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4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
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CAMCONTROL(8) FreeBSD システム管理者マニュアル CAMCONTROL(8) 名称 camcontrol -- CAM 制御プログラム 書式 camcontrol <command> [device id] [generic args] [command args] camcontrol devlist [-b] [-v] camcontrol periphlist [device id] [-n dev_name] [-u unit_number] camcontrol tur [device id] [generic args] camcontrol inquiry [device id] [generic args] [-D] [-S] [-R] camcontrol identify [device id] [generic args] [-v] camcontrol reportluns [device id] [generic args] [-c] [-l] [-r reporttype] camcontrol readcap [device id] [generic args] [-b] [-h] [-H] [-l] [-N] [-q] [-s] camcontrol start [device id] [generic args] camcontrol stop [device id] [generic args] camcontrol load [device id] [generic args] camcontrol eject [device id] [generic args] camcontrol reprobe [device id] camcontrol rescan <all | device id | bus[:target:lun]> camcontrol reset <all | device id | bus[:target:lun]> camcontrol defects [device id] [generic args] <-f format> [-P] [-G] [-q] [-s] [-S offset] [-X] camcontrol modepage [device id] [generic args] [-6] <-m page[,subpage] | -l> [-P pgctl] [-D] [-L] [-b | -e] [-d] camcontrol cmd [device id] [generic args] <-a cmd [args]> <-c cmd [args]> [-d] [-f] [-i len fmt] [-o len fmt [args]] [-r fmt] camcontrol smpcmd [device id] [generic args] <-r len fmt [args]> <-R len fmt [args]> camcontrol smprg [device id] [generic args] [-l] camcontrol smppc [device id] [generic args] <-p phy> [-l] [-o operation] [-d name] [-m rate] [-M rate] [-T pp_timeout] [-a enable|disable] [-A enable|disable] [-s enable|disable] [-S enable|disable] camcontrol smpphylist [device id] [generic args] [-l] [-q] camcontrol smpmaninfo [device id] [generic args] [-l] camcontrol debug [-I] [-P] [-T] [-S] [-X] [-c] [-p] <all | off | device id | bus[:target[:lun]]> camcontrol tags [device id] [generic args] [-N tags] [-q] [-v] camcontrol negotiate [device id] [generic args] [-c] [-D enable|disable] [-M mode] [-O offset] [-q] [-R syncrate] [-T enable|disable] [-U] [-W bus_width] [-v] camcontrol format [device id] [generic args] [-q] [-r] [-w] [-y] camcontrol sanitize [device id] [generic args] <-a overwrite | block | crypto | exitfailure> [-c passes] [-I] [-P pattern] [-q] [-U] [-r] [-w] [-y] camcontrol idle [device id] [generic args] [-t time] camcontrol standby [device id] [generic args] [-t time] camcontrol sleep [device id] [generic args] camcontrol powermode [device id] [generic args] camcontrol apm [device id] [generic args] [-l level] camcontrol aam [device id] [generic args] [-l level] camcontrol fwdownload [device id] [generic args] <-f fw_image> [-q] [-s] [-y] camcontrol security [device id] [generic args] [-d pwd] [-e pwd] [-f] [-h pwd] [-k pwd] [-l high|maximum] [-q] [-s pwd] [-T timeout] [-U user|master] [-y] camcontrol hpa [device id] [generic args] [-f] [-l] [-P] [-p pwd] [-q] [-s max_sectors] [-U pwd] [-y] camcontrol ama [device id] [generic args] [-f] [-q] [-s max_sectors] camcontrol persist [device id] [generic args] <-i action | -o action> [-a] [-I trans_id] [-k key] [-K sa_key] [-p] [-R rel_tgt_port] [-s scope] [-S] [-T res_type] [-U] camcontrol attrib [device id] [generic args] <-r action | -w attrib> [-a attr_num] [-c] [-e elem_addr] [-F form1,form2] [-p part] [-s start_addr] [-T elem_type] [-V lv_num] camcontrol opcodes [device id] [generic args] [-o opcode] [-s service_action] [-N] [-T] camcontrol zone <-c cmd> [-a] [-l lba] [-o rep_opts] [-P print_opts] camcontrol epc <-c cmd> [-d] [-D] [-e] [-H] [-p power_cond] [-P] [-r restore_src] [-s] [-S power_src] [-T timer] camcontrol timestamp [device id] [generic args] <-r [-f format | -m | -U] | -s <-f format -T time | -U>> camcontrol devtype [device id] camcontrol help 解説 camcontrol ユーティリティは、ユーザが FreeBSD CAM サブシステムにアクセス して、制御する方法を提供するように設計されています。 camcontrol ユーティリティは、不適切に使用されるなら、データの損失およびシ ステム崩壊を引き起こすかもしれません。エキスパートのユーザさえ、このコマ ンドを使用するとき、注意することを勧めます。初心者ユーザは、このユーティ リティを避けるべきです。 camcontrol ユーティリティには、多くのオプションのデバイス識別子をサポート している、多くの主要な機能があります。デバイス識別子は、次の 3 つの形式の 1 つを取ることができます: deviceUNIT "da5" または "cd3" のような、デバイス名とユニット番号の組 み合わせを指定します。 bus:target バス番号とターゲット ID を指定します。バス番号は、 ``camcontrol devlist'' の出力から決定することができます。 lun のデフォルトは、0 です。 bus:target:lun デバイスに対してバス、ターゲットと lun を指定します。(例 えば、1:2:0) 指定されるなら、デバイス識別子は、機能名の直後で、あらゆる一般的または関 数特有の引数の前に置かれなければなりません。以下に記述されている -n と -u 引数は、前もって指定されるあらゆるデバイス名またはユニット番号を上書きす ることに注意してください。しかしながら、-n と -u 引数は、指定された bus:target または bus:target:lun を上書きしません。 camcontrol の主要な機能のほとんどは、次の一般的な引数をサポートします: -C count SCSI コマンド再試行カウント。これが動作するためには、エ ラーリカバリ (-E) は、オンにされなければなりません。 -E 与えられたコマンドのための一般的な SCSI エラーリカバリを 行なうようにカーネルに指示します。これは、支持される再試 行カウント (-C) のために必要です。再試行のコマンド以外 に、コードの一般的なエラーリカバリは、回っていないデバイ スを回転することを一般的に試みます。コマンドから返された センスコードによって、他のいくつかのアクションを取りま す。 -n dev_name 動作するデバイスタイプを指定します、例えば、"da", "cd"。 -Q task_attr それが SCSI コマンドであるなら、コマンドのための SCSI タ スク属性。これは、単純、ヘッドまたは aca で順序付けられま す。ほとんどの場合に、これは、必要ではありません。デフォ ルトは、すべての SCSI デバイスで動作する、単純です。タス ク属性は、また数値で指定できます。 -t timeout 秒単位の SCSI コマンドのタイムアウト。これは、あらゆる与 えられたコマンドのためのデフォルトのタイムアウトを上書き します。 -u unit_number デバイスユニット番号を指定します、例えば、"1", "5"。 -v 冗長にします、失敗した SCSI コマンドのためのセンス情報を 印刷 (表示) します。 主要なコマンド機能は、次の通りです: devlist CAM サブシステムにアタッチされたすべての物理デバイス (論理ユ ニット) をリストします。また、これは、各デバイスアタッチされ た周辺ドライバのリストを含んでいます。-v 引数で、SCSI バス番 号、アダプタ名とユニット番号も同様に印刷 (表示) されます。他 方では、-b 引数で、バスアダプタとユニット情報だけが印刷され、 デバイス情報は、省略されます。 periphlist 与えられた物理デバイス (論理ユニット) にアタッチされたすべて の周辺ドライバをリストします。 tur 与えられたデバイスに SCSI テストユニットレディ (test unit ready) (0x00) コマンドを送信します。camcontrol ユーティリティ は、デバイスが準備ができているかどうかを報告します。 inquiry デバイスに SCSI inquiry (0x12) コマンドを送信します。デフォル トで、camcontrol は、標準の inquiry データ、デバイスのシリア ル番号と転送レート情報を印刷 (表示) します。ユーザは、印刷 (表示) される特定のタイプの inquiry データだけを指定すること ができます: -D 標準の inquiry データを取得します。 -S シリアル番号を印刷 (表示) します。このフラグのみが指定 されるなら、camcontrol は、ドライブによって返される値の 前に "Serial Number" を印刷 (表示) しません。これは、ス クリプトを書く援助することです。 -R 転送レートの情報を印刷 (表示) します。 identify ATA 識別コマンド (0xec) をデバイスに送信します。 reportluns 与えられたデバイスに SCSI REPORT LUNS (0xA0) コマンドを送信し ます。デフォルトで、camcontrol は、ターゲットデバイスによって サポートされた論理ユニット (LUN) のリストを印刷 (表示) しま す。