FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
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名称 | 書式 | 解説 | 使用例 | 関連項目 |
WLANDEBUG(8)           FreeBSD システム管理者マニュアル           WLANDEBUG(8)

名称
     wlandebug -- 802.11 無線デバッグメッセージを設定する/問い合わせする

書式
     wlandebug [-d | -i ifnet] [-flag|+flag ...]

解説
     wlandebug コマンドは、wlan(4) モジュールのデバッグメッセージを有効にした
     り、無効にしたりするためのツールです。なにもオプションを指定しないで
     wlandebug を実行することは、指定されたネットワークインタフェース (デフォ
     ルトで、``wlan0') に対して有効にされた現在メッセージを表示します。-d オプ
     ションを指定することによって、新しいインタフェースのためのデフォルトのデ
     バッグレベルを設定することができます。スーパユーザとして実行されるとき、
     デバッグメッセージを有効にする、および無効にするために wlandebug を使用す
     ることができます。

     特定の type のデバッグメッセージを有効にするためには、+type を使用しま
     す。そのようなメッセージを無効にするには、-type を使用します。単一のコマ
     ンドで複数のメッセージを有効にしたり、無効にすることができます。

     メッセージは、次のグループにまとめられます:

     debug     一般的なデバッグ機能。ifconfig(8) でデバッグパラメータを設定す
               ることと同等です。

     dumppkts  送信と受信でパケットの内容をダンプします。

     crypto    暗号関連の仕事。

     input     入力操作の間にエラーに遭遇しました。

     xrate     (802.11g のための) 拡張レート (速度) 設定操作。

     elemid    802.11 管理フレームでの情報要素処理。

     node      ステーション毎の状態の管理。

     assoc     802.11 ステーション関連処理。ステーションがいつ BSS に結合
               (join) して、去る (leave) かを調べるために特に役に立ちます。

     auth      802.11 ステーション認証処理。

     scan      スキャン操作。特にアクセスポイントの場所がないことに関するデ
               バッグ問題の役に立ちます。

     output    出力操作の間にエラーに遭遇しました。

     state     wlan(4) 状態マシン操作。

     power     802.11 電源節約操作。hostap モードで、これは、電源節約モードで
               操作されるステーションのためのバッファリングされたフレームに関
               する大量の情報を有効にします。

     hwmp      Hybrid Wireless Mesh プロトコル処理の操作をトレースします。

     dot1xsm   802.1x 状態マシン操作。現在 802.1x プロトコルサポートとして重要
               でないことは、hostapd(8) プログラムによるユーザモードで実装され
               ています。

     radius    802.1x 操作に関係する radius バックエンド操作。現在 802.1x プロ
               トコルサポートとして重要でないことは、hostapd(8) プログラムによ
               るユーザモードで実装されています。

     raddump   802.1x 操作のための radius バックエンドで交換されたパケットをダ
               ンプします。現在 802.1x プロトコルサポートとして重要でないこと
               は、hostapd(8) プログラムによるユーザモードで実装されています。

     mesh      802.11s メッシュプロトコル処理の操作をトレースします。

     wpa       WPA プロトコルの操作をトレースします。WPA プロトコルサポートと
               して部分的に重要なものだけ、hostapd(8)wpa_supplicant(8) プ
               ログラムによるユーザモードで実装されています。

     acl       Access Control List (ACL) サポートの操作をトレースします。より
               詳しい情報については、wlan_acl(4) を参照してください。

     wme       WME/WMM プロトコル処理の操作をトレースします。

     superg    Atheros SuperG プロトコル処理の操作をトレースします。

     doth      IEEE 802.11h プロトコル処理の操作をトレースします。

     inact     ステーション非活動処理をトレースします。特に、アクセスポイント
               に関連づけられたステーションが非活動のため落されるとき表示しま
               す。

     roam      アクセスポイントの間を移動するステーションモードをトレースしま
               す。

     rate      転送レート (速度) 制御操作をトレースします。

使用例
     次は、基本的なステーションモード操作をデバッグするために使用されるかもし
     れません:

           wlandebug -i wlan1 scan+auth+assoc

     アクセスポイントをスキャンして、認証し、アクセスポイントを結びつける間、
     デバッグメッセージを有効にします。

関連項目
     athdebug(8), athstats(8), ifconfig(8), wlanstats(8)


     異なった無線ドライバは、異なったデバッグメッセージをサポートします。
     802.11 プロトコル処理のための wlan(4) モジュールに依存する ath(4)ral(4) のようなドライバは、通常ファームウェアの 802.11 プロトコルの部分を
     実装するデバイスがサポートしていないデバッグメッセージの大部分をサポート
     します。

     プロトコル処理がオペレーティングシステムから hostapd(8)wpa_supplicant(8) のようなユーザモードプログラムに移行しているので、いく
     つかのデバッグメッセージはもはや重要ではありません。

FreeBSD 12.2                    August 17, 2015                   FreeBSD 12.2

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