日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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PW(8) FreeBSD システム管理者マニュアル PW(8) 名称 pw -- システムユーザとグループを作成、削除、修正と表示する 書式 pw [-R rootdir] [-V etcdir] useradd [-n] name [-u uid] [-C config] [-q] [-c comment] [-d dir] [-e date] [-p date] [-g group] [-G grouplist] [-m] [-M mode] [-k dir] [-w method] [-s shell] [-o] [-L class] [-h fd | -H fd] [-N] [-P] [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] useradd -D [-C config] [-q] [-b dir] [-e days] [-p days] [-g group] [-G grouplist] [-k dir] [-M mode] [-u min,max] [-i min,max] [-w method] [-s shell] [-y path] pw [-R rootdir] [-V etcdir] userdel [-n] name|uid | -u uid [-r] [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] usermod [-n] name|uid [-u newuid] | -u uid [-C config] [-q] [-c comment] [-d dir] [-e date] [-p date] [-g group] [-G grouplist] [-l newname] [-m] [-M mode] [-k dir] [-w method] [-s shell] [-L class] [-h fd | -H fd] [-N] [-P] [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] usershow [-n] name|uid | -u uid [-F] [-P] [-7] [-a] pw [-R rootdir] [-V etcdir] usernext [-C config] [-q] pw [-R rootdir] [-V etcdir] groupadd [-n] name [-g gid] [-C config] [-q] [-M members] [-o] [-h fd | -H fd] [-N] [-P] [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] groupdel [-n] name|gid | -g gid [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] groupmod [-n] name|gid [-g newgid] | -g gid [-C config] [-q] [-l newname] [-M members] [-m newmembers] [-d oldmembers] [-h fd | -H fd] [-N] [-P] [-Y] pw [-R rootdir] [-V etcdir] groupshow [-n] name|gid | -g gid [-F] [-P] [-a] pw [-R rootdir] [-V etcdir] groupnext [-C config] [-q] pw [-R rootdir] [-V etcdir] lock [-n] name|uid | -u uid [-C config] [-q] pw [-R rootdir] [-V etcdir] unlock [-n] name|uid | -u uid [-C config] [-q] 解説 pw ユーティリティは、スーパユーザがユーザとグループを追加し、修正し、削除 する規格化された方法で簡単に使用することができる、システム user と group ファイルのためのコマンド行に基づくエディタです。pw は、ローカルなユーザと グループファイルでのみ動作するに注意してください。NIS ユーザとグループ は、NIS サーバで保守されなければなりません。pw ユーティリティは、passwd, master.passwd, group と安全なと安定でないパスワードデータベースファイルを 更新することを処理し、root として実行されなければなりません。 コマンド行で pw に提供された最初の 1 つまたは 2 つのキーワードは、引数の 残りのためのコンテキストを提供します。キーワード user と group は、あらゆ る順序で add, del, mod, show または next と組み合わされます。(例えば、 showuser, usershow, show user と user show は、すべて同じものを意味しま す。) この柔軟性は、ユーザとグループのデータベース操作のために pw を呼び 出している対話型のスクリプトのために役に立ちます。これらのキーワードに続 いて、ユーザまたはグループ名または数値 ID が、-n name, -u uid, -g gid オ プションを使用する代替としてオプションで指定されます。 