出力を変更するためのいくつかのオプションがあります: -c 実際の LUN 番号ではなく、LUN の数だけを印刷 (表示) します。 -l LUN だけを印刷 (表示) し、数は、印刷 (表示) しません。 -r reporttype ターゲットから要求するレポート (報告) のタイ プを指定します: default デフォルトのレポート (報告) を返し ます。これは、camcontrol のデフォ ルトです。ほとんどのターゲットは、 REPORT LUNS コマンドをサポートして いるなら、このレポートをサポートし ます。 wellknown よく知られている LUN だけを返しま す。 all すべての利用可能な LUN を返しま す。 camcontrol は、適当な形式で LUN 番号を印刷 (表示) しようとし ます。周辺機器、フラット、LUN と拡張 LUN 形式を解釈できます。 readcap 与えられたデバイスに SCSI READ CAPACITY コマンドを送って、結 果を表示します。デバイスが 2TB より大きいなら、デバイスのフル サイズを得るために SCSI READ CAPACITY (16) サービスアクション を送ります。デフォルトで、camcontrol は、デバイスの最後の論理 的なブロックとデバイスのブロックサイズをバイト単位で印刷しま す。出力形式を変更するためには、次のオプションを使用します: -b 最後のブロックまたはデバイスサイズでなく、ブロックサイ ズだけを印刷します。これは、-N または -s と共に使用す ることはできません。 -h 人間に読み込み可能な (2 を底とし、1K == 1024) 形式でデ バイスサイズを印刷します。これは、-N に意味を含み、-q または -b と共に使用することはできません。 -H 人間に読み込み可能な (10 を底とし、1K == 1000) 形式で デバイスサイズを印刷します。 -l SCSI READ CAPACITY (10) コマンドを送信することをスキッ プします。SCSI READ CAPACITY (16) サービスアクションだ けを送信し、その結果を報告します。2 つが一致しないと き、クワーク (quirk) は、曖昧さを解決するために必要と されます。 -N 最後の論理的なブロックの代わりにデバイスのブロックの数 を印刷します。 -q 静かなモードで、数だけを印刷します (-b または -s が指 定されていないなら、コンマで分離されます)。 -s ブロックサイズを省略し、最後の論理的なブロックまたはデ バイスのサイズだけを印刷します。 このコマンドは、情報を表示するだけで、カーネルデータ構造を更 新しないことに注意してください。それを行うために、camcontrol 再プローブサブコマンドを使用します。 start スタートビットが設定された与えられたデバイスに SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 stop スタートビットがクリアされた与えられたデバイスに SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 load スタートビットが設定され、ロード/イジェクト (load/eject) ビッ トが設定された与えられたデバイスに SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 eject スタートビットがクリアされ、ロード/イジェクト (load/eject) ビットが設定された与えられたデバイスに SCSI Start/Stop Unit (0x1B) コマンドを送信します。 rescan (all 引数がある) システムのすべてのバス、与えられたバス (XPT_SCAN_BUS)、bus:target:lun または新しいデバイス、または外 されたデバイスのためのデバイス (XPT_SCAN_LUN) をスキャンする ようにカーネルに伝えます。ユーザは、すべてのバスのスキャン、 単一のバスまたは lun を指定します。ターゲットのすべての lun のスキャンは、サポートされていません。 デバイスが周辺機器の名前とユニット番号によって指定されるな ら、例えば、da4、それは、そのデバイスが CAM EDT (Existing Device Table; 既存のデバイステーブル) に現在、存在するなら、 再スキャンのみ行われます。デバイスが、もはやそこにないなら (camcontrol devlist を参照)、利用者は、それを再スキャンするた めに bus:target:lun 形式を使用しなければなりません。 reprobe カーネルに、デバイスに関する情報をリフレッシュするように伝 え、上位レイヤ GEOM(4) に通知します。これは、SCSI READ CAPAC ITY コマンドを送信して、システムの残りに可視的なディスクサイ ズを更新することを含みます。 reset (all 引数で) システムのすべてのバスをリセットするために、その バスのために SCSI バスリセットを発行することによって与えられ たバス (XPT_RESET_BUS)、または通常、そのデバイスと接続した後 に BUS DEVICE RESET メッセージを発行することによって、与えら れた bus:target:lun またはデバイス (XPT_RESET_DEV) をリセット するように、カーネルに伝えます。これは、システムで破壊的な影 響があるかもしれないことに注意してください。 defects SCSI READ DEFECT DATA (10) コマンド (0x37) または SCSI READ DEFECT DATA (12) コマンド (0xB7) を与えられたデバイスに送信 し、次のあらゆる組み合わせを印刷 (表示) します: 欠陥の合計 数、主要な欠陥リスト (PLIST) と成長した欠陥リスト (GLIST)。 -f format 欠陥リストの要求された形式を指定します。形式引数 が必要です。ほとんどのドライブは、物理的なセクタ 形式をサポートしています。いくつかのドライブは、 論理的なブロック形式をサポートしています。多くの ドライブは、それらが、要求された形式をサポートし ないなら、要求されたデータ形式がサポートされない ことを示しているセンス情報とともに別の形式のデー タを返します。camcontrol ユーティリティは、これ を検出することを試みて、ドライブが返す形式は何で も印刷 (表示) します。ドライブが要求された形式を サポートしないと報告するために、ドライブが標準で ないセンスコードを使用するなら、camcontrol は、 おそらく要求を完了する失敗としてエラーと見なしま す。 形式オプションは、次の通りです: block 論理的なブロックとしてリストを印刷 (表示) します。これは、32 ビットのブ ロックサイズに制限されて、多くの新し いドライブによってサポートされませ ん。 longblock 論理的なブロックとしてリストを印刷 (表示) します。このオプションは、64 ビットのブロックサイズを使用します。 bfi インデックス形式からバイトのリストを 印刷 (表示) します。 extbfi インデックス形式から、拡張されたバイ トのリストを印刷 (表示) します。拡張 された形式は、印刷 (表示) されるブ ロックの範囲を考慮に入れます。 phys 物理的なセクタ形式でリストを印刷 (表 示) します。ほとんどのドライブは、こ の形式をサポートしています。 extphys 拡張された物理的なセクタ形式でリスト を印刷 (表示) します。拡張された形式 は、印刷 (表示) されるブロックの範囲 を考慮に入れます。 -G 成長した欠陥リストを印刷 (表示) します。これは、 ディスクが製造所から出荷されて以来の再マップさら れている不良ブロックのリストです。 -P 主要な欠陥リストを印刷 (表示) します。これは、製 造所に存在した欠陥のリストです。 -q -s で状態情報を印刷 (表示) するとき、欠陥の数の みを印刷 (表示) します。 -s 欠陥のリストではなく、単に欠陥の数を印刷 (表示) します。 -S offset 欠陥リストに開始オフセットを指定します。これは、 コマンドの 10 バイトのバージョンがアドレス記述子 インデックスフィールドをサポートしないとき、SCSI READ DEFECT DATA (12) コマンドを使用することを意 味します。すべてのドライブは 12、バイトのコマン ドをサポートするとは限らず、12 バイトコマンドを サポートするいくつかのドライブは、アドレス記述子 インデックスフィールドをサポートしません。 -X 10 進数の形式の代わりに 16 進数の形式の欠陥を印 刷 (表示) します。 -P または -G のいずれも指定されないなら、camcontrol は、ドラ イブから返された READ DEFECT DATA ヘッダで与えられたディフェ クトの数を印刷 (表示) します。いくつかのドライバは、プライマ リまたは成長した欠陥リストのいずれも要求されないなら、0 の ディフェクトを報告します。 modepage ユーザは、SCSI モードページを表示し、オプションで編集すること ができます。モードページの形式は、/usr/share/misc/scsi_modes にあります。これは、SCSI_MODES 環境変数の異なったファイルを指 定することによって上書きすることができます。modepage コマンド は、いくつかの引数を取ります: -6 10 バイトのデフォルトの代わりに 6 バイト MODE コマンドを使用します。古いデバイスは、10 バイト MODE コマンドをサポートしませんが、一方、新しい デバイスは、6 バイトコマンドですべてのモード ページを報告することができません。指定されない なら、camcontrol は、10 バイトコマンドで開始 し、エラーで 6 バイトに後退します。 -d モードセンスのためのブロック記述子を無効にしま す。 -D モードページの代わりにブロック記述子を表示/編集 します。 -L 長い LBA ブロック記述子を使用します。2^^32 より 大きい LBA の数を許可します。 -b バイナリ形式でモードページデータを表示します。 -e このフラグによって、ユーザは、モードページの値 を編集することができます。ユーザは、EDITOR 環境 変数によって示されたテキストエディタで、モード ページ値を編集するか、または camcontrol が、 モードページ値を表示するために使用するのと同じ 形式を使用して標準入力を通してモードページ値を 供給します。camcontrol が、標準入力が端末である ことを検出するなら、エディタが、呼び出されま す。 -l すべての利用可能なモードページをリストします。 複数回指定されるなら、サブページもリストしま す。 -m page[,subpage] これは、モードページの番号とオプションでユーザ が、見て、編集するのに似たサブページを指定しま す。この引数は、-l が指定されないなら、強制的で す。 -P pgctl これによって、ユーザは、ページ制御フィールドを 指定することができます。指定できる値は、次の通 りです: 0 現在の値 1 変更可能な値 2 デフォルトの値 3 保存された値 cmd ユーザは、任意のデバイスに任意の ATA または SCSI CDB を送信す ることができます。cmd 機能は、CDB を指定するために -c 引数 を、または ATA Command Block レジスタ値を指定するために -a 引 数を必要とします。他の引数は、オプションで、コマンドの型に依 存します。コマンドとデータ指定の構文は、cam_cdbparse(3) で文 書化されています。注: 指定された CDB によって、問題となってい る SCSI デバイスへ、または SCSI デバイスからデータを転送する なら、利用者は、-i または -o のいずれかを指定「しなければなり ません」。 -a cmd [args] これは、12 の ATA Command Block レジスタ (command, features, lba_low, lba_mid, lba_high, device, lba_low_exp, lba_mid_exp, lba_high_exp, features_exp, sector_count, sector_count_exp) の内容を指 定します。 -c cmd [args] これは、SCSI CDB を指定します。SCSI CDB は、6, 10, 12 または 16 バイトです。 -d ATA コマンドのために使用される DMA プロト コルを指定します。 -f ATA コマンドのために使用される FPDMA (NCQ) プロトコルを指定します。 -i len fmt これは、読み込むデータの量とどのようにそれ を表示しなければならないかを指定します。書 式が `-' であるなら、データの len バイト が、デバイスから読み込まれ、標準出力に書き 込まれます。 -o len fmt [args] これは、デバイスに書き込まれているデータの 量と書き込まれるデータを指定します。書式が `-' であるなら、データの len バイトが、標 準入力から読み込まれ、デバイスに書き込まれ ます。 -r fmt これは、ATA Command Block レジスタを表示す るべきである 11 の結果 (status, error, lba_low, lba_mid, lba_high, device, lba_low_exp, lba_mid_exp, lba_high_exp, sector_count, sector_count_exp) とその方法 を指定します。形式が `-' であるなら、11 の 結果レジスタは、16 進数で標準出力に書き込 まれます。 smpcmd ユーザは、任意の Serial Management Protocol (SMP) コマンドを デバイスに送ることができます。