FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 終了ステータス | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者
KLDSTAT(8)             FreeBSD システム管理者マニュアル             KLDSTAT(8)

名称
     kldstat -- 動的カーネルリンカの状態を表示する

書式
     kldstat [-h] [-q] [-v] [-d] [-i id] [-n filename]
     kldstat [-q] [-d] [-m modname]

解説
     kldstat ユーティリティは、カーネルに動的にリンクされたすべてのファイルの
     状態を表示します。

     次のオプションが利用可能です:

     -h        16 進数の値の代わりにユニット接尾辞を使用して、人間に読み込み可
               能な形式でサイズフィールドを表示します。

     -v        より冗長にします。

     -d        (int、unsigned int と unsigned long として) モジュール特有の
               データを表示します。

     -i id     この ID があるファイルのみの状態を表示します。

     -n filename
               このファイル名があるファイルのみの状態を表示します。

     -q        ファイルがロードされているか、またはカーネルにコンパイルされて
               いるかのみをチェックします。

     -m modname
               この modname があるモジュールのみの状態を表示します。

終了ステータス
     ユーティリティ kldstat は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終
     了します。

使用例
     カーネルに動的にリンクされたファイルを表示します。カーネル自体がリストに
     表示されることに注意してください。REfs は、各ファイルによって参照されてい
     るモジュールの数を表示します:

           $ kldstat
           Id Refs Address                Size Name
            1   38 0xffffffff80200000  2448f20 kernel
            2    3 0xffffffff82649000    b7bd8 linux.ko
            3    5 0xffffffff82701000     9698 linux_common.ko
            4    1 0xffffffff82b11000     1eae linsysfs.ko
            5    1 0xffffffff82b13000    f2af8 nvidia-modeset.ko
            6    1 0xffffffff82c06000  122b020 nvidia.ko
            7    1 0xffffffff83e32000     2668 intpm.ko
            8    1 0xffffffff83e35000      b50 smbus.ko
            9    1 0xffffffff83e36000     18a0 uhid.ko
           10    1 0xffffffff83e38000     2928 ums.ko
           11    1 0xffffffff83e3b000     1aa0 wmt.ko
           12    1 0xffffffff83e3d000     cd70 snd_uaudio.ko

     linux ファイルの詳細な状態を表示し、人間に読み込み可能な方法でサイズを表
     示します:

           $ kldstat -h -v -n linux
           Id Refs Address             Size Name
            2    3 0xffffffff82649000  735K linux.ko (/boot/kernel/linux.ko)
                   Contains modules:
                            Id Name
                             2 linuxelf

     ファイルの id を使用して上記と同じです:

           $ kldstat -h -i 2 -v
           Id Refs Address             Size Name
            2    3 0xffffffff82649000  735K linux.ko (/boot/kernel/linux.ko)
                   Contains modules:
                            Id Name
                             2 linuxelf

     上記の例で得られた linuxelf モジュールの状態を表示します:

           $ kldstat -v -m linuxelf
           Id  Refs Name
             2    1 linuxelf

     g_raid モジュールのためのモジュール特有のデータを表示します:

           $ kldstat -d -m g_raid
           Id  Refs Name data..(int, uint, ulong)
           366    1 g_raid (0, 0, 0x0)

     モジュール fakefile がリンクされているかどうかを調べます。そうであれば、0
     を返し、そうでなければ、1 を返します:

           $ kldstat -q -n fakefile || echo file not linked
           file not linked

関連項目
     kldstat(2), kldload(8), kldunload(8)

歴史
     kldstat ユーティリティは、lkm インタフェースを置き換え、FreeBSD 3.0 では
     じめて登場しました。

作者
     Doug Rabson <dfr@FreeBSD.org>

FreeBSD 13.2                   January 19, 2016                   FreeBSD 13.2

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