールは、マウントされたファイルシステムに関する情報を返
     します。path 引数は、マウントされたファイルシステム内の任意のファイルのパ
     ス名です。buf 引数は、次のように定義された statfs 構造体へのポインタです:

     typedef struct fsid { int32_t val[2]; } fsid_t;
                                     /* ファイルシステム ID タイプ */

     /*
      * ファイルシステムの統計値
      */

     #define MFSNAMELEN      16              /* ヌルを含むタイプ名の長さ */
     #define MNAMELEN        90              /* 名前バッファの/からのサイズ */
     #define STATFS_VERSION  0x20030518      /* 現在のバージョン番号 */

     struct statfs {
     uint32_t f_version;           /* 構造体のバージョン番号 */
     uint32_t f_type;              /* ファイルシステムのタイプ */
     uint64_t f_flags;             /* マウントのエクスポートされたフラグの
                                      コピー */
     uint64_t f_bsize;             /* ファイルシステムのフラグメントのサイズ */
     uint64_t f_iosize;            /* 最適転送ブロックサイズ */
     uint64_t f_blocks;            /* ファイルシステムの合計のデータブロック */
     uint64_t f_bfree;             /* ファイルシステムの空きブロック */
     int64_t  f_bavail;            /* 非スーパユーザの利用可能な空きブロック */
     uint64_t f_files;             /* ファイルシステムの合計のノード */
     int64_t  f_ffree;             /* 非スーパユーザの利用可能な空きノード */
     uint64_t f_syncwrites;        /* マウント以来の同期書み込みカウント */
     uint64_t f_asyncwrites;       /* マウント以来の非同期書み込みカウント */
     uint64_t f_syncreads;         /* マウント以来の同期読み込みカウント */
     uint64_t f_asyncreads;        /* マウント以来の非同期読み込みカウント */
     uint64_t f_spare[10];         /* 未使用空間 */
     uint32_t f_namemax;           /* 最大のファイル名の長さ */
     uid_t     f_owner;            /* マウントされたファイルシステムのユーザ */
     fsid_t    f_fsid;             /* ファイルシステム ID */
     char      f_charspare[80];          /* 予備の文字列空間 */
     char      f_fstypename[MFSNAMELEN]; /* ファイルシステムのタイプ名 */
     char      f_mntfromname[MNAMELEN];  /* マウントされたファイルシステム */
     char      f_mntonname[MNAMELEN];    /* マウントされたディレクトリ */
     };

     返されるフラグは、次の通りです:

     MNT_RDONLY       ファイルシステムが、読み込み専用でマウントされています。
                      スーパユーザでさえ、それに書き込むことができません。

     MNT_NOEXEC       ファイルが、ファイルシステムから実行できません。

     MNT_NOSUID       それらが実行されるとき、ファイルの setuid と setgid ビッ
                      トが、尊重されません。

     MNT_SYNCHRONOUS  ファイルシステムへのすべての I/O が、同時的に行われまし
                      た。

     MNT_ASYNC        ファイルシステム I/O が、同時に行われません。

     MNT_SOFTDEP      ソフトアップデートが行われています (ffs(7) を参照)。

     MNT_GJOURNAL     gjournal でのジャーナリングが、有効にされます
                      (gjournal(8) を参照)。

     MNT_SUIDDIR      ディレクトリの SUID ビットの特別の扱い。

     MNT_UNION        基本的なファイルシステムでユニオン。

     MNT_NOSYMFOLLOW  シンボリックリンクが、たどれらません。

     MNT_NOCLUSTERR   読み込みクラスタリングが、無効にされています。

     MNT_NOCLUSTERW   書き込みクラスタリングが無効にされていmさう。

     MNT_MULTILABEL   個別のオブジェクトのための強制的なアクセス制御 (Manda
                      tory Access Control; MAC) サポート (mac(4) を参照)。

     MNT_ACLS         有効にされたアクセス制御リスト (Access Control List;
                      ACL) のサポート。

     MNT_LOCAL        ファイルシステムが、ローカルに存在しています。

     MNT_QUOTA        ファイルシステムには、それで有効にされたクォータがありま
                      す。

     MNT_ROOTFS       ルートファイルシステムを識別します。

     MNT_EXRDONLY     ファイルシステムが、読み込み専用でエクスポートされていま
                      す。

     MNT_NOATIME      ファイルアクセス時刻の更新が、無効にされています。

     MNT_USER         ファイルシステムが、ユーザによってマウントされています。

     MNT_EXPORTED     ファイルシステムが、読み込みと書き込みの両方のためにエク
                      スポートされています。

     MNT_DEFEXPORTED  ファイルシステムが、あらゆるインターネットホストへの読み
                      込みと書き込みの両方のためにエクスポートされています。

     MNT_EXPORTANON   ファイルシステムが、匿名のユーザへのすべてのリモートアク
                      セスにマップします。

     MNT_EXKERB       ファイルシステムが、Kerberos uid マッピングでエクスポー
                      トされています。

     MNT_EXPUBLIC     ファイルシステムが、公的にエクスポートされています (Web
                      NFS)。

     特定のファイルシステムのために未定義のフィールドは、-1 に設定されます。
     fstatfs() システムコールは、記述子 fd によって参照されるオープンされてい
     るファイルに関する同じ情報を返します。

戻り値
     成功して終了したときには値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、
     グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。

エラー
     statfs() システムコールは、次の 1 つ以上が真であるなら、失敗します:

     [ENOTDIR]          path のパス接頭辞の構成要素が、ディレクトリではありま
                        せん。

     [ENAMETOOLONG]     path の構成要素が 255 文字を越えているか、または、path
                        の長さが 1023 文字を越えています。

     [ENOENT]           path によって参照されるファイルが、存在しません。

     [EACCES]           検索パーミッションが、path のパス接頭辞の構成要素のた
                        めに拒否されています。

     [ELOOP]            path の変換で、あまりにも多くのシンボリックリンクに遭
                        遇しました。

     [EFAULT]           buf または path 引数が、無効のアドレスを指しています。

     [EIO]              ファイルシステムからの読み込み、または書き込みの間に
                        I/O エラーが、起こりました。

     fstatfs() システムコールは、次の 1 つ以上が真であるなら、失敗します:

     [EBADF]            fd 引数が、有効なオープンしているファイル記述子ではあ
                        りません。

     [EFAULT]           buf 引数が、無効のアドレスを指しています。

     [EIO]              ファイルシステムからの読み込み、または書き込みの間に
                        I/O エラーが、起こりました。

関連項目
     fhstatfs(2)

歴史
     statfs() システムコールは、4.4BSD ではじめて登場しました。

FreeBSD 11.2                   November 1, 2006                   FreeBSD 11.2

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