smpcmd 関数は、送られるための SMP 要求を指定する -r 引数と SMP 応答の形式を指定する -R 引数 を必要とします。SMP 要求と応答引数のための構文は、 cam_cdbparse(3) に文書化されています。 SMP パススルー (少なくとも現在知られているアダプタ) をサポー トする SAS アダプタは、要求でユーザから CRC バイトを受け付け ないで、応答でユーザへ CRC バイトを渡さないことに注意してくだ さい。したがって、ユーザは、要求の長さに CRC バイトを含めない で、応答で CRC バイトが返されると予想するべきではありません。 -r len fmt [args] これは、CRC バイトなしで SMP 要求のサイズ を指定し、SMP は、形式を要求します。形式が `-' であるなら、SMP が要求するように、len バイトのデータが、標準入力から読み込まれ て、書き込まれます。 -R len fmt [args] これは、SMP 応答と SMP 応答形式のために割 り付けられたバッファのサイズを指定します。 形式が `-' であるなら、len バイトのデータ が、応答のために割り付けられ、応答は、標準 出力に書き込まれます。 smprg ユーザは、Serial Management Protocol (SMP) Report General コ マンドをデバイスへ送ることができます。camcontrol は、Report General コマンドによって返されたデータを表示します。SMP ター ゲットがが、長い応答形式をサポートするなら、追加データは、自 動的に要求され、表示されます。 -l 長い応答形式だけを要求します。すべての SMP ターゲッ トが、長い応答形式をサポートするというわけではあり ません。このオプションによって、camcontrol は、長い ビット設定なしで初期の報告一般要求の送信をスキップ し、長いビットセットで報告一般要求のみを発行しま す。 smppc ユーザは、Serial Management Protocol (SMP) PHY Control コマン ドをデバイスに発行することができます。この関数は、アクセスで きないデバイスを提出でき、同様に潜在的データの汚染を引き起こ すこともあり得るような、何らかの警告と共に使用されるべきで す。-p 引数は、動作する PHY を指定するために要求されます。 -p phy 動作する PHY を指定します。次の引数が要求 されます。 -l 長い要求/応答形式を要求します。すべての SMP ターゲットが、長い応答形式をサポートす るというわけではありません。PHY Control コ マンドに対して、これは、現在、要求の長さが 0 以外の値に設定されるかどうかに影響するだ けです。 -o operation PHY 制御操作を指定します。1 つの -o 操作だ けが指定されます。操作は、数値 (10 進、16 進または 8 進) で指定されるか、または次の の操作名の 1 つが指定されます: nop ノーオペレーション。この 引数を指定する必要はあり ません。 linkreset LINK RESET コマンドを phy に送ります。 hardreset HARD RESET コマンドを phy に送ります。 disable DISABLE コマンドを phy に送ります。LINK RESET または HARD RESET コマン ドは、phy を再有効にする べきであることに注意して ください。 clearerrlog CLEAR ERROR LOG コマンド を送ります。これは、指定 された phy のためのエ ラーログカウンタをクリア します。 clearaffiliation CLEAR AFFILIATION コマン ドを送ります。これは、ク リア操作を要求する SMP イニシエータ (initiator) のように SAS アドレスで STP イニシエータポートか ら提携 (affiliation) を クリアします。 sataportsel TRANSMIT SATA PORT SELECTION SIGNAL コマン ドを phy に送ります。こ れは、SATA ポートセレク タがアクティブな phy と して与えられた phy を使 用し、他の phy をインア クティブとします。 clearitnl CLEAR STP I_T NEXUS LOSS コマンドを PHY に送りま す。 setdevname SET ATTACHED DEVICE NAME コマンドを PHY に送りま す。これは、デバイス名を 指定するために -d 引数を 必要とします。 -d name アタッチされたデバイス名を指定します。この オプションは、-o setdevname phy 操作で必要 とされます。名前は、64 ビットの数値であ り、10 進、16 進または 8 進形式で指定でき ます。 -m rate phy のための最小の物理的なリンクレートを設 定します。これは、数値引数です。現在知られ ているリンクレートは、次の通りです: 0x0 現在の値を変更しません。 0x8 1.5 Gbps 0x9 3 Gbps 0xa 6 Gbps 他の値は、より新しい物理的なリンクレートの ために指定されるかもしれません。 -M rate phy のための最大の物理的なリンクレートを設 定します。これは、数値引数です。知られてい るリンクレート引数のための -m 引数の説明を 参照してください。 -T pp_timeout マイクロ秒単位で、部分的なパスウェイ (pathway) タイムアウト値を設定します。この フィールドの詳しい情報については、ANSI SAS Protocol Layer (SPL) の仕様を参照してくだ さい。 -a enable|disable SATA 停止 (slumber) phy 電力状態を有効また は無効にします。 -A enable|disable SATA パーシャル (partial) 電力状態を有効ま たは無効にします。 -s enable|disable SAS 停止 (slumber) phy 電力状態を有効また は無効にします。 -S enable|disable SAS パーシャル (partial) 電力状態を有効ま たは無効にします。 smpphylist SAS エキスパンダにアタッチされた phy、phy にアタッチされた末 端のデバイスのアドレスとそのデバイスにアタッチされたデバイス と周辺機器のデバイスのための問い合せデータをリストします。利 用可能であるなら、問い合せデータと周辺機器デバイスを表示しま す。 -l このコマンドのために使用される基本的な SMP コマンドの ための長い応答形式をオンにします。 -q CAM EDT (Existing Device Table, 既存のデバイステーブ ル) のデバイスにアタッチされた phy のみを印刷 (表示) します。 smpmaninfo SMP Report Manufacturer Information コマンドをデバイスに送っ て、応答を表示します。 -l このコマンドのために使用される基本的な SMP コマンドの ための長い応答形式をオンにします。 debug カーネルの CAM デバッグ printf をオンにします。これは、利用者 のカーネル設定ファイルに options CAMDEBUG を必要とします。警 告: 現在、デバッグ printf を有効にすると「極端に」多くのカー ネル printf の原因となります。いったんデバッグ printf が開始 すると、カーネルがメッセージを印刷 (表示) するのに忙しく、他 の要求をすぐにサービスすることができなくなるので、それらをオ フにすることは難しくなります。debug 機能は、多くの引数を取り ます: -I CAM_DEBUG_INFO printf を有効にします。 -P CAM_DEBUG_PERIPH printf を有効にします。 -T CAM_DEBUG_TRACE printf を有効にします。 -S CAM_DEBUG_SUBTRACE printf を有効にしま す。 -X CAM_DEBUG_XPT printf を有効にします。 -c CAM_DEBUG_CDB printf を有効にします。これ によって、カーネルは、指定された (複数の) デバイスに送信された SCSI CDB を印刷 (表 示) します。 -p CAM_DEBUG_PROBE printf を有効にします。 all すべてのデバイスのためのデバッグを有効に します。 off すべてのデバイスのためのデバッグをオフに します。 bus[:target[:lun]] 与えられたバス、ターゲット、または lun の ためにデバッグをオンにします。lun または ターゲットと lun が指定されないなら、それ らは、ワイルドカードされます。(すなわち、 単にバスを指定することは、そのバスのすべ てのデバイスのためのデバッグの printf を オンにします)。 tags "タグが付けられたオープニング" の数、または特定のデバイスに キューに入れる試みである、同時のトランザクションを表示する か、または設定します。デフォルトで、コマンド特有の引数のない (すなわち、一般的な引数のみの) tags は、問題のデバイスに キューに入れることができるトランザクションの "soft" の最大の 数を印刷 (表示) します。より詳しい情報について、下記に説明さ れた -v 引数を使用します。 -N tags 与えられたデバイスのためのタグの数を設定します。これ は、カーネルの特異な行動のテーブルに設定された最小と 最大の数の間でなければなりません。タグ付きキューをサ ポートするほとんどのデバイスのためのデフォルトは、最 小値の 2 と最大値の 255 です。与えられたデバイスのた めの最小値と最大値は、-v スイッチを使用して決定され ます。この camcontrol サブコマンドのための -v スイッ チの意味は、以下に記述されています。 -q 静かにして、タグの数を報告しません。これは、一般的 に、タグの数を設定するとき、使用されます。 -v 冗長なフラグには、tags 引数のために特別な機能があり ます。それによって、camcontrol は、XPT_GDEV_TYPE CCB のタグ付きキューに関連したフィールドを印刷 (表示) し ます: dev_openings これは、与えられたデバイスへのキュー に入れられたトランザクションのための 容量です。 dev_active これは、現在デバイスへのキューに入れ られたトランザクションの数です。 allocated これは、デバイスに割り付けられた CCB の数です。 held 保持されたカウントは、たった今完了さ れるか、またはデバイスによるサービス のためのトランスポート層にまさにリ リースされようとしているいずれかがあ る、周辺のドライバによって保持された CCB の数です。保持された CCB は、与え られたデバイスで容量を予約します。 mintags これは、すぐにデバイスへのキューに入 れることができる、トランザクションの 現在の "hard" 最小の数です。上記の dev_openings 値は、この数を下まわるこ とはできません。mintags のためのデ フォルト値は、2 ですが、様々なデバイ スのためにより大きいか、またはより小 さく設定されます。 maxtags これは、1 度に、デバイスへのキューに 入れることができるトランザクションの "hard" 最大の数です。dev_openings 値 は、この数を上まることはできません。 maxtags のためのデフォルト値は、255 ですが、様々なデバイスのためにより大 きいか、またはより小さく設定されま す。 negotiate 様々な通信パラメータを表示するか、または交渉 (negotiate) しま す。いくつかのコントローラは、これらの値のうちのいくつかを設 定するか、または変更することをサポートしません。例えば、 Adaptec 174x コントローラは、デバイスの同期レートまたはオフ セットを変更することをサポートしません。camcontrol ユーティリ ティは、コントローラが、パラメータを設定することをサポートし ないことを示すなら、パラメータを設定することを試みません。コ ントローラがサポートするものを見つけるためには、-v フラグを使 用します。negotiate (交渉) コマンドのための -v フラグの意味 は、以下に記述されています。また、いくつかのコントローラドラ イバは、たとえ基本的なコントローラが交渉の変更ををサポートし ても、設定交渉パラメータをサポートしません。Advansys ワイドコ ントローラのような、いくつかのコントローラは、デバイスのため の同期交渉を有効にすることと、無効にすることをサポートします が、同期交渉レートを設定することをサポートしません。 -a Test Unit Ready コマンドをデバイスに送るこ とによって、直ちに効果を生じる交渉設定を行 うことを試みます。 -c 現在の交渉設定を表示するか、または設定しま す。これは、デフォルトです。 -D enable|disable 切断を有効にするか、または無効にします。 -M mode ATA モードを設定します。 -O offset コマンドの遅延のオフセットを設定します。 -q 静かにして、何も印刷 (表示) しません。これ は、一般的に、利用者がパラメータを設定した いが、あらゆる状態の情報を必要としないと き、役に立ちます。 -R syncrate デバイスのための同期レートを変更します。同 期レートは、MHz で指定される浮動小数点値で す。それで、例えば、`20.000' は、`20' とし て、正しい値です。 -T enable|disable デバイスのためのタグ付きキューを有効にする か、または無効にします。 -U ユーザの交渉の設定を表示するか、または設定 します。