FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 関連ファイル | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
LAST(1)                 FreeBSD 一般コマンドマニュアル                 LAST(1)

名称
     last -- ユーザと tty の最後のログインを表示する

書式
     last [--libxo] [-swy] [-d [[CC]YY][MMDD]hhmm[.SS]] [-f file] [-h host]
          [-n maxrec] [-t tty] [user ...]

解説
     last ユーティリティは、逆の時間の順序で、指定された user, ttyhost の
     セッションをリストするか、または指定された日時にログインしたユーザをリス
     トします。出力の各行は、ユーザ名、セッションを処理した tty、ホスト名、
     セッションに対する開始と終了時刻、およびセッションの存続期間を含んでいま
     す。セッションがまだ継続しているか、または、クラッシュするかシャットダウ
     ンによって切り上げられたなら、last は、そのように表示します。

     次のオプションが利用可能です:

     --libxo     異なる人間とマシンに読み込み可能な形式の選択で libxo(3) を通
                 して出力を生成します。コマンド行の引数に関する詳細について
                 は、xo_parse_args(3) を参照してください。

     -d date     スナップショットの日付と時刻を指定します。スナップショットの
                 日付と時刻にログ記録されるすべてのユーザが、報告されます。こ
                 れは、格納された utx.log ファイルからの結果に由来する -f オプ
                 ションで使用されます。この引数が提供されるとき、-f-n を除
                 いて、すべての他のオプションは、無視されます。引数は、形式
                 [[CC]YY][MMDD]hhmm[.SS] であるべきです、ここで、文字の各ペア
                 は、次のように表されます:

                       CC      年の最初の 2 桁 (世紀)。
                       YY      年の 2 番目の 2 桁。YY が指定されるけれども、CC
                               がないなら、69 から 99 までの YY のための値は、
                               19 の CC 値の結果となります。そうでなければ、20
                               の CC の値が使用されます。
                       MM      1 から 12 までの年の月。
                       DD      1 から 31 までの月の日。
                       hh      0 から 23 までの日の時刻。
                       mm      0 から 59 までの時の分。
                       SS      0 から 60 までの分の秒。

                 CCYY の文字のペアが指定されないなら、値は、現在の年をデ
                 フォルトとします。SS の文字のペアが指定されないなら、値は、0
                 をデフォルトとします。

     -f file     デフォルトの /var/log/utx.log の代わりにファイル file を読み
                 込みます。

     -h host     host の名前は、名前またはインターネット番号です。

     -n maxrec   報告を maxrec 行に制限します。

     -s          デフォルトの日、時間と分の代わりに、秒単位でログインセッショ
                 ンの期間を報告します。

     -t tty      tty を指定します。tty 名が、完全に与えられるか、または、省略
                 形で与えられます、例えば、``last -t 03'' は、``last -t
                 tty03'' と同等です。

     -w          デフォルトの日、時と分と同様に、秒を表示するために存続期間の
                 フィールドを広げます。

     -y          セッションの開始時刻の年を報告します。

     複数の引数が与えられ、スナップショットの時間が指定されないなら、引数のい
     ずれかに適用される情報が印刷 (表示) されます、例えば、``last root -t
     console'' は、コンソール端末ですべてのセッションと同様に、``root'' のセッ
     ションのすべてをリストします。ユーザ、ホスト名または端末が指定されないな
     ら、last は、すべてのログインとログアウトのレコードを印刷 (表示) します。

     疑似ユーザ reboot は、システムのリブートでログ記録し、したがって、``last
     reboot'' は、平均のリブートの間隔の表示を与えます。

     last が割り込まれるなら、記録開始日時を表示します。quit シグナルで割り込
     まれたなら、last は、どこまで検索が進んだかを示し、そのまま継続します。

関連ファイル
     /var/log/utx.log  ログインデータベース

使用例
     秒単位の継続時間で pts/14 のログインを表示し、報告を 2 行に制限します:

           $ last -n2 -s -t pts/14
           bob    pts/1   Wed Dec  9 11:08   still logged in
           bob    pts/2   Mon Dec  7 20:10 - 20:23  (     776)

     今年の `December 7th 20:23' (12 月 7 日 20 時 23 分)のアクティブなログイ
     ンを表示します。

           $ last -d 12072023
           bob    pts/1    Mon Dec  7 20:10 - 20:23  (00:12)
           bob    pts/6    Mon Dec  7 19:24 - 22:27  (03:03)
           alice  ttyv0    Mon Dec  7 19:18 - 22:27  (03:09)

関連項目
     lastcomm(1), getutxent(3), libxo(3), xo_parse_args(3), ac(8),
     lastlogin(8)

歴史
     last ユーティリティは、1BSD ではじめて登場しました。

作者
     オリジナルのバージョンは、Howard P. Katseff によって書かれました。Keith
     Bostic は、機能を追加し、コードの品質を改善するために、1986/87 年にそれを
     書き直しました。Philip Paeps は、2018 年 8 月に libxo(3) サポートを追加し
     ました。

バグ
     ログインシェルがなんらかの理由のために異常に終了するなら、たぶん、ログア
     ウトの記録は、utx.log ファイルに書き込まれません。この場合に、last は、
     "shutdown" としてログアウト時刻を示します。

FreeBSD 13.0                    January 9, 2021                   FreeBSD 13.0

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