日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
MKDIR(2) FreeBSD システムコールマニュアル MKDIR(2)
名称
mkdir, mkdirat -- ディレクトリファイルを作成する
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, -lc)
書式
#include <sys/stat.h>
int
mkdir(const char *path, mode_t mode);
int
mkdirat(int fd, const char *path, mode_t mode);
解説
ディレクトリ path は、mode によって指定されたアクセスパーミッションと呼び
出しているプロセスの umask(2) によって制限されて作成されます。
ディレクトリの所有者 ID は、プロセスの実効ユーザ ID に設定されます。ディ
レクトリのグループ ID は、それが作成される親ディレクトリのグループ ID に
設定されます。
mkdirat() システムコールは、path が相対的なパスを指定する場合を除いて、
mkdir() と同等です。この場合に、新しく作成されたディレクトリは、現在の作
業 (カレントワーキング) ディレクトリの代わりにファイル記述子 fd に関連し
ているディレクトリと相対的に作成されます。mkdirat() が fd パラメータの特
別な値 AT_FDCWD を渡されるならば、現在の作業 (カレントワーキング) ディレ
クトリが、使用され、振る舞いは、mkdir() への呼び出しと同一です。
戻り値
関数 mkdir() は、処理が成功すると値 0 を返します。そうでない場合、値 -1
が返され、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。
エラー
The mkdir() システムコールは、次の場合に失敗して、ディレクトリは、作成さ
れません:
[ENOTDIR] パス接頭辞の構成要素が、ディレクトリではありません。
[ENAMETOOLONG] パス名の構成要素が 255 文字を越えているか、または、全
体のパス名が 1023 文字を越えています。
[ENOENT] パス接頭辞の構成要素が、存在しません。
[EACCES] 検索パーミッションが、パス接頭辞の構成要素のために拒否
されるか、または書き込みパーミッションが、作成される
ディレクトリの親ディレクトリで拒否されました。
[ELOOP] パス名を変換するときにあまりに多くのシンボリックリンク
に遭遇しました。
[EPERM] 作成されるディレクトリの親ディレクトリに不変のフラグの
設定があります、詳細については、chflags(2) マニュアル
ページを参照してください。
[EROFS] 指定されたディレクトリが、読み込み専用のファイルシステ
ムにあります。
[EMLINK] 親ディレクトリが非常に多くのサブディレクトリを含んでい
るので、新しいディレクトリを作成することができません。
[EEXIST] 指定されたファイルが、存在しています。
[ENOSPC] ディレクトリを含むファイルシステムに残っている空間がな
いので、新しいディレクトリを作成することができません。
[ENOSPC] ディレクトリが作成されているファイルシステムに空きの
inode がありません。
[EDQUOT] ディレクトリを含むファイルシステムでディスクブロックの
ユーザのクォータが、使い果たされたので、新しいディレク
トリを作成することができません。
[EDQUOT] ディレクトリが作成されているファイルシステムでユーザの
inode のクォータが使い果たされました。
[EIO] ディレクトリエントリを作成しているか、または inode を
割り付ける間に、I/O エラーが起こりました。
[EIO] ファイルシステムから読み込むか、またはファイルシステム
に書き込む間に、I/O エラーが起こりました。
[EFAULT] path 引数が、プロセスの割り付けられたアドレス空間の外
側を指しています。
mkdir() によって返されたエラーに加えて mkdirat() は、次の場合に失敗しま
す:
[EBADF] path 引数が、絶対パスを指定せず、fd 引数が、AT_FDCWD
でもなく、検索のためにオープンされた有効なファイル記述
子でもありません。
[ENOTDIR] path 引数が、絶対パスではなく、fd が、AT_FDCWD でもな
く、ディレクトリと関連したファイル記述子でもありませ
ん。
関連項目
chflags(2), chmod(2), stat(2), umask(2)
規格
mkdir() システムコールは ISO/IEC 9945-1:1990 (``POSIX.1'') に適合するはず
です。mkdirat() システムコールは、The Open Group Extended API Set 2 仕様
に従っています。
歴史
mkdirat() システムコールは FreeBSD 8.0 で登場しました。
FreeBSD 11.2 June 26, 2008 FreeBSD 11.2