デフォルトは、現在の交渉の設定を表 示するか、または設定することです。 -v 冗長なスイッチには、negotiate (交渉) サブ コマンドのための特別な意味があります。 camcontrol は、コントローラドライバに送ら れた Path Inquiry (XPT_PATH_INQ) CCB の内 容を印刷 (表示) します。 -W bus_width デバイスと交渉するためのバス幅を指定しま す。バス幅は、ビット単位で指定されます。指 定する唯一の役に立つ値は、8、16、と 32 ビットです。コントローラは、効果を生じる設 定のために問題のバス幅をサポートしなければ なりません。 一般的に、同期レートとオフセット設定は、コマンドがデバイスに 送られるまで、デバイスのために効果が生じません。上記の -a ス イッチは、デバイスに自動的に Test Unit Ready を送るので、交渉 パラメータは、効果を生じます。 format SCSI FORMAT UNIT コマンドを、指定されたデバイスに発行します。 警告! 警告! 警告! 低いレベルのディスクのフォーマットは、ディスクの「すべての」 データを破壊します。このコマンドを発行するとき、極度の注意を 払ってください。多くのユーザは、実際に、低レベルのフォーマッ トされることが必要でないディスクを低レベルのフォーマットを行 ないます。ディスクを低レベルのフォーマットを必要とする状況は 比較的に少ししかありません。ディスクを低レベルのフォーマット するための 1 つの理由は、その物理的なセクタサイズを変更した後 にディスクを初期設定することです。ディスクを低レベルのフォー マットするための別の理由は、利用者が、読み込みと書き込み要求 に応えてディスクから "medium format corrupted" (壊れたメディ アのフォーマット) エラーを得るなら、ディスクを復活することで す。 いくつかのディスクは、フォーマットするために、他より長く掛か ります。ユーザは、フォーマットが完了できるような十分に長いタ イムアウトを指定するべきです。デフォルトのフォーマットのタイ ムアウトは、ほとんどのディスクのために十分に長い、3 時間で す。いくつかのハードディスクは、(ほぼ 5 分以下の程度の) たい へん短い期間でフォーマットの操作を完了します。これは、しばし ば、ドライブが FORMAT UNIT コマンドを実際にサポートしないの で、-- それは、単に、コマンドを受け付けて、数分待ち、次に、そ れを返します。 `format' サブコマンドは、そのデフォルト振る舞いを修正するいく つかの引数を取ます。-q と -y 引数は、スクリプトのために役に立 つかもしれません。 -q 静かにします、状態メッセージを表示しません。しかしな がら、このオプションは、質問を無効にしません。質問を 無効にするためには、下記の -y 引数を使用します。 -r ``報告のみ'' モードで実行します。これは、ドライブです でに実行しているフォーマットの状態を報告します。 -w 即時でないフォーマットコマンドを発行します。デフォル トで、camcontrol は、即時のビット設定で FORMAT UNIT コマンドを発行します。これは、フォーマットが実際に完 了する前に、直ちにフォーマットコマンドを返すようにデ バイスに伝えます。次に、camcontrol は、フォーマットプ ロセスの中で、それがどのくらい進捗しているかを決定す るために秒ごとにデバイスから SCSI センス情報を収集し ます。-w 引数が指定されるなら、camcontrol は、即時で ないフォーマットコマンドを発行し、ディスクのどのくら いのパーセンテージがフォーマットされたかをユーザに知 らせるためのあらゆる情報を印刷 (表示) することはでき ません。 -y あらゆる質問を問い合わせません。デフォルトで、 camcontrol は、問題のディスクを実際にフォーマットした いかどうか、そして、また、デフォルトのフォーマットコ マンドのタイムアウトが受け付け可能であるか、をユーザ に問い合わせます。ユーザは、タイムアウトがコマンド行 で指定されるなら、タイムアウトに関して問い合わせされ ません。 sanitize 指定されたデバイスに SANITIZE コマンドを発行します。 警告! 警告! 警告! ディスクのすべてのデータは、破壊されるか、またはアクセスでき なくなります。データの復旧は、できません。このコマンドを発行 するとき、極度の注意を払ってください。 `sanitize' サブコマンドは、そのデフォルト振る舞いを修正するい くつかの引数を取ります。-q と -y 引数は、スクリプトに役に立ち ます。 -a operation 実行する sanitize 操作を指定します。 overwrite ユーザに供給されたデータパターンを デバイスに 1 回以上書き込むことに よって、上書き (overwrite) 操作を実 行します。パターンは、-P 引数によっ て与えられます。回数は、-c 引数に よって与えられます。 block ブロックの削除操作を実行します。す べてのデバイスのブロックは、ベンダ 定義の値、一般的に、0 に設定されま す。 crypto 暗号削除操作を実行します。暗号鍵 は、データの解読を防ぐために変更さ れます。 exitfailure 以前の失敗された sanitize 操作を終 了します。失敗された sanitize 操作 は、-U 引数によって提供されるよう に、制限のない完了モードで実行され たなら、単に終了されます。 -c passes `上書き' (overwrite) 操作を実行するときのパスの数。有 効な値は、1 と 31 の間です。デフォルトは、1 です。 -I `上書き' (overwrite) 操作を実行するとき、パターンは、 連続するパス間で反転されます。 -P pattern `上書き' (overwrite) 操作を実行するとき、使用するパ ターンを含んでいるファイルのパス。パターンは、各ブ ロックを満たすために必要なように繰り返されます。 -q 静かにします、あらゆる状態メッセージも印刷 (表示) し ません。しかしながら、このオプションは、質問を無効に しません。質問を無効にするためには、下記の -y 引数を 使用します。 -U 制限のない完了モードで sanitize を実行します。操作が 失敗するなら、それは、後で `exitfailure' 操作で終了し ます。 -r ``報告書のみ'' (report only) モードで実行します。これ は、ドライブで既に実行している sanitize で状態を報告 します。 -w 即時でない sanitize コマンドを発行します。デフォルト で、camcontrol は、即時のビット設定がある SANITIZE コ マンドを発行します。これは、sanitize が実際に完了する 前に、直ちに sanitize コマンドを返ることをデバイスに 伝えます。次に、camcontrol は、sanitize プロセスで、 それがどれくらい進んでいるか決定するために、秒毎にデ バイスから SCSI センス情報を集めます。-w 引数が指定さ れるなら、camcontrol は、即時でない sanitize コマンド を発行し、ディスクの何パーセンテージが sanitize され たかをユーザが知るための、少しも情報を印刷することが できません。 -y どんな質問もおこないません。デフォルトで、camcontrol は、ユーザが実際に問題のディスクを sanitize にしたい なら、そしてまた、デフォルトの sanitize コマンドのタ イムアウトが受け付け可能であるなら、ユーザに問い合わ せます。ユーザは、タイムアウトがコマンド行で指定され るなら、タイムアウトに関して問い合わせしません。 idle ATA デバイスを IDLE 状態にします。オプションのパラメータ (-t) は、自動的に秒単位でアイドルのタイマ値を指定します。値 0 は、 タイマを無効にします。 standby ATA デバイスを STANDBY 状態にします。オプションのパラメータ (-t) は、自動的に秒単位でスタンドバイのタイマ値を指定します。 値 0 は、タイマを無効にします。 sleep ATA デバイスを SLEEP 状態にします。この状態のデバイスから脱出 する唯一の方法は、リセットされることに注意してください。 powermode ATA デバイス電源モードを報告します。 apm そのオプションのパラメータ (-l) は、高度な電源管理レベルを設 定し、有効にし、設定します、ここで、1 -- 最小の電力、127 -- スタンバイでの最大性能、128 -- スタンバイなしで最小電力、254 -- 最小性能です。指定されないなら -- APM は、無効にされます。 aam そのオプションのパラメータ (-l) は、自動的な音響管理レベルを 設定し、有効にし、設定します、ここで、1 -- 最小のノイズ、254 -- 最大性能です。指定されないなら -- AAM は、無効にされます。 security ATA 識別コマンド (0xec) を使用して、セキュリティの設定を更新 するか、または報告します。デフォルトで、camcontrol は、デバイ スのセキュリティのサポートと関連する設定を印刷 (表示) しま す。security コマンドは、いくつかの引数を取ります: -d pwd デバイスの設定されたセキュリティレベルにしたがって選択され たユーザのための与えられたパスワードを使用してデバイスのセ キュリティを無効にします。 -e pwd 選択されたユーザのための与えられたパスワードを使用してデバ イスを消去します。 警告! 警告! 警告! 安全な消去を発行することは、デバイスのユーザデータをすべて 消去します、そして、完了するために数時間かかります。 このコマンドが SSD ドライブ対して使用されるとき、そのすべて のセルは、製造所のデフォルトの書き込み性能に戻して、空とし てマークされます。SSD について、この動作は、通常ほんの数秒 かかります。 -f 指定されたデバイスのセキュリティ設定をフリーズ (固定) しま す。 コマンドの完了の後に、デバイスのロックモードを更新する他の コマンドは、コマンドを異常終了するものとします。フリーズ モードは、電源オフまたはハードウェアのリセットによって無効 にされます。 -h pwd 選択されたユーザのために与えられたパスワードを使用してデバ イスを強化された削除します。 警告! 警告! 警告! 強化された安全な消去を発行することは、デバイスのユーザデー タをすべて消去します、そして、完了するために数時間かかりま す。 強化された削除は、すべての利用者データ領域への前もって定義 したデータのパターンを書き込みます、以前に書かれたすべての 利用者データは、再割り付けのためにもはや使用されていないセ クタを含めて、上書きされるものとします。 -k pwd デバイスの設定されたセキュリティレベルにしたがって、選択さ れたユーザのために与えられたパスワードを使用してデバイスを アンロックします。 -l high|maximum -s pwd コマンドを発行するとき、どのセキュリティレベルを設定 するかを指定します。マスタパスワードがデバイスをアンロック するために使用されるとき、セキュリティレベルは、デバイスの 振る舞いを決定します。セキュリティレベルが高く設定されると き、デバイスは、unlock コマンドとアンロックするマスタパス ワードを要求します。セキュリティレベルが最大に設定されると き、デバイスは、アンロックするマスタパスワードで安全消去を 要求します。 このオプションは、セキュリティアクションコマンドの 1 つと共 に使用されなければなりません。 デフォルトは、high です。 -q 静かにします、あらゆる状態メッセージを印刷 (表示) しませ ん。しかしながら、このオプションは、質問を無効にしません。 質問を無効にするためには、下記の -y 引数を使用します。 -s pwd 選択されたたユーザのために与えられたパスワードを使用するデ バイス (セキュリティを有効にする) のパスワード。-e pwd のよ うな他のオプションと、このオプションを組み合わせることがで きます。 マスタパスワードは、ユーザのパスワードに追加して設定されま す。マスタパスワードの目的は、ユーザに秘密にされるパスワー ドを確立することを管理者に可能とし、ユーザパスワードが失わ れるなら、デバイスをアンロックするために使用されます。 注: マスタパスワードを設定することは、デバイスのセキュリ ティを有効にしません。 マスタパスワードが設定され、ドライブがマスタリビジョンコー ド (Master Revision Code) 機能をサポートしているなら、マス タパスワードリビジョンコードは、減少されます。 -T timeout -e と -h の両方で使用される、指定された秒単位で、デフォルト のタイムアウトを上書きします、これは、システムに長いタイム アウトを正確に処理する問題があるなら、役に立ちます。 通常、タイムアウトは、存在するなら、ドライブに格納された情 報から計算され、そうでなければ、それは、デフォルトで 2 時間 になります。 -U user|master アクションコマンドを実行するために、どのユーザが設定/使用す るかを指定し、有効な値は、user または master で、設定されて いなければ、デフォルトは、master です。 このオプションは、セキュリティアクションコマンドの 1 つと共 に使用されなければなりません。 デフォルトは、master です。 -y 確認のためのプロンプトを出さずに、-e のような危険なオプショ ンを yes とします。 あらゆるアクションコマンドのために指定されたパスワードが指定 されたユーザのために設定されたパスワードと一致しないなら、コ マンドは、失敗します。 すべてのパスワードは、32 文字に制限され、より長いパスワード は、失敗します。 