日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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TELNET(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル TELNET(1)
名称
telnet -- TELNET プロトコルのユーザインタフェース
書式
telnet [-468EFKLNacdfruxy] [-B baudrate] [-S tos] [-X authtype]
[-e escapechar] [-k realm] [-l user] [-n tracefile] [-s src_addr]
[-P policy] [host [port]]
解説
telnet コマンドは、TELNET プロトコルを使用して、別のホストと通信するため
に使用されます。telnet が host 引数なしで起動されるなら、プロンプト
(``telnet>'') によって示される、コマンドモードに入ります。このモードで、
それは、以下にリストされたコマンドを受け付けて、実行します。それは、引数
を付けて起動されるなら、それらの引数を付けて open コマンドを実行します。
オプションは、次の通りです:
-4 telnet が、IPv4 アドレスだけを使用するように強制します。
-6 telnet が、IPv6 アドレスだけを使用するように強制します。
-8 8 ビットのデータパスを指定します。これによって、入力と出力の両方
で TELNET BINARY オプションを交渉することを試みます。
-B baudrate
通信速度 (ボーレート) を baudrate に設定します。
-E あらゆる文字をエスケープ文字として解釈されることを停止します。
-F Kerberos V5 認証が使用されているなら、-F オプションによって、ロー
カルの環境に既に転送されているあらゆる資格証明を含んで、ローカル
の資格証明をリモートのシステムに転送することができます。
-K リモートのシステムへの自動ログインをしないように指定します。
-L 出力中で 8 ビットのデータパスを指定します。これによって、BINARY
オプションは、出力で交渉されます。
-N 宛先ホストが IP アドレスとして与えられるとき、IP アドレスをからの
名前検索を抑制します。
-S tos 値 tos との telnet 接続のための IP サービスタイプ (TOS) オプショ
ンを設定するか、またはそれをサポートするシステムで、シンボリック
な TOS 名は、/etc/iptos ファイルで見つかります。
-X atype
atype タイプの認証を無効にします。
-a 自動ログインを試みます。これは、現在デフォルトですので、このオプ
ションは、無視されます。現在、これは、リモートのシステムによって
サポートされるなら、ENVIRON オプションの USER 変数によってユーザ
名を送信します。使用される名前は、それが現在のユーザ ID と一致す
るなら、getlogin(2) によって返される現在のユーザの名前で、そうで
なければ、それは、ユーザ ID に関連した名前です。
-c ユーザの .telnetrc ファイルの読み込みを無効にします。(このマニュ
アルページの toggle skiprc コマンドを参照。)
-d debug 切り替えの初期値を TRUE に設定します。
-e escapechar
最初の telnet エスケープ文字を escapechar に設定します。
escapechar が省略されるなら、エスケープ文字は、ありません。
-f Kerberos V5 認証が使用されているなら、-f オプションによって、ロー
カルの資格証明を、リモートのシステムに転送することができます。
-k realm
Kerberos 認証が使用されているなら、-k オプションは、telnet が、
krb_realmofhost(3) によって決定されるように、リモートホストの領域
の代わりに領域 realm のリモートホストのためにチケットを取得するこ
とを要求します。
-l user
リモートのシステムに接続しているとき、リモートのシステムが
ENVIRON オプションを理解するなら、user は、変数 USER のための値と
してリモートシステムに送信されます。このオプションは、-a オプショ
ンの意味を含みます。また、このオプションは、open コマンドとともに
使用されます。
-n tracefile
トレース情報を記録のために tracefile をオープンします。下記の set
tracefile コマンドを参照してください。
-P policy
接続のために IPsec ポリシ指定の文字列 policy を使用します。詳細に
ついては、ipsec_set_policy(3) を参照してください。
-r rlogin(1) に似たユーザインタフェースを指定します。このモードで、
エスケープ文字は、-e オプションによって修正されなかったなら、チル
ダ (~) 文字に設定されます。
-s src_addr
telnet 接続のための発信元 IP アドレスを IP アドレスまたはホスト名
である、src_addr に設定します。
-u telnet が AF_UNIX アドレスのみを使用するように強制します (例え
ば、ファイルパスでアクセスされる UNIX ドメインソケット)。
-x 可能であるなら、データストリームの暗号化をオンに切り替えます。こ
れは、現在デフォルトですので、このオプションは、無視されます。
-y データストリームの暗号化を抑制します。
host リモートホストの正式名、別名またはインターネットアドレスを示しま
す。host が `/' で始まるなら、telnet は、対応する指定されたソケッ
トへの接続を確立します。
port ポート番号 (アプリケーションのアドレス) を示します。数値が指定さ
れないなら、デフォルトの telnet ポートが使用されます。
rlogin モードのとき、形式 ~. の行は、リモートからの接続を切ります。~ は、
telnet のエスケープ文字です。同様に、行 ~^Z は、telnet のセッションをサス
