日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
NTPDATE(8) FreeBSD システム管理者マニュアル NTPDATE(8)
名称
ntpdate -- NTP によって日付と時刻を設定する
書式
ntpdate [-46bBdoqsuv] [-a key] [-e authdelay] [-k keyfile] [-o version]
[-p samples] [-t timeout] server ...
解説
注: このプログラムの機能は、今 ntpd(8) プログラムで利用可能です。ntpd(8)
ページの -q コマンド行オプションを参照してください。適切な喪に服す期間の
後に、ntpdate ユーティリティは、この配布から引退する必要があります。
ntpdate ユーティリティは、正しい時間を決定するために server 引数として与
えられた Network Time Protocol (ネットワーク時間プロトコル; NTP) サーバを
ポーリングすることによってローカルな日付と時間を設定しますそれは、ローカ
ルなホストの root として実行されなければなりません。多くのサンプルは、指
定されたサーバののそれぞれから得られて、NTP クロックフィルタのサブセット
と選択アルゴリズムは、これらの最良のものを選択するために適用されます。
ntpdate の精度と信頼性は、サーバの数、それが実行されるたびのポーリングの
数と実行の間の間隔に依存することに注意してください。
次のオプションが、利用可能です:
-4 コマンド行のホストの名前に続いている DNS 解像度を IPv4 名前空間に
強制します。
-6 コマンド行のホストの名前に続いている DNS 解像度を IPv6 名前空間に
強制します。
-a key 認証機能を有効にし、引数 key として認証のために使用されるキー識別
子を指定します。キーとキー識別子は、クライアントとサーバのキー
ファイルの両方で一致しなければなりません。デフォルトは、認証機能
を無効にすることです。
-B たとえ測定されたオフセットが +-128 ms より大きくても、adjtime(2)
システムコールを使用して常に時間を回転 (調整) すること強制しま
す。デフォルトは、オフセットが +-128 より大きくても、
settimeofday(2) を使用して時間をステップ (少しずつ調整) すること
です。オフセットが、この場合に +-128 ms より大きいなら、正しい値
にクロックを回転 (調整) するために長い時間 (数時間) かかるかもし
れないことに注意してください。この間に、ホストは、クライアントを
同期するために使用されるべきではありません。
-b adjtime(2) システムコールを使用して (デフォルトで) 回転 (調整) す
るのではなく、settimeofday(2) システムコールを使用してステップ
(少しずつ調整) することを強制します。このオプションは、ブート時に
スタートアップファイルから呼び出されるとき、使用されるべきです。
-d ntpdate がすべてのステップを通り抜けるデバッグモードを有効にしま
すが、ローカルなクロックを調整しません。一般的なデバッグに役に立
つ情報も印刷 (表示) されます。
-e authdelay
秒と小数単位で値 authdelay として認証機能を実行するために処理の遅
延を指定します (詳細については、ntpd(8) を参照)。この数は、通常、
ほとんどの目的のために無視するのに十分少ないですが、非常に遅い
CPU で時間管理を改善するかもしれません。
-k keyfile
文字列 keyfile として認証キーファイルのためのパスを指定します。デ
フォルトは、/etc/ntp.keys です。このファイルは、ntpd(8) に記述さ
れている形式であるべきです。
-o version
1 または 2 を指定できる、整数 version として発信パケットのための
NTP バージョンを指定します。デフォルトは、3 です。これによって、
ntpdate は、より古い NTP バージョンで使用することができます。
-p samples
両端を含めて 1 から 8 までの値で整数 samples として各サーバから取
得されるサンプルの数を指定します。デフォルトは、4 です。
-q 問い合わせのみで - クロックを設定しません。
-s ログ記録の出力を標準出力 (デフォルト) からシステム syslog(3) 機能
に変更します。これは、主に cron(8) スクリプトの利便性のために設計
されています。
-t timeout
秒と小数単位で値 timeout としてサーバの応答を待つ最大の時間を指定
します。値は、0.2 秒の倍数に四捨五入されます。デフォルトは、LAN
に渡ってポーリングのために適切な値である、1 秒です。
-u 発信パケットのための特権がないポートを使用するように ntpdate に指
示します。これは、特権があるポートへの受信トラフィックをブロック
するファイアウォールの後ろと利用者が、ファイアウォールを越えるホ
ストと同期したいとき、最も役に立ちます。-d オプションは、常に、特
権がないポートを使用することに注意してください。
-v 冗長にします。このオプションによって ntpdate のバージョン識別文字
列をログ記録します。
ホストのクロックを設定するのに必要なように、ntpdate ユーティリティを手動
で実行することができるか、またはブート時にクロックを設定するために、ホス
トのスタートアップスクリプトから実行することができます。これは、NTP デー
モン ntpd(8) を開始する前に、最初にクロックを設定するある場合に役に立ちま
す。また、cron(8) スクリプトから ntpdate を実行することが可能です。しかし
ながら、考案された cron(8) スクリプトがある ntpdate が、リソースの使用を
最小化する間に、正確さと信頼性を最大化するために、洗練されたアルゴリズム
を使用する、NTP デーモンのための置換されないことに注意することは重要で
す。最後に、ntpdate は、ntpd(8) が行なうようにホストのクロックの周波数を
訓練しないので、ntpdate を使用している正確さは、制限されます。
時間の調整は、2 つの方法の 1 つで、ntpdate によって行なわれます。ntpdate
が、クロックに 0.5 秒を越える誤差があると決定するなら、システム
settimeofday(2) ルーチンを呼び出すことによって時間に単にステップ (少しず
つ調整) します。誤差が 0.5 秒未満であるなら、それは、システム adjtime(2)
ルーチンを呼び出すことによって時間を回転 (調整) します。後者の技術は、誤
差が小さいとき、それほど破壊的ではなく、より正確で、ntpdate が 1 時間また
は 2 時間ごとに cron(8) によって実行されるとき、まったく正常に動作しま
す。
ntpdate ユーティリティは、NTP サーバのデーモン (例えば、ntpd(8)) が同じホ
ストで、実行しているなら、日付を設定することを拒否します。デーモンを実行
することの代わりに cron(8) から定期的に ntpdate を実行しているとき、1 時
間または 2 時間ごとに 1 度そうすることは、クロックのステップ (少しずつ調
整) を避ける十分な時間管理に正確な結果となります。
ホストの名前が予想されるコンテキストで、ホストの名前に先行している -4 修
飾子は、IPv4 名前空間に DNS 解決を強制し、一方 -6 修飾子は、IPv6 名前空間
に DNS 解決を強制することに注意してください。
NetInfo サポートが ntpdate にコンパイルされるなら、そして ntpdate が
ntpd(8) のための NetInfo 設定に時間サーバを見つけることができるなら、
server 引数は、オプションです。
関連ファイル
/etc/ntp.keys ntpdate によって使用される暗号化キーを含んでいます。
関連項目
ntpd(8)
バグ
(それは議論される) これは、ひどく漂流 (遅くなったり早くなったり) するク
ロックをより正確にし続ける傾向があるので、回転 (調整) 調整は、実際、測定
された補正値より 50% 大きくなります。これは、たぶん、よい考えではなく、
カーネル変数 kern.clockrate.tick と kern.clockrate.tickadj のいくつかの値
のための厄介な検索を起こすかもしれません。
FreeBSD 12.2 May 17, 2006 FreeBSD 12.2