hpa ホスト防護領域 (Host Protected Area) の詳細を更新するか、また は報告します。デフォルトで、camcontrol は、デバイスの HPA サ ポートと関連する設定を印刷 (表示) します。hpa コマンドは、い くつかのオプションの引数を取ります: -f 指定されたデバイスの HPA 設定をフリーズします。 コマンドが完了した後に、HPA 設定を更新する他のコマンドは、 異常終了したコマンドと見なします。フリーズモードは、電源オ フまたはハードウェアにリセットによって無効にされます。 -l アンロックする呼び出しが成功するか、または次の電源オンのリ セットが生じるまで、デバイスの HPA 設定をロックします。 -P 電源オンのリセットまたはハードウェアのリセットにわたって HPA の最大のセクタを存続させます。これは、-s max_sectors と 組み合わせて使用されなければなりません。 -p pwd アンロックの呼び出しのために要求される HPA 設定のパスワード を設定します。 -q 静かにします、あらゆる状態メッセージを印刷 (表示) しませ ん。このオプションは、問い合わせを無効にしません。問い合わ せを無効にするためには、下記の -y 引数を使用します。 -s max_sectors デバイスの最大のユーザにアクセス可能なセクタを設定します。 これは、デバイスが報告するセクタの数を変更します。 警告! 警告! 警告! このオプションを使用してデバイスの最大セクタを変更すること は、指定されたアクセス不可能な値を越えてデバイスでデータを 作成します。 デバイスの電源のオンのリセットまたはハードウェアのリセット なしに、成功した -s max_sectors 呼び出しだけを行うことがで きます。 -U pwd 与えられたパスワードを使用して指定されたデバイスの HPA 設定 をアンロックします。指定されたパスワードが -p pwd によって 設定されたパスワードと一致しないなら、コマンドは、失敗しま す。 パスワード不一致のために、5 回の失敗したアンロック呼び出し の後に、デバイスは、電源オンのリセットの後まで、付加的なア ンロック呼び出しを拒絶します。 -y 確認のためのプロンプトを出さずに、-e のような危険なオプショ ンに yes を承認します。 すべての HPA コマンドのためのパスワードは、32 文字に制限され ていて、より長いパスワードは、失敗します。 ama アクセス可能なマックスアドレス設定 (Accessible Max Address Configuration) を更新するか、または報告します。デフォルトで、 camcontrol は、アクセス可能なマックスアドレス設定 (Accessible Max Address Configuration) サポートとデバイスの関連する設定を 印刷 (表示) します。ama コマンドは、いくつかのオプションの引 数を取ります: -f 指定されたデバイスのアクセス可能なマックスアドレス設定 (Accessible Max Address Configuration) を凍結 (freeze) しま す。 コマンドの完了の後に、設定を更新するあらゆる他のコマンド は、アボートされたコマンドとなります。凍結 (frozen) された モードは、電源をオフにすることによって無効にされます。 -q 静かにします、あらゆる状態メッセージを印刷 (表示) しませ ん。 -s max_sectors デバイスの最大のユーザのアクセス可能なセクタを設定します。 これは、報告されるデバイスのセクタの数を変更します。 警告! 警告! 警告! このオプションを使用しているデバイスの最大のセクタを変更す ることは、確定できない指定された値を越えるデバイスでデータ を作成します。 だた 1 つの成功する、デバイスの電源オンのリセットなしで、-s max_sectors 呼び出しを行なうことができます。 fwdownload 提供されたイメージファイルを使用する指定された SCSI または ATA デバイスのプログラムのファームウェア。 デバイスが SCSI デバイスであり、それが、WRITE BUFFER コマンド (camcontrol オペコードのサブコマンドを参照) のための推奨され たタイムアウトを提供するなら、そのタイムアウトは、ファーム ウェアのダウンロードのために使用されます。ドライブの推奨され たタイムアウト値は、コマンド行の -t オプションで上書きされま す。 SCSI/SAS デバイスのためのサポートされるベンダの現在のリスト は、次の通りです: HGST モデル番号 HUS724040ALS640 の 4TB SAS ドライブで テストされます。 HITACHI HP IBM LTO-5 (ULTRIUM-HH5) と LTO-6 (ULTRIUM-HH6) テープ ドライブでテストされます。ハードディスクの更新方 法がテープドライブの方法と異なるので、ハードディ スクのための個別のテーブルエントリがあります。 PLEXTOR QUALSTAR QUANTUM SAMSUNG SM1625 SSD でテストされます。 SEAGATE Constellation ES (ST32000444SS), ES.2 (ST33000651SS) と ES.3 (ST1000NM0023) ドライブで テストされます。 SmrtStor 400GB Optimus SSD (TXA2D20400GA6001) でテストされ ます。 警告! 警告! 警告! 各ベンダとは異なったデバイスモデルが fwdownload コマンドで正 確に動作することを確認するためのテストは、ほとんど行われてい ません。サポートされたリストに現れるベンダ名は、そのベンダか らの少なくとも 1 つのデバイスタイプのファームウェアが fwdown load コマンドで成功してプログラムされたことのみ意味します。リ ストされたベンダからのデバイスを壊さないという保証がないの で、このコマンドを使用するとき、特別の注意をはらうべきです。 ファームウェアの更新を行なう前に、デバイスのデータの最近の バックアップを取っていることを確認してください。 ファームウェアのダウンロードの後に続く小さなチャンスがあるの で、未知の SCSI プロトコルデバイスは、プログラムされないこと に注意してください。 標準の ATA DOWNLOAD MICROCODE コマンドが動作するので、 camcontrol は、現在、あらゆる ATA または SATA デバイスに ファームウェアのダウンロードを試みます。ATA と SATA デバイス へのファームウェアダウンロードは、標準の ATA と SATA コント ローラに接続しているデバイス、と ATA 変換能力への SCSI で SAS コントローラと接続されたデバイスに対してサポートされます。後 者の場合に、camcontrol は、ATA DOWNLOAD MICROCODE コマンドを ドライブに送る、SCSI ATA PASS-THROUGH コマンドを使用します。 ATA 変換の実装へのいくつかの SCSI は、SCSI WRITE BUFFER コマ ンドを ATA DOWNLOAD MICROCODE コマンドに変換するとき、完全に 動作しませんが、ファームウェアのダウンロードを行うためにかな り上手に ATA パススルーをサポートします。 -f fw_image 指定されたデバイスにダウンロードされるファーム ウェアイメージファイルへのパス。 -q 情報のメッセージを印刷 (表示) しません、エラーの みを印刷 (表示) します。このオプションは、すべて 出力を抑制する -y オプションで使用されるべきで す。 -s シミュレーションモードで実行します。デバイスの チェックが実行され、確認ダイアログが、表示されま すが、ファームウェアのダウンロードは、起こりませ ん。 -v 失敗のイベントで SCSI または ATA のエラーを表示 します。 シミュレーションモードで、ファームウェアのダウン ロードコマンドのために使用される SCSI CDB または ATA レジスタ値を印刷 (表示) します。 -y 確認を要求しません。 persist 永続的な予約サポート。永続的な予約は、1 つ以上の SCSI イニシ エータによる使用のための特別の SCSI LUN を予約する方法です。 -i オプションが指定されるなら、camcontrol は、要求されたサー ビスアクションを使用して、SCSI PERSISTENT RESERVE IN コマンド を発行します。-o オプションが指定されるなら、camcontrol は、 要求されたサービスアクションを使用して、SCSI PERSISTENT RESERVE OUT コマンドを発行します。それらの 2 つのオプションの 1 つが、要求されます。 永続的な予約は、複雑で、それらを完全に説明することは、このマ ニュアルの範囲外です。http://www.t10.org を訪問して、永続的な 予約の十分な説明のために最新の SPC 仕様をダウンロードしてくだ さい。 -i mode PERSISTENT RESERVE IN コマンドのためのサービスアク ションを指定します。サポートされるサービスアクショ ンは、次の通りです: read_keys 現在の永続的な予約の生成 (PRgeneration) とあらゆ登録さ れたキーを報告します。 read_reservation もしあるなら、永続的な予約を報 告します。 report_capabilities LUN の永続的な予約のケーパビリ ティを報告します。 read_full_status LUN の永続的な予約の完全な状態 を報告します。 -o mode PERSISTENT RESERVE OUT コマンドのためのサービスアク ションを指定します。他のサービスのアクション名の構 成要素である、レジスタのようなサービスアクションに ついて、全体の名前が、指定されなければなりません。 そうでなければ、十分なサービスアクション名は、それ と他の可能なサービスアクションを区別するために指定 されなければなりません。サポートされるサービスアク ションは、次の通りです: register LUN で予約キーを登録するか、または 予約キーの登録解除を行います。キー を登録するために、サービスアクショ ンの予約キーとして要求されたキーを 指定します。キーの登録解除するため に、予約キーとして以前に登録された キーを指定します。キーを変更するた めに、予約キーとして古いキーを、 サービスアクションの予約キーとして 新しいキーを指定します。 register_ignore これは、予約キーが無視されることを 除いて、登録サブコマンドに似ていま す。サービスアクション予約キーは、 イニシエータのために登録されたあら ゆる以前のキーを上書きします。 reserve 予約を作成します。キーは、LUN を予 約することができる前に、LUN で登録 されなければなりません、それは、予 約キーとして指定されなければなりま せん。また、予約のタイプは、指定さ れなければなりません。スコープは、 デフォルトで LUN のスコープ (LUXS COPE) になりますが、変更されるかも しれません。 release 予約を解放します。予約キーは、指定 されなければなりません。 clear 予約を解放して、デバイスからすべて のキーを削除します。予約キーは、指 定されなければなりません。 preempt 別のイニシエータに属する予約を削除 します。予約キーは、指定されなけれ ばなりません。サービスアクションの 予約キーは、実行している操作に依存 して、指定されます。 preempt_abort 別のイニシエータに属する予約を削除 して、そのイニシエータから未解決の コマンドをすべて異常終了します。予 約キーは、指定されなければなりませ ん。サービスアクションの予約キー は、実行している操作に依存して、指 定されます。 register_move LUN で別のイニシエータを登録して、 そのイニシエータのための LUN で予 約を確立します。予約キーとサービス アクションの予約キーは、指定されな ければなりません。 replace_lost 失われた予約情報を置換します。 -a すべてのターゲットポート (ALL_TG_PT) ビットを設定し ます。これは、コマンドを受け付ける特別のターゲット ポートだけでなく、すべてのターゲットのポートに適用 されるキーの登録を必要とします。これは、register と register_ignore のアクションにのみ適用します。 -I tid 転送 ID を指定します。これは、Persistent Reserve Out のための Register と Register と Move サービス アクションにのみ適用します。複数の転送 ID は、複数 の -I 引数で指定されます。Register サービスアクショ ンで、1 つ以上の転送 ID を指定することは、SPEC_I_PT ビットをオンにする -S オプションを暗黙的に有効にし ます。転送 ID には、一般的に形式、プロトコル、id が あります。 SAS SAS 転送 ID は、64 ビットの SAS アドレスが続 く、``sas,'' から成ります。例えば: sas,0x1234567812345678 FC ファイバチャネル転送 ID は、64 ビットのファ イバチャネルワールドワイド名が続く、``fcp,'' から成ります。例えば: fcp,0x1234567812345678 SPI パラレル SCSI アドレスは、SCSI ターゲット ID と相対的なターゲットポート識別子が続く ``spi,'' から成ります。例えば: spi,4,1 1394 IEEE 1394 (Firewire) 転送 ID は、64 ビットの EUI-64 IEEE 1394 ノードのユニークな識別子が 続く、``sbp,'' から成ります。