ペンドします。行 ~^] は、通常の telnet のエスケープのプロンプトを出すこと
をエスケープします。
いったん接続がオープンされると、telnet は、TELNET LINEMODE オプションを有
効にすることを試みます。これが失敗するなら、telnet は、2 つの入力モードの
1 つに戻ります: リモートシステムがサポートするものに依存して、``character
at a time'' または ``old line by line'' のいずれかです。
LINEMODE が有効なとき、文字の処理は、リモートシステムの制御の下でローカル
システムで行なわれます。入力の編集または文字エコーが無効にされるとき、リ
モートシステムは、その情報を中継します。また、リモートシステムは、それら
がローカルシステムで効果を生じることができるように、リモートシステムで起
こるあらゆる特殊文字の変更を中継します。
``character at a time'' モードで、タイプされたほとんどのテキストは、処理
するためにリモートホストに直ちに送られます。
``old line by line'' モードで、すべてのテキストは、ローカルにエコーされ、
(通常) 完全な行だけがリモートホストに送られます。``local echo character''
(初期化は、``^E'') は、ローカルエコーで、オフに切り替えるために使用されま
す (これは、たいてい、エコーされているパスワードなしでパスワードを入力す
るため使用されます)。
LINEMODE オプションが有効にされているか、または、localchars のトグルが、
TRUE (``old line by line'' のためのデフォルト、以下を参照) であるなら、
ユーザの quit, intr と flush 文字は、ローカルにトラップされ、TELNET プロ
トコルシーケンスとしてリモート側に送信されます。LINEMODE がこれまで有効で
あったなら、また、ユーザの susp と eof が、TELNET プロトコルシーケンスと
して送信され、quit は、BREAK の代わりに TELNET ABORT として送信されます。
(以下の toggle autoflush と toggle autosynch を参照) によって、このアク
ションは、(リモートホストが TELNET のシーケンスを認識するまで) 端末へのそ
の後の出力をフラッシュし、(quit と intr の場合に) 以前の端末の入力をフ
ラッシュするオプションがあります。
リモートのホストとの接続の間に、telnet コマンドモードは、telnet ``escape
character'' (初期化は、``^]'') をタイプすることによって入ります。コマンド
モードのとき、通常の端末の編集の規約が利用可能です。
次の telnet コマンドが、利用可能です。タイプされる必要がある、それをユ
ニークに識別する各コマンドだけで十分です (また、これは、mode, set,
toggle, unset, slc, environ と display コマンドへの引数のために真です)。
auth argument ...
auth コマンドは、TELNET AUTHENTICATE オプションを通して送信さ
れた情報を操作します。auth コマンドのための有効な引数は、次の
通りです:
disable type 認証の指定されたタイプを無効にします。利用可能な
タイプのリストを取得するためには、auth disable ?
コマンドを使用します。
enable type 認証の指定されたタイプを有効にします。利用可能な
タイプのリストを取得するためには、auth enable ?
コマンドを使用します。
status 認証の様々なタイプの現在の状態をリストします。
close TELNET セッションをクローズして、コマンドモードに戻ります。
display argument ...
set と toggle 値 (以下を参照) のすべて、またはいくつかを表示し
ます。
encrypt argument ...
暗号化コマンドは、TELNET ENCRYPT オプションを通して送信された
情報を操作します。
encrypt コマンドのための有効な引数は、次の通りです:
disable type [input | output]
暗号化の指定されたタイプを無効にします。利用者が
input と output を省略するなら、input と output
の両方が無効にされます。利用可能なタイプのリスト
を取得するためには、encrypt disable ? コマンドを
使用します。
enable type [input | output]
暗号化の指定されたタイプを有効にします。利用者が
input と output を省略するなら、input と output
の両方が有効にされます。利用可能なタイプのリスト
を取得するためには、encrypt enable ? コマンドを
使用します。
input これは、encrypt start input コマンドと同じです。
-input これは、encrypt stop input コマンドと同じです。
output これは、encrypt start output コマンドと同じで
す。
-output これは、encrypt stop output コマンドと同じです。
start [input | output]
暗号化を開始することを試みます。利用者が input
と output を省略するなら、input と output の両方
が有効にされます。利用可能なタイプのリストを取得
するためには、encrypt enable ? コマンドを使用し
ます。
status 暗号化の現在の状態をリストします。
stop [input | output]
暗号化を停止します。利用者が input と output を
省略するなら、暗号化は、input と output の両方で
行なわれます。
type type 後の encrypt start または encrypt stop コマンド
で使用される暗号化のデフォルトのタイプを設定しま
す。
environ arguments ...