次のフラグは、操作のほとんどまたはすべてのモードで共通です: -R rootdir pw が動作する代替のルートディレクトリを指定します。指定され たあらゆるパスは、rootdir と相対的です。 -V etcdir パスワード、グループと設定ファイルのために代替の位置を設定 します。代替の位置でユーザ/グループのデータベースを保守する ために使用することができます。このスイッチが指定されるな ら、システム /etc/pw.conf は、デフォルトの設定データのため に読み込まれませんが、指定されたディレクトリのファイル pw.conf は、代わりに使用されます (または、それが存在しない なら、何も使用されません)。-C フラグは、この振る舞いを上書 きするためい使用されます。オプションが、操作タイプに続かな ければならないところで、一般的な規則への例外として、-V フラ グは、操作キーワードの前のコマンド行で使用されなければなり ません。 -C config デフォルトで、pw は、新しいユーザアカウントとグループがどの ように作成されるかに関するポリシ情報を取得するためにファイ ル /etc/pw.conf を読み込みます。-C オプションは、異なった設 定ファイルを指定します。設定ファイルの内容のほとんどは、コ マンド行オプションを通して上書きされる間に、標準の情報を設 定ファイルに保持するためにより便利であるかもしれません。 -q このオプションの使用によって、pw は、注意深く書式化された表 示を混乱するのではなく、pw によって返されたステータスコード を解釈することが望ましいところで、対話型の環境で役に立つ、 エラーメッセージを抑制します。 -N このオプションは、add と modify 操作で利用可能で、ユーザま たはグループのデータベースを更新せずに操作の結果を出力する ように pw に伝えます。利用者は、標準の passwd と読み込み可 能な形式の間で切り替える -P オプションを使用できます。 -Y 更新モードのいずれかでこのオプションを使用することによっ て、pw は、ディレクトリ /var/yp に変更した後に make(1) を実 行します。これは、NIS データベースファイルの自動的な更新を 許可することを目的としています。個別の passwd と group ファ イルが、NIS によって使用されているなら、pw が、同時にシステ ムのパスワードデータベースで更新することができるように、NIS passwd データベースの位置を指定するために -y path オプショ ンを使用します。 ユーザオプション 次のオプションは、useradd と usermod コマンドに適用します: [-n] name -u uid が与えられないなら、要求されます。ユーザ/アカウント 名を指定します。usermod の場合に、uid を指定できます。 -u uid name が与えられないなら、要求されます。ユーザ/アカウントの 数値 ID を指定します。usermod の場合に、name とペアにされる なら、指定されたユーザ/アカウントの数値 ID を変更します。 通常、これらのオプションの 1 つのみは、アカウント名が uid を意味するように、要求されます、逆もまた同様です。しかしな がら、両方が必要とされるときがあります。例えば、usermod で 既存のユーザの uid を変更するとき、または useradd によって 新しいアカウントを作成するとき、デフォルトの uid を上書きし ます。useradd で新しいユーザに uid を自動的に割り付けるため に、-u オプションを使用してはいけません。また、-n または -u オプションを使用せずにコマンド行で useradd, userdel, usermod または usershow キーワードの直後にアカウントまたは userid のいずれかを提供することができます。 -c comment このフィールドは、通常、ユーザの氏名、オフィスまたは所在地 と会社と自宅の電話番号を含んでいる最高 4 つのコンマで区切ら れたフィールドに含んでいる、passwd の GECOS フィールドの内 容を設定します。しかしながら、これらのサブフィールドは、習 慣によってのみ使用され、オプションです。このフィールドが空 白を含んでいるなら、コメントは、ダブルクォート `"' で囲まれ なければなりません。これらが、サブフィールドのセパレータと して使用されるように、このフィールドでコンマを使用すること を避け、また、コロン `:' 文字は、これが passwd ファイル自体 のためのフィールドのセパレータであるので使用することはでき ません。 -d dir このオプションは、アカウントのホームディレクトリを設定しま す。通常、これは、ホームディレクトリが、/etc/pw.conf - 通 常、サブディレクトリとしてアカウント名がある /home、から決 定されるデフォルトと異なるなら、使用されます。 -e date アカウントの満了日付を設定します。日付の形式は 10 進数の UNIX 時間、または、`dd-mmm-yy[yy]' 形式の日付のいずれかで す、ここで、dd は、日、mmm は、月で、数値またはアルファベッ トの形式 ('Jan', 'Feb', その他) と年は、2 桁または 4 桁の年 のいずれかです。また、このオプションは、形式 `+n[mhdwoy]' の相対的な日付を受け付けます、ここで `n' は、10 進数、8 進 数 (先導する 0) または 16 進数 (先導する 0x) の数字で、現在 の日付から満了日付が設定されるまで、分 (Minutes)、時 (Hours)、日 (Days)、週 (Weeks)、月 (Months) または年 (Years) が続きます。 -p date アカウントのパスワードの満了日付を設定します。このフィール ドは、強制されたパスワードの変更を適用することを除いて、ア カウントの満了日付オプションに似ています。これは、-e オプ ションと同じ方法で設定されます。 -g group アカウントのプライマリグループを与えられたグループに設定し ます。group は、その名前またはグループ番号のいずれかによっ て定義されます。 -G grouplist アカウントのためのセカンダリグループを設定します。grouplist は、グループ名またはグループ番号のコンマ、空白またはタブで 区切られたリストです。ユーザは、grouplist で指定されたグ ループに追加され、指定されなかったすべてのグループから削除 されます。現在のログインセッションは、ユーザが再接続すると き、効果を生じるだけの、グループのメンバシップの変更によっ て影響されません。注: grouplist でユーザをそれらのプライマ リグループに追加しません。 -L class このオプションは、作成されているユーザのためのログインクラ スを設定します。ユーザのログインクラスに関する詳細について は、login.conf(5) と passwd(5) を参照してください。 -m このオプションは、ユーザのホームディレクトリを作成すること を試みるように pw に指示します。useradd で新しいアカウント を追加するとき、主に役に立ちますが、これは、既存のユーザの ホームディレクトリをファイルシステムの他の場所に移動すると き、また役に立ちます。新しいホームディレクトリは、通常、 ユーザが好みに合わせて個人向けに変更される、シェル設定ファ イルの設定を含んでいる、skeleton ディレクトリの内容で追加さ れます。このディレクトリのファイルは、通常、dot 接頭辞が取 り除かれ、dot.<config> と名前が付けられます。-m が usermod のアカウントで使用されるとき、ユーザのホームディレクトリの 既存の設定ファイルは、スケルトンファイルで上書きされませ ん。 ユーザのホームディレクトリが作成されるとき、デフォルトで新 しいアカウントの名前を付けて、-b オプション (下記参照) に よって指定されるような basehome ディレクトリのサブディレク トリとなります。これは、必要なら、コマンド行の -d オプショ ンによって上書きすることができます。 -M mode 現在の umask(2) によって変更された指定された mode でユーザ のホームディレクトリを作成します。省略されるなら、親プロセ スの umask(2) からそれを得られます。このオプションは、-m フ ラグと組み合わせる場合のみ役に立ちます。 -k dir ユーザのホームディレクトリが作成されるとき、基本的なスター トアップと設定ファイルがコピーされる、skeleton (スケルトン) ディレクトリを設定します。このオプションは、-d または -m フ ラグで使用されるときのみ意味があります。 -s shell ユーザのログインシェルを shell に設定するか、または変更しま す。シェルプログラムへのパスが省略されるなら、pw は、 /etc/pw.conf で指定された shellpath を検索し、必要に応じ て、それを満たします。利用者は、そうする特有な理由がないな ら、利用者は、パスを指定することを避けるべきであることに注 意してください - これによって、pw は、プログラムが、存在 し、実行形式であることを有効にすることができます。フルパス を指定すること (または空白 "" シェルを指定すること) は、こ のチェックを避けて、対話型のログインのために意図されないア カウントのために設定されるべきである /nonexistent のような エントリを許可します。 -h fd このオプションは、対話型のスクリプトが、pw を使用してるアカ ウントパスワードを設定することができる特別なインタフェース を提供しています。コマンド行と環境は、プログラムが情報を受 け付けることができる根本的に安全でないメカニズムであるの で、pw は、(通常、対話型のスクリプトとプログラムの間のパイ プ) ファイル記述子を通してアカウントとグループのパスワード の設定を許可するだけです。sh, bash, ksh と perl すべては、 これを行なうことができるメカニズムがあります。代わりに、pw は、-h 0 が与えられるなら、パスワードを読み込むファイル記述 子として stdin (標準入力) を指定して、ユーザのパスワードの ためのプロンプトを出します。このパスワードは、1 度だけ読み 込まれ、対話型に使用するのではなくスクリプトによって使用す ることを目的としていることに注意してください。利用者が、 passwd(1) の行に沿って新しいパスワードの確認をしたいなら、 これは、pw を呼び出す対話型のスクリプトの一部として実装され なければなりません。 `-' の値が、引数 fd として与えられるなら、パスワードは、パ スワードベースのログインを通してアカウントをアクセスできな くする、`*' に設定されます。 -H fd 指定されたファイル記述子から暗号化されたパスワードの文字列 を読み込みます。これは、-h に似ていますが、パスワードは、パ スワードデータベースに直接書き込みために適切な形式で、すで に暗号化されて供給されるべきです。 