FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
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名称 | 解説 | 関連ファイル | 使用例 | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
LOADER.4TH(8)          FreeBSD システム管理者マニュアル          LOADER.4TH(8)

名称
     loader.4th -- loader.conf の処理ツール

解説
     loader.4th と呼ばれているファイルは、loader.conf(5) ファイルを操作するよ
     うに設計されている 1 組のコマンドです。デフォルトの /boot/loader.rc は、
     loader.4th を含んでいて、標準の loader.conf(5) ファイルを自動的に読み込
     み、処理するコマンドの 1 つを使用します。他のコマンドは、ユーザが別の設定
     を指定することを助けるために存在します。

     それら自体による loader.4th のコマンドは、ほとんどの用途に十分ではありま
     せん。最も一般的な状況については、下記の使用例を参照し、追加のコマンドに
     ついては、loader(8) を参照してください。

     loader.4th で提供されるコマンドのどれでも使用する前に、次のコマンドによっ
     てインクルードされていなければなりません:

           include loader.4th

     この行は、デフォルトで /boot/loader.rc ファイルに存在するので、通常のセッ
     トアップに必要ではありません (そして、再発行するべきではありません)。

     それによって提供されるコマンドは、次の通りです:
           boot
           boot kernelname [...]
           boot directory [...]
           boot -flag ...         読み込まれる loader.conf(5) ファイルによって
                                  指定されるようにブートします。

                                  渡される引数によって、ブートフラグを上書きす
                                  ることができ、カーネル名またはカーネルとモ
                                  ジュールのための検索パスのいずれかも上書きす
                                  ることができます。

           boot-conf
           boot-conf kernelname [...]
           boot-conf directory [...]
           boot-conf -flag ...    上記に説明された boot と同様に動作しますが、
                                  直ちにブートする代わりに、autoboot を使用す
                                  るので、それを停止することができます。

           start                  /boot/defaults/loader.conf、それで指定された
                                  他のすべての loader.conf(5) ファイルを読み込
                                  み、次に (まだロードされていないなら) 望まし
                                  いカーネルとモジュールをロードします。その
                                  後、システムをブートするために boot または
                                  autoboot コマンドまたは単に exit (提供された
                                  autoboot_delay が NO に設定されていない) を
                                  使用することができます。start は、デフォルト
                                  の /boot/loader.rc ファイル (loader(8) 参照)
                                  で使用されるコマンドです。

           initialize             サポートライブラリを初期化するので、最初に
                                  start を実行せずにコマンドを使用することがで
                                  きます。start のように、(カーネルまたはモ
                                  ジュールをロードしていないところで)
                                  /boot/defaults/loader.conf と、それで指定さ
                                  れた他のすべての loader.conf(5) ファイルを読
                                  み込みます。いずれかの設定ファイルが成功して
                                  ロードされたかどうか示すためにスタックのフラ
                                  グを返します。

           read-conf filename     loader.conf(5) ファイルを読み込んで、処理し
                                  ます。ブートに進行しません。

           enable-module module   module ロードを有効にします。

           disable-module module  module ロードを無効にします。

           toggle-module module   module のロードをオンとオフに切り替えます。

           show-module module     モジュール module に関して loader.conf(5)
                                  ファイルに収集された情報を表示します。

           retry                  モジュールのロードが失敗した後の動作を指定す
                                  るために loader.conf(5) ファイルの内部で使用
                                  されます。

           ignore                 モジュールのロードが失敗した後の動作を指定す
                                  るために loader.conf(5) ファイルの内部で使用
                                  されます。
           try-include file [file ...]
                                  それらが存在するなら、スクリプトファイルを処
                                  理します。ファイルは、順々に、メモリに完全に
                                  読み込まれ、次に、その行の各々は、コマンド行
                                  インタプリタに渡されます。エラーがインタプリ
                                  タによって返されるなら、try-include コマンド
                                  は、他のファイルを読み込まずに、直ちに異常終
                                  了し、エラーなしで静かに返ります。

関連ファイル
     /boot/loader      loader(8)。
     /boot/loader.4th  loader.4th 自体。
     /boot/loader.rc   loader(8) ブートストラップのスクリプト。
     /boot/defaults/loader.conf
                       start コマンドによってロードされるファイル。

使用例
     標準の /boot/loader.rc は、次の通りです:

           include /boot/loader.4th
           start

     標準の設定で別のカーネルをロードする:

           set kernel="kernel.old"
           unload
           boot-conf

     追加の設定ファイルを読み込み、続けてブートする:

           unload
           read-conf /boot/special.conf
           boot-conf

     splash 画面モジュールとビットマップのロードを無効し、続けてブートする:

           unload
           disable-module splash_bmp
           disable-module bitmap
           boot-conf

関連項目
     loader.conf(5), loader(8)

歴史
     loader.4th コマンド一式は、FreeBSD 3.2 ではじめて登場しました。

作者
     loader.4th コマンド一式は、Daniel C. Sobral <dcs@FreeBSD.org> によって書
     かれました。

バグ
     英国のスパイ活動シリーズ (A British espionage series)。訳注: 意味不明。

FreeBSD 12.2                   November 13, 2013                  FreeBSD 12.2

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