例えば: sbp,0x1234567812345678 RDMA RDMA 転送 ID を越える SCSI は、128 ビットの RDMA イニシエータポート識別子が続く ``srp,'' から成ります。ポート識別子は、正確に 32 また は 34 の (先導する 0x が含まれているなら) 16 進数字でなければなりません。(16 を基底とす る) 16 進数数だけがサポートされます。例えば: srp,0x12345678123456781234567812345678 iSCSI iSCSI 名とオプションでセパレータと iSCSI の セッション ID から成る iSCSI 転送 ID。例え ば、iSCSI 名のみが指定される場合: iqn.2012-06.com.example:target0 iSCSI セパレータとイニシエータのセッション ID が指定される場合: iqn.2012-06.com.example:target0,i,0x123 PCIe PCIe 転送 ID を越えるの SCSI は、PCIe ルー ティング ID が続く、``sop,'' から成ります。 ルーティング ID は、バス、デバイスと関数、ま たは代替の形式、バスと関数から成ります。バス は、包括的に 0 から 255 の範囲でなければなり ません、そしてデバイスは、包括的に 0 から 31 の範囲でなければなりません。関数は、標準の形 式が使用されるなら、包括的に 0 から 7 の範囲 でなければなりません、そして代替の形式が使用 されるなら、包括的に 0 から 255 の範囲でなけ ればなりません。例えば、バス、デバイスと関数 が標準ルーティング ID 形式のために指定される 場合: sop,4,5,1 代替のルーティング ID 形式が使用される場合: sop,4,1 -k key 予約キーを指定します。これは、10 進数、8 進数または 16 進数の形式で指定できます。値は、特に断りがなけれ ば、デフォルトで 0 です。値は、包括的に 0 と 2^64 - 1 の間でなければなりません。 -K key サービスアクション予約キーを指定します。これは、10 進数、8 進数または 16 進数の形式で指定できます。値 は、特に断りがなければ、デフォルトで 0 です。値は、 包括的に 0 と 2^64 - 1 の間でなければなりません。 -p Activate Persist Through Power Loss ビットを有効に します。これは、register と register_ignore のアク ションにのみ適用します。これは、予約存続が電力ロス イベントに渡ることを要求します。 -s scope 予約のスコープを指定します。スコープは、名前、また は数によって指定されます。スコープは、register、 register_ignore と clear に対して無視されます。求め られるスコープが名前によって利用可能でないなら、数 を指定します。 lun LUN スコープ (0x00)。これは、全体の LUN を 網羅します。 extent 範囲スコープ (0x01)。 element 要素スコープ (0x02)。 -R rtp Relative Target Port を指定します。これは、Persis tent Reserve Out コマンドの Register と Move サービ スアクションにのみ適用します。 -S SPEC_I_PT ビットを有効にします。これは、Persistent Reserve Out の Register サービスアクションにのみ適 用します。また、このオプションが設定されるなら、-I で少なくとも 1 つの転送 ID を指定しなければなりませ ん。利用者が転送 ID を指定するなら、このオプション は、自動的に設定されます。それは、Register 以外のあ らゆるサービスアクションのためにこのオプションを指 定するエラーです。 -T type 予約タイプを指定します。予約タイプは、名前、または 数によって指定されます。求められる予約タイプが名前 によって利用可能でないなら、数を指定します。サポー トされる予約タイプ名は、次の通りです: read_shared 読み込み共有モード。 wr_ex Write Exclusive モード。また、 ``write_exclusive'' として指定されま す。 rd_ex Read Exclusive モード。また、 ``read_exclusive'' として指定されま す。 ex_ac Exclusive アクセスモード。また、 ``exclusive_access'' として指定されま す。 wr_ex_ro Write Exclusive Registrants Only モー ド。また、``write_exclusive_reg_only'' として指定されます。 ex_ac_ro Exclusive Access Registrants Only モー ド。また、 ``exclusive_access_reg_only'' として指 定されます。 wr_ex_ar Write Exclusive All Registrants モー ド。また、``write_exclusive_all_regs'' として指定されます。 ex_ac_ar Exclusive Access All Registrants モー ド。また、 ``exclusive_access_all_regs'' として指 定されます。 -U ターゲットが Register と Move 要求を送信するイニシ エータを登録解除するであることを指定します。デフォ ルトで、ターゲットは、Register と Move 要求を送信す るイニシエータを登録解除します。このオプションは、 Persistent Reserve Out コマンドの Register と Move サービスアクションにのみ適用します。 attrib SCSI READ または WRITE ATTRIBUTE コマンドを発行します。これら のコマンドは、メディア補助メモリ (Medium Auxiliary Memory; MAM) の属性の読み込みと書き込みのために使用されます。最も共通 の場所メディア補助メモリは、テープカートリッジに含まれている 小さなフラッシュチップです。例えば、LTO テープには、MAM があ ります。-r オプションまたは -w オプションのいずれかが指定され なければなりません。 -r action READ ATTRIBUTE サービスアクションを指定しま す。 attr_values ATTRIBUTE VALUES サービスアク ションを発行します。利用可能な属 性とそれらの値を読み込み、デコー ドします。 attr_list ATTRIBUTE LIST サービスアクショ ンを発行します。読み込みと書き込 み書に利用可能な属性をリストしま す。 lv_list LOGICAL VOLUME LIST サービスアク ションを発行します。MAM で利用可 能な論理的なボリュームをリストし ます。 part_list PARTITION LIST サービスアクショ ンを発行します。MAM で利用可能な パーティションをリストします。 supp_attr SUPPORTED ATTRIBUTES サービスア クションを発行します。読み込みま たは書き込みのためにサポートされ る属性をリストします。これらの属 性は、MAM に現在、存在するかどう か分かりません。 -w attr MAM に書き込むための属性を指定します。このオ プションは、まだ実装されていません。 -a num 表示する属性の数を指定します。このオプション は、-r への attr_values, attr_list と supp_attr 引数でのみ動作します。 -c キャッシュ属性を表示します。デバイスがこのフ ラグをサポートするなら、それは、ドライブで ロードされたメディアの最後の断片のための属性 を表示することができます。 -e num 要素アドレスを指定します。これは、属性を読み 込むとき、アクセスするメデイァチェンジャの要 素数を指定するために使用されます。要素数は、 picker, portal, slot または drive に対して指 定できます。 -F form1,form2 オプションのコンマで区切られたリストとして属 性値 (attr_val) の表示のための出力形式を指定 します。デフォルトの出力は、現在 field_all, nonascii_trim, text_raw に設定されます。いっ たんこのコードが FreeBSD 10 に移植されると、 あらゆるテキストフィールドは、それらのコード セットから iconv(3) でユーザのネイティブの コードセットに変換されます。 テキストオプションは、相互に排他的です。利用 者が 2 つ以上をを指定するなら、予測不可能な結 果となります。nonascii (非アスキー) オプショ ンもまた相互に排他的です。フィールドオプショ ンのほとんどは、ともに論理的 OR されます。 text_esc エスケープされた non-ASCII 文字 があるテキストフィールドを印刷 (表示) します。 text_raw コードセット変換なしでネイティ ブなテキストフィールドを印刷 (表示) します。 nonascii_esc あらゆる non-ASCII 文字が、 ASCII を想定しているフィールド に現れるなら、non-ASCII 文字を エスケープします。 nonascii_trim あらゆる non-ASCII 文字が、 ASCII を想定しているフィールド に現れるなら、non-ASCII 文字を 省略します。 nonascii_raw あらゆる non-ASCII 文字が、 ASCII を想定しているフィールド に現れるなら、そのまま、それら を印刷 (表示) します。 field_all 接頭辞フィールドのすべてを印刷 (表示) します: 説明、属性数、属 性サイズと属性の読み込み専用の 状態。field_all が指定されるな ら、あらゆる他のフィールドオプ ションを指定することは、効果が ありません。 field_none 接頭辞フィールドのなにも印刷 (表示) せずに、属性値のみを印刷 (表示) します。field_none が指 定されるなら、あらゆる他の フィールドオプションを指定する ことは、それらのフィールドを印 刷 (表示) する結果となります。 field_desc 属性の説明を印刷 (表示) しま す。 field_num 属性の数を印刷 (表示) します。 field_size 属性のサイズを印刷 (表示) しま す。 field_rw 属性の読み込み専用の状態を印刷 (表示) します。 -p part パーティションを指定します。メディアに複数の パーティションがあるとき、異なったパーティ ションの数を指定することによって、個別のパー ティションごとの値を見ることができます。 -s start_num 開始の属性の数を指定します。これは、ターゲッ トのデバイスが与えられた数で開始される属性の 情報を返すことを要求します。 -T elem_type 要素のタイプを指定します。メディアチェンジャ デバイスのために、これは、要素アドレス (-e) で参照される要素のタイプを指定することを許可 します。有効なタイプは、次の通りです: ``all'', ``picker'', ``slot'', ``portal'' と ``drive''。 -V vol_num 動作する論理的なボリュームの番号を指定しま す。メディアに複数の論理的なボリュームがある なら、これは、与えられた論理的なボリュームで 属性を表示するか、または書き込むことを許可し ます。 opcodes SCSI MAINTENANCE IN コマンドの REPORT SUPPORTED OPCODES サー ビスアクションを発行します。引数なしで、このコマンドは、サー ビスアクションをサポートするコマンドのサービスアクションを含 んで、デバイスによってサポートされるすべての SCSI コマンドの リストを返します。また、それは、コマンドごとの SCSI CDB (コマ ンドデータブロック) の長さとそれが知られているなら、各コマン ドの説明を含みます。 -o opcode サポートされたコマンドのリストの代わりに 特有のオペコードで情報を要求します。サ ポートされるなら、ターゲットは、その CDB でサポートされるオペコード、(もしあるな ら) サービスアクション、とビットのマスク を示す CDB に似た構造を返します。 -s service_action サービスアクションをサポートするコマンド のために、問い合わせる、サービスアクショ ンを指定します。 -N サービスアクションが与えられたオペコード のために指定され、デバイスが、与えられた サービスアクションをサポートしないなら、 デバイスは、SCSI エラーを返すべきではあり ませんが、むしろ、コマンドがサポートされ ない、返されたパラメータデータで示しま す。デフォルトで、サービスアクションがオ ペコードのために指定され、サービスアク ションが問題のオペコードのためにサポート されないなら、デバイスは、エラーを返しま す。 -T タイムアウト値を含みます。このオプション は、デバイスによってサポートされたすべて のコマンド、と特有のコマンドとサービスア クションで情報を要求する -o と -s オプ ションを含んで、デフォルトの表示で動作し ます。これは、デバイスが、与えられたコマ ンドまたは (複数の) コマンドのための名目 上で、推奨されたタイムアウト値を報告する ことを要求します。タイムアウト値は、秒単 位です。また、タイムアウトの記述子は、コ マンド特有を含みます。 zone SCSI と ATA Zoned Block (ゾーンブロック) デバイスを管理しま す。これは、SCSI Zoned Block Commands (ZBC) と ATA Zoned ATA Command Set (ZAC) 仕様に適合するデバイスを管理することを可能 にします。