既存のユーザ id を複写する新しいアカウントを作成するために useradd を使用 することができます。通常、これは、エラーと見なされ、拒否されますが、-o オ プションは、複製のためのチェックを上書きし、ユーザ id の複写を許可しま す。利用者が、異なったコンテキスト (異なったグループ割り付け、異なった ホームディレクトリ、異なったシェル) の下でログインに同じユーザを許可しま すが、各アカウントのユーザのファイルにアクセスするための同じパーミッショ ンを基本的に提供するなら、これは、役に立ちます。 useradd コマンドは、-D オプションを使用して新しいユーザとグループのデフォ ルトを設定する能力もあります。新しいユーザを追加する代わりに、pw は、デ フォルトの新しいセットを、その設定ファイル /etc/pw.conf に書き込みます。 -D オプションを使用するとき、利用者は、-n name または -u uid を使用してい けません、そうでなければ、エラーの結果となります。-D の使用は、useradd コ マンドでいくつかのコマンド行のスイッチの意味を変更します。これらは、次の 通りです: -D /etc/pw.conf 設定ファイルのデフォルト値、または -C config オプションが使用されるなら、異なる指定された設定ファイルを 設定します。 -b dir ユーザのホームディレクトリが作成されるルートディレクトリを 設定します。これのためのデフォルト値は、/home ですが、要求 されるように他の場所に設定することができます。 -e days デフォルトのアカウントの満了期限を日付単位で設定します。-D が使用されるとき、days 引数は、異なって解釈されます。それ は、数値でなければならず、アカウントの有効期限を作成した後 に、日付の数を表します。0 の値は、有効期限の自動的な計算を 抑制します。 -p days デフォルトのパスワード有効期間を日数単位で設定します。-D が 使用されるとき、days 引数は、異なって解釈されます。それは、 数値でなければならず、アカウントが期限切れになる作成の数日 後を表されなければなりません。0 の値は、有効期限の自動的な 計算を抑制します。 -g group 新しいユーザのためのデフォルトのグループを設定します。空白 のグループが、-g "" を使用して指定されるなら、新しいユーザ は、それらのログイン名と同じ名前で、それら自体のプライベー トなプライマリグループを割り付けます。グループが供給される なら、その名前または uid のいずれかは、引数として与えられま す。 -G grouplist 新しいユーザがメンバシップを与えられるデフォルトグループを 設定します。これは、プライマリグループのグループの個別の集 合です。プライマリと特別なグループの両方として同じグループ を指名することを避けます。言い換えると、これらの特別なグ ループは、プライマリグループ以外のグループのメンバシップを 決定します。grouplist は、グループ名または ID のコンマで区 切られたされたリストで、常に、それらのシンボリック名によっ て /etc/pw.conf に格納されます。 -L class このオプションは、新しいユーザのためのデフォルトのログイン クラスを設定します。 -k dir プロトタイプのシェルと他の初期化ファイルは、pw がユーザの ホームディレクトリを作成するとき、コピーされる、デフォルト のスケルトンディレクトリを設定します。これらのファイルの命 名規則については、-k の説明を参照してください。 -u min,max, -i min,max pw によって作成された新しいアカウントとグループのために割り 付けられた最小で最大のユーザとグループ ID を設定します。そ れぞれのためのデフォルト値は、最小の 1000 と最大の 32000 で す。min と max は、両方の数値であり、max は、min より大きく なければならず、両方は、0 から 32767 までの間でなければなり ません。一般的に、100 未満のユーザとグループ ID は、システ ムによって使用するために予約されていて、また、32000 より大 きな番号は、特別の目的のために予約されています (いくつかの システムデーモンによって使用されます)。 -w method -w オプションは、新しく作成されたユーザアカウントのためのパ スワードを設定するために使用されるデフォルト方法を選択しま す。method は、次の 1 です: no 新しく作成されたアカウントのログインを無効に します。 yes パスワードをアカウント名となるように強制しま す。 none 空白のパスワードを強制します。 random ランダムなパスワードを生成します。 `random' または `no' 方法は、最も安全です。前者の場合に、pw は、それら自体の (たぶん、まずく選択された) パスワードを選 択するために許可されるのではなく、ユーザが、発行されたパス ワードであるとき、適切である、パスワードを生成し、標準出力 にそれを印刷 (表示) します。`no' 方法は、スーパユーザが、パ スワードでアクセス可能なアカウントを与えるために passwd(1) を使用することを必要とします。 -y path 利用者が NIS で直接 /etc/master.passwd からの情報を共有して いないなら、これは、NIS によって使用されるデータベースのパ ス名を設定します。利用者は、NIS サーバに対してこのオプショ ンのみを設定するべきです。 userdel コマンドには、3 つの個別のオプションがあります。