environ コマンドは、TELNET ENVIRON オプションを通して送られる
変数を操作するために使用されます。変数の初期設定は、デフォルト
でエクスポートされる DISPLAY と PRINTER 変数のみで、ユーザ環境
から取られます。また、USER 変数は、-a または -l オプションが使
用されるなら、エクスポートされます。
environ コマンドのための有効な引数は、次の通りです:
define variable value
value の値がある、変数 variable を定義します。この
コマンドによって定義されるあらゆる変数は、自動的に
エクスポートされます。value は、タブと空白が含まれ
る、シングルまたはダブルクォートで囲むことができま
す。
undefine variable
環境変数のリストから variable を削除します。
export variable
リモート側にエクスポートされる変数 variable をマー
クします。
unexport variable
リモート側によって明示的に問い合わせないなら、エク
スポートされない変数 variable をマークします。
list 環境変数の現在の集合をリストします。* でマークされ
たものは、自動的に送られ、他の変数は、明示的に要求
される場合のみ、送られます。
? environ コマンドのためのヘルプ情報の外の印刷 (表
示) します。
logout TELNET LOGOUT オプションをリモート側に送信します。このコマンド
は、close コマンドに似ています。しかしながら、リモート側が
LOGOUT オプションをサポートしないなら、何も起こりません。しか
しながら、リモート側が LOGOUT オプションをサポートするなら、こ
のコマンドによって、リモート側は、TELNET 接続をクローズするべ
きです。リモート側が、また、後の再アタッチのためのユーザのセッ
ションをサスペンドすることの概念もサポートするなら、logout 引
数は、利用者が直ちにセッションを終了するべきであることを示しま
す。
mode type type は、TELNET セッションの状態に依存している、いくつかのオプ
ションの 1 つです。リモートホストは、要求されたモードに入るた
めに、パーミッションを問い合わされます。リモートホストがその
モードに入る可能性があるなら、要求されたモードに入ります。
character TELNET LINEMODE オプションを無効にするか、または
リモート側が LINEMODE オプションを解釈しないな
ら、``character at a time'' モードに入ります。
line TELNET LINEMODE オプションを有効にするか、または
リモート側が LINEMODE オプションを解釈しないな
ら、``old-line-by-line'' モードに入ります。
isig (-isig) LINEMODE オプションの TRAPSIG モードを有効 (無
効) することを試みます。これは、LINEMODE オプ
ションが有効であることを必要とします。
edit (-edit) LINEMODE オプションの EDIT モードを有効 (無効)
にすることを試みます。これは、LINEMODE オプショ
ンが有効であることを必要とします。
softtabs (-softtabs)
LINEMODE オプションの SOFT_TAB モードを有効 (無
効) にすることを試みます。これは、LINEMODE オプ
ションが有効であることを必要とします。
litecho (-litecho)
LINEMODE オプションの LIT_ECHO モードを有効 (無
効) にすることを試みます。これは、LINEMODE オプ
ションが有効であることを必要とします。
? mode コマンドのためのヘルプ情報を印刷 (表示) し
ます。
open [-l user] [host] [[-/+]port]
指定されたホストへの接続をオープンします。ポート番号が指定され
ないなら、telnet は、デフォルトのポートで TELNET サーバへの接
続を試みます。ホストの指定は、ホストの名前 (hosts(5) を参照)、
``dot notation'' で指定されたインターネットアドレス (inet(3)
を参照)、または IPv6 ホスト名前または IPv6 のコロンが付けられ
た 16 進数アドレスのいずれかを指定できます。-l オプションは、
ENVIRON オプションを通してリモートシステムに渡されるユーザ名を
指定するために使用されます。非標準のポートと接続するとき、
telnet は、TELNET オプションのあらゆる自動的な開始を省略しま
す。ポート番号にマイナス記号が先行するとき、初期のオプションの
ネゴシエーションが、行なわれます。しかしながら、ポート番号にプ
ラス記号が先行するとき、あらゆるオプションのネゴシエーションと
理解は、禁止され、TELNET IAC 文字 (0xff) を含むあらゆるデータ
で telnet を POP3/SMTP/NNTP/HTTP に似たプロトコルのためのダム
クライアントにします。接続を確立した後に、ユーザホームディレク
トリのファイル .telnetrc は、オープンされます。# で始まる行
は、コメント行です。空行は、無視されます。空白類なしで始まる行