これらのコマンドセットを使用しているデバイスは、通 常、Shingled Magnetic Recording (SMR) を使用しているハード ディスクです。次の SMR ドライブの 3 タイプのがあります: 管理されるドライブ (Drive Managed) 管理されるドライブは、ちょうど標準のランダムア クセスブロックデバイスのように見えて、動作しま すが、下部で、ドライブは、SMR ゾーンを使用して その容量の大部分を読み込み、書き込みます。シー ケンシャルな書き込みは、よりよい性能をもたらし ますが、シーケンシャルな書き込みは、必要ではあ りません。 承知するホスト (Host Aware) 承知するホストドライブは、SCSI または ATA コマ ンドを通して基本的なゾーンレイアウトを公開し、 ゾーン条件を管理することをホストに許可します。 しかしながら、ホストは、ドライブでゾーンを管理 することを要求されません。シーケンシャルな書き 込みは、シーケンシャル書き込み優先 (Sequential Write Preferred) ゾーンでよりよい性能をもたら しますが、ホストは、それらのゾーンでランダムに 書き込むことができます。 管理されるホスト (Host Managed) 管理されるホストドライブは、SCSI または ATA コ マンドを通して基本的なゾーンレイアウトを公開し ます。ホストは、ゾーンレイアウトによって記述さ れた規則にしたがってゾーンへのアクセスを要求さ れます。規則に違反するあらゆるコマンドは、エ ラーで返されます。 SMR ドライブは、3 つの一般的なカテゴリに分類される (通常、そ れぞれ 256MB の範囲の) ゾーンに分けられます: 従来 (Conventional) これらはまた、Non Write Pointer ゾーン として知られています。これらのゾーン は、予想外の性能に不利な条件なしでラン ダムに書き込むことができます。 優先されるシーケンシャル (Sequential Preferred) これらのゾーンは、ゾーンのための書き込 みポインタで開始するシーケンシャルに書 き込まれるべきです。それらは、ランダム に書き込まれます。ゾーンレイアウトに適 合しない書き込むは、予期されるよりかな り遅いかもしれません。 要求されるシーケンシャル (Sequential Required) これらのゾーンは、シーケンシャルに書き 込まれなければなりません。それらが、書 き込みポインタで始まって、シーケンシャ ルに書き込まれないなら、コマンドは、失 敗します。 -c cmd 次の zone サブコマンドを指定します: rz Report Zones コマンドを発行します。すべ てのゾーンが、デフォルトで返されます。 -o でリポートオプションを指定し、-P で 印刷 (表示) オプションを指定します。-l で開始 LBA を指定します。また、 ``reportzones'' は、コマンド引数として 受け付けられることに注意してください。 open 開始 LBA によって指定されたゾーンを明示 的にオープンします。 close 開始 LBA によって指定されたゾーンをク ローズします。 finish 開始 LBA によって指定されたゾーンを終了 します。 rwp 開始 LBA によって指定されたゾーンのため の書き込みポインタをリセットします。 -a Open, Close, Finish と Reset Write Pointer 操作 のために、ドライブですべてのゾーンに操作を適用 します。 -l lba 開始 LBA を指定します。Report Zones コマンドの ために、これは、与えられた LBA で始まるゾーンで 始まる報告をドライブに伝えます。他のコマンドの ために、これによって、ユーザは、その開始 LBA に よって要求されたゾーンを識別することができま す。LBA は、10 進数、16 進数、または 8 進数の表 記法で指定されます。 -o rep_opt Report Zones コマンドのために、報告するゾーンの サブセットを指定します。 all すべてのゾーンを報告します。これは、 デフォルトです。 emtpy 空のゾーンだけを報告します。 imp_open 暗黙にオープンされているゾーンを報告 します。これは、ホストが、ゾーンを明 示的にオープンせずにゾーンに書き込み を送ることを意味します。 exp_open 明示的にオープンされているゾーンを報 告します。 closed ホストによってクローズされたゾーンを 報告します。 full 満杯のゾーンを報告します。 ro 読み込み専用の状態であるゾーンを報告 します。また、``readonly'' は、コマン ド引数として受け付けられることに注意 してください。 offline オフラインの状態であるゾーンを報告し ます。 reset デバイスが、書き込みポインタをリセッ トするように勧めるところでゾーンを報 告します。 nonseq Non Sequential Resources Active フラ グの設定があるゾーンを報告します。こ れらは、Sequential Write Preferred で あるゾーンですが、シーケンシャルでな く書き込まれます。 nonwp Conventional ゾーンとしてとしても知ら れている Non Write Pointer ゾーンを報 告します。 -P print_opt Report Zones のための印刷 (表示) オプションを指 定します: normal 正常なリポートゾーン (Normal Report Zones) 出力。これは、デフォルトです。 要約とカラムの表題が印刷 (表示) され、 フィールドは、空白によって区切られ、 フィールド自体は、空白を含んでいるかも しれません。 summary 要約だけを印刷 (表示) します: ゾーンの 数、最大の LBA (ドライブで最後の論理的 なブロックの LBA) と ``same'' フィール ドの値。``same'' フィールドは、ドライ ブのゾーンがすべてが同一であるかどう か、すべての違い、またはそれらが最後の ゾーンなどを除いて同じであるかどうかを 記述します。 script スクリプトに扱いやすい形式でゾーンを印 刷 (表示) します。要約とカラムの表題 は、省略され、フィールドは、コンマに よって区切られ、フィールドは、空白を含 んでいません。フィールドは、通常、空白 が使用される下線を含んでいます。 epc ATA Extended Power Conditions (EPC) 機能設定コマンドを発行し ます。これは、ATA プロトコルドライブでのみ動作し、SCSI プロト コルドライブで動作しません。それは、SCSI から ATA 変換レイヤ (SAT) の後ろで SATA ドライブで動作します。この特別の camcontrol サブコマンドの詳細を理解するために、t13.org で利用 可能、Extended Power Conditions 機能設定の 4 (ACS-4) 記述であ る - ATA ATA Command Set を読み込むことに役に立ちます。 -c cmd epc サブコマンドを指定します。 restore ドライブ電源条件の設定を復元します。 -r src ``default'' または ``saved'' のいず れかである、復元された電源設定のため のソースを指定します。この引数は、必 要とされます。 -s 設定を保存します。これは、デフォルト から復元するときのみ指定する意味があ ります。 goto 指定された電源条件に行きます。 -p cond 電源条件を指定します: Idle_a, Idle_b, Idle_c, Standby_y, Standby_z。この引数は、必要とされま す。 -D 電源条件への延期されたエントリを指 定します。それがこれをサポートする なら、ドライブは、コマンドが完了し た後に、電源条件に入ることができま す。 -H 電源条件を保存します。ドライブがこ のオプションをサポートするなら、そ れは、電源条件を保持し、通常、それ にその電源条件を終了させるすべての コマンドを拒否します。 timer 電源条件のためのタイマ値を設定し、条件を有効 にするか、または無効にします。現在のタイマ設 定が、ドライブによってサポートされる Idle と Standby モードごとであるか調べるために以下に 説明された ``list'' 表示をを参照してくださ い。 -e 電源条件を有効にします。-e または -d の 1 つが必要とされます。 -d 電源条件を無効にします。-d または -e の 1 つが必要とされます。 -T timer タイマを秒単位で指定します。ユーザ は、10 分の 1 秒の最大のサポートさ れた解像度で浮動小数点数としてタイ マを指定します。ドライブは、サブセ コンド (sub-second) のタイマ値をサ ポートしないか、またはサポートしま す。 -p cond 電源条件を指定します: Idle_a, Idle_b, Idle_c, Standby_y, Standby_z。この引数は、必要とされ ます。 -s タイマと電源条件の有効/無効状態を 保存します。デフォルトで、このオプ ションが指定されないなら、この電源 条件のための現在の値だけが影響され ます。 state 特定の電源条件を有効にするか、または無効にし ます。 -e 電源条件を有効にします。-e または -d の 1 つが、要求されます。 -d 電源条件を無効にします。-d または -e の 1 つが、要求されます。 -p cond 電源条件を指定します: Idle_a, Idle_b, Idle_c, Standby_y, Standby_z。この引数は、必要とされま す。 -s 電源条件有効/無効状態を保存します。 デフォルトで、このオプションが指定 されないなら、この電源条件のための 現在の値だけが影響されます。 enable Extended Power Condition (EPC) 機能設定を有 効にします。 disable Extended Power Condition (EPC) 機能設定を無 効にします。 source EPC 電源を指定します。 -S src ``battery'' または ``nonbattery'' の いずれかである、電源を指定します。 status APM と EPC がサポートされ、有効にされている かどうか、Low Power Standby がサポートされて いるかどうか、EPC 電源設定がサポートされてい るかどうか、Low Power Standby がサポートさ れ、現在の電源条件を含んで、Extended Power Condition (EPC) 機能設定に関連する、いくつか のパラメータの現在の状態を取得します。 -P 現在の電源条件をだけを報告します。いく つかのドライブは、コマンドが ATA CHECK POWER MODE コマンドが受信されるのではな いなら、それらの現在の電源条件を終了し ます。このフラグが指定されるなら、 camcontrol は、ドライブに ATA CHECK POWER MODE コマンドのみを発行します。 list ATA Power Conditions ログ (ログアドレス 0x08) を表示します。これは、有効にされている かどうか、どのタイマ値であるかを含んで、ドラ イブがサポートしている Idle and Standby 電源 条件のリストと各条件に関するパラメータの数を 表示します。 timestamp REPORT TIMESTAMP または SET TIMESTAMP SCSI コマンドを発行しま す。-r オプションまたは -s オプションのいずれかを指定しなけれ ばなりません。 -r デバイスのタイムスタンプを報告します。それ以上引数が 指定されないなら、タイムスタンプは、日付と時間の国内 の表現を使用して報告され、タイムゾーンが続きます。 -f format 報告されたタイムスタンプを書式化するために 使用される、strftime(3) で文書化されるよう に strftime 形式の文字列を指定します。 -m 基準時点以来のミリ秒としてタイムスタンプを 報告します。 -U 日付と時間の国内の表現を使用してタイムスタ ンプを報告しますが、システムのタイムゾーン を上書きし、代わりに、UTC を使用します。 -s デバイスのタイムスタンプを設定します。-f と -T オプ ションまたは -U オプションのいずれかを指定しなければ なりません。 -f format strptime(3) で文書化されるように、strptime 形式の文字列を指定します。また、時間は、-T オプションで指定されなければなりません。 -T time -f オプションで指定された形式で時間を提供 します。 -U タイムスタンプを UTC のホストのシステムの 時間に設定します。 devtype 指定されたデバイスのためのデバイスタイプを印刷 (表示) しま す。 ata ATA コントローラに直接アタッチされている ATA デバ イス。 satl SCSI-ATA 変換レイヤ (SATL) を通して SAS コント ローラの背後でアタッチされている SATA デバイス。 scsi SCSI デバイス。 nvme 直接アタッチされている NVMe デバイス。 mmcsd mmcsd バスを通してアタッチされている MMC または SD デバイス。 none 報告されないデバイスタイプ。 unknown デバイスタイプは、未知です。 illegal 起こったプログラミングエラー。 help 冗長な使用法の情報を印刷 (表示) します。 環境変数 SCSI_MODES 変数によって、ユーザは、代わりのモードページ書式ファイルを指定 することができます。 EDITOR 変数は、モードページを編集するとき、camcontrol が開始するテキスト エディタを決定します。 