-n name と -u uid オプションは、既に上記に取り上げられています。追加のオプションは、次の通 りです: -r これは、ユーザのホームディレクトリとその内容のすべてを削除 するように pw に伝えます。pw ユーティリティは、システムから ファイルを削除するとき、慎重過ぎるぐらい慎重となります。始 めに、また、削除されているアカウントの uid がシステムで別の アカウントによって使用され、パスワードファイルの 'ホーム' ディレクトリが、文字 `/' で始まる有効なパスであるなら、それ は、削除されません。次に、それは、実際にユーザによって所有 されているファイルとディレクトリとユーザのホームディレクト リの下で誰かによって所有されているシンボリックリンクをだけ を削除します。最後に、ユーザによって所有されているすべての 内容を削除した後に、空のディレクトリのみが削除されます。い くらかの追加のクリーンアップの作業が必要であるなら、これ は、管理者に残されています。 これらがユーザ名に無条件にアタッチされるように、アカウントが削除されると き、メールスプールファイルと crontab は、常に削除されます。また、at に よって処理されるためにキューに入れられたジョブは、ユーザの uid がユニーク であり、システムの別のアカウントによって使用されていないなら、削除されま す。 usermod コマンドは、次の 1 つの追加のオプションを加えます: -l newname このオプションは、`newname' の既存のアカウント名の変更を許 可します。新しい名前は、まだ存在してはいけません、そして、 既存のアカウント名を複写するあらゆる試みは、拒否されます。 usershow コマンドは、2 つの形式の 1 つのアカウントを見ることを許可しま す。デフォルトで、形式は、`*' で置き換えられたパスワードのフィールドで /etc/master.passwd で使用された形式と同一です。-P オプションが使用される なら、pw は、より人間に読み込み可能な形式でアカウントの詳細を出力します。 -7 オプションが使用されるなら、アカウントの詳細は、v7 形式で表示されま す。-a オプションは、現在のファイルのすべてのユーザをリストします。-F を 使用して、pw は、たとえそれが存在しなくてもアカウントの詳細を印刷 (表示) することを強制します。 コマンド usernext は、コロンによって区切られた、次に利用可能なユーザとグ ループ id を返します。これは、通常、pw を使用する対話型のスクリプトまたは フロントエンドにだけ重要です。 グループオプション (前のセクションの開始で説明される) -C と -q オプションは、グループの操作 コマンドで利用可能です。すべてのグループ関連のコマンドへの他の共通のオプ ションは、次の通りです: [-n] name -g gid が与えられないなら、要求されます。グループ名を指定 します。groupmod の場合に、gid を指定することができます。 -g gid name が与えられないなら、要求されます。グループの数値 ID を指定します。groupmod の場合に、name とペアであるなら、指 定されたグループの数値 ID を変更します。 アカウント名と ID フィールドと同様に、利用者は、通常、グ ループ名が uid を意味し、逆もまた同様に、これらの 1 つを供 給する必要だけがあります。利用者は、新しいグループに対して 特有のグループ ID を設定するとき、または既存のグループの uid を変更するときの両方で使用する必要だけがあります。 -M memberlist このオプションは、既存のユーザを (groupadd で) 新しいグ ループに追加するか、または既存の (groupmod で) メンバシッ プのリストを置き換える代わりの方法を提供しています。 memberlist は、有効で、既存のユーザ名または uid のコンマで 区切られたリストです。 -m newmembers -M と似ています、このオプションによって、メンバの既存のリ ストを置き換えないで、グループに既存のユーザを追加すること ができます。ログイン名またはユーザ ID を使用することがで き、重複するユーザは、黙って削除されます。 -d oldmembers -M と似ています、このオプションによって、メンバの既存のリ ストを置き換えないで、グループから既存のユーザを削除するこ とができます。ログイン名またはユーザ ID を使用することがで き、重複するユーザは、黙って削除されます。 また groupadd には、新しいグループに既存のグループの ID の割り付けを許可 する -o オプションがあります。デフォルトのアクションは、グループを追加す る試みを拒否することで、このオプションは、重複するグループ ID のための チェックを上書きします。グループ ID を重複するあらゆる必要は、めったにあ りません。 groupmod コマンドは、1 つの追加のオプションを追加します: -l newname このオプションは、`newname' に既存のグループ名の変更を許可 します。新しい名前は、まだ存在してはいけません、既存のグ ループ名を重複するあらゆる試みは、拒否されます。 groupshow のためのオプションは、グループ ID を指定する -u uid を置き換え る -g gid を付けた usershow と同じです。-7 オプションは、groupshow コマン ドに適用されません。 コマンド groupnext は、標準出力に次に利用可能なグループ ID を返します。 