は、マシンエントリの始まりです。行の最初のものは、接続している
マシンの名前です。それは、引数 host として指定されたホスト名ま
たは数値のアドレスです、getaddrinfo(3) によって決定されるその
文字列の正規の名前、またはすべてのホストを示す文字列
``DEFAULT'' を指定できます。行の残りと空白類で始まる続く行は、
telnet コマンドであると仮定され、あたかもそれらが telnet コマ
ンドのプロンプトに手動でタイプされたかのように処理されます。
quit あらゆるオープンしている TELNET セッションをクローズして、
telnet を終了します。(コマンドモードの) ファイルの終わりは、ま
た、セッションをクローズして、終了します。
send arguments
1 つ以上の特殊文字シーケンスをリモートホストに送信します。次
は、指定される引数です (複数の引数を、一度に指定できます):
abort TELNET ABORT (Abort processes; アボートプロセス) シー
ケンスを送信します。
ao リモートシステムが、リモートシステムからユーザの端末ま
ですべて出力をフラッシュするべき、TELNET AO (Abort
Output; アボート出力) シーケンスを送信します。
ayt リモートシステムが、応答することを選択するかどうかの、
TELNET AYT (Are You There; そこで利用者か) シーケンス
を送信します。
brk リモートシステムに重要性がある、TELNET BRK (Break; ブ
レーク) シーケンスを送信します。
ec リモートシステムが、入力された最後の文字を消去するべ
き、TELNET EC (Erase Character; 消去文字) シーケンスを
送信します。
el リモートシステムが、現在入力されている行を消去するべき
である、TELNET EL (Erase Line; 行を消去) シーケンスを
送信します。
eof TELNET EOF (End Of File; ファイルの終わり) シーケンス
を送信します。
eor TELNET EOR (End of Record; レコードの終わり) シーケン
スを送信します。
escape 現在の telnet エスケープ文字 (初期は、``^'') を送信し
ます。
ga リモートシステムにたぶん重要性がない、TELNET GA (Go
Ahead; 進める) シーケンスを送信します。
getstatus
リモート側が TELNET STATUS コマンドをサポートするな
ら、getstatus は、サーバがその現在のオプションの状態を
送信することを要求するサブネゴシエーションを送信しま
す。
ip リモートシステムが、現在の実行しているプロセスをアボー
トするべきである、TELNET IP (Interrupt Process; 割り込
みプロセス) シーケンスを送信します。
nop TELNET NOP (No OPeration; 無操作) シーケンスを送信しま
す。
susp TELNET SUSP (SUSPend process; サスペンドされたプロセ
ス) シーケンスを送信します。
synch TELNET SYNCH シーケンスを送信します。このシーケンスに
よって、リモートシステムは、すべての以前にタイプされた
(しかし、まだ読み込んでいない) 入力を破棄します。この
シーケンスは、TCP 緊急データとして送信され (そして、リ
モートシステムが 4.2BSD システムであるなら、動作しませ
ん -- それが動作しないなら、小文字 ``r'' は、端末でエ
コーされます)。
do cmd
dont cmd
will cmd
wont cmd
TELNET DO cmd シーケンスを送信します。cmd は、0 から
255 までの 10 進数、または指定された TELNET コマンドの
ためのシンボリックな名前のいずれかを指定することができ
ます。また、cmd は、既知のシンボリックな名前のリストを
含んで、ヘルプ情報を印刷 (表示) するために help または
? のいずれかを指定することができます。
? send (送信) コマンドのためのヘルプ情報を印刷 (表示) し
ます。
set argument value
unset argument value
set コマンドは、多くの telnet 変数の任意の 1 つを特有の値また
は TRUE に設定します。特有の値 off は、変数と関連する関数をオ
フに切り替えます、これは、unset コマンドをを使用することと同等
です。unset コマンドは、指定された関数のいずれかを無効にする
か、または FALSE に設定します。変数の値は、display コマンドで
調べられます。トグルされるのではなく、設定または未設定にされる
変数は、ここでリストされます。加えて、toggle コマンドのための
変数のいずれかは、set と unset コマンドを使用して明示的に設定
または未設定にすることができます。
ayt TELNET が localchars モードになるか、または LINEMODE
が有効にされ、状態文字がタイプされるなら、TELNET AYT
シーケンス (先行する send ayt を参照) は、リモートのホ
