日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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ADDR2LINE(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル ADDR2LINE(1) 名称 addr2line -- プログラムのアドレスをソースファイル名と行番号に変換する 書式 addr2line [-a | --addresses] [-b target | --target=target] [-e pathname | --exe=pathname] [-f | --functions] [-i | --inlines] [-j sectionname | --section=sectionname] [-p | --pretty-print] [-s | --basename] [-C | --demangle] [-H | --help] [-V | --version] [hexaddress...] 解説 addr2line ユーティリティは、コマンド行引数 hexaddress によって指定された プログラムアドレスをそれらの対応したソースファイル名と行番号に変換しま す。引数が addr2line に与えられないなら、それは、標準入力から、これらのア ドレスを読み込みます。 引数 hexaddress によって指定されたプログラムアドレスは、strtoull(3) に よって受け付けられた規約を使用してエンコードされます。 デフォルトで、addr2line は、実行形式 ``a.out'' を使用します。-e オプショ ンは、異なった ELF オブジェクトを指定するために使用されます。 addr2line ユーティリティは、次のオプションを認識します: -a | --addresses 行番号の情報より前にアドレスを表示します。 -b target | --target=target このオプションは、addr2line によって認識されますが、無視されま す。それは、GNU binutils との互換性のためにサポートされています。 -e pathname | --exe=pathname アドレスを変換するために引数 pathname によって指定された ELF オブ ジェクトを使用します。このオプションが指定されないなら、addr2line は、ファイル ``a.out'' を使用します。 -f | --functions ファイルと行番号の情報に加えて関数名を表示します。 -i | --inlines 指定されたアドレスが、インライン化された関数に属しているなら、再 帰的に最初のインライン化されていない呼び出し側まで、その呼び出し 側のための行番号の情報も表示します。 -j sectionname | --section=sectionname 引数 hexaddress によって指定される値は、指定された sectionname セ クションへのオフセットとして扱われることです。 -p | --pretty-print 人間に読み込み可能な方法で、1 つの行に行番号の情報を表示します。 -s | --basename ファイル名ごとに基本の名前のみを表示します。 -C | --demangle Demangle C++ の名前。 -H | --help ヘルプメッセージを印刷 (表示) します。 -V | --version バージョン識別子を印刷 (表示) して、終了します。 出力形式 -f オプションが指定されなかったなら、addr2line は、個別の行で指定されたア ドレスごとにファイル名と行番号を印刷 (表示) します。 -f オプションが指定されたなら、addr2line は、プログラムのアドレス hexaddress に対応している関数の名前を含んでいる行を印刷 (表示) し、ファイ ル名と行番号がある行が続きます。 -p オプションが指定されたなら、addr2line は、人間に読み込み可能な方法で 1 つの行に、行番号の情報と関数名を印刷 (表示) します。また、-i オプションも 指定されたなら、addr2line は、``(inlined by)'' を前に付けて呼び出し側の関 数情報を印刷 (表示) します。 addr2line ユーティリティは、形式 ``FILENAME:LINENUMBER'' を使用してファイ ル名と行番号を印刷 (表示) します。 ファイルまたは関数名が決定できなかったなら、addr2line は、それらの位置に 疑問符を印刷 (表示) します。行番号が決定できなかったなら、addr2line は、 その場所に 0 を印刷 (表示) します。 使用例 デフォルトの実行形式 a.out のアドレス 080483c4 をソースファイル名と行番号 にマップするためには、次を使用します: % addr2line 080483c4 実行形式 helloworld のアドレス 080483c4 をマップするためには、次を使用し ます: % addr2line -e helloworld 080483c4 フィルタ表示がその標準入力使用からアドレスを読み込むフィルタとして addr2line を、動作するためには、次を使用します: % addr2line そのソースファイルと行番号に加えてアドレスに対応している関数名を印刷 (表 示) するためには、次を使用します: % addr2line -f 080483c4 終了ステータス ユーティリティ addr2line は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で 終了します。 関連項目 nm(1), elfdump(1), elfcopy(1), strtoull(3) 作者 addr2line ユーティリティは、Kai Wang <kaiwang27@users.sourceforge.net> に よって書かれました。 FreeBSD 11.3 November 30, 2015 FreeBSD 11.3