関連ファイル /usr/share/misc/scsi_modes これは、SCSI モードの書式データベースです。 /dev/xpt0 これは、トランスポート層のデバイスです。 /dev/pass* これは、CAM アプリケーションのパススルーデバ イスです。 使用例 camcontrol eject -n cd -u 1 -v cd1 から CD をイジェクトし、コマンド実行に失敗したなら、SCSI センス情報を 印刷 (表示) します。 camcontrol tur da0 SCSI test unit ready コマンドを da0 に送信します。camcontrol ユーティリ ティは、ディスクがレディであるかどうかを報告しますが、-v スイッチが指定さ れていなかったので、コマンドが失敗するなら、センス情報を表示しません。 camcontrol tur da1 -E -C 4 -t 50 -Q head -v SCSI test unit ready コマンドを da1 に送信します。カーネルエラーリカバリ を有効にします。リトライカウントを 4 に、タイムアウトを 50 秒に設定しま す。コマンドが失敗したなら、(-v フラグで) センス情報の印刷 (表示) を有効 にします。エラーリカバリがオンにされているので、現在ディスクが回転してい ないなら、回転されます。コマンドのための SCSI タスク属性は、キューのヘッ ド (Head of Queue) に設定されます。camcontrol ユーティリティは、ディスク がレディであるかどうかを報告します。 camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3C 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \ -i 0xe "s1 i3 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1 i1" READ BUFFER コマンド (0x3C) を cd1 に発行します。cd1 のバッファサイズを表 示し、cd1 のキャッシュから最初の 10 バイトを表示します。コマンドが失敗し たなら、SCSI センス情報を表示します。 camcontrol cmd -n cd -u 1 -v -c "3B 00 00 00 00 00 00 00 0e 00" \ -o 14 "00 00 00 00 1 2 3 4 5 6 v v v v" 7 8 9 8 WRITE BUFFER コマンド (0x3B) を cd1 に発行します。(予約された) 4 バイトの ヘッダを含まないデータの 10 バイトを書き込みます。コマンドが失敗したな ら、センス情報を印刷 (表示) します。このコマンドは、非常に注意してくださ い、不適切な使用は、データの破損を引き起こします。 camcontrol modepage da3 -m 1 -e -P 3 da3 のためのモードページ 1 (Read-Write Error Recover ページ) を編集し、ド ライブの設定を保存します。モードページ 1 は、ディスクドライブの自動読み込 み、特に、書き込みの再割り付けの設定を含みます。 camcontrol rescan all 追加、削除または変更されたデバイスに対してシステムのすべての SCSI バスを 再スキャンします。 camcontrol rescan 0 追加、削除または変更されたデバイスに対してシステムの SCSI バス 0 を再ス キャンします。 camcontrol rescan 0:1:0 追加、削除または変更されたかどうか確かめるために SCSI バス 0、ターゲット 1、lun 0 を再スキャンします。 camcontrol tags da5 -N 24 da5 のための並列トランザクションの数を 24 に設定します。 camcontrol negotiate -n da -u 4 -T disable da4 のためのタグ付きキューを無効にします。 camcontrol negotiate -n da -u 3 -R 20.000 -O 15 -a 20MHz の同期レートと 15 のオフセットを、da3 とネゴシエートします。次に、 設定の効力が生じるようにするために、Test Unit Ready コマンドを送信しま す。 camcontrol smpcmd ses0 -v -r 4 "40 0 00 0" -R 1020 "s9 i1" SMP REPORT GENERAL コマンドを ses0 に送り、それが含む PHY の数を表示しま す。コマンドが失敗するなら、SMP エラーを表示します。 camcontrol security ada0 ada0 のためのセキュリティサポートと設定を報告します。 camcontrol security ada0 -U user -s MyPass パスワード MyPass でデバイス ada0 でセキュリティを有効にします。 camcontrol security ada0 -U user -e MyPass ユーザパスワード MyPass で有効にされたセキュリティがある安全が削除された ada0。 警告! 警告! 警告! これは、デバイスからデータをすべて削除するので、使用する前にデータをバッ クアップしてください! 製造所のデフォルトの書き込み性能に戻すために SSD ドライブ対して、このコマ ンドを使用することができます。 camcontrol hpa ada0 (また、識別のよって報告された) ada0 のための HPA サポートと設定を報告しま す。 camcontrol hpa ada0 -s 10240 最大の報告されたセクタを 10240 に設定する ada0 の HPA を有効にします。 警告! 警告! 警告! これは、電源オンまたはハードウェアのリセットの後のみに、行うことができ る、HPA が、HPA をデバイスの在来の最大セクタに設定することによって無効に されるまで、この制限を追えてデバイスですべてのデータへのアクセスを抑制し ます。 アクティブなファイルシステムがあるデバイスで、これを使用しないでください! camcontrol persist da0 -v -i read_keys これは、da0 で登録されたあらゆる永続的な予約キーを読み込み、PERSISTENT RESERVE IN SCSI コマンドを送信するとき、遭遇するあらゆるエラーを表示しま す。 camcontrol persist da0 -v -o register -a -K 0x12345678 これは、da0 で永続的な予約キー 0x12345678 を登録し、da0 のすべてのポート にその登録を適用し、PERSISTENT RESERVE OUT コマンドを送信するとき、生じる あらゆるエラーを表示します。 camcontrol persist da0 -v -o reserve -s lun -k 0x12345678 -T ex_ac これは、コマンドを発行するイニシエータの排他的な使用のために da0 を予約し ます。予約のスコープは、全体の LUN です。PERSISTENT RESERVE OUT コマンド を送信するあらゆるエラーが表示されます。 camcontrol persist da0 -v -i read_full これは、da0 のすべての予約の完全な状態を表示し、エラーがあるなら、状態を 印刷 (表示) します。 camcontrol persist da0 -v -o release -k 0x12345678 -T ex_ac これは、タイプ ex_ac (排他的アクセス) の da0 の予約を解放します。この登録 のための予約キーは、0x12345678 です。生じるあらゆるエラーが表示されます。 camcontrol persist da0 -v -o register -K 0x12345678 -S \ -I sas,0x1234567812345678 -I sas,0x8765432187654321 これは、SAS アドレス 0x1234567812345678 と 0x8765432187654321 で SAS イニ シエータに適用することを指定して、da0 でキー 0x12345678 を登録します。 camcontrol persist da0 -v -o register_move -k 0x87654321 \ -K 0x12345678 -U -p -R 2 -I fcp,0x1234567812345678 これは、登録キーが 0x87654321 である、現在のイニシエータから登録を Fiber Channel World Wide Node Name 0x1234567812345678 で Fibre Channel イニシ エータに移動します。新しい登録キー、0x12345678 は、Fibre Channel World Wide Node Name 0x1234567812345678 でイニシエータのために登録され、現在の イニシエータは、ターゲットから登録解除となります。予約は、ターゲットデバ イスの相対的なターゲットポート 2 に移動されます。登録は、電力ロスに渡って 持続します。 camcontrol attrib sa0 -v -i attr_values -p 1 これは、テープドライブ sa0 のテープのパーティション 1 から属性値を読み込 んで、デコードし、結果のあらゆる SCSI エラーを表示します。 camcontrol zone da0 -v -c rz -P summary これは、ディスク da0 から SMR ゾーンリストを要求し、ゾーンパラメータの要 約を印刷 (表示) し、結果のあらゆる SCSI または ATA エラー表示します。 camcontrol zone da0 -v -c rz -o reset これは、ディスク da0 からリセットされたそれらの書き込みポインタがあるべ き、SMR ゾーンのリストを要求し、結果のあらゆる SCSI または ATA エラー表示 します。 camcontrol zone da0 -v -c rwp -l 0x2c80000 これは、LBA 0x2c80000 で始まるゾーンのためのディスク da0 に Reset Write Pointer コマンドを発行し、結果のあらゆる SCSI または ATA エラー表示しま す。 camcontrol epc ada0 -c timer -T 60.1 -p Idle_a -e -s ドライブ ada0 で Idle_a 電源条件のためのタイマを 60.1 秒に設定し、の特定 の電源条件を有効にし、タイマ値と電源条件の有効にされた状態を保存します。 camcontrol epc da4 -c goto -p Standby_z -H (ドライブの最も低い電源状態である) Standby_z 電源状態に行くように、ドライ ブ da4 に伝え、それが別の goto コマンドによって明示的に解放されるまで、そ の状態で保存します。 camcontrol epc da2 -c status -P ドライブ da2 の電源状態だけを報告します。いくつかのドライブは、status サ ブコマンドによって送られたコマンドに応答して、電源を上げ、-P オプションに よって、camcontrol は、ドライブの電源状態の変更をトリガすべきでない、ATA CHECK POWER MODE コマンドだけを送ります。 camcontrol epc ada0 -c list ドライブ ada0 のための ATA Power Conditions ログ (ログアドレス 0x08) を表 示します。 camcontrol timestamp sa0 -s -f "%a, %d %b %Y %T %z" \ -T "Wed, 26 Oct 2016 21:43:57 -0600" この形式の文字列を使用して作成された時間の文字列が続いている strptime(3) 形式の文字列を使用して、ドライブ sa0 のタイムスタンプを設定します。 関連項目 cam(3), cam_cdbparse(3), cam(4), pass(4), xpt(4), trim(8), zonectl(8) 歴史 camcontrol ユーティリティは、FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。 モードページ編集のコードと任意の SCSI コマンドのコードは、Julian Elischer と Peter Dufault によって書かれた、古い scsi(8) ユーティリティと scsi(3) ライブラリに基づいています。scsi(8) プログラムは、386BSD 0.1.2.4 ではじめ て登場し、FreeBSD 2.0.5 の FreeBSD ではじめて登場しました。 作者 Kenneth Merry <ken@FreeBSD.org> バグ 一般的なコマンド行引数を解析するコードは、サブコマンドのうちのいくつかが 複数の引数を取ることを知りません。そうであるなら、例えば、利用者は、次の ような何かを試みました: camcontrol cmd -n da -u 1 -c "00 00 00 00 00 v" 0x00 -v test unit ready コマンドからのセンス情報は、camcontrol の最初の getopt(3) 呼び出しが、上記の -c (0x00) への 2 番目の引数を見るとき、出て行くので、 印刷 (表示) されません。この振る舞いを修正することは、いくつかのグロス (gross) コードを取るか、または getopt(3) インタフェースを変更します。この 問題を回避する最も良い方法は、あらゆるコマンド特有の引数の前に、一般的な camcontrol 引数を指定することを常に確かめることです。 FreeBSD 13.2 October 20, 2021 FreeBSD 13.2