ストに送信されます。``Are You There'' 文字のための初期
の値は、端末の状態文字です。
echo これは、``line by line'' モードであるとき、(通常の処理
のための) 入力された文字のローカルなエコーを行な、そし
て (パスワードを入力のために) 入力された文字のエコーを
抑制することの間でトグルし、(初期は、``^E'') の値で
す。
eof telnet が LINEMODE ``old line by line'' モードで動作す
るなら、行の最初の文字としてこの文字を入力することに
よって、この文字をモートシステムに送信します。eof 文字
の初期の値は、端末の eof 文字であるとなります。
erase telnet が、localchars モード (以下の toggle localchars
を参照) であり、そして telnet が、``character at a
time'' モードで動作しているなら、この文字がタイプされ
るとき、TELNET EC シーケンス (上記の send ec を参照)
は、リモートシステムに送信されます。消去文字のための初
期の値は、端末の erase 文字であるとなります。
escape これは、(リモートシステムに接続するとき) telnet コマン
ドモードへのエントリを起こす telnet エスケープ文字 (初
期は、``^['') です。
flushoutput
telnet が、localchars モード (以下の toggle localchars
を参照) であり、flushoutput 文字がタイプされるなら、
TELNET AO シーケンス (上記の send ao を参照) は、リ
モートのホストに送信されます。flush 文字のための初期の
値は、端末の flush 文字となります。
forw1
forw2 telnet が LINEMODE で動作しているなら、これらは、タイ
プされるとき、行の一部がリモートシステムに転送される文
字です。転送文字のための初期の値は、端末の eol と eol2
文字となります。
interrupt
telnet が、localchars モード (以下の toggle localchars
を参照) であり、interrupt 文字がタイプされるなら、
TELNET IP シーケンス (上記の send ip を参照) が、リ
モートのホストに送信されます。割り込み文字のための初期
の値は、端末の intr 文字となります。
kill telnet が、localchars モード (以下の toggle localchars
を参照) であり、そして telnet が ``character at a
time'' モードで動作しているなら、この文字がタイプされ
るとき、TELNET EL シーケンス (上記の send el を参照)
がリモートシステムに送信されます。kill 文字のための初
期の値は、端末の kill 文字となります。
lnext telnet が LINEMODE または ``old line by line'' モード
で動作しているか、この文字は、端末の lnext 文字となり
ます。lnext 文字のための初期の値は、端末の lnext 文字
となります。
quit telnet が、localchars モード (以下の toggle localchars
を参照) であり、quit 文字がタイプされるなら、TELNET
BRK シーケンス (上記の send brk を参照) が、リモートの
ホストに送信されます。quit 文字のための初期の値は、端
末の quit 文字となります。
reprint
telnet が LINEMODE で動作するか、または ``old line by
line'' モードであるなら、この文字は、端末の reprint 文
字となります。reprint 文字のための初期の値は、端末の
reprint 文字となります。
rlogin これは、rlogin のエスケープ文字です。設定されるなら、
通常の telnet エスケープ文字は、行の最初でこの文字が先
行しないなら、無視されます。"." 続く行の最初のこの文字
は、接続をクローズします。^Z が続くとき、それは、
telnet コマンドをサスペンドします。初期の状態は、
rlogin エスケープ文字を無効にすることです。
start TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL オプションが有効であったな
ら、この文字は、端末の start 文字となります。start 文
字のための初期の値は、端末の start 文字となります。
stop TELNET TOGGLE-FLOW-CONTROL オプションが有効であったな
ら、この文字は、端末の stop 文字となります。stop 文字
のための初期の値は、端末の stop 文字となります。
susp telnet が localchars モードであるか、または LINEMODE
が有効で、suspend 文字がタイプされるなら、TELNET SUSP
シーケンス (上記の send susp を参照) が、リモートのホ
ストに送信されます。suspend 文字のための初期の値は、端
末の suspend 文字となります。
tracefile