ユーザロック pw ユーティリティは、ユーザのための簡単なパスワードのロックメカニズムをサ ポートしています。それは、成功した認証を防止するために master.passwd のパ スワードフィールドの最初に文字列 `*LOCKED*' を前に追加することによって動 作します。 lock と unlock コマンドは、それぞれ、ロックするか、またはアンロックするア カウントのユーザ名または uid を取ります。上で説明されるような -V, -C と -q オプションは、これらのコマンドによって受け付けられます。 注 各コマンドで利用可能なオプションの要約について、利用者は、次を使用するこ とができます pw [command] help 例えば、 pw useradd help は、useradd 操作のためのすべての利用可能なオプションをリストします。 pw ユーティリティては、passwd の GECOS フィールド (ユーザのフルネーム、オ フィス、仕事場と自宅の電話番号のサブフィールド) に 8 ビット文字を許可しま すが、ユーザのログインとグループ名にそれらを許可しません。インターネット との接続は、利用者のメール転送プログラムが 8BITMIME をサポートし、8 ビッ ト文字を含んでいるヘッダを 7 ビット quoted-printable (引用された印刷可能) 形式に変換することを必要とするので、警告とともに 8 ビット文字を使用しま す。sendmail(8) は、これをサポートします。GECOS フィールドの 8 ビット文字 の使用は、ユーザのデフォルトのロケールと文字セットとともに使用されるべき で、それらの使用なしで実装されるべきではありません。8 ビット文字を使用す ることは、fingerd(8) と passwd ファイルで指定されたフルネームがデフォルト で使用される、IRC のような、小数の TCP/IP クライアントのような、インター ネットを越える GECOS フィールドの内容を送信する他のプログラムにも影響する かもしれません。 pw ユーティリティは、ユーザ、またはグループ追加、削除のようなアクションが 起こるとき、ログを、/var/log/userlog ファイルに書き込みます。pw.conf(5) で、このログファイルの位置を変更することができます。 関連ファイル /etc/master.passwd ユーザデータベース /etc/passwd Version 7 形式のパスワードファイル /etc/login.conf ユーザケーパビリティデータベース /etc/group グループデータベース /etc/pw.conf pw のデフォルトのオプションファイル /var/log/userlog ユーザ/グループ修正のログファイル 使用例 新しいユーザ Glurmo Smith (gsmith) を追加します。gsmith ログイングループ が、まだ存在しないなら、作成されます。ログインシェルは、csh(1) に設定され ます。まだホームディレクトリが存在しないなら、/home/gsmith に新しいホーム ディレクトリが、作成されます。最後に、ランダムなパスワードが生成され、表 示されます: pw useradd -n gsmith -c "Glurmo Smith" -s /bin/csh -m -w random 終了ステータス pw ユーティリティは、操作に成功すれば、EXIT_SUCCESS を返し、そうでなけれ ば pw は、sysexits(3) によって定義された次の終了コードの 1 つを返します: EX_USAGE • コマンド行の構文エラー (無効のキーワード、未知のオプション)。 EX_NOPERM • root 以外で、更新モードの 1 つを実行することを試みます。 EX_OSERR • メモリ割り付けエラー。 • パスワードファイルの記述子の読み込みエラー EX_DATAERR • 提供された悪いか、または無効のデータ、またはコマンド行で、また はパスワードファイルの記述子を通して失われるデータ。 • root アカウントの名前の変更または uid の変更、削除の試み。 EX_OSFILE • スケルトンのディレクトリが無効、または存在しない。 • 基本ホームディレクトリが無効、または存在しない。 • 指定された無効または存在しないシェル。 EX_NOUSER • 指定されたユーザ、ユーザ ID、グループ、またはグループ ID が存在 しない。 • 記録され、追加され、または修正されたユーザまたはグループが突然 消えた。 EX_SOFTWARE • 指定された範囲内で利用可能な、グループ ID、またはユーザ ID がな い。 EX_IOERR • 設定ファイルを再書き込みができない。 • グループまたはユーザデータベースファイルのエラー更新。 • パスワードまたはグループデータベースファイルの更新エラー。 EX_CONFIG • 設定された基本のホームディレクトリがない。 関連項目 chpass(1), passwd(1), umask(2), group(5), login.conf(5), passwd(5), pw.conf(5), pwd_mkdb(8), vipw(8) 歴史 pw ユーティリティは、SYSV shadow のサポートソフトで使用されるオプションの 多くを模倣するために書かれましたが、4.4BSD オペレーティングシステムに特有 の passwd と group フィールドに対して修正され、主要な要素のすべてを単一の コマンドに結合しています。 FreeBSD 11.2 December 10, 2017 FreeBSD 11.2