これは、TRUE であることをトレースしている netdata また
は option によって起こされる出力か書き込まれるファイル
です。それが ``-'' に設定されるなら、トレースしている
情報は、標準出力に書き込まれます (デフォルト)。
worderase
telnet が LINEMODE または ``old line by line'' モード
で動作しているなら、この文字は、端末の worderase 文字
となります。worderase 文字のための初期の値は、端末の
worderase 文字となります。
? 正当な set (unset) コマンドを表示します。
opie sequence challenge
opie コマンドは、OPIE チャレンジへの応答を計算します。
slc state slc コマンド (Set Local Characters; セットローカル文字) は、
TELNET LINEMODE オプションが有効であったとき、特殊文字の状態を
設定するか、または変更するために使用されます。特殊文字は、(ip
または quit のような) TELNET コマンドシーケンスか、または
(erase と kill のような) 行編集文字をマップする文字です。デ
フォルトで、ローカルな特殊文字は、エクスポートされます。
check 現在の特殊文字のための現在の設定を検証します。リ
モート側は、すべての現在の特殊文字の設定を送信する
ために要求され、ローカル側との食い違いがあるなら、
ローカル側は、リモートの値に切り換えます。
export 特殊文字のためのローカルなデフォルトに切り換えま
す。ローカルなデフォルト文字は、telnet が開始され
たとき、ローカルな端末のデフォルト文字です。
import 特殊文字のためのリモートのデフォルトに切り換えま
す。リモートのデフォルト文字は、TELNET 接続が確立
されたときの時点で、リモートシステムのデフォルト文
字です。
? slc のためのヘルプ情をの印刷 (表示) します。
status telnet の現在の状態を表示します。これは、現在のモードと同様に
接続されている通信相手を含みます。
toggle arguments ...
どのように telnet がイベントに応答するかを制御する (TRUE と
FALSE) 各種のフラグを切り替えます。これらのフラグは、上にリス
トされた set と unset コマンドを使用して TRUE または FALSE に
明示的に設定されます。複数の引数を指定することができます。これ
らのフラグの状態は、display コマンドで問い合わせすることができ
ます。有効な引数は、次の通りです:
authdebug 認証コードのためのデバッグ情報をオンに切り替えま
す。
autoflush autoflush と localchars が両方とも TRUE であるな
ら、ao または quit 文字が認識されるとき (そし
て、TELNET シーケンスに変換されます、詳細につい
ては上記の set を参照)、telnet は、それらの
TELNET シーケンスを処理して、リモートシステム
が、(TELNET TIMING MARK オプションを通して) 認識
するまで、ユーザの端末であらゆるデータを表示する
ことを拒否します。このトグルのための初期の値は、
端末ユーザが "stty noflsh" を行なわなかったな
ら、TRUE で、そうでなければ、FALSE です (stty(1)
を参照)。
autodecrypt TELNET ENCRYPT オプションがネゴシエートされると
き、デフォルトで、データストリームの実際の暗号化
(暗号解読) は、自動的に始まりません。出力 (入力)
ストリームの暗号化ができますだけ早く有効にされる
べきである自動暗号化 (autoencrypt) (autodecrypt;
自動暗号解読) コマンドの状態。
autologin リモート側が、TELNET AUTHENTICATION オプションを
サポートするなら、telnet は、自動的な認証を実行
するためにそれを使用することを試みます。
AUTHENTICATION オプションがサポートされないな
ら、ユーザのログイン名は、TELNET ENVIRON オプ
ションを通して伝達されます。このコマンドは、open
コマンドの -a オプションを指定することと同じで
す。
autosynch autosynch と localchars の両方が TRUE であるな
ら、intr または quit 文字のいずれかがタイプされ
るとき (intr と quit 文字の説明については、上記
の set を参照)、結果の送られる TELNET シーケンス
は、TELNET SYNCH シーケンスに続きます。この手続
きによって、リモートシステムは、TELNET シーケン
スの両方が読み込まれて、実行するまで、すべての以
前にタイプされた入力を投げ捨て始めるべきです。こ
のトグルの初期の値は、FALSE です。
binary 入力と出力の両方の TELNET BINARY オプションを有
効にするか、または無効にします。
inbinary 入力の TELNET BINARY オプションを有効にするか、
または無効にします。
outbinary 出力の TELNET BINARY オプションを有効にするか、
または無効にします。
crlf これが TRUE であるなら、キャリッジリターンは、
<CR><LF> として送信されます。これが FALSE である
なら、キャリッジリターンは、<CR><NUL> として送信
されます。このトグルのための初期の値は、FALSE で
す。
crmod キャリッジリターンモードを切り替えます。このモー
ドが有効にされるとき、リモートホストから受信され
るほとんどのキャリッジリターン文字は、ライン
フィードが続くキャリッジリターンにマップされま
す。このモードは、ユーザによってタイプされたそれ
らの文字に影響せず、それらだけがリモートホストか
ら受信されます。このモードは、リモートホストが、
決してラインフィードではなく、キャリッジリターン
だけを送信するまで、あまり役に立ちません。このト
グルのための初期の値は、FALSE です。
debug (スーパユーザにだけ役に立つ) ソケットレベルデ
バッグを切り替えます。このトグルのための初期の値
は、FALSE です。
encdebug 暗号化コードのためのデバッグ情報をオンに切り替え
ます。
localchars これが TRUE であるなら、flush, interrupt, quit,
erase と kill 文字 (上記の set を参照) は、ロー
カルに認識され、(うまくいけば) 適切な TELNET 制
御シーケンスに変換されます (それぞれ、ao, ip,
brk, ec, と el 上記の send 参照)。このトグルのた
めの初期の値は、``old line by line'' モードで
TRUE です、``character at a time'' モードで
FALSE です。LINEMODE オプションが有効であると
き、localchars の値は、無視され、常に TRUE であ
ると仮定されます。LINEMODE がこれまで有効であっ
たなら、quit は、abort として送信され、eof と
suspend は、eof と susp として送信されます (上記
の send を参照)。
netdata (16 進数の形式で) すべてのネットワークデータの表
示を切り替えます。このトグルのための初期の値は、
FALSE です。
options (TELNET オプションで行なわなければならない) いく
つかの内部の telnet プロトコル処理の表示を切り替
えます。このトグルのための初期の値は、FALSE で
す。
prettydump netdata トグルが有効にされるとき、prettydump が
有効にされるなら、netdata コマンドからの出力は、
多くのユーザに読み込み可能な形式で書式化されま
す。空白が、出力の各文字の間に置かれ、あらゆる
telnet のエスケープシーケンスの始めは、それらを
位置付ける時の助けとなる '*' が先行します。
skiprc skiprc トグルが TRUE であるとき、telnet は、接続
がオープンされるとき、ユーザホームディレクトリの
.telnetrc ファイルの読み込みをスキップします。こ
のトグルのための初期の値は、FALSE です。
termdata (16 進数の形式に) すべての端末データの表示を切り
替えます。このトグルのための初期の値は、FALSE で
す。
verbose_encrypt
verbose_encrypt が TRUE であるとき、telnet は、
暗号化が有効か、または無効にされるたびに、メッ
セージを印刷 (表示) します。このトグルのための初
期の値は、FALSE です。
? 正当な toggle コマンドを表示します。
z telnet をサスペンドします。このコマンドは、ユーザが csh(1) を
使用しているときのみ動作します。
! [command]
ローカルシステムのサブシェルで単一のコマンドを実行します。
command が省略されるなら、対話型なサブシェルが呼び出されます。
? [command]
ヘルプを得ます。引数なしで、telnet は、ヘルプの要約を印刷 (表
示) します。command が指定されるなら、telnet は、ただそのコマ
ンドのためのヘルプ情報を印刷 (表示) します。
環境変数
telnet は、少なくとも HOME, SHELL, DISPLAY と TERM 環境変数を使用します。
他の環境変数は、TELNET ENVIRON オプションを通して他のサイトに伝搬されま
す。
関連ファイル
~/.telnetrc ユーザがカスタマイズした telnet 起動時の値。
関連項目
rlogin(1), rsh(1), hosts(5), nologin(5), telnetd(8)
歴史
telnet コマンドは、4.2BSD ではじめて登場しました。
IPv6 サポートは、WIDE/KAME プロジェクトによって追加されました。
注
いくつかのリモートシステムで、エコーは、``old line by line'' モードである
とき、手動でオフに切り替えなければなりません。
``old line by line'' モード、または LINEMODE で、端末の eof 文字は、それ
が行の最初の文字であるときのみ、認識され (そして、リモートシステムに送ら
れ) ます。
FreeBSD 13.0 August 7, 